JP2006277316A - 認証装置及び系統連系型の電源設備 - Google Patents

認証装置及び系統連系型の電源設備 Download PDF

Info

Publication number
JP2006277316A
JP2006277316A JP2005095337A JP2005095337A JP2006277316A JP 2006277316 A JP2006277316 A JP 2006277316A JP 2005095337 A JP2005095337 A JP 2005095337A JP 2005095337 A JP2005095337 A JP 2005095337A JP 2006277316 A JP2006277316 A JP 2006277316A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
input
registered
password
personal identification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005095337A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4815143B2 (ja
Inventor
Takeshi Tomio
剛至 富尾
Shin Iwata
伸 岩田
Masahiko Yagi
政彦 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2005095337A priority Critical patent/JP4815143B2/ja
Publication of JP2006277316A publication Critical patent/JP2006277316A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4815143B2 publication Critical patent/JP4815143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 コスト高を招くことなく登録識別情報を更新することが可能で使い勝手が良好な認証装置を提供する。
【解決手段】 登録暗証情報を記憶する記憶手段34と、暗証情報が登録暗証情報であるか否かを判別する識別情報判別処理を実行する情報処理手段100とが備えられ、情報処理手段100が、登録暗証情報と一致しない暗証情報が情報入力手段Jにて入力されることが繰り返し行われた場合に、暗証情報の入力内容が更新用規則に則っているか否かを判別し、暗証情報の入力内容が更新用規則に則っているときには、暗証情報の入力内容及び更新用規則に基づいて新たな登録暗証情報を求めて、記憶手段34に記憶されている登録暗証情報に代えて更新して記憶させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、登録暗証情報を記憶する記憶手段と、情報入力手段にて入力された暗証情報と前記記憶手段に記憶されている前記登録暗証情報とが一致するか否かを判別する暗証情報判別処理を実行する情報処理手段とが備えられた認証装置、及び、その認証装置を備えた系統連系型の電源設備に関する。
上記構成の認証装置は、情報入力手段にて暗証情報が入力されたときに、その入力された暗証情報と記憶手段に記憶されている登録暗証情報とが一致するか否かを判別することにより、情報入力手段にて暗証情報を入力した操作者が正当な操作者であるか否かを認証するためのものであるが、このような認証装置において、従来では、次のように構成されたものがあった。
すなわち、前記暗証情報を入力する情報入力手段とは別に、情報入力手段を操作する人の手指の指紋を読み取る指紋読取手段を備えて、入力された暗証情報が登録暗証情報と一致していなくても、操作する人の指紋を読み取り予め登録されている指紋と一致したときは正当な操作者であると判別して、記憶手段に記憶されている登録暗証番号とは異なる暗証番号を登録暗証番号として入力することが可能な状態となるように構成したものがあった(例えば、特許文献1参照。)(第1の従来例)
又、別の従来例として、前記暗証情報としての暗証番号を入力する情報入力手段とは別に、情報入力手段を操作する人の目の虹彩の状態を読み取る虹彩状態読取手段を備えて、入力された暗証情報が登録暗証情報と一致していなくても、操作する人の目の虹彩の状態を読み取り、その虹彩の状態が予め登録されている虹彩の情報と一致したときは正当な操作者であると判別して、記憶手段に記憶されている登録暗証番号とは異なる暗証番号を登録暗証番号として入力することが可能な状態となるように構成したものがあった(例えば、特許文献2参照。)(第2の従来例)。
上記したような認証装置は、第1従来例及び第2従来例のいずれのものにおいても、操作者が登録暗証情報を忘れてしまったような場合や登録暗証情報を変更させる必要があるような場合等において、個人を特定するための人間の身体的な特徴である手指の指紋や目の虹彩の状態を読み取り、予め登録されている指紋の情報や虹彩の情報と対比することにより正当な操作者であるか否かを判別して、正当な操作者であると判別すると登録識別情報を更新することを可能にして、暗証情報を更新することができるようにしたものである。
特開平9−297845号公報 特開平9−259197号公報
上記したような従来構成は、個人を特定するための人間の身体的な特徴である手指の指紋や目の虹彩の状態で確認することにより、上述したように暗証情報を忘れることがあっても、操作者が正当な操作者であることを確認することで、暗証情報を更新することができるようにしたものであるが、上記従来構成においては、指紋を読み取るための指紋読取装置や虹彩の状態を読み取るための虹彩読取装置等の身体的な特徴を判別するための特別な装置を設ける必要があり、このような装置は複雑な構成で高価なものであるから、認証装置がコスト高になる不利があり、一般家庭に設置される住宅設備機器である系統連系型の電源設備等に用いるのには適していないものであった。
そこで、上記したような一般家庭に設置される住宅設備機器において好適に用いることができるものであり、しかも、操作者が登録暗証情報を忘れた場合や登録暗証情報を変更する必要がある場合に、登録暗証番号を更新させることが可能となる認証装置が望まれていた。
本発明の目的は、一般家庭に設置される住宅設備機器等において好適に用いることができるものであり、しかも、操作者が登録暗証情報を忘れた場合や登録暗証情報を変更する必要がある場合に登録識別情報を更新することが可能となる認証装置、及び、その認証装置を備えた系統連系型の電源設備を提供する点にある。
本発明に係る認証装置は、登録暗証情報を記憶する記憶手段と、情報入力手段にて入力された暗証情報が前記記憶手段に記憶されている前記登録暗証情報とが一致するか否かを判別する暗証情報判別処理を実行する情報処理手段とが備えられたものであって、
その第1特徴構成は、前記情報処理手段が、前記暗証情報判別処理において、前記登録暗証情報と一致しない暗証情報が前記情報入力手段にて入力されることが繰り返し行われた場合に、その繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容が更新用規則に則っているか否かを判別するように構成され、前記暗証情報判別処理にて、前記情報入力手段にて繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容が更新用規則に則っていると判別したときには、前記情報入力手段にて繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容及び前記更新用規則に基づいて登録暗証情報を求めて、その求めた登録暗証情報を新たな登録暗証情報として前記記憶手段に記憶させる登録情報更新処理を実行するように構成されている点にある。
第1特徴構成によれば、情報入力手段にて暗証情報が入力されると、情報処理手段は、入力された暗証情報が記憶手段に記憶されている登録暗証情報であるか否かを判別する暗証情報判別処理を実行する。そのとき、例えば正規の操作者であっても暗証情報を忘れていると、入力される暗証情報が登録暗証情報とは異なるものとなるから、入力された暗証情報と登録暗証情報とが一致していないと判別されることになる。
前記情報処理手段は、前記暗証情報判別処理において、前記登録暗証情報と一致しない暗証情報が情報入力手段にて入力されることが繰り返し行われた場合に、情報入力手段にて繰り返し入力された暗証情報の入力内容が更新用規則に則っているか否かを判別するのである。つまり、登録暗証情報と異なる暗証情報を入力した場合であっても、更新用規則に則って暗証情報を繰り返し入力すると、その入力内容が更新用規則に則っているものと判別されることになる。
前記暗証情報の入力内容が更新用規則に則っているものと判別すると、情報処理手段が前記登録情報更新処理を実行するのである。すなわち、情報処理手段は、情報入力手段にて繰り返し入力された暗証情報の入力内容及び更新用規則に基づいて登録暗証情報を求めて、その求めた登録暗証情報を新たな登録暗証情報として記憶手段に記憶させるのである。
そして、このような認証装置が、一般家庭に設置される住宅設備機器に用いられて、操作者がその住宅設備機器の正規の使用者であるか否かを認証するために設けられるような場合においては、入力された暗証情報と登録暗証情報とが一致していないと判別された場合には、操作者が、その住宅設備機器を設置する設置事業者が管理する管理センターに問い合わせることになる。
そこで、前記設置事業者が管理する管理センターでは、問い合わせてきた操作者について、例えば、氏名や生年月日等の情報により正規の使用者であるか否かを確認するようにして、正規の使用者であることが確認できた場合には認証装置における更新用規則を知らせるようにしておくと、操作者は、その更新用規則に則った状態で暗証情報を繰り返し入力することによって新たな登録暗証情報を記憶手段に記憶させることが可能となる。一般家庭に設置される住宅設備機器に用いられるような場合においては、このようにして認証の信頼性を確保することが可能である。
従って、一般家庭に設置される住宅設備機器等において好適に用いることができるものであり、しかも、操作者が登録暗証情報を忘れた場合や登録暗証情報を変更する必要があるような場合に、登録識別情報を更新することが可能となる認証装置を提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、前記情報処理手段が、複数種類の更新用規則に切り換え可能に構成されている点にある。
第2特徴構成によれば、前記情報処理手段が、複数種類の更新用規則に切り換え可能であるから、複数種類の更新用規則のうちのいずれか1つに設定している状態から、所定の条件が成立すると、それまで設定されていた更新用規則とは異なる更新用規則に切り換えるようにしておくと、更新用規則が常に同じ状態で固定されているものに比べて、認証を行うときの信頼性を向上させることができる。
尚、所定の条件としては、例えば、設定時間が経過する毎に自動で更新用規則に切り換える構成としたり、当該認証装置に対して通信手段を介して通信可能に接続された管理装置から切り換え指令を指令する構成等が考えられる。
本発明の第3特徴構成は、第2特徴構成に加えて、前記情報処理手段が、設定時間が経過する毎に、それまでとは異なる更新用規則に切り換えるように構成されている点にある。
第3特徴構成によれば、設定時間が経過する毎に、それまでとは異なる更新用規則に自動的に切り換わることになる。設定時間としては、例えば、1ヶ月、1週間、1日等、種々の時間が設定可能である。従って、時間の経過に伴って更新用規則が自動的に切り換わるから、例えば、人為的な入力操作により切換指令を指令するような構成に比べて、操作忘れのない状態で的確に更新用規則の切り換えが行われるので、認証装置としての信頼性を更に向上させることができる。
本発明の第4特徴構成は、第1特徴構成〜第3特徴構成のいずれかに加えて、前記記憶手段が、操作者識別情報に対応付けて前記登録暗証情報を記憶するように構成され、前記情報処理手段が、前記暗証情報判別処理において、前記情報入力手段にて入力される、前記操作者識別情報及び前記暗証情報に基づいて、入力された暗証情報と前記記憶手段に記憶され且つ前記操作者識別情報に対応する前記登録暗証情報とが一致するか否かを判別するように構成されている点にある。
第4特徴構成によれば、前記記憶手段には、操作者識別情報に対応付けた状態で登録暗証情報が記憶されており、認証を行うとき、操作者は情報入力手段にて暗証情報に加えて操作者識別情報を入力することになる。そして、前記情報処理手段は、前記暗証情報判別処理において、前記情報入力手段にて入力される、前記操作者識別情報及び前記暗証情報に基づいて、入力された暗証情報と記憶手段に記憶され且つ操作者識別情報に対応する登録暗証情報とが一致するか否かを判別するのである。
その結果、例えば、情報入力手段を操作する操作者が複数いるような場合であっても、その複数の操作者毎に異なる操作者識別情報を設定しておくと、記憶手段には、複数の操作者識別情報に対応付けた状態で複数の登録暗証情報を記憶することになる。そして、複数の操作者が情報入力手段を操作するときには、自己に対して設定されている操作者識別情報と自己の暗証情報とを入力することになる。そして、情報処理手段は、入力された暗証情報と前記記憶手段に記憶され且つ前記操作者識別情報に対応する前記登録暗証情報とが一致するか否かを判別するので、複数の操作者毎に正当な操作者であるか否かを認証することができる。
従って、情報入力手段を操作する操作者が複数いる場合であっても、有効に認証を行うことが可能となり、しかも、操作者は自分が覚え易い暗証情報を登録暗証情報として記憶させておくことができ、暗証情報をできるだけ忘れ難いようにすることが可能になる利点もある。
本発明の第5特徴構成は、商用電力系統に連系し且つ施設で消費される電力を発電可能な発電装置を備えた系統連系型の電源設備であって、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の認証装置が設けられ、前記情報処理手段が、前記施設の使用者が当該電源設備を新規に運用する新規使用者であるか否かを識別するための識別判定タイミングになるに伴って、前記暗証情報判別処理に先立って、前記使用者に前記暗証情報の入力を促す入力催促処理を実行するように構成され、前記暗証情報判別処理にて、前記情報入力手段にて入力された暗証情報が前記登録暗証情報と一致しないと判別したときには、前記発電装置の系統連系手続を行う旨を案内する手続案内情報を出力する案内情報出力処理を実行するように構成されている点にある。
第5特徴構成によれば、前記情報処理手段は、前記施設の使用者が当該電源設備を新規に運用する新規使用者であるか否かを識別するための識別判定タイミングになるに伴って、施設の使用者に暗証情報の入力を促す入力催促処理を実行し、その後、前記暗証情報判別処理を実行することになる。つまり、施設の使用者は、入力催促処理によって入力が促されるので情報入力手段にて暗証情報を入力しようとするが、そのとき、当該電源設備を新規に運用する新規使用者であれば、記憶手段に登録されている登録暗証番号が分からないので異なる暗証番号を入力することになる。そして、情報処理手段は、情報入力手段にて入力された暗証情報が登録暗証情報と一致しないと判別したときには、発電装置の系統連系手続を行う旨を案内する手続案内情報を出力する案内情報出力処理を実行する。
説明を加えると、上記構成の系統連系型の電源設備は電力会社が管理している商用電力系統に連系させて、例えば前記施設としての一般家庭における住居等において必要とされる電力需要に対して、発電装置による電力供給と商用電力系統による電力供給のいずれも行うことができるような電力供給状態(このような状態を系統連系による運転状態と称する)にて使用する構成であり、このような電源設備を施設に設置して前記系統連系による運転状態にて運転する場合には、その電源設備を使用する使用者からの申請に基づいて、その電源設備を系統連系による運転状態にて運転することについて、電力会社からの許諾を受けるための系統連系手続きを行う必要がある。
電源設備が新たに設置された場合だけでなく、設置された後において使用者が引越し等により住居変更し、使用者が変更した場合にも、その新規使用者が電源設備を前記系統連系による運転状態にて運転する場合には、新たに電力会社との間での前記系統連系手続きを行う必要がある。しかし、上述したような系統連系による運転ということについては一般的にはあまり知られていないことから、新規使用者はこのような系統連系手続きを行う必要があることを認識していない場合が多い。
そこで、前記認証装置を用いて、情報入力手段にて入力された暗証情報が登録暗証情報と一致しないと判別したときには、発電装置の系統連系手続を行う旨を案内する手続案内情報を情報出力手段にて出力させるようにすることにより、新規使用者に対して前記系統連系手続きを行うことを促すことができるのである。
本発明の第6特徴構成は、第5特徴構成に加えて、前記発電装置の運転を管理する運転管理手段が、前記情報処理手段による前記暗証情報判別処理の判別結果及び前記登録情報更新処理の処理結果に基づいて、入力された暗証情報と前記登録暗証情報とが一致しているとき及び新たな登録暗証情報が前記記憶手段に記憶されたときには、その後において運転開始指令が指令されると前記発電装置の運転を実行し、且つ、入力された暗証情報と前記登録暗証情報とが不一致であるときには、その後において前記発電装置を運転停止状態に維持するように構成されている点にある。
第6特徴構成によれば、前記発電装置の運転を管理する運転管理手段は、前記情報処理手段による暗証情報判別処理によって入力された暗証情報と登録暗証情報とが一致していると判別した、及び、前記登録情報更新処理が行われて新たな登録暗証情報が記憶手段に記憶されたときには、その後において運転開始指令が指令されると発電装置の運転を実行する。このように、暗証情報判別処理によって入力された暗証情報と登録暗証情報とが一致していると判別したや、前記登録情報更新処理が行われて新たな登録暗証情報が記憶手段に記憶されたときには、上記したような系統連系手続きが終了していることになるから発電装置の運転を実行することができるのである。
これに対して、情報入力手段にて入力された暗証情報が登録暗証情報と一致しないときには、施設の使用者が当該電源設備を新規に運用する新規使用者であり、上述したような系統連系手続きも行われていないので、その後において前記発電装置を運転停止状態に維持する。従って、新規使用者が系統連系手続きを行うことなく、電源設備を系統連系による運転状態にて運転させることを阻止することができる。
以下、本発明に係る認証装置とその認証装置を備えた系統連系型の電源設備の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に、施設の一例としての一般家庭における住居に設置される系統連系型の電源設備としてのコージェネレーションシステムを示している。このコージェネレーションシステムは、ガスエンジン1によって発電機2を駆動するように構成された発電装置の一例としての熱電併給装置3と、その熱電併給装置3にて発生する熱を利用しながら、貯湯タンク4への貯湯および熱消費端末5への熱媒供給を行う貯湯ユニット6と、熱電併給装置3および貯湯ユニット6の運転制御並びに後述するようなその他の制御を実行する運転制御部7などから構成されている。
前記発電機2の出力側には、系統連系用のインバータ8が設けられ、そのインバータ8は、発電機2にて発電されて出力される発電電力を商用電力系統9から供給される電力と同じ電圧および同じ周波数にするように構成されている。前記商用電力系統9は、例えば単相3線式100/200Vであり、商業用電力供給ライン10を介して、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などの電力負荷11に電気的に接続され、且つ、電源回路31にて所定の直流電圧に変換したのちに運転制御部7に電力を供給するように構成されている。また、インバータ8は、コージェネ用供給ライン12を介して商業用電力供給ライン10に電気的に接続され、発電機2からの発電電力がインバータ8およびコージェネ用供給ライン12を介して電力負荷11に供給するように構成されている。
従って、前記熱電併給装置3は、商用電力系統9に連系し且つ施設としての一般家庭における住居にて消費される電力を発電可能な状態で設けられることになる。
そして、前記運転制御部7に対する制御用電力供給ライン32には商用電力系統9にて一時的な停電等により電力供給が停止されても運転制御部7に対する電力供給を保持することが可能なバックアップ電源33が接続されている。このバックアップ電源33は、充電した電荷を放電することにより運転制御部7に電力を供給することが可能なバックアップ用のコンデンサを備えて構成されている。
又、前記運転制御部7は、商用電力系統9が停電になっているか否かを検出可能に構成され、停電状態になってからの経過時間を計測することが可能な構成となっている。
前記商業用電力供給ライン10には、電力負荷11の負荷電力を計測する電力負荷計測手段13が設けられ、この電力負荷計測手段13は、商業用電力供給ライン10を通して流れる電流に逆潮流が発生するか否かをも検出するように構成されている。そして、逆潮流が生じないように、インバータ8により発電機2から商業用電力供給ライン10に供給される電力が制御され、発電電力の余剰電力は、その余剰電力を熱に代えて回収する電気ヒータ14に供給されるように構成されている。
前記電気ヒータ14は、複数の電気ヒータから構成され、冷却水循環ポンプ17の作動により冷却水循環路15を通流するガスエンジン1の冷却水を加熱するように設けられ、インバータ8の出力側に接続された作動スイッチ16によりON/OFFが切り換えられている。また、作動スイッチ16は、余剰電力の大きさが大きくなるほど電気ヒータ14の消費電力が大きくなるように、余剰電力の大きさに応じて電気ヒータ14の消費電力を調整するように構成されている。
前記貯湯ユニット6は、温度成層を形成する状態で湯水を貯湯する前述した貯湯タンク4、湯水循環路18を通して湯水を循環させる湯水循環ポンプ19、熱媒循環路20を通して熱媒を前述した熱消費端末5に循環供給させる熱媒循環ポンプ21、湯水循環路18を通流する湯水を加熱させる排熱式熱交換器22、熱媒循環路20を通流する熱媒を加熱させる熱媒加熱用熱交換器23、ファン24を作動させた状態でのバーナ25の燃焼により湯水循環路18を通流する湯水を加熱させる補助加熱用熱交換器26などを備えて構成されている。
前記熱消費端末5は床暖房装置や浴室暖房乾燥装置などの暖房端末にて構成され、前記湯水循環路18には、貯湯タンク4の下部と連通する取り出し路27と貯湯タンク4の上部と連通する貯湯路28が接続され、貯湯路28には、貯湯弁29が設けられている。そして、湯水循環路18には、取り出し路27との接続箇所から湯水の循環方向に向かう順序で、排熱式熱交換器22、湯水循環ポンプ19、補助加熱用熱交換器26、湯水の通流を断続する断続弁30、熱媒加熱用熱交換器23が設けられている。
前記排熱式熱交換器22は、熱電併給装置3にて発生する熱を回収した冷却水を循環路15にて通流させることにより湯水循環路18を通流する湯水を加熱させるように構成され、熱電併給装置3が発生する熱にて湯水を加熱する排熱式加熱手段Nとして機能する。又、補助的に作動させて湯水を加熱する補助加熱手段Mとして、ファン24、バーナ25、補助加熱用熱交換器26が備えられている。前記熱媒加熱用熱交換器23は、排熱式熱交換器22や補助加熱用熱交換器26にて加熱された熱源用湯水を通流させることにより、熱媒循環路20を通流する熱媒を加熱させるように構成されている。
前記運転制御部7は、マイクロコンピュータを備えて構成され、熱電併給装置3の運転中には冷却水循環ポンプ17を作動させる状態で、熱電併給装置3の運転および冷却水循環ポンプ17の作動状態を制御し、且つ、湯水循環ポンプ19や熱媒循環ポンプ21の作動状態を制御することによって、貯湯タンク4内に湯水を貯湯する貯湯運転や、熱消費端末5に熱媒を供給する熱媒供給運転を行う通常運転制御を実行するように構成されているが、この通常運転制御についての詳細な説明は省略するが、この運転制御部7が発電装置としての熱電併給装置3の運転を管理する運転管理手段を構成することになる。そして、前記熱電併給装置3が運転して発電を実行する状態が、熱電併給装置3による電力供給と商用電力系統による電力供給のいずれも行うことができるような電力供給状態つまり系統連系による運転状態に対応している。
そして、このコージェネレーションシステムは、商用電力系統9における停電状態が設定時間以上継続して引越し等によって施設の使用者が変更しているおそれがあるときに、使用者が新規使用者であるか継続して使用している継続使用者であるかを認証することが可能な認証装置Hが備えられている。
前記認証装置Hは、暗証情報の一例としての暗証番号を入力可能な情報入力手段としての情報入力操作部Jと、登録暗証番号を記憶する記憶手段としての不揮発性のメモリ34と、情報入力操作部Jにて入力された暗証番号がメモリ34に記憶されている登録暗証番号であるか否かを判別する識別情報判別処理を実行する情報処理手段100とを備えて構成されている。
そして、前記情報処理手段100は、前記暗証情報判別処理において、前記登録暗証情報と一致しない暗証情報が情報入力操作部Jにて入力されることが繰り返し行われた場合に、その繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容が更新用規則に則っているか否かを判別するように構成され、前記暗証情報判別処理にて、情報入力操作部Jにて繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容が更新用規則に則っていると判別したときには、情報入力操作部Jにて繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容及び前記更新用規則に基づいて登録暗証情報を求めて、その求めた登録暗証情報を新たな登録暗証情報としてメモリ34に記憶させる登録情報更新処理を実行するように構成されている。
更に、前記情報処理手段100は、施設の使用者が当該設備を新規に運用する新規使用者であるか否かを識別するための識別判定タイミングになるに伴って、前記暗証情報判別処理に先立って、前記使用者に前記暗証情報の入力を促す入力催促処理を実行するように構成され、前記暗証情報判別処理にて、前記情報入力手段にて入力された暗証情報が前記登録暗証情報と一致しないと判別したときには、前記発電装置の系統連系手続を行う旨を案内する手続案内情報を出力する案内情報出力処理を実行するように構成されている。
以下、認証装置Hの具体的な構成について説明する。
図2に示すように、前記運転制御部7に対して人為操作にて各種の指令を与えるためのリモコン装置R1が設けられ、そのリモコン装置R1には、複数の操作キーを備えてその操作キーにて数字の情報等を入力可能な情報入力操作部Jと、操作キーを操作したときの情報やその他の指示情報等の各種の情報を使用者が目視にて認識可能な状態で表示出力する情報出力手段としての情報表示部Gとを備えており、操作者は暗証番号を入力できるようになっている。又、運転制御部7による指令に基づいて登録暗証番号を記憶する不揮発性のメモリ34が備えられている。
前記情報処理手段100は、運転制御部7における制御処理の構成を利用して構成されている。すなわち、運転制御部7は、情報入力操作部Jにて入力される情報に基づいて、上述したような暗証情報判別処理及び登録情報更新処理を実行するように構成され、情報入力操作部Jにて入力された暗証番号がメモリ34に記憶されている登録暗証番号と一致しないと判別すると、熱電併給装置3の系統連系手続を行う旨を案内する手続案内情報を情報表示部Gにて出力させるように構成されている。
又、運転制御部7は、上記暗証情報判別処理の判別結果及び登録情報更新処理の処理結果に基づいて、入力された暗証情報と登録暗証情報とが一致しているとき及び新たな登録暗証情報がメモリ34に記憶されたときには、その後において運転開始指令が指令されると熱電併給装置3の運転を実行し、且つ、入力された暗証情報と登録暗証情報とが不一致であるときには、その後において熱電併給装置3を運転停止状態に維持するように構成されている。
従って、この実施形態では、前記情報入力操作部J、前記メモリ34、及び、運転制御部7にて構成される情報処理手段100によって認証装置Hが構成されることになる。
次に、運転制御部7の具体的な制御処理についてフローチャートを参照しながら説明する。
すなわち、図3に示すように、運転制御部7は、電源がオンされて電源供給が開始されれると(ステップ1)、そのとき前記メモリ34に使用者を識別するための登録暗証番号が記憶されていない場合には、登録暗証番号を設定するための処理を実行する。すなわち、使用者に自己の暗証番号を設定するための設定指示情報を情報表示部Gに出力する(ステップ2、3)。具体的には、前記情報表示部Gに「暗証番号を登録してください」というメッセージを表示する。使用者は、例えば、2桁の数字等の自己の暗証番号を情報入力操作部Jから入力することになる。
そして、暗証番号が入力され且つ確認キー等が操作されて入力が終了したことを判別すると、その入力された暗証番号を登録暗証番号としてメモリ34に書き込み記憶する(ステップ4、5)。又、熱電併給装置3にて発電を行う運転を許可して当該システムが運転可能な状態にする(ステップ6)。このようにして、メモリ34に登録暗証番号が記憶されていない場合には、当該電源設備が初期設置された状態であるから、使用者に対応する暗証番号を登録してメモリ34に記憶してから、当該システムが運転可能な状態にするのである。
その後、商用電力系統9からの電力供給が停止する停電状態になってから設定時間(24時間)以上経過しているか否を判断する(ステップ7)。停電時間が設定時間(24時間)以上になったときには、施設の使用者が当該設備を新規に運用する新規使用者であるか否かを識別するための識別判定タイミングになったものとして、熱電併給装置3による発電運転を停止して当該システムが使用できない運転停止状態にし(ステップ8)、使用者に暗証番号の入力を促す入力催促情報を情報表示部Gから出力する入力催促処理を実行する(ステップ9)。具体的には、前記情報表示部Gに「暗証番号を入力してください」というメッセージを表示する。
その結果、使用者は自己の暗証番号を情報入力操作部Jから入力することになるが、入力された暗証番号がメモリ34に記憶されている登録暗証番号と一致するか否かを判別する(ステップ11)。そのとき入力された暗証番号と登録暗証番号とが一致しているときには、熱電併給装置3にて発電を行う運転を許可して当該システムが運転可能な状態にする(ステップ6)。そして、ステップ11にて、入力された暗証番号が登録暗証番号と一致しないと判別したときには、その家庭では住人が入れ替わって使用者が変更していると考えられるので、手続案内情報を情報表示部Gにて表示出力する案内情報出力処理を実行する(ステップ12)。具体的には、情報表示部Gに「発電するためには手続きが必要です。ご連絡下さい」というメッセージを表示する。
そこで、入力された暗証番号が登録暗証番号と一致しなかったときに、使用者は当該システムの設置事業者における管理センターの担当者に電話連絡を行う。又、そのとき、当該システムの設置事業者は、連絡があった設備の使用者について、その使用者が新規の使用者であって自己の暗証番号を登録できていない場合であるのか、あるいは、従来より継続して使用している継続使用者であるが暗証番号を忘れた場合であるかのいずれであるかについて確認する。例えば、管理センターの担当者は、問い合わせしてきた人について、氏名や生年月日等の個人情報を確認して、従来より継続して使用している継続使用者であるか新規使用者であるか否かを確認することになる。
新規の使用者であれば、その後、上述したような系統連系手続きを行うことになる。具体的には、当該システムの設置事業者が電力会社との間で系統連系手続きを使用者の代行で行うことになる。
一方、従来より継続して使用している使用者であることが確認できると、暗証番号を更新するための更新用規則が知らされるので、使用者は、その更新用規則に則った入力内容で暗証番号を入力することができる。
そして、運転制御部7は、登録暗証番号と一致しない暗証番号が情報入力操作部Jにて入力されることが繰り返し行われた場合に、繰り返し入力された暗証番号の入力内容が更新用規則に則っているか否かを判別する。この実施形態では、3回連続して同一の暗証番号が入力されると、更新用規則に則っているものと判別する構成となっている(ステップ13)。例えば、操作者が暗証番号として「37」を入力して確認キー等を操作すると、その暗証番号が登録暗証番号と一致していないときには、再度、暗所番号の入力が催促されて、操作者が暗証番号として「37」を再入力して確認キー等を操作する。しかし、登録暗証番号と一致していないから、再度、暗証番号の入力が催促される。そして、操作者が暗証番号として「37」を入力して確認キー等を操作すると、そのとき、3回連続して同一の暗証番号が入力されて更新用規則に則った入力内容であると判別することになる。 従って、ステップ11及びステップ13が、前記暗証情報判別処理に対応する。
ステップ13において暗証番号の入力内容が更新用規則に則った入力内容であると判別したときは前記登録情報更新処理を実行する(ステップ14)。すなわち、繰り返し入力された暗証番号の入力内容(上記した例では「37」の番号)及び更新用規則(上記した例では3回同一番号を入力すること)に基づいて新たな登録暗証番号「37」を求めて、その新たな登録暗証番号をメモリ34に記憶されている登録暗証番号に代えて更新して記憶させるのである。このように登録識別番号を更新したのちは、上述したような系統連系状態での運転を許可して、熱電併給装置3を運転することが可能な状態にする(ステップ6)。
暗証番号を入力した操作者が新規の使用者であれば、上記したように前記系統連系手続きを進めて、設置事業者により新規使用者による使用形態に対応するように各種の運転条件を設定する運転状態の初期設定が終了するまでは、熱電併給装置3を運転停止している状態が継続することになる。そして、このような運転状態の初期設定が終了した後は、当該設備の設置事業者が登録暗証番号を更新するための更新用規則を知らせることにより、その更新用規則に則った入力内容で暗証番号を入力することが可能となる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
この第2実施形態では、情報処理手段による処理構成が異なる他の構成は第1実施形態と同じであるから、ここでは、異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明は省略する。
この実施形態では、情報処理手段100が、複数種類の更新用規則に切り換え可能に構成され、且つ、設定時間が経過する毎に、それまでとは異なる更新用規則に切り換えるように構成されている。
すなわち、前記情報処理手段100を構成する前記運転制御部7が、複数種類の更新用規則に切り換え可能に構成されており、図4に示すように制御を実行する。
図4におけるステップ1からステップ7までの処理、及び、ステップ8〜ステップ12までの処理は第1実施形態のときと同様であるから説明は省略するが、この実施形態では、設定時間が経過する毎に更新用規則を別のものに切り換える構成となっている(ステップ15、16)。そして、ステップ13において、情報入力操作部Jに対する入力内容が、そのときに設定されている更新用規則に則っているか否かを判別する構成となっている。
尚、電源設備の設置事業者は設備が設置されてからの経過時間が分かるので、例えば、暗証番号を忘れた継続使用者等が連絡してきたときに、現在どの更新用規則であるかを認識できるようになっている。前記設定時間としては、例えば、1日あるいは1週間(7日)等適宜設定して実行することができる。
複数種類の更新用規則として、例えば3種類の更新用規則を例示して説明する。
例えば、第1の規則が第1実施形態で記載したものと同じであり、第2の更新用規則は、同一の暗証番号を1回おきに3回繰り返して入力する構成とし、第3の更新用規則として、同じ番号を3回入力し、それに続けて、異なる番号を3回入力するような規則が挙げられる。説明を加えると、第2の更新用規則は、例えば、「37」→「01」→「37」→「99」→「37」というように、同一の暗証番号を1回おきに3回繰り返して入力することであり、途中で入力する「01」「99」等で例示した数値は1回おきに繰り返す番号「37」とは異なる番号にしておく。そして、そのときには「37」を登録暗証番号として求めて更新させるものである。すなわち、繰り返し入力された暗証番号の入力内容(上記した例では「37」の番号)及び更新用規則(上記した例では同一の暗証番号を1回おきに3回繰り返して入力すること)に基づいて新たな登録暗証番号「37」を求める。
第3の更新用規則は、例えば、「03」→「03」→「03」→「07」→「07」→「07」というように入力を繰り返すと更新用規則に適合しており、最初の3回の入力番号「03」の1桁目の数字「3」を登録暗証番号の10の位の数とし、後の3回の入力番号「07」の1桁目の数字「7」を登録暗証番号の1の位の数として、「37」を登録暗証番号とするものである。すなわち、繰り返し入力された暗証番号の入力内容(上記した例では「03」「07」)及び更新用規則(上記した例では同じ番号を3回入力し、それに続けて、異なる番号を3回入力すること)に基づいて新たな登録暗証番号「37」を求める。
但し、前記複数の更新用規則としては、上記したような3種類に限るものではなく、2種類であってもよく、又、4種類以上であってよい。
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
この第3実施形態では、記憶手段の構成及び情報処理手段による処理構成が異なる他の構成は第1実施形態と同じであるから、ここでは、異なる構成についてのみ説明し、同じ構成については説明は省略する。
この第3実施形態では、前記記憶手段が、操作者識別情報に対応付けて前記登録暗証情報を記憶するように構成され、前記情報処理手段が、前記暗証情報判別処理において、前記情報入力手段にて入力される、前記操作者識別情報及び前記暗証情報に基づいて、入力された暗証情報と記憶手段に記憶され且つ操作者識別情報に対応する登録暗証情報とが一致するか否かを判別するように構成されている。
具体的に説明すると、情報入力操作部Jを操作する対象者として複数の操作者が存在し、その複数の操作者毎に操作者識別情報の一例としての識別番号、例えば、操作者別に「1」,「2」,「3」…が設定されており、記憶手段としてのメモリ34には、その識別番号に対応付けて管理する状態で各操作者毎に異なる登録暗証情報が記憶される。例えば、電源設備が設置される家庭において家族が複数人いる場合、各人別に操作識別番号と登録暗証番号を記憶するのである。そして、情報処理手段100が、情報入力操作部Jにて入力される識別番号と情報入力操作部Jにて入力される暗証情報とに基づいて、操作者毎に暗証番号と登録暗証情報とが一致するか否かを判別するのである。
すなわち、前記情報処理手段100を構成する前記運転制御部7が、図5に示すように、ステップ3において、操作者の暗証番号に加えてその操作者の識別番号を設定するための設定指示情報を情報表示部Gに出力する。すなわち、前記情報表示部Gに「暗証番号を登録してください」というメッセージの他にも「あなたの識別番号を登録してください」というメッセージを表示する。
そして、ステップ9における入力催促処理の際には、暗証番号に加えて識別番号の入力を促す。すなわち、前記情報表示部Gに「暗証番号を入力してください」というメッセージの他に「あなたの識別番号を入力してください」というメッセージも合わせて表示する。そこで、操作者は、ステップ10の入力処理にて自己の識別番号(1,2、3…のいずれか1つ)と自己の暗証番号とを入力することになる。
そして、運転制御部7は、ステップ11の判別処理において、情報入力操作部Jにて入力される識別番号、及び、情報入力操作部Jにて入力される暗証番号に基づいて、その入力された暗証番号が識別番号に対応付けてメモリ34に記憶されている登録暗証番号であるか否かを判別する。又、登録暗証番号の更新処理も各操作者毎に各別に行うことになる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
(1)上記第1実施形態では、前記更新用規則として、3回連続して同一の暗証番号が入力されることを例示したが、この更新用規則に代えて別の更新用規則を用いるようにしてもよい。
例えば、第2実施形態で例示したような、同一の暗証番号を1回おきに3回繰り返して入力することを更新用規則とする構成としたり、同じ番号を3回入力し、それに続けて、異なる番号を3回入力することを更新用規則とする構成としてもよく、又、このような構成以外にも各種の構成を適用することができる。
(2)上記第2実施形態では、前記情報処理手段が、設定時間が経過する毎に更新用規則を変更するものを例示したが、このような構成に限らず、例えば、通信線や無線式の通信手段等の各種の通信手段を介して通信可能に接続された管理装置から切り換え指令を指令することによって前記情報処理手段が更新用規則を変更する構成としてもよい。例えば、前記設置事業者が管理している管理装置から各家庭に設置された電源設備における運転制御部に通信により切り換え指令を指令するように構成してもよい。
(3)上記各実施形態では、暗証情報として2桁の数字からなる暗証番号を用いたが、暗証情報としては、2桁の番号に限らず3桁以上の番号を用いてもよく、数字に代えてアルファベット等の文字情報を用いてもよく、又は、数字と文字情報との組み合わせを用いてもよい。
(4)上記各実施形態では、系統連系型の電源設備において、商用電力系統からの電力供給が停止する停電状態が設定時間以上継続すると前記識別判定タイミングであるとして、前記入力催促処理及び前記暗証情報判別処理を実行するように構成したが、このような構成に限らず、例えば、一定周期毎のタイミングを前記識別判定タイミングとしてもよく、又、商用電力系統からの電力供給が停止する停電状態から電力供給が行われる電力供給状態に切り換わったときを前記識別判定タイミングとしてもよく、要するに、施設の使用者が当該電源設備を新規に運用する新規使用者であるか否かを識別するのに適したタイミングであればよい。
(5)上記各実施形態では、上記構成の認証装置を系統連系型の電源設備に備える構成を例示したが、このような構成に限らず、上記構成の認証装置を、系統連系型の電源設備以外に、一般家庭に設置される他の住宅設備機器に用いるようにしてもよい。
(6)上記各実施形態では、入力された暗証番号と登録暗証番号とが一致しないと判別した場合、発電装置の系統連系手続を行う旨を案内する手続案内情報を出力する案内情報出力処理を行うことに加えて、その後において発電装置を運転停止状態に維持するように構成するものを例示したが、このような構成に限らず、暗証番号と登録暗証番号とが一致しないと判別した場合であっても、前記案内情報出力処理のみを行い、前記発電装置が運転状態になることを許容する構成としてもよい。
(7)上記各実施形態では、系統連系型の電源設備において、商用電力系統に連系し且つ施設で消費される電力を発電可能な発電装置として、電力だけでなく熱も合わせて供給することが可能なガスエンジンを用いる形成の熱電併給装置としたが、発電装置としては、ガスエンジンに限らず燃料電池等の他の形式の熱電併給装置を用いてもよく、又、このような熱電併給装置に限らず、発電だけを行う専用の発電装置等であってもよい。
電源設備の概略構成図 制御ブロック図 制御動作のフローチャート 第2実施形態の制御動作のフローチャート 第3実施形態の制御動作のフローチャート
符号の説明
3 発電装置
9 商用電力系統
34 記憶手段
100 情報処理手段
G 情報出力手段
J 情報入力手段

Claims (6)

  1. 登録暗証情報を記憶する記憶手段と、情報入力手段にて入力された暗証情報と前記記憶手段に記憶されている前記登録暗証情報とが一致するか否かを判別する暗証情報判別処理を実行する情報処理手段とが備えられた認証装置であって、
    前記情報処理手段が、
    前記暗証情報判別処理において、前記登録暗証情報と一致しない暗証情報が前記情報入力手段にて入力されることが繰り返し行われた場合に、その繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容が更新用規則に則っているか否かを判別するように構成され、
    前記暗証情報判別処理にて、前記情報入力手段にて繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容が更新用規則に則っていると判別したときには、前記情報入力手段にて繰り返し入力された前記暗証情報の入力内容及び前記更新用規則に基づいて登録暗証情報を求めて、その求めた登録暗証情報を新たな登録暗証情報として前記記憶手段に記憶させる登録情報更新処理を実行するように構成されている認証装置。
  2. 前記情報処理手段が、複数種類の更新用規則に切り換え可能に構成されている請求項1記載の認証装置。
  3. 前記情報処理手段が、設定時間が経過する毎に、それまでとは異なる更新用規則に切り換えるように構成されている請求項2記載の認証装置。
  4. 前記記憶手段が、操作者識別情報に対応付けて前記登録暗証情報を記憶するように構成され、
    前記情報処理手段が、前記暗証情報判別処理において、前記情報入力手段にて入力される、前記操作者識別情報及び前記暗証情報に基づいて、入力された暗証情報と前記記憶手段に記憶され且つ前記操作者識別情報に対応する前記登録暗証情報とが一致するか否かを判別するように構成されている請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の認証装置。
  5. 商用電力系統に連系し且つ施設で消費される電力を発電可能な発電装置を備えた系統連系型の電源設備であって、
    請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の認証装置が設けられ、
    前記情報処理手段が、
    前記施設の使用者が当該電源設備を新規に運用する新規使用者であるか否かを識別するための識別判定タイミングになるに伴って、前記暗証情報判別処理に先立って、前記使用者に前記暗証情報の入力を促す入力催促処理を実行するように構成され、
    前記暗証情報判別処理にて、前記情報入力手段にて入力された暗証情報が前記登録暗証情報と一致しないと判別したときには、前記発電装置の系統連系手続を行う旨を案内する手続案内情報を出力する案内情報出力処理を実行するように構成されている系統連系型の電源設備。
  6. 前記発電装置の運転を管理する運転管理手段が、前記情報処理手段による前記暗証情報判別処理の判別結果及び前記登録情報更新処理の処理結果に基づいて、入力された暗証情報と前記登録暗証情報とが一致しているとき及び新たな登録暗証情報が前記記憶手段に記憶されたときには、その後において運転開始指令が指令されると前記発電装置の運転を実行し、且つ、入力された暗証情報と前記登録暗証情報とが不一致であるときには、その後において前記発電装置を運転停止状態に維持するように構成されている請求項5に記載の系統連系型の電源設備。
JP2005095337A 2005-03-29 2005-03-29 認証装置及び系統連系型の電源設備 Active JP4815143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095337A JP4815143B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 認証装置及び系統連系型の電源設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005095337A JP4815143B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 認証装置及び系統連系型の電源設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006277316A true JP2006277316A (ja) 2006-10-12
JP4815143B2 JP4815143B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=37212022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005095337A Active JP4815143B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 認証装置及び系統連系型の電源設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4815143B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247806A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Aisin Seiki Co Ltd レベル検出装置
JP7439000B2 (ja) 2021-02-18 2024-02-27 富士通フロンテック株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103345670A (zh) * 2013-07-03 2013-10-09 国家电网公司 配网模型的设备编码校验纠正方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05108188A (ja) * 1991-10-16 1993-04-30 Yokogawa Electric Corp データ設定装置
JPH11134301A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Fujitsu Ltd パスワード処理装置および記録媒体
WO2000052930A1 (en) * 1999-03-04 2000-09-08 Starsight Telecast, Inc. Multiple interactive electronic program guide system and methods
JP2005038257A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Ntt Data Corp 情報処理システム、本人認証装置、生体特徴情報更新方法およびプログラム
JP2005063297A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Seiko Precision Inc 指紋認証方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05108188A (ja) * 1991-10-16 1993-04-30 Yokogawa Electric Corp データ設定装置
JPH11134301A (ja) * 1997-10-31 1999-05-21 Fujitsu Ltd パスワード処理装置および記録媒体
WO2000052930A1 (en) * 1999-03-04 2000-09-08 Starsight Telecast, Inc. Multiple interactive electronic program guide system and methods
JP2005038257A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Ntt Data Corp 情報処理システム、本人認証装置、生体特徴情報更新方法およびプログラム
JP2005063297A (ja) * 2003-08-19 2005-03-10 Seiko Precision Inc 指紋認証方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011247806A (ja) * 2010-05-28 2011-12-08 Aisin Seiki Co Ltd レベル検出装置
JP7439000B2 (ja) 2021-02-18 2024-02-27 富士通フロンテック株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4815143B2 (ja) 2011-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101232203B (zh) 用于智能电子装置中基于角色的访问的装置、方法和系统
CN103968552A (zh) 一种电热水器及其控制方法
JP4815143B2 (ja) 認証装置及び系統連系型の電源設備
US20120158196A1 (en) Tactical smart grids
CN105763559B (zh) 一种智能家居控制系统及方法
JP2016070514A (ja) 操作端末、および、制御方法
CN104506563B (zh) 进程的访问控制方法、访问控制系统和终端
CN102770997A (zh) 燃料电池的运转方法以及燃料电池系统
CN115955985A (zh) 用于在气溶胶生成装置中进行离线认证的控制电路系统
JP4416631B2 (ja) 系統連系型の電源設備
US20060059360A1 (en) Authenticating controller
JP2009264656A (ja) 空調機器用リモートコントローラー
JP2022152113A (ja) 認証システム、認証方法、認証プログラム、および特定システム
JP4163977B2 (ja) 熱源システム
JP2015025586A (ja) コージェネレーション装置
JP2010200398A (ja) 電力使用量加算システム
JP2001125602A (ja) 監視制御装置
JP6208423B2 (ja) 電気錠制御装置
CN109041281B (zh) 单火线智能延迟保护开关
JP7086652B2 (ja) 発電システム
JP2016213593A (ja) リモートコントロール装置
CN104916101A (zh) 蓝牙4.0墙壁开关控制系统
CN109522686B (zh) 密码电源开关电路及电子装置
JP6459871B2 (ja) 住宅の管理システム
CN104573433A (zh) 便携式电脑及其使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110331

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110609

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4815143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3