JP2006277180A - Rtl入力プログラムの不具合解析支援装置及びその方法ならびに部分rtl生成装置 - Google Patents

Rtl入力プログラムの不具合解析支援装置及びその方法ならびに部分rtl生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 RTL入力プログラム(論理合成ツールや論理検証ツールなど)の異常終了原因の特定がより短時間で行えるようにする。
【解決手段】 部分RTL生成部161は、入力RTL131中の連続する一部分から抽出した論理記述と全く同じ論理記述を含み且つ入力RTL131の信号の接続関係を維持した部分RTL135を作成して記憶部115に記憶する。評価部162は、部分RTL135を入力としてRTL入力プログラム151を実行し、RTL入力プログラム151に異常終了などの不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報137を記憶部117に記憶する。実行制御部163は、エラー判定情報137の内容に基づいて、部分RTL生成部161により次に生成する部分RTLに含まれる論理記述の量を制御することにより、最終的に、入力RTL131と同じ不具合が起こり且つ論理記述の量が最小の部分RTL132を決定して出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、論理合成ツールや論理検証ツールなどのRTL入力プログラムで不具合が発生した原因を解析する作業を支援する装置と方法に関する。
一般にLSIの論理設計では、レジスタトランスファレベル(RTL)のハードウェア記述言語(RTL言語)を用いてハードウェアを記述し、このRTL記述データを論理合成ツールと呼ばれるプログラムに入力してゲートレベルの論理回路を生成する(例えば特許文献1参照)。また、論理合成ツールに入力する前に、RTL記述データで表現された論理回路の動作が仕様通りかどうか、矛盾がないかどうかを調べるために、論理検証ツールと呼ばれるプログラムに入力して論理を検証したり、RTLチェッカと呼ばれるプログラムに入力して種々のチェックが行われている。本明細書では、論理合成ツールやRTLチェッカあるいは論理検証ツールなど、RTL記述データを入力とするプログラムのことをRTL入力プログラムと呼ぶ。
RTL入力プログラムの一例が特許文献2に記載されている。この特許文献2に記載されるRTL入力プログラムは、RTL記述データを入力して解析し、RTL記述で表現された論理回路の誤りを発見するプログラムである。
特開2003−85221号公報 特開平5−242191号公報
論理チェックや論理合成などを目的にRTL記述データをRTL入力プログラムに入力した際、そのRTL入力プログラムが原因不明のプログラム内部処理エラーなどで異常終了する場合がある。この異常終了の原因には、RTL記述データの誤り、RTL入力プログラムのバグおよびその両者が考えられ、通常は原因の特定に多くの時間がかかるという課題がある。この問題は、規模の大きなRTL記述データの場合に特に顕著である。
また、異常終了したRTL入力プログラムがベンダーから提供された製品である場合、現象の再現と原因究明のために、異常終了した際に使用したRTL記述データをベンダーに提供することが必要になるが、そうするとRTL記述データの機密性が保たれなくなるという課題がある。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、RTL入力プログラムの異常終了原因の特定がより短時間で行えるようにすることにある。
また本発明の別の目的は、RTL入力プログラムの異常終了原因の特定のためにRTL記述データの機密性が保たれなくなるのを防止することにある。
本発明の第1のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置は、入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述と全く同じ論理記述を含み且つ前記入力RTL記述データの信号の接続関係を維持した部分RTL記述データを作成して記憶部に記憶する部分RTL生成手段と、前記記憶部から読み出した前記部分RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行し、前記RTL入力プログラムに不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報を前記記憶部に記憶する評価手段と、前記記憶部から読み出した前記エラー判定情報の内容に基づいて前記部分RTL生成手段により次に生成する部分RTL記述データに含まれる論理記述の量を制御し、前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こり且つ論理記述の量が最小の部分RTL記述データを決定して出力する実行制御部とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置は、第1のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置において、前記部分RTL生成手段は、前記入力RTL記述データの外部端子の信号名と信号の向きの情報を含む外部端子情報を信号情報テーブルに保存する外部端子情報読み込み部と、前記入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述を含む中間RTL記述データを生成して前記記憶部に保存する内部論理記述抽出部と、前記中間RTL記述データ内の各信号について、前記中間RTL記述データ中で定義および参照されているか、外で定義および参照されているかを示す定義参照関係情報を作成して前記信号情報テーブルに保存する内部信号情報テーブル作成部と、前記信号情報テーブルに保存された前記外部端子情報および前記定義参照関係情報に基づいて前記中間RTL記述データ内の各信号が、前記中間RTL記述データの出力端子、入力端子および内部信号の何れの種別になるかを判断し、その判断結果を種別情報として前記信号情報テーブルに保存する外部端子情報作成部と、前記記憶部から読み出した前記中間RTL記述データに対し前記信号情報テーブルに保存された前記種別情報に基づいて生成した外部端子の情報を追加して部分RTL記述データを生成し、前記記憶部に記憶するRTL作成部とを備えることを特徴とする。
本発明の第3のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置は、第1のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置において、前記評価手段は、前記記憶部から読み出した前記部分RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行し、実行ログを前記記憶部に記憶するRTL入力プログラム実行部と、前記実行ログを解析して前記RTL入力プログラムに不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報を前記記憶部に記憶する実行結果解析部とを備えることを特徴とする。
本発明の第4のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置は、第1のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置において、前記実行制御部は、前記入力RTL記述データから論理記述を抽出する範囲の一端側の限度を前記入力RTL記述データの最初の論理記述文および最後の論理記述文の一方に固定し、前記入力RTL記述データから論理記述を抽出する範囲の他端側の限度を可変にして、前記入力RTL記述データの前記固定した一端側の論理記述文から連続する論理記述文を含み且つ前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こる論理記述量最小の部分RTL記述データを決定し、前記入力RTL記述データから論理記述を抽出する範囲の他端側の限度を前記決定した論理記述量最小の部分RTL記述データの他端側の論理記述文に固定し、前記入力RTL記述データから論理記述を抽出する範囲の一端側の限度を可変にして、前記決定した論理記述量最小の部分RTL記述データの他端側の論理記述文から連続する論理記述文を含み且つ前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こる論理記述量最小の部分RTL記述データを決定するものであることを特徴とする。
本発明の第1のRTL入力プログラムの不具合解析支援方法は、a)部分RTL生成手段が、入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述と全く同じ論理記述を含み且つ前記入力RTL記述データの信号の接続関係を維持した部分RTL記述データを作成して記憶部に記憶するステップ、b)評価手段が、前記記憶部から読み出した前記部分RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行し、前記RTL入力プログラムに不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報を前記記憶部に記憶するステップ、c)実行制御部が、前記記憶部から読み出した前記エラー判定情報の内容に基づいて前記部分RTL生成手段により次に生成する部分RTL記述データに含まれる論理記述の量を制御するステップ、を含み、前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こり且つ論理記述の量が最小の部分RTL記述データを決定して出力することを特徴とする。
本発明の第1の部分RTL生成装置は、入力RTL記述データの外部端子の信号名と信号の向きの情報を含む外部端子情報を信号情報テーブルに保存する外部端子情報読み込み部と、前記入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述を含む中間RTL記述データを生成して記憶部に保存する内部論理記述抽出部と、前記中間RTL記述データ内の各信号について、前記中間RTL記述データ中で定義および参照されているか、外で定義および参照されているかを示す定義参照関係情報を作成して前記信号情報テーブルに保存する内部信号情報テーブル作成部と、前記信号情報テーブルに保存された前記外部端子情報および前記定義参照関係情報に基づいて前記中間RTL記述データ内の各信号が、前記中間RTL記述データの出力端子、入力端子および内部信号の何れの種別になるかを判断し、その判断結果を種別情報として前記信号情報テーブルに保存する外部端子情報作成部と、前記記憶部から読み出した前記中間RTL記述データに対し前記信号情報テーブルに保存された前記種別情報に基づいて生成した外部端子の情報を追加して、前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こる可能性のある部分RTL記述データを生成し、前記記憶部に記憶するRTL作成部とを備えることを特徴とする。
『作用』
本発明にあっては、部分RTL生成手段が、入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述と全く同じ論理記述を含み且つ入力RTL記述データの信号の接続関係を維持した部分RTL記述データを作成して記憶部に記憶し、評価手段が、前記生成された部分RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行し、RTL入力プログラムに不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報を記憶部に記憶し、実行制御部が、エラー判定情報の内容に基づいて部分RTL生成手段により次に生成する部分RTL記述データに含まれる論理記述の量を制御することにより、最終的に、入力RTL記述データと同じ不具合が起こり且つ論理記述の量が最小の部分RTL記述データを決定して出力する。
本発明によれば、入力RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行した際に原因不明のプログラム内部処理エラーなどの不具合が起きた場合、通常は原因の特定に多くの時間がかかるが、エラー解析に要する時間を短縮させることができる。その理由は、入力RTL記述データから不具合が起こる最小の部分RTL記述データを自動的に生成でき、入力RTL記述データの代わりにこの部分RTL記述データを使って原因の特定作業を進めることができるからである。
また本発明によれば、不具合の起きたRTL入力プログラムがベンダーから提供された製品であって、現象の再現と原因究明のためにRTL記述データをベンダーに提供する場合、入力RTL記述データの代わりに部分RTL記述データを提供すれば良くなり、実データをそのまま外に出すことが避けられるため、データの機密性を保持することができるという効果もある。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の実施の形態にかかるRTL入力プログラムの不具合解析支援装置は、処理装置101と、記憶部111〜118と、記録媒体121とで構成されている。
記憶部111は、入力RTL131を記憶する。この入力RTL131は、或る入力RTLプログラムに入力した際、そのRTL入力プログラムが原因不明のプログラム内部処理エラーを起こしたときのRTL記述データである。
記憶部112は、処理装置101が入力RTL131を処理して生成した部分RTL132を記憶する。この部分RTL132は、入力RTL131と同じ不具合が起こる最小のRTL記述データである。ここで、最小とは論理記述の文の数が最小であることを意味する。
記憶部113〜117は、処理装置101が入力RTL131から部分RTL132を生成する処理の過程で適宜生成されるデータを保持するために使用される。具体的には、記憶部113は信号情報テーブル133を記憶し、記憶部114は中間RTL134を記憶し、記憶部115は部分RTL135を記憶し、記憶部116は実行ログ136を記憶し、記憶部117はエラー判定情報137を記憶する。また記憶部118は、入力RTL131を入力として実行させると異常終了するRTL入力プログラム151が記憶されている。
処理装置101は、部分RTL生成部161、評価部162および実行制御部163を備える。
部分RTL生成部161は、記憶部111から入力RTL131を入力して処理し、処理結果として部分RTL135を生成して記憶部115に保存する。この部分RTL135は、入力RTL131の一部と全く同じ論理記述であり且つ入力RTL131の信号の接続関係を維持した外部端子情報付きのRTL記述データである。部分RTL生成部161は、外部端子情報読み込み部171、内部論理記述抽出部172、内部信号情報テーブル作成部173、外部端子情報作成部174およびRTL作成部175で構成される。
外部端子情報読み込み部171は、記憶部111から入力RTL131を入力して解析し、入力RTL131の外部端子の信号名と信号の向きの情報を含む外部端子情報141を記憶部113の信号情報テーブル133に保存する。
内部論理記述抽出部172は、記憶部111から入力RTL131を入力し、入力RTL131の論理記述の一部を全く同じ記述のまま切り出し、論理記述だけの中間RTL134を作成して記憶部114に保存する。
内部信号情報テーブル作成部173は、記憶部114から中間RTL134を入力し、記憶部111から入力RTL131を入力し、中間RTL134内の各信号について、中間RTL134の中で定義および参照されているか、外で定義および参照されているかを示す定義参照関係情報142を作成して、信号情報テーブル133に保存する。
外部端子情報作成部174は、信号情報テーブル133から外部端子情報141および定義参照関係情報142を読み込み、中間RTL134内の各信号が、中間RTLの出力端子、入力端子および内部信号の何れの種別になるかを判断し、その判断結果を種別情報143として信号情報テーブル133に保存する。
RTL作成部175は、記憶部114から中間RTL134を読み出し、信号情報テーブル133から中間RTL内の各信号の種別情報143を読み出し、種別情報143に基づいて生成した外部端子の情報を中間RTL134に追加して部分RTL135を生成し、記憶部115に記憶する。
評価部162は、記憶部115から部分RTL135を読み出し、記憶部118からRTL入力プログラム151を読み出し、部分RTL135を入力としてRTL入力プログラム151を実行し、原因不明のプログラム内部処理エラー等による異常終了が起きたかどうかを示すエラー判定情報137を記憶部117に記憶する。評価部162は、RTL入力プログラム実行部181と実行結果解析部182とで構成される。
RTL入力プログラム実行部181は、記憶部115から部分RTL135を読み出し、記憶部118からRTL入力プログラム151を読み出し、部分RTL135を入力としてRTL入力プログラム151を実行し、その実行ログ136を記憶部116に記憶する。
実行結果解析部182は、記憶部116から実行ログ136を読み出して解析し、原因不明のプログラム内部処理エラー等による異常終了が起きたかどうかを示すエラー判定情報137を記憶部117に記憶する。
実行制御部163は、記憶部111に記憶された入力RTL131に含まれる論理記述文の数や記憶部117に記憶されたエラー判定情報137が示すエラー判定結果などに基づいて、部分RTL生成部161により次に生成する部分RTLに含まれる論理記述の量を制御し、入力RTL131と同じ不具合が起こる最小のRTL記述データである部分RTL132を決定して記憶部112に出力する。
上述のような構成を有するRTL入力プログラムの不具合解析支援装置は、パーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは、磁気ディスクなどのコンピュータ可読記録媒体121に記録されて提供され、処理装置101を構成するコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータ上に部分RTL生成部161、評価部162および実行制御部163を実現する。また、コンピュータに備わる主記憶装置や外部記憶装置などの記憶装置によって、記憶部111〜118が実現される。
次に、図1のブロック図および図2と図3に示す本実施の形態の動作フローチャートを参照して、本実施の形態の動作を説明する。
処理装置101は起動されると、まず部分RTL生成部161の外部端子情報読み込み部171により、入力RTL131に含まれる外部端子の信号名とその信号の向きの情報(入力か、出力かの情報)とを含む外部端子情報141を生成して信号情報テーブル133に登録する(ステップS201)。
次に、実行制御部163は、入力RTL131に記述された複数の論理記述文のうち、最初(先頭)の論理記述文から最低どの論理記述文までを含む部分RTLであれば、入力RTL131と同じ異常終了などの不具合を起こすかを調べるために、上限を最初の論理記述文に固定し下限を可変にして幾つかの部分RTLを部分RTL生成部161により順に生成し、評価部162で実際にRTL入力プログラム151に入力して不具合の有無を確かめる処理を繰り返す(ステップS202〜S211)。具体的には、以下のような処理が実行される。
まず実行制御部163は、各種の変数を初期化する(ステップS202)。具体的には、上限を示す変数Hに入力RTL131の最初の論理記述文を設定し、下限を示す変数Lに入力RTL131の最後の論理記述文を設定する。また、繰り返し回数を示す変数nに0を設定し、処理対象とする論理記述文の数を示す変数Mに入力RTL131の全論理記述文の数を設定し、エラー判定情報137のエラーの有無を示す変数Eにエラー無しを設定する。更に、確定下限値を保存する変数KLに、初期値として入力RTL131の最後の論理記述文を設定しておく。
次に実行制御部163は、下限決定処理の繰り返し終了条件(M/2n+1<1)が成立していないことを確認し(ステップS203でNO)、変数nを+1して1とし(ステップS204)、n=1が成立しているので(ステップS205でYES)、下限を示す変数Lを現在の下限の位置から上側にM/21だけシフトする(ステップS206)。つまり、今の場合は入力RTL131に含まれる論理記述文の半分の位置を下限に設定する。
次に、部分RTL生成部161の内部論理記述抽出部172により、入力RTL131の変数Hが示す最初の論理記述文から変数Lが示す半分の位置の論理記述文までを中間RTL134として抽出し、内部信号情報テーブル作成部173により、この中間RTL134内の各信号についての定義参照関係情報142を作成し、外部端子情報作成部174により、中間RTL134内の各信号の種別を示す種別情報143を作成し、RTL作成部175により、種別情報143に基づいて生成した外部端子の情報を中間RTL134に追加して部分RTL135を生成する(ステップS208)。
次に、評価部162のRTL入力プログラム実行部181により、部分RTL135を入力としてRTL入力プログラム151を実行して実行ログ136を採取し、実行結果解析部182により実行ログ136を解析してプログラム内部処理エラーなど原因不明の異常終了が起きたかどうかを示すエラー判定情報137を生成し、実行制御部163がこのエラー判定情報137の内容に基づいて、エラーが発生していれば変数Eをエラー有りを示す1に設定し、エラーが無ければ0に設定する(ステップS209)。
次に、実行制御部163は、変数Eが1であれば(ステップS210でNO)、現在の変数Lが示す論理記述文を変数KLに代入して、確定下限値を更新する(ステップS211)。
そして実行制御部163は、下限決定処理の繰り返し終了条件(M/2n+1<1)が成立しているかどうかを判定する処理に戻り(ステップS203)、終了条件が成立していなければ、ステップS204〜S211の処理を繰り返す。このとき、前回生成された最初の論理記述文から半分の位置の論理記述文までを含む部分RTL135で異常終了などのエラーが発生しており、変数Eが1に設定されていれば、下限を示す変数Lは現在の位置より更にM/22だけ上側にシフトされ(ステップS206)、前回より規模の小さな部分RTL135の生成と評価とが行われる。他方、エラーが発生しておらず、変数Eが0であれば(ステップS205でNO)、下限を示す変数Lは現在の位置よりM/22だけ下側にシフトされ(ステップS207)、前回より規模の大きな部分RTL135の生成と評価とが行われる。
このような処理が繰り返され、下限決定処理の繰り返し終了条件(M/2n+1<1)が成立すると、その時点で変数KLに保存されている下限が最終的な確定下限値となる。
実行制御部163は、図2の処理によって下限値を決定すると、次に、入力RTL131に記述された複数の論理記述文のうち、上側の最低どの論理記述文から前記決定された下限値までの論理記述文を含む部分RTLであれば、入力RTL131と同じ異常終了を起こすかを調べるために、決定された下限値を固定し上限を可変にして幾つかの部分RTLを部分RTL生成部161により順に生成し、評価部162で実際にRTL入力プログラム151に入力して異常終了の有無を確かめる処理を繰り返す(ステップS302〜S311)。具体的には、以下のような処理が実行される。
まず実行制御部163は、各種の変数を初期化する(ステップS302)。具体的には、上限を示す変数Hに入力RTL131の最初の論理記述文を設定し、下限を示す変数Lに図2の処理で決定された確定下限値を示す論理記述文を設定する。また、繰り返し回数を示す変数nに0を設定し、処理対象とする論理記述文の数を示す変数Mに、入力RTL131の最初の論理記述文から確定下限値の論理記述文までの文の総数を設定し、エラー判定情報137のエラーの有無を示す変数Eにエラー無しを示す0を設定する。更に、確定上限値を保存する変数KHに、初期値として入力RTL131の最初の論理記述文を設定しておく。
次に実行制御部163は、上限決定処理の繰り返し終了条件(M/2n+1<1)が成立しているかどうかを判別し(ステップS303)、成立していなければ、ステップS304の処理へ進み、成立していればステップS312の処理に進む。
ステップS304では、実行制御部163は、変数nを+1して1とし(ステップS304)、n=1が成立しているので(ステップS305でYES)、上限を示す変数Hを現在の上限の位置から下側にM/21だけずらす(ステップS306)。つまり、今の場合は入力RTL131の最初から確定下限値までの論理記述文の半分の位置を上限に設定する。
次に、部分RTL生成部161の内部論理記述抽出部172により、入力RTL131の変数Hが示す論理記述文から変数Lが示す確定下限位置の論理記述文までを中間RTL134として抽出し、内部信号情報テーブル作成部173により、この中間RTL134内の各信号についての定義参照関係情報142を作成し、外部端子情報作成部174により、中間RTL134内の各信号の種別を示す種別情報143を作成し、RTL作成部175により、種別情報143に基づいて生成した外部端子の情報を中間RTL134に追加して部分RTL135を生成する(ステップS308)。
次に、評価部162のRTL入力プログラム実行部181により、部分RTL135を入力としてRTL入力プログラム151を実行して実行ログ136を採取し、実行結果解析部182により実行ログ136を解析してプログラム内部処理エラーなど原因不明の異常終了が起きたかどうかを示すエラー判定情報137を生成し、実行制御部163がこのエラー判定情報137の内容に基づいて、エラーが発生していれば変数Eをエラー有りを示す1に設定し、エラーが無ければ0に設定する(ステップS309)。
次に、実行制御部163は、変数Eが1であれば(ステップS310でNO)、現在の変数Hが示す論理記述文を変数KHに代入して、確定上限値を更新する(ステップS311)。
そして実行制御部163は、上限決定処理の繰り返し終了条件(M/2n+1<1)が成立しているかどうかを判定する処理に戻り、なおも終了条件が成立していなければ、ステップS303〜S311の処理を繰り返す。このとき、前回生成された部分RTL135で異常終了などのエラーが発生しており、変数Eが1に設定されていれば、上限を示す変数Hは現在の位置より更にM/22だけ下側にシフトされ(ステップS306)、前回より規模の小さな部分RTL135の生成と評価とが行われる。他方、エラーが発生しておらず、変数Eが0であれば(ステップS305でNO)、上限を示す変数Hは現在の位置よりM/22だけ上側にシフトされ(ステップS307)、前回より規模の大きな部分RTL135の生成と評価とが行われる。
他方、下限決定処理の繰り返し終了条件(M/2n+1<1)が成立すると、その時点で変数KHに保存されている上限が最終的な確定上限値となる。実行制御部163は、部分RTL生成部161により、入力RTL131の変数KHが示す確定上限値の論理記述文から変数KLが示す確定下限値の論理記述文までを含む部分RTL132を生成し、記憶装置112に記憶する(ステップS312)。なお、このような部分RTL132がステップS309で既に生成され保存されている場合、ステップS312であらためて生成し直す必要はない。
次に本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態によれば、大規模回路のハードウェア設計用の入力RTL131をRTL入力プログラム151に入力して不具合が起こった場合、通常は原因の特定に多くの時間がかかるが、エラー解析に要する時間を短縮させることができることである。その理由は、処理装置101によって、入力RTL131から不具合が起こる最小の部分RTL132を自動的に生成することができるためである。
また、異常終了したRTL入力プログラム151がベンダーから提供された製品であって、現象の再現と原因究明のために、異常終了の原因となったRTL記述データをベンダーに提供する場合、入力RTL131の代わりに部分RTL132を提供すれば良く、実データをそのまま外に出すことを避けられるため、データの機密性を保持することができる。
次に、図1〜図3と、入力RTL131、信号情報テーブル133および部分RTL135の具体例を示す図4、確定下限値を決定する処理の流れを示す図5、内部論理記述抽出部172および外部端子情報作成部174の動作を表現する論理式を示す図6および図7を参照して、本発明の実施の形態の一実施例について具体例を挙げてその動作を詳細に説明する。
処理装置101の外部端子情報読み込み部171は、入力RTL131の外部端子の向きと信号名の情報を信号情報テーブル133に登録する。この点を図4を用いて説明すると、入力RTL131でinputで宣言されている信号A,B,CをTYPE:IN、outputで宣言されている信号P,QをTYPE:OUTとし、信号情報テーブル113に外部端子情報141として登録する。
部分RTL生成部161の内部論理記述抽出部172では、論理記述の一部を抽出する。抽出の仕方は、最初は入力RTL131の最初の論理記述文をRTLを抽出する上限として固定し、下限の初期値を入力RTL131の最後の論理記述文として、図6(a)に示す論理式に従う。ただし、図6(a)において、Mは入力RTL131の全論理記述の文の数である。また、これによって下限が収束した後は、下限を固定し、上限の初期値を入力RTL131の最初の論理記述文として、図6(b)に示す論理式に従って、論理記述の一部を抽出する。ただし、図6(b)において、Mは入力RTL131の最初から確定した下限の位置までの論理記述の文の数である。
図4に示される中間RTL114は、入力RTL131から1回目のフローの内部論理記述抽出部172で作成した中間RTLである。
次に、図5を用いて内部論理記述抽出部172の動作を説明すると、まず、1回目のフローの内部論理記述抽出部172は、入力RTL5−1の上限から(1/2)の位置を下限として中間RTL5−2を作成する。2回目のフローでは、1回目のフローの実行結果解析部182で該当する不具合が検出された場合は(1/2-1/4)の位置を下限として中間RTL5−3を作成し、不具合が検出されなかった場合は、(1/2+1/4)の位置を下限として中間RTL5−4を作成する。3回目のフローでは、1回目のフローでも2回目のフローでも実行結果解析部182で該当する不具合が検出された場合は((1/2-1/4)-1/8)の位置を下限として中間RTL5−5を作成し、1回目のフローでは実行結果解析部182で不具合が検出され、2回目のフローでは実行結果解析部182で該当する不具合が検出なかった場合は、((1/2-1/4)+1/8)の位置を下限として中間RTL5−6を作成する。中間RTL5−7、5−8も同様に作成される。
内部信号情報テーブル作成部173は、内部論理記述抽出部172で抽出した中間RTL134の各信号について、中間RTL134内の論理式の左辺と右辺で記述されているかの情報と、その信号が、抽出した中間RTL134以外の論理式の左辺と右辺で記述されているかの情報とを、定義参照関係情報142として信号情報テーブル133に登録する。
この点を図4を用いて説明すると、入力RTL131から1回目のフローの内部論理記述抽出部172で作成した中間RTL134の信号N1,N2,A,B,Cのうち、N1,N2は中間RTL134の左辺で使用されているので、左辺で使用されている信号のテーブル142−1にONを登録し、A,B,CはOFFを登録する。また、N1,A,B,Cは、中間RTL134の右辺で使用されているので、右辺で使用されている信号のテーブル142−2にONを登録し、N2はOFFを登録する。次に、中間RTL134の信号N1,N2,A,B,Cのうち、中間RTL134の外の論理式の左辺で使用されている信号は無いため、外の左辺で使用されている信号のテーブル142−3には全てOFFを登録する。また、N2,A,B,Cは、中間RTL134の外の論理式の右辺で使用されているので、外の右辺で使用されている信号のテーブル142−4にONを登録し、N1はOFFを登録する。
外部端子情報作成部174は、信号情報テーブル133に登録された情報から、図7に示す論理式に従って、中間RTL134の各信号の種別情報143を決定する。この点を図4を用いて説明すると、A,B,Cは、(右辺で使用==ON)&(外部端子テーブルのTYPE==IN)として登録されているため、ピンの向きにINを登録し、N2は、(左辺で使用==ON)&(外の右辺で使用==ON)として登録されているため、中間RTL134の出力外部端子としてOUTを登録し、(左辺で使用==ON)&(外部端子テーブルに無い) & (外の左辺・右辺で使用==OFF)となっているN1は、ピンの向きにINTERNALを登録する。
RTL作成部175は、中間RTL134に信号情報テーブル133の種別情報(中間RTLのピンの向き)143から外部端子を生成して、入力RTL131の接続関係を保った部分RTL135を作成する。図4の部分RTL135は、図4の中間RTL134と信号情報テーブル133の中間RTL134のピンの向きの情報143とから作成された部分RTL135の例である。なお、部分RTL135のモジュール名など論理記述以外のデータは入力RTL131のものをそのまま引き継いでいる。
評価部162のRTL入力プログラム実行部181は、作成された部分RTL135を入力としてRTL入力プログラム151を実行し、実行結果解析部182は、実行ログ136を解析して該当する不具合が起こっているかを解析する。
実行制御部163は、(M/(2の(n+1)乗)<1)(ただし、M=入力RTLの全論理記述文の数)となったときの下限の位置を入力RTLから切り出す下限の収束する箇所とする。すなわち、図5の例の入力RTL5−1の論理記述文の総数は8なので、n=3のフローの実行制御部163の判定で、((8/16)<1)となるため、部分RTL5−9〜5−16の最終文を下限の収束する箇所として設定する。
次に、実行制御部163は、下限を収束値に固定し、上限を求めるために図3に示した処理の実行を制御し、(M/(2の(n+1)乗)<1)(ただし、M=入力RTLの最初から下限の位置までの論理記述の文の数)となったときに、不具合が起こる連続する最小単位のRTLとして決定する。
以上本発明の実施の形態および実施例について説明したが、本発明は以上の例に限定されず、その他各種の付加変更が可能である。
例えば、以上の実施の形態では、実行制御部163は、入力RTL131から論理記述を抽出する範囲の上限を固定し、下限を可変にして、入力RTL131の最初の論理記述文から連続する論理記述文を含み且つ入力RTL131と同じ不具合が起こる論理記述量最小の部分RTLを決定し、次いで、入力RTL131から論理記述を抽出する範囲の下限を前記決定した論理記述量最小の部分RTLの最終論理記述文に固定し、上限を可変にして、前記決定した論理記述量最小の部分RTLの最終論理記述文から連続する論理記述文を含み且つ入力RTL131と同じ不具合が起こる論理記述量最小の部分RTLを決定した。しかし、それとは反対に、入力RTL131から論理記述を抽出する範囲の下限を固定し、上限を可変にして、入力RTL131の最後の論理記述文から連続する論理記述文を含み且つ入力RTL131と同じ不具合が起こる論理記述量最小の部分RTLを決定し、次いで、入力RTL131から論理記述を抽出する範囲の上限を前記決定した論理記述量最小の部分RTL記述データの最初の論理記述文に固定し、下限を可変にして、前記決定した論理記述量最小の部分RTLの最初の論理記述文から連続する論理記述文を含み且つ入力RTL131と同じ不具合が起こる論理記述量最小の部分RTLを決定するようにしてもよい。
また、次に生成する部分RTLに含まれる論理記述の量、つまり内部論理記述抽出部172が次に抽出する範囲を制御する方法は、直前の変更分の半分に制御する前述した方法に限定されず、処理の効率は低下するが、1論理記述文ずつシフトするといった方法も利用可能である。
さらに、部分RTL生成部161、評価部162および実行制御部163を1つの処理装置(コンピュータ)101内に備えるようにしたが、それぞれ別々の処理装置(コンピュータ)上に実現するようにしてもよい。
本発明の実施の形態のブロック図である。 本発明の実施の形態の動作フローチャートである。 本発明の実施の形態の動作フローチャートである。 入力RTL、信号情報テーブルおよび部分RTLの具体例を示す図である。 確定下限値を決定する処理の流れを示す図である。 内部論理記述抽出部の動作を表現する論理式を示す図である。 外部端子情報作成部の動作を表現する論理式を示す図である。
符号の説明
101…処理装置
111〜118…記憶部
121…記録媒体
131…入力RTL
132…部分RTL
133…信号情報テーブル
134…中間RTL
135…部分RTL
136…実行ログ
137…エラー判定情報
141…外部端子情報
142…定義参照関係情報
143…種別情報
151…RTL入力プログラム
161…部分RTL生成部
162…評価部
163…実行制御部
171…外部端子情報読み込み部
172…内部論理記述抽出部
173…内部信号情報テーブル作成部
174…外部端子情報作成部
175…RTL作成部
181…RTL入力プログラム実行部
182…実行結果解析部

Claims (8)

  1. 入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述と全く同じ論理記述を含み且つ前記入力RTL記述データの信号の接続関係を維持した部分RTL記述データを作成して記憶部に記憶する部分RTL生成手段と、
    前記記憶部から読み出した前記部分RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行し、前記RTL入力プログラムに不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報を前記記憶部に記憶する評価手段と、
    前記記憶部から読み出した前記エラー判定情報の内容に基づいて前記部分RTL生成手段により次に生成する部分RTL記述データに含まれる論理記述の量を制御し、前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こり且つ論理記述の量が最小の部分RTL記述データを決定して出力する実行制御部とを備えたことを特徴とするRTL入力プログラムの不具合解析支援装置。
  2. 前記部分RTL生成手段は、前記入力RTL記述データの外部端子の信号名と信号の向きの情報を含む外部端子情報を信号情報テーブルに保存する外部端子情報読み込み部と、前記入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述を含む中間RTL記述データを生成して前記記憶部に保存する内部論理記述抽出部と、前記中間RTL記述データ内の各信号について、前記中間RTL記述データ中で定義および参照されているか、外で定義および参照されているかを示す定義参照関係情報を作成して前記信号情報テーブルに保存する内部信号情報テーブル作成部と、前記信号情報テーブルに保存された前記外部端子情報および前記定義参照関係情報に基づいて前記中間RTL記述データ内の各信号が、前記中間RTL記述データの出力端子、入力端子および内部信号の何れの種別になるかを判断し、その判断結果を種別情報として前記信号情報テーブルに保存する外部端子情報作成部と、前記記憶部から読み出した前記中間RTL記述データに対し前記信号情報テーブルに保存された前記種別情報に基づいて生成した外部端子の情報を追加して部分RTL記述データを生成し、前記記憶部に記憶するRTL作成部とを備えることを特徴とする請求項1記載のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置。
  3. 前記評価手段は、前記記憶部から読み出した前記部分RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行し、実行ログを前記記憶部に記憶するRTL入力プログラム実行部と、前記実行ログを解析して前記RTL入力プログラムに不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報を前記記憶部に記憶する実行結果解析部とを備えることを特徴とする請求項1記載のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置。
  4. 前記実行制御部は、前記入力RTL記述データから論理記述を抽出する範囲の一端側の限度を前記入力RTL記述データの最初の論理記述文および最後の論理記述文の一方に固定し、前記入力RTL記述データから論理記述を抽出する範囲の他端側の限度を可変にして、前記入力RTL記述データの前記固定した一端側の論理記述文から連続する論理記述文を含み且つ前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こる論理記述量最小の部分RTL記述データを決定し、前記入力RTL記述データから論理記述を抽出する範囲の他端側の限度を前記決定した論理記述量最小の部分RTL記述データの他端側の論理記述文に固定し、前記入力RTL記述データから論理記述を抽出する範囲の一端側の限度を可変にして、前記決定した論理記述量最小の部分RTL記述データの他端側の論理記述文から連続する論理記述文を含み且つ前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こる論理記述量最小の部分RTL記述データを決定するものであることを特徴とする請求項1記載のRTL入力プログラムの不具合解析支援装置。
  5. a)部分RTL生成手段が、入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述と全く同じ論理記述を含み且つ前記入力RTL記述データの信号の接続関係を維持した部分RTL記述データを作成して記憶部に記憶するステップ、
    b)評価手段が、前記記憶部から読み出した前記部分RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行し、前記RTL入力プログラムに不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報を前記記憶部に記憶するステップ、
    c)実行制御部が、前記記憶部から読み出した前記エラー判定情報の内容に基づいて前記部分RTL生成手段により次に生成する部分RTL記述データに含まれる論理記述の量を制御するステップ、
    を含み、前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こり且つ論理記述の量が最小の部分RTL記述データを決定して出力することを特徴とするRTL入力プログラムの不具合解析支援方法。
  6. コンピュータを、入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述と全く同じ論理記述を含み且つ前記入力RTL記述データの信号の接続関係を維持した部分RTL記述データを作成して記憶部に記憶する部分RTL生成手段、前記記憶部から読み出した前記部分RTL記述データを入力としてRTL入力プログラムを実行し、前記RTL入力プログラムに不具合が生じたかどうかを示すエラー判定情報を前記記憶部に記憶する評価手段、前記記憶部から読み出した前記エラー判定情報の内容に基づいて前記部分RTL生成手段により次に生成する部分RTL記述データに含まれる論理記述の量を制御し、前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こり且つ論理記述の量が最小の部分RTL記述データを決定して出力する実行制御手段、として機能させるためのプログラム。
  7. 入力RTL記述データの外部端子の信号名と信号の向きの情報を含む外部端子情報を信号情報テーブルに保存する外部端子情報読み込み部と、前記入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述を含む中間RTL記述データを生成して記憶部に保存する内部論理記述抽出部と、前記中間RTL記述データ内の各信号について、前記中間RTL記述データ中で定義および参照されているか、外で定義および参照されているかを示す定義参照関係情報を作成して前記信号情報テーブルに保存する内部信号情報テーブル作成部と、前記信号情報テーブルに保存された前記外部端子情報および前記定義参照関係情報に基づいて前記中間RTL記述データ内の各信号が、前記中間RTL記述データの出力端子、入力端子および内部信号の何れの種別になるかを判断し、その判断結果を種別情報として前記信号情報テーブルに保存する外部端子情報作成部と、前記記憶部から読み出した前記中間RTL記述データに対し前記信号情報テーブルに保存された前記種別情報に基づいて生成した外部端子の情報を追加して、前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こる可能性のある部分RTL記述データを生成し、前記記憶部に記憶するRTL作成部とを備えることを特徴とする部分RTL生成装置。
  8. コンピュータを、入力RTL記述データの外部端子の信号名と信号の向きの情報を含む外部端子情報を信号情報テーブルに保存する外部端子情報読み込み手段、前記入力RTL記述データの連続する一部分から抽出した論理記述を含む中間RTL記述データを生成して記憶部に保存する内部論理記述抽出手段、前記中間RTL記述データ内の各信号について、前記中間RTL記述データ中で定義および参照されているか、外で定義および参照されているかを示す定義参照関係情報を作成して前記信号情報テーブルに保存する内部信号情報テーブル作成手段、前記信号情報テーブルに保存された前記外部端子情報および前記定義参照関係情報に基づいて前記中間RTL記述データ内の各信号が、前記中間RTL記述データの出力端子、入力端子および内部信号の何れの種別になるかを判断し、その判断結果を種別情報として前記信号情報テーブルに保存する外部端子情報作成手段、前記記憶部から読み出した前記中間RTL記述データに対し前記信号情報テーブルに保存された前記種別情報に基づいて生成した外部端子の情報を追加して、前記入力RTL記述データと同じ不具合が起こる可能性のある部分RTL記述データを生成し、前記記憶部に記憶するRTL作成手段、として機能させるためのプログラム。
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