JP2007264814A - レプリケーションデータ作成プログラム、レプリケーションデータ反映プログラムおよびデータベース装置 - Google Patents

レプリケーションデータ作成プログラム、レプリケーションデータ反映プログラムおよびデータベース装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユニークキーをもたないテーブルであっても他のデータベースに複製を作成することが可能なレプリケーションデータ作成プログラム、レプリケーションデータ反映プログラムおよびデータベース装置を提供すること。
【解決手段】レプリケーションデータ作成機能31は、複製対象のテーブル21の複製を行うための初期データを作成する際に、テーブル21各行の内容と対応付けてそれぞれの行の物理行番号を出力する。そして、レプリケーションデータ反映機能32は、この複製元の物理行番号を行の一部に含めて初期データの取り込みを行う。これにより、ユニークキーをもたないテーブルであっても、複製元と複製先とにおいて行の対応をとることが可能になる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、テーブルの複製を作成するためのレプリケーションデータ作成プログラム、レプリケーションデータ反映プログラムおよびデータベース装置に関し、特に、ユニークキーをもたないテーブルであっても他のデータベースに複製を作成することが可能なレプリケーションデータ作成プログラム、レプリケーションデータ反映プログラムおよびデータベース装置に関する。
従来より、更新用のデータベースと別に、これと同一の内容をもった参照用のデータベースを設け、更新用のデータベースの更新内容を定期的、もしくは、リアルタイムに参照用のデータベースへ反映させる技術が知られている。このようなデータベースの複製を作成する技術は、レプリケーション技術と呼ばれ、データベースの負荷分散を実現するための有効策の一つとなっている(例えば、特許文献1)。
特開2002−132563号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されている技術を含め、従来のレプリケーション技術においては、複製元と複製先のデータの対応をとるため、複製対象のテーブルにプライマリキー等のユニークキーが設定されている必要があった。
このため、ユニークキーをもたない状態で運用されているテーブルを他のデータベースに複製する必要が生じた場合、そのテーブルに新たにユニークキーを追加しなければならなかった。そして、この場合、ユニークキーの追加にともなって、関連する業務アプリケーションの処理ロジックの変更を行わなければならないことがあった。
業務アプリケーションの処理ロジックを変更した場合、テストに多大な工数が必要とされるばかりでなく、テスト漏れが生じて運用時に不具合が起こった場合には莫大な損失が発生し得る。かかる背景から、ユニークキーをもたないテーブルについても複製を作成することが可能な技術の実現が強く要望されていた。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、ユニークキーをもたないテーブルであっても他のデータベースに複製を作成することが可能なレプリケーションデータ作成プログラム、レプリケーションデータ反映プログラムおよびデータベース装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一つの態様では、第1のデータベースに含まれるテーブルを第2のデータベースに複製するためのデータを作成するレプリケーションデータ作成プログラムであって、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの各行の内容に当該の行の物理行番号を付加して出力することにより、前記第2のデータベースに前記テーブルを複製するための初期データを作成する初期データ作成手順と、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルが更新された場合に、更新内容を示す情報と更新された行の物理行番号を対応付けて出力することにより、前記第1のデータベースにおいて前記テーブルに対して行われた更新を前記第2のデータベースへ反映させ
るための差分データを作成する差分データ作成手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、自装置に含まれるテーブルを他のデータベース装置に複製するデータベース装置であって、前記テーブルの各行の内容に当該の行の物理行番号を付加して出力することにより、前記テーブルを複製するための初期データを作成する初期データ作成手段と、前記テーブルが更新された場合に、更新内容を示す情報と更新された行の物理行番号を対応付けて出力することにより、前記テーブルに対して行われた更新を複製先へ反映させるための差分データを作成する差分データ作成手段とを備えたことを特徴とする。
これらの発明の態様によれば、複製先のデータベースに対して送信する初期データと差分データに、どのテーブルにも存在し、当該のテーブルにおいてユニークである物理行番号を付加するように構成したので、ユニークキーをもたないテーブルを複製した場合であっても、複製元のデータベースで行われた更新を複製先のデータベースにおいて正しく反映させることができる。
また、本発明の他の態様では、上記の発明の態様において、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの各行の物理行番号が再編成によって変更された場合に、物理行番号が変更された行の再編成前の物理行番号と再編成後の物理行番号を対応付けた変換表を作成する変換表作成手順をさらにコンピュータに実行させ、前記差分データ作成手順は、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルが更新された場合に、前記変換表を参照することにより、更新された行の物理行番号を再編成前の物理行番号へ変換して出力することを特徴とする。
この発明の態様によれば、複製元のテーブルに対して再編成を実行する場合に、再編成前の物理行番号と再編成後の物理行番号とを対応付けて記録した変換表を作成し、差分データを作成する際に、この変換表を利用して、更新があった行の物理行番号を再編成前の物理行番号へ変換するように構成したので、再編成により複製元のテーブルの各行の物理行番号が変更された場合であっても、複製元のデータベースで行われた更新を複製先のデータベースにおいて正しく反映させることができる。
また、本発明の他の態様では、第1のデータベースに含まれるテーブルを第2のデータベースに複製するためのデータを前記第2のデータベースへ反映させるレプリケーションデータ反映プログラムであって、前記データが前記第2のデータベースに新規にテーブルを作成するための初期データである場合に、前記第1のデータベースに含まれるテーブルが有する列に加えて、該テーブルにおける各行の物理行番号を設定するための列を設けて前記第2のデータベースにテーブルを作成し、前記データにおいて行の内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を、該情報を追加する行の前記列へ設定する初期データ反映手順と、前記データが前記第2のデータベースに存在するテーブルを更新するための差分データである場合に、前記データにおいて更新内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を前記列と照合することにより更新対象の行を特定して更新処理を行う差分データ反映手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明の他の態様では、所定のデータを取り込むことにより他のデータベース装置に含まれるテーブルを自装置に複製するデータベース装置であって、前記データが自装置に新規にテーブルを作成するための初期データである場合に、前記他のデータベース装置に含まれるテーブルが有する列に加えて、該テーブルにおける各行の物理行番号を設定するための列を設けて自装置にテーブルを作成し、前記データにおいて行の内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を、該情報を追加する行の前記列へ設定する初
期データ反映手段と、前記データが自装置に存在するテーブルを更新するための差分データである場合に、前記データにおいて更新内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を前記列と照合することにより更新対象の行を特定して更新処理を行う差分データ反映手段とを備えたことを特徴とする。
これらの発明の態様によれば、初期データにおいて複製対象のテーブルの各行の情報と関連付けられて記録されている当該の行の物理行番号を、行の一部に含めて複製先のテーブルを作成し、この物理行番号と、差分データにおいて更新内容と関連付けられて記録されている物理行番号とを照合して更新内容を反映させる行を特定するように構成したので、ユニークキーをもたないテーブルを複製した場合であっても、複製元のデータベースで行われた更新を複製先のデータベースにおいて正しく反映させることができる。
本発明の一つの態様によれば、複製先のデータベースに対して送信する初期データと差分データに、どのテーブルにも存在し、当該のテーブルにおいてユニークである物理行番号を付加するように構成したので、ユニークキーをもたないテーブルを複製した場合であっても、複製元のデータベースで行われた更新を複製先のデータベースにおいて正しく反映させることができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、複製元のテーブルに対して再編成を実行する場合に、再編成前の物理行番号と再編成後の物理行番号とを対応付けて記録した変換表を作成し、差分データを作成する際に、この変換表を利用して、更新があった行の物理行番号を再編成前の物理行番号へ変換するように構成したので、再編成により複製元のテーブルの各行の物理行番号が変更された場合であっても、複製元のデータベースで行われた更新を複製先のデータベースにおいて正しく反映させることができるという効果を奏する。
また、本発明の他の態様によれば、初期データにおいて複製対象のテーブルの各行の情報と関連付けられて記録されている当該の行の物理行番号を、行の一部に含めて複製先のテーブルを作成し、この物理行番号と、差分データにおいて更新内容と関連付けられて記録されている物理行番号とを照合して更新内容を反映させる行を特定するように構成したので、ユニークキーをもたないテーブルを複製した場合であっても、複製元のデータベースで行われた更新を複製先のデータベースにおいて正しく反映させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るレプリケーションデータ作成プログラム、レプリケーションデータ反映プログラムおよびデータベース装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例に係るデータベースレプリケーション方法の概要について説明する。図1は、本実施例に係るデータベースレプリケーション方法の概要を説明するための説明図である。
同図は、データベース装置100のデータベース11に格納されたテーブル21を複製し、データベース装置200のデータベース12にテーブル22を作成する場合の例を示している。テーブル21は、ユニークキーをもたないテーブルであるものとする。
テーブルの複製は、データベース装置100が備えるレプリケーションデータ作成機能31と、データベース装置200が備えるレプリケーションデータ反映機能32との間で
、レプリケーションデータ40を受け渡すことで実現される。なお、レプリケーションデータ40の受け渡しを行う方式については、本発明では特に限定しない。
レプリケーションデータ作成機能31は、最初に、テーブル21の複製を作成するための初期データをレプリケーションデータ40として作成する。そして、レプリケーションデータ反映機能32は、レプリケーションデータ40を取り込んでテーブル22を作成する。
このとき、テーブル21とテーブル22の行の対応をとることを可能にするため、レプリケーションデータ作成機能31は、テーブル21の各行の内容にそれぞれの行の物理行番号を付加してレプリケーションデータ40を作成する。
物理行番号は、PGCS(Program Current Status)やROWIDとも呼ばれ、行の物理位置を示す番号である。この物理行番号は、データベース装置100および200の内部処理で使われる番号であり、いずれのテーブルにも存在し、テーブル内でユニークであることが保障されている。
そして、レプリケーションデータ反映機能32は、行ごとに物理行番号を付加されたレプリケーションデータ40を受け取ると、付加された物理行番号を行の一部に含めてテーブル22を作成する。具体的には、テーブル22に物理行番号を格納するための列を追加し、そこに各行に付加されていた物理行番号を設定する。
このように、レプリケーション元のテーブルの各行の内容に物理行番号を付加してレプリケーション用の初期データを作成し、この物理行番号をレプリケーション先のテーブルの行の一部に含めさせることにより、レプリケーション元のテーブルとレプリケーション先のテーブルにおいて行の対応をとることが可能になる。
図1の例では、「C」という値をもつ行は、テーブル21においては、「ROW2」という物理行番号が示す位置に格納され、テーブル22においては、「ROW1」という物理行番号が示す位置に格納されている。このように、同一のデータであっても、レプリケーション元のテーブルとレプリケーション先のテーブルにおいて同一の物理行番号をもつとは限らないが、テーブル22において「C」という値をもつ行には、追加列に「ROW2」というレプリケーション元での物理行番号が設定されているため、これを手掛かりにして行の対応をとることができる。
こうして、複製のための初期データの作成と取り込みが完了した後は、レプリケーションデータ作成機能31は、テーブル21に対して行われた更新内容を反映するための差分データをレプリケーションデータ40として作成する。そして、レプリケーションデータ反映機能32は、レプリケーションデータ40を取り込んでテーブル22の更新を行う。
レプリケーション元のテーブル21に対して行われた更新内容をレプリケーション先のテーブル22へ反映するための動作について図2〜8を参照しながら具体的に説明する。
図2は、レプリケーション元における行の変更をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。同図は、レプリケーション元のテーブル21において、「C」という値をもつ行が変更された結果、同行が「K」という値をもつ行となった場合に、この更新内容をレプリケーション先のテーブル22へ反映させるための動作を示している。
レプリケーションデータ作成機能31は、値が変更された行の物理行番号である「ROW2」と、値「C」が値「K」へ変更された旨を表す情報とを対応付けてレプリケーショ
ンデータ40へ出力する。そして、レプリケーションデータ反映機能32は、このレプリケーションデータ40を受け取ると、テーブル22においてレプリケーション元の物理行番号を示す列の値が「ROW2」である行の値を「C」から「K」に変更する。
このように、レプリケーション元のテーブルにおいて変更があった行の物理行番号を変更内容とともに差分データに含め、この物理行番号を手掛かりにしてレプリケーション先のテーブルにおける変更対象の行を特定することにより、レプリケーション元における行の変更をレプリケーション先へ正しく反映することができる。
図3は、レプリケーション元における行の削除をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。同図は、レプリケーション元のテーブル21において、「D」という値をもつ行が削除された場合に、この更新内容をレプリケーション先のテーブル22へ反映させるための動作を示している。
レプリケーションデータ作成機能31は、削除された行の物理行番号である「ROW3」と、当該の行が削除された旨を表す情報とを対応付けてレプリケーションデータ40へ出力する。そして、レプリケーションデータ反映機能32は、このレプリケーションデータ40を受け取ると、テーブル22においてレプリケーション元の物理行番号を示す列の値が「ROW3」である行を削除する。
このように、レプリケーション元のテーブルにおいて削除があった行の物理行番号を削除された旨を示す情報とともに差分データに含め、この物理行番号を手掛かりにしてレプリケーション先のテーブルにおける削除対象の行を特定することにより、レプリケーション元における行の削除をレプリケーション先へ正しく反映することができる。
図4は、レプリケーション元における行の追加をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。同図は、レプリケーション元のテーブル21において、「F」という値をもつ行が追加された場合に、この更新内容をレプリケーション先のテーブル22へ反映させるための動作を示している。
レプリケーションデータ作成機能31は、追加された行の物理行番号である「ROW5」と、値「F」をもつ行が追加された旨を表す情報とを対応付けてレプリケーションデータ40へ出力する。そして、レプリケーションデータ反映機能32は、このレプリケーションデータ40を受け取ると、値「F」をもつ行を追加する。このとき、当該の行のレプリケーション元の物理行番号を示す列の値として「ROW5」を設定する。
このように、レプリケーション元のテーブルにおいて追加された行の物理行番号を追加内容とともに差分データに含め、レプリケーション先のテーブルにおいて、レプリケーション元の物理行番号を行の一部に含めて追加処理を行うことにより、レプリケーション元のテーブルにおいて当該の行の変更や削除があった場合に、その更新内容をレプリケーション先へ正しく反映することができる。
ところで、データベース装置においては、入出力処理の高速化のため、再編成と呼ばれる処理が行われることがある。
例えば、図4におけるテーブル21は、物理行番号「ROW1」が示す行と物理行番号「ROW3」が示す行が、削除により未使用の状態となっている。テーブルに対して行の追加や削除を繰り返し行うと、このようにテーブルの領域の中に使用されない部分ができてしまう。
このような未使用部分が多数できると、例えば、テーブルの全行の順次読取り等を実行する際に、未使用部分を含めて読取りを行うことになるため、読取り動作を行う回数が増加し、処理時間が長くなってしまう。
再編成は、テーブルのエクスポートとインポート等を行うこと等により、テーブルの領域の中の未使用部分をなくし、入出力性能を向上させる処理である。ところが、この再構成を実行した場合、テーブルの各行の物理的な位置が変更され、物理行番号が変わってしまう。
したがって、物理行番号をもちいてレプリケーション先との行の対応をとっているテーブルに対して再編成を実行すると、そのままでは、行の対応がとれなくなってしまう。そこで、本実施例に係るデータベースレプリケーション方法では、レプリケーション元のテーブルに対して再編成を実行する場合、再編成前後の物理行番号を対応付けて記録した変換表を作成し、この変換表を利用してレプリケーション元のテーブルとレプリケーション先のテーブルの行の対応をとる。
図5は、レプリケーション元にてテーブルの再編成が行われた場合の動作を示す図である。同図は、テーブル21が図4に示した状態であるときに再編成を実行した場合の動作を示している。
再編成の結果、物理行番号「ROW0」が示す位置にあった行は、そのまま、物理行番号「ROW0」が示す位置に残っている。そして、物理行番号「ROW2」、「ROW4」、「ROW5」が示す位置にあった行は、それぞれ、物理行番号「ROW1」、「ROW2」、「ROW3」が示す位置へ移動している。
レプリケーションデータ作成機能31は、再編成により物理行番号が変更になった行の再編生前後の物理行番号を変換表50へ出力する。この例の場合、再編成後の物理行番号が「ROW1」で再編成前の物理行番号が「ROW2」のデータと、再編成後の物理行番号が「ROW2」で再編成前の物理行番号が「ROW4」のデータと、再編成後の物理行番号が「ROW3」で再編成前の物理行番号が「ROW5」のデータという3件のデータが変換表50へ出力される。
図6は、レプリケーション元にてテーブルの再編成が実行された後に、レプリケーション元における行の変更をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。同図は、レプリケーション元のテーブル21において、「E」という値をもつ行が変更された結果、同行が「M」という値をもつ行となった場合に、この更新内容をレプリケーション先のテーブル22へ反映させるための動作を示している。
レプリケーションデータ作成機能31は、値が変更された行の物理行番号である「ROW2」を再編成後の物理行番号として保持しているデータが変換表50に存在しているかを確認する。該当データが存在しないときは、レプリケーションデータ作成機能31は、図2に示した場合と同様に、値が変更された行の物理行番号である「ROW2」を変更内容と対応付けてレプリケーションデータ40へ出力する。
この例の場合、再編成後の物理行番号が「ROW2」で再編成前の物理行番号が「ROW4」のデータが変換表50に存在しているので、レプリケーションデータ作成機能31は、値が変更された行の再編成前の物理行番号である「ROW4」と、値「E」が値「M」へ変更された旨を表す情報とを対応付けてレプリケーションデータ40へ出力する。そして、レプリケーションデータ反映機能32は、このレプリケーションデータ40を受け取ると、テーブル22においてレプリケーション元の物理行番号を示す列の値が「ROW
4」である行の値を「E」から「M」に変更する。
このように、レプリケーション元のテーブルにおいて変更があった行の物理行番号を、変換表を参照して再編成前の物理行番号へ変換し、変更内容とともに差分データに含め、この物理行番号を手掛かりにしてレプリケーション先のテーブルにおける変更対象の行を特定することにより、レプリケーション元において再編成が実行された後においても、レプリケーション元における行の変更をレプリケーション先へ正しく反映することができる。
図7は、レプリケーション元にてテーブルの再編成が実行された後に、レプリケーション元における行の削除をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。同図は、レプリケーション元のテーブル21において、「K」という値をもつ行が削除された場合に、この更新内容をレプリケーション先のテーブル22へ反映させるための動作を示している。
レプリケーションデータ作成機能31は、削除された行の物理行番号である「ROW1」を再編成後の物理行番号として保持しているデータが変換表50に存在しているかを確認する。該当データが存在しないときは、レプリケーションデータ作成機能31は、図3に示した場合と同様に、削除された行の物理行番号である「ROW1」を当該の行が削除された旨を表す情報と対応付けてレプリケーションデータ40へ出力する。
この例の場合、再編成後の物理行番号が「ROW1」で再編成前の物理行番号が「ROW2」のデータが変換表50に存在しているので、レプリケーションデータ作成機能31は、削除された行の再編成前の物理行番号である「ROW2」と、当該の行が削除された旨を表す情報とを対応付けてレプリケーションデータ40へ出力する。そして、レプリケーションデータ反映機能32は、このレプリケーションデータ40を受け取ると、テーブル22においてレプリケーション元の物理行番号を示す列の値が「ROW2」である行を削除する。
また、レプリケーション元において物理行番号が「ROW1」である行が、レプリケーション元とレプリケーション先の両方で削除され、行の対応をとる必要がなくなったことから、レプリケーションデータ作成機能31は、変換表50から再編成後の物理行番号が「ROW1」であるデータを削除する。
このように、レプリケーション元のテーブルにおいて削除があった行の物理行番号を、変換表を参照して再編成前の物理行番号へ変換し、削除された旨を示す情報とともに差分データに含め、この物理行番号を手掛かりにしてレプリケーション先のテーブルにおける削除対象の行を特定することにより、レプリケーション元において再編成が実行された後においても、レプリケーション元における行の削除をレプリケーション先へ正しく反映することができる。
図8は、レプリケーション元にてテーブルの再編成が実行された後に、レプリケーション元における行の追加をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。同図は、レプリケーション元のテーブル21において、「G」という値をもつ行が追加された場合に、この更新内容をレプリケーション先のテーブル22へ反映させるための動作を示している。
レプリケーション元のテーブル21において、「G」という値をもつ行は、物理行番号「ROW4」が示す位置に追加されている。ここで、変換表50を参照すると、再編成前の物理行番号が「ROW4」であるデータが存在していることが分かる。
これは、レプリケーション先のテーブル22において、レプリケーション元の物理行番号を示す列に「ROW4」が設定されている行が存在していること示しており、このまま行の追加をテーブル22へ反映させると、レプリケーション元の物理行番号を示す列に「ROW4」という値をもつ行が2つできてしまい、行の対応が崩れることになる。
そこで、レプリケーションデータ作成機能31は、テーブル22において、レプリケーション元の物理行番号を示す列に「ROW4」が設定されている行が、変換表50を介さずにテーブル21の行と対応をとることができるようにするための措置を行う。
具体的には、まず、変換表50を参照すると、テーブル21において、再編成前の物理行番号が「ROW4」であった行は、現在は、「ROW2」という物理行番号になっていることが分かるので、テーブル22において、レプリケーション元の物理行番号を示す列に設定されている「ROW4」を「ROW2」へ変更するための情報をレプリケーションデータ40へ出力する。
そして、不要となる変換表50のデータ、すなわち、再編成前の物理行番号が「ROW4」であるデータを削除する。こうして、行の対応が崩れることを防止するための措置を行った後、レプリケーションデータ作成機能31は、追加された行の物理行番号である「ROW4」と、値「G」をもつ行が追加された旨を表す情報とを対応付けてレプリケーションデータ40へ出力する。
そして、レプリケーションデータ反映機能32は、このレプリケーションデータ40を受け取ると、テーブル22において、レプリケーション元の物理行番号を示す列に設定されている「ROW4」を「ROW2」へ変更する。そして、値「G」をもつ行を追加し、追加された行のレプリケーション元の物理行番号を示す列の値として「ROW4」を設定する。
このように、レプリケーション元のテーブルにおいて追加された行を反映するための情報を差分データへ出力する前に、行の対応が崩れることを防止するための措置を行うことにより、レプリケーション元において再編成が実行された後においても、レプリケーション元における行の追加をレプリケーション先へ適切に反映することができる。
次に、図1に示したデータベース装置100およびデータベース装置200の構成について説明する。図9は、レプリケーション元のデータベース装置100の構成を示す機能ブロック図である。
同図に示すように、データベース装置100は、トランザクション制御部110と、再編成実行部120と、レプリケーションデータ作成部130と、記憶部140とを有する。トランザクション制御部110は、各種テーブルの更新処理を制御する制御部であり、再編成実行部120は、再編成を実行する処理部である。
レプリケーションデータ作成部130は、図1に示したレプリケーションデータ作成機能31を実現する処理部であり、初期データ作成部131と、差分データ作成部132と、変換表作成部133とを有する。
初期データ作成部131は、テーブルの複製を作成するための初期データとしてレプリケーションデータ40を作成する処理部である。初期データ作成部131は、複製対象のテーブルの各行に物理行番号を付加したデータを出力する。
差分データ作成部132は、トランザクション制御部110により実行された更新処理の結果を複製先へ反映させるための差分データとしてレプリケーションデータ40を作成する処理部である。差分データを作成する処理の詳細については後述する。
変換表作成部133は、複製対象のテーブルに対して再編成実行部120が再編成処理を実行する場合に、再編成実行部120と連動してそのテーブルに対応する変換表50を作成する処理部である。
記憶部140は、各種情報を記憶する記憶部であり、データベース領域141と、レプリケーションデータ格納領域142と、変換表領域143とを有する。データベース領域141は、各種テーブルやそのインデックス等が格納される領域である。
レプリケーションデータ格納領域142は、初期データ作成部131や差分データ作成部132により作成されたレプリケーションデータ40が格納される領域である。そして、変換表領域143は、変換表管理部133により作成された変換表50が格納される領域である。
図10は、レプリケーション先のデータベース装置200の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、データベース装置200は、トランザクション制御部210と、再編成実行部220と、レプリケーションデータ反映部230と、記憶部240とを有する。トランザクション制御部210および再編成実行部220は、それぞれ、トランザクション制御部110および再編成実行部120と同様の処理部である。
レプリケーションデータ反映部230は、図1に示したレプリケーションデータ反映機能32を実現する処理部であり、初期データ反映部231と、差分データ反映部232とを有する。
初期データ反映部231は、初期データとして作成されたレプリケーションデータ40を読み込んでテーブルを作成する処理部である。初期データ反映部231は、テーブルを作成する際にレプリケーション元の物理行番号を格納するための列を追加し、レプリケーションデータ40において各行のデータと対応付けて記録されている物理行番号をこの列に設定する。
差分データ反映部232は、差分データとして作成されたレプリケーションデータ40を読み込んでテーブルを更新する処理部である。差分データ反映部232は、初期データ反映部231によってテーブルに追加された列に格納されているレプリケーション元の物理行番号を基準として更新対象の行を特定する。
記憶部240は、各種情報を記憶する記憶部であり、データベース領域241と、レプリケーションデータ格納領域242とを有する。データベース領域241は、各種テーブルやそのインデックス等が格納される領域である。レプリケーションデータ格納領域242は、データベース装置100から取得されたレプリケーションデータ40が格納される領域である。
次に、図9に示したレプリケーションデータ作成部130の処理手順と、図10に示したレプリケーションデータ反映部230の処理手順について説明する。図11は、レプリケーションデータ作成部130の処理手順を示すフローチャートである。同図は、差分データを作成する処理の処理手順を示している。
同図に示すように、差分データ作成部132は、レプリケーション対象のテーブルの更
新を検出すると(ステップS101)、更新された行の物理行番号を取得する(ステップS102)。そして、当該のテーブルに対応する変換表50を参照し、再編生後の物理行番号がステップS102で取得した物理行番号と一致するデータを検索する(ステップS103)。
ここで、当該のテーブルに対応する変換表50が未作成の場合、もしくは、該当データが存在しない場合は(ステップS104否定)、ステップS102で取得した物理行番号と更新内容を関連付けてレプリケーションデータ40に追加して処理を終了する(ステップS111)。
一方、該当データが存在した場合は(ステップS104肯定)、検出した更新の内容が行の内容の変更であるか、行の削除であるか、あるいは、行の追加であるかによって処理を変更する。
検出した更新が、行の内容の変更であった場合は(ステップS105変更)、ステップS103で変換表50から取得したデータにおける再編生前の物理行番号を更新があった行の物理行番号とし(ステップS106)、この物理行番号と更新内容を関連付けてレプリケーションデータ40に追加して処理を終了する(ステップS111)。
検出した更新が、行の削除であった場合は(ステップS105削除)、ステップS103で変換表50から取得したデータにおける再編生前の物理行番号を削除された行の物理行番号とし(ステップS107)、変換表50からこの行を削除する(ステップS108)。そして、物理行番号と更新内容を関連付けてレプリケーションデータ40に追加して処理を終了する(ステップS111)。
検出した更新が、行の追加であった場合は(ステップS105追加)、レプリケーション先のテーブルにおいてレプリケーション元の物理行番号として保持されている値を、ステップS103で変換表50から取得したデータにおける再編生前の物理行番号から再編生後の物理行番号へ変更するためのデータをレプリケーションデータ40に追加し(ステップS109)、変換表50からこの行を削除する(ステップS110)。そして、追加された行の物理行番号と更新内容を関連付けてレプリケーションデータ40に追加して処理を終了する(ステップS111)。
図12は、レプリケーションデータ反映部230の処理手順を示すフローチャートである。同図は、レプリケーション元から取得したレプリケーションデータ40を反映させる処理の手順を示している。
同図に示すように、レプリケーションデータ40が初期データであった場合は(ステップS201肯定)、初期データ反映部231が、レプリケーション元の物理行番号を設定するための列を追加してテーブルを作成し(ステップS202)、作成したテーブルに初期データ中のデータを登録する(ステップS203)。
一方、レプリケーションデータ40が差分データであった場合は(ステップS201否定)、差分データ反映部232が、差分データに含まれるレプリケーション元の物理行番号を基準として行を特定し、差分データの内容をテーブルへ反映する(ステップS204)。
上記実施例で説明してきたレプリケーションデータ作成部130およびレプリケーションデータ反映部230の機能は、あらかじめ用意されたレプリケーションデータ作成プログラムおよびレプリケーションデータ反映プログラムをコンピュータで実行することによ
って実現することもできる。そこで、以下では、これらのプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図13は、レプリケーションデータ作成プログラム1071を実行するコンピュータ1000を示す機能ブロック図である。このコンピュータ1000は、各種演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)1010と、ユーザからのデータの入力を受け
付ける入力装置1020と、各種情報を表示するモニタ1030と、各種プログラム等を記録した記録媒体からプログラム等を読み取る媒体読取り装置1040と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行うネットワークインターフェース装置1050と、各種情報を一時記憶するRAM(Random Access Memory)1060と、ハードディスク装置1070をバス1080で接続して構成される。
そして、ハードディスク装置1070には、図9に示したレプリケーションデータ作成部130と同様の機能を有するレプリケーションデータ作成プログラム1071と、レプリケーションデータ40に対応するレプリケーションデータ1072と、変換表50に対応する変換表データ1073が記憶される。
そして、CPU1010がレプリケーションデータ作成プログラム1071をハードディスク装置1070から読み出してRAM1060に展開することにより、レプリケーションデータ作成プログラム1071は、レプリケーションデータ作成プロセス1061として機能するようになる。
そして、レプリケーションデータ作成プロセス1061は、コンピュータ1000もしくはネットワーク接続された他のコンピュータで稼動するデータベースシステムにおいてレプリケーション対象となっているテーブルの更新を監視し、更新を検出した場合は、変換表データ1073から読み出した情報等を適宜RAM1060上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開したデータ等に基づいて各種データ処理を実行し、差分データをレプリケーションデータ1072に記録する。
なお、上記のレプリケーションデータ作成プログラム1071は、必ずしもハードディスク装置1070に格納されている必要はなく、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたこのプログラムを、コンピュータ1000が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を介してコンピュータ1000に接続される他のコンピュータ(またはサーバ)
等にこのプログラムを記憶させておき、コンピュータ1000がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
また、プリケーションデータ反映プログラムも同様に、ハードディスク装置1070等に記憶させておき、コンピュータ1000、もしくは、他のコンピュータがこれを読み出して実行して、図10に示したレプリケーションデータ反映部230の機能を実現するように構成することができる。
上述してきたように、本実施例では、複製先のデータベースに対して送信する初期データと差分データに、どのテーブルにも存在し、当該のテーブルにおいてユニークである物理行番号を付加するように構成したので、ユニークキーをもたないテーブルを複製した場合であっても、複製元のデータベースで行われた更新を複製先のデータベースにおいて正しく反映させることができる。
また、複製元のテーブルに対して再編成を実行する場合に、再編成前の物理行番号と再編成後の物理行番号とを対応付けて記録した変換表を作成し、差分データを作成する際に
、この変換表を利用して、更新があった行の物理行番号を再編成前の物理行番号へ変換するように構成したので、再編成により複製元のテーブルの各行の物理行番号が変更された場合であっても、複製元のデータベースで行われた更新を複製先のデータベースにおいて正しく反映させることができる。
なお、本実施例に係るデータベースレプリケーション方法を従来のデータベースレプリケーション方法と組み合わせて利用することもできる。すなわち、ユニークキーをもたないテーブルを複製する場合には、本実施例に係るデータベースレプリケーション方法を利用し、ユニークキーをもつテーブルを複製する場合には、従来のデータベースレプリケーション方法を利用することもできる。
(付記1)第1のデータベースに含まれるテーブルを第2のデータベースに複製するためのデータを作成するレプリケーションデータ作成プログラムであって、
前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの各行の内容に当該の行の物理行番号を付加して出力することにより、前記第2のデータベースに前記テーブルを複製するための初期データを作成する初期データ作成手順と、
前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルが更新された場合に、更新内容を示す情報と更新された行の物理行番号を対応付けて出力することにより、前記第1のデータベースにおいて前記テーブルに対して行われた更新を前記第2のデータベースへ反映させるための差分データを作成する差分データ作成手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするレプリケーションデータ作成プログラム。
(付記2)前記差分データ作成手順は、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの行の内容が変更された場合に、変更内容を示す情報と内容が変更された行の物理行番号を対応付けて出力することを特徴とする付記1に記載のレプリケーションデータ作成プログラム。
(付記3)前記差分データ作成手順は、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの行が削除された場合に、行が削除された旨を示す情報と削除された行の物理行番号を対応付けて出力することを特徴とする付記1に記載のレプリケーションデータ作成プログラム。
(付記4)前記差分データ作成手順は、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルに行が追加された場合に、追加された行の内容を示す情報と追加された行の物理行番号を対応付けて出力することを特徴とする付記1に記載のレプリケーションデータ作成プログラム。
(付記5)前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの各行の物理行番号が再編成によって変更された場合に、物理行番号が変更された行の再編成前の物理行番号と再編成後の物理行番号を対応付けた変換表を作成する変換表作成手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記差分データ作成手順は、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルが更新された場合に、前記変換表を参照することにより、更新された行の物理行番号を再編成前の物理行番号へ変換して出力することを特徴とする付記1に記載のレプリケーションデータ作成プログラム。
(付記6)前記差分データ作成手順は、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの行が削除された場合に、削除された行の物理行番号を再編成後の物理行番号として保持するデータを前記変換表から削除することを特徴とする付記5に記載のレプリケーション
データ作成プログラム。
(付記7)前記差分データ作成手順は、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルに行が追加された場合に、追加された行の物理行番号を再編成前の物理行番号として保持するデータが前記変換表に存在すれば、前記第2のデータベースにおいて、当該のデータにおける再編成前の物理行番号を再編成後の物理行番号へ変更すべき旨の情報を差分データに出力し、当該のデータを前記変換表から削除することを特徴とする付記5に記載のレプリケーションデータ作成プログラム。
(付記8)第1のデータベースに含まれるテーブルを第2のデータベースに複製するためのデータを前記第2のデータベースへ反映させるレプリケーションデータ反映プログラムであって、
前記データが前記第2のデータベースに新規にテーブルを作成するための初期データである場合に、前記第1のデータベースに含まれるテーブルが有する列に加えて、該テーブルにおける各行の物理行番号を設定するための列を設けて前記第2のデータベースにテーブルを作成し、前記データにおいて行の内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を、該情報を追加する行の前記列へ設定する初期データ反映手順と、
前記データが前記第2のデータベースに存在するテーブルを更新するための差分データである場合に、前記データにおいて更新内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を前記列と照合することにより更新対象の行を特定して更新処理を行う差分データ反映手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするレプリケーションデータ反映プログラム。
(付記9)自装置に含まれるテーブルを他のデータベース装置に複製するデータベース装置であって、
前記テーブルの各行の内容に当該の行の物理行番号を付加して出力することにより、前記テーブルを複製するための初期データを作成する初期データ作成手段と、
前記テーブルが更新された場合に、更新内容を示す情報と更新された行の物理行番号を対応付けて出力することにより、前記テーブルに対して行われた更新を複製先へ反映させるための差分データを作成する差分データ作成手段と
を備えたことを特徴とするデータベース装置。
(付記10)所定のデータを取り込むことにより他のデータベース装置に含まれるテーブルを自装置に複製するデータベース装置であって、
前記データが自装置に新規にテーブルを作成するための初期データである場合に、前記他のデータベース装置に含まれるテーブルが有する列に加えて、該テーブルにおける各行の物理行番号を設定するための列を設けて自装置にテーブルを作成し、前記データにおいて行の内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を、該情報を追加する行の前記列へ設定する初期データ反映手段と、
前記データが自装置に存在するテーブルを更新するための差分データである場合に、前記データにおいて更新内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を前記列と照合することにより更新対象の行を特定して更新処理を行う差分データ反映手段と
を備えたことを特徴とするデータベース装置。
以上のように、本発明に係るレプリケーションデータ作成プログラム、レプリケーションデータ反映プログラムおよびデータベース装置は、テーブルの複製を作成する場合に有用であり、特に、ユニークキーをもたないテーブルであっても他のデータベースに複製を作成することが必要な場合に適している。
本実施例に係るデータベースレプリケーション方法の概要を説明するための説明図である。 レプリケーション元における行の変更をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。 レプリケーション元における行の削除をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。 レプリケーション元における行の追加をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。 レプリケーション元にてテーブルの再編成が行われた場合の動作を示す図である。 レプリケーション元にてテーブルの再編成が実行された後に、レプリケーション元における行の変更をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。 レプリケーション元にてテーブルの再編成が実行された後に、レプリケーション元における行の削除をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。 レプリケーション元にてテーブルの再編成が実行された後に、レプリケーション元における行の追加をレプリケーション先へ反映させるための動作を示す図である。 レプリケーション元のデータベース装置の構成を示す機能ブロック図である。 レプリケーション先のデータベース装置の構成を示す機能ブロック図である。 レプリケーションデータ作成部の処理手順を示すフローチャートである。 レプリケーションデータ反映部の処理手順を示すフローチャートである。 レプリケーションデータ作成プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。
符号の説明
11、12 データベース
21、22 テーブル
31 レプリケーションデータ作成機能
32 レプリケーションデータ反映機能
40 レプリケーションデータ
50 変換表
100 データベース装置
110 トランザクション制御部
120 再編成実行部
130 レプリケーションデータ作成部
131 初期データ作成部
132 差分データ作成部
133 変換表作成部
140 記憶部
141 データベース領域
142 レプリケーションデータ格納領域
143 変換表領域
200 データベース装置
210 トランザクション制御部
220 再編成実行部
230 レプリケーションデータ反映部
231 初期データ反映部
232 差分データ反映部
240 記憶部
241 データベース領域
242 レプリケーションデータ格納領域
1000 コンピュータ
1010 CPU
1020 入力装置
1030 モニタ
1040 媒体読取り装置
1050 ネットワークインターフェース装置
1060 RAM
1061 レプリケーションデータ作成プロセス
1070 ハードディスク装置
1071 レプリケーションデータ作成プログラム
1072 レプリケーションデータ
1073 変換表データ
1080 バス

Claims (5)

  1. 第1のデータベースに含まれるテーブルを第2のデータベースに複製するためのデータを作成するレプリケーションデータ作成プログラムであって、
    前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの各行の内容に当該の行の物理行番号を付加して出力することにより、前記第2のデータベースに前記テーブルを複製するための初期データを作成する初期データ作成手順と、
    前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルが更新された場合に、更新内容を示す情報と更新された行の物理行番号を対応付けて出力することにより、前記第1のデータベースにおいて前記テーブルに対して行われた更新を前記第2のデータベースへ反映させるための差分データを作成する差分データ作成手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするレプリケーションデータ作成プログラム。
  2. 前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルの各行の物理行番号が再編成によって変更された場合に、物理行番号が変更された行の再編成前の物理行番号と再編成後の物理行番号を対応付けた変換表を作成する変換表作成手順をさらにコンピュータに実行させ、
    前記差分データ作成手順は、前記第1のデータベースに含まれる前記テーブルが更新された場合に、前記変換表を参照することにより、更新された行の物理行番号を再編成前の物理行番号へ変換して出力することを特徴とする請求項1に記載のレプリケーションデータ作成プログラム。
  3. 第1のデータベースに含まれるテーブルを第2のデータベースに複製するためのデータを前記第2のデータベースへ反映させるレプリケーションデータ反映プログラムであって、
    前記データが前記第2のデータベースに新規にテーブルを作成するための初期データである場合に、前記第1のデータベースに含まれるテーブルが有する列に加えて、該テーブルにおける各行の物理行番号を設定するための列を設けて前記第2のデータベースにテーブルを作成し、前記データにおいて行の内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を、該情報を追加する行の前記列へ設定する初期データ反映手順と、
    前記データが前記第2のデータベースに存在するテーブルを更新するための差分データである場合に、前記データにおいて更新内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を前記列と照合することにより更新対象の行を特定して更新処理を行う差分データ反映手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするレプリケーションデータ反映プログラム。
  4. 自装置に含まれるテーブルを他のデータベース装置に複製するデータベース装置であって、
    前記テーブルの各行の内容に当該の行の物理行番号を付加して出力することにより、前記テーブルを複製するための初期データを作成する初期データ作成手段と、
    前記テーブルが更新された場合に、更新内容を示す情報と更新された行の物理行番号を対応付けて出力することにより、前記テーブルに対して行われた更新を複製先へ反映させるための差分データを作成する差分データ作成手段と
    を備えたことを特徴とするデータベース装置。
  5. 所定のデータを取り込むことにより他のデータベース装置に含まれるテーブルを自装置に複製するデータベース装置であって、
    前記データが自装置に新規にテーブルを作成するための初期データである場合に、前記他のデータベース装置に含まれるテーブルが有する列に加えて、該テーブルにおける各行
    の物理行番号を設定するための列を設けて自装置にテーブルを作成し、前記データにおいて行の内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を、該情報を追加する行の前記列へ設定する初期データ反映手段と、
    前記データが自装置に存在するテーブルを更新するための差分データである場合に、前記データにおいて更新内容を示す情報と対応付けて記録されている物理行番号を前記列と照合することにより更新対象の行を特定して更新処理を行う差分データ反映手段と
    を備えたことを特徴とするデータベース装置。
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