JP2006276551A - カラオケシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】未だ通信ネットワークが整備されていない地域での利用など、ラオケ演奏装置がスタンドアロン仕様のものであっても、その盗難予防ないしは窃盗行為の抑止ができるカラオケシステムの提供。
【解決手段】楽曲を演奏し、当該演奏楽曲に応じた歌詞映像を表示装置に表示させるためのカラオケ演奏装置を具備してなり、表示装置には識別符号を付与し、カラオケ演奏装置には、所定の表示装置の識別符号を予め登録すると共に、表示装置には、その付与された識別符号と登録識別符号との一致・不一致を照会して認証する機能を持たせ、その認証結果に応じて、演奏楽曲の歌詞映像データを表示するか否かを制御させた。
【選択図】図3

Description

本発明は、利用者が所望する楽曲を演奏し、当該演奏楽曲に応じた歌詞映像データを表示装置に表示させるためのカラオケ演奏装置を具備したカラオケシステムに関する。
近年、カラオケは老若男女を問わずポピュラーな娯楽として定着し、カラオケボックスやスナック店に数多く設置され、全国的に広がっている。一方、各店舗に設置される一般的なカラオケ演奏装置は、最近の記憶装置の大容量化に伴って、当初から数万曲以上の演奏データや多数のアーティスト本人映像などの背景映像を格納できるようになり、スタンドアロン仕様の装置は基より、通信カラオケ仕様の装置へのデータ追加をせずとも十分な使用条件を満たすため、カラオケ演奏装置が盗まれる事態が発生するようになった。そのため、現在では、盗難予防ないしは窃盗行為の抑止ができるカラオケ演奏装置が望まれている。
そこで、従来、盗難予防機能を有したカラオケ演奏装置も想到されてきた。例えば、特許文献1には、通信カラオケ演奏装置が盗難に遭っても、オフラインでは使用できなくさせる技術が開示されている。具体的には、カラオケ演奏装置がホストコンピュータと通信ネットワークで接続され、定期的に所定のログデータをホストコンピュータに送信するシステムとし、当該ログデータが正しくホストコンピュータに送信されなかった場合、所定数量の計測後に演奏装置自体の使用を不能とするものである。すなわち、盗難による回線切断とメンテナンスなどによる一時的な回線切断を鑑み、所定の短期間に限って使用できるようにし、その後は使用できなくすることで、盗難予防を図るものである。
特許第3196166号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている盗難予防の手法では、カラオケ演奏装置がホストコンピュータと通信ネットワークと接続されていることが必須条件であることから、未だ通信ネットワークが整備されていない地域では適用できず、また、諸外国においてもカラオケが一般化しつつある現在では、ADSLやISDNあるいは光通信技術などを利用したネットワーク化が遅れている国々もあり、この手法を適用できないという問題がある。
本発明は上記問題に鑑みなされたもので、すなわち、未だ通信ネットワークが整備されていない地域での利用など、カラオケ演奏装置がスタンドアロン仕様のものであっても、その盗難予防ないしは窃盗行為の抑止ができるカラオケシステムの提供を課題とする。
上記課題を鑑み、本発明者らは、利用者が所望する楽曲を演奏し、当該演奏楽曲に応じた歌詞映像を表示装置に表示させるためのカラオケ演奏装置を具備してなり、表示装置には識別符号を付与し、カラオケ演奏装置には、所定の表示装置の識別符号を予め登録すると共に、表示装置には、その付与された識別符号と登録識別符号との一致・不一致を照会して認証する機能を持たせ、その認証結果に応じて、演奏楽曲の歌詞映像データを表示するか否かを制御するシステムの提供、さらに好ましくは、不一致の場合に、所定の計測を開始して、予め設定された計測値までは歌詞映像データを表示し、その後は表示しないように制御するシステムを提供することで上記課題を解決できることを見出し、本発明のカラオケシステムを想到した。
すなわち、本発明の請求項1記載のカラオケシステムは、利用者が所望する楽曲を演奏し、当該演奏楽曲に応じた歌詞映像を所定の表示装置に表示させるためのカラオケ演奏装置を具備したカラオケシステムにおいて、
(ア)前記カラオケ演奏装置は、
表示装置との間でデータ授受を行うためのデータ送受信部と、
任意の演奏楽曲の歌詞映像データを表示装置に送出するための映像出力部と、
所定の表示装置の識別符号を予め登録するための識別符号登録部と、
当該登録識別符号を前記表示装置に転送するための識別符号転送部とを有し、
(イ)前記表示装置は、
カラオケ演奏装置との間でデータ授受を行うためのデータ送受信部と、
カラオケ演奏装置より歌詞映像データを受信して表示させるための表示制御部と、
当該表示装置を識別する識別符号を記憶する識別符号記憶部と、
前記転送された登録識別符号と当該表示装置の識別符号との一致・不一致を照会して認証するための識別符号認証部と、
前記表示制御部が、当該認証結果に応じ、一致の場合には、前記受信した歌詞映像データを表示するように制御し、不一致の場合には、表示しないように制御する、
ことを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載のカラオケシステムは、請求項1記載のカラオケシステムにおいて、前記認証結果が不一致の場合には、時間計測部にて自然時間または稼働時間の時間計測を開始し、前記表示制御部が、予め設定された計測値までは前記歌詞映像データを表示し、その後は表示しないように制御することを特徴とする。
さらに、本発明の請求項3記載のカラオケシステムは、請求項1記載のカラオケシステムにおいて、前記認証結果が不一致の場合には、回数計測部にて演奏回数の回数計測を開始し、前記表示制御部が、予め設定された計測値までは前記歌詞映像データを表示し、その後は表示しないように制御することを特徴とする。
本発明の請求項1記載のカラオケシステムによれば、表示装置の識別符号と、予め登録された識別符号との一致・不一致を照会して認証を行い、識別符号が一致した場合には、要求された演奏楽曲の歌詞映像データを表示し、通常の使用ができるが、不一致の場合には表示しないため、歌詞映像が見られず通常の使用ができない。これにより、盗難を意図する場合、カラオケ演奏装置と一緒に表示装置をも盗まなければならず、さらに、最近の表示装置の大型化も相まって、盗難が困難となり、カラオケ演奏装置がスタンドアロン仕様のものであっても、その盗難予防ないしは窃盗行為の抑止ができるといった効果を奏する。
また、本発明の請求項2記載のカラオケシステムによれば、認証結果が不一致の場合には、自然時間または稼働時間の時間計測を開始し、予め設定された計測値までは歌詞映像データを表示し、その後は表示しないように制御することから、盗難カラオケ演奏装置との接続ではなく、正規のメンテナンスや故障の際、代替カラオケ演奏装置の接続からの非表示制御まで、ある程度のタイムラグが設定できるため、一定期間は通常使用に支障をきたさないという効果を奏する。
さらに、本発明の請求項3記載のカラオケシステムによれば、認証結果が不一致の場合には、回数計測部にて演奏回数の回数計測を開始し、予め設定された計測値までは歌詞映像データを表示し、その後は表示しないように制御することから、請求項2の発明と同様な効果を奏する。
以下、本発明のカラオケシステムにつき、好適な実施例を挙げて説明するが、先ず、図1に示す、本発明のカラオケシステムに係わる主要構成図と、図2に示す、本発明に係わるカラオケ演奏装置の構成図と、図3に示す、本発明の一実施例に係わるブロック構成図と、図4に示す、本発明の一実施例に係わるフロー図に基づき、本発明の請求項1記載のカラオケシステムについて詳述する。
図1に示すように、本発明のカラオケシステム(1)は、基本的には従来のカラオケシステムとほぼ構成要素を同じくする。具体的には、旧来のブラウン管や最近の液晶あるいはプラズマのディスプレイなどといった表示装置(D)と、利用者が選曲した楽曲の演奏楽音やカラオケマイク(M)からの歌唱音をスピーカ(S)から放音すると共に、当該演奏楽曲に応じた歌詞映像データを当該表示装置(D)に供給して表示させるカラオケ演奏装置(P)から構成されている。
ここで、図2に基づき、本発明に係わるカラオケ演奏装置について説明する。本実施例において、カラオケ演奏装置(P)は従来の通信カラオケシステムの演奏端末と殆ど同じ構成であり、その動作も基本的に同様である。すなわち、内部にCPU、RAM、ROMなどを含む中央制御部(33)は、モデム(MD)を介して電話回線と適時に接続することで、カラオケホスト装置(図示省略)から配信されたカラオケデータを受け取る。そして、受け取ったカラオケデータをハードディスク装置(38)に格納する構成を有する。
楽曲データはハードディスク装置(38)に蓄積され、カラオケ楽曲の伴奏音楽を生成するため、MIDI規格などによって符号化された音源制御情報からなる演奏データと、表示装置(D)に出力される歌詞テロップを生成するため、コード化された歌詞文字列や歌唱時機指示の情報などを含む歌詞描出データとを付帯し、歌詞文字1つ1つには文字番号を割り振り、文字番号で指定された歌詞文字には、文字コード、種別コード、表示レイアウト、発音タイミングなどの属性情報が付加されている。文字コードは中央制御部(33)が内部の漢字ROMのアドレスを指定したものであり、これを参照することによって所定の文字を抽出することができる。
この抽出された歌詞文字のテキストデータがビデオRAM(37)上にビットマップ展開されることで、背景映像データにスーパーインポーズされた歌詞テロップとして表示装置(D)に表示される。本発明では、少なくともこの歌詞描出データか、あるいは、これと背景映像データを含むものを「歌詞映像データ」と称し、この歌詞映像データ(39)は、ハードディスク装置(38)内に設けられた楽曲データベース(DB)に紐付けされて所定の記録部に記録される。
なお、各歌詞文字には歌唱時機指示情報も付加されている。この歌唱時機指示情報は、利用者がその1文字を発音開始すべきタイミングと、発音終了すべきタイミングとが伴奏音楽の演奏開始時点からの経過時間として記述されている。中央制御部(33)は、この歌唱時機指示情報にしたがって、歌唱時機が到来した歌詞文字に対して発音開始時点から発音終了時点に向けて徐々に文字色が変化してくように色替え処理をする。そして、その歌詞画像を順次ビデオRAMにビットマップ展開させることで、ディスプレイ(19)に表示された歌詞文字群が伴奏音楽に同期して色替え表示される。さらに、中央制御部(33)は、この歌唱時機指示情報に基づいて、歌詞描出シーケンスも制御している。
中央制御部(33)は、操作パネル(30)から直接、あるいは、リモコン装置(R)からリモコン受信部(31)を経由して、操作制御部(32)を介して選曲情報を受け取ると、適宜な楽曲データをハードディスク装置(38)より読み出す。中央制御部(33)は、シンセサイザ(35)に楽曲データを順次転送して、この楽曲データに従った伴奏音楽を生成する。そして、マイク(M)から入力される歌唱音声は、この伴奏音楽とミキシングアンプ(34)にて混合され、スピーカ(S)から放音される。また、中央制御部(33)は、この伴奏音楽の生成処理に同期させて歌詞描出データを処理し、適宜な歌詞テロップを順次ビデオRAM(37)にビットマップ展開させて行く。そして、ビデオCDチェンジャ(36)を制御して、ビデオCDに収録されている背景映像を再生させると共に、映像出力部(12)は、この背景映像に歌詞テロップをスーパーインポーズし、これをデータ送受信部(11)を介して表示装置(D)に表示させる。なお、本発明は、これに限定されず、例えば、映像出力部(12)がビデオCDチェンジャ(36)も制御して、背景映像の再生も含めて制御するように構成しても構わない。
ハードディスク装置(38)には、歌詞映像データ(39)を含んだ楽曲データの他、識別符号登録部(13)には、登録識別符号データ(13a)も蓄積されている。この登録識別符号データ(13)は、当該カラオケ演奏装置(P)に対応して使用可能な表示装置を、その付与された識別符号にて特定し、これを所定のテーブル(図示省略)にて予め登録するもので、識別符号転送部(14)は、当該カラオケ演奏装置(P)と表示手段(D)が接続されると、識別符号認証部(図5参照)の確認と指示により、あるいは、識別符号転送部(14)自らの接続確認により自発的に、この登録識別符号データ(13)をデータ送受信部(11)を介して全て表示手段(D)に転送する。なお、通常は1つのカラオケ演奏装置が登録する識別符号データは1つであるが、複数を登録しても構わない。
次に、図3に基づき、本発明の一実施例に係わる各構成要件について説明する。本実施例のカラオケシステム(1a)は、先ず、カラオケ演奏装置(P)側には、表示装置(D)との間でデータ授受を行うためのデータ送受信部(11)と、楽曲データベースから、任意の演奏楽曲の歌詞映像データを表示装置(D)に送出するための映像出力部(12)と、所定の表示装置の識別符号を予め登録するための識別符号登録部(13)と、当該登録識別符号(13)を接続された表示装置(D)に転送するための識別符号転送部(14)などが設けられている。
一方、表示装置(D)側には、カラオケ演奏装置(P)との間でデータ授受を行うためのデータ送受信部(21)と、カラオケ演奏装置(P)より歌詞映像データを受信して表示させるための表示制御部(22)と、当該表示装置(D)を識別する識別符号を記憶する識別符号記憶部(23)と、転送された登録識別符号と当該表示装置(D)の識別符号との一致・不一致を照会して認証するための識別符号認証部(24)などが設けられている。この識別符号認証部(24)は、識別符号同士を照合するためのテーブル(図示省略)や一時記憶メモリ(図示省略)などを備え、当該テーブルを参照し、表示装置(D)自らがカラオケ演奏装置(P)に登録されたものであるか否かの認証を行うと共に、その認証結果に基づき、表示制御部(22)に対し、所定の制御信号を発するもので、そのための回路基板やプログラムを具備する。そして、識別符号認証部(24)による認証結果に応じ、一致の場合には、表示制御部(22)は、受信した歌詞映像データを表示するように制御し、不一致の場合には、表示しないように制御する。
ここで、本実施例のカラオケシステムの動作手順につき、図4に示すフロー図に基づき説明する。先ず、カラオケ演奏装置と表示装置とが接続されて両者に電源が入ると、表示装置の識別符号認証部は、この接続を確認し(S1)、カラオケ演奏装置へ、その登録識別符号の転送を要求する(S2)。すると、カラオケ演奏装置の識別符号転送部より識別符号登録部から登録識別符号が転送される(S3)。登録識別符号が転送されると、これに基づき、識別符号認証部は当該表示装置の識別符号との一致・不一致を照会して認証を行う(S4)。
そして、この認証結果に基づき、識別符号が一致の場合、識別符号認証部は表示制御部に対して表示信号を送出し(S5)、この表示信号に基づき、表示制御部は歌詞映像データを表示するように制御する(S6)。すなわち、識別符号認証部は自らの表示装置が正規のものであると判断し、当該カラオケ演奏装置は通常のカラオケ機能で使用される。反面、識別符号が不一致の場合、識別符号認証部は表示制御部に対して非表示信号を送出し(S7)、この非表示信号に基づき、表示制御部は歌詞映像データを表示しないように制御する(S8)。すなわち、識別符号認証部は自らの表示装置が正規のものでないと判断し、当該カラオケ演奏装置は、正規の表示装置と接続しない限り、通常の使用ができなくなる。
以下、図5に示す、本発明の別の実施例に係わるブロック構成図と、図6に示す、本発明の別の実施例に係わるフロー図に基づき、本発明の請求項2および請求項3記載のカラオケシステムについて詳述する。
先ず、図5に基づき、本発明の別の実施例に係わる各構成要件について説明する。本実施例のカラオケシステム(1b)は、上記実施例1と同様に、カラオケ演奏装置(P)側には、表示装置(D)との間でデータ授受を行うためのデータ送受信部(11)と、楽曲データベースから、任意の演奏楽曲の歌詞映像データを表示装置(D)に送出するための映像出力部(12)と、所定の表示装置の識別符号を予め登録するための識別符号登録部(13)と、当該登録識別符号(13)を接続された表示装置(D)に転送するための識別符号転送部(14)などが設けられている。
一方、表示装置(D)側には、上記実施例1と同様に、カラオケ演奏装置(P)との間でデータ授受を行うためのデータ送受信部(21)と、カラオケ演奏装置(P)より歌詞映像データを受信して表示させるための表示制御部(22)と、当該表示装置(D)を識別する識別符号を記憶する識別符号記憶部(23)と、転送された登録識別符号と当該表示装置(D)の識別符号との一致・不一致を照会して認証するための識別符号認証部(24)と、さらに、時間計測あるいは回数計測を行うための計測部(25)などが設けられている。
この計測部(25)とは、タイマ機能あるいはカウンタ機能を有するものであり、具体的には、通常の時計時間に基づく自然時間または表示装置の電源入り時間やカラオケ演奏装置との接続時間に基づく稼働時間を計測したり、あるいは、1曲分の歌詞映像データがカラオケ演奏装置から送出される毎、それぞれを個々の演奏と見なし、その演奏回数を計測するもので、識別符号認証部(24)による不一致の判定時点をトリガとして計測を開始する。さらに、この計測部(25)は、表示制御部(22)に対し、条件付表示を行うように制御する。すなわち、予め設定された計測値までは歌詞映像データを表示装置に表示し、計測値が設定値に達すると表示しないように制御し、そのための回路基板やプログラムを具備する。
ここで、本実施例のカラオケシステムの動作手順につき、図6に示すフロー図に基づき説明する。上記実施例1と同様に、先ず、カラオケ演奏装置と表示装置とが接続されて両者に電源が入ると、表示装置の識別符号認証部は、この接続を確認し(S1)、カラオケ演奏装置へ、その登録識別符号の転送を要求する(S2)。すると、カラオケ演奏装置の識別符号転送部より識別符号登録部から登録識別符号が転送される(S3)。登録識別符号が転送されると、これに基づき、識別符号認証部は当該表示装置の識別符号との一致・不一致を照会して認証を行う(S4)。
そして、この認証結果に基づき、識別符号が一致の場合、識別符号認証部は計測部に対して一致信号を送出する(S9)。一致信号を受けた計測部は、表示制御部に対して表示信号を送出する(S10)。この表示信号に基づき、表示制御部は歌詞映像データを表示するように制御する(S11)と共に、計測部が計測を継続している場合は、計測は中止され初期化が行われる(S12)。反面、識別符号が不一致の場合、識別符号認証部は計測部に対して不一致信号を送出する(S13)。不一致信号を受けた計測部は、直ぐには表示制御部に対して非表示信号を送出せずに表示信号を送出し(S14)、この表示信号に基づき、表示制御部は歌詞映像データを表示するように制御する(S15)。
また、同時に、計測部が計測を開始する(S16)。計測が開始されると、予め設定した計測値と現計測値が比較されるようになり、設定計測値に到達するまで、通常使用通り、計測部は表示制御部に対しては表示信号を送出し、歌詞映像データを表示させる(S14〜S16)。そして、設定計測値に到達すると、計測部は、表示制御部に対して非表示信号を送出する(S18)。この非表示信号に基づき、表示制御部は歌詞映像データを表示しないように制御する(S19)。すなわち、ある程度のタイムラグはあるものの、識別符号認証部は自らの表示装置が正規のものでないと判断し、当該カラオケ演奏装置は、正規の表示装置と接続しない限り、通常の使用ができなくなる。
以上、詳述したように、本発明のカラオケシステムによれば、登録された表示装置においてのみ歌詞映像が表示されることから、最近の表示装置の大型化傾向からも相まって、カラオケ演奏装置と共に表示装置も窃盗しなけらばならず、盗難抑止効果を発揮できる。また、当該カラオケ演奏装置が通信ネットワークに接続されておらず、スタンドアロン仕様で稼働するものであっても同様な効果を発揮できる。
本発明のカラオケシステムに係わる主要構成図。 本発明に係わるカラオケ演奏装置の構成図。 本発明の一実施例に係わるブロック構成図。 本発明の一実施例に係わるフロー図。 本発明の別の実施例に係わるブロック構成図。 本発明の別の実施例に係わるフロー図。
符号の説明
1,1a、1b カラオケシステム
11,21 データ送受信部
12 映像出力部
13 識別符号登録部
13a 登録識別符号データ
14 識別符号転送部
22 表示制御部
23 識別符号記憶部
24 識別符号認証部
25 計測部
33 中央制御部
38 ハードディスク装置
39 歌詞映像データ
D 表示装置
P カラオケ演奏装置

Claims (3)

  1. 利用者が所望する楽曲を演奏し、当該演奏楽曲に応じた歌詞映像を所定の表示装置に表示させるためのカラオケ演奏装置を具備したカラオケシステムにおいて、
    (ア)前記カラオケ演奏装置は、
    表示装置との間でデータ授受を行うためのデータ送受信部と、
    任意の演奏楽曲の歌詞映像データを表示装置に送出するための映像出力部と、
    所定の表示装置の識別符号を予め登録するための識別符号登録部と、
    当該登録識別符号を前記表示装置に転送するための識別符号転送部とを有し、
    (イ)前記表示装置は、
    カラオケ演奏装置との間でデータ授受を行うためのデータ送受信部と、
    カラオケ演奏装置より歌詞映像データを受信して表示させるための表示制御部と、
    当該表示装置を識別する識別符号を記憶する識別符号記憶部と、
    前記転送された登録識別符号と当該表示装置の識別符号との一致・不一致を照会して認証するための識別符号認証部と、
    前記表示制御部が、当該認証結果に応じ、一致の場合には、前記受信した歌詞映像データを表示するように制御し、不一致の場合には、表示しないように制御する、
    ことを特徴とするカラオケシステム。
  2. 前記認証結果が不一致の場合には、時間計測部にて自然時間または稼働時間の時間計測を開始し、前記表示制御部が、予め設定された計測値までは前記歌詞映像データを表示し、その後は表示しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
  3. 前記認証結果が不一致の場合には、回数計測部にて演奏回数の回数計測を開始し、前記表示制御部が、予め設定された計測値までは前記歌詞映像データを表示し、その後は表示しないように制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載のカラオケシステム。
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