JP2006278063A - 放電灯点灯装置及び照明装置及び照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置及び照明装置及び照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】 共振負荷部間のランプ電流やランプ電圧の差を小さくすることができる放電灯点灯装置及び照明装置及び照明器具を提供する。
【解決手段】 交流電力を出力し出力の周波数を変更可能なインバータ部2と、インバータ部2の出力の周波数を制御する制御部3と、それぞれ放電灯LA,LBに対して直列に接続されるインダクタL1A,L1Bと第1のコンデンサC1A,C1Bとの直列回路を有しインバータ部2の出力端間に互いに並列に接続される複数個の共振負荷部4A,4Bとを備える。共振負荷部4A,4Bのうちいずれの2個についても、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値の比Aと、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値の比Bと、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にあるようにしたので、共振負荷部間4A,4Bのランプ電流やランプ電圧の差を小さくすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、最大消費電力が互いに異なる複数の放電灯を点灯させる放電灯点灯装置及び照明装置及び照明器具に関するものである。
従来から、それぞれ最大消費電力が互いに異なる放電灯が接続される複数個の共振負荷部を備える放電灯点灯装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、「最大消費電力」は、高出力点灯する放電灯については高出力点灯時の消費電力を指し、高出力点灯しない放電灯については定格電力を指す。
この種の放電灯点灯装置として、例えば図1に示すものがある。この放電灯点灯装置は、交流電源ACの出力を一定電圧Vdcの直流出力に変換する直流電源部1と、交流電源ACから直流電源部1への給電をオンオフするスイッチSW1と、直流電源部1の直流出力を高周波の交流出力に変換し出力を変更可能なインバータ部2と、インバータ部2の出力の周波数を制御する制御部3と、インバータ部2の出力端間に互いに並列に接続され互いに最大消費電力が異なる放電灯LA,LBがそれぞれ接続される2個の共振負荷部4A,4Bとを備える。直流電源部1は例えば交流電源ACの出力を全波整流するダイオードブリッジとダイオードブリッジの出力を平滑する平滑コンデンサとインダクタ及びスイッチング素子とを有する周知の昇圧チョッパ回路である。インバータ部2は例えば出力端間に接続された第1のスイッチング素子(図示せず)と入力端間に第1のスイッチング素子に直列に接続された第2のスイッチング素子(図示せず)とを有して共振負荷部4A,4Bとともにいわゆるハーフブリッジ型のインバータ回路を構成する。制御部3は、放電灯LA,LBを始動する際や調光する際には、インバータ部2の第1及び第2のスイッチング素子を交互にオンオフする周波数(以下、「インバータ部2の出力の周波数」と呼ぶ。)を共振負荷部4A,4Bの共振周波数に対して変更することにより、共振負荷部4A,4Bを介して放電灯LA、LBに供給する電力を変更する。
各共振負荷部4A,4Bは、それぞれ、一端がインバータ部2の出力端の一方に接続された直流カット用の第1のコンデンサC1A,C1BとインダクタL1A,L1Bとの直列回路と、一端が放電灯LA,LBの一方のフィラメントを介して前記直列回路の他端に接続され他端が放電灯LA,LBの他方のフィラメントを介してインバータ部2の出力端の他方に接続された第2のコンデンサC2A,C2Bとを有する。ここで、第1のコンデンサC1A,C1Bの容量値は、直流成分を除去するため第2のコンデンサC2A,C2Bの容量値の10倍以上としてある。
このように、複数個の共振負荷部4A,4Bでインバータ部2を共用とすることにより、各共振負荷部4A,4Bにそれぞれインバータ部2を設ける場合に比べて部品点数を削減して製造コストを低減することができる。また、複数個の共振負荷部4A,4Bが並列に接続されているので、直列に接続されている場合と違い、いずれかの共振負荷部4A,4Bで放電灯が取り外された場合でも他の共振負荷部4A,4Bに影響がないという利点もあるため、一般に複数の放電灯LA,LBを点灯させる放電灯点灯装置では、上記のようにインバータ部2に複数個の共振負荷部4A,4Bを互いに並列に接続する構成をとる。
全光点灯時や調光点灯時には共振負荷部4A,4Bは図11(a)の回路と等価と考えることができ、始動時及び予熱時には、放電灯LA,LBのインピーダンスが大きいため図11(b)の回路と等価と考えることができる。なお、図11(a)(b)には、一方の共振負荷部4Aのみを図示したが、他方の共振負荷部4Bも同様である。
特開2004−228049号公報
例えば、各共振負荷部4A,4Bにおいて、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値がそれぞれ0.950mhであって、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値がそれぞれ220nFであって、第2のコンデンサC2A,C2Bのキャパシタンス値がそれぞれ4.3nFである場合を考える。また、以下では、放電灯LA,LBとしては定格電力が34Wであって高出力点灯時の消費電力(すなわち最大消費電力)が48WのFHC34と、定格電力が27Wであって高出力点灯時の消費電力(すなわち最大消費電力)が38WのFHC27と、定格電力が20Wであって高出力点灯時の消費電力(すなわち最大消費電力)が28WのFHC20とのいずれかを用いるとする。上記放電灯LA,LBは、それぞれ次表に示す特性と図12(a)における曲線34L(定格電力34W),27L(定格電力27W),20L(定格電力20W)のV−I特性とを有する。以下、「始動電圧」とは始動時に第2のコンデンサC2A,C2Bの両端間に加わる電圧を指し、「最小始動電圧」とは放電灯LA,LBを点灯させることができる始動電圧の最小値を指し、「予熱電圧」とは予熱時に第2のコンデンサC2A,C2Bの両端間に加わる電圧を指し、「最大予熱電圧」とは予熱時に第2のコンデンサC2A,C2Bの両端間に加わる電圧として許容される最大値を指し、「予熱電流」とは予熱時に共振負荷部4A,4Bに流れる電流を指し、「最小予熱電流」とは予熱時に共振負荷部4A,4Bに最小限流す必要がある電流を指す。
Figure 2006278063
全光点灯時のランプ電流は、上記高出力時ランプ電流を基準として±3%以内とすることが望ましい。また、放電灯LA,LBを確実に点灯させかつ回路部品への電気的負荷を抑えるため、始動電圧は、上記最小始動電圧の1.1倍以上1.5倍未満とすることが望ましい。さらに、予熱電圧は、上記最大予熱電圧の0.9倍未満とすることが望ましい。また、予熱電流は、上記最小予熱電流の1.1倍以上1.3倍未満とすることが望ましい。
上記の条件を満たすには、例えば、インバータ部2の出力の周波数は、全光点灯時には59kHz,調光点灯時には96kHz,始動時には89kHz,予熱時には100kHzとし、直流電源部1の出力Vdcは300Vとする。この場合、インバータ2の出力の周波数と、第2のコンデンサC2A,C2Bの両端電圧との関係(以下、「周波数―電圧特性」と呼ぶ。)は、図12(b)のようになる。図12(b)では、定格電圧が34W,27W,20Wの各放電灯LA,LBに対し、全点灯時の特性を曲線34F,27F,20Fで示し、調光点灯時の特性を曲線34D,27D,20Dで示し、始動時及び予熱時の特性を曲線Sで示している。また、全光点灯時、調光点灯時、始動時、予熱時の各周波数における各曲線上の点にそれぞれ印を付している。
この場合、各共振負荷部4A,4BのV−I特性は、図12(a)に示すように、調光時には曲線Dのようになり、全光点灯時には曲線Fのようになる。各放電灯4A,4Bの両端電圧(以下、「ランプ電圧」という。)及び放電灯LA,LBに流れる電流(以下、「ランプ電流」という。)、すなわち動作点は、放電灯LA,LBのV−I特性の曲線20L,27L,34Lと共振負荷部4A,4BのV−I特性の曲線D,Lとの交点となる。
各共振負荷部4A,4Bで、取り付けられる放電灯LA,LBの定格電力に対し、全光点灯時ランプ電流、調光点灯時ランプ電流、始動電圧、予熱電圧、予熱電流は、それぞれ次表のようになる。
Figure 2006278063
ここで、放電灯LA,LBの定格電力によらず放電灯LA,LBの光出力が均一となるように、放電灯LA,LB間でのランプ電流の差は小さく押えることが望ましい。しかし、上記のように、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値やインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値を各共振負荷部4A,4Bで互いに共通とした場合、図12(a)に破線で示すように、ランプ電流が放電灯LA,LBの定格電力に応じて大きく異なるという問題がある。具体的には、放電灯LA,LB間でのランプ電流の差は±3%未満とするのが望ましいが、上記従来例では、定格電力が34Wの場合を基準とすると、定格電力が27Wの場合と定格電力が20Wの場合とで、全光点灯時・調光点灯時ともにランプ電流の差が5%以上と大きくなってしまっている。
放電灯LA,LB間のランプ電流の差を小さくする方法としては、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値を放電灯LA,LBの定格電力に応じて異ならせるという方法が考えられる。例えば、定格電力が34W,27W,20Wの放電灯に対し、それぞれインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値を0.950mH,1.000mH,1.050mHとし、第1のコンデンサC1A,C1B及び第2のコンデンサC2A,C2Bのキャパシタンス値は上記従来例における値と共通とする。また、インバータ部2の出力の周波数は、全光点灯時には59kHz,調光点灯時には96kHz,始動時には87kHz,予熱時には96kHzとし、直流電源部1の出力Vdcは300Vとする。この場合の共振負荷部4A,4BのV−I特性を図13(a)に示す。図13(a)では、定格電圧が34W,27W,20Wの各放電灯LA,LBに対し、全光点灯時の特性を曲線34F,27F,20Fで示し、調光点灯時の特性を曲線34D,27D,20Dで示している。共振負荷部4A,4BのV−I特性が放電灯LA,LBのV−I特性に応じて異なり、ランプ電流が放電灯LA,LBの定格電力によらず略一定となっているから、上記問題は解決されている。
しかし、インバータ部2の出力の周波数fに対する第2のコンデンサC2A,C2Bの両端電圧Vc2が、始動時及び予熱時に、放電灯LA,LBの定格電力によって大きく異なってしまう。インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値を上記のようにした場合の周波数−電圧特性を図13(b)に示す。図13(b)では、定格電圧が34W,27W,20Wの各放電灯LA,LBに対し、全点灯時の特性を曲線34F,27F,20Fで示し、調光点灯時の特性を曲線34D,27D,20Dで示し、始動時及び予熱時の特性を34S,27S,20Sで示している。
各共振負荷部4A,4Bで、取り付けられる放電灯LA,LBの定格電力に対し、全光点灯時ランプ電流、調光点灯時ランプ電流、始動電圧、予熱電圧、予熱電流は、それぞれ次表のようになる。
Figure 2006278063
従って、直流電源部1の出力やインバータ部2の出力の周波数を、定格電力が大きい放電灯LA,LBに合わせると定格電力が小さい放電灯LA,LBに過剰な負荷がかかり、定格電力が小さい放電灯LA,LBに合わせると定格電力が大きい放電灯LA,LBを確実に点灯させることができないという問題がある。
放電灯LA,LB間でランプ電流を共通とする方法として、他には例えば周知のバランサを介して放電灯LA,LBを互いに並列に接続する方法や、共振負荷部4A,4Bや放電灯LA,LBを互いに直列に接続する方法があるが、いずれの方法でも、1個の放電灯LA,LBが取り外されただけで他の放電灯LA,LBが点灯できなくなるという問題がある。また、放電灯LA,LB間でランプ電流を共通とする他の方法として、特開平11−26174号公報に記載されているように、インピーダンスを介して共振負荷部4A,4B間を接続するという方法もあるが、この方法では部品を追加する必要があるため製造コストが増大する。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、複数の共振負荷部間のランプ電流やランプ電圧の差を小さくすることができる放電灯点灯装置及び照明装置及び照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、交流電力を出力し出力の周波数を変更可能なインバータ部と、インバータ部の出力の周波数を制御する制御部と、インバータ部の出力端間に互いに並列に接続され互いに最大消費電力が異なる放電灯がそれぞれ接続される複数の共振負荷部とを備え、各共振負荷部は、それぞれ、一端がインバータ部の出力端の一方に接続されたインダクタと第1のコンデンサとの直列回路と、一端が放電灯の一方のフィラメントを介して前記直列回路の他端に接続され他端が放電灯の他方のフィラメントを介してインバータ部の出力端の他方に接続される第2のコンデンサとを有し、共振負荷部のうちいずれの2個についても、インダクタのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値の比Aと、第1のコンデンサのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯の最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にあることを特徴とする。
この発明によれば、第1のコンデンサのキャパシタンスを共振負荷部間で共通とする場合に比べ、共振負荷部間のランプ電流やランプ電圧の差を小さくすることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、交流電力を出力し出力の周波数を変更可能なインバータ部と、インバータ部の出力の周波数を制御する制御部と、インバータ部の出力端間に互いに並列に接続され互いに最大消費電力が異なる放電灯がそれぞれ接続される複数の共振負荷部とを備え、各共振負荷部は、それぞれ、インバータ部の出力端間に放電灯とともに直列に接続されるインダクタと第1のコンデンサとの直列回路と、第1のコンデンサと放電灯との直列回路に対して並列に接続される第3のコンデンサとを有し、共振負荷部のうちいずれの2個についても、インダクタのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値の比Aと、第1のコンデンサのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯の最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にあることを特徴とする。
この発明によれば、第1のコンデンサのキャパシタンスを共振負荷部間で共通とする場合に比べ、共振負荷部間のランプ電流やランプ電圧の差を小さくすることができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、接続される放電灯の最大消費電力が大きい共振負荷部ほど、第1のコンデンサのキャパシタンス値を大きくしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または請求項2の発明において、接続される放電灯の最大消費電力が大きい共振負荷部ほど、第1のコンデンサのキャパシタンス値を小さくしたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか記載の放電灯点灯装置と、それぞれ共振負荷部に取り付けられた複数個の放電灯とを備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれか記載の放電灯点灯装置と、放電灯点灯装置を保持し施行面に取り付けられる器具本体とを備えることを特徴とする。
本発明は、インバータ部の出力端間に放電灯に対して直列に接続されるインダクタと第1のコンデンサとの直列回路をそれぞれ有する共振負荷部を複数個備え、共振負荷部のうちいずれの2個についても、インダクタのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値の比Aと、第1のコンデンサのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯の最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にあるようにしたので、第1のコンデンサのキャパシタンスを共振負荷部間で共通とする場合に比べ、共振負荷部間のランプ電流やランプ電圧の差を小さくすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
本実施形態の基本構成は従来例と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値及び第2のコンデンサC2A,C2Bのキャパシタンス値をそれぞれ各共振負荷部4A,4Bで共通とするとともに、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力が大きい共振負荷部4A,4Bほど、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値を小さく、すなわち共振周波数を大きくしている。
具体的には、各共振負荷部4A,4Bについて、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値をそれぞれ1.200mHとし、第2のコンデンサC2A,C2Bのキャパシタンス値をそれぞれ4.5nFとしている。また、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値を、接続される放電灯LA,LBの定格電力が34Wである場合には36nF、27Wである場合には55nF、20Wである場合には75nFとしている。
従って、次表に示すように、共振負荷部4A,4B間で放電灯LA,LBの定格電力の組み合わせが34Wと27W,27Wと20W,20Wと30Wのいずれであっても、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部4A,4BのインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部4A,4BのインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1の比Aと、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部4A,4Bの第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部4A,4Bの第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部4A,4Bの放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部4A,4Bの放電灯LA,LBの最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にある。
Figure 2006278063
つまり、共振負荷部4A,4B間で、放電灯LA,LBの最大消費電力が異なる程度よりも大きく第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値を異ならせている。
因みに、上記のA,B,Cの関係は、図12(a)(b)の従来例ではC>A=Bであり、図13(a)(b)の従来例ではC>A>Bである。
また、インバータ部2の出力の周波数を、全光点灯時には55kHz,調光点灯時には85kHz,始動時には80kHz,予熱時には86kHzとし、直流電源部1の出力Vdcを300Vとしている。
本実施形態の共振負荷部4A,4BのV−I特性を図2(a)に示し、周波数−電圧特性を図2(b)に示す。図2(a)(b)において、従来例の図13(a)(b)に対し対応する曲線には同じ符号を付している。
各共振負荷部4A,4Bで、取り付けられる放電灯LA,LBの定格電力に対し、全光点灯時ランプ電流、調光点灯時ランプ電流、始動電圧、予熱電圧、予熱電流は、それぞれ次表のようになる。
Figure 2006278063
ここで、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値を大きくすると、共振周波数に対する第2のコンデンサC2A,C2Bのキャパシタンス値の寄与が小さくなり、全光点灯時及び調光点灯時の共振周波数が始動時及び予熱時の共振周波数に近くなって全光点灯時及び調光点灯時のランプ電流が増加する。つまり、本実施形態では、接続される放電灯LA,LBの定格電力が高い、すなわち、放電灯LA,LBのインピーダンスが高くランプ電流が低くなりやすい共振負荷部4A,4Bほど第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値を大きくすることにより、全光点灯時や調光点灯時のランプ電流を放電灯LA,LBの定格電力によらず略一定としている。
また、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値は、第2のコンデンサC2A,C2Bのキャパシタンス値の8倍以上大きいから、共振負荷部4A,4Bの等価回路が図11(b)のようになる予熱時及び始動時では、第1のコンデンサC1A,C1Bと第2のコンデンサC2A,C2Bとの合成容量について共振負荷部4A,4B間で差が小さくなっている。つまり、共振負荷部4A,4B間で特性の差が小さいから、予熱電圧や始動電圧の差が小さくなっている。
上記構成によれば、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値を共振負荷部4A,4B間で共通とする場合に比べ、共振負荷部4A,4B間のランプ電流やランプ電圧の差を小さくすることができる。
また、インダクタL1のインダクタンス値を共振負荷部4A,4B間で共通としていることにより、各共振負荷部4A,4BでインダクタL1として同じ仕様で大量に製造されたものを用いて製造コストを低減することができる。
なお、図3に示すように、1個のインダクタL1を複数の共振負荷部4A,4Bで共用としてもよい。この構成を採用すれば、共振負荷部4A,4B毎にインダクタL1A,L1Bを設ける場合に比べ、部品点数を削減して製造コストを低減することができる。
(実施形態2)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力が大きい共振負荷部4A,4Bほど、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値を小さくする一方で、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値を大きくし、全体として共振周波数を大きくしている。つまり、放電灯LA,LBのインピーダンスの差による全光点灯及び調光点灯時の特性の差をインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値によって補う一方で、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値の差による予熱時及び始動時の特性の差をコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値によって補っている。
具体的には、各共振負荷部4A,4Bにおいて、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1と、第2のコンデンサC2A,C2Bのキャパシタンス値C2と、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値C1とを、接続される放電灯LA,LBの定格電力に応じてそれぞれ次表のようにしている。
Figure 2006278063
そして、次表に示すように、共振負荷部4A,4B間で放電灯LA,LBの定格電力の組み合わせが34Wと27W,27Wと20W,20Wと30Wのいずれであっても、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部4A,4BのインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部4A,4BのインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1の比Aと、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部4A,4Bの第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部4A,4Bの第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部4A,4Bの放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部4A,4Bの放電灯LA,LBの最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にある。
Figure 2006278063
つまり、共振負荷部4A,4B間で、放電灯LA,LBの最大消費電力が異なる程度よりも大きく第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値を異ならせ、かつ、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1が異なる程度を放電灯LA,LBの最大消費電力が異なる程度よりも小さくしている。
また、インバータ部2の出力の周波数を、全光点灯時には71kHz,調光点灯時には97kHz,始動時には88kHz,予熱時には98kHzとし、直流電源部1の出力は300Vとしている。
本実施形態の共振負荷部4A,4BのV−I特性を図4(a)に示し、周波数−電圧特性を図4(b)に示す。図4(a)(b)において、従来例の図13(a)(b)に対し対応する曲線には同じ符号を付している。
各共振負荷部4A,4Bで、取り付けられる放電灯LA,LBの定格電力に対し、全光点灯時ランプ電流、調光点灯時ランプ電流、始動電圧、予熱電圧、予熱電流は、それぞれ次表のようになる。
Figure 2006278063
上記構成によれば、実施形態1に比べ、共振負荷部4A,4B間のランプ電流やランプ電圧の差をさらに小さくすることができる。
(実施形態3)
本実施形態の基本構成は実施形態1と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態は、図5に示すように、共振負荷部4A,4Bの構成が実施形態1とは異なる。本実施形態の各共振負荷部4A,4Bは、それぞれ、インバータ部1の出力端間に放電灯LA,LBとともに直列に接続されるインダクタL1A,L1Bと第1のコンデンサC1A,C1Bとの直列回路と、第1のコンデンサC1A,C1Bと放電灯LA,LBとの直列回路に対して並列に接続される第3のコンデンサC3A,C3Bと、各フィラメントの両端間にそれぞれ接続され予熱時に予熱電流を供給する予熱部5とを有する。なお、予熱部5は周知の技術で実現可能であるので、詳細な回路についての説明は省略する。本実施形態の回路構成によれば、インバータ部2の出力の周波数を共振負荷部4A,4Bの共振周波数に対して高くしても、第3のコンデンサC3Aによってランプ電圧が確保され放電灯LA,LBの立ち消えやチラツキが防止されるから、実施形態1の回路構成に比べてより深い調光が可能となる。
全光点灯時や調光点灯時には共振負荷部4Aは図6(a)の回路と等価と考えることができ、始動時及び予熱時には、放電灯LA,LBのインピーダンスが大きいため図6(b)の回路と等価と考えることができる。なお、図6(a)(b)には、一方の共振負荷部4Aのみを図示したが、他方の共振負荷部4Bも同様である。本実施形態では、予熱時及び始動時の第3のコンデンサC3A,C3Bの両端電圧をそれぞれ予熱電圧及び始動電圧と呼ぶ。
また、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値を各共振負荷部4A,4Bで共通とするとともに、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力が大きい共振負荷部4A,4Bほど、第1のコンデンサC1A,C1B及び第3のコンデンサC3A,C3Bのキャパシタンス値をそれぞれ小さく、すなわち共振周波数を大きくしている。
具体的には、各共振負荷部4A,4Bについて、取り付けられる放電灯LA,LBの定格電力に対し、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1と、第3のコンデンサC3A,C3Bのキャパシタンス値C3と、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値C1とを、それぞれ次表のようにしている。
Figure 2006278063
従って、次表に示すように、共振負荷部4A,4B間で放電灯LA,LBの定格電力の組み合わせが34Wと27W,27Wと20W,20Wと30Wのいずれであっても、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部4A,4BのインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部4A,4BのインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1の比Aと、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部4A,4Bの第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部4A,4Bの第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部4A,4Bの放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部4A,4Bの放電灯LA,LBの最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にある。
Figure 2006278063
つまり、共振負荷部4A,4B間で、放電灯LA,LBの最大消費電力が異なる程度よりも大きく第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値を異ならせている。
また、インバータ部2の出力の周波数を、全光点灯時には50kHz,調光点灯時には101kHz,始動時には89kHz,予熱時には105kHzとし、直流電源部1の出力電圧Vdcを300Vとしている。
本実施形態の共振負荷部4A,4BのV−I特性を図7(a)に示し、周波数−電圧特性を図7(b)に示す。図7(b)の縦軸は、第3のコンデンサC3A,C3Bの両端電圧としている。また、図7(a)(b)において、従来例の図13(a)(b)に対し対応する曲線には同じ符号を付している。
各共振負荷部4A,4Bで、取り付けられる放電灯LA,LBの定格電力に対し、全光点灯時ランプ電流、調光点灯時ランプ電流、始動電圧、予熱電圧は、それぞれ次表のようになる。
Figure 2006278063
上記構成によれば、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値を共振負荷部4A,4B間で共通とする場合に比べ、共振負荷部4A,4B間のランプ電流やランプ電圧の差を小さくすることができる。
なお、図8に示すように、1個のインダクタL1を複数の共振負荷部4A,4Bで共用としてもよい。この構成を採用すれば、共振負荷部4A,4B毎にインダクタL1A,L1Bを設ける場合に比べ、部品点数を削減して製造コストを低減することができる。
(実施形態4)
本実施形態の基本構成は実施形態3と共通であるので、共通する部分については同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力が大きい共振負荷部4A,4Bほど、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値を大きくする一方で第1のコンデンサC1A,C1B及び第3のコンデンサC3A,C3Bのキャパシタンス値のキャパシタンス値をそれぞれ小さくし、全体として共振周波数を大きくしている。
具体的には、各共振負荷部4A,4Bについて、取り付けられる放電灯LA,LBの定格電力に対し、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1と、第3のコンデンサC3A,C3Bのキャパシタンス値C3と、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値C1とは、それぞれ次表のようにしている。
Figure 2006278063
従って、次表に示すように、共振負荷部4A,4B間で放電灯LA,LBの定格電力の組み合わせが34Wと27W,27Wと20W,20Wと30Wのいずれであっても、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部4A,4BのインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部4A,4BのインダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1の比Aと、第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部4A,4Bの第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部4A,4Bの第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯LA,LBの最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部4A,4Bの放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部4A,4Bの放電灯LA,LBの最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にある。
Figure 2006278063
つまり、共振負荷部4A,4B間で、放電灯LA,LBの最大消費電力が異なる程度よりも大きく第1のコンデンサC1A,C1Bのキャパスタンス値を異ならせ、かつ、インダクタL1A,L1Bのインダクタンス値L1が異なる程度を放電灯LA,LBの最大消費電力が異なる程度よりも小さくしている。
また、インバータ部2の出力の周波数を、全光点灯時には52kHz,調光点灯時には90kHz,始動時には80kHz,予熱時には100kHzとし、直流電源部1の出力電圧Vdcを300Vとしている。
本実施形態の共振負荷部4A,4BのV−I特性を図9(a)に示し、周波数−電圧特性を図9(b)に示す。図9(b)の縦軸は、第3のコンデンサC3A,C3Bの両端電圧としている。また、図9(a)(b)において、従来例の図13(a)(b)に対し対応する曲線には同じ符号を付している。
各共振負荷部4A,4Bで、取り付けられる放電灯LA,LBの定格電力に対し、全光点灯時ランプ電流、調光点灯時ランプ電流、始動電圧、予熱電圧、予熱電流は、それぞれ次表のようになる。
Figure 2006278063
上記構成によれば、実施形態3に比べ、共振負荷部4A,4B間のランプ電流やランプ電圧の差をさらに小さくすることができる。
ここで、実施形態1〜4の放電灯点灯装置は、放電灯点灯装置を保持するとともに例えばねじ止めによって天井面のような施行面(図示せず)に取り付けられる器具本体とを備える照明器具や、前記照明器具に放電灯LA,LBを取り付けてなる照明装置に用いることができる。このような照明装置の一例を図10(a)(b)に示す。この照明装置は、それぞれ環形状の放電灯LA,LBと、直流電源部1とインバータ部2と制御部3と共振負荷部4A,4Bをそれぞれ構成する各回路部品と放電灯LA,LBが取り付けられるソケット(図示せず)とがそれぞれ実装されたプリント配線板13と、プリント配線板13を保持するとともに天井面に取り付けられる器具本体10と、器具本体10に機械的に結合してプリント配線板13を覆い放電灯LA,LBの光を反射する反射板12と、透光性を有する材料からなり器具本体10に結合して反射板12と放電灯LA,LBとを覆うセード11とを備える。
なお、実施形態1〜4において、共振負荷部4A,4Bを3個以上設けてもよい。この場合、共振負荷部4A,4Bのうちいずれの2個をとっても、共振負荷部4A,4B間で上記の値A,B,CがB>C>Aの関係を満たすようにすればよい。
また、放電灯LA,LBはFHC形に限られず、例えばFCL形やFHD形の蛍光灯であってもよい。
放電灯点灯装置の回路の一例を示す回路図である。 本発明の実施形態1の動作を示す図であり、(a)は放電灯と共振負荷部とのそれぞれについて電流と両端電圧との関係を示し、(b)は始動及び予熱時と調光点灯時と全光点灯時とのそれぞれについてインバータ部の出力の周波数と第2のコンデンサの両端電圧との関係を示す。 同上の別の形態を示す回路図である。 本発明の実施形態2の動作を示す図であり、(a)は放電灯と共振負荷部とのそれぞれについて電流と両端電圧との関係を示し、(b)は始動及び予熱時と調光点灯時と全光点灯時とのそれぞれについてインバータ部の出力の周波数と第2のコンデンサの両端電圧との関係を示す。 本発明の実施形態3の回路を示す回路図である。 同上の共振負荷部の等価回路を示す回路図であり、(a)は調光点灯時及び全光点灯時における等価回路を示し、(b)は始動及び予熱時における等価回路を示す。 同上の動作を示す図であり、(a)は放電灯と共振負荷部とのそれぞれについて電流と両端電圧との関係を示し、(b)は始動及び予熱時と調光点灯時と全光点灯時とのそれぞれについてインバータ部の出力の周波数と第3のコンデンサの両端電圧との関係を示す。 同上の別の形態を示す回路図である。 本発明の実施形態4の動作を示す図であり、(a)は放電灯と共振負荷部とのそれぞれについて電流と両端電圧との関係を示し、(b)は始動及び予熱時と調光点灯時と全光点灯時とのそれぞれについてインバータ部の出力の周波数と第3のコンデンサの両端電圧との関係を示す。 本発明に係る照明装置及び照明器具を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は一部破断した側面図である。 図1の共振負荷部の等価回路を示す回路図であり、(a)は調光点灯時及び全光点灯時における等価回路を示し、(b)は始動及び予熱時における等価回路を示す。 従来例の動作を示す図であり、(a)は放電灯と共振負荷部とのそれぞれについて電流と両端電圧との関係を示し、(b)は始動及び予熱時と調光点灯時と全光点灯時とのそれぞれについてインバータ部の出力の周波数と第2のコンデンサの両端電圧との関係を示す。 別の従来例の動作を示す図であり、(a)は放電灯と共振負荷部とのそれぞれについて電流と両端電圧との関係を示し、(b)は始動及び予熱時と調光点灯時と全光点灯時とのそれぞれについてインバータ部の出力の周波数と第2のコンデンサの両端電圧との関係を示す。
符号の説明
2 インバータ部
3 制御部
4A,4B 共振負荷部
C1A,C1B 第1のコンデンサ
C2A,C2B 第2のコンデンサ
C3A,C3B 第3のコンデンサ
L1A,L1B インダクタ
LA,LB 放電灯

Claims (6)

  1. 交流電力を出力し出力の周波数を変更可能なインバータ部と、インバータ部の出力の周波数を制御する制御部と、インバータ部の出力端間に互いに並列に接続され互いに最大消費電力が異なる放電灯がそれぞれ接続される複数の共振負荷部とを備え、
    各共振負荷部は、それぞれ、一端がインバータ部の出力端の一方に接続されたインダクタと第1のコンデンサとの直列回路と、一端が放電灯の一方のフィラメントを介して前記直列回路の他端に接続され他端が放電灯の他方のフィラメントを介してインバータ部の出力端の他方に接続される第2のコンデンサとを有し、
    共振負荷部のうちいずれの2個についても、インダクタのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値の比Aと、第1のコンデンサのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯の最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にあることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 交流電力を出力し出力の周波数を変更可能なインバータ部と、インバータ部の出力の周波数を制御する制御部と、インバータ部の出力端間に互いに並列に接続され互いに最大消費電力が異なる放電灯がそれぞれ接続される複数の共振負荷部とを備え、
    各共振負荷部は、それぞれ、インバータ部の出力端間に放電灯とともに直列に接続されるインダクタと第1のコンデンサとの直列回路と、第1のコンデンサと放電灯との直列回路に対して並列に接続される第3のコンデンサとを有し、
    共振負荷部のうちいずれの2個についても、インダクタのインダクタンス値がより小さい一方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値に対する他方の共振負荷部のインダクタのインダクタンス値の比Aと、第1のコンデンサのキャパシタンス値がより小さい一方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値に対する他方の共振負荷部の第1のコンデンサのキャパスタンス値の比Bと、接続される放電灯の最大消費電力がより小さい一方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力に対する他方の共振負荷部の放電灯の最大消費電力の比Cとが、B>C>Aの関係にあることを特徴とする放電灯点灯装置。
  3. 接続される放電灯の最大消費電力が大きい共振負荷部ほど、第1のコンデンサのキャパシタンス値を大きくしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  4. 接続される放電灯の最大消費電力が大きい共振負荷部ほど、第1のコンデンサのキャパシタンス値を小さくしたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の放電灯点灯装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載の放電灯点灯装置と、それぞれ共振負荷部に取り付けられた複数個の放電灯とを備えることを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか記載の放電灯点灯装置と、放電灯点灯装置を保持し施行面に取り付けられる器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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CN112737342A (zh) * 2020-12-28 2021-04-30 浙江大学 一种双向谐振式cllc变换器参数优化设计方法

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