JP2006280142A - 誘導電動機のロータ温度演算装置 - Google Patents

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雅樹 河野
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Abstract

【課題】 ロータ温度を容易に算出できる誘導電動機のロータ温度演算装置を提供する。
【解決手段】 誘導電動機8の2次抵抗の温度変化によるすべり周波数補正値を算出する2次抵抗補正値演算手段12と、誘導電動機8のベクトル制御を行うd軸電流指令値とq軸電流指令値とすべり周波数補正値とに基づいて誘導電動機の2次抵抗推定値を算出する2次抵抗推定演算手段13と、基準温度θ°Cにおける2次抵抗の実測値を2次抵抗基準値rθとし、2次抵抗推定値をR2Sとしたとき、ロータ温度T2Sを式(1)により算出するロータ温度演算手段とを備えたものである。
T2S={R2S(235+θ)/rθ}−235・・・・(1)
【選択図】 図1

Description

この発明は、可変電圧可変周波数(VVVF)インバータを介してベクトル制御される誘導電動機のロータ温度を算出するようにした誘導電動機のロータ温度演算装置に関するものである。
従来の誘導電動機のロータ温度演算装置においては、推定ロータ温度を補正後の2次抵抗値と、常温の2次抵抗値を基準に設定した基準2次抵抗値と、誘導電動機のロータ金属材料から決まるロータ温度係数とから算出している(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−262102号公報(第4頁、図1)
従来の誘導電動機のロータ温度演算装置では、補正後の2次抵抗値と基準2次抵抗値とロータ温度係数とに基づいてロータ温度を算出しているので、ロータ温度係数の設定が面倒であるという問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、ロータ温度を容易に算出できる誘導電動機のロータ温度演算装置を提供することを目的としたものである。
可変電圧可変周波数形インバータでベクトル制御される誘導電動機のロータ温度を算出するようにした誘導電動機のロータ温度演算装置において、誘導電動機のベクトル制御を行うq軸電流指令値とq軸電流フィードバック値とに基づいて誘導電動機の2次抵抗の温度変化によるすべり周波数補正値を算出する2次抵抗補正値演算手段と、誘導電動機のベクトル制御を行うd軸電流指令値とq軸電流指令値とすべり周波数補正値とに基づいて誘導電動機の2次抵抗推定値を算出する2次抵抗推定演算手段と、基準温度θ°Cにおける2次抵抗の実測値を2次抵抗基準値rθとし、2次抵抗推定値をR2Sとしたとき、ロータ温度T2Sを式(1)により算出するロータ温度演算手段とを備えたものである。
Figure 2006280142
この発明は、式(1)に示すようにロータ温度θ゜Cにおける2次抵抗基準値rθに基づいて一般式を利用してロータ温度を容易に算出することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における誘導電動機のロータ温度演算装置を示す構成図、図2及び図3は図1の要部を示す構成図である。
図1及び図2において、架線1からパンタグラフ2で直流電力を集電し、直流リアクトル3及びフィルタコンデンサ4を介して可変電圧可変周波数形インバータ5に直流電力が供給される。なお、フィルタコンデンサ4は車輪6からレール7を介して接地される。インバータ5で所定の周波数及び電圧に変換された3相交流電力は車両駆動用誘導電動機8に供給される。誘導電動機8はベクトル制御手段9により制御されるインバータ5で駆動される。ベクトル制御は、電流、電圧、及び磁束をベクトル量として制御するもので、磁束軸に一致した軸をd軸とし、d軸に直交する軸がトルク軸でq軸としたもので、dq軸回転座標系上でインバータ5の制御が行われる。
なお、ベクトル制御手段9には電流検出器10a、10b、10cで検出された3相の各相電流Iu、Iv、Iw及び速度センサ11で検出された誘導電動機8の周波数が入力される。ベクトル制御手段9からは、インバータ5のベクトル制御のために使用されているd軸電流指令値Idr、q軸電流値Iqr、及びトルク分電流フィードバック値Iqfが出力される。そして、q軸電流Iqrとトルク分電流フィードバック値Iqfが2次抵抗補正値演算手段12に入力される。2抵抗補正演算手段12では誘導電動機8の2次抵抗の温度変化によるすべり周波数補正値dIqが算出される。d軸電流指令値Idr、q軸電流Iqr、及びすべり周波数補正値dIqが入力された2次抵抗推定演算手段13により2次抵抗推定値R2Sが算出される。さらに、2次抵抗推定値R2Sが入力されたロータ温度演算手段14によりロータ温度T2Sが算出される。
このように構成された誘導電動機のロータ温度演算装置においては、ベクトル制御手段9では各相電流Iu、Iv、Iw、予め設定された磁束指令値F2R、運転パターン又は運転士のノッチ指令等のトルク指令値Tmrを入力として、式(2)(3)によりそれぞれd軸電流指令値Idr及びq軸電流Iqrが演算される。式(2)(3)において、Mは相互インダクタンス、L2は2次インダクタンス、Pは誘導電動機5の極対数である。
Figure 2006280142
また、ベクトル制御手段9ではd軸電流指令値Idr、q軸電流指令値Iqr、及び各相電流値Iu、Iv、Iwを入力として、式(4)(5)によりd軸電圧指令値Vdr及びq軸電圧指令値Vqrを演算する。式(4)(5)において、R1は誘導電動機8の1次抵抗値、L1は誘導電動機8の1次インダクタンス、σは漏れインダクタンス{1−(M×M)/(L1/L2)}、ω1はインバータ出力周波数、Kpは電流制御比例ゲイン、Kiは電流制御積分ゲイン、sはラプラス演算子、Idfはd軸(磁束分)電流フィードバック値である。
Figure 2006280142
さらに、ベクトル制御手段9ではd軸電流指令値Idr、q軸電流指令値Iqrに基づいてすべり周波数ωsを式(6)により演算する。式(6)において、R2は誘導電動機8の2次抵抗値である。
Figure 2006280142
演算された滑り周波数ωsは、速度センサ11で検出された誘導電動機8のロータ回転周波数が加算されてインバータ5の出力周波数(インバータ周波数)ωiとなる。
2次抵抗補正値演算手段12では、式(7)に示すようにq軸電流指令値Iqrからq軸電流フィードバック値Iqfを減算器15で減算し、その差を積分器16に入力して2次抵抗の温度変化を含むすべり周波数補正値dIqを出力する。なお、積分器16は想定値(設定値)以上の出力にならないように式(8)の制限を設ける。即ち、運転条件によって決められたすべり周波数以上にならないように設定する。式(8)ではすべり周波数が定格値の2倍以上にならないように式(8)が設定されている。
Figure 2006280142
2次抵抗推定演算手段13では、掛け算器17でd軸電流指令値Idrに2πを掛け、さらに掛け算器18で2次インダクタンスL2を掛ける。一方、掛け算器19では2次抵抗推定演算手段13から出力されて前回値保持器20に保持されている2次抵抗推定値R2S(Z)とq軸電流指令値Iqrとを掛け算する。そして、割り算器21で式(9)によりすべり周波数基準値FSPを演算する。続いて、2次抵抗補正値演算手段12から入力されたすべり周波数補正値dIqとすべり周波数基準値FSPとを式(10)に示すように加算機22で加算して補正後のすべり周波数FSを得る。
Figure 2006280142
次に、補正後のすべり周波数FSを一次遅れ器23に通して式(11)に示すように出力FSRを得る。一次遅れ器23を通すことにより、電流に含まれるインバータ5のスイッチングによるリプル成分を取り除く。さらに、2次抵抗R2の変化は誘導電動機8の2次側の時定数L2/R2により速く変化することはないので、一次遅れ器23の時定数T=L2/r25に設定することにより想定外の変化を抑制することができる。なお、r25は25℃における誘導電動機8の2次抵抗値である。
Figure 2006280142
次に式(12)に示すように、一次遅れ器23の出力FSRに掛け算器24で2π×L2を掛ける。続いて、掛け算器24の出力に掛け算器25でq軸電流指令値Iqrを掛ける。さらに、式(12)に示すように掛け算器25の出力を割り算器26においてd軸電流指令値Idrで割ることにより2次抵抗推定値R2Sが得られる。
Figure 2006280142
ロータ温度演算手段14では、誘導電動機8の実測データから決まる25℃の2次抵抗値r25及び2次抵抗推定値R2Sを使用して、式(13)によりロータ温度T2Sを算出する。
Figure 2006280142
即ち、ロータ温度演算手段14において、割り算器27で2次抵抗推定値R2Sを25℃の2次抵抗値r25で割り算する。割り算器27の出力値R2S/r25に25℃の2次抵抗値r25から決まる係数(235+25)を掛け算器28で掛け算する。さらに、減算器29で掛け算器28の出力から235を減算することによりロータ温度T2Sを演算する。
なお、式(13)は式(14)に示す温度tと抵抗値rとの一般式から得られる。即ち、温度θ℃における抵抗値をRθ、基準温度θ゜Cにおける抵抗値をrθとしたとき、温度と抵抗の関係を示す一般式は式(14)の通りである。
Figure 2006280142
式(14)において、θをT2S、θを25、及びrθをr25と置き換えることにより式(13)が得られる。
以上のように、ロータ温度T2Sをロータ温度演算手段14で式(1)により算出することにより、一般式を利用してロータ温度を容易に算出することができる。
この発明を実施するための実施の形態1における誘導電動機のロータ温度演算装置を示す構成図である。 図1の要部を示す構成図である。 図1の要部を示す構成図である。
符号の説明
5 インバータ、8 誘導電動機、12 2次抵抗補正値演算手段、
13 2次抵抗推定演算手段、14 ロータ温度演算手段。

Claims (1)

  1. 可変電圧可変周波数形インバータでベクトル制御される誘導電動機のロータ温度を算出するようにした誘導電動機のロータ温度演算装置において、上記誘導電動機のベクトル制御を行うq軸電流指令値とq軸電流フィードバック値とに基づいて上記誘導電動機の2次抵抗の温度変化によるすべり周波数補正値を算出する2次抵抗補正値演算手段と、上記誘導電動機のベクトル制御を行うd軸電流指令値と上記q軸電流指令値と上記すべり周波数補正値とに基づいて上記誘導電動機の2次抵抗推定値を算出する2次抵抗推定演算手段と、基準温度θ°Cにおける2次抵抗の実測値を2次抵抗基準値rθとし、上記2次抵抗推定値をR2Sとしたとき、上記ロータ温度T2Sを式(1)により算出するロータ温度演算手段とを備えたことを特徴とする誘導電動機のロータ温度演算装置。
    T2S={R2S(235+θ)/rθ}−235・・・・(1)
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