JPH11333280A - 二種ガスによる目的濃度混合ガスの流通式供給方法とその装置 - Google Patents

二種ガスによる目的濃度混合ガスの流通式供給方法とその装置

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JPH11333280A
JPH11333280A JP10148796A JP14879698A JPH11333280A JP H11333280 A JPH11333280 A JP H11333280A JP 10148796 A JP10148796 A JP 10148796A JP 14879698 A JP14879698 A JP 14879698A JP H11333280 A JPH11333280 A JP H11333280A
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英敏 椿山
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正記 三上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人工空気等の二種ガスによる混合ガスを連続
的に負荷側へ供給することができ、簡易なON−OFF
制御手段で、負荷側の消費量が変動したり、混合ガスが
目的濃度から外れても、迅速、高精度の濃度補正を安価
に実現可能とする。 【解決手段】 第1、第2ガスG1、G2は均圧制御
後、第1、第2電磁弁1C、2Cからレシーバータンク
3に注入して混合ガスMGを得、これを所定供給圧で負
荷側Lに連続供給する。負荷側Lの混合ガスMG消費量
でレシーバータンク3のガス内圧が変化しても、これを
検知の圧力スイッチ4がシーケンサ5を介して第1、第
2電磁弁1C、2Cを開閉してガス内圧を安定化する。
混合ガスMGが目的濃度から外れると、これを検知のガ
ス分析計8がシーケンサ5を介して第1、第2電磁弁1
C、2CのON−OFF制御における開閉動作時間を変
更することで目的濃度への補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は酸素と窒素を所定量
だけ混合し、目的濃度とした混合ガスである人工空気等
を、病院などの負荷側に連続的に供給することができる
といった二種ガスによる目的濃度混合ガスの流通式供給
方法と、当該方法の実施に供して好適な供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の二種ガスによる目的濃度混合ガス
の供給方法としては、第1に重量混合供給方法、第2に
圧力混合供給方法、そして第3に流量混合供給方法なる
ものが知られている。第1の重量混合供給方法は、図3
(A)に略示する通り混合用ガスボンベaを重量計b上
に載置しておき、当該混合用ガスボンベaの第1、第2
供給管c1、c2より、酸素等の第1ガスd1と窒素等
の第2ガスd2を、当該混合用ガスボンベaに注入する
のである。この際混合ガスが人工空気eであれば、目的
濃度として酸素濃度が21%となるように重量計bによ
り第1、第2ガスを計量することで、当該二種ガスの重
量比を特定することになり、このようにして得られ混合
用ガスボンベa内の混合ガスを、当然のことながら、バ
ッチ式(回分式混合)で負荷側fへ供給するものであ
る。
【0003】次に前記した第2の圧力混合供給方法によ
るときは、図3(B)に略示するように、混合用ガスボ
ンベaにはガス圧力計gを付設しておき、前記と同じく
第1ガスd1と第2ガスd2とを、第1、第2供給管c
1、c2から混合用ガスボンベaに注入し、ガス圧力計
gにより第1、第2ガスd1、d2の分圧比が所定値と
なるようにして目的濃度の混合ガスを得ようとする方法
であり、これまた混合ガスとしての人工空気eなどを負
荷側fへバッチ式で供給するものである。
【0004】さらに、前掲第3の流量混合供給方法は、
バッチ式でなく連続的に混合ガスを供給することのでき
る流通式混合法である点で、本願発明と相通ずるところ
がある。しかし当該従来法によるときは、その実施に供
する装置が、第4図に示されている通り第1ガスd1の
第1供給管c1には、順次第1圧力調整器h1、ニード
ル弁やオリフィス等による第1流量調整弁i1を連結
し、第2ガスd2の第2供給管c2には、順次第2圧力
調整器h2、ニードル弁やオリフィス等による第2流量
調整弁i2を連結し、これらの第1、第2供給管c1、
c2は、混合器jを介して負荷側fへ連結するよう構成
されている。
【0005】すなわち、上記の流量混合供給方法による
ときは、第1ガスd1と第2ガスd2の二種ガスにつ
き、ダイヤフラム等による第1、第2圧力調整器h1、
h2により均圧制御を行うようにした後、次段の第1、
第2流量調整器i1、i2によって、夫々第1、第2ガ
スd1、d2の流量を制御し、当該各ガスd1、d2が
所定流量比となるよう混合することで、目的濃度の混合
ガスである人工空気e等を混合器jにより得るように
し、当該人工空気eを負荷側fに対して連続的に供給で
きるようにしたものである。
【0006】上記従来技術にあって、第1、第2の重
量、圧力混合供給方法は、バッチ式であるため何れも連
続的な供給ができないだけでなく、混合のために可成り
の時間を費やすことになる。さらに混合ガスの濃度が、
ガス拡散により安定するのを待って、負荷側fへ供給し
なければならないことからも可成りの時間を要すること
になる。上記した濃度安定化のためには、実際上回転に
より攪拌してガス拡散を促進した場合でも30分〜1時
間を要し、混合用ボンベaの横置きまたは立置きの場合
にあっては、夫々2日以上そして14日以上もかかるた
め、効率の悪いものとなっている。
【0007】これに対して、第3の前記流量混合供給方
法によるときは一種の流通式混合によって負荷側fへ連
続的な混合ガスの供給ができるという利点を有してい
る。しかし、図4について説示した通り、後段に配設し
た第1、第2流量調整器i1、i2に、手動ニードル弁
を用いるようにした場合には、負荷側fへ供給される混
合ガスとしての人工空気e等が、目的とする所定の混合
濃度から外れてしまったような場合、全くフィードバッ
ク制御等による補正機能を有していないことから、自動
運転を行うことができないことになる。そこで、上記第
1、第2流量調整器i1、i2にマスフローコントロー
ラ等の自動ニードル弁を用いるようにすれば、自動運転
は可能となるが、フィードバック制御は比率制御すなわ
ち、第1、第2ガスd1、d2の流量間に、ある比例関
係を保たせる制御が必要となり、この結果制御系が可成
り複雑化してしまう欠陥がある。
【0008】本発明は上記従来技術が有する欠陥に鑑み
検討されたもので、前記第3の流量混合供給方法と同じ
く流通式である流量混合によるものであるが、酸素等の
第1ガスと窒素等の第2ガスとをレシーバタンクに注入
し、ここで得られた混合ガスを負荷側へ連続的に供給す
る際、レシーバタンクのガス内圧が、負荷側における混
合ガスの消費によって変動しても、当該ガス内圧を測知
する圧力スイッチの応動によって、第1、第2ガスのレ
シーバタンクへ注入する全流量をON−OFF制御方法
により調整して、同上ガス内圧を一定化することによ
り、レシーバタンク内の混合ガス濃度に、ばらつきが生
じないようにするのが、第1の目的である。
【0009】さらに、第2の目的は、上記のレシーバタ
ンクから流出する混合ガスにつき、第1、第2ガスの一
方につき、その濃度をガス分析計により測知し、当該測
知結果に基づいて、当該濃度が、目的濃度に対する上限
値か下限値に達したとき、レシーバタンクに流入する第
1、第2ガスの流量を、ON−OFF制御におけるON
の時間を変更することで、混合ガスの目的濃度に対する
濃度補正をも行うようにし、このことで、常に目的濃度
の保持された混合ガスの供給を、高い信頼性をもって実
現しようとするのが第2の目的である。
【0010】そして、請求項2にあっては、第1、第2
ガス源、第1、第2減圧弁、第1、第2電磁弁、レシー
バタンク、圧力スイッチ、シーケンサ、ガス分析計、負
荷用減圧弁を適切に連結または電気的に接続して構成す
ることにより、前掲請求項1に係る流通式供給方法を確
実に実施させ得るようにしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、請求項1にあっては第1ガスと第2ガスと
を均圧制御した後、当該第1、第2ガスを夫々第1、第
2電磁弁を介してレシーバタンクに注入し、当該レシー
バタンク内の第1、第2ガスによる混合ガスを、所定の
供給圧に調整して負荷側へ連続的に供給すると共に、上
記レシーバタンクのガス内圧が、負荷側の混合ガス消費
により下限値に達すると、これを検知の圧力スイッチ
が、シーケンサを介して前記の第1、第2電磁弁を開動
することにより、第1、第2ガスのレシーバタンクへの
注入を開始し、当該レシーバタンクのガス内圧が上昇し
て上限値に達すると、これを検知の圧力スイッチが、シ
ーケンサを介して上記の第1、第2電磁弁を閉動するこ
とで、第1、第2ガスのレシーバタンクへの注入を停止
するよう制御し、かつレシーバタンクから流出する前記
混合ガス中における一方のガスにつき、ガス分析計によ
りその濃度を測知し、測知結果が所定濃度範囲以上に達
すると、これにより当該ガス分析計がシーケンサを介し
て前同第1、第2電磁弁の一方または双方につき、ON
−OFF制御による当該電磁弁の開成動作時間を変更す
るようにし、同上測知結果が所定濃度範囲以下に達する
と、これにより前同ガス分析計が、シーケンサを介して
同上第1、第2電磁弁の一方または双方につき、ON−
OFF制御における当該電磁弁の開成動作時間を変更す
ることにより、混合ガスの目的濃度に対する濃度補正が
なされるようにしたことを特徴とする二種ガスによる目
的濃度混合ガスの流通式供給方法を提供しようとしてい
る。
【0012】そして請求項2にあっては、第1ガス源は
順次第1減圧弁と第1電磁弁を介し、第2ガス源は順次
第2減圧弁と第2電磁弁を介して夫々レシーバタンクに
連結され、当該レシーバタンクのガス内圧につき、所定
の下限値と上限値により応動する圧力スイッチをシーケ
ンサに接続し、当該シーケンサには、上記の応動出力に
より開閉動する前記の第1、第2電磁弁を接続すると共
に、前記のレシーバタンクから負荷用減圧弁を介して負
荷側へ供給される混合ガスにつき、第1、第2ガス源の
第1、第2ガスにおける一方のガスにつき、当該濃度を
測知するガス分析計を連結し、当該ガス分析計の測知結
果をシーケンサに入力して、当該測知結果が所定濃度範
囲以下または以上となることにより、上記シーケンサを
介して、前記第1、第2電磁弁のON−OFF制御にお
ける一方または双方の当該電磁弁に係る開成動作時間が
変更され、混合ガスの濃度補正がなされるようにしたこ
とを特徴とする二種ガスによる目的濃度混合ガスの流通
式供給装置を提供しようとしている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明につき、先ず請求項1に係
る流通式供給装置について説示すると、酸素などの第1
ガスG1は、第1ガス源1Aから順次第1減圧弁1Bと
第1電磁弁1Cを介して、第1ガス管1Dによりレシー
バタンク3に注入自在であり、同様にして窒素などの第
2ガスG2は、第2ガス源2Aから順次第2減圧弁2B
と第2電磁弁2Cを介して、第2ガス管2Dにより前同
レシーバタンク3に注入自在なるよう連結構成されてい
る。
【0014】次に、上記レシーバタンク3には、そのガ
ス内圧を測知するための圧力スイッチ4が連結され、さ
らに当該ガス内圧が下限値と上限値に達したとき応動す
ることとなる当該圧力スイッチ4は、次段のシーケンサ
5に接続されており、このシーケンサ5には、上記圧力
スイッチ4の応動出力により開閉動する前記第1、第2
電磁弁1C、2Cが、電気的に接続されている。
【0015】次に、上記レシーバタンク3の混合ガス供
給路6には、負荷側Lに所定ガス圧で混合ガスMGを供
給するため、これを所定ガス圧に調整するための負荷側
減圧弁7が介設されていると共に、上記の混合ガス供給
路6には、混合ガスMGに関し、その第1、第2ガスG
1、G2における一方のガスにつき、その濃度を測知す
るガス分析計8が連結されている。そして、上記シーケ
ンサ5による第1、第2電磁弁1C、2Cの制御は、前
記の如く圧力スイッチ4の応動によるON−OFF制御
であり、また上記ガス分析計8からの入力を受けたシー
ケンサ5は、第1、第2電磁弁1C、2CのON−OF
F制御にあって、その開成動作時間を変更することがで
きるよう構成されている。
【0016】上記の流通式供給装置を用いて、請求項1
に係る流通式供給方法を実施する場合につき以下説示す
ると、第1ガス源1Aからの酸素等による第1ガスG1
と、第2ガス源2Aからの窒素等による第2ガスG2と
を夫々第1減圧弁1B、第2減圧弁2Bにより均圧制御
(第1、第2ガス源からのガス圧を7kg/cmとして6k
g/cm程度の均圧とする)し、当該第1、第2ガスG
1、G2を、夫々第1、第2電磁弁1C、2Cを介し
て、第1、第2ガス管1D、2Dによりレシーバタンク
3に注入する。さらに、上記レシーバタンク3内で、第
1、第2ガスG1、G2により得られた人工空気等の混
合ガスMGを、混合ガス供給路6により、負荷側減圧弁
7を介して所定の供給圧に調整した後、負荷側Lへ連続
的に供給することになる。
【0017】もちろん、混合ガスMGが人工空気であれ
ば、レシーバタンク3による混合ガスMGの目的濃度は
21%酸素濃度となるように、前記の第1、第2ガスG
1、G2の流量が、シーケンサ5によってON−OFF
の時間的制御を受けるようにするのである。従って人工
空気の場合であれば、酸素側である第1電磁弁の開成動
作時間は2100ms、そして窒素側である第2電磁弁
の開成動作時間は7900msとなるよう時間設定すれ
ばよい。この場合、実際上当該電磁弁の開成動作時間が
長きに失すると、レシーバタンク3の下流にあって酸素
濃度が不安定になり易いので、第1、第2電磁弁1C、
2Cの切り替えは高頻度かつ高速にすることが望まし
く、またレシーバタンク3の内容積は、酸素と窒素を安
定的に混合し得るように1m以上とするのが好まし
い。
【0018】本発明は以上の如き混合ガスMGの連続的
供給に際して、さらに前記の圧力スイッチ4−シーケン
サ5−第1、第2電磁弁1C、2Cの電気的な接続によ
り、当該第1、第2電磁弁1C、2Cにつき、以下の如
きON−OFF制御を行うと共に、ガス分析計8−シー
ケンサ5−第1、第2電磁弁1C、2Cの電気的な接続
により、当該第1、第2電磁弁1C、2Cにつき、以下
の如きON−OFF制御における電磁弁の開通時間に係
る制御を行うようにするのである。
【0019】先ず、前者の圧力スイッチ4によるON−
OFF制御につき詳記すると、もちろん混合ガスMGが
人工空気であれば、レシーバタンク3による混合ガスM
Gの目的濃度は21%酸素濃度であり、前記の如く第
1、第2ガスG1、G2の適量がレシーバタンク3に注
入されるようON−OFF制御を行うのであるが、負荷
側Lで混合ガスMGが消費されると、供給流量が負荷追
従式であるため、供給流量の状況により、レシーバタン
ク3のガス圧が低下したり上昇して、第1、第2電磁弁
1C、2Cと、レシーバタンク3との間の差圧が変化し
てしまい、このことで混合ガスMGの混合濃度にばらつ
きが生ずることになる。
【0020】そこで本発明では、上記の差圧を一定の範
囲内に維持するため、圧力スイッチ4が前記のように設
けられ、一例を示せばレシーバタンク3のガス内圧が
4.5kg/cmの下限値まで低下すると、レシーバタン
ク3に連続の圧力スイッチ4が動作して、制御系である
シーケンサ5介して第1、第2電磁弁1C、2Cが開動
し、レシーバタンク3内における第1、第2ガスG1、
G2の混合を開始させるようにするのである。次いで、
レシーバタンク3のガス内圧が上昇して、5.0kg/cm
の上限値に達した場合には、同上圧力スイッチ4が動
作して制御系のシーケンサ5を介して、第1、第2電磁
弁1C、2Cが閉動することで、レシーバタンク3内で
の第1、第2ガスG1、G2の混合を停止させるのであ
り、このようにして当該具体例では、レシーバタンク3
のガス内圧が、4.5kg/cm〜5.0kg/cmの範囲に
保持されることとなる。
【0021】次に、前掲ガス分析計8を使用して混合ガ
スMGの濃度を目的濃度となるように濃度補正する方法
につき、具体例を示した図2を参照して以下説示する。
すなわちレシーバタンク3から流出する混合ガスMG中
における酸素等一方のガスにつき、ガス分析計8によ
り、その濃度を測知し、当該測知結果が所定濃度範囲、
すなわち酸素濃度が20.1〜21.9%の濃度範囲内
を保持しているときは、前記のように酸素に係る第1電
磁弁1CのON−OFF制御における電磁弁の開成動作
時間を2100ms、窒素に係る第2電磁弁2Cの開成
動作時間は7900msに保持するのである。因みに、
ガス分析計8としては、連続量としての自動計測が必要
なため、ガスクロマトグラフィのような断続量の計測手
段は不向きである。
【0022】次にガス分析計8が、酸素の濃度22%以
上の酸素リッチを検知したときは、例えば、シーケンサ
5により酸素に係る第1電磁弁1Cの開成動作時間は変
更せずに2100msのままとし、窒素に係る第2電磁
弁2Cの開成動作時間のみを7900msから8100
msに変更するようにし、酸素リッチを解消するのであ
る。もちろん、上記のように酸素について開成動作時間
を不変とし、窒素についてだけ開成動作時間を長くする
のではなく、窒素の開成動作時間を不変として酸素につ
いて変更するようにしたり、双方のガスについて夫々の
開成動作時間を増減変更することも可能である。
【0023】さらに、上例にあって酸素濃度が20%以
下となり窒素リッチの状態をガス分析計8が検知した際
には、酸素に係る開成動作時間を前記の如く不変とし、
今度は窒素に係る開成動作時間を7900msから77
00msにすることで濃度補正が実施でき、この際にも
前記と同じく、窒素不変で酸素変動とか双方ガスの変動
による開成動作時間の調整により濃度補正を行うことが
できる。
【0024】
【発明の効果】本願の請求項1に係る方法の発明による
ときは、上記した通り、従来の流量混合と同じく連続的
な混合ガスの供給ができることを前提としているだけで
なく、混合すべき第1、第2ガスを、時間的コントロー
ル方式であるON−OFF制御によってレシーバタンク
へ注入し、ここで混合ガスを得るようにしているため、
従来の流量混合方式にあって自動ニードル弁を用いるよ
うにした場合の如く、フィードバック制御に比例制御を
必要とせず、ON−OFF制御の採択が可能となり、制
御系の大幅な簡素化を実現することができる。
【0025】さらに、当該発明によるときは、圧力スイ
ッチとシーケンサを用いて第1、第2電磁弁のON−O
FF制御を行うようにしたので、負荷側における混合ガ
スの消費量が変化しても、レシーバタンクのガス内圧を
常に所定圧に保持でき、この結果不本意に第1、第2ガ
スの濃度が変動してしまうことがない。しかもガス分析
計とシーケンサを用いることで、混合ガスの第1、第2
ガス濃度に不本意な変動が生じても、ON−OFF制御
における電磁弁の開成動作時間を変更することで、簡易
な制御系により迅速に目的濃度への補正がなされ、信頼
性の高い混合ガスの連続供給を保証することができる。
【0026】そして請求項2に係る流通式供給装置によ
るときは、その適切にして簡易な構成によって、請求項
1に係る流通式供給方法を確実にして簡易に実施するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願請求項2に係る二種ガスによる目的濃度混
合ガスの流通式供給装置を示した全体構成図である。
【図2】本願請求項1に係る二種ガスによる目的濃度混
合ガスの流通式供給方法にあって、混合ガスの目的濃度
をON−OFF制御によって補正する際のフローチャー
ト例である。
【図3】従来における二種ガスの混合方法に関し、
(A)はその重合混合方法を実施するための装置略示図
で(B)は圧力混合方法の実施に用いられている装置の
略示図である。
【図4】従来より用いられている流量混合方法を実施す
るための装置例を示す全体構成図である。
【符号の説明】
1A 第1ガス源 1B 第1減圧弁 1C 第1電磁弁 2A 第2ガス源 2B 第2減圧弁 2C 第2電磁弁 3 レシーバタンク 4 圧力スイッチ 5 シーケンサ 7 負荷用減圧弁 8 ガス分析計 G1 第1ガス G2 第2ガス L 負荷側 MG 混合ガス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ガスと第2ガスとを均圧制御した
    後、当該第1、第2ガスを夫々第1、第2電磁弁を介し
    てレシーバタンクに注入し、当該レシーバタンク内の第
    1、第2ガスによる混合ガスを、所定の供給圧に調整し
    て負荷側へ連続的に供給すると共に、上記レシーバタン
    クのガス内圧が、負荷側の混合ガス消費により下限値に
    達すると、これを検知の圧力スイッチが、シーケンサを
    介して前記の第1、第2電磁弁を開動することにより、
    第1、第2ガスのレシーバタンクへの注入を開始し、当
    該レシーバタンクのガス内圧が上昇して上限値に達する
    と、これを検知の圧力スイッチが、シーケンサを介して
    上記の第1、第2電磁弁を閉動することで、第1、第2
    ガスのレシーバタンクへの注入を停止するよう制御し、
    かつレシーバタンクから流出する前記混合ガス中におけ
    る一方のガスにつき、ガス分析計によりその濃度を測知
    し、測知結果が所定濃度範囲以上に達すると、これによ
    り当該ガス分析計がシーケンサを介して前同第1、第2
    電磁弁の一方または双方につき、ON−OFF制御によ
    る当該電磁弁の開成動作時間を変更するようにし、同上
    測知結果が所定濃度範囲以下に達すると、これにより前
    同ガス分析計が、シーケンサを介して同上第1、第2電
    磁弁の一方または双方につき、ON−OFF制御におけ
    る当該電磁弁の開成動作時間を変更することにより、混
    合ガスの目的濃度に対する濃度補正がなされるようにし
    たことを特徴とする二種ガスによる目的濃度混合ガスの
    流通式供給方法。
  2. 【請求項2】 第1ガス源は順次第1減圧弁と第1電磁
    弁を介し、第2ガス源は順次第2減圧弁と第2電磁弁を
    介して夫々レシーバタンクに連結され、当該レシーバタ
    ンクのガス内圧につき、所定の下限値と上限値により応
    動する圧力スイッチをシーケンサに接続し、当該シーケ
    ンサには、上記の応動出力により開閉動する前記の第
    1、第2電磁弁を接続すると共に、前記のレシーバタン
    クから負荷用減圧弁を介して負荷側へ供給される混合ガ
    スにつき、第1、第2ガス源の第1、第2ガスにおける
    一方のガスにつき、当該濃度を測知するガス分析計を連
    結し、当該ガス分析計の測知結果をシーケンサに入力し
    て、当該測知結果が所定濃度範囲以下または以上となる
    ことにより、上記シーケンサを介して、前記第1、第2
    電磁弁のON−OFF制御における一方または双方の当
    該電磁弁に係る開成動作時間が変更され、混合ガスの濃
    度補正がなされるようにしたことを特徴とする二種ガス
    による目的濃度混合ガスの流通式供給装置。
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