JP2006276134A - 帯電ローラのクリーニング装置及びプロセスカートリッジ並びに画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシローラが帯電ローラに対し、また、帯電ローラが像担持体に対し、スリップすることを防止すること、ならびに、掻き取り部材の掻き取り性能を向上させ、長期に亘り、ブラシローラのクリーニング性能を維持できること。
【解決手段】帯電ローラと軸間距離を固定したブラシローラを備える事により、ブラシローラは帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置され、ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を備え、掻き落し部材は、幅方向に連続した個々の部材の集合体から成っており、個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置において像担持体表面を一様に帯電させる帯電ローラのクリーニング装置に関する。また、当該帯電ローラクリーニング装置を備えた複写機、プリンタ等の画像形成装置、並びに、プロセスカートリッジに関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光体表面を放電により所定極性の電荷を与えて帯電させ、帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像に帯電極性と同極性に帯電されたトナーを供給し、トナー像を形成させる。感光体上に形成されたトナー像は、その後、記録紙等に転写され、熱と圧力を受けて記録紙上に定着される。
また、トナー像転写後の感光体表面には、転写されずに残留するトナーがあるため、次の帯電工程に入る前に、クリーニングブレード、クリーニングブラシ等のクリーニング部材によって感光体表面がクリーニングされる。
上記のような画像形成装置において、感光体表面を帯電する方法としては、近年では導電性の部材でローラ状に形成した帯電ローラを感光体の表面に近接又は接触させ、その状態で帯電ローラと感光体との間に電圧を印加することにより、感光体の表面を帯電させる帯電装置が、低オゾン化と低電力化が図れるという利点があることから、実用化されている。
しかしながら、トナー像転写後の感光体表面に残留する転写残トナー、トナーに含まれる外添剤、紙粉等がクリーニング工程において、完全に除去されず、帯電ローラと近接又は接触する領域に達すると、これらの転写残トナーや外添剤が帯電ローラに付着するという問題がある。
近年、画像の高画質、高精細化の需要が高まる中で、数μmに小粒径化、球形化されたトナーや数nm(ナノメートル)から数百nmの大きさのトナー外添剤や紙紛は、クリーニング工程において、クリーニングブレードをすり抜けやすく、クリーニング不良を起こしやすいという問題点がある。
したがって、このようにして、クリーニングされずに感光体上に残留するトナーやトナーの外添剤、紙紛等の異物が帯電ローラに付着し、感光体表面の均一な帯電が行えなくなる事を防ぐため、帯電ローラ表面のクリーニングが必要である。帯電ローラ表面をクリーニングするためには、帯電ローラにクリーニング部材を当接して、表面の異物を除去する方法が、これまでも多く検討されている。
帯電ローラのクリーニング部材としては、発泡ポリウレタンや発泡ポリエチレン(特許文献1)、発泡メラミン(特許文献2)等のスポンジ材を帯電ローラに当接してするもの、ブラシローラ(特許文献3)を帯電ローラに当接するもの、さらに、ブラシローラの付着した異物を掻き落すため、ブラシローラに掻き落し部材を当接したもの(特許文献4)等が用いられている。
特開平5−297690号公報 特開2004−361916号公報 特開2002−221883号公報 特開2003−076240号公報
しかしながら前述した特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4の構成では、以下に示すような課題があった。
帯電ローラクリーナとして、発泡ウレタンスポンジ等を使用した場合(特許文献1)、帯電ローラ表面に当接させ摺察させることにより、クリーニングブレードをすり抜け、帯電ローラに付着した異物が、スポンジ材の内部の気孔に溜め込まれる。しかしながら、気泡に溜め込まれる付着物の量には限界があり、クリーニング性能を長期に亘って維持することは難しく、使用期間が長くなるにつれて、帯電ローラの表面が汚れていくという課題が残されている。
帯電ローラクリーナとして、発泡メラミンスポンジを使用した場合(特許文献2)、付着物がメラミンスポンジの表面の気孔に内包され、メラミンスポンジとともに剥がれ落ちるが、今度は、その剥がれ落ちたメラミンスポンジと付着物の混在物が、帯電ローラに付着し、帯電ローラの表面を汚してしまうという課題が残されている。
帯電ローラクリーナとして、ブラシローラを使用した場合(特許文献3)、一般的に発泡ウレタン等の気泡の隙間より、ブラシ繊維間の隙間の方が大きいため、繊維間に溜め込まれる付着物の許容量が多く、発泡材を使用した場合より、長期に帯電ローラの汚れが取れ、帯電ローラの寿命は延びる傾向がある。しかしながら、同様に繊維間に溜め込まれる付着物の量には限界があるため、長期に渡ってクリーニング性能を維持すること難しかった。
上記、ブラシローラの課題を解決するために、ブラシローラに掻き落し部材を当接したものが提案されている(特許文献4)。しかしながら、ブラシローラの自重によってのみ帯電ローラに当接されているブラシに、掻き落し部材を当接すると、ブラシの毛が曲がることによる曲げモーメントや掻き落し部材とブラシの毛との摩擦力により、ブラシの回転方向と逆方向に駆動力が働くために、帯電ローラに対し、連れ回りしているだけのブラシローラ構成では、簡単にスリップしてしまうという課題があった。通常、特許文献3にあるようにブラシの長期保存時の毛倒れを防ぐため、ブラシの毛は、短く高密度となっているために、見かけ上、ブラシは硬くなっている。そのため、掻き落し部材の材質が硬い場合は、ブラシも硬いために、掻き落し部材がブラシにわずかに食込んだだけでも、ブラシローラの回転方向とは逆方向の駆動力が大きくなり、帯電ローラがスリップしやすいという課題があった。ブラシローラがスリップして回転しなくなると、帯電ローラと接触部のブラシの毛の部分にのみ、付着物が蓄積されていくため、クリーニング性能がすぐに低下してしまう。また、掻き落し部材として、柔らかい一様なPETシートなどの樹脂シートをブラシに当てた場合も、ブラシが硬いために、シートが曲がってブラシに対し腹当て状に反るため、ブラシにシートの先端が食込まない状態となった。シートの先端がブラシに当たらず、腹当て状になるとブラシの付着物はシートをすり抜けてしまい、掻き落し効果がなくなるという課題があった。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ブラシローラに掻き落し部材を備え、その掻き落し部材を幅方向に個々の部材の集合とすることにより帯電ローラのスリップを防止し、かつ、その掻き落し部材が微小に振動する事により、ブラシローラの付着物を長期に効率的に除去することで、帯電ローラ表面に異物が付着する事を防止し、長期にわたって安定した帯電性を確保することが可能な帯電ローラクリーニング装置、また、当該帯電ローラクリーニング装置を備え、帯電ローラの安定した帯電性を維持することができるプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供するものである。
この課題を解決するために、請求項1記載の発明は、芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなり、像担持体の表面の移動に従動して回転し、像担持体表面を帯電させる帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング装置であって、前記帯電ローラと軸間距離を固定したブラシローラを備える事により、前記ブラシローラは前記帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置されており、前記ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を備え、前記掻き落し部材は、幅方向に連続した個々の部材の集合体から成っており、前記個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする事を特徴とする帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、ブラシローラのスリップを防止し、かつ掻き落し部材の微小な振動によってブラシローラの付着物を長期に効率的に除去することができる。
また、請求項2記載の発明は、芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなり、像担持体の表面の移動に従動して回転し、像担持体表面を帯電させる帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング装置であって、前記帯電ローラに外部より加圧されたブラシローラを備える事により、前記ブラシローラは前記帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置されており、前記ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を備え、前記掻き落し部材は、幅方向に連続した個々の部材の集合体から成っており、前記個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする事を特徴とする帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、請求項1と同様にブラシローラのスリップを防止し、掻き落し部材の微小な振動によってブラシローラの付着物を長期に効率的に除去する事ができる。
また、請求項3記載の発明は、芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなり、像担持体の表面の移動に従動して回転し、像担持体表面を帯電させる帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング装置であって、前記帯電ローラと軸間距離を固定したブラシローラを備える事により、前記ブラシローラは前記帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置されており、前記ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を少なくとも2つ以上備え、前記掻き落し部材は、幅方向に断続した個々の部材の集合体から成っており、各々の掻き落し部材内の個々の部材は、幅方向に重なっており、該個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする事を特徴とする帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、複数個の掻き落し部材を、幅方向に重なるように配列することにより、掻き落し部材の振動を促進し、確実にブラシローラの付着物を長期に効率的に除去する事ができる。
また、請求項4記載の発明は、芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなり、像担持体の表面の移動に従動して回転し、像担持体表面を帯電させる帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング装置であって、前記帯電ローラに外部より加圧されたブラシローラを備える事により、前記ブラシローラは前記帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置されており、前記ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を少なくとも2つ以上備え、前記掻き落し部材は、幅方向に断続した個々の部材の集合体から成っており、各々の掻き落し部材内の個々の部材は、幅方向に重なっており、該個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする事を特徴とする帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、請求項3と同様に複数個の掻き落し部材を、幅方向に重なるように配列することにより、掻き落し部材の振動を促進し、確実にブラシローラの付着物を長期に効率的に除去する事ができる。
また、請求項5記載の発明は、前記掻き落し部材の個々の部材が、ブラシに加える力を、0.5N以下としたことを特徴とした請求項1乃至請求項4いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、掻き落し部材の個々の部材が、ブラシに加える力を、0.5N以下とすることにより、掻き落し部材がブラシに対して腹当たりになるのを防止し、掻き落し部材の先端がブラシの繊維間に入るために、ブラシローラの付着物を確実に除去する事ができる。
また、請求項6記載の発明は、前記掻き落し部材が、1mm以下の樹脂製のシートから成っている事を特徴とした請求項1乃至請求項5いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、1mm以下の樹脂製のシートを使用することにより、該個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とすることが容易に構成でき、掻き落し部材により、ブラシローラの付着物を確実に除去する事ができる。
また、請求項7記載の発明は、前記掻き落し部材の個々の部材が、樹脂製のシートに切れ目を入れることによって、個々の部材を形成する事を特徴とした請求項1乃至請求項6いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、樹脂製のシートに切れ目を入れることによって形成されている事により、容易かつ安価な構成で、該個々の部材のバネ定数が、0.02N/mm以下の掻き落し部材を構成することができ、ブラシローラの付着物を確実に除去する事ができる。
また、請求項8記載の発明は、前記掻き落し部材の材料が、ポリイミドであることを特徴とした請求項1乃至請求項7いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、掻き落し部材の材料に、ポリイミドを使用することにより、掻き落し部材が、効率的に、ブラシからの異物を除去するため、クリーニングブラシのクリーニング性を長期に亘り、良好に保つことができる。
また、請求項9記載の発明は、前記ブラシローラの繊維の太さを2デニール以下とし、密度を20000本/cm以上、としている事を特徴とした請求項1乃至請求項8いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
本発明の帯電ローラクリーニング装置においては、ブラシローラの繊維の太さを2デニール以下とし、密度を20000本/cm以上、とすることにより、ブラシの毛倒れを防止し、クリーニングブラシのクリーニング性を長期に亘り、良好に保つことができる。
また、請求項10記載の発明は、潜像を形成する像担持体と、バイアスを印加した帯電部材によって該像担持体表面を均一に帯電する帯電手段とを少なくとも含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、該帯電手段は、帯電部材として芯金と弾性材料からなる帯電ローラを備え、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジを提供するものである。
また、請求項11記載の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、バイアスを印加した帯電部材によって該潜像担持体表面を均一に帯電する帯電手段と、帯電した該潜像担持体表面に画像データに基づいて露光し、静電潜像を書き込む露光手段と、該潜像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、該潜像担持体表面の可視像を被転写体に転写する転写手段と、被転写体上の可視像を定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、該帯電手段は、帯電部材として芯金と弾性材料からなる帯電ローラを備え、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
また、請求項12記載の発明は、前記プロセスカートリッジ、又は、画像形成装置より着脱が可能な請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
このように構成することにより、帯電装置ローラクリーニング装置、又は、該帯電ローラクリーニング装置を含む帯電装置の劣化に応じて、帯電装置ローラクリーニング装置、又は、該帯電ローラクリーニング装置を含む帯電装置のみを交換することができる。
また、請求項13記載の発明は、前記プロセスカートリッジ、又は、画像形成装置より着脱が可能な掻き落し部材を設けた請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
このように構成することにより、掻き落し部材の劣化に応じて、掻き落し部材のみを交換することができる。
また、請求項14記載の発明は、前記プロセスカートリッジ、又は、画像形成装置より着脱が可能なブラシローラを設けた請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を提供するものである。
このように構成することにより、ブラシローラの劣化に応じて、ブラシローラのみを交換することができる。
本発明は前述のように構成したために、ブラシローラのスリップを防止し、かつ、その掻き落し部材の振動によってブラシローラの付着物を長期に効率的に除去することができるため、帯電ローラの表面を汚すことなく、安定した帯電性を維持することができる。
以下、本発明に係る帯電装置について好適な実施例に基づいて添付の図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の帯電部を示すものであり、図1(a)は斜視図、図1(b)は軸と垂直な平面で切った断面モデル図、図1(c)は、軸と平行な平面で切ったときの断面モデル図、図1(d)は、帯電ローラクリーナブラシの掻き落し部材を正面方向と側面方向から見たときのモデル図、図1(e)は、掻き落し部材の作用を示す状態図である。また、図2は、フルカラープリント画像を得る4連ドラム方式プリンタの概略を示す全体断面図、図3は、現像器を軸と垂直な平面で切ったときの断面図、図4は、現像器を軸と平行な平面で切ったときの断面図、である。
(画像形成装置の全体構成)
まず、図3を参照して画像形成装置の全体構成について概略説明する
画像評価装置としてKX−CL500(Panasonic製)の現像装置部分を改造した装置を用いた。本機はプロセス速度100mm/sで動作し、A4用紙が16枚/分で印字ができるフルカラープリント画像を得る4連ドラム方式プリンタである。
本発明の実施の形態1における画像形成装置は、図3に示すように感光体ドラム1Y、1Mの間に、支持具2Yによって保持され上流側の感光体ドラム1Yの周面に接触して感光体ドラム1Y表面に残存するトナーの除去を行うクリーニングブレード3Yを配置し、隣接下流の感光体ドラム1Mの周面にトナーを付着させる現像ローラ4Mを、その軸芯が支持具2Yの上方であって隣接上流の感光体ドラム1Yの軸芯から支持具2Y側に傾斜する線分上に位置するように配置しており、他色の部材についても同様に配置している。このよう配置とすることにより、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K間のピッチを短くして、装置の小型化を実現している。
以下、マゼンタの現像装置8Mを用いて、その構成について説明するが、他の色の現像装置8Y、8C、8Kについても同様であるので、それらの説明は省略する。感光体ドラム1Mは外径24mmの積層型有機感光体で、周速度100mm/sで回転している。感光体ドラム1Mには、感光体ドラム1Mに従動回転しながら感光体ドラム1Mの帯電を行う帯電ローラ5M、及び、感光体ドラム1Mに形成されたトナー像を中間転写ベルト11に転写する為の第一転写ローラ6Mが配置されている。帯電ローラ5Mは外径10mmで金属シャフトにエピクロルヒドリンゴムを形成したもの、第一転写ローラ6Mは外径12mmで金属シャフトに導電性ウレタンスポンジを形成したものを使用している。中間転写ベルト11は電気抵抗が1×10Ω・cmのポリカーボネートシートを使用した。
帯電ローラ5Mにより一様に帯電された感光体ドラム1M表面に、画像情報に応じてレーザー光(図示せず)を照射して静電潜像が形成された後、現像ローラ4Mによって現像域(現像ローラ4Mと感光体ドラム1Mとの間)に搬送された現像剤の磁気ブラシが静電潜像に摺擦され、トナーのみが感光体ドラム1Mの表面に移行しトナー像が形成される。レーザーパワーは280μWで、帯電ローラ5Mには1.2kVのDC電圧が印加されており、感光体ドラム1Mの帯電電位V0と露光後電位VLを測定したところ、それぞれ−650Vと−100Vであった。現像ローラ4Mには、−500VのDC電圧に、周波数3kHzでピーク・トゥ・ピーク電圧が1.5kVの矩形波のAC電圧を重畳したバイアス電圧を印加している。
感光体ドラム上1Mに形成されたトナー像は、+600Vの電圧が印加された第一転写ローラ6Mにより、中間転写ベルト11表面に転写される。以上の動作をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの現像装置8Y、8M、8C、8Kと感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kからなる画像形成ユニットについて行い、中間転写ベルト11上に4色の合成トナー像を形成する。その後合成トナー像は記録紙トレイ9から搬送されてきた記録紙10上に第二転写ローラ7により一括転写され、記録紙10の排出経路上に設けられている定着器12により、熱、圧力等の手段により、記録紙10表面に定着される。この定着器12は、誘導加熱装置を用いた定着器で、温度の立ち上がりが早いという特徴を持つ。そのため、ユーザが印刷命令を出して、記録紙がプリンタから出力されるまでの時間が短く、便利である。
一方、トナー像の転写が終了した後のそれぞれの感光体ドラム1Mの表面は、ウレタンゴムをシート状に成形したクリーニングブレード3Mにより感光体ドラム1M表面に残存するトナーが除去され、これにより、画像形成の1サイクルが完了する。
以下、図2乃至図4を用いて、本発明の実施の形態1における現像装置について、現像装置8Mを用いてさらに詳細に説明する。以下の内容は、他の色の現像装置8Y、8C、8Kについても同様である。
(現像装置)
本実施の形態1にかかる現像装置は、図3に示すように、仕切り壁13Mにより2個の現像剤搬送路に区画されており、仕切り壁13Mによりも上側で現像ローラ4Mから遠距離側に位置する第一現像剤搬送路14Mと、仕切り壁13Mによりも下側で現像ローラ4Mから近距離側に位置する第二現像剤搬送路15Mを備えている。第二現像剤搬送路15Mには外側への張り出し部16Mが形成されており、この張り出し部16M内には、現像ローラ4Mが突出して設けられている。ここで、現像ローラ4Mは、表面粗さRzが5μmの回転自在なアルミ製の現像スリーブ26M内に、7個のマグネットを固定配置されたものから構成されている。これら7個のマグネットは、現像ローラ4Mと感光体ドラム1Mが近接する現像領域で磁力のピークが形成され、穂切り軸25M周辺では磁力の谷間が形成されるように配置されている。本実施の形態では、現像領域にN極を配置して主極磁力を95mT(ミリテスラー)とし、穂切り軸25MをS極とN極で挟む構成とした。さらに第二現像剤搬送路15Mが近接する領域には、現像後の現像剤の剥離を効果的に行えるように、S極同士を隣接させて磁力が殆どゼロとなる領域を設けている。
現像ローラ4Mの外径は14mmで、現像スリーブ26Mは周速度114mm/sで感光体ドラム1Mの回転方向に対してウィズ方向に回転しており、感光体ドラム1Mに対して1.14の周速度比を持つ。現像ローラ4Mと感光体ドラム1Mは対面するように配置され、現像ローラ4Mと感光体ドラム1Mのギャップは現像ローラ4Mの両サイドに設けられたコロ18Mの径を変更することで調整できる。本発明の実施の形態1では現像領域での現像ローラ4Mと感光体ドラム1Mのギャップは0.4mmに調整されている。
図3、図4に示すように、現像装置8Mの下側に位置する第二現像剤搬送路15M内には、その軸方向に沿って延びる第二搬送スクリュー17Mが設けられている。
さらに、現像装置8Mの第一現像剤搬送路14M内には、やはり現像ローラ4Mの軸方向に沿って延びている第一搬送スクリュー19Mが設けられている。また、図4に示すように、第二現像剤搬送路15M内の第二搬送スクリュー17Mと、第一現像剤搬送路14M内の第一搬送スクリュー19Mとは、現像ローラ4Mの軸方向に沿って互いに反対方向に現像剤を搬送するように、その羽根或いは回転方向が設定されており、例えば第一搬送スクリュー19Mは、図4中の矢印Xの方向に現像剤の攪拌搬送を行い、第二搬送スクリュー17Mは、図4中の矢印Yの方向に現像剤の搬送を行うように設定されている。
(現像剤)
トナーは、本実施の形態においては、結着樹脂としてポリエステル樹脂を用いたが、スチレンアクリル樹脂、エポキシ樹脂等を用いても構わない。
また、本実施の形態においては、使用可能な顔料としては、カーボンブラック、鉄黒、グラファイト、ニグロシン、アゾ染料の金属錯体の黒顔料、C.I.ピグメント・イエロー1,3,74,97,98等のアセト酢酸アリールアミド系モノアゾ黄色顔料、C.I.ピグメント・イエロー12,13,14,17等のアセト酢酸アリールアミド系ジスアゾ黄色顔料、C.I.ソルベントイエロー19,77,79、C.I.ディスパース・イエロー164、C.I.ピグメント・レッド48,49:1,53:1,57,57:1,81,122,5等の赤色顔料、C.I.ソルベント・レッド49,52,58,8等の赤色染料、C.I.ピグネント・ブルー15:3等のフタロシアニン及びその誘導体の青色染顔料が1種類又は2種類以上で配合される。添加量は結着樹脂100重量部に対し、3〜8重量部が好ましい。
また、トナーを帯電させる目的で必要に応じて1種類以上の帯電制御剤を添加してもよい。1〜7重量%程度の材料を負帯電、正帯電の目的に応じて添加を行うことができる。
また、トナーの帯電や流動性の向上を目的としてシリカ、アルミナ、チタニア等の平均粒径が5〜200nmの微粒子の添加を行う。必要に応じて微粒子表面に疎水化や帯電制御を目的としてシランカップリング剤、シリコーンオイル等により表面処理を行うことができる。
また、トナー平均粒径は3〜12μmが望ましい。粒径が大きいと高解像度の実現が難しくなる。また、粒径が小さすぎるとトナー流動性が悪く、キャリアとの混合攪拌性が悪くなる。
なお、本実施の形態において、キャリアは、樹脂と磁性体の混合型、もしくは、磁性体単独型が使用可能である。混合型で使用される樹脂としては、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等が用いることができる。特にフェノール樹脂に代表される熱硬化性樹脂は、熱可塑性樹脂に比べ、耐久性、耐衝撃性、耐熱性に優れているので、これらの利点を生かした磁性体と熱硬化性樹脂からなる樹脂キャリアが望まれる。
また、本実施の形態に用いる強磁性鉄化合物粒子粉末としては、マグネタイト、マグヘマイト等の強磁性酸化鉄粒子粉末、鉄以外の金属(Mn,Ni,Zn,Mg,Cu等)を一種又は二種以上含有するスピネルフェライト粒子粉末、バリウムフェライト等のマグネトプランバイト型フェライト粒子粉末、表面に酸化被膜を有する鉄や鉄合金の微粒子粉末を用いることができる。好ましくはマグネタイト等の強磁性酸化鉄粒子粉末である。前記強磁性鉄化合物粒子の粒径は、0.02〜5μmであることが望ましい。その形状は、粒状、球状、針状のいずれであってもよい。
樹脂中の磁性体添加量は50重量%以上が望ましく、樹脂キャリアにおいては、70%〜90重量%が特に望ましい。一方、50重量%に満たない場合、キャリアの磁気力が小さくなりトナー保持部材へキャリアが付着しやすくなる問題が発生する。
また、本実施の形態において、キャリア表面の被覆層を形成する樹脂としては、1種又は2種以上の樹脂であり、より具体的には、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン系樹脂、シリコーン樹脂及びフッ素樹脂等から選ばれた樹脂の1種又は2種以上の樹脂が好ましい。
また、本実施の形態において、キャリア表面の樹脂による被覆層の形成は、例えばスプレードライヤーを用いて磁性体分散粒子に樹脂を吹きつける方法、ヘンシェルミキサー、ハイスピードミキサー等を用いて磁性体分散粒子と樹脂とを乾式混合する方法、樹脂を含む溶剤中に球状複合体芯粒子を含浸する方法等のいずれの方法であってもよい。
なお、本実施の形態において、キャリアとして、樹脂と磁性体の混合型の樹脂キャリアを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、コア材として、平均粒径35μmのMn−Znフェライトを用い、さらに表面にシリコーン樹脂をコートした磁性体単独型キャリアを用いても良い。
(帯電装置)
帯電装置5Mは、芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなる帯電ローラ50Mと帯電ローラ50Mに接続される図示しない電源を備える。帯電ローラ50Mに高電圧を印加して、曲率を有する帯電ローラ50Mと感光体1Mとの間に所定の電圧を印加し、感光体1Mとの間でコロナ放電を発生させて感光体1Mの表面を一様に帯電するものである。本実施例の画像形成装置には、前述のクリーニングブラシ52Mと掻き落し部材53Mを備えた帯電ローラ用のクリーニング装置が設けられている。このクリーニングブラシ52Mのブラシが、帯電ローラ50Mの表面に当接して該表面に付着したトナー、外添剤、紙紛等の異物を除去し、掻き落し部材53Mがクリーニングブラシ52Mのブラシに付着したトナー、外添剤、紙紛等の異物を除去するようになっている。
本実施の形態では、クリーニングブラシが、回転するブラシローラ52Mとして構成され、このブラシローラ52Mは、帯電ローラ20Mに対して平行に延び、金属又は硬質樹脂などの剛体より成る芯軸と、この芯軸の周面に基端部が固定された多数の繊維より成るブラシを有している。ブラシは、図1(a)に符号Qで示した範囲において、芯軸の全周に亘って設けられている。かかるブラシが、図1(b)に示すように、帯電ローラ2の表面に当接して、帯電ローラ20Mに付着したトナー、外添剤、紙紛等の異物を効率よく除去することができる。このようにブラシローラ52Mは、帯電ローラ50Mの表面に当接するブラシを有しているのである。
ブラシローラ52Mは、帯電ローラ50Mの上部領域に位置し、ブラシローラ52Mと帯電ローラ50Mは、2個の穴部をもつ軸受け55Mによって固定されている。軸受け55Mは、一方の貫通穴に帯電ローラの軸を把持し、もう一方の穴にブラシローラの軸を把持し、互いの軸間距離を規定する事により、ブラシローラ52Mのブラシが、帯電ローラ50Mとある一定量の食込みをなして、当接するようになっている。本実施例において、この食込み量は0.5mmとした。このような構成とすることにより、ブラシローラのブラシと帯電ローラを確実に当接することができる。
また、帯電ローラ50Mの軸は、前記軸受け55Mの外側の帯電軸受け51Mによって、軸端部を把持されている。さらに、帯電軸受け51Mは、装置本体に一方の端部を取り付けられた圧縮バネ56Mにより、ある一定荷重が加えられ、感光体1Mに当接される。
帯電ローラ20Mが感光体1Mの回転に対して連れ回りし、ブラシローラ52Mが帯電ローラ50Mの回転に対して連れ回わりする。このとき、帯電ローラ50Mの表面に当接したブラシが帯電ローラ50Mの表面に付着したトナーや外添剤、紙紛等の異物を除去し、帯電ローラ表面を清掃し、次にブラシローラのブラシに付着したトナーや外添剤、紙紛等の異物を掻き落し部材53Mが清掃するのである。
ブラシローラ52Mのブラシは、ナイロン、アクリルなどの繊維によって構成されている。上述した構成によれば、帯電ローラ50Mの周面にトナーや外添剤、紙紛などの異物が付着したときも、短時間で多量の異物をブラシローラ52Mに吸着させることができ、帯電ローラ50Mに付着した異物の除去効率を高めることができる。これにより、帯電ローラ50Mの周面に多量の異物が付着したまま、その帯電ローラ50Mによって感光体1Mを帯電することはなく、トナー、外添剤、紙紛等の異物がほとんど付着していない帯電ローラ50M、或いは当該異物の付着量が極めて少ない帯電ローラ50Mによって像担持体1Mを帯電することができる。従って感光体1Mの帯電むらや帯電不良の発生を効果的に抑え、かかる感光体1Mを露光、現像することによって高品質な画像を形成することができる。
ブラシの繊維の長さは適宜設定できるが、この長さを2mm以下に設定することが望ましい。この繊維の長さは、芯軸に対して固定された繊維部分を除く、フリーとなった繊維部分の長さである。このように繊維の長さを短くすると、帯電ローラ50Mの表面に圧接して弾性的に曲げ変形した繊維の基端部に作用する曲げモーメントを小さくすることができる。これにより、長期に亘ってブラシの倒れ(永久変形)の発生をより一層効果的に抑えることができ、ブラシローラ52Mの寿命を伸ばすことができる。ブラシの繊維長さを2mmよりも長くすると、その繊維の先端部における繊維間の間隔が大きくなるので、帯電ローラ50Mの表面に当接した各繊維に加えられる荷重が大きくなり、これによってブラシの倒れが促進されるおそれがあるが、繊維の長さを2mm以下に設定することにより、かかる不具合を回避することができる。
また、ブラシの繊維の太さと、その密度も適宜設定できるが、当該太さを2デニール以下とし、繊維の密度を20000本/cm以上、特に30000本/cmに設定すると、帯電ローラ50Mの表面に多数本の繊維が当接することになり、これによって各繊維に加えられる荷重を小さくすることができる。これによっても長期に亘ってブラシの倒れの発生を抑えることができる。また、繊維の密度をこのように高めると、帯電ローラ表面に当接する繊維の本数が増大するので、帯電ローラ50Mの表面を効率よく清掃し、その汚れむらをなくすことができ、像担持体1M上に常に高品質な画像を形成することが可能となる。
また、ブラシローラ52Mの食込みも適宜設定できるが、食込みが大きくなると、ブラシの倒れ(永久変形)が発生したり、ブラシの毛の曲げモーメントや摩擦力による帯電ローラと逆方向の駆動力が大きくなったりする。そうすると、帯電ローラ50Mを感光体1Mに対して円滑に連れ回わりさせることが困難になるため、1.0mm以下が望ましい。実験によると、1.0mmより大きくなると、ブラシによって連れ回り方向とは逆方向の力が大きくなるため、感光体1Mに対して帯電ローラ50Mがスリップして、帯電ムラが発生した。また、食込みが1.0mmより大きくなると、ブラシの倒れが促進されやすくなった。
逆に、帯電ローラ50Mとブラシローラ52Mのブラシの食込みが小さくなりすぎると、帯電ローラ50Mは、感光体に対して良好に連れまわるが、今度は、ブラシローラ52Mが、帯電ローラ50Mに対してスリップし、連れ回りしなくなる。すると、ブラシの一部と、帯電ローラが常に当接するため、そのブラシの一部にのみ、帯電ローラからの異物が付着し溜まっていくために、すぐに、ブラシが異物で飽和状態となる。そのために、すぐにブラシのクリーニング性能が低下する。
また、ブラシを適宜な方法によって芯軸に固定することができるが、特に、ブラシの繊維基端部をブラシローラの芯軸の周面に静電植毛法により固定すると、芯軸に対して、短い繊維を高密度に植毛することができる。これにより、長期間に亘ってブラシの倒れの発生を防止でき、ブラシローラ52Mの寿命を伸ばすことが可能となる。例えば、芯軸の範囲Qに接着剤を塗布し、多数の繊維の基端部をその接着剤に静電的に付着させて、当該繊維の基端部を接着剤を介して芯軸に固定することができる。
次に、図1(b)、(c)に示すように、このブラシローラにPETシートの先端を当接させ、そのPETシートの微小な振動によりブラシローラに付着した異物を除去する。PETシートは、一方を装置本体に両面テープによって固定し、そして、もう一方をブラシローラと接触させている。PETシートの幅Jは、ブラシローラのブラシ幅Qより若干大きく設定されている。このPETシートの厚さは0.1mmで、ブラシローラとの接触側の面は、2mm毎にスリットを入れており、1つ1つは、軽い力で曲がるようになっている。このスリット間のPETシートの1つ1つを、以後チップと称する。
ブラシローラは、通常、製造過程で毛の密度ムラや、毛の高さムラ等が生じる。ここで、ブラシが、PETシートのチップに加える力、又は、PETシートのチップがブラシに加える力をFとする。このようなブラシ単体のムラの他に、装置に組込んだときのブラシローラの回転ムラなどによって、ブラシが、PETシートのチップに加える力Fは、逐次変化し、F±ΔFとなっている。例えば、図1(c)において、PETシートのチップの姿勢が図の状態Rにある場合、ブラシから受ける力Fは大きくなり、F+ΔFとなり、PETシートの変形量は大きくなる。次にブラシの毛が低い部分が来るとブラシから受ける力Fが小さくF−ΔFとなるため状態SになりPETシートのチップの変形量は小さくなる。また、次にブラシの毛の密度が高い部分が接触するとチップの食込みが大きくなるため、チップの姿勢は再び状態Rとなる。これを繰返すことによってPETシートのチップは振動する。さらに、ブラシの粗密差や高さの差は、幅方向でばらつくために、全てのチップが同じ位相の振動状態になることは少ない。例えば、図1(d)に示すように、ある瞬間は、チップT,V,Pが状態Rとなり、チップU,W,Y,Zが状態Sとなる。ここで、PETシートの曲げ状態にフックの法則を用いると次のようになる(式(1)(2))。
F±ΔF=k*(X±ΔX) (1)
ここで、F :ブラシがチップに加える力、
又は、チップがブラシに加える力
ΔF:上記Fの変動分
k :チップのバネ定数
X :チップの曲げ変位
ΔX:チップの曲げ変位の変動分
変動分のみで表現すると
ΔF=k*ΔX (2)
となる。
もし、PETシートにスリットを入れずに、シートをブラシに当接させると、PETシート全体が、図1(d)の状態Rのようにブラシに対し常に腹当たりの状態のまま継続されてしまう。前述したように、これは、前記フックの法則(2)式で、kが大きいために、ΔXが小さくなり、振動しない状態をとなる事を示している。
そうなると、チップの先端がブラシの毛の内部に入らずに振動しなくなるために、ブラシの繊維間に付着物が溜まったままとなり、帯電ローラのクリーニング性が低下する。
PETシートの各チップが、ブラシローラの粗密差や高さの差によるばらつきに対して、感度よく反応することにより、図1(d)の状態R、状態Sを繰り返し、振動する。このチップの作用により、ブラシの繊維間に溜まった付着物が、ブラシの外に吐き出され、ブラシ内部に付着物が溜まりにくくなる為、帯電ローラの表面は長期にわたって、きれいな状態を保つことができる。ブラシの粗密ムラや高さムラ、ブラシの回転ムラなどによって変動する力ΔFは、元々、小さい力である。もし、ブラシの粗密ムラや高さムラが大きいと、帯電ローラ表面の付着物のかき取りムラとなるためである。
これらのブラシの粗密ムラ、高さムラ、ブラシローラの回転ムラなどによりブラシがチップに加える力の変動分ΔFにより、チップを振動させるためには、チップのバネ定数kを小さくし、チップの変位の変動分ΔXを大きくする必要がある。これらは、スリットの間隔を小さくしたり、PETシートの厚さを薄くしたりすることによって、チップ1個あたりの曲げによるバネ定数kを小さくする事ができる。バネ定数kが小さい場合、前述したフックの法則(2)式より、ブラシの粗密ムラ、高さムラ、ブラシローラの回転ムラなどによって変化する力ΔFが小さい場合でも、変位ΔXは、大きくなる。例えば、ΔF=1でK=0.1の場合は、ΔX=10変位分スリットが曲がるため振動の振幅が大きくなるが、K=10の場合は、ΔX=0.1の変位分しかスリットが曲がらないために振動の振幅が小さくなり、振動によるクリーニング性能が低下する。チップに加わる力Fの小さな変化ΔFによって、チップを振動させるには、バネ定数kを小さくして、力ΔFの変動に対する変位ΔXの感度を上げることが重要である。本実施形態においては、PETシートの厚さを0.1mm、スリット間距離を2mmとした。また、実験により、このチップのバネ定数が0.02N/mmよりも大きくなると、PETシートの曲げによってブラシローラの連れ回り方向と逆方向に働く力が大きくなりすぎて、帯電ローラに対し、ブラシローラがスリップし、ブラシと帯電ローラの当接部にのみ異物が溜まって、すぐに飽和状態となった。なお、帯電ローラにブラシローラのみを用いたクリーニング装置と、今回のように、ブラシローラにスリットのあるPETシートのかき取り部材用いたクリーニング装置とを使って、寿命試験で比較したところ、帯電ローラの汚れが約半分になることを確認できた。
本実施形態では、PETシートの厚さを0.1mm、スリット間距離を2mmと固定して行い、良好な結果になったが、ブラシローラの仕様が変われば好適な掻き取り部材の仕様も若干変動することは当然であるが、PETシートのチップが微小に振動することによって、ブラシローラに溜まった異物を掻き取り、帯電ローラの表面がきれいな状態となり、長期に亘って安定した帯電性能が得られるという本来の作用効果が変化するものではない。
さらに、掻き落し部材の材料をPETシートから、厚さ0.08mm、スリット間距離2mmのポリイミドシートに変えて実験を行った。通常、PETシートからポリイミドシートに変えるとコストアップするが、ブラシに溜まった異物の掻き落し性が向上していることを確認できた。今回、ポリイミドシートは、体積抵抗が10Ω・cm以上、表面抵抗が10Ω/□以上の高抵抗体を使用した。
PETシートを使用した場合と同様に、本実施形態では、ポリイミドシートの厚さを0.08mm、スリット間距離を2mmと固定して行い、良好な結果になったが、ブラシローラの仕様が変われば好適な掻き取り部材の仕様も若干変動することは当然であるが、ポリイミドシートのチップが微小に振動することによって、ブラシローラに溜まった異物を掻き取り、帯電ローラの表面がきれいな状態となり、長期に亘って安定した帯電性能が得られるという本来の作用効果が変化するものではない。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
図5は、本発明の実施の形態2の帯電部を示すものであり、図5(a)は軸と平行な平面で切ったときの断面モデル図、図5(b)は軸と垂直な平面で切ったときの断面モデル図、図5(c)はフックの法則の説明図である。
本実施形態の帯電装置が、実施の形態1と異なる点は、クリーニングブラシの固定方法である。実施の形態1では、ブラシローラと帯電ローラは軸受け55Mによって固定され、軸受け55Mは、一方の貫通穴に帯電ローラの軸を把持し、もう一方の穴にブラシローラの軸を把持し、互いの軸間距離を規定する事により、ブラシローラ52Mのブラシが、帯電ローラ50Mとある一定量の食込みをなして、当接するようになっていた。本実施形態では、軸受け52Mは、ブラシローラの軸のみを受けており、装置本体に一方の端部を取り付けられた圧縮バネ57Mにより、該軸受け52Mにある一定荷重が加えられ、ブラシローラ52Mのブラシが、帯電ローラ50Mに当接されるようになっている。
実施の形態1で述べたように、クリーニングブラシは、毛倒れを防止するため、高密度で、毛の高さを低くし、見かけ上、硬くなっている。
ここで、図5(c)に示すように、ブラシと帯電ローラの圧接状態にフックの法則を用いると次のようになる(式(3))。
F1= k1*X1 (3)
ここで、
F1:ブラシが帯電ローラに与える押圧力
k1:ブラシの帯電ローラに対するバネ定数
X1:ブラシの帯電ローラに対する食込み量
前述したように、ブラシは硬くなっているため、ブラシのバネ定数k1は高い状態にあり、食込みX1を少し増やしただけで、ブラシが帯電ローラに与える押圧力F1が高くなり、クリーニング性能が変わりやすい。実施形態1では、軸受け55Mによって、食込みX1を変化させて、押圧力F1を調整する構成されている。しかしながら、k1の値が大きいために、X1により押圧力F1を微調整することが難しくなっている。
次に、式(3)を変化させると次のようになる(式(4))。
X1=F1/k1 (4)
これに対し、本実施形態では、式(4)に示すように、ブラシの押圧力F1をバネによって変化させることによって、食込みX1を調整している。ここで、F1はバネの荷重によって微調整でき、かつ食込みX1も、バネ定数k1が大きいために、バネの荷重F1によって微調整が可能となっている。
本実施形態においては、圧縮バネ57Mが2個必要となるために、実施の形態1よりコストアップとなるが、ブラシの押圧力、食込みを微調整できるために、帯電ローラのクリーニングの最適な条件を出しやすいという利点がある。
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3について、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図6は、本発明の実施の形態3の帯電部を示すものであり、図6(a)は軸と平行な平面で切ったときの断面モデル図、図6(b)は軸と垂直な平面で切ったときの断面モデル図、図6(c)は、2個の掻き落し部材のモデル図である。
本実施形態の帯電装置が、実施の形態1および2と異なる点は、掻き取り部材の構成である。実施の形態1および2では、1つの掻き取り部材にスリットを入れ、幅方向に連続的な短冊状のチップの集合体とした構成となっていたが、本実施形態においては、図6に示すように、掻き取り部材を2つにし、それぞれの掻き取り部材を、幅方向に断続的な短冊状のチップの集合体とし、断続的にできたチップが、幅方向に重なるように2つの掻き取り部材を配置した点である。図6(c)に示すように、第1掻き取り部材58Mにおいて、チップ幅L=2mm、隙間幅G=2mmとし、第2掻き取り部材において、チップ幅N=3mm、隙間幅H=1mmとした。さらに、隙間ができないようにするために、第1掻き取り部材の隙間の中心線CLと第2掻き取り部材のチップの中心線CLを一致させ、第1掻き取り部材のチップと第2掻き取り部材のチップの両端が0.5mmずつ重なるように配置した。
このような構成にすることにより、掻き取り部材が2つとなるためにコストアップするが、隣接するチップの側面の干渉を防ぐ事ができるために、チップの振動を確実にすることができる。また、2つの掻き取り部材を互い違いに配置することにより、実施の形態1において隣接するチップとの振動状態が違うためにできるスリットの微小な隙間を抜けるブラシ付着した異物の除去が可能となるために、帯電ローラの表面を、確実に、長期に亘ってきれいな状態を保つことができる。
(他の実施形態)
尚、前述した各実施形態における帯電装置は画像形成装置に組み込まれている場合のみならず、画像形成装置本体に対して着脱可能な帯電ユニットとして構成されていてもよい。
更には、像担持体としての感光体ドラム1と帯電装置、あるいは感光体ドラム1と帯電装置、更には電子写真画像形成プロセスによって画像を形成するためのプロセス手段、例えば現像装置24、クリーニング装置3等を組み込み、画像形成装置本体に着脱可能としたプロセスカートリッジにおいても現像装置を前述した各実施形態の構成にすることにより、長期に亘って安定した帯電性能を維持することができるので好ましい。
また、前記装置本体、又は、前記プロセスカートリッジから、着脱可能な帯電ユニット、又は、帯電ローラクリーニングユニット、又は、帯電ローラクリーニングブラシ、又は、掻き落し部材、としてもよい。このような構成とし、劣化部材のみを交換することにより省資源化に貢献し、かつ長期に亘って安定した帯電性能を維持することができるので好ましい。
本発明にかかる電子写真方式を用いた1成分現像装置の長寿命、高画質等の特長は、複写機、FAX、プリンタ、MFP(マルチファンクションプリンター等として有用である。またプリント基板のパターン作成等の用途にも応用できる。
本発明の実施の形態1における帯電装置を示すものであり、(a)は斜視図、(b)は幅と垂直な平面で切った断面モデル図、(c)は、軸と平行な平面で切ったときの断面モデル図、(d)は、帯電ローラクリーナブラシの掻き落し部材を幅方向と側面方向から見たときのモデル図、(e)は、掻き落し部材の作用を示す状態図 フルカラープリント画像を得る4連ドラム方式プリンタの概略を示す全体断面図 現像器を軸と垂直な平面で切ったときの断面図 現像器を軸と平行な平面で切ったときの断面図 本発明の実施の形態2における帯電部を示すものであり、(a)は軸と平行な平面で切ったときの断面モデル図、(b)は幅と垂直な平面で切ったときの断面モデル図、(c)はフックの法則の説明図 本発明の実施の形態3における帯電部を示すものであり、(a)は軸と平行な平面で切ったときの断面モデル図、(b)は幅と垂直な平面で切ったときの断面モデル図、(c)は、2つの掻き落し部材のモデル図
符号の説明
1M 感光体ドラム
4M 現像ローラ
5M 帯電装置
8M 現像装置
13M 仕切り壁
14M 第一現像剤搬送路
15M 第二現像剤搬送路
16M 張り出し部
17M 第二搬送スクリュー
19M 第一搬送スクリュー
23M トナー濃度センサー
24M トナー補給口
25M 穂切り軸
26M 現像スリーブ
50M 帯電ローラ
51M 帯電ローラ軸受け
52M クリーニングブラシローラ
53M 掻き落し部材
55M 軸受け
56M 帯電ローラ用スプリング
57M ブラシローラ用スプリング
58M 第1掻き落し部材
59M 第2掻き落し部材

Claims (14)

  1. 芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなり、像担持体の表面の移動に従動して回転し、像担持体表面を帯電させる帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング装置であって、前記帯電ローラと軸間距離を固定したブラシローラを備える事により、前記ブラシローラは前記帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置されており、前記ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を備え、前記掻き落し部材は、幅方向に連続した個々の部材の集合体から成っており、前記個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする事を特徴とする帯電ローラクリーニング装置。
  2. 芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなり、像担持体の表面の移動に従動して回転し、像担持体表面を帯電させる帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング装置であって、前記帯電ローラに外部より加圧されたブラシローラを備える事により、前記ブラシローラは前記帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置されており、前記ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を備え、前記掻き落し部材は、幅方向に連続した個々の部材の集合体から成っており、前記個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする事を特徴とする帯電ローラクリーニング装置。
  3. 芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなり、像担持体の表面の移動に従動して回転し、像担持体表面を帯電させる帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング装置であって、前記帯電ローラと軸間距離を固定したブラシローラを備える事により、前記ブラシローラは前記帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置されており、前記ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を少なくとも2つ以上備え、前記掻き落し部材は、幅方向に断続した個々の部材の集合体から成っており、各々の掻き落し部材内の個々の部材は、幅方向に重なっており、該個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする事を特徴とする帯電ローラクリーニング装置。
  4. 芯金の外周に少なくとも弾性層を設けてなり、像担持体の表面の移動に従動して回転し、像担持体表面を帯電させる帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング装置であって、前記帯電ローラに外部より加圧されたブラシローラを備える事により、前記ブラシローラは前記帯電ローラの表面に当接し、かつ、帯電ローラの表面の移動に従動して回転するように配置されており、前記ブラシローラのブラシに当接して当該ブラシ先端に付着した異物を除去するための掻き落し部材を少なくとも2つ以上備え、前記掻き落し部材は、幅方向に断続した個々の部材の集合体から成っており、各々の掻き落し部材内の個々の部材は、幅方向に重なっており、該個々の部材のバネ定数を、0.02N/mm以下とする事を特徴とする帯電ローラクリーニング装置。
  5. 前記掻き落し部材の個々の部材が、ブラシに加える力を、0.5N以下としたことを特徴とした請求項1乃至請求項4いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置。
  6. 前記掻き落し部材が、1mm以下の樹脂製のシートから成っている事を特徴とした請求項1乃至請求項5いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置。
  7. 前記掻き落し部材の個々の部材が、樹脂製のシートに切れ目を入れることによって形成されている事を特徴とした請求項1乃至請求項6いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置。
  8. 前記掻き落し部材の材料が、ポリイミドであることを特徴とした請求項1乃至請求項7いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置。
  9. 前記ブラシローラの繊維の太さを2デニール以下とし、密度を20000本/cm以上、としている事を特徴とした請求項1乃至請求項8いずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置。
  10. 潜像を形成する像担持体と、バイアスを印加した帯電部材によって該像担持体表面を均一に帯電する帯電手段とを少なくとも含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されるプロセスカートリッジにおいて、該帯電手段は、帯電部材として芯金と弾性材料からなる帯電ローラを備え、請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  11. 潜像を担持する潜像担持体と、バイアスを印加した帯電部材によって該潜像担持体表面を均一に帯電する帯電手段と、帯電した該潜像担持体表面に画像データに基づいて露光し、静電潜像を書き込む露光手段と、該潜像担持体表面に形成された潜像にトナーを供給し、可視像化する現像手段と、該潜像担持体表面の可視像を被転写体に転写する転写手段と、被転写体上の可視像を定着させる定着手段とを備える画像形成装置において、該帯電手段は、帯電部材として芯金と弾性材料からなる帯電ローラを備え、請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記プロセスカートリッジ、又は、画像形成装置より着脱が可能な請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置。
  13. 前記プロセスカートリッジ、又は、画像形成装置より着脱が可能な掻き落し部材を設けた請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置。
  14. 前記プロセスカートリッジ、又は、画像形成装置より着脱が可能なブラシローラを設けた請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の帯電ローラクリーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009014846A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US8064791B2 (en) 2009-03-31 2011-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Charging device for electrically charging photosensitive member
US8200116B2 (en) 2008-11-12 2012-06-12 Kyocera Mita Corporation Cleaning device for rotary member, charging device and image forming apparatus including the same
JP2015187639A (ja) * 2014-03-26 2015-10-29 富士ゼロックス株式会社 清掃部材、帯電装置、画像形成装置用のユニット、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置

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