JP2006277050A - 文書類管理装置、文書類管理プログラム、対象物管理装置 - Google Patents

文書類管理装置、文書類管理プログラム、対象物管理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の実際の保管単位に、別々に保管されている実際の文書類についても、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリを利用して簡単に管理することができるといった、高性能な文書類管理装置を提供する。
【解決手段】実際の文書類S及び実際の保管単位Zからこれらを連携管理する連携管理情報に基づいて、文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZを用いて表示する連携関係表示手段1bと、連携関係表示手段1bにより表示される文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZに対する、仮想カテゴリiCの登録命令を受け付ける仮想カテゴリ登録命令受付手段1cと、文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCの連携関係を管理する連携関係管理手段1dとを具備するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、紙等の文書類を管理する際に用いる文書類管理装置等に関するものである。
従来から、入力されたファイリング用具の種類及びタイトルにより形成した個別レコードを管理するとともに、入力したタイトルを実際のファイリング用具に添着して使用することにより、ユーザが書類等について、単にファイリング用具を選択しラベリング作業を行なっていくだけで、その他のことを何ら意識せずとも、書類等の分類と体系化が自然に行われるようにした管理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2000−335163号公報
ところが、従来の構成では、実際のファイリング用具等を階層的に管理し得るものの、例えば、複数の棚に、別々に保管されている実際のファイリング用具同士を連携して管理することが困難であるといった問題点を有している。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、主たる目的は、複数の実際の保管単位に、別々に保管されている実際の文書類についても、簡単に管理することが可能な高性能な文書類管理装置を提供することにある。
すなわち、本発明の文書類管理装置は、ファイルボックスや棚等の実際の保管単位に保管される実際の文書類を、前記実際の文書類に対応して設けた文書類アイコンと前記実際の保管単位に対応して設けた保管単位アイコンとを仮想的に連携させるための仮想カテゴリを少なくとも用いて管理するように構成した装置であって、前記実際の文書類及び実際の保管単位からこれらを連携管理するための連携管理情報を取得する連携管理情報取得手段と、前記連携管理情報取得手段で取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の文書類及び実際の保管単位の連携関係を、前記文書類アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示する連携関係表示手段と、前記連携関係表示手段により表示される文書類アイコン及び保管単位アイコンに対する、前記仮想カテゴリの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリの登録命令として受け付ける仮想カテゴリ登録命令受付手段と、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で受け付けた登録命令にしたがって連携した、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリの連携関係を管理する連携関係管理手段とを具備することを特徴とする。
このようなものであれば、連携管理情報取得手段が、実際の文書類及び実際の保管単位から連携管理情報を取得すると、連携関係表示手段が、取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の文書類及び実際の保管単位の連携関係を、前記文書類アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示する。次に、仮想カテゴリ登録命令受付手段が、連携関係表示手段により表示される文書類アイコン及び保管単位アイコンに対する、前記仮想カテゴリの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリの登録命令として受け付けると、連携関係管理手段が、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で受け付けた登録命令にしたがって連携した、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリの連携関係を管理するとともに、連携関係表示手段が、それらの連携関係を表示するように動作する。
すなわち、複数の実際の保管単位に、別々に保管されている実際の文書類についても、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリを利用して簡単に管理することができるといった、高性能な文書類管理装置を提供することができる。
なお、電子文書類についても、さらに連携管理をすることができるようにするためには、前記文書類アイコンを、電子文書類にも対応して設け、且つ、前記連携管理情報取得手段が、電子文書類からも連携管理情報を取得し得るように構成し、さらに、前記連携関係表示手段が、前記実際の文書類、電子文書類及び実際の保管単位の連携関係を、前記文書類アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示するように構成していることが好ましい。
前記連携管理情報が、実際の文書類又は実際の保管単位についてのものである場合には、その保管場所を示すロケーション情報を少なくとも含むものであるか、又は、前記ロケーション情報と関連付けてなるものであれば、実際の文書類及び実際の保管単位の連携管理を、実際の保管場所と有効に連携させて行うことができる。
前記実際の保管単位に使用する印刷対象物の種類の選択を要求するとともに、選択した印刷対象物に対して各印刷対象物ごとに予め決められた位置に自動的に前記連携管理情報を印字出力する印刷対象物出力支援手段を具備しているのであれば、印刷対象物を選択すれば、選択した印刷対象物における予め決められた位置に、自動的に連携管理情報が印字出力されるため、入力の手間等を大幅に削減することができる。ここで、「印刷対象物」とは、プリンタ等を利用して印刷できるものを指し、紙製のものに限られず、例えば、プラスチック製のもの等、印刷可能なものであれば、その材質、形状などは問わない。また、他のものに対して貼り付け可能であるか否かも問わない。
そして、前記印刷対象物が、前記実際の保管単位に貼着可能なラベルであれば、特別なコストアップを要さず汎用性に富むものとすることができる。
前記印刷対象物出力支援手段で印字出力する連携管理情報が、ハンディターミナル等の携帯型読取装置で読み取り可能な二次元バーコード化したものであれば、一次元のバーコードと比べ小型化しながらも多くの情報を取り扱うことができる。
前記連携関係管理手段が、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリを階層的に管理するものであれば、連携管理のチェックなどを容易に行うことができる。
実際に保管に用いる物と対応した適切な連携管理を行えるようにするためには、前記保管単位アイコンが、実際の文書類の保管に用いるファイルボックス等の実際の保管用用品と対応して設けた保管用用品アイコンと、実際の文書類又は実際の保管用用品の保管に用いる棚等の実際の保管用家具と対応して設けた保管用家具アイコンとを有するものであることが好ましい。
管理体系が無用に煩雑になることを防止するためには、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で、文書類アイコンと保管用用品アイコンとの間、または、複数の保管用家具アイコン間に、仮想カテゴリを登録する命令を受け付けた場合に、その仮想カテゴリを登録ルールの体系違反により登録不能である旨を報知する体系違反報知手段を具備していることが望ましい。
管理体系が無用に煩雑になることを防止する他の態様としては、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で、予め設定された階層数を超えて、仮想カテゴリを登録する命令を受け付けた場合に、その仮想カテゴリを登録ルールの階層数違反により登録不能である旨を報知する階層数違反報知手段を具備しているものが挙げられる。
前記仮想カテゴリ登録命令受付手段が、前記連携関係管理手段において管理している仮想カテゴリの削除、登録位置の変更をさらに受け付け得るものであるのであれば、仮想カテゴリ登録後の変動にも容易に対応できるので、使い勝手が向上する。
前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で、前記連携関係管理手段において管理している連携関係の変更に係る登録命令を仮として受け付けた場合に、その登録命令実施後の連携関係が仮想カテゴリの登録ルールに従うものであるか否かを判断する変更登録命令適否判断手段を具備し、前記変更登録命令適否判断手段で適していると判断した場合には、仮想カテゴリ登録命令受付手段がその登録命令を正式に受け付けるように構成する一方、適していないと判断した場合には、その登録命令を正式に受け付けないように構成しているのであれば、操作に不慣れな利用者であっても、容易に操作をすることができる。
不慣れな利用者であっても当該装置を簡単に操作できるようにするための態様としては、前記変更登録命令適否判断手段で適していると判断した場合において、新たな仮想カテゴリの登録が必要となるときには、前記連携関係管理手段が、その新たな仮想カテゴリの登録を自動的に行うとともに、前記連携関係表示手段が、その新たな仮想カテゴリの表示を行うように構成しているものや、或いは、前記変更登録命令適否判断手段で適していると判断した場合において、既存の仮想カテゴリの登録が不必要となるときには、前記連携関係管理手段が、その不必要な仮想カテゴリの登録を自動的になくすとともに、前記連携関係表示手段が、その不必要な仮想カテゴリの表示を行なわないように構成しているものが挙げられる。
当該装置の利用者を識別可能な利用者情報と、仮想カテゴリの登録、削除、変更、表示などの利用に係る利用履歴情報とを記憶する利用履歴記憶手段を具備しているのであれば、例えば、不正な操作の追跡を容易に行うことができ、セキュリティの高い文書類管理装置を提供することができる。
検索時の利便性を向上するには、前記仮想カテゴリをキーとした検索を行うための検索支援手段を具備していることが好ましい。
前記仮想カテゴリの登録に係る仮想カテゴリ登録権限情報を取得する仮想カテゴリ登録権限取得手段と、前記仮想カテゴリ登録権限取得手段で取得した仮想カテゴリ登録権限情報に基づいて、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段における仮想カテゴリの登録命令の受付を許可又は拒否する仮想カテゴリ登録制限手段とを具備しているのであれば、無用な仮想カテゴリの登録を防止することができる。
仮想カテゴリの表示に係る表示権限情報を取得する表示権限情報取得手段と、前記表示権限情報取得手段で取得した表示権限情報に基づいて、仮想カテゴリにより連携関係にある文書類アイコン及び保管単位アイコンの表示を制限する表示制限手段とを具備しているのであれば、機密性を向上することができる。
実際の文書類の不用意な移動などにより、連携関係に崩れが生じているか否かを知るためには、前記連携関係管理手段で管理している連携関係について、その連携関係が適切に保たれているか否かの検査をするチェック手段を具備していることが好ましい。
ここで、「連携関係が適切に保たれているか否かの検査」には、例えば、一の実際の保管単位が他の実際の保管単位に対して収納できるか否かを検査するもの等が挙げられる。
前記連携関係管理手段が連携関係を管理している場合としていない場合とで、連携関係表示手段で表示する文書類アイコンと保管単位アイコンとの表示態様を異なるように構成しているのであれば、アイコンを見るだけで、連携関係が管理されているか否かを即座に知ることができる。
前記連携関係表示手段が、保管単位アイコンをツリー構造のルートとした保管単位視点表示、および、仮想カテゴリをツリー構造のルートとした仮想カテゴリ視点表示のいずれか一方を選択表示するものであり、前記いずれか一方の視点表示を選択する旨の命令を受け付けるための視点表示選択命令受付手段を具備しているのであれば、保管単位視点表示で表示した場合には、ルートにある実際の保管単位と親子関係にある物を知ることができる一方、仮想カテゴリ視点表示で表示した場合には、ルートにある仮想カテゴリと親子関係にある物を知ることができる。
棚卸等のイベントの発生に係るイベント発生情報を取得するイベント発生情報取得手段を具備し、このイベント発生情報取得手段が、イベント発生情報を取得した場合には、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段が、新たな仮想カテゴリの登録命令を受け付けないように構成しているのであれば、例えば、棚卸に係るイベントが発生した場合のように、仮想カテゴリ等の連携関係を変更したくないときに、仮想カテゴリが無用に登録されてしまうといった不具合を防止することができる。
ここで、「イベント発生情報」とは、イベントが発生したという事実に加え、イベントが将来的に発生するという将来の情報をも含む概念である。なお、イベント発生情報は、例えば、外部の装置(例えば、携帯型読取装置)から取得することを妨げない。
不要な文書類アイコン、保管単位アイコン、又は仮想カテゴリを、年限が来たときに削除することを前提として一時的に保存しておく一時保存手段を具備しているのであれば、アイコンなどの整理を好適に行うことができ、使い勝手が向上する。
前記一時保存手段に保存している文書類アイコン、保管単位アイコン、又は仮想カテゴリに係る年限の延長のための年限延長情報を受け付ける年限情報受付手段を具備しているのであれば、管理の実情に応じて年限を延長でき、使い勝手が格段に向上する。
前記年限延長情報受付手段が、文書類アイコン、保管単位アイコン、又は仮想カテゴリの、ドラッグアンドドロップ操作による移動先に当る年限延長用アイコンを利用して構成したものであれば、簡単な操作で年限の延長を行うことが可能となる。
また、本発明の対象物管理装置を用いて、文房具や部品等、実際の保管単位に保管され得る三次元形状を有する実際の対象物を連携管理できるようにするには、ファイルボックスや棚等の実際の保管単位に保管される実際の対象物を、前記実際の対象物に対応して設けた対象物アイコンと前記実際の保管単位に対応して設けた保管単位アイコンとを仮想的に連携させる仮想カテゴリを少なくとも用いて管理するように構成した対象物管理装置であって、当該対象物管理装置を、前記実際の対象物及び実際の保管単位からこれらを連携管理するための連携管理情報を取得する連携管理情報取得手段と、前記連携管理情報取得手段で取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の対象物及び実際の保管単位の連携関係を、前記対象物アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示する連携関係表示手段と、前記連携関係表示手段により表示される対象物アイコン及び保管単位アイコンに対する、前記仮想カテゴリの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリの登録命令として受け付ける仮想カテゴリ登録命令受付手段と、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で受け付けた登録命令にしたがって連携した、対象物アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリの連携関係を管理する連携関係管理手段とを具備するように構成したものが挙げられる。
以上説明したように本発明の連携管理情報取得手段によれば、実際の文書類及び実際の保管単位から連携管理情報を取得すると、連携関係表示手段が、取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の文書類及び実際の保管単位の連携関係を、前記文書類アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示する。次に、仮想カテゴリ登録命令受付手段が、連携関係表示手段により表示される文書類アイコン及び保管単位アイコンに対する、前記仮想カテゴリの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリの登録命令として受け付けると、連携関係管理手段が、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で受け付けた登録命令にしたがって連携した、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリの連携関係を管理するとともに、連携関係表示手段が、それらの連携関係を表示するように動作する。
すなわち、複数の実際の保管単位に、別々に保管されている実際の文書類についても、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリを利用して簡単に管理することができるといった、高性能な文書類管理装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る文書類管理装置Pは、サーバとしての機能に加え、一般的な情報処理機能を有し、図1に示すように、実際の文書類S(図示せず)を保管するためのファイルボックスR1や棚Q1等の実際の保管単位Zと、二次元バーコードBCを読み取り可能なハンディターミナル等の携帯型読取装置HTとともにオフィス等で使用されるものであって、図2に示すように、CPU101、内部メモリ102、HDD等の外部記憶装置103、マウスやキーボードなどの入力装置104、液晶ディスプレイなどの表示装置105、LAN、広域イーサネット又はインターネットINT等の通信回線網に接続するための通信インタフェース106、前記携帯型読取装置HTと通信するための読取装置用通信インタフェース107、および、図示しないプリンタと通信するための印刷用インタフェース108等を具備している。
そして、この文書類管理装置Pは、その内部メモリ102に記憶された文書類管理プログラムにしたがって前記CPU101や周辺機器を作動し、図3に示すように、連携管理情報取得手段1a、連携関係表示手段1b、仮想カテゴリ登録命令受付手段1c、連携関係管理手段1d、ラベル出力支援手段1e(本発明の印刷対象物出力支援手段に相当する)、体系違反報知手段1f、階層数違反報知手段1g、変更登録命令適否判断手段1h、利用履歴記憶手段1i、検索支援手段1j、仮想カテゴリ登録権限取得手段1k、仮想カテゴリ登録制限手段1l、表示権限情報取得手段1m、表示制限手段1n、チェック手段1o、視点表示選択命令受付手段1p、イベント発生情報取得手段1q、一時保存手段1r、年限情報受付手段1s等としての機能を発揮する。以下、各手段について詳述する前に、図4、図5などを参照しながら、連携管理する実際の文書類S、電子文書類及び実際の保管単位Zと、これらの連携管理のために使用する文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCとについて説明をしておく。
「実際の文書類S」は、紙の文書を含むことは無論のこと、名刺や写真等、名刺ホルダーやポケット式ホルダーに綴じられるものを含む。そして、本実施形態では、この実際の文書類Sの表面又は裏面に、連携管理情報として機能する当該実際の文書類Sを識別するための二次元バーコード(図示せず)を設けている。この二次元バーコードは、文章等の印刷時に実際の文書類Sに印刷するようにしたものであっても良いし、シール化した二次元バーコードを、実際の文書類Sに貼り付けたものであっても良い。
「電子文書類」は、例えば、コンピュータに記憶される文書データを含むことは無論のこと、音声データや動画データなども含むものである。そして、本実施形態では、この電子文書類のデータヘッダーに、連携管理情報として機能する当該電子文書類を識別するためのデータを設けている。また、そのデータヘッダーに、登録命令や移動命令などの作業命令を含むことを妨げない。
「実際の保管単位Z」は、実際の文書類Sの保管に用いるファイルボックスR1や紙製のフォルダ等の「実際の保管用用品R」と、実際の文書類S又は実際の保管用用品Rの保管に用いる棚Q1や棚板Q2等の「実際の保管用家具Q」とを総称したものである。そして、本実施形態では、この実際の保管単位Zの少なくとも一部(例えば、使用端側面など)に、連携管理情報として機能する当該実際の保管単位Zを識別するための二次元バーコードBCを設けている。また、この二次元バーコードBCには、当該実際の保管単位Zの種類(例えば、棚Q1、棚板Q2、ファイルボックスR1、紙製のフォルダー、パイプ式ファイル、仕切カードなど)を識別するための種類情報と、当該実際の保管単位Zの保管場所を示すロケーション情報とを含むようにしている。
文書類アイコンiSは、実際の文書類Sおよび電子文書類に対応して設けた表示用のものであって、本実施形態では、「用紙の形状」を模したものとしている。
保管単位アイコンiZは、実際の保管単位Zに対応して設けた表示用のものであって、保管用用品アイコンiRと保管用家具アイコンiQとを有している。より具体的に、保管用用品アイコンiRは、実際の保管用用品Rと対応して設けた表示用のものであって、本実施形態では、「ファイルボックスの形状」や「紙製のフォルダー」などを模したものとしている。保管用家具アイコンiQは、実際の保管用家具Qと対応して設けた表示用のものであって、本実施形態では、「棚の形状」や「棚板の形状」を模したものとしている。
仮想カテゴリiCは、文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZを仮想的に連携させるものであって、本実施形態では、「複数並べたファイルボックスの形状」を模した上に、さらにこれを点線で取り囲んだものとし、画面表示されるようにしている。
本論に戻り、各手段を説明する。
連携管理情報取得手段1aは、前記実際の文書類S及び実際の保管単位Zからこれらを連携管理するための連携管理情報を取得するものであって、前記読取装置用通信インタフェース107などを利用して構成している。本実施形態において、連携管理情報には、当該文書類管理装置Pにて一意に定められるユニークなIDを用いるようにしている。
そして、本実施形態では、この連携管理情報取得手段1aで、実際の文書類S及び実際の保管単位Zから連携管理情報を連続して取得した場合に、この連続して連携管理情報を取得した実際の文書類S及び実際の保管単位Zの間に連携関係が発生したものとして取り扱うべく、この連続して取得した連携管理情報を、内部メモリ102等に一時的に記憶する。
より具体的には、例えば、連携管理情報取得手段1aで、「棚板A1」の連携管理情報と「ファイルボックスB1」の連携管理情報とを連続して取得すると、「棚板A1」と「ファイルボックスB1」との間に連携関係が発生したものとして取り扱うべく、「棚板A1」の連携管理情報と「ファイルボックスB1」の連携管理情報とを内部メモリ102等に一時的に記憶する。同様に、「ファイルボックスB1」の連携管理情報と「文書D1」の連携管理情報と連続して取得すると、「ファイルボックスB1」と「文書D1」との間に連携関係が発生したものとして取り扱うべく、「ファイルボックスB1」の連携管理情報と「文書D1」の連携管理情報とを内部メモリ102等に一時的に記憶する。
なお、上述のように、連続して取得した連携管理情報を連携させるに限らず、適宜タイミングで取得した連携管理情報を連携させることもできる。
連携関係表示手段1bは、前記連携管理情報取得手段1aで取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の文書類S及び実際の保管単位Zの連携関係を、前記文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZを用いて表示するものであって、前記表示装置105などを利用して構成している。
具体的には、図4に示すように、例えば、連携管理情報取得手段1aで取得した「棚板A1」の連携管理情報と「ファイルボックスB1」の連携管理情報とが内部メモリ102等に一時的に記憶されている場合には、「棚板A1」と「ファイルボックスB1」との間に連携関係があることを、「棚板A1」に係る保管用家具アイコンiQと、「ファイルボックスB1」に係る保管用用品アイコンiRと、アイコン間を結合するラインとを用いて表示するように構成している。さらに、この「ファイルボックスB1」や「紙製のフォルダC1」の連携管理情報と関連付けられた状態で、「文書D1」の連携管理情報が内部メモリ102等に一時的に記憶されている場合には、「ファイルボックスB1」及び「紙製のフォルダC1」と「文書D1」との間に連携関係があることを、「ファイルボックスB1」及び「紙製のフォルダC1」に係る保管用用品アイコンiRと、「文書D1」に係る文書類アイコンiSと、アイコン間を結合するラインとを用いて表示するように構成している。なお、「ファイルボックスB2」や「紙製のフォルダC2」等の連携関係に係る表示方法についても同様である。
加えて、本実施形態では、この連携関係表示手段1bは、前記連携関係管理手段1dが連携関係を管理している場合としていない場合とで、文書類アイコンiSと保管単位アイコンiZとの表示態様を異なるように構成している。具体的には、管理してる場合にはアイコンの色を濃く、していない場合にはアイコンの色を薄くなるようにしている。
仮想カテゴリ登録命令受付手段1cは、前記連携関係表示手段1bにより表示される文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZに対する、前記仮想カテゴリiCの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリiCの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリiCの登録命令として受け付けるものであって、前記入力装置104などを利用して構成している。
具体的には、図5(a)に示すように、保管用家具アイコンiQ(6)と保管用用品アイコンiR(8)及び保管用用品アイコンiR(9)とを仮想カテゴリiCで連携する場合には、各アイコン(6)、(8)及び(9)をすべてマウスクリックすることで、仮想カテゴリiCの連携対象を指定し、且つ、アイコン(6)とアイコン(8)及び(9)との間に仮想カテゴリiCの登録位置を設けることを指定する。この操作により、アイコン(6)とアイコン(8)及び(9)との間を連携するものとして仮想カテゴリiC(7)が登録され表示される(図5(b)参照)。なお、この登録方法に替えて、図5(a)の括弧内に示す仮想カテゴリ(7)を、作成した上で、この仮想カテゴリ(7)に、アイコン(8)及び(9)をドラッグアンドドロップ動作するといった登録方法を採ることもできる。
また、仮想カテゴリiC(2)が登録され表示されることについても同様である。
なお、保管単位アイコンiZは、対応する実際の保管単位Zが携帯型読取装置HTによる読み取りチェックを受ける前では、その色が薄く表示され、且つ後述する変更登録命令適否判断手段1hによってドラッグアンドドロップによる移動を行える一方、チェックを受けた後ではその色が濃く表示され、且つその移動機能が制限を受けてドラッグアンドドロップによる移動を行えないように構成している。
また、本実施形態では、この仮想カテゴリ登録命令受付手段1cが、前記連携関係管理手段1dにおいて管理している仮想カテゴリiCの削除、登録位置の変更を、ドラッグアンドドロップ操作などにより、さらに受け付け得るように構成している。また、移動に係る操作は、保管単位アイコンiZ(8)をドラッグアンドドロップする操作(図6(a)参照)、および、仮想カテゴリiC(7)をドラッグアンドドロップする操作(図6(b)参照)のいずれでもよい。
連携関係管理手段1dは、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで受け付けた登録命令にしたがって連携した、文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCの連携関係を管理するものであって、前記内部メモリ102または外部記憶装置103の所定領域に形成してなる。本実施形態では、この連携関係管理手段1dが、文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCを階層的に管理するように構成している。
ラベル出力支援手段1eは、前記実際の保管単位Zに使用するラベルの種類の選択を要求するとともに、選択したラベルに対して各ラベルごとに予め決められた位置に自動的に前記連携管理情報を印字出力するものであって、入力装置104、表示装置105および印刷用インタフェース108などを利用して構成してる。ここで、このラベル出力支援手段1eで印字出力する連携管理情報は、ハンディターミナル等の携帯型読取装置HTで読み取り可能な二次元バーコードBC化したものである。
体系違反報知手段1fは、図7(a)〜(c)に示すように、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで、文書類アイコンiSと保管用用品アイコンiRとの間、または、複数の保管用家具アイコンiQ間に、仮想カテゴリiCを登録する命令を受け付けた場合に、その仮想カテゴリiCを登録ルールの体系違反により(図8(a)参照)登録不能である旨を報知するものであって、前記表示装置105などを利用して構成している。本実施形態では、「その仮想カテゴリiCを登録不能である旨」をポップアップ表示するように構成しているが、これに限らず、警告音で報知するといった態様も考えられる。
階層数違反報知手段1gは、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで、予め設定された階層数を超えて、仮想カテゴリiCを登録する命令を受け付けた場合に、その仮想カテゴリiCを登録ルールの階層数違反により(図8(b)参照(なお、この図において、「カテゴリー」と記してあるものは、仮想カテゴリiCを示している。))登録不能である旨を報知するものであって、前記表示装置105などを利用して構成している。本実施形態では、「その仮想カテゴリiCを階層数違反により登録不能である旨」をポップアップ表示するように構成しているが、これに限らず、警告音で報知するといった態様も考えられる。
変更登録命令適否判断手段1hは、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで、前記連携関係管理手段1dにおいて管理している連携関係の変更に係る登録命令を仮として受け付けた場合に、その登録命令実施後の連携関係が仮想カテゴリiCの登録ルール(図8(a)、(b)参照)に従うものであるか否かを判断するものである。
そして、この変更登録命令適否判断手段1hで適していると判断した場合には、仮想カテゴリ登録命令受付手段1cがその登録命令を正式に受け付けるように構成する一方、適していないと判断した場合には、その登録命令を正式に受け付けないように構成している。
また、この変更登録命令適否判断手段1hで適していると判断した場合において、新たな仮想カテゴリiCの登録が必要となるときには、前記連携関係管理手段1dが、その新たな仮想カテゴリiCの登録を自動的に行うとともに、前記連携関係表示手段1bが、その新たな仮想カテゴリiCの表示を行うように構成している。具体的に、図9(a)、(b)を用いて説明すると、仮想カテゴリiC(7)を、保管用家具アイコンiQ(11)に移動させようとすると、保管用家具アイコンiQ(11)と保管用用品アイコンiR(8)とはいわゆる親子関係にないので、連携関係管理手段1dは、保管用家具アイコンiQ(11)と保管用用品アイコンiR(8)とを仮想カテゴリiC(7)で新たに連携するとともに、連携関係表示手段1bが、保管用家具アイコンiQ(11)と保管用用品アイコンiR(8)との間に仮想カテゴリiC(7)を表示する。なお、この変更登録命令適否判断手段1hは、例えば、保管用用品アイコンiR(8)について、対応する実際の実際の保管用用品が携帯型読取装置HTによる読み取りチェックを受ける前では、保管用用品アイコンiR(8)のドラッグアンドドロップによる移動を行える一方、チェックを受けた後では、ドラッグアンドドロップによるその移動を行えないようにしている。
また、この変更登録命令適否判断手段1hで適していると判断した場合において、既存の仮想カテゴリiCの登録が不必要となるときには、前記連携関係管理手段1dが、その不必要な仮想カテゴリiCの登録を自動的になくすとともに、前記連携関係表示手段1bが、その不必要な仮想カテゴリiCの表示を行なわないように構成している。具体的に、図9(b)、(c)を用いて説明すると、仮想カテゴリiC(7)を、保管用家具アイコンiQ(11)に移動させようとすると、保管用家具アイコンiQ(11)と保管用用品アイコンiR(9)とはいわゆる親子関係にないが、保管用家具アイコンiQ(11)と保管用用品アイコンiR(8)との間を仮想カテゴリiC(7)が連携しているので、新たな仮想カテゴリiCを登録することなく、連携関係表示手段1bが、仮想カテゴリiC(7)の下層に保管用用品アイコンiR(9)を表示する。すると、保管用家具アイコンiQ(6)の下層の仮想カテゴリiC(7)により連携関係にある対象が無くなるため、連携関係管理手段1dは、仮想カテゴリiC(7)の登録をなくし、連携関係表示手段1bも、仮想カテゴリiC(7)の表示を行なわないようになる。
利用履歴記憶手段1iは、当該文書類管理装置Pの利用者を識別可能な利用者情報と、仮想カテゴリiCの登録、削除、変更、表示などの利用に係る利用履歴情報とを記憶するものであって、前記内部メモリ102または外部記憶装置103の所定領域に形成してなる。なお、前記利用者情報は、当該文書類管理装置Pの利用開始時に入力装置104を利用して入力されたものを用いるように構成しているが、実施態様に応じて適宜変更可能である。また、この利用履歴記憶手段1iが、文書類アイコンiSや保管単位アイコンiZの登録、削除、変更、表示などの利用に係る利用履歴情報を、さらに記憶するようにしているが、記憶する利用履歴情報は、実施態様に応じて適宜変更可能である。
検索支援手段1jは、前記仮想カテゴリiCをキーとした検索を行うためのものであって、前記入力装置104、表示手段105などを利用して構成している。具体的には、検索キーとなる仮想カテゴリiC名等の入力を促す入力画面を表示し、入力された仮想カテゴリiC名等と一致する仮想カテゴリiCを、連携関係管理手段1dから抽出し画面表示する。
仮想カテゴリ登録権限取得手段1kは、前記仮想カテゴリiCの登録に係る仮想カテゴリ登録権限情報を取得するものであって、前記入力装置104などを利用して構成している。ここで、「仮想カテゴリ登録権限情報」とは、いわゆる利用のためのパスワードであって、例えば、利用者の職能に応じて利用者毎に設定されるものや、部課やプロジェクトなどのグループ毎に設定されるもの等が挙げられる。
仮想カテゴリ登録制限手段1lは、前記仮想カテゴリ登録権限取得手段1kで取得した仮想カテゴリ登録権限情報に基づいて、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cにおける仮想カテゴリiCの登録命令の受付を許可又は拒否するものである。
表示権限情報取得手段1mは、仮想カテゴリiCの表示に係る表示権限情報を取得するものであって、前記入力装置104などを利用して構成している。ここで、「表示権限情報」とは、前記仮想カテゴリ登録権限情報と同様、利用のためのパスワードであって、例えば、利用者の職能に応じて利用者毎に設定されるものや、部課やプロジェクトなどのグループ毎に設定されるもの等が挙げられる。
表示制限手段1nは、前記表示権限情報取得手段1mで取得した表示権限情報に基づいて、仮想カテゴリiCにより連携関係にある文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZの表示を制限するものである。
チェック手段1oは、前記連携関係管理手段1dで管理している連携関係について、その連携関係が適切に保たれているか否かのチェックを行うものである。具体的には、いわゆる親子関係にあるものについて、連携管理情報取得手段1aで取得した連携管理情報と、連携関係管理手段1dで管理している連携管理情報とを比較し、一致していない場合には、連携関係管理手段1dで管理している正規の場所にない旨を報知する。
視点表示選択命令受付手段1pは、保管単位視点表示および仮想カテゴリ視点表示のいずれか一方の視点表示を選択する旨の命令を受け付けるためのものであって、前記入力装置104などを利用して構成している。
ここで、「保管単位視点表示」とは、保管単位アイコンiZをツリー構造のルートとした視点表示であり、また、「仮想カテゴリ視点表示」とは、仮想カテゴリiCをツリー構造のルートとした視点表示である。
具体的に、保管単位視点表示および仮想カテゴリ視点表示について説明すると、保管単位視点表示は、図10(a)に示すように、保管用家具アイコンiQ(1)と(11)とをツリー構造のルートとした視点表示であるので、保管用用品(7)は、保管用家具アイコンiQ(1)といわゆる親子関係にあり、保管用用品(13)は、保管用家具アイコンiQ(11)といわゆる親子関係にあることが見てわかる。すなわち、保管用用品(7)や(13)が、実際にどの保管単位に保管されているのかを、非常に簡単に知ることができる。一方、仮想カテゴリ視点表示は、図10(b)に示すように、仮想カテゴリiC(3)と(6)とをツリー構造のルートとした視点表示であるので、保管用用品(7)と(13)とは、いわゆる親子関係にあることが見てわかる。すなわち、保管用用品(7)と(13)とが、どの仮想カテゴリiCでまとめられているのかを、非常に簡単に知ることができる。
イベント発生情報取得手段1qは、棚卸等のイベントの発生に係るイベント発生情報を、携帯型読取装置HTから取得するものであって、読取装置用通信インタフェース107などを利用して構成している。このイベント発生情報取得手段1qが、イベント発生情報を取得した場合には、仮想カテゴリ登録命令受付手段1cが、新たな仮想カテゴリiCの登録命令を受け付けないように構成している。
一時保存手段1rは、不要な文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ、又は仮想カテゴリiCを、年限が来たときに削除することを前提として一時的に保存しておくものであって、内部メモリ102または外部記憶装置103の所定領域に形成している。なお、この一時保存手段1rは、画面上では一般的な「ゴミ箱」状のアイコン(図示せず)として表示されるようにしている。
年限情報受付手段1sは、一時保存手段1rに保存している文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ、又は仮想カテゴリiCに係る年限の延長のための年限延長情報を、年限情報として受け付けるものである。
本実施形態では、年限延長用アイコンに、文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ、又は仮想カテゴリiCが、ドラッグアンドドロップ操作で移動してきたことをトリガとして、その年限延長情報を受け付けるようにしている。
以上のように構成される文書類管理装置Pについて、その使用方法を画面遷移図及びフロー図などを用いて具体的に説明する。
まず、実際の保管用家具Qの登録に係る画面遷移図(図16〜図18)、実際の保管用用品Rの登録に係る画面遷移図(図19〜図21)、仮想カテゴリiCに対する実際の保管用用品Rの登録に係る画面遷移図(図22、図23)、及び、実際の保管用用品Rの移動に係る画面遷移図(図24)で表示される、トップメニュー画面G1、閲覧画面G2、登録用品(棚)選択画面G3、登録用品(ファイル)選択画面G4、登録用品(文書)選択画面G5、棚登録画面G6、ファイル登録画面G7、用品アクセスレベル設定画面G8、年限設定画面G9について、具体的に説明をしておく。
なお、本実施形態では、当該文書類管理装置Pの利用開始の際に、ユーザIDとパスワードとによる認証(認証を受けたユーザを、以下、「ログインユーザ」と称する)を行うようにしている。そして、ログインユーザの種類(システム管理者、文書管理者、一般ユーザ、制限付ユーザ)に応じて、仮想カテゴリiCに係るアクセス権限(前記仮想カテゴリ登録権限情報および前記表示権限情報)や、実際の文書類S、実際の保管単位Zなどに係るアクセス権限を付与し、そのアクセス権限によって、各画面の利用または各画面上に表示される機能の利用を制限するようにしている。このアクセス権限の設定例を、図13に示す。図13において、「○」は、アクセス権限を有していることを意味し、「×」は、アクセス権限を有していないことを意味し、「△」は、所定の場合にアクセス権限を有していることを意味する。また、本実施形態では、後述する「文書登録」ボタンb01や「タイトル」フィールドf02のように、ハッチング処理をしていないボタン等は、ログイン権限に基づき、クリック操作や入力操作が可能であることを意味している。一方、後述する「編集ボタン」b11のようにハッチング処理をしているボタン等は、ログイン権限に基づき、クリック操作や入力操作が不能であることを意味している。
トップメニュー画面G1は、図14等に示すように、略円形状を成す3つの「文書登録」ボタンb01、「ファイリング」ボタンb02、「詳細検索」ボタンb03と、横長略小判形状の4つの「ファイル登録」ボタンb04、「棚登録」ボタンb05、「ラベルデザイン作成」ボタンb06、「予約検索」ボタンb07とに加え、「ログアウト」ボタンb08と、「終了」ボタンb09を有している。
具体的には、「文書登録」ボタンb01は、文書登録画面(図示せず)を表示するためのボタンである。「ファイリング」ボタンb02、閲覧画面G2を表示するためのボタンである。「詳細検索」ボタンb03は、詳細検索画面(図示せず)を表示するためのボタンである。「ファイル登録」ボタンb04は、ファイル登録画面G7を表示するためのボタンである。「棚登録」ボタンb05は、棚登録画面G6を表示するためのボタンである。「ラベルデザイン作成」ボタンb06は、ラベルデザインデザイン用領域(図17、図20参照)を表示するためのボタンである。「予約検索」ボタンb07は、検索結果画面(図示せず)を表示するためのボタンである。「ログアウト」ボタンb08は、ログイン画面(図示せず)を表示するためのボタンである。
閲覧画面G2は、図15等に示すように、「閲覧」ボタンb10、「編集ボタン」b11、「詳細検索」ボタンb12、「単純検索」ボタンb13、「棚作成」ボタンb14、「分類作成」ボタンb15、「文書作成」ボタンb16、「分類ツリービュー」表示領域r01、「用品リスト」表示領域r02、「用品情報」表示領域r03、「印刷待ちへ」ボタンb17、「詳細情報」ボタンb18、「ゴミ箱」ボタンb19などを有している。なお、各ボタンは、ログイン権限に応じて適宜選択することができないようにしている。
より具体的に、「閲覧」ボタンb10は、当該閲覧画面G2を表示するためのボタンである。
「編集ボタン」b11は、画面を、編集モードに切り替えるためのボタンである。
「詳細検索」ボタンb03は、画面を、詳細検索画面に切り替えるためのボタンである。
「単純検索」ボタンb13は、検索入力フィールドに入力された検索ワードにて検索を行い、検索結果画面を表示するためのボタンである。
「棚作成」ボタンb14は、棚登録画面G6を表示するためのボタンである。
「分類作成」ボタンb15は、登録用品(ファイル)選択画面G4を表示するためのボタンである。
「文書作成」ボタンb16は、登録用品(文書)選択画面G5を表示するためのボタンである。
「分類ツリービュー」表示領域r01は、DBに登録してあるデータを、用品ごとに対応させたアイコンを用いて、ツリー形式で表示するための領域である。また、ログインユーザのアクセスレベルによって表示が制限されるようにしている。なお、アイコンをクリックすることにより、「用品リスト」表示領域r02が更新されるようにしている。また、選択された用品が、文書の場合は「用品リスト」表示領域r02に文書プレビュー画面が表示されるようにしている。
「用品リスト」表示領域r02は、「分類ツリービュー」表示領域r01で選択された用品の1階層下の用品全てをリスト表示するための領域である。本実施形態において、表示内容は、タイトル、種別、分類コード、作成者、更新者、移替時期、廃棄時期としているが、実施態様に応じて適宜変更可能である。そして、リストの用品をクリックすることにより、用品情報の内容が更新されるようにしている。また、リストの用品をダブルクリックすることにより、選択された用品を所謂「親」として分類を展開するようにしている。その際、「分類ツリービュー」の表示内容も連動する。また、選択された用品が、文書の場合は、文書プレビュー画面が表示されるようにしている。
「用品情報」表示領域r03は、「用品リスト」表示領域r02で選択されている用品の情報を表示するための領域である。なお、表示項目は、次のようにしている。
・棚の場合
ID : 用品を識別する一意の番号
タイトル : 棚の名称
棚番号 : 棚を識別する番号
種別 : 用品の種類(棚・棚板など)
ラベル種 : ラベルの種類
管理部門 : 用品登録時の管理部門
アクセス権 : 用品に対してアクセス可能な権限
・分類(ファイル)の場合
ID : 用品を識別する一意の番号
タイトル : 分類の名称
用品種 : 用品の種類(厚ファイル・バインダーなど)
分類コード : 登録されている分類コート゛
ラベル種 : ラベルの種類
管理部門 : 用品登録時の管理部門
アクセス権 : 用品に対してアクセス可能な権限
移替年限 : 用品に登録されている移替年限
廃棄年限 : 用品に登録されている廃棄年限
・文書の場合
ID : 書類を識別する一意の番号
タイトル : 書類の名称
種別 : 文書の種類
ラベル種 : ラベルの種類
書類内容 : 書類の内容
添付文書 : 添付文書のファイル名
副文書 : 副文書のファイル数
版番号 : 文書の版
管理部門 : 用品登録時の管理部門
アクセス権 : 用品に対してアクセス可能な権限
移替年限 : 用品に登録されている移替年限
廃棄年限 : 用品に登録されている廃棄年限
「印刷待ちへ」ボタンb17は、現在、「用品リスト」表示領域r02にて選択されている用品のラベルを、印刷待ちにするためのボタンである。
「詳細情報」ボタンb18は、現在、「用品リスト」表示領域r02にて選択されている用品の登録画面を表示するためのボタンである。このとき、登録画面では、すべての項目を編集禁止(参照のみ)にしている。
「ゴミ箱」ボタンb19は、用品リストに、現在ゴミ箱に存在する用品の情報を表示するためのボタンである。
登録用品(棚)選択画面G3は、図16等に示すように、「棚」ボタンb20、「棚板」ボタンb21を有している。
より具体的には、「棚」ボタンb20は、本システムにて利用できる棚を、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「棚板」ボタンb21は、本システムにて利用できる棚板を、その登録を目的として選択するためのボタンである。
登録用品(ファイル)選択画面G4は、図19等に示すように、「ファイルボックス」ボタンb30、「大ファイル」ボタンb31、「中ファイル」ボタンb32、「小ファイル」ボタンb33、「仕切カード」ボタンb34、「フォルダー類」ボタンb35、「文書保存箱類」ボタンb36、「カテゴリー」ボタンb37を有している。
より具体的には、「ファイルボックス」ボタンb30は、例えば、フォルダー・クリヤーホルダー・フラットファイルなどを入れるボックスを、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「大ファイル」ボタンb31は、例えば、チューブファイルなどの大収容量のファイルを、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「中ファイル」ボタンb32は、例えば、リングファイルなどの中収容量のファイルを、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「小ファイル」ボタンb33は、例えば、フラットファイルやクリヤーブックなどの少収容量のファイルを、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「仕切カード」ボタンb34は、例えば、チューブファイルやリングファイル内の文書を仕切るための用品を、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「フォルダー類」ボタンb35は、例えば、フォルダーやクリヤーホルダーなどのように、文書を挟むための用品を、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「文書保存箱類」ボタンb36は、例えば、文書保存箱やストックボックスなどのように、ファイルやサンプルなどを保存するための用品を、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「カテゴリー」ボタンb37は、例えば、文書やファイルなどをカテゴリーごとにまとめるための架空の用品を、その登録を目的として選択するためのボタンである。
登録用品(文書)選択画面G5は、図25に示すように、「電子」ボタンb40、「紙」ボタンb41、「電子・紙」ボタンb42を有している。
より具体的には、「電子」ボタンb40は、例えば、電子文書、各種書類作成データや画像ファイルなどの電子文書類を、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「紙」ボタンb41は、例えば、社内外の文書、資料、カタログなどの実際の文書類を、その登録を目的として選択するためのボタンである。
「電子・紙」ボタンb42は、一元管理する対象としての電子文書類と実際の文書類とを、その登録を目的として選択するためのボタンである。
棚登録画面G6は、図17等に示すように、登録情報を入力するための登録情報入力用領域r10と、ラベルデザインをするためのラベルデザイン用領域r11とを有している。
より具体的には、登録情報入力用領域r10は、「ID」フィールドf01、「タイトル」フィールドf02、「No」フィールドf03、「種別」フィールドf04、「ツリー」フィールドf05、「アクセスレベル」フィールドf06、「管理部門」フィールドf07、「備考」フィールドf08、「棚サイズ」フィールドf09、「登録者」フィールドf10、「登録日」フィールドf11、「更新者」フィールドf12、「更新日」フィールドf13に加え、「ヒストリー」ボタンb50、「登録」ボタンb51を有している。
このうち、「ID」フィールドf01は、当該文書類管理装置Pで一意に与えられるIDを表示するためのフィールドである。このIDは当該文書類管理装置Pで自動的に与えられるようにしている。
「タイトル」フィールドf02は、当該登録情報についてのタイトルの入力を受け付けるためのフィールドである。この「タイトル」フィールドf02に入力が無い場合には、当該登録情報の登録を行えないようにしている。
「種別」フィールドf04は、種別の選択をするためのフィールドである。本実施形態では、DBに登録されている用品の種別から選択できるようにしている。
「アクセスレベル」フィールドf06は、当該登録情報に対するアクセスレベル(アクセス権限)の設定を受け付けるためのフィールドである。
「管理部門」フィールドf07は、当該登録情報に係る管理部門を表示するためのフィールドである。
「棚サイズ」フィールドf09は、棚の寸法を入力するためのフィールドである。
また、ラベルデザイン用領域r11は、ラベルデザインを表示して編集するための略矩形状の表示編集部r111に加え、この表示編集部r111の上方に文字種、文字サイズ、縦書き横書き、書体などの設定を行うためのツールバーr112を有している。
ファイル登録画面G7は、図20等に示すように、タブの選択により選択的に表示される主登録情報表示領域r21および副登録情報表示領域r22と、ラベルデザインをするためのラベルデザイン用領域r23とを有している。
より具体的に、主登録情報表示領域r21は、ID、タイトル、種別、鍵の有無、分類コード、備考、棚番号、ツリー、管理部門、移替年限、廃棄年限、アクセスレベルについて、表示または編集するための領域である。このうち、棚番号は、ツリーで設定されたツリーパスより棚番号を取得し表示するようにしている。
ラベルデザイン用領域r23は、棚登録画面G6のラベルデザイン用領域r11と同様であるので説明を省略する。
用品アクセスレベル設定画面G8は、図17等に示すように、「絞込み」入力フィールドf31、「グループ・ユーザ一覧」表示領域r31、「表示切替」ボタンb61、「(参照権限)追加」ボタンb62、「(参照権限)削除」ボタンb63、「(参照及び編集権限)追加」ボタンb64、「(参照及び編集権限)削除」ボタンb65、「参照権限選択一覧」表示領域r32、「参照及び編集権限選択一覧」表示領域r33、「登録」ボタンb66、「閉じる」ボタンb67を有している。
「絞込み」入力フィールドf31は、「グループ・ユーザ一覧」表示領域r31に表示されている情報を絞込む条件の入力を受け付けるためのフィールドである。入力後、「OK」ボタンを押すと、絞込み条件に該当するグループ・、ユーザの一覧が表示される。なお、絞込みは、グループ・ユーザ一覧に設定されている内容に基づいて、絞り込みを行うようにしている。具体的には、絞込み条件にグループが該当し、所属ユーザが該当しない(該当ユーザなし)場合には、所属ユーザを全て表示するようにしている。また、絞込み条件にユーザが該当し、所属するグループが該当しない場合には、グループも表示するにしている。
絞込みが未設定の場合、全グループおよび、ユーザを表示するようにしている。
「グループ・ユーザ一覧」表示領域r31は、グループ又はユーザを表示するための領域である。具体的に、表示切替が“グループのみ”の場合には、絞込み条件に該当するグループの一覧を表示し、ここで、アクセス権を設定するグループを選択することができる。また、表示切替が“ユーザ含む”の場合には、絞込み条件に該当するグループ・ユーザの一覧を表示し(グループ、所属ユーザの単位)、アクセス権を設定するグループ・ユーザを選択することができる。
「表示切替」ボタンb61は、グループ・ユーザ一覧の表示内容を切り替えるためのボタンである。
「(参照権限)追加」ボタンb62は、グループ・ユーザ一覧で選択されているグループおよび、ユーザを参照権限選択一覧へ追加するためのボタンである。
「(参照権限)削除」ボタンb63は、参照権限選択一覧から選択されているグループおよび、ユーザを削除するためのボタンである。
「(参照及び編集権限)追加」ボタンb64は、グループ・ユーザ一覧で選択されているグループおよび、ユーザを参照及び編集権限選択一覧へ追加するためのボタンである。
「(参照及び編集権限)削除」ボタンb65は、参照及び編集権限選択一覧から選択されているグループおよび、ユーザを削除するためのボタンである。
「参照権限選択一覧」表示領域r32は、参照権限を設定するグループ・ユーザを表示するための領域である。
「参照及び編集権限選択一覧」表示領域r33は、参照及び編集権限を設定するグループ・ユーザを表示するための領域である。
「登録」ボタンb66は、選択されたグループおよび、ユーザにアクセス権を設定するためのボタンである。
「閉じる」ボタンb67は、呼び出し元の画面(用品登録画面)へ戻るためのボタンである。
年限設定画面G9は、閲覧画面G2の「用品情報」表示領域r03の移替年限・廃棄年限に対する操作があった場合に表示する画面であって、図26に示すように、一覧にはログインユーザの所属するグループの年限が表示されるようにしている。
(1)連携管理情報の取得及び仮想カテゴリiCの登録に係るフロー。
図11に示すように、連携管理情報取得手段1aが、実際の文書類S及び実際の保管単位Zから連携管理情報を取得すると(ステップS101)、連携関係表示手段1bが、取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の文書類S及び実際の保管単位Zの連携関係を、前記文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZを用いて表示する(ステップS102)。次に、仮想カテゴリ登録命令受付手段1cが、連携関係表示手段1bにより表示される文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZに対する、前記仮想カテゴリiCの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリiCの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリiCの登録命令として受け付けると(ステップS103)、連携関係管理手段1dが、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで受け付けた登録命令にしたがって連携した、文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCの連携関係を管理するとともに(ステップS104)、連携関係表示手段1bが、それらの連携関係を表示する(ステップS105)。
なお、図示はしていないが、ステップS103において仮想カテゴリiCの登録命令を受け付けた場合に、体系違反報知手段1f、階層数違反報知手段1g、および変更登録命令適否判断手段1hが適宜動作する。
また、図示はしていないが、ステップS103において、仮想カテゴリ登録制限手段1lが、仮想カテゴリ登録権限取得手段1kで取得した仮想カテゴリ登録権限情報によっては、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cにおける仮想カテゴリiCの登録命令の受付を拒否する場合もある。
また、図示はしていないが、ステップS105において、表示制限手段1nが、前記表示権限情報取得手段1mで取得した表示権限情報によっては、仮想カテゴリiCにより連携関係にある文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZの表示を制限する。
(2)連携関係のチェックに係るフロー。
まず、連携関係情報(親ID、子ID)を取得する(ステップS201、S202)。そして、チェック手段1oが、親子関係に異常がないと判定すれば(ステップS203)、次に調べる連携関係情報を取得する(ステップS201)。一方、親子関係に異常があると判定すれば(ステップS204)、親子関係に異常が在る旨を表示し(ステップS205)、変更に係る登録命令を受け付ければ(ステップS206)、連携管理手段が、その連携関係を管理する(ステップS207)。
(3)イベント発生による新たな仮想カテゴリiCの登録命令の凍結に係るフロー。
図27に示すように、イベント発生情報取得手段1qがイベント発生情報を携帯型読取装置HTから取得すると(ステップS301)、仮想カテゴリ登録命令受付手段1cが、新たな仮想カテゴリiCの登録命令を受け付けた場合でも(ステップS302)、その登録を受け付けないように動作する(ステップS303)。
(4)年限延長に係るフロー。
図28に示すように、「ゴミ箱」ボタンb19のクリック操作があると(ステップS401)、用品リストに、現在ゴミ箱に存在する用品の情報を表示する(ステップS402)。そして、延長したい文書類アイコン、保管単位アイコン、又は仮想カテゴリを、年限延長用アイコンに対してドラッグアンドドロップすると(ステップS403)、年限情報受付手段1sが、ドラッグアンドドロップしたものについての年限を延長すべく、その年限延長情報を受け付ける(ステップS404)。
このように、本実施形態に係る文書類管理装置Pは、実際の文書類S及び実際の保管単位Zから連携管理情報を取得すると、連携関係表示手段1bが、取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の文書類S及び実際の保管単位Zの連携関係を、前記文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZを用いて表示する。次に、仮想カテゴリ登録命令受付手段1cが、連携関係表示手段1bにより表示される文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZに対する、前記仮想カテゴリiCの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリiCの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリiCの登録命令として受け付けると、連携関係管理手段1dが、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで受け付けた登録命令にしたがって連携した、文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCの連携関係を管理するとともに、連携関係表示手段1bが、それらの連携関係を表示するように動作する。
すなわち、複数の実際の保管単位Zに、別々に保管されている実際の文書類Sについても、文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCを利用して簡単に管理することができるといった、高性能な文書類管理装置Pを実現することができる。
なお、前記文書類アイコンiSを、電子文書類にも対応して設け、且つ、前記連携管理情報取得手段1aが、電子文書類からも連携管理情報を取得し得るように構成し、さらに、前記連携関係表示手段1bが、前記実際の文書類S、電子文書類及び実際の保管単位Zの連携関係を、前記文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZを用いて表示するように構成しているため、電子文書類についても、さらに連携管理をすることができる。
前記連携管理情報が、実際の文書類S又は実際の保管単位Zについての保管場所を示すロケーション情報を少なくとも含むようにしているため、実際の文書類S及び実際の保管単位Zの連携管理を、実際の保管場所と有効に連携させて行うことができる。
前記実際の保管単位Zに使用するラベルの種類の選択を要求するとともに、選択したラベルに対して各ラベルごとに予め決められた位置に自動的に前記連携管理情報を印字出力するラベル出力支援手段1eを具備しているため、ラベルを選択すれば、選択したラベルにおける予め決められた位置に、自動的に連携管理情報が印字出力されるため、入力の手間等を大幅に削減することができる。
前記ラベル出力支援手段1eで印字出力する連携管理情報が、ハンディターミナル等の携帯型読取装置HTで読み取り可能な二次元バーコードBC化したものであるため、一次元のバーコードと比べ小型化しながらも多くの情報を取り扱うことができる。
前記連携関係管理手段1dが、文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCを階層的に管理するものであるため、連携管理のチェックなどを容易に行うことができる。
前記保管単位アイコンiZが、実際の文書類Sの保管に用いるファイルボックス等の実際の保管用用品Rと対応して設けた保管用用品アイコンiRと、実際の文書類S又は実際の保管用用品Rの保管に用いる棚等の実際の保管用家具Qと対応して設けた保管用家具アイコンiQとを有するものであるため、実際に保管に用いる物と対応した適切な連携管理を行える。
前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで、文書類アイコンiSと保管用用品アイコンiRとの間、または、複数の保管用家具アイコンiQ間に、仮想カテゴリiCを登録する命令を受け付けた場合に、その仮想カテゴリiCを登録ルールの体系違反により登録不能である旨を報知する体系違反報知手段1fを具備しているため、管理体系が無用に煩雑になることを防止することができる。
また、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで、予め設定された階層数を超えて、仮想カテゴリiCを登録する命令を受け付けた場合に、その仮想カテゴリiCを登録ルールの階層数違反により登録不能である旨を報知する階層数違反報知手段1gを具備しているため、管理体系が無用に煩雑になることを防止することができる。
前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cが、前記連携関係管理手段1dにおいて管理している仮想カテゴリiCの削除、登録位置の変更をさらに受け付け得るものであるため、仮想カテゴリiC登録後の変動にも容易に対応できるので、使い勝手が向上する。
前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで、前記連携関係管理手段1dにおいて管理している連携関係の変更に係る登録命令を仮として受け付けた場合に、その登録命令実施後の連携関係が仮想カテゴリiCの登録ルールに従うものであるか否かを判断する変更登録命令適否判断手段1hを具備し、前記変更登録命令適否判断手段1hで適していると判断した場合には、仮想カテゴリ登録命令受付手段1cがその登録命令を正式に受け付けるように構成する一方、適していないと判断した場合には、その登録命令を正式に受け付けないように構成しているため、操作に不慣れな利用者であっても、容易に操作をすることができる。
前記変更登録命令適否判断手段1hで適していると判断した場合において、新たな仮想カテゴリiCの登録が必要となるときには、前記連携関係管理手段1dが、その新たな仮想カテゴリiCの登録を自動的に行うとともに、前記連携関係表示手段1bが、その新たな仮想カテゴリiCの表示を行うように構成しているものや、或いは、前記変更登録命令適否判断手段1hで適していると判断した場合において、既存の仮想カテゴリiCの登録が不必要となるときには、前記連携関係管理手段1dが、その不必要な仮想カテゴリiCの登録を自動的になくすとともに、前記連携関係表示手段1bが、その不必要な仮想カテゴリiCの表示を行なわないように構成しているため、不慣れな利用者であっても当該文書類管理装置Pを簡単に操作できる。
当該文書類管理装置Pの利用者を識別可能な利用者情報と、仮想カテゴリiCの登録、削除、変更、表示などの利用に係る利用履歴情報とを記憶する利用履歴記憶手段1iを具備しているため、例えば、不正な操作の追跡を容易に行うことができ、セキュリティの高い文書類管理装置Pを提供することができる。
前記仮想カテゴリiCをキーとした検索を行うための検索支援手段1jを具備しているため、検索時の利便性を向上することができる。
前記仮想カテゴリiCの登録に係る仮想カテゴリ登録権限情報を取得する仮想カテゴリ登録権限取得手段1kと、前記仮想カテゴリ登録権限取得手段1kで取得した仮想カテゴリ登録権限情報に基づいて、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cにおける仮想カテゴリiCの登録命令の受付を許可又は拒否する仮想カテゴリ登録制限手段1lとを具備しているため、無用な仮想カテゴリiCの登録を防止することができる。
仮想カテゴリiCの表示に係る表示権限情報を取得する表示権限情報取得手段1mと、前記表示権限情報取得手段1mで取得した表示権限情報に基づいて、仮想カテゴリiCにより連携関係にある文書類アイコンiS及び保管単位アイコンiZの表示を制限する表示制限手段1nとを具備しているため、機密性を向上することができる。
前記連携関係管理手段1dで管理している連携関係について、その連携関係が適切に保たれているか否かの検査をするチェック手段1oを具備しているため、実際の文書類Sの不用意な移動などにより、連携関係に崩れが生じているか否かを簡単に知ることができる。
前記連携関係管理手段1dが連携関係を管理している場合としていない場合とで、連携関係表示手段1bで表示する文書類アイコンiSと保管単位アイコンiZとの表示態様を異なるように構成しているため、アイコンを見るだけで、連携関係が管理されているか否かを即座に知ることができる。
前記連携関係表示手段1bが、保管単位アイコンiZをツリー構造のルートとした保管単位視点表示、および、仮想カテゴリiCをツリー構造のルートとした仮想カテゴリ視点表示のいずれか一方を選択表示するものであり、前記いずれか一方の視点表示を選択する旨の命令を受け付けるための視点表示選択命令受付手段1pを具備しているため、保管単位視点表示で表示した場合には、ルートにある実際の保管単位Zと親子関係にある物を知ることができる一方、仮想カテゴリ視点表示で表示した場合には、ルートにある仮想カテゴリiCと親子関係にあるものを知ることができる。
棚卸等のイベントの発生に係るイベント発生情報を取得するイベント発生情報取得手段1qを具備し、このイベント発生情報取得手段1qが、イベント発生情報を取得した場合には、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cが、新たな仮想カテゴリiCの登録命令を受け付けないように構成しているため、例えば、棚卸に係るイベントが発生した場合のように、仮想カテゴリiC等の連携関係を変更したくないときに、仮想カテゴリiCが無用に登録されてしまうといった不具合を防止することができる。
不要な文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ、又は仮想カテゴリiCを、年限が来たときに削除することを前提として一時的に保存しておく一時保存手段1rを具備しているため、アイコンなどの整理を好適に行うことができ、使い勝手が向上する。
前記一時保存手段1rに保存している文書類アイコンiS、保管単位アイコンiZ、又は仮想カテゴリiCに係る年限の延長のための年限延長情報を受け付ける年限情報受付手段1sを具備しているため、管理の実情に応じて年限を延長でき、使い勝手が格段に向上する。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、連携管理情報として機能する二次元バーコードBCが、実際の保管単位Zの保管場所を示すロケーション情報を含むように構成しているが、この二次元バーコードBCがロケーション情報の在りかを示すメタ情報を含むものであっても良い。
また、当該文書類管理装置Pを、ファイルボックスや棚等の実際の保管単位Zに保管される立体物たる文房具や部品等の実際の対象物(図示せず)を、前記実際の対象物に対応して設けた対象物アイコン(図示せず)と前記実際の保管単位Zに対応して設けた保管単位アイコンiZとを仮想的に連携させる仮想カテゴリiCを少なくとも用いて管理するように構成した対象物管理装置として用いることもできる。
この場合には、前記連携管理情報取得手段1aを、実際の対象物及び実際の保管単位Zからこれらを連携管理するための連携管理情報を取得するように構成し、前記連携関係表示手段1bを、連携管理情報取得手段1aで取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の対象物及び実際の保管単位Zの連携関係を、前記対象物アイコン及び保管単位アイコンiZを用いて表示するように構成し、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段1cを、連携関係表示手段1bにより表示される対象物アイコン及び保管単位アイコンiZに対する、前記仮想カテゴリiCの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリiCの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリiCの登録命令として受け付けるように構成し、前記連携関係管理手段1dを、仮想カテゴリ登録命令受付手段1cで受け付けた登録命令にしたがって連携した、対象物アイコン、保管単位アイコンiZ及び仮想カテゴリiCの連携関係を管理するように構成すればよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明の一実施形態における文書類管理装置などを示す図。 同実施形態における文書類管理装置の機器構成図。 同実施形態における文書類管理装置の機能構成図。 同実施形態におけるファイリング体系が形成される過程を模式的に示す図。 同実施形態における仮想カテゴリの登録過程を説明するための図。 同実施形態における仮想カテゴリなどの移動操作による連携管理体系の変化を説明するための図。 同実施形態における仮想カテゴリなどの移動操作による連携管理体系の変化を説明するための図。 同実施形態における仮想カテゴリの登録ルールを示す図。 同実施形態における仮想カテゴリなどの移動操作による連携管理体系の変化を説明するための図。 同実施形態における保管単位視点表示と仮想カテゴリ視点表示との表示態様を示す図。 同実施形態における文書類管理装置の動作を示すフロー図。 同実施形態における文書類管理装置の動作を示すフロー図。 同実施形態におけるシステム利用権限及びアクセス権限を示す図。 同実施形態におけるトップメニュー画面、閲覧画面(システム管理者、文書管理者用)、及びアラート画面を示す図。 同実施形態におけるトップメニュー画面、閲覧画面(一般ユーザー、一般ユーザー(機能制限))を示す図。 同実施形態における実際の保管用家具の登録に係る画面遷移図(1)。 同実施形態における実際の保管用家具の登録に係る画面遷移図(2)。 同実施形態における実際の保管用家具の登録に係る画面遷移図(3)。 同実施形態における実際の保管用用品の登録に係る画面遷移図(1)。 同実施形態における実際の保管用用品の登録に係る画面遷移図(2)。 同実施形態における実際の保管用用品の登録に係る画面遷移図(3)。 同実施形態における仮想カテゴリに対する実際の保管用用品の登録に係る画面遷移図(1)。 同実施形態における仮想カテゴリに対する実際の保管用用品の登録に係る画面遷移図(2)。 同実施形態における実際の保管用用品の移動に係る画面遷移図。 同実施形態における登録用品(文書)選択画面を示す図。 同実施形態における年限設定画面を示す図。 同実施形態における文書類管理装置の動作を示すフロー図。 同実施形態における文書類管理装置の動作を示すフロー図。
符号の説明
P・・・・・・・・文書類管理装置
HT・・・・・・・携帯型読取装置
iC・・・・・・・仮想カテゴリ
iQ・・・・・・・保管用家具アイコン
iR・・・・・・・保管用用品アイコン
iS・・・・・・・文書類アイコン
iZ・・・・・・・保管単位アイコン
Q・・・・・・・・実際の保管用家具
R・・・・・・・・実際の保管用用品
S・・・・・・・・実際の文書類
Z・・・・・・・・実際の保管単位
1a・・・・・・・連携管理情報取得手段
1b・・・・・・・連携関係表示手段
1c・・・・・・・仮想カテゴリ登録命令受付手段
1d・・・・・・・連携関係管理手段
1e・・・・・・・印刷対象物出力支援手段(ラベル出力支援手段)
1f・・・・・・・体系違反報知手段
1g・・・・・・・階層数違反報知手段
1h・・・・・・・変更登録命令適否判断手段
1i・・・・・・・利用履歴記憶手段
1j・・・・・・・検索支援手段
1k・・・・・・・仮想カテゴリ登録権限取得手段
1l・・・・・・・仮想カテゴリ登録制限手段
1m・・・・・・・表示権限情報取得手段
1n・・・・・・・表示制限手段
1o・・・・・・・チェック手段
1p・・・・・・・視点表示選択命令受付手段
1q・・・・・・・イベント発生情報取得手段
1r・・・・・・・一時保存手段
1s・・・・・・・年限情報受付手段

Claims (27)

  1. ファイルボックスや棚等の実際の保管単位に保管される実際の文書類を、前記実際の文書類に対応して設けた文書類アイコンと前記実際の保管単位に対応して設けた保管単位アイコンとを仮想的に連携させるための仮想カテゴリを少なくとも用いて管理するように構成した装置であって、
    前記実際の文書類及び実際の保管単位からこれらを連携管理するための連携管理情報を取得する連携管理情報取得手段と、
    前記連携管理情報取得手段で取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の文書類及び実際の保管単位の連携関係を、前記文書類アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示する連携関係表示手段と、
    前記連携関係表示手段により表示される文書類アイコン及び保管単位アイコンに対する、前記仮想カテゴリの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリの登録命令として受け付ける仮想カテゴリ登録命令受付手段と、
    前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で受け付けた登録命令にしたがって連携した、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリの連携関係を管理する連携関係管理手段とを具備することを特徴とする文書類管理装置。
  2. 前記文書類アイコンを、電子文書類にも対応して設け、且つ、前記連携管理情報取得手段が、電子文書類からも連携管理情報を取得し得るように構成し、さらに、前記連携関係表示手段が、前記実際の文書類、電子文書類及び実際の保管単位の連携関係を、前記文書類アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示するように構成していることを特徴とする請求項1記載の文書類管理装置。
  3. 前記連携管理情報が、実際の文書類又は実際の保管単位についてのものである場合には、その保管場所を示すロケーション情報を少なくとも含むものであるか、又は、前記ロケーション情報と関連付けてなるものであることを特徴とする請求項1または2記載の文書類管理装置。
  4. 前記実際の保管単位に使用する印刷対象物の種類の選択を要求するとともに、選択した印刷対象物に対して各印刷対象物ごとに予め決められた位置に自動的に前記連携管理情報を印字出力する印刷対象物出力支援手段を具備していることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の文書類管理装置。
  5. 前記印刷対象物が、前記実際の保管単位に貼着可能なラベルであることを特徴とする請求項4記載の文書類管理装置。
  6. 前記印刷対象物出力支援手段で印字出力する連携管理情報が、ハンディターミナル等の携帯型読取装置で読み取り可能な二次元バーコード化したものであることを特徴とする請求項4又は5記載の文書類管理装置。
  7. 前記連携関係管理手段が、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリを階層的に管理するものであることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の文書類管理装置。
  8. 前記保管単位アイコンが、実際の文書類の保管に用いるファイルボックス等の実際の保管用用品と対応して設けた保管用用品アイコンと、実際の文書類又は実際の保管用用品の保管に用いる棚等の実際の保管用家具と対応して設けた保管用家具アイコンとを有するものであることを特徴とする請求項1乃至7いずれか記載の文書類管理装置。
  9. 前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で、文書類アイコンと保管用用品アイコンとの間、または、複数の保管用家具アイコン間に、仮想カテゴリを登録する命令を受け付けた場合に、その仮想カテゴリを登録ルールの体系違反により登録不能である旨を報知する体系違反報知手段を具備していることを特徴とする請求項8記載の文書類管理装置。
  10. 前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で、予め設定された階層数を超えて、仮想カテゴリを登録する命令を受け付けた場合に、その仮想カテゴリを登録ルールの階層数違反により登録不能である旨を報知する階層数違反報知手段を具備していることを特徴とする請求項1乃至9いずれか記載の文書類管理装置。
  11. 前記仮想カテゴリ登録命令受付手段が、前記連携関係管理手段において管理している仮想カテゴリの削除、登録位置の変更をさらに受け付け得るものであることを特徴とする請求項1乃至10いずれか記載の文書類管理装置。
  12. 前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で、前記連携関係管理手段において管理している連携関係の変更に係る登録命令を仮として受け付けた場合に、その登録命令実施後の連携関係が仮想カテゴリの登録ルールに従うものであるか否かを判断する変更登録命令適否判断手段を具備し、前記変更登録命令適否判断手段で適していると判断した場合には、仮想カテゴリ登録命令受付手段がその登録命令を正式に受け付けるように構成する一方、適していないと判断した場合には、その登録命令を正式に受け付けないように構成していることを特徴とする請求項11記載の文書類管理装置。
  13. 前記変更登録命令適否判断手段で適していると判断した場合において、新たな仮想カテゴリの登録が必要となるときには、
    前記連携関係管理手段が、その新たな仮想カテゴリの登録を自動的に行うとともに、前記連携関係表示手段が、その新たな仮想カテゴリの表示を行うように構成していることを特徴とする請求項12記載の文書類管理装置。
  14. 前記変更登録命令適否判断手段で適していると判断した場合において、既存の仮想カテゴリの登録が不必要となるときには、
    前記連携関係管理手段が、その不必要な仮想カテゴリの登録を自動的になくすとともに、前記連携関係表示手段が、その不必要な仮想カテゴリの表示を行なわないように構成していることを特徴とする請求項12又は13記載の文書類管理装置。
  15. 当該装置の利用者を識別可能な利用者情報と、仮想カテゴリの登録、削除、変更、表示などの利用に係る利用履歴情報とを記憶する利用履歴記憶手段を具備していることを特徴とする請求項1乃至14いずれか記載の文書類管理装置。
  16. 前記仮想カテゴリをキーとした検索を行うための検索支援手段を具備していることを特徴とする請求項1乃至15いずれか記載の文書類管理装置。
  17. 前記仮想カテゴリの登録に係る仮想カテゴリ登録権限情報を取得する仮想カテゴリ登録権限取得手段と、
    前記仮想カテゴリ登録権限取得手段で取得した仮想カテゴリ登録権限情報に基づいて、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段における仮想カテゴリの登録命令の受付を許可又は拒否する仮想カテゴリ登録制限手段とを具備していることを特徴とする請求項1乃至16いずれか記載の文書類管理装置。
  18. 仮想カテゴリの表示に係る表示権限情報を取得する表示権限情報取得手段と、
    前記表示権限情報取得手段で取得した表示権限情報に基づいて、仮想カテゴリにより連携関係にある文書類アイコン及び保管単位アイコンの表示を制限する表示制限手段とを具備していることを特徴とする請求項1乃至17いずれか記載の文書類管理装置。
  19. 前記連携関係管理手段で管理している連携関係について、その連携関係が適切に保たれているか否かの検査をするチェック手段を具備していることを特徴とする請求項1乃至18いずれか記載の文書類管理装置。
  20. 前記連携関係管理手段が連携関係を管理している場合としていない場合とで、連携関係表示手段で表示する文書類アイコンと保管単位アイコンとの表示態様を異なるように構成していることを特徴とする請求項1乃至19いずれか記載の文書類管理装置。
  21. 前記連携関係表示手段が、保管単位アイコンをツリー構造のルートとした保管単位視点表示、および、仮想カテゴリをツリー構造のルートとした仮想カテゴリ視点表示のいずれか一方を選択表示するものであり、
    前記いずれか一方の視点表示を選択する旨の命令を受け付けるための視点表示選択命令受付手段を具備していることを特徴とする請求項1乃至20いずれか記載の文書類管理装置。
  22. 棚卸等のイベントの発生に係るイベント発生情報を取得するイベント発生情報取得手段を具備し、
    このイベント発生情報取得手段が、イベント発生情報を取得した場合には、前記仮想カテゴリ登録命令受付手段が、新たな仮想カテゴリの登録命令を受け付けないように構成していることを特徴とする請求項1乃至21いずれか記載の文書類管理装置。
  23. 不要な文書類アイコン、保管単位アイコン、又は仮想カテゴリを、年限が来たときに削除することを前提として一時的に保存しておく一時保存手段を具備していることを特徴とする請求項1乃至22いずれか記載の文書類管理装置。
  24. 前記一時保存手段に保存している文書類アイコン、保管単位アイコン、又は仮想カテゴリに係る年限の延長のための年限延長情報を受け付ける年限情報受付手段を具備していることを特徴とする請求項1乃至23いずれか記載の文書類管理装置。
  25. 前記年限延長情報受付手段が、文書類アイコン、保管単位アイコン、又は仮想カテゴリの、ドラッグアンドドロップ操作による移動先に当る年限延長用アイコンを利用して構成したものであることを特徴とする請求項24記載の文書類管理装置。
  26. コンピュータを作動させて、ファイルボックスや棚等の実際の保管単位に保管される実際の文書類を、前記実際の文書類に対応して設けた文書類アイコンと前記実際の保管単位に対応して設けた保管単位アイコンとを仮想的に連携させるための仮想カテゴリを少なくとも用いて管理するようにするためのプログラムであって、
    コンピュータを、
    前記実際の文書類及び実際の保管単位からこれらを連携管理するための連携管理情報を取得する連携管理情報取得手段と、
    前記連携管理情報取得手段で取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の文書類及び実際の保管単位の連携関係を、前記文書類アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示する連携関係表示手段と、
    前記連携関係表示手段により表示される文書類アイコン及び保管単位アイコンに対する、前記仮想カテゴリの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリの登録命令として受け付ける仮想カテゴリ登録命令受付手段と、
    前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で受け付けた登録命令にしたがって連携した、文書類アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリの連携関係を管理する連携関係管理手段として機能させるための文書類管理用プログラム。
  27. ファイルボックスや棚等の実際の保管単位に保管される実際の対象物を、前記実際の対象物に対応して設けた対象物アイコンと前記実際の保管単位に対応して設けた保管単位アイコンとを仮想的に連携させる仮想カテゴリを少なくとも用いて管理するように構成した装置であって、
    前記実際の対象物及び実際の保管単位からこれらを連携管理するための連携管理情報を取得する連携管理情報取得手段と、
    前記連携管理情報取得手段で取得した連携管理情報に基づいて、前記実際の対象物及び実際の保管単位の連携関係を、前記対象物アイコン及び保管単位アイコンを用いて表示する連携関係表示手段と、
    前記連携関係表示手段により表示される対象物アイコン及び保管単位アイコンに対する、前記仮想カテゴリの登録位置の指定に係る命令と、前記仮想カテゴリの連携対象の指定に係る命令とを、前記仮想カテゴリの登録命令として受け付ける仮想カテゴリ登録命令受付手段と、
    前記仮想カテゴリ登録命令受付手段で受け付けた登録命令にしたがって連携した、対象物アイコン、保管単位アイコン及び仮想カテゴリの連携関係を管理する連携関係管理手段とを具備することを特徴とする対象物管理装置。
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