JP2006277561A - 製品構成管理プログラム、製品構成管理方法および製品構成管理装置 - Google Patents

製品構成管理プログラム、製品構成管理方法および製品構成管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】部品表の流用を行う場合に流用元で行われた変更を流用先に自動的に反映させること。
【解決手段】構成管理情報DB110に構成管理情報を記憶し、マイナ設定部120が二つの部品表間に流用関係を設定し、マイナ解除部130がマイナ設定後にマイナ構成で編集された部品について流用関係を解除し、マイナ反映部140が部品ごとに流用関係ならびにマイナ設定後のマイナ元構成およびマイナ構成の変更情報を用いてマイナ反映対象であるか否かを判定してマイナ反映対象にだけマイナ元構成の変更をマイナ構成に反映するよう構成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理プログラム、製品構成管理方法および製品構成管理装置に関し、特に、製品構成情報の流用後に行われた流用元での変更を流用先に自動的に反映し、もって流用設計における設計精度を向上することができる製品構成管理プログラム、製品構成管理方法および製品構成管理装置に関するものである。
PDM(Product Data Management)などで製品構成情報を用いて製品の構成管理を行う場合には、生産効率、品質向上、コスト削減を図るため、過去に作成された製品構成情報を流用することが多い。ここで、製品の構成管理とは、製品を部品単位に分解して得られるツリー構造の情報を用いて製品を管理することである。
また、特許文献1には、一つの製品の設計を複数の設計者が行う場合に、いずれかの設計者が設計書を修正すると、他の設計者に対してもその修正が反映され、複数設計者による同時設計を可能とする技術が記載されている。
特開平7−93387号公報
しかしながら、PDMなどで製品構成情報を流用し、流用元の製品構成情報に変更が行われた場合には、流用元の変更が流用先の製品構成情報には反映されないという問題がある。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、製品構成情報の流用後に行われた流用元での変更を流用先に自動的に反映し、もって流用設計における設計精度を向上することができる製品構成管理プログラム、製品構成管理方法および製品構成管理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る製品構成管理プログラムは、製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理プログラムであって、ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定手順と、前記流用関係設定手順により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定し、流用関係を設定した流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映するよう構成したので、流用元と流用先の間の整合性を確保することができる。
また、請求項2の発明に係る製品構成管理プログラムは、請求項1の発明において、前記製品構成情報には製品の部品構成に関する情報を含み、前記変更反映手順は、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないことを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、製品構成情報には製品の部品構成に関する情報を含み、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないよう構成したので、流用先構成に対する変更は保存しながら流用元構成での変更を流用先構成に反映することができる。
また、請求項3の発明に係る製品構成管理プログラムは、請求項2の発明において、前記流用関係設定手順は、流用先構成の部品については流用された部品であることを示す流用フラグの設定を行うとともに、前記流用関係を設定した際の製品構成情報を履歴情報として記憶し、流用先構成において変更が行われた部品については前記流用フラグの設定を解除する設定解除手順をさらにコンピュータに実行させ、前記変更反映手順は、流用元構成と流用先構成との間に差異がある場合に、流用元構成と流用先構成のいずれにおいて変更が行われたかを前記流用フラグおよび前記履歴情報を用いて判定し、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないことを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、流用先構成の部品については流用された部品であることを示す流用フラグの設定を行うとともに、流用関係を設定した際の製品構成情報を履歴情報として記憶し、流用先構成において変更が行われた部品については流用フラグの設定を解除し、流用元構成と流用先構成との間に差異がある場合に、流用元構成と流用先構成のいずれにおいて変更が行われたかを流用フラグおよび履歴情報を用いて判定し、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないよう構成したので、流用元構成の変更の反映対象を正確に特定して変更を反映することができる。
また、請求項4の発明に係る製品構成管理方法は、製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理方法であって、ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定工程と、前記流用関係設定工程により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定し、流用関係を設定した流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映するよう構成したので、流用元と流用先の間の整合性を確保することができる。
また、請求項5の発明に係る製品構成管理装置は、製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理装置であって、ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定手段と、前記流用関係設定手段により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定し、流用関係を設定した流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映するよう構成したので、流用元と流用先の間の整合性を確保することができる。
請求項1、4および5の発明によれば、流用元と流用先の間の整合性を確保するので、流用設計における設計精度を向上することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、流用先構成に対する変更は保存しながら流用元構成での変更を流用先構成に反映するので、流用後に流用先構成に対して行った変更を再度行う手間を省くことができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、流用元構成の変更の反映対象を正確に特定して変更を反映するので、流用設計における設計精度を向上することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る製品構成管理プログラム、製品構成管理方法および製品構成管理装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、本実施例では、製品の部品構成に関する情報である部品表の管理に本発明を適用した場合を中心に説明する。
まず、本実施例に係る製品構成管理装置による部品表流用管理の概念について説明する。図1は、本実施例に係る製品構成管理装置による部品表流用管理の概念を説明するための説明図である。
同図(a)は、部品表流用の概念を示す図であり、「部品1」、「部品2」および「部品3」の部品から構成される製品「上位品番A」の部品表が、製品「上位品番B」の部品表に流用される場合を示す。なお、ここでは、流用元の部品表を「マイナ元構成」と呼び、流用先の部品表を「マイナ構成」と呼ぶこととする。また、ここでは、部品構成が1レベルの場合を示すが、「部品1」が複数の部品から構成される場合など、部品構成は複数のレベルから構成される。
同図(b)は、「上位品番A」の部品表と「上位品番B」の部品表との間に流用関係を設定することを示し、ここでは、部品表間に流用関係を設定することを「マイナ設定」と呼ぶこととする。
同図(c)は、マイナ設定が行われた「上位品番B」の部品表の「部品2」についてPS(Parts Structure)属性が編集された場合を示す。ここで、PS属性とは、部品を作成する場合の工程や代替部品などの部品の属性である。このように、ある部品について編集が行われると、本実施例に係る製品構成管理装置は、その部品についての流用関係を削除する。なお、部品間で流用関係を削除することを、ここでは「マイナ解除」と呼ぶこととする。
同図(d)は、流用元の部品表に対して行われた変更の流用先への反映を示す図である。なお、ここでは、流用元の部品表に対して行われた変更を流用先へ反映することを「マイナ反映」と呼ぶこととする。
この例では、マイナ設定後に流用元の部品表から「部品1」および「部品2」が削除され、「部品3」が「部品5」に変更され、「部品6」が追加されている。このような変更が行われた流用元の部品表に関してマイナ反映を行うと、本実施例に係る製品構成管理装置は、流用先の部品表から「部品1」を削除するが、「部品2」は流用先で編集が行われているため削除しない。また、「部品3」は流用元の変更を反映して「部品5」に変更し、「部品6」を追加する。
このように、本実施例に係る製品構成管理装置は、マイナ設定後に行われた流用元の変更を流用先に自動的に反映することによって、流用設計における部品表の精度を向上することができる。また、流用先で部品情報の変更が行われた場合には、変更が行われた部品については、流用元の変更を反映しないことによって、流用先で固有な設計情報が元に戻されることを防ぐことができる。
次に、本実施例に係る製品構成管理装置の構成について説明する。図2は、本実施例に係る製品構成管理装置の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この製品構成管理装置100は、構成管理情報DB110と、マイナ設定部120と、マイナ解除部130と、マイナ反映部140とを有する。
構成管理情報DB110は、部品表に関する情報など、製品構成を管理するための構成管理情報を記憶したデータベースである。図3は、構成管理情報DB110が記憶する構成管理情報の例を示す図である。
同図に示すように、この構成管理情報には、品目情報111と、構成情報112と、マイナ履歴113とが含まれる。品目情報111は、製品や部品などの品目に関する情報であり、品目を識別する品番と、流用元の品番を示す母体品番とを含む。
構成情報112は、部品構成に関する情報であり、部品の親となる品目を示す親品番と、部品を参照するための参照番号(Ref)と、部品を示す子品番と、子品番で示す部品が複数の同一部品から構成される場合に各同一部品を特定するための員数分子および員数分母と、部品を作成する場合の工程情報を示す工程と、代替品を示すPS代替と、マイナフラグとを含む。
ここで、マイナフラグは、部品が流用先で編集されたか否かを示すフラグであり、部品が流用先で編集されていない場合には、この値が「1」であり、部品が流用先で編集されると「0」となる。このマイナフラグを用いて流用先での部品の編集を管理することによって、流用先で編集された情報がマイナ反映により削除されることを防ぐことができる。
マイナ履歴113は、マイナ設定を行った際の部品構成に関する情報であり、流用先の親品番と、マイナ設定を行ったマイナ登録者と、マイナ設定が行われたマイナ登録日と、マイナ設定時の流用元の構成情報112であるマイナ元PS情報を含む。
マイナ設定後に、流用元の部品表の情報および流用先の部品表の情報はともに変更される可能性があり、マイナ設定時の部品構成に関する情報をマイナ履歴113として記憶することによって、マイナ設定後の流用元および流用先の部品構成に関する情報について行われた変更を特定することができる。
マイナ設定部120は、利用者の指示に基づいて二つの部品表の間にマイナ設定を行う処理部である。図4は、利用者によるマイナ設定操作の例を示す図である。同図(a)は、利用者が「上位品番A」を構成する三つの部品「部品1」、「部品2」および「部品3」をコピーして「上位品番B」に貼り付けることによって「上位品番A」と「上位品番B」との間のマイナ設定を指示する例を示す。また、同図(b)は、利用者が「上位品番A」を「上位品番B」に書き換えて保存することによって「上位品番A」と「上位品番B」との間にマイナ設定を指示する例を示す。
マイナ解除部130は、マイナ設定されたマイナ構成の部品が編集された場合に、その部品についてマイナ解除を行う処理部である。具体的には、このマイナ解除部130は、マイナ構成の構成情報112のその部品に対応するマイナフラグを「0」にすることでマイナ解除を行う。
マイナ反映部140は、マイナ構成に対してマイナ反映を行う処理部である。具体的には、このマイナ反映部140は、マイナ元構成とマイナ構成とを比較するマイナ構成比較を行い、両者が異なる部分についてはマイナ履歴113を参照してマイナ反映を行うか否かを判定する。そして、マイナ反映を行う場合には、マイナ元構成の情報に基づいてマイナ構成を変更する。
図5は、マイナ反映部140がマイナ反映を行うタイミングを示す図である。同図(a)は、部品表の出図の際に、マイナ反映部140が自動的にマイナ反映を行う場合を示す。また、同図(b)は、利用者がマイナ設定がされた部品表のチェック時にマイナ反映を指定する場合を示す。この他、マイナ反映部140は、利用者が部品表を開いた際にその部品表にマイナ構成がある場合にもマイナ反映を行う。
図6は、マイナ構成比較における比較項目を示す図である。同図に示すように、マイナ反映部140は、マイナ元構成とマイナ構成との間で構成の差分、子部品の変更または員数分子、員数分母、工程若しくはPS代替の編集を検出してマイナ反映を行うか否かを判定する。
例えば、マイナ構成でRef(参照番号)が多く、マイナフラグがOFFで、かつマイナ履歴113にそのRefが存在しない場合には、マイナ設定後にマイナ構成で新たな部品が追加された場合であると判定し、その部品はマイナ反映の対象としない。なお、図6において、マイナフラグがOFFであるとは、マイナフラグの値が「0」であり、マイナフラグがONであるとは、マイナフラグの値が「1」であることを示す。
マイナ反映部140が、マイナ元構成とマイナ構成とを比較し、マイナ履歴113を参照してマイナ反映を行うか否かを判定することによって、マイナ設定後にマイナ構成で行われた編集結果を残すとともに、マイナ元構成で行われた編集をマイナ構成に反映することができる。
図7は、マイナ構成比較結果に基づいてマイナ反映部140が表示するメッセージを示す図である。同図に示すように、マイナ反映部140は、マイナ元構成とマイナ構成との間で構成の差分、子部品の変更または員数分子、員数分母、工程若しくはPS代替の編集を検出して対応するメッセージを表示する。
例えば、マイナ構成でマイナ設定後の部品の追加を検出すると、マイナ反映部140は、「マイナ後に部品が追加されています」というメッセージを表示し、マイナ構成でマイナ設定後の部品の削除を検出すると、「マイナ後に部品が削除されています」というメッセージを表示する。
図8は、マイナ反映部140によるマイナ反映処理内容を示す図である。同図に示すように、マイナ反映部140は、マイナ元構成に変更があった部分については、マイナ元構成のレコードでマイナ構成の対応するレコードを更新し、マイナ元構成で削除された部分については、マイナ構成の対応するレコードを削除し、マイナ元構成で追加された部分については、そのレコードをマイナ構成にコピーする。ここで、レコードとは、図3に示した構成情報112の各行に対応する。すなわち、構成管理情報DB110は、リレーショナルデータベースを用いたデータベースである。なお、マイナフラグとマイナ履歴113を制御することによって、製品構成管理装置100は、マイナ反映を繰り返し行うことができる。
次に、マイナ設定部120によるマイナ設定処理の処理手順について説明する。図9は、マイナ設定部120によるマイナ設定処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、マイナ設定部120は、品目情報111の母体品番にマイナ元構成の品番を設定する(ステップS101)。
そして、構成情報112のマイナフラグを「1」に設定し(ステップS102)、マイナ元構成の構成情報112をコピーしてマイナ履歴113に設定する(ステップS103)。
このように、マイナ設定部120が、構成情報112のマイナフラグを「1」に設定し、マイナ元構成の構成情報112をコピーしてマイナ履歴113に設定することによって、マイナ反映部140が、マイナフラグおよびマイナ履歴113を参照してマイナ反映を行うことができる。
次に、マイナ反映部140によるマイナ反映処理の処理手順について説明する。図10は、マイナ反映部140によるマイナ反映処理の処理手順を示すフローチャートである。同図に示すように、マイナ反映部140は、品目情報111を参照してマイナ構成からマイナ元構成を特定し、マイナ構成およびマイナ元構成を展開する(ステップS201)。
ここで、マイナ構成およびマイナ元構成の展開とは、構成情報112の子品番が親品番となるレコードを順にたどることによって部品表のツリー構造に含まれる全ての部品を展開することである。
そして、マイナ構成とマイナ元構成との間でRef(参照番号)をキーとして各部品の比較を行い(ステップS202)、マイナフラグおよびマイナ履歴113を参照して各部品がマイナ反映を行う対象であるか否かを判定する(ステップS203)。そして、比較判定結果を表示し(ステップS204)、マイナ反映を行う対象については、マイナ構成にマイナ反映を行う(ステップS205)。
このように、マイナ反映部140が、マイナ構成とマイナ元構成との相異についてマイナフラグおよびマイナ履歴113を参照してマイナ反映を行う対象であるか否かを判定することによって、マイナ設定後に行われたマイナ構成に対する変更は保存しながらマイナ元構成での変更をマイナ構成に反映することができる。
次に、マイナ反映部140による部品比較処理の処理手順について説明する。図11は、マイナ反映部140による部品比較処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、この部品比較処理は、図10のステップS202においてRefをキーとして各部品に対して行う処理である。
図11に示すように、この部品比較処理では、Refの部品の情報をマイナ元構成およびマイナ構成から取得し(ステップS301)、両方にRefの部品の情報があるか否かを判定する(ステップS302)。
その結果、両方にはRefの部品の情報がない場合には、マイナ元構成とマイナ構成との間の差分を構成差分情報テーブルへ保存し(ステップS303)、両方にRefの部品の情報がある場合には、員数分子、員数分母、工程などのPS属性についてマイナ元構成とマイナ構成間で一致するか否かを判定し(ステップS304〜ステップS305)、一致しないPS属性がある場合には、その差異を構成差分情報テーブルへ保存する(ステップS306)。
図12は、構成差分情報テーブルの一例を示す図である。同図に示すように、構成差分情報テーブルには、マイナ反映すべき対象であるか否かを示す反映可否、変更されたPS属性を示す変更属性、変更がマイナ構成で行われたものかマイナ元構成で行われたものかを示す変更元、Ref、マイナ元構成およびマイナ構成での親品番および子品番、差異について表示されるメッセージなどが含まれる。なお、反映可否には、構成差分情報テーブルの他の情報とマイナ履歴113とを用いて各部品がマイナ反映対象であるか否かが判定された結果が格納される。
このように、部品比較処理によって各部品のマイナ元構成とマイナ構成との間での差異を求め、構成差分情報テーブルに保存することによって、この構成差分情報テーブルとマイナ履歴113を用いて各部品がマイナ反映対象であるか否かを特定することができる。
上述してきたように、本実施例では、構成管理情報DB110に構成管理情報を記憶し、マイナ設定部120が二つの部品表間に流用関係を設定し、マイナ解除部130がマイナ設定後にマイナ構成で編集された部品について流用関係を解除し、マイナ反映部140が部品ごとに流用関係ならびにマイナ設定後のマイナ元構成およびマイナ構成の変更情報を用いてマイナ反映対象であるか否かを判定してマイナ反映対象にだけマイナ元構成の変更をマイナ構成に反映することとしたので、マイナ設定後に行われたマイナ構成に対する変更は保存しながらマイナ元構成での変更をマイナ構成に反映することができる。
なお、本実施例では、マイナ元構成に対して行われた変更をマイナ構成に反映させる場合について説明したが、マイナ元構成に変更が行われる前に、マイナ元構成の変更によって影響を受けるマイナ構成を検索する編集影響構成検索を行い、検索結果を表示することもできる。
図13は、編集影響構成検索を説明するための説明図である。同図は、編集影響構成検索によって、「V120」を親品番とするマイナ元構成との間でマイナ設定が行われている三つのマイナ構成が編集影響構成として表示される例を示している。
また、本実施例では、製品構成管理装置について説明したが、製品構成管理装置が有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有する製品構成管理プログラムを得ることができる。そこで、この製品構成管理プログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図14は、本実施例に係る製品構成管理プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ200は、RAM210と、CPU220と、HDD230と、LANインタフェース240と、入出力インタフェース250と、DVDドライブ260とを有する。
RAM210は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU220は、RAM210からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD230は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、LANインタフェース240は、コンピュータ200をLAN経由で他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。
入出力インタフェース250は、マウスやキーボードなどの入力装置および表示装置を接続するためのインタフェースであり、DVDドライブ260は、DVDの読み書きを行う装置である。
そして、このコンピュータ200において実行される製品構成管理プログラム211は、DVDに記憶され、DVDドライブ260によってDVDから読み出されてコンピュータ200にインストールされる。
あるいは、この製品構成管理プログラム211は、LANインタフェース240を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ200にインストールされる。
そして、インストールされた製品構成管理プログラム211は、HDD230に記憶され、RAM210に読み出されてCPU220によって製品構成管理プロセス221として実行される。
(付記1)製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理プログラムであって、
ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定手順と、
前記流用関係設定手順により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする製品構成管理プログラム。
(付記2)前記製品構成情報には製品の部品構成に関する情報を含み、
前記変更反映手順は、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないことを特徴とする付記1に記載の製品構成管理プログラム。
(付記3)前記流用関係設定手順は、流用先構成の部品については流用された部品であることを示す流用フラグの設定を行うとともに、前記流用関係を設定した際の製品構成情報を履歴情報として記憶し、
流用先構成において変更が行われた部品については前記流用フラグの設定を解除する設定解除手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記変更反映手順は、流用元構成と流用先構成との間に差異がある場合に、流用元構成と流用先構成のいずれにおいて変更が行われたかを前記流用フラグおよび前記履歴情報を用いて判定し、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないことを特徴とする付記2に記載の製品構成管理プログラム。
(付記4)前記変更反映手順は、流用元構成と流用先構成との間で対応する部品の識別子または属性が異なる場合に、流用元構成と流用先構成との間に差異があると判定することを特徴とする付記3に記載の製品構成管理プログラム。
(付記5)前記変更反映手順による反映を製品構成情報に対する出図承認処理の際に自動的に行うことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の製品構成管理プログラム。
(付記6)前記流用関係設定手順は、流用元構成の複数の部品に関する情報が流用先構成に複写された際に前記流用関係を設定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の製品構成管理プログラム。
(付記7)製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理方法であって、
ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定工程と、
前記流用関係設定工程により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映工程と、
を含んだことを特徴とする製品構成管理方法。
(付記8)前記製品構成情報には製品の部品構成に関する情報を含み、
前記変更反映工程は、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないことを特徴とする付記7に記載の製品構成管理方法。
(付記9)製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理装置であって、
ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定手段と、
前記流用関係設定手段により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映手段と、
を備えたことを特徴とする製品構成管理装置。
(付記10)前記製品構成情報には製品の部品構成に関する情報を含み、
前記変更反映手段は、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないことを特徴とする付記9に記載の製品構成管理装置。
以上のように、本発明に係る製品構成管理プログラム、製品構成管理方法および製品構成管理装置は、PDMなどの製品構成管理に有用であり、特に、製品構成情報の流用が多い場合に適している。
本実施例に係る製品構成管理装置による部品表流用管理の概念を説明するための説明図である。 本実施例に係る製品構成管理装置の構成を示す機能ブロック図である。 構成管理情報DB110が記憶する構成管理情報の例を示す図である。 利用者によるマイナ設定操作の例を示す図である。 マイナ反映部140がマイナ反映を行うタイミングを示す図である。 マイナ構成比較における比較項目を示す図である。 マイナ構成比較結果に基づいてマイナ反映部140が表示するメッセージを示す図である。 マイナ反映部140によるマイナ反映処理内容を示す図である。 マイナ設定部120によるマイナ設定処理の処理手順を示すフローチャートである。 マイナ反映部140によるマイナ反映処理の処理手順を示すフローチャートである。 マイナ反映部140による部品比較処理の処理手順を示すフローチャートである。 構成差分情報テーブルの一例を示す図である。 編集影響構成検索を説明するための説明図である。 本実施例に係る製品構成管理プログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
100 製品構成管理装置
110 構成管理情報DB
111 品目情報
112 構成情報
113 マイナ履歴
120 マイナ設定部
130 マイナ解除部
140 マイナ反映部
200 コンピュータ
210 RAM
211 製品構成管理プログラム
220 CPU
221 製品構成管理プロセス
230 HDD
240 LANインタフェース
250 入出力インタフェース
260 DVDドライブ

Claims (5)

  1. 製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理プログラムであって、
    ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定手順と、
    前記流用関係設定手順により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする製品構成管理プログラム。
  2. 前記製品構成情報には製品の部品構成に関する情報を含み、
    前記変更反映手順は、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないことを特徴とする請求項1に記載の製品構成管理プログラム。
  3. 前記流用関係設定手順は、流用先構成の部品については流用された部品であることを示す流用フラグの設定を行うとともに、前記流用関係を設定した際の製品構成情報を履歴情報として記憶し、
    流用先構成において変更が行われた部品については前記流用フラグの設定を解除する設定解除手順をさらにコンピュータに実行させ、
    前記変更反映手順は、流用元構成と流用先構成との間に差異がある場合に、流用元構成と流用先構成のいずれにおいて変更が行われたかを前記流用フラグおよび前記履歴情報を用いて判定し、流用先構成において変更が行われた部品については流用元構成に対して行われた変更を反映しないことを特徴とする請求項2に記載の製品構成管理プログラム。
  4. 製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理方法であって、
    ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定工程と、
    前記流用関係設定工程により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映工程と、
    を含んだことを特徴とする製品構成管理方法。
  5. 製品の構成に関する情報を製品構成情報として管理する製品構成管理装置であって、
    ある製品の製品構成情報を流用元構成として別の製品の製品構成情報に流用して流用先構成として流用関係を設定する流用関係設定手段と、
    前記流用関係設定手段により流用関係が設定された流用元構成に対して行われた変更を流用先構成に反映する変更反映手段と、
    を備えたことを特徴とする製品構成管理装置。
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