JP2006277014A - Rfidシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】リーダライタから非接触タグに表示データを送信して非接触タグの表示器で表示する場合に、その表示内容の更新をスムーズに行えるRFIDシステムの提供。
【解決手段】この発明は、リーダライタ1と非接触タグ2からなる。リーダライタ1の制御部14は、送信部11が表示データを送信する際に、今回送信すべき表示データと前回送信した表示データをブロック単位で比較してそのブロックごとに表示データの異同を判定する。また、制御部14は、その結果に基づき、両表示データの内容が異なるブロック領域の個数を求め、この求めたブロック領域の個数を所定値と比較し、その個数が所定値以上の場合には、今回送信すべき表示データの全てを送信部11に一度に送信させ、一方、その個数が所定値以下の場合には、両表示データの内容が異なるブロック領域の表示データを、そのブロック領域ごとに送信部11に送信させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リーダライタと非接触タグとからなり、リーダライタから非接触タグが電力の供給を受けることにより、リーダライタと非接触タグとの間でデータの双方向通信ができるRFIDシステムに関するものである。
従来、この種のRFIDシステムとして、リーダライタ側から非接触タグ側に対して表示データを送信すると、その表示データを非接触リーダ側で受信して表示器に表示できるようにしたものが知られている。
しかし、比較的大容量の表示データをコマンドを含めてリーダライタ側から非接触タグ側に送信して、非接触タグ側のメモリにいったん書き込む際に、時間を要する。このため、表示器の表示内容をスムーズに更新することは難しい。
このような不具合を解決するために、リーダライタから送信した表示データを非接触タグのメモリに書き込むまでに要する時間(データの転送時間など)と、メモリの書き込み時間を短縮することが考えられる。
その一方、上記の不具合を解決するために従来技術として、特許文献1に記載の表示制御方式などが知られている。しかし、特許文献1に記載の従来技術は、RFIDシステムにおける非接触タグの表示器の表示内容のスムーズな更新を行うには、そのまま適用することができない上に、適切とはいえない。
特開平5−323904号公報
本発明の目的は、上記の点に鑑み、リーダライタから非接触タグに表示データを送信して非接触タグの表示器で表示する場合に、その表示内容の更新をスムーズに行うことができるRFIDシステムを提供することにある。
上記の課題を解決し本発明の目的を達成するために、各発明は、以下のような構成からなる。
すなわち、第1の発明は、リーダライタと、前記リーダライタとの間で通信を行う非接触タグと、を備えたRFIDシステムであって、前記リーダライタは、前記非接触タグに表示データを送信する送信部と、前記送信部が表示データを前記非接触タグに送信する際に、今回送信すべき表示データと前回送信した表示データをブロック単位で比較してそのブロックごとに表示データの異同を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき、両表示データの内容が異なるブロック領域の個数を求めるブロック領域算出手段と、前記ブロック領域算出手段で求めたブロック領域の個数を所定値と比較し、その個数が所定値以上の場合には、今回送信すべき表示データの全てを前記非接触タグに前記送信部で一度に送信させ、一方、その個数が所定値以下の場合には、両表示データの内容が異なるブロック領域の表示データを、そのブロック領域ごとに前記送信部で送信させる制御手段と、を備えている。
第2の発明は、リーダライタと、前記リーダライタとの間で通信を行う非接触タグと、を備えたRFIDシステムであって、前記リーダライタは、前記非接触タグに表示データを送信する送信部と、前記送信部が表示データを前記非接触タグに送信する際に、今回送信すべき表示データと前回送信した表示データをブロック単位で比較してそのブロックごとに表示データの異同を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき、両表示データの内容が異なるブロック領域の個数を求めるブロック領域算出手段と、前記ブロック領域算出手段で求めた前記個数に応じた表示データ量、前記非接触タグのメモリの書き込み時間、および前記リーダライタから前記非接触タグに表示データを転送して前記非接触タグのメモリに書き込むまでの転送時間に基づいて第1の更新時間を求めるとともに、今回送信すべき表示データ量、前記メモリの書き込み時間、および前記転送時間に基づいて第2の更新時間を求める更新時間算出手段と、前記更新時間算出手段で求めた第1の更新時間がその求めた第2の更新時間以上の場合には、今回送信すべき表示データの全てを前記非接触タグに前記送信部で一度に送信させ、一方、前記第1の更新時間が前記第2の更新時間以下の場合には、両表示データの内容が異なるブロック領域の表示データを、そのブロック領域ごとに前記送信部で送信させる制御手段と、を備えている。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記非接触タグは、前記送信部から送信される表示データを受信する受信部と、前記受信部で受信した表示データを記憶するメモリと、前記メモリに記憶される表示データを表示する表示器と、前記送信部から今回送信すべき表示データの全てが一度に送信される場合には、前記メモリの内容をその送信される表示データに書き換え、一方、前記送信部から表示データがブロック領域ごとに順次送信される場合には、前記メモリの内容をその送信される表示データについてのみ書き換え、その書き換えた表示データを用いて前記表示器の表示内容を更新する制御手段と、を備えている。
第4の発明は、リーダライタと、前記リーダライタとの間で通信を行う非接触タグと、を備えたRFIDシステムであって、前記リーダライタは、圧縮された表示データを送信する送信部を少なくとも備え、前記非接触タグは、前記送信部から送信される圧縮表示データを受信する受信部と、前記受信部で受信した圧縮表示データを解凍する解凍処理部と、前記解凍処理部で解凍された表示データを記憶するメモリと、前記メモリに記憶される表示データを表示する表示器と、前記解凍処理部で解凍されて前記メモリに記憶される前回の表示データと、前記解凍処理部で解凍された今回の表示データとをブロック単位で比較してそのブロックごとに表示データの異同を判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づき、両表示データの内容が異なるブロック領域の個数を求めるブロック領域算出手段と、前記ブロック領域算出手段で求めたブロック領域の個数を所定値と比較し、その個数が所定値以上の場合には、今回の表示データの全てを前記メモリに1度に書き込み、一方、その個数が所定値以下の場合には、両表示データの内容が異なるブロック領域の表示データを、ブロック領域ごとに前記メモリに書き込む制御手段と、を備えている。
以上のような構成からなる本発明によれば、表示データが大容量などのときであっても、リーダライタから非接触タグに表示データを送信して非接触タグの表示器で表示する場合に、その表示内容の更新をスムーズに行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図である。
この第1実施形態は、図1に示すように、リーダライタ1と非接触タグ2とからなり、リーダライタ1から非接触タグ2が電力の供給を受けることにより、リーダライタ1からの表示データを非接触タグ2が受信して表示するとともに、その表示内容が更新される場合に、更新がスムーズにできるようにしたものである。
まず、リーダライタ1の構成について説明する。
リーダライタ1は、図1に示すように、送信部11と、アンテナ(アンテナコイル)12と、受信部13と、制御部14と、を備えている。
送信部11は、制御部14からの表示データを非接触タグ2に送信するものであり、搬送波をその表示データで変調した変調波をアンテナ12に供給するようになっている。アンテナ12は、非接触タグ2側のアンテナ21と電磁結合させて使用するようになっている。
受信部13は、非接触タグ2のアンテナ21からの送信波をアンテナ12が受信すると、その受信波に基づいてデータを復調するものであり、その復調した受信データを制御部14に出力するようになっている。
制御部14は、送信部11に表示データを送出するとともに、その表示データを更新する場合に、後述のような手順による制御を行うようになっている(図4参照)。また、制御部14は、ホストコンピュータ(図示せず)と接続されて、そのホストコンピュータで管理されるとともに、そこから上記の表示データを受け取るようになっている。
次に、非接触タグ2の構成について説明する。
非接触タグ2は、図1に示すように、アンテナ(アンテナコイル)21と、RF回路22と、受信部23と、送信部24と、全体制御部25と、メモリ26と、表示制御部27と、表示器28を備えている。
ここで、受信部23、送信部24、全体制御部25、メモリ26、および表示制御部27は、ロジック回路29を構成する。
アンテナ21は、リーダライタ1のアンテナ12と電磁結合し、電磁誘導作用により誘起電圧を得るものである。
RF回路22は、アンテナ21の誘起電圧を直流電圧に変換して電源電圧を得るものである。このようにRF回路22は電源回路として機能し、その電源電圧により、ロジック部29と表示器28がそれぞれ駆動されるようになっている。
また、RF回路22は、アンテナ21の誘起電圧(受信電圧)を受信部23に出力するとともに、その受信電圧に基づいてクロックを抽出(生成)するようになっている。そのクロックは、ロジック回路29のクロック動作(同期動作)に使用される。さらに、RF回路22は、送信部24からの出力をアンテナ21に送出するようになっている。
受信部23は、アンテナ21の誘起電圧に基づいてリーダライタ1から送信される表示データを復調し、その復調データを全体制御部25に出力するようになっている。送信部24は、全体制御部25からの送信データをリーダライタ1に送信するものであり、搬送波をその送信データで変調した変調波をRF回路22を介してアンテナ21に供給するようになっている。
全体制御部25は、受信部23、送信部24、メモリ26、および表示制御部27との間でそれぞれデータの授受を行うとともに、その各部を所定の手順で制御するものである。
メモリ26は、各種のデータを記憶する書き換え自在なものである。このメモリ6は、例えば図2に示すように、表示器28の一表示画面分の表示データを記憶するために、a1番地〜ax番地からなる記憶領域を含んでいる。
表示制御部27は、全体制御部25から表示データが転送されたときに、その表示データを表示器28に表示させるための制御を行う。表示器28は、各種のものが使用できるが、例えば電気泳動ディスプレイが好ましい。電気泳動ディスプレイは、いったん表示データが表示されると、その表示内容が長期間にわたって消去されずに維持できるからである。
表示器28の表示例と、表示データとの関係を図3に示す。図3(A)は、図2のメモリに格納される表示データを表示器に横方向に表示する場合である。図3(B)は、図2のメモリに格納される表示データを表示器に縦方向に表示する場合である。
次に、このような構成からなる第1実施形態において、リーダライタ1からの表示データを非接触タグ2が受信して表示器28に表示する際に、その表示内容をスムーズに更新させる制御部14の動作について、図1、図4、および図5を参照して説明する。
まず、非接触タグ2は、リーダライタ1と接近して通信が可能になると、前回の通信の際に得られてメモリ26に記憶されている表示データを、リーダライタ1に送信する。リーダライタ1がその表示データを受信すると、制御部14はそれを前回送信した表示データの初期値とする。
次に、制御部14は、非接触タグ2に表示データを送信する際に、その送信に先立って、前回送信した表示データと今回送信しようとする表示データとを、所定単位であるブロックごと比較してその異同を判定する(ステップS1)。
ここで、今回送信しようとする表示データは、あとで前回送信した表示データとして使用するために、図示しないメモリにいったん記憶しておく。
図5(A)は、前回送信した表示データの一例を示し、この例はx〔バイト〕の表示データがy個のブロックから構成される場合である。図5(B)は、今回送信すべき表示データの一例を示し、斜線部分の領域a,b,c,dが上記の判定の結果、表示データの内容が異なる部分である。
ここで、領域a,b,c,dは、図示のようにそれぞれl個、m個、n個、o個のブロックから構成されるブロック領域である。
次に、ステップS1の判定結果に基づき、表示データの内容が異なるブロックについて、1個のブロックの領域または2個以上連続するブロックの領域を検出し、この検出したブロック領域の個数nを求める(ステップS2)。
図5(B)の場合には、該当するブロック領域が4つであるので、その個数nは、n=4となる。
次に、ステップS2で求めたブロック領域の個数nを所定値である閾値dと比較し(ステップS3)、その個数nが閾値d以下の場合にはステップS4に進み、その個数nが閾値dより大きい場合にはステップS5に進む。
ステップS4では、今回送信すべき表示データのうち、前回送信した表示データとその内容が異なるブロック領域の表示データについて、そのブロック領域ごとに表示データを非接触タグ2に送るために、送信部11にその表示データを出力する。
これを図5(B)を参照して説明すると、送信部11は、ブロック領域a,b,c,dの各表示データを、そのブロック領域ごとに4回に分けて非接触タグ2に送信する。
この結果、非接触タグ2のメモリ26の内容は、表示データの内容が異なる部分のみが部分的に書き換えられ(更新され)、その書き換えが終了すると、メモリ26の表示データが表示器28に表示される。
ステップS5では、今回送信すべき表示データの全てを、送信部11が1度に非接触タグ2に送るように、送信部11にその表示データを出力する。これを図5(B)を参照して説明すると、送信部11はその表示データの全てを1度に非接触タグ2に送信する。
この結果、非接触タグ2のメモリ26の内容は、表示データの内容の全てが今回の新たな表示データに書き換えられ、その書き換えが終了すると、その更新されたメモリ26の表示データが表示器28に表示される。
制御部14は、このようなステップS1〜S5の各処理を、非接触タグ2に新たな表示データを送信するたびに行う。
以上説明したように、第1実施形態によれば、表示データが大容量などのときであっても、リーダライタ1から非接触タグ2に表示データを送信して表示器28で表示する場合に、その表示器28の表示内容の更新をスムーズに行うことができる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図である。
この第2実施形態は、図6に示すように、リーダライタ1Aと非接触タグ2とからなり、リーダライタ1Aから非接触タグ2が電力の供給を受けることにより、リーダライタ1Aからの表示データを非接触タグ2が受信してその表示器に表示するようにしたものである。
また、この第2実施形態は、その表示器の表示内容を更新する場合に、リーダライタ1A側から非接触タグ2のメモリへの表示データの書き込み量、およびリーダライタ1側から非接触タグ2への表示データの転送速度を考慮して、その表記内容の更新がスムーズにできるようにしたものである。
このため、リーダライタ1Aは、図6に示すように、送信部11と、アンテナ12と、受信部13と、制御部14Aと、を備えている。
また、非接触タグ2は、図6に示すように、アンテナ21と、RF回路22と、受信部23と、送信部24と、全体制御部25と、メモリ26と、表示制御部27と、表示器2と8を備えている。
この第2実施形態は、図1に示す第1実施形態の構成と共通する部分を有し、その差異は図1に示すリーダライタ1を図6に示すリーダライタ1Aに置き換えるとともに、その制御部14を制御部14Aに置き換えたものである。
従って、第1実施形態とその機能が同一の構成要素には同一符号を付してその説明は省略する。
次に、このような構成からなる第2実施形態において、リーダライタ1Aからの表示データを非接触タグ2が受信して表示器28に表示する際に、その表示内容をスムーズに更新させる制御部14Aの動作について、図7を参照して説明する。
まず、非接触タグ2は、リーダライタ1Aと接近して通信が可能になると、前回の通信の際に得られてメモリ26に記憶されている表示データを、リーダライタ1Aに送信する。リーダライタ1Aがその表示データを受信すると、制御部14Aはそれを前回送信した表示データの初期値とする。
次に、制御部14Aは、非接触タグ2に表示データを送信する際に、その送信に先立って、前回送信した表示データと今回送信しようとする表示データとを、所定単位であるブロックごと比較してその異同を判定する(ステップS11)。
ここで、今回送信しようとする表示データは、あとで前回送信した表示データとして使用するために、図示しないメモリにいったん記憶しておく。
次に、ステップS11の判定結果に基づき、表示データの内容が異なるブロックについて、1個のブロックの領域または2個以上連続するブロックの領域を検出し、この検出したブロック領域の個数nを求める(ステップS12)。
次のステップS13では、第1更新時間t1と第2更新時間t2とを、(1)式と(2)式により求める。
t1=〔(表示データの内容が異なるブロック領域の個数)×(1ブロック当たりのデータの大きさ)×(メモリ書き込み時間)〕+〔n×(データ転送時間)〕・・・(1)
t2=〔(比較対象となるブロックの全体の個数)×(1ブロック当たりのデータの大きさ)×(メモリ書き込み時間)〕+(データ転送時間)・・・(2)
ここで、表示データの内容が異なるブロック領域の個数は、例えば図5(B)の場合には、(l+m+n+o)個である。1ブロック当たりのデータの大きさは、例えば図5(B)の場合にはxバイトである。比較対象となるブロックの全体の個数は、例えば図5(B)の場合にはy個である。
また、nは上記のように求めたブロック領域の個数nである。メモリ書き込み時間は、非接触タグ2側のメモリ26に表示データを書き込む際に必要な時間であり、予めわかっている。データ転送時間は、リーダライタ1から非接触タグ2に表示データを転送してメモリ26に書き込むまでに必要な時間であり、予めわかっている。
次に、ステップS14では、ステップS13で求めた第1更新時間t1と第2更新時間t2とを比較する。この比較の結果、第1更新時間t1が第2更新時間t2よりも小さな場合または同じ場合には(t1≦t2)ステップS15に進み、第1更新時間t1が第2更新時間t2よりも大きな場合には(t1>t2)ステップS16に進む。
ステップS15では、今回送信すべき表示データのうち、前回送信した表示データとその内容が異なるブロック領域の表示データについて、そのブロック領域ごとに表示データを非接触タグ2に送るために、送信部11にその表示データを出力する。
これを図5(B)を参照して説明すると、送信部11は、ブロック領域a,b,c,dの各表示データを、そのブロック領域ごとに4回に分けて非接触タグ2に送信する。
この結果、非接触タグ2のメモリ26の内容は、表示データの内容が異なる部分のみが部分的に書き換えられ、その書き換えが終了すると、メモリ26の表示データが表示器28に表示される。
ステップS16では、今回送信すべき表示データの全てを、送信部11が1度に非接触タグ2に送るように、送信部11にその表示データを出力する。これを図5(B)を参照して説明すると、送信部11はその表示データの全てを1度に非接触タグ2に送信する。
この結果、非接触タグ2のメモリ26の内容は、表示データの内容の全てが今回の新たな表示データに書き換えられ、その書き換えが終了すると、その更新されたメモリ26の表示データが表示器28に表示される。
制御部14Aは、このようなステップS11〜S16の各処理を、非接触タグ2に新たな表示データを送信するたびに行う。なお、2回目以後は、ステップS13において、第2更新時間t2は1回目に求めた値と同じであるので、それを求める必要はない。
以上説明したように、第2実施形態によれば、表示データが大容量などのときであっても、リーダライタ1Aから非接触タグ2に表示データを送信して表示器28で表示する場合に、その表示器28の表示内容の更新をスムーズに行うことができる。
(第3実施形態)
図8は、本発明の第3実施形態のRFIDシステムの構成を示すブロック図である。
この第3実施形態は、図8に示すように、リーダライタ1Bと非接触タグ2Bとからなり、リーダライタ1Bから非接触タグ2Bが電力の供給を受けることにより、リーダライタ1Bからの圧縮された表示データを非接触タグ2Bが受信して解凍処理し、この解凍処理した表示データをその表示器に表示するようにしたものである。
また、この第3実施形態は、その表示器の表示内容を更新する場合に、その表記内容の更新がスムーズにできるようにしたものである。
このため、リーダライタ1Bは、図8に示すように、送信部11と、アンテナ12と、受信部13と、制御部14Bと、を備えている。
送信部11は、制御部14Bから出力される圧縮された表示データを非接触タグ2Bに送信するものであり、搬送波をその圧縮表示データで変調した変調波をアンテナ12に供給するようになっている。アンテナ12は、非接触タグ2B側のアンテナ21と電磁結合させて使用するようになっている。
受信部13は、非接触タグ2Bのアンテナ21からの送信波をアンテナ12が受信すると、その受信波に基づいてデータを復調するものであり、その復調した受信データを制御部14Bに出力するようになっている。
制御部14Bは、送信部11に圧縮させた表示データを送出するとともに、受信部13から復調されたデータを受け取るようになっている。また、制御部14Bは、ホストコンピュータ(図示せず)と接続されて、そのホストコンピュータで管理されるとともに、そこから表示データを受け取るようになっている。
次に、非接触タグ2Bの構成について説明する。
非接触タグ2Bは、図8に示すように、アンテナ21と、RF回路22と、受信部23と、送信部24と、全体制御部25Bと、解凍処理部30と、メモリ26と、表示制御部27と、表示器28を備えている。
ここで、受信部23、送信部24、全体制御部25A、解凍処理部30、メモリ26、および表示制御部27は、ロジック回路29Bを構成する。
アンテナ21は、リーダライタ1Bのアンテナ12と電磁結合し、電磁誘導作用により誘起電圧を得るものである。
RF回路22は、アンテナ21の誘起電圧を直流電圧に変換して電源電圧を得るものである。このようにRF回路22は電源回路として機能し、その電源電圧により、ロジック部29Bと表示器28がそれぞれ駆動されるようになっている。
また、RF回路22は、アンテナ21の誘起電圧を受信部23に出力するとともに、その受信電圧に基づいてクロックを抽出(生成)するようになっている。そのクロックは、ロジック回路29Bのクロック動作に使用される。さらに、RF回路22は、送信部24からの出力をアンテナ21に送出するようになっている。
受信部23は、アンテナ21の誘起電圧に基づいてリーダライタ1Bから送信される圧縮された表示データを復調し、その復調データを全体制御部25Bに出力するようになっている。送信部24は、全体制御部25Bからの送信データをリーダライタ1Bに送信するものであり、搬送波をその送信データで変調した変調波をRF回路22を介してアンテナ21に供給するようになっている。
全体制御部25Bは、受信部23、送信部24、解凍処理部30、メモリ26、および表示制御部27との間でそれぞれデータの授受を行うとともに、その各部を所定の手順で制御するものである。また、全体制御部25Bは、リーダライタ1Bからの表示データを受け取って表示器28の内容を更新する際に、後述する制御(図9参照)を行うようになっている。
解凍処理部30は、受信部23が復調したリーダライタ1Bからの圧縮された表示データを解凍するようになっている。
メモリ26は、各種のデータを記憶する書き換え自在なものである。このメモリ26は、解凍処理部30で解凍処理された表示データを記憶するようになっている。
表示制御部27は、全体制御部25Bから表示データが転送されたときに、その表示データを表示器28に表示させるための制御を行う。表示器28は、各種のものが使用できるが、例えば電気泳動ディスプレイが好ましい。
次に、このような構成からなる第1実施形態において、リーダライタ1からの表示データを非接触タグ2が受信して表示器28に表示する際に、その表示内容をスムーズに更新させる動作について、図8および図9を参照して説明する。
いま、非接触タグ2Bが、リーダライタ1Bと接近して通信が可能になり、リーダライタ1Bが圧縮された表示データを送信すると、非接触タグ2Bはその圧縮表示データを受信し、その圧縮表示データを解凍処理部30は解凍処理する。
ここで、非接触タグ2Bのメモリ26には、リーダライタ1Bと非接触タグ2Bとの間で前回の通信の際に得られた解凍済みの表示データが記憶されている。そこで、全体制御部25Bは、そのメモリ26に記憶されている表示データを前回の表示データの初期値とする。
そこで、全体制御部25Bは、メモリ26に記憶されている前回の表示データと、今回受信されて解凍されている表示データとを、所定単位であるブロックごと比較してその異同を判定する(ステップS21)。
次に、ステップS21の判定結果に基づき、表示データの内容が異なるブロックについて、1個のブロックの領域または2個以上連続するブロックの領域を検出し、この検出したブロック領域の個数nを求める(ステップS22)。
次に、ステップS22で求めたブロック領域の個数nを所定値である閾値dと比較し(ステップS23)、その個数nが閾値d以下の場合にはステップS24に進み、その個数nが閾値dより大きい場合にはステップS25に進む。
ステップS24では、今回受信して解凍処理された表示データのうち、前回の表示データとその内容が異なるブロック領域の表示データについて、そのブロック領域ごとに表示データをメモリ26に書き込む。
この結果、メモリ26の内容は、表示データの内容が異なる部分のみが部分的に書き換えられ(更新され)、その書き換えが終了すると、メモリ26の表示データが表示器28に表示される。
ステップS25では、今回受信して解凍処理された表示データの全てを、メモリ26に書き込む。この結果、メモリ26の内容は、表示データの内容の全てが今回の新たな表示データに書き換えられ、その書き換えが終了すると、その更新されたメモリ26の表示データが表示器28に表示される。
全体制御部25Bは、このようなステップS21〜S25の各処理を、非接触タグ2Bが新たな表示データを受信するたびに行う。
以上説明したように、第3実施形態によれば、表示データが大容量などのときであっても、リーダライタ1Bから非接触タグ2Bに表示データを送信して表示器28で表示する場合に、その表示器28の表示内容の更新をスムーズに行うことができる。
本発明の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 図1に示すメモリの表示のための記憶領域の一例を示す図である。 図1に示す表示器の表示例を示す図であり、(A)は横方向の表示の場合であり、(B)は縦方向の表示の場合である。 第1実施形態のリーダライタの制御部の動作を説明するフローチャートである。 前回送信した表示データと今回送信すべき表示データとを比較して、表示データの異同を求める場合の説明図である。 本発明の第2実施形態の構成を示すブロック図である。 第2実施形態のリーダライタの制御部の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第3実施形態の構成を示すブロック図である。 第3実施形態の非接触タグの全体制御部の動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1、1A、1B・・・リーダライタ、2、2B・・・非接触タグ、11、24・・・送信部、12、21・・・アンテナ(アンテナコイル)、13、23・・・受信部、14、14A、14B・・・制御部、22・・・RF回路、25、25B・・・全体制御部、26・・・メモリ、27・・・表示制御部、28・・・表示器、30・・・解凍処理部

Claims (4)

  1. リーダライタと、前記リーダライタとの間で通信を行う非接触タグと、を備えたRFIDシステムであって、
    前記リーダライタは、
    前記非接触タグに表示データを送信する送信部と、
    前記送信部が表示データを前記非接触タグに送信する際に、今回送信すべき表示データと前回送信した表示データをブロック単位で比較してそのブロックごとに表示データの異同を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づき、両表示データの内容が異なるブロック領域の個数を求めるブロック領域算出手段と、
    前記ブロック領域算出手段で求めたブロック領域の個数を所定値と比較し、その個数が所定値以上の場合には、今回送信すべき表示データの全てを前記非接触タグに前記送信部で一度に送信させ、一方、その個数が所定値以下の場合には、両表示データの内容が異なるブロック領域の表示データを、そのブロック領域ごとに前記送信部で送信させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とするRFIDシステム。
  2. リーダライタと、前記リーダライタとの間で通信を行う非接触タグと、を備えたRFIDシステムであって、
    前記リーダライタは、
    前記非接触タグに表示データを送信する送信部と、
    前記送信部が表示データを前記非接触タグに送信する際に、今回送信すべき表示データと前回送信した表示データをブロック単位で比較してそのブロックごとに表示データの異同を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づき、両表示データの内容が異なるブロック領域の個数を求めるブロック領域算出手段と、
    前記ブロック領域算出手段で求めた前記個数に応じた表示データ量、前記非接触タグのメモリの書き込み時間、および前記リーダライタから前記非接触タグに表示データを転送して前記非接触タグのメモリに書き込むまでの転送時間に基づいて第1の更新時間を求めるとともに、今回送信すべき表示データ量、前記メモリの書き込み時間、および前記転送時間に基づいて第2の更新時間を求める更新時間算出手段と、
    前記更新時間算出手段で求めた第1の更新時間がその求めた第2の更新時間以上の場合には、今回送信すべき表示データの全てを前記非接触タグに前記送信部で一度に送信させ、一方、前記第1の更新時間が前記第2の更新時間以下の場合には、両表示データの内容が異なるブロック領域の表示データを、そのブロック領域ごとに前記送信部で送信させる制御手段と、
    を備えていることを特徴とするRFIDシステム。
  3. 前記非接触タグは、
    前記送信部から送信される表示データを受信する受信部と、
    前記受信部で受信した表示データを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶される表示データを表示する表示器と、
    前記送信部から今回送信すべき表示データの全てが一度に送信される場合には、前記メモリの内容をその送信される表示データに書き換え、一方、前記送信部から表示データがブロック領域ごとに順次送信される場合には、前記メモリの内容をその送信される表示データについてのみ書き換え、その書き換えた表示データを用いて前記表示器の表示内容を更新する制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のRFIDシステム。
  4. リーダライタと、前記リーダライタとの間で通信を行う非接触タグと、を備えたRFIDシステムであって、
    前記リーダライタは、
    圧縮された表示データを送信する送信部を少なくとも備え、
    前記非接触タグは、
    前記送信部から送信される圧縮表示データを受信する受信部と、
    前記受信部で受信した圧縮表示データを解凍する解凍処理部と、
    前記解凍処理部で解凍された表示データを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶される表示データを表示する表示器と、
    前記解凍処理部で解凍されて前記メモリに記憶される前回の表示データと、前記解凍処理部で解凍された今回の表示データとをブロック単位で比較してそのブロックごとに表示データの異同を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づき、両表示データの内容が異なるブロック領域の個数を求めるブロック領域算出手段と、
    前記ブロック領域算出手段で求めたブロック領域の個数を所定値と比較し、その個数が所定値以上の場合には、今回の表示データの全てを前記メモリに1度に書き込み、一方、その個数が所定値以下の場合には、両表示データの内容が異なるブロック領域の表示データを、ブロック領域ごとに前記メモリに書き込む制御手段と、
    を備えていることを特徴とするRFIDシステム。
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