JP2006272323A - ガス混合装置及びガス混合方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】混合ガスの使用量が少なく且つ使用量の変動も小さい培養関連等の分野に用いた場合において、構造の簡略化及び小型化を図って、使い勝手のよさを実現し、設備コストの上昇を抑えることが可能なガス混合装置及びガス混合方法を提供する。
【解決手段】2種類の原料ガスのうちの一方の原料ガスGaが送給されるガス送給路2aと、他方の原料ガスGbが送給されるガス送給路2bと、ガス送給路2a,2bに各々設けた調圧弁3と、一方の流入口4aに一方のガス送給路2aを接続し且つ他方の流入口4bに他方のガス送給路2bを接続した三方弁4と、三方弁4の流出口4cに接続した流量調節弁5と、流量調節弁5とガス流量計6を介して接続した小型のガス混合容器7と、ガス混合容器7内で生成される混合ガスの濃度を設定値にすべく三方弁4の2つの流入口4a,4bを交互に開閉する制御部8を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、2種類の原料ガスを混合して設定濃度の混合ガスを生成して供給するガス混合装置に係わり、特に、微生物や動植物の細胞又は組織等の生物体の培養等に用いられる混合ガスを生成するのに好適なガス混合装置及びガス混合方法に関するものである。
従来、上記したガス混合装置としては、例えば、複数の原料ガス系統の各々に設けられた遮断弁と、各遮断弁を通過した混合ガスを蓄圧するバッファタンクを備えたものがあり、このガス混合装置では、バッファタンクの圧力が設定下限圧力を下回った段階で、バッファタンク内の各ガス組成の濃度の分析値と目標値との差をなくすべく、上記遮断弁の開閉時間を制御することで、断続的に混合ガスを生成するようにしている。
特開2001−259400号公報
ところが、上記した従来のガス混合装置は、混合ガスの使用量が大量で、しかも、使用量の変動が大きな分野、例えば、半導体製造関連分野や、医療関連分野で使用される都合上、例えば3m等のごとく大容量のバッファタンクを必要とするだけでなく、上記したように、バッファタンクの圧力やガス組成の濃度の分析値によって複数の遮断弁を開閉するという複雑な制御を行う必要がある。
ここで、微生物や動植物の細胞又は組織等の生物体の培養等に用いられるラジアルフローバイオリアクターや炭酸ガスインキュベータ等の装置では、混合ガスの使用量が少なく、そして、使用量の変動も小さい。例えば、動物細胞の培養中のpHの上昇を防ぐ場合には、培養雰囲気中に対して、培養期間中継続して炭酸ガスを5%含む空気と炭酸ガスとの混合ガスを少量供給するようにしており、この際、ガスの混合精度は、広範囲の中から所望の精度を選択するようになっている。
したがって、このような混合ガスの使用量が少なく且つ使用量の変動も小さい培養関連の分野に上記した従来のガス混合装置を用いた場合には、大型で構造が複雑なものとなることで使い勝手が良好であるとは言い難いうえ、設備コストの上昇をも招き兼ねないという問題があり、この問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたものであり、混合ガスの使用量が少なく且つ使用量の変動も小さい培養関連等の分野に用いた場合において、構造の簡略化及び小型化を図って、使い勝手のよさを実現し、加えて、設備コストの上昇を抑えることが可能であるガス混合装置及びガス混合方法を提供することを目的としている。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、互いに等しいガス圧力の2種類の原料ガス送給路を1個の三方弁の2つの流入口にそれぞれ接続すると共に、この三方弁の1つの流出口の下流側に流量調節弁,ガス流量計及び小型のガス混合容器を順次配置し、ガス混合容器内の混合ガスの濃度を設定値にすべく交互に開閉する三方弁の2つの流入口の開時間を制御する制御部を設けることにより、使用目的ガス濃度(所望する濃度)の混合ガスを容易に連続して生成し、そして、供給し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
ここで、
小型のガス混合容器の容量 :V(cm
混合ガスの構成比が大の
原料ガスGaの流量 :Q(cm/秒)
原料ガスGbの流量 :Q(cm/秒)
原料ガスGbの濃度 :C(%)
三方弁の交互に開く2つの流入口が
1回ずつ開くのに要する
合計時間であるタイムサイクル :T(秒)
タイムサイクルにおいて混合ガスの
構成比が小の原料ガスGb側の三方弁の
流入口が開く時間の割合 :a (0<a<1)
混合ガスの濃度の許容誤差 :N(%)
とした場合、同じ差圧で同じオリフィスを通過させたときの原料ガスGaと原料ガスGbとの流量比は、原料ガスGa及び原料ガスGbの各密度の平方根に反比例するので、
:Q=(1/ρ1/2:(1/ρ1/2 (1)
(但し、ρは原料ガスGaの密度、ρは原料ガスGbの密度)
であり、三方弁の原料ガスGa側の流入口が開く時間(秒)及び流量(cm/秒)と、三方弁の原料ガスGb側の流入口が開く時間(秒)及び流量(cm/秒)は、表1に示すようになる。
Figure 2006272323
つまり、トータルガス中における原料ガスGbの濃度C(%)は、
C=〔TaQ(ρ/ρ1/2/{T(1−a)Q+TaQ(ρ/ρ1/2}〕×
100
=〔TaQ(ρ/ρ1/2/TQ{(1−a)+a(ρ/ρ1/2}〕×100
=〔a(ρ/ρ1/2/{1−a+a(ρ/ρ1/2}〕×100 (2)
となる。
この濃度C(%)に制御中の三方弁の原料ガスGa側の流入口が閉じた時点(三方弁の原料ガスGb側の流入口が開く直前)におけるガス混合容器内の原料ガスGbの濃度(CAE(%))は、
AE=〔{(V−TQ(1−a))×C/100}/V〕×100 (3)
であり、初めの濃度C(%)に対する比をとると、
AE/C=(V−TQ(1−a))/V=1−TQ(1−a)/V (4)
となる。
したがって、使用目的ガス濃度の許容誤差をN(%)ないしそれ以下にするには、
TQ(1−a)/V≦N/100 (5)
を満たすべく制御すればよいことになる。
例えば、CAE/Cを0.9以上にするには、式(4)を用いて、
{1−TQ(1−a)/V}>0.9を満足させればよく、
すなわち、式(5)を用いて、使用目的ガス濃度の許容誤差Nを10(%)として、
TQ(1−a)/V<0.1を満足させればよい。
この際、原料ガスGaを空気(密度ρ=1.293kg・m−3)とし、原料ガスGbを炭酸ガス(密度ρ=1.977kg・m−3)とすると、同じ差圧で同じオリフィスを通過させたときの原料ガスGaと原料ガスGbとの流量比は、式(1)から、
:Q=1:0.81 となり、1タイムサイクル中における原料ガスGa側の流入口が開く時間(秒)及び容積比と、原料ガスGb側の流入口が開く時間(秒)及び容積比は、表2に示すようになる。
Figure 2006272323
つまり、トータルガス中における原料ガスGbの濃度C(%)は、式(2)から、
C=〔0.81Ta/{T(1−a)+0.81Ta}〕×100
=81a/(1−0.19a) (6)
となり、このとき、原料ガスGbの濃度Cを5(%)、小型のガス混合容器の容量Vを250(cm)とすると、式(6)により a≒0.061 が求まるから、上記した
TQ(1−a)/V<0.1に、このa≒0.061とV=250を代入すると、
TQ<26.6が求まる。
通常、ガス流量が約0.33(cm/秒)=20(cm/分)程度で使用することから、タイムサイクルTは90秒程度にまで延ばすことができる。
また、CAE/Cを0.95以上にするには、式(4)を用いて、
{1−TQ(1−a)/V}>0.95を満足させればよく、
すなわち、式(5)を用いて、使用目的ガス濃度の許容誤差Nを5(%)として、
TQ(1−a)/V<0.05を満足させればよい。
この際、上記と同様に、原料ガスGaを空気とし、原料ガスGbを炭酸ガスとし、原料ガスGbの濃度Cを5(%)、小型のガス混合容器の容量Vを250(cm)とすると、式(6)により a≒0.061 が求まるから、上記した
TQ(1−a)/V<0.05に、a≒0.061とV=250を代入すると、
TQ<13.3が求まる。
したがって、ガス流量を1(cm/秒)=60(cm/分)程度に増したとしても、タイムサイクルTを13.3秒以下にすれば、原料ガスGbの濃度の許容誤差Nを5(%)以下にすることができることになる。なお、混合ガスの構成比が1:1である場合には、いずれか一方を原料ガスGaとして演算すればよい。
そこで、本発明の2種類の原料ガスを混合するガス混合装置では、互いのガス圧力を等しくする調圧弁をそれぞれ有する2つのガス送給路と、2つの流入口及び1つの流出口を具備して上記2つの流入口のうちの一方の流入口に一方のガス送給路を接続すると共に他方の流入口に他方のガス送給路を接続した三方弁と、この三方弁の流出口に接続した流量調節弁と、上記流量調節弁とガス流量計を介して接続した小型のガス混合容器と、このガス混合容器内で生成される混合ガスの濃度を設定値にすべく上記三方弁の2つの流入口を交互に開閉する制御部を備えたものとし、この制御部が、
上記した式(5)の TQ(1−a)/V≦N/100 を満たすべく制御するようにした。
一方、本発明のガス混合方法では、圧力を互いに等しくした2種類の原料ガスを三方弁の2つの流入口からそれぞれ流入させて、この三方弁の流出口側に位置させた小型のガス混合容器内で混合するに際して、
上記した式(5)の TQ(1−a)/V≦N/100 を満たすべく三方弁の2つの流入口を交互に開閉制御する構成としたことを特徴としている。
本発明では、ガス混合操作を開始すると、三方弁の交互に開閉する2つの流入口の開時間(この交互の開時間のタイムサイクルは条件により異なるが、通常は数秒から数十秒である。)が制御部によってコントロールされ、2種類の原料ガスは、交互に三方弁を通過して流量調節弁及びガス流量計を介して連続的に実質大気圧雰囲気の小型のガス混合容器に小容量ずつ送給される。そして、このガス混合容器内において、2種類の原料ガスが拡散及び分散等の運動により混合することで、所望の濃度範囲の混合ガスが生成される。
なお、このガス混合容器については、通常は、ガス流出口を備えた専用のガス混合容器が使用されるが、生物体の培養装置等では、上部に空間部を有する培養槽(室)や循環培養液収容容器等をガス混合器として用いることが可能である。但し、この際の容量V(cm)は、容器上部の空間部の容量とする。
そして、上記混合ガスは、ガス流出口を備えた前者のガス混合容器の場合には、そのガス流出口を通して培養装置等の供給先に供給されることとなり、また、上部に空間部を有する後者のガス混合器の場合には、その混合空間から直接供給されて、使用されることとなる。
この際、三方弁の交互に開閉する2つの流入口の開時間の小刻みな制御を上述した如く行うことで、使用するガス濃度の許容誤差を2〜30%の範囲で選択し得ることとなり、すなわち、使用目的を考慮して、高精度からラフな精度に至るまでの範囲内で選択し得ることとなる。
なお、混合ガスを培養装置等へ供給する場合には、この混合ガスを無菌ガスとするために、この培養装置等へのガス流入前の流路の適宜位置に、必要に応じて無菌フィルタ等を設ければよい。また、混合ガスの供給先には、排気用のベントフィルタを必要に応じて、設けることもできる。
本発明によれば、上記した構成としているので、例えば、混合ガスの使用量が少なく且つ使用量の変動も小さい培養関連等の分野に用いた場合において、構造の簡略化及び小型化を図って、使い勝手のよさを実現し、加えて、設備コストの上昇を抑えることが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
図1に示すように、本発明のガス混合装置1は、2種類の原料ガスのうちの一方の原料ガスGaが送給されるガス送給路2aと、2種類の原料ガスのうちの他方の原料ガスGbが送給されるガス送給路2bと、これらのガス送給路2a,2bにそれぞれ設けられて互いのガス圧力を等しくする調圧弁3と、2つの流入口4a,4bのうちの一方の流入口4aに一方のガス送給路2aを接続すると共に他方の流入口4bに他方のガス送給路2bを接続した三方弁4と、この三方弁4の流出口4cに接続した流量調節弁5と、ガス流出口7cを具備して流量調節弁5とガス流量計6を介して接続した小型のガス混合容器7と、このガス混合容器7内で生成される混合ガスの濃度を設定値にすべく三方弁4の2つの流入口4a,4bを交互に開閉する制御部8を備えている。なお、図1における符号9は、ガス圧力計である。
このガス混合装置1において、三方弁4として制御機能付き三方弁、例えば電磁弁やエア駆動弁等を用いることができる。また、流量調節弁5としてニードル弁やオリフィスを用いることができ、ニードル弁を用いることが好ましい。さらに、ガス流量計6として面積式流量計やマスフローコントローラを用いることができ、面積式流量計を用いることが好ましい。
また、上記ガス混合装置1において、小型のガス混合容器7の形状及び材質は特に限定されるものではなく、耐圧性も必要ない。
さらに、本発明のガス混合装置における好ましい実施形態において、図4に示すように、複数個の小型のガス混合容器M(M1,M2,…,Mn)を備え、これらのガス混合容器Mと三方弁4の流出口4cに接続する流量調節弁5との間に、ガス流量計6を介して、制御部8により開閉制御される切換弁10をそれぞれ設けた構成を採用することができる。
この際、
複数個のガス混合容器の中から
選択したガス混合容器Mnの容量 :V(cm
混合ガスの構成比が大の
原料ガスGaの流量 :Q(cm/秒)
三方弁の交互に開く2つの流入口が
1回ずつ開くのに要する
合計時間であるタイムサイクル :T(秒)
タイムサイクルにおいて混合ガスの
構成比が小の原料ガスGb側の三方弁の
流入口が開く時間の割合 :a (0<a<1)
混合ガスの濃度の許容誤差 :N(%)
とした場合、制御部8が、上記した式(5)に準じる
TQ(1−a)/V≦N/100 (7)
を満たすべく上記三方弁4の2つの流入口4a,4bを交互に開閉制御すると共に、この三方弁4のタイムサイクルに合わせ、且つ、一方の流入口4aの開及び他方の流入口4bの閉に同期させて複数個のガス混合容器Mの中から選択したガス混合容器Mnに接続する切換弁10を開閉制御するように成すことができる。
そして、本発明のガス混合方法の好ましい実施形態として、圧力を互いに等しくした2種類の原料ガスを三方弁4の2つの流入口4a,4bからそれぞれ流入させて、この三方弁4の流出口4c側に位置させた複数個の小型のガス混合容器Mのうちの適宜ガス混合容器Mn内で混合するに際して、上記した式(7)のTQ(1−a)/V≦N/100を満たすべく三方弁4の2つの流入口4a,4bを交互に開閉制御すると共に、この三方弁4のタイムサイクルに合わせ、且つ、一方の流入口4aの開及び他方の流入口4bの閉に同期させて複数個のガス混合容器Mの中から選択したガス混合容器Mnに接続する切換弁10を開閉制御する、具体的には、図5に示すように、三方弁4のタイムサイクルTに合わせ、且つ、一方の流入口4aの開及び他方の流入口4bの閉に同期させて、例えば、3個のガス混合容器M(M1,M2,M3)の中から選択したガス混合容器Mに接続する切換弁10を開閉制御する構成を採用することができる。
なお、図5(a)は、三方弁4のタイムサイクルTにおいて、混合ガスの構成比が大の原料ガスGaを混合ガスの構成比が小の原料ガスGbよりも先に供給する場合を示し、一方、図5(b)は、三方弁4のタイムサイクルTにおいて、混合ガスの構成比が大の原料ガスGaよりも混合ガスの構成比が小の原料ガスGbを先に供給する場合を示している。
本発明のガス混合装置及びガス混合方法における好ましい実施形態では、複数個のガス混合容器M(供給先)に、同一又は互いに異なるガス濃度の混合ガスを供給し得ることとなり、複数個のガス混合容器Mに対して、互いに異なるガス濃度の混合ガスを供給する場合には、微生物や動植物の細胞又は組織などの生物体の培養等において、ガス濃度の互いに異なる複数の同時培養等を行い得ることとなる。
加えて、例えば、複数の同時培養を行っている際に、特定の培養の混合ガス使用量が際立って多い場合には、その培養に必要なガス濃度の混合ガスを複数個のガス混合容器Mで調製して供給することも行い得ることとなる。
なお、上記した複数個の小型のガス混合容器Mを備えた本発明のガス混合装置の使用方法としては、例えば、ガス混合容器Mを全数連続して使用したり、1個を含む一部を繰り返して使用したりして、ガス混合を行うことができる。
さらにまた、本発明のガス混合装置のより好ましい実施形態において、図4に示すように、複数個の小型のガス混合容器M(M1,M2,…,Mn)を備え、これらのガス混合容器Mと三方弁4の流出口4cに接続する流量調節弁5との間に、ガス流量計6を介して、制御部8により開閉制御される切換弁10をそれぞれ設けた構成を採用し、この際、制御部8が、上記した式(7)のTQ(1−a)/V≦N/100を満たすべく三方弁4の2つの流入口4a,4bを交互に開閉制御すると共に、この三方弁4のタイムサイクルに合わせ、且つ、混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁4の流入口4bが開く時間帯が、複数個のガス混合容器Mの中から選択したガス混合容器Mnに接続する切換弁10の開閉タイミングに対してオフセットさせて制御するように成すことができる。
そしてまた、本発明のガス混合方法のより好ましい実施形態として、圧力を互いに等しくした2種類の原料ガスを三方弁の2つの流入口4a,4bからそれぞれ流入させて、この三方弁の流出口4c側に位置させた複数個の小型のガス混合容器のうちの適宜ガス混合容器n内で混合するに際して、上記三方弁の交互に開く2つの流入口4a,4bが1回ずつ開くのに要する合計時間であるタイムサイクルをT(秒)、混合ガスの構成比が大なる方の原料ガスGaの流量をQ(cm/秒)、複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nの容量をV(cm)、上記タイムサイクルにおいて混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁4の流入口4bが開く時間の割合をa、混合ガスの濃度の許容誤差をN(%)とした場合、TQ(1−a)/V≦N/100を満たすべく三方弁の2つの流入口4a,4bを交互に開閉制御すると共に、この三方弁のタイムサイクルに合わせ、且つ、混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁4の流入口4bが開く時間帯が、複数個のガス混合容器Mの中から選択したガス混合容器Mnに接続する切換弁10の開閉タイミングに対してオフセットさせて制御する構成を採用することができ、具体的には、例えば、図6(a)に示すように、混合ガスの構成比が小の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁4の流入口4bが開く時間帯を、3個のガス混合容器M(M1,M2,M3)の中から選択したガス混合容器Mに接続する切換弁10の閉時点よりも早めたり、図6(b)に示すように、混合ガスの構成比が小の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁4の流入口4bが開く時間帯を、3個のガス混合容器M(M1,M2,M3)の中から選択したガス混合容器Mに接続する切換弁10の開時点よりも遅らせたりする構成を採用することができる。
ガスを混合する場合、通常、混合ガスにおいて構成比が小なる方の原料ガスGbの所望濃度を調製するが、本発明のガス混合装置及びガス混合方法におけるより好ましい実施形態では、混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給の前後に混合ガスの構成比が大なる原料ガスGaの送給が行われるので、すなわち、構成比が小なる方の原料ガスGbが混合ガスの構成比が大なる原料ガスGaに挟み込まれて送給されるので、原料ガスGbの全量がガス混合容器Mに送給されることとなり、したがって、原料ガスGbの設定濃度に対して、より変動幅の少ない混合ガスが得られることとなる。
本発明のガス混合装置及びガス混合方法における好ましい実施形態において、ガス混合容器Mが10個を超えると、各ガス混合容器Mに対する原料ガスの補充送給間隔が長くなって、気相のガス濃度が所望する値から外れてしまう恐れがあるので、ガス混合容器Mの個数は、2〜10個とすることが望ましく、2〜6個とすることがより好ましい。
また、複数個のガス混合容器Mと流量調節弁5との間に、ガス流量計6を介して、配置する切換弁10としては、制御機能付き切換弁、例えば、電磁弁やエア駆動弁やマニホールド弁等を用いることができ、また、例えば、ガス混合容器Mが2個の場合には、上記原料ガスの送給路に接続する三方弁4と同じものを用いることができる。
なお、本発明のガス混合装置の稼動開始時において、複数個のガス混合容器M内は、目的以外の気体で満たされているので、目的とする混合ガスが安定して調製されるまでリードタイムを必要とするのは言うまでもない。
上記原料ガスとしては、空気(一種類の原料ガスとして定義する)や炭酸ガスや酸素が挙げられ、これらの原料ガスから2種類の原料ガスを組み合わせて混合する。
この際、一方の原料ガスの好適例としては、空気が挙げられ、また、2種類の原料ガスの組み合わせの好適例としては、特に生物体の培養等に用いられる空気と炭酸ガスの組み合せ、空気と酸素の組み合せ及び酸素と炭酸ガスの組み合わせが挙げられる。
本発明において、混合ガスの構成比が大なる方の原料ガスGaの流量Qは、その値が0.05(cm/秒)未満の場合は、流速制御が実質的に困難であり、一方、1500(cm/秒)を超える場合には、単位時間当たりの流量が多くなって装置全体が大型になるので、一般的使用範囲として、原料ガスGaの流量Qを0.05〜1500(cm/秒)とすることが望ましく、0.2〜10(cm/秒)とすることがより望ましい。
また、本発明において、小型のガス混合容器の容量Vは、その値が10(cm)未満の場合は、ガス成分の局在化が生じ、一方、200000(cm)を超える場合には、装置全体が大型になるので、一般的使用範囲として、ガス混合容器の容量Vを10〜200000(cm)とすることが望ましく、50〜2000(cm)とすることがより望ましい。
さらに、本発明において、混合ガスの濃度の許容誤差Nを2〜30(%)とすることが望ましく、2〜10(%)とすることがより望ましい。
さらにまた、本発明において、タイムサイクルTは、その値が1(秒)未満の場合は、三方弁の開閉制御が実質的に困難であり、一般的使用範囲として、タイムサイクルTを1〜1000(秒)とすることが望ましく、3〜100(秒)とすることがより望ましい。なお、制御部8としては、通常用いられるPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ;シーケンスコントローラ)を有効に用いることができる。
[実施例1]
原料ガスGaを空気とすると共に原料ガスGbを炭酸ガスとし、図1に示す本発明のガス混合装置1を用いてこれらの2種類の原料ガスGa,Gbの混合実験をおこなった。
上述したように、同じ差圧で同じオリフィスを通過させたときの原料ガスGaと原料ガスGbとの流量比は、式(1)から、Q:Q=1:0.81 となり、1タイムサイクル中における原料ガスGa側の流入口が開く時間(秒)及び容積比と、原料ガスGb側の流入口が開く時間(秒)及び容積比は、表2に示すようになる。
したがって、トータルガス中における原料ガスGbの濃度C(%)は、表2及び式(2)から、C=81a/(1−0.19a)となり、この式から、三方弁4(MTV−3−M6NA:高砂電気工業株式会社製)の原料ガスGb側の開時間比率aを求めた。
タイムサイクルTを20(秒)とし、上式から原料ガスGbの濃度Cが2,5,7,10(%)のときの三方弁4の原料ガスGb側の開時間比率aを求めると、それぞれ0.0246,0.061,0.085,0.1206となり、したがって、三方弁4の原料ガスGb側の開時間は、それぞれ0.492,1.22,1.70,2.412(秒)となる。
原料ガスGaの流量Qを約0.33(cm/秒)=20(cm/分)、ガス混合容器7の容量Vを250(cm)とし、混合ガスの濃度の許容誤差Nを5(%)としてタイムサイクルTの範囲を求めた。その結果を表3に示す。
Figure 2006272323
そこで、タイムサイクルTを表3の値よりも小さい20(秒)とし、シーケンスコントローラ(FX1S−14MT:三菱電機株式会社製)に上記の値をインプットし、原料ガスGa及び原料ガスGbの供給圧をいずれも0.03MPaとしてガス混合を行った。
そして、この混合ガスを赤外線式COセンサ(GMP221:VAISALA製)を装着した上記大気開放口を有する250(cm)容量のガス混合容器7に流入させ、このガス混合容器7内の原料ガスGbの濃度Cを計測した。その結果を表4に示す。
Figure 2006272323
表4に示す結果から、本発明の簡易なガス混合装置1を用いることによって、精度よく設定通りの濃度の混合ガスが得られたことが判る。
[実施例2]
原料ガスGa及び原料ガスGbの供給圧をいずれも0.05MPaとし、原料ガスGbの濃度Cを5(%)に設定し、原料ガスGaの流量Qを表5に示すように変化させること以外は、上記実施例1に記載したのと同様にしてガスの混合及び原料ガスGbの濃度Cの計測を行った。その結果を表5に示す。
Figure 2006272323
表5に示す結果から、本発明の簡易なガス混合装置1を用いることによって、原料ガスGaの流量Qが変化しても原料ガスGbの濃度Cがほとんど変化しないガスの混合が可能であることが判る。
[実施例3]
上記ガス混合装置1を使用し、原料ガスGaを空気とすると共に原料ガスGbを炭酸ガスとし、原料ガスGa及び原料ガスGbの供給圧をいずれも0.03MPaとし、後述するように、細胞培養中に原料ガスGbの濃度Cを所定の各設定値に変更した。このときの制御部8における他の要素の設定値は表6に示すとおりである。なお、この実施例では、ガス混合装置1のガス混合容器7に代えて、後記図2に示すリザーバーボトル13を用いていて、このリザーバーボトル13の空間部13Aの容積Vは120(cm)であり、使用目的ガスである原料ガスGbの濃度の許容誤差Nは10(%)である。
Figure 2006272323
図2に示すように、恒温室11内で5(cm)容量のラジアルフローバイオリアクター(エイブル社製)12を用い、ポンプ17の作動により培養液Fを流量3.5(cm/分)で循環させながら、TWNT4(ヒト肝星細胞L190を不死化した細胞myofibroblast)を312時間(13日間)培養した。
この間、培養液FのpHの推移を見て、原料ガスGbの濃度Cの設定値(初期設定値 5%(v/v))を培養後144時間に4%、216時間に3%、288時間に1%にした。
なお、液体培地としては、5%FBS添加ASF104(味の素社製)(液体培地調製時のpH7.8(室温)、グルコース濃度258mg/dl)を使用した。
この循環される培養液Fを中継する250(cm)容積のベントフィルター付き密閉型リザーバーボトル13内の培養液量は130(cm)(循環中、この培養液はマグネティックスターラー14で撹拌される)であり、その空間部13A(容量120(cm))に、上記ガス混合装置1からの原料ガスが無菌フィルタ15を介して導入され、この密閉型リザーバーボトル13内の空間部13Aで混合ガスが生成される。
このときの密閉型リザーバーボトル13内の培養液FのpH及び細胞増殖の指標となる乳酸濃度(mg/dl)を測定した。その結果を表7及び図3のグラフに示す。なお、図3のグラフにおいて、縦軸はpH、原料ガスGbの濃度Cの設定値及び乳酸濃度である。
Figure 2006272323
表7及び図3のグラフから、本発明のガス混合装置1を使用し、供給する混合ガスの原料ガスGb(炭酸ガス)の濃度Cを調節制御することにより、培養液FのpHを培養中ほぼ一定値に保つことができ、その結果、培養細胞も正常に増殖したことが判る。
なお、図2において、符号16はベントフィルタである。
[実施例4]
原料ガスGaを空気とすると共に原料ガスGbを炭酸ガスとし、図4に示すガス混合装置1を用いて、これらの2種類の原料ガスGa,Gbの混合実験をおこなった。なお、上記ガス混合装置1において、2個のガス混合容器M1,M2を有するものを用い、このガス混合装置1では、切換弁10として三方弁(MTV−3−M6NA:高砂電気工業株式会社製)を用いている。
この場合も、原料ガスGaと原料ガスGbとの流量比は、Q:Q=1:0.81(空気流量Q:0.42cm/秒=25cm/分)となり、したがって、トータルガス中における原料ガスGbの濃度C(%)は、C=81a/(1−0.19a)となり、この式から求めた三方弁4(MTV−3−M6NA:高砂電気工業株式会社製)の原料ガスGb側の開時間比率aは、原料ガスGbの濃度Cがガス混合容器M1で5(%)、ガス混合容器M2で3(%)のとき、それぞれ0.061,0.037となる。
この際、混合ガスの濃度の許容誤差Nを、ガス混合容器M1,M2いずれも設定濃度の7(%)としてタイムサイクルTを20(秒)とすると、三方弁4の原料ガスGb側の開時間及び原料ガスGa側の開時間(20(秒)−原料ガスGb側の開時間(秒))は表8に示すようになる。
Figure 2006272323
そこで、タイムサイクルTを20(秒)とし、シーケンスコントローラ(FX1S−14MT:三菱電機株式会社製)に上記の値及び切換弁10の開閉を三方弁4の一方の流入口4aの開と他方の流入口4bの閉に同期させるタイミング(このときの切換弁10の開閉時間間隔は、タイムサイクルTと同一の20(秒))をインプットし、原料ガスGa及び原料ガスGbの供給圧をいずれも0.03MPaとして3(時間)、すなわち、540(サイクル)のガス混合を行った(図5のタイプ)。
そして、この混合ガスを赤外線式COセンサ(GMP221:VAISALA製)をそれぞれ装着した大気開放口を有するいずれも110(cm)容量のガス混合容器M1,M2に順次流入させ、これらのガス混合容器M1,M2内の原料ガスGbの濃度C(%)をそれぞれ計測した。
その結果、原料ガスGb(炭酸ガス)の濃度が、ガス混合容器M1では24分後に9(%)に達し、それ以降は、4.8〜5.1(%)を維持し、一方、ガス混合容器M2では21分後に2.9(%)に達し、それ以降は、2.9〜3.1(%)を維持した。
この結果から、本発明の簡易なガス混合装置1を用いることにより、2個のガス混合容器M1,M2個々において、精度よく設定通りに濃度を違えた混合ガスが得られたことが判る。
[実施例5]
原料ガスGaを空気とすると共に原料ガスGbを炭酸ガスとし、図4に示すガス混合装置1を用いて、これらの2種類の原料ガスGa,Gbの混合実験をおこなった。なお、上記ガス混合装置1において、2個のガス混合容器M1,M2を有するものを用い、このガス混合装置1では、切換弁10として三方弁(MTV−3−M6NA:高砂電気工業株式会社製)を用いている。
この場合も、原料ガスGaと原料ガスGbとの流量比は、Q:Q=1:0.81(空気流量Q:0.42cm/秒=25cm/分)となり、したがって、トータルガス中における原料ガスGbの濃度C(%)は、C=81a/(1−0.19a)となり、この式から求めた三方弁4(MTV−3−M6NA:高砂電気工業株式会社製)の原料ガスGb側の開時間比率aは、原料ガスGbの濃度Cがガス混合容器M1で5(%)、ガス混合容器M2で2(%)のとき、それぞれ0.061,0.025となる。
この際、混合ガスの濃度の許容誤差Nを、ガス混合容器M1,M2いずれも設定濃度の7(%)としてタイムサイクルTを20(秒)とすると、三方弁4の原料ガスGb側の開時間及び原料ガスGa側の開時間(20(秒)−原料ガスGb側の開時間(秒))は表9に示すようになる。
Figure 2006272323
そこで、タイムサイクルTを20(秒)とし、シーケンスコントローラ(FX1S−14MT:三菱電機株式会社製)に上記の値をインプットし、原料ガスGa及び原料ガスGbの供給圧をいずれも0.03MPaとして4(時間)、すなわち、720(サイクル)のガス混合を行った。
この際、ガス混合容器M1側の切換弁10を開とすると共に、この時点の7秒後に混合ガスの構成比が小の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁4の流入口4bを開とするようにして制御を開始し、次いで、混合ガスの構成比が大の原料ガスGaの送給に切り換わっている間に、上記ガス混合容器M1側の切換弁10を三方弁4のタイムサイクルTと同一の時間間隔20(秒)で閉とするのと同時に、ガス混合容器M2側の切換弁10を開とすると共に、この時点の7秒後において再び混合ガスの構成比が小の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁4の流入口4bを開とする制御を行い、以降、これらの工程を繰り返すように制御を継続した。
すなわち、混合ガスの構成比が小の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁4の流入口4bが開く時間帯を、2個のガス混合容器M(M1,M2)の中から選択したガス混合容器Mに接続する切換弁10の開時点よりも7秒遅らせるように制御した(図6のタイプ)。なお、ガス混合容器M1,M2の切換弁10の各開時間(秒)において、原料ガスGaの送給路に接続する三方弁4の流入口4aの開時間に相当する開時間の内訳は、表10に示すようになる。そして、この切換弁10の各開時間(秒)は、表10に示す原料ガスGa側の開時間の合計(秒)に、表9に示す原料ガスGb側の開時間の合計(秒)を加算したものであり、いずれも20(秒)になる。
Figure 2006272323
このようにして、混合ガスを赤外線式COセンサ(GMP221:VAISALA製)をそれぞれ装着した大気開放口を有するいずれも110(cm)容量のガス混合容器M1,M2に順次流入させ、これらのガス混合容器M1,M2内の原料ガスGbの濃度C(%)をそれぞれ計測した。
その結果、原料ガスGb(炭酸ガス)の濃度が、ガス混合容器M1では21分後に4.9(%)に達し、それ以降は、4.9〜5.0(%)を維持し、一方、ガス混合容器M2では23分後に1.9(%)に達し、それ以降は、1.9〜2.0(%)を維持した。
この結果から、本発明の簡易なガス混合装置1を用いることにより、2個のガス混合容器M1,M2個々において、より精度よく設定通りに濃度を違えた混合ガスが得られたことが判る。
本発明のガス混合装置の一実施例を示す概略構成説明図である。(実施例1〜3) 図1におけるガス混合装置を培養分野に用いた際の使用例説明図である。(実施例3) 図2の培養において培養液のpHと原料ガスの濃度の設定値と細胞増殖の指標となる乳酸濃度との各時間的変化を示すグラフである。 本発明のガス混合装置の他の実施例を示す概略構成説明図である。(実施例4及び実施例5) 図4のガス混合装置を用いてガスを混合する際の原料ガスの送給路に接続する三方弁に対する切換弁の開閉タイミングを説明する図(a),(b)である。 図4のガス混合装置を用いてガスを混合する際の原料ガスの送給路に接続する三方弁に対する切換弁の他の開閉タイミングを説明する図(a),(b)である。
符号の説明
1 ガス混合装置
2a,2b ガス送給路
3 調圧弁
4 三方弁
4a,4b 流入口
4c 流出口
5 流量調節弁
6 ガス流量計
7,M ガス混合容器
8 制御部
10 切換弁
Ga,Gb 原料ガス

Claims (10)

  1. 2種類の原料ガスを混合するガス混合装置であって、互いのガス圧力を等しくする調圧弁をそれぞれ有する2つのガス送給路と、2つの流入口及び1つの流出口を具備して上記2つの流入口のうちの一方の流入口に一方のガス送給路を接続すると共に他方の流入口に他方のガス送給路を接続した三方弁と、この三方弁の流出口に接続した流量調節弁と、上記流量調節弁とガス流量計を介して接続した小型のガス混合容器と、このガス混合容器内で生成される混合ガスの濃度を設定値にすべく上記三方弁の2つの流入口を交互に開閉する制御部を備えたことを特徴とするガス混合装置。
  2. 小型のガス混合容器を複数個備え、複数個のガス混合容器と三方弁の流出口に接続する流量調節弁との間に、制御部により開閉制御される切換弁をそれぞれ設けた請求項1に記載のガス混合装置。
  3. 制御部は、上記三方弁の交互に開く2つの流入口が1回ずつ開くのに要する合計時間であるタイムサイクルをT(秒)、混合ガスの構成比が大なる方の原料ガスGaの流量をQ(cm/秒)、上記タイムサイクルにおいて混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁の流入口が開く時間の割合をa、小型のガス混合容器の容量をV(cm)、混合ガスの濃度の許容誤差をN(%)とした場合、
    TQ(1−a)/V≦N/100
    を満たすべく上記三方弁の2つの流入口を交互に開閉制御する請求項1に記載のガス混合装置。
  4. 制御部は、上記三方弁の交互に開く2つの流入口が1回ずつ開くのに要する合計時間であるタイムサイクルをT(秒)、混合ガスの構成比が大なる方の原料ガスGaの流量をQ(cm/秒)、複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nの容量をV(cm)、上記タイムサイクルにおいて混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁の流入口が開く時間の割合をa、混合ガスの濃度の許容誤差をN(%)とした場合、
    TQ(1−a)/V≦N/100
    を満たすべく上記三方弁の2つの流入口を交互に開閉制御すると共に、この三方弁のタイムサイクルに合わせ、且つ、一方の流入口の開及び他方の流入口の閉に同期させて複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nに接続する切換弁を開閉制御する請求項2に記載のガス混合装置。
  5. 制御部は、上記三方弁の交互に開く2つの流入口が1回ずつ開くのに要する合計時間であるタイムサイクルをT(秒)、混合ガスの構成比が大なる方の原料ガスGaの流量をQ(cm/秒)、複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nの容量をV(cm)、上記タイムサイクルにおいて混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁の流入口が開く時間の割合をa、混合ガスの濃度の許容誤差をN(%)とした場合、
    TQ(1−a)/V≦N/100
    を満たすべく上記三方弁の2つの流入口を交互に開閉制御すると共に、この三方弁のタイムサイクルに合わせ、且つ、混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁の流入口が開く時間帯が、複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nに接続する切換弁の開閉タイミングに対してオフセットさせて制御する請求項2に記載のガス混合装置。
  6. 圧力を互いに等しくした2種類の原料ガスを三方弁の2つの流入口からそれぞれ流入させて、この三方弁の流出口側に位置させた小型のガス混合容器内で混合するに際して、
    上記三方弁の交互に開く2つの流入口が1回ずつ開くのに要する合計時間であるタイムサイクルをT(秒)、混合ガスの構成比が大なる方の原料ガスGaの流量をQ(cm/秒)、上記タイムサイクルにおいて混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbが流入する三方弁の流入口が開く時間の割合をa、上記小型のガス混合容器の容量をV(cm)、混合ガスの濃度の許容誤差をN(%)とした場合、
    TQ(1−a)/V≦N/100
    を満たすべく三方弁の2つの流入口を交互に開閉制御することを特徴とするガス混合方法。
  7. 圧力を互いに等しくした2種類の原料ガスを三方弁の2つの流入口からそれぞれ流入させて、この三方弁の流出口側に位置させた複数個の小型のガス混合容器のうちの適宜ガス混合容器n内で混合するに際して、
    上記三方弁の交互に開く2つの流入口が1回ずつ開くのに要する合計時間であるタイムサイクルをT(秒)、混合ガスの構成比が大なる方の原料ガスGaの流量をQ(cm/秒)、複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nの容量をV(cm)、上記タイムサイクルにおいて混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁の流入口が開く時間の割合をa、混合ガスの濃度の許容誤差をN(%)とした場合、
    TQ(1−a)/V≦N/100
    を満たすべく三方弁の2つの流入口を交互に開閉制御すると共に、この三方弁の開閉タイムサイクルに合わせ、且つ、一方の流入口の開及び他方の流入口の閉に同期させて複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nに接続する切換弁を開閉制御することを特徴とするガス混合方法。
  8. 圧力を互いに等しくした2種類の原料ガスを三方弁の2つの流入口からそれぞれ流入させて、この三方弁の流出口側に位置させた複数個の小型のガス混合容器のうちの適宜ガス混合容器n内で混合するに際して、
    上記三方弁の交互に開く2つの流入口が1回ずつ開くのに要する合計時間であるタイムサイクルをT(秒)、混合ガスの構成比が大なる方の原料ガスGaの流量をQ(cm/秒)、複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nの容量をV(cm)、上記タイムサイクルにおいて混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁の流入口が開く時間の割合をa、混合ガスの濃度の許容誤差をN(%)とした場合、
    TQ(1−a)/V≦N/100
    を満たすべく三方弁の2つの流入口を交互に開閉制御すると共に、この三方弁のタイムサイクルに合わせ、且つ、混合ガスの構成比が小なる方の原料ガスGbの送給路に接続する三方弁の流入口が開く時間帯が、複数個のガス混合容器の中から選択したガス混合容器nに接続する切換弁の開閉タイミングに対してオフセットさせて制御することを特徴とするガス混合方法。
  9. 2種類の原料ガスのうちの一方の原料ガスを空気とした請求項6〜8のいずれかひとつの項に記載のガス混合方法。
  10. 2種類の原料ガスの組み合わせとして、空気と炭酸ガスの組み合わせ、空気と酸素の組み合わせ、及び酸素と炭酸ガスの組み合わせのうちのいずれかの組み合わせとした請求項6〜8のいずれかひとつの項に記載のガス混合方法。
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