JPS63192374A - 培養液供給方法及び培養装置 - Google Patents

培養液供給方法及び培養装置

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JPS63192374A
JPS63192374A JP20551087A JP20551087A JPS63192374A JP S63192374 A JPS63192374 A JP S63192374A JP 20551087 A JP20551087 A JP 20551087A JP 20551087 A JP20551087 A JP 20551087A JP S63192374 A JPS63192374 A JP S63192374A
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pressure
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順一 森
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は培養細胞等を培養するため培養器に培養液を
供給する方法及びこの培養液供給方法を実施するための
培養装置に間するものである。
(従来の技術) 生体細胞内で営まれている生化学反応を、人工の容器の
中で再現することを目的とした培養装置の研究が近年盛
んに行なわれている。このような培養装置では、生体内
反応を行なわしめる人工的環境を作り出すことが出来、
ざらに、従来はマウス等の動物の生体内で種培養物を培
養して生産して得ていた免疫グロブリン等のような人間
社会に有益な物質をより効率的にかつ連続して多量に生
産すること等が可能となる。
現在知られている培養方式としでは、ジャーファーメン
タ−培養、ローラーボトル培養、膜培養等があり、各方
式について培養装置の改良研究が進められている。
第3図は膜を用いた従来の培養装置の一構成例を概略的
に示すブロック図である。
この培養装置はsI!用いた培養器(例えばホロファイ
バー)と、培養液クンクとを具えており、この培養液タ
ンクから所定の培養液を培養器に供給し培養器中で所望
とする細胞を培養することが出来るように構成されたも
のである。
第3図において、11はホロファイバーを示し、このホ
ロファイバー11は培養液タンク13がら供給される培
養液が通る流通路11aと、細胞の培養が行なわれる培
養室11bとで主として構成されている。又、流通路1
1aと、培養室11bとは所定の分子量分画が可能な膜
によって仕切られている。このような仕切りIlcを具
えているため、培養室11bにおいで培養される細胞が
流通路11aに入らないようにすることが出来ると共に
、流通路11aを流れる培養液を培養室11bに供給す
ることが出来、かつ、培養室++bの老廃物を流通路1
1aに取り出すことが出来る。
又、培養液タンク13にはpH(水素イオン濃度)、D
o(酸素溶存濃度)等が所定の値を示すように調整され
た培養液が貯蔵されでいる。尚、培養液タンクにpH,
Doその他のパラメータを自動的に調整する手段を具備
する培養装置も従来公知である。
14は培養液を培養液タンク13から培養器11に供給
する駆動源を示し、この駆動源14によって培養液は培
養器11の流通路11aの一方の側から流入し他方の側
から流出する。この駆動源14としては、従来は、ベリ
スクリチックポンプ、ベローズポンプ、或いは、マグネ
チックポンプが用いられていた。
ところで、駆動源14にベリスタリチックボンブを用い
た場合の培養器11への培養液の供給は、このポンプに
備わるシリコンチューブ等の外皮表面を摺動手段を用い
てしごきチューブ内部の培養液を移動させることによっ
て行っていた。
又、駆動源14にベローズポンプを用いた場合の培養器
11への培養液の供給は、このベローズの伸縮に応じベ
ローズ内に貯蔵されている培養液をベローズ外部に送り
出すことによって行っていた。
又、駆動源14にマグネチックポンプを用いた場合の培
養器11への培養液の供給は、ポンプ内に設けられた磁
性回転子をポンプ外部から磁力によって回転させこの回
転子の回転力で培養液を移動させることによって行って
いた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、駆動源にベリスタリチックボンブを用い
た場合は、培養液を摺動手段によって移動させるため、
長期培養の際にチューブの破損が生じ、これがため、培
養液の供給が停止されたり、培養液を培養器以外の個所
に流失させたり、破損時に培養室が汚染されてしまう等
の問題点があった。
従って、このような問題点の発生を防止するため、摺動
手段をチューブの新たな位置に定期的に移動させること
等の保守が必要であった。
又、摺動手段によってチューブをしごいているため、チ
ューブの内壁が摩耗しチューブ材料が培養液中に混入す
ることがあった。従って、培養液中に混入しているチュ
ーブ材料をろ過する等の処置が必要となるという問題点
があった。
さらに、ベリスタリチックポンプの機構上、培養液を培
養器に供給する際には培養液流に脈流が生ずるため、培
養器への培養液供給が不整となるという問題点があった
又、ベローズポンプ或いはマグネチックポンプを用いた
場合は、ベリスタリチツクボンブにおけるような欠点を
少しは緩和出来るが、ポンプの保守及び操作を必要とす
る等の問題点があった・又、従来の培養装置、特に、限
外ろ過膜等の膜を用いたものにあっては、培養器の流通
路における培養液の流れ方向が一方向のものしかながっ
た。このため、培養に用いる細胞が付着細胞の場合は、
培養室内の培養液の流れの上流に当たる領域に付着した
細胞がpH等の調整された培養液を摂取し、この結果、
下流に当たる領域における培養液は上流側に付着した細
胞の新陳代謝で生じた老廃物を含むものとなり易い、又
、培養に用いる細胞が浮遊細胞の場合は培養液の流れに
よってこれら細胞が下流領域に運ばれ易くなる。従って
、局部的に不均一な培養環境が生じ、これがため、培養
物の生育密度に片寄りが出来るという問題点があった。
この出願の第一発明の目的は、上述した問題点を解決し
、培養液を培養器に供給する際に培養液を長期に亙り一
定流量で安定に供給できる方法を提供することにある。
この出願の第二発明の目的は、第一発明に係る培養液供
給方法を実現することが出来、がっ、部品破損の生じに
くい構成を有した培養装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) これらの目的の達成を図るため、この出願の第一発明の
培養液供給方法は、ガス圧力によって培養液を培養器に
圧送することを特徴とする。尚、ここで云う圧送とは、
例えば培養液の入ったタンク内に高い圧力をかけてこの
培養液をタンク外のタンク圧力よりも低圧な系に押し出
すこと、及び又は、タンク外の系をタンク内の圧力より
も低い圧力にしておきタンク内の培養液をこの低圧な系
に引込むことを意味する。
この発明の実施に当り、培養液の圧送方向を時間的に切
り換えて前記培養液を供給するのが好適である。すなわ
ち、ある時間期間中は培養液を培養器の一方側から流入
させ他方側から流出させ、次の時薗期間中は他方側から
流入させ一方側から流出させるように培養器内を流れる
培養液流の方向を任意の時間経過毎に切り換えるのが好
適である。
尚、圧送方向の切換時間を、種培養物(例えば動物の皮
膚、臓器を形成している細胞等)の1!類に応じ任意の
時間とするのが好適である。
又、この出願の第二発明の培養装置は培養器と、この培
養器に培養液を供給するための培養液供給部と、前述の
培養液供給部から前記培養器に培養液を圧送するための
ガス圧力を供給するガス圧力供給部とを具えたことを特
徴とする。
−例を上げて前述の培養液供給部につき具体的に説明す
る。この培養液供給部は、培養液の例えばpH,Do値
等を調整するための手段を具備した培養液調整クンクと
、培養液の供給・回収・補充のための例えば第一及び第
二タンクとを具える。ざらに、この培養液供給部は、こ
れら培養液供給兼回収用筒−及び第二タンクと培養液調
整タンクとをそれぞれ接続するための別々の流路と、こ
れら流路を所要に応じて選択的に有効にする流路切換手
段とを具える。ざらに、この培養液供給部は、培養液調
整タンクと培養器の一方の側とを接続するための流路、
培養液調整タンクと培養器の他方の側とを接続するため
の流路及びこれら流路のいずれか一方を有効にする流路
切換手段を具える。ざらに、この培養液供給部は、培養
液供給兼回収用筒−及び第二タンクと培養器との間を接
続するための流路と、一方の培養液供給兼回収用タンク
及び培養液調整クンク間の流路が有効となっている時、
培養器からの培養液が他方の培養液供給兼回収用タンク
に回収されるように流路を切り換える流路切換手段とを
具える。尚、上述した各流路切換手段は後述する制御部
によって総合的に管理するのが好適である。
又、前述のガス圧力供給部は、例えば第一及び第二気圧
室と、これら第一及び第二気圧室内の気圧を互いに異な
る気圧にするためのコンプレッサとを臭えたガス圧力発
生部を有していて、画策圧室の気圧を例えば第−気圧室
の気圧が第二気圧室のそれよりも高くなるよう構成する
。さらに、このガス圧力供給部は、各気圧室からのガス
を前述の培養液供給部をはじめとして培養装置の必要箇
所に送るための複数のガス供給流路と、これらガス流路
を切換る切換手段とを具える。
(作用) 上述の第一発明の構成によれば、培養液はガス圧力によ
って圧送され培養器に供給される。従って、このガス圧
力を一定とすること(こよって培養液の流量をガス圧力
に対応した一定量にすることが出来るから、培養液流が
脈うつことを防止出来る。さらに、ガス圧力を変えるこ
とによって培養液の供給量を制御することが出来る。
又、培養液供給用の圧力源となるガスの種類及び又はガ
スの組成を変えることによって、培養液中に溶存するガ
ス量を容易(こ制御することも可能になる。
ざらに、培養液の圧送方向を時間的に切り換えて培養液
を供給した場合、これに伴い培養器内の培養液の流れ方
向は逆方向に切り換えられる。
従って、切り換わった培養液の流れによって培養器の培
養室内は攪拌され、よって、培養環境も変化し、培養室
内の培養条件を均一なものとすることも出来る。
又、上述の第二発明の培養装置の構成によれば、ガス圧
力供給部のガス圧によって培養液が培養液供給部から培
養器に供給される。
具体的に説明すれば、第−気圧室一培養液供給兼回収用
第一タンクー培養液調整タンク−培養器−培養液供給兼
回収用第二タンク−第二気圧室の流通経路を構成すると
、第一及び第二気圧室間の差圧によって培養液は培養液
供給兼回収用第一タンクから培養液調整タンク及び培養
器を経由し培養液供給兼回収用第二タンクへ圧送される
又、培養液調整タンクと培養器の一方の側とを接続する
ための流路、培養液調整タンクと培養器の他方の側とヲ
Wi続するための流路及びこれら流路のいずれか一方を
有効とする流路切換手段を具え、かつ、培養器の、培養
液が供給されている側とは反対側を培養液供給兼回収タ
ンクと接続するように流路を切り換える流路切換手段を
具えているので、培養器内の培養液の流れる方向を時間
的に逆方向に切り換えながら細胞培IIを行ない得る。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の培養液供給方法と、こ
の供給方法を実施するために好適な培養装置とにつき説
明する。
壮    の−8 第1図はこの発明に係る培養装置の一実施例をその主要
部について示したブロック図である。
尚、この図はこの発明が理解出来る程度に概略的に示し
であるにすぎず、培養装置の滅菌、洗浄或いは保守等を
行なう機能を有した各ブロック等を省略して示しである
。さらに、各構成成分の配置関係は図示例に限定される
ものでない。
く培養器〉 第1図において、11は培養器を示しこの実施例の場合
例えば従来公知のホロファイバーを用いる。このホロフ
ァイバー11は第3図を用いて既に説明したように、培
養液の流通路11aと、培養室11bとを有しでおり、
又、これらの間には分子量分画が可能な仕切りllcを
具える。尚、この実施例の場合の培養装置は、ホロファ
イバー11ヲ所望の環境温度に維持するため、例えばウ
ォータージャケットを以って構成した菓一温度制御手段
13を具えている。
ざらに、ホロファイバー11は種培養物を入れるための
入口15と、生産物取り出し口17とを具え、又、この
生産物取り出し口17には手動弁MVI!介して生産物
収容タンク91を接続する。
〈培養液供給部〉 21は培養液供給部を示す、この実施例の場合、この培
養液供給部21は、培養液のpHやD○等を調整する機
能を具備する培養液調整タンク23と、培養液を培養器
に供給し培養器から戻って来た培養液を回収するための
培養液供給兼回収用第一及び第二タン9笥5a、25b
  (以下、第一タンク25a、第二タンク25bとそ
れぞれ略称することもある。)と、培養器11、調整タ
ンク23、第一タンク25a及び第二タンク25b間に
所定の関係(詳細は後述する)で設けである培養液流路
と、これら流路を目的に応じて切り換えるための切換手
段(詳細は後述する。)とを具えている。ざらに、貯蔵
される培養液量の上限及び下限レベルを検知するため・
培養液調整タンク23は液面計LI2を、第一タンク2
5aは液面計LIIを、第二タンク25bは液面計LI
3を具える。
又、この実施例の場合、流路切換手段を培養液供給部2
1内に設けられた複数の流路の途中に所定通り設けた弁
(詳細は後述する)と、これらの弁を開閉させる機能手
段を含む制御部81とを以って構成する。
尚、この実施例の場合上述の弁をガス圧力供給部61か
らのガス圧力によって駆動するように構成するが、これ
に限定されるものではなく、電磁的に駆動するように構
成しても良い、尚、第1図中これら弁をAV1〜AV1
3で示しである。
次に、上述の各構成成分量相互に設ける培養液授受用配
管(流路)の接続関係につき説明する。
第一タンク25aと培養液調整タンク23との間を流路
31、弁Av1、及び流路32の経路によって接続する
。第二タンク25bと培養液調整タンク23との間を流
路33、弁AV4及び流路34の経路によって接続する
培養液調整タンク23と培養器11の流通路11aの一
方の側との間を流量計27を有する流路35、弁Av7
、流路36、弁AV9及び流路37の経路によって接続
する。又、培養液調整タンク23と培養器11の流通路
11aの他方の側との間を流量計27を有する流路35
、弁AV8、流路38、弁AVIO及び流路39の経路
によって接続する。
又、流路31と流路36とを弁Av3及び流路41ヲ介
しで接続し、流路33と流路36とを弁AV5及び流路
42を介しで接続する。
又、流路31と流路38とを弁AV2及び流路43を介
して接続し、流路33と流路38とを弁AV6及び流路
44を介して接続する。
一方、別途用意された培養液補給タンク51を滅菌フィ
ルタF5、弁Av11及び流路45を介して第二タンク
25bと接続する。ざらに、培養液補給タンク51ヲ滅
菌フイルタF6、弁AV12及び流路46ヲ介して第一
タンク25aと接続する。
又、この実施例の場合、培養液調整タンク23には流路
48を介して酸素或いは二酸化炭素或いは窒素が供給さ
れ、又、さらにこの培養液調整タンク23には、流路4
9を介して、アルカリ性水溶液(この実施例の場合、7
.5%NaHC○3水溶液)が、第1図中50で示す貯
蔵クンクから供給され、これらガス及び薬液によってp
H,Doを調整する。第1図中、29aはpH計のセン
サを、29bは溶存酸素計のセンサをそれぞれ示す、尚
、酸素、二酸化炭素、或は窒素ガスが導入されたことに
よって、培養液調整タンク23内のガス圧が変動し、こ
の結果、液面が変化する場合も考えられるため、培養液
調整タンク23には液面計LI4と、ガス抜きのための
バルブv8が設けてあり、ガス導入時に液面の異常状態
が生じても対処可能となっている。又、培養液調整タン
ク23は、流路切り替え時の流量変動等を抑制するため
の緩衝装置としても機能する。
又、培養液調整タンク23から流路47、弁AV13及
び滅菌フィルタF7を介して不要な培養液を廃棄出来る
尚、この実施例の場合、上述の培養液供給部と、既に説
明した培養器11とを、第二温度制御手段を具備した恒
温槽19に収納する。
〈ガス圧力供給部〉 61はガス圧力供給部を示す、この実施例の場合このガ
ス圧力供給部61は、第一及び第二気圧室63a、63
bと、これら気圧室63a、63b内の気圧を互いに異
なる気圧にするためのコンプレッサ65とを具えるガス
圧力発主部62ヲ有する。そして、外部からのガス、例
えば空気をフィルタFIG介し取り込み電磁三方弁SV
Iを介してコンプレッサ65に送り、このコンプレッサ
65によってこのガスを加圧しながら第−気圧室63a
に送り貯蔵する。
又、三方弁SVIの他の流路を第二気圧室63bと接続
する。従って、第−気圧室の気圧を第二気圧室のそれよ
り高くすることが出来る。
又、第一及び第二気圧室63a、63bには圧力スイッ
チ付き圧力指示計PSI1.PSI2%それぞれ設ける
と共に、これら気圧室間を一時圧力調整弁日v2を介し
て接続する。これら気圧室は培養液の圧送用ガス圧を供
給するため、所定の気圧にそれぞれ設定することが出来
る。そして、第−気圧室63aの圧力が所定値に達する
と一次圧力調整弁RV2によって室内の圧力調整を行な
う。
又、第−気圧室63aの圧力が所定値より低くなった場
合はSVIを空気取り入れ側(Fl側)に切り替えで所
定の圧力まで空気を補給する。第二気圧室63b内の気
圧が所定値以下になった場合も三方弁SV1を空気取り
入れ側に切り換えてガスを導入し、−次圧力調整弁RV
2によって室内の圧力調整が行なわれる。
又、第−気圧室63a゛と上述した培養液供給部21の
第一ランク25aとの闇には圧力調整用弁RV1、電磁
弁v1、電磁三方弁SV2及び滅菌フィルタF2を有す
るガス流路71で構成された経路を設ける。第二気圧室
63bと第二ランク25bとの間には弁v2、三方弁S
V3及びフィルタF3を有するガス流路72で構成され
た経路を設ける。ざらに、三方弁SV2とガス流路72
との間をガス流路73で接続し、かつ、三方弁SV3と
ガス流路71との間をガス流路74で接続する。
このように構成すれば、培養液供給部の一方の培養液供
給兼回収用タンクと第−気圧室63aとが接続され、他
方の培養液供給兼回収用タンクと、第二気圧室63bと
が接続されるので、両地養液供給兼回収用タンク25a
、25b間に差圧が生じ、この差圧によって培養液を圧
送することが出来る。
尚、このような構成の場合であれば、三方弁SV2.S
V3をそれぞれ切り換えることによって第一及び第二気
圧室63a、63bと接続される培養液供給兼回収用タ
ンク25a、25b @互いに変更することが出来る。
従って、てれら弁によってガス流路を切り換えるガス流
路切換手段が実現される。
尚、上述した例においては、培養液を圧送するためのガ
スを空気とした例で説明している。しかしながら、細胞
等の培養物のf!類によっては、例えば培養に用いる培
養液の溶存酸素量が細胞の増殖或は生産物の生成に大き
な影11を与える場合がぁる。つまり、培養物の種類に
よっては、培養液の溶存酸素量が、大気下における平衡
溶存酸素量よりも高い場合の方が至適環境である培養物
や、反対に、低い方が至適環境である培養物も存在する
従って、このような培養物を培養する場合には、用いる
培養液の溶存酸素量も培養物に応じた適切なものにする
のが好適である。
このような要請に対し、この発明の培養液供給方法は、
培養液を圧送する圧送源としてガスを用いていることか
ら、用いるガスの種類及び又はガスの組成を変えること
によって、培養液の例えば平衡溶存酸素量を容易に制御
することが出来る。
即ち、培養液の溶存酸素量が、大気下における平衡溶存
酸素量よりも高いものを好む培養物に対しては、第1図
に示したフィルタF1を介してガス圧力発生部に取り込
むガスを、例えば大気と酸素とを混合させて得た、酸素
を高濃度で含む空気とすることで対処出来る。又、培養
液の溶存酸素量が、大気下における平衡溶存酸素量より
も低いものを好む培養物に対しては、ガス圧力発生部に
取り込むガスを、例えば大気ヲ璽素ガスで稀釈して得た
、酸素を低濃度で含む空気とすることで対処出来る。
く制御部〉 この発明に係る培養装置は上述した各構成成分を制御す
るための制御部を具える。この制御部の構成は従来公知
の制御技術で実現することが出来るので、以下に簡単に
説明する。
第1図において、81は制御部を示し、この制御部81
ヲ、例えばマイクロプロセッサ83と、培養液の圧送方
向や培養条件のプログラム等を格納するメモリ部85と
、圧送方向、培養条件のモード選択や変更等を指示する
入力装置f87と、第一及び第二気圧室の圧力データ、
培養液の流量、pH及びDo等のデータ並びに各タンク
の培養液量データ等の読み込みや、これらデータを判定
して圧力、pH,Do等の修正及び答弁の操作を行うた
めの指示信号の出力を行う入出力Cl10)ボート89
と、各種のメツセージ等を表示する表示部90とを具え
たものとしである。
・            普 以下、この発明の培養装置の動作の実施例につき説明す
る。尚、この実施例の場合、この動作を以下の■〜■の
ような手順で行なう、しかしながら、この発明は以下の
手順に限定されるものではないこと明らかである。又、
以下の実施例で説明する数値的条件は単なる一例にすぎ
ず、例えば種培養物の種類に応じて種々の変更が出来る
こと明らかである。
■滅菌 ■培養液供給部への培養液供給 ■培養液調整 ■培養器への種培養物注入 ■培養器への培養液供給 ■培養期間中の培養物等のサンプリング方法尚、この実
施例の場合、培養器11として例えば米国ブレース社製
の「ヒタファイバー■」と称する分画分子量30000
のホロファイバーカートリッジを用いる。
■く滅菌〉 細胞培養に先立ち培養液供給部21と開運する滅菌フィ
ルタF2.F3.F5.F6.F7.F9F10及びF
llで区切られた内側部分のタンク23、25a、 2
5b及び流路に対し任意好適な温度例えば約120℃の
温度で一定時間例えば30分間蒸気滅菌を行う。
■く培養液供給部への培養液供給〉 次に、培養液補給タンクから培養液供給部に培養液を供
給する。この供給は、この場合、培養液補給タンク51
から一方の培養液供給・回収用タンク例えば第一タンク
25aに培養液を先ず補給し、ざらに、この第一タンク
25aを経て培養液調整タンク23及びこの培養液調整
タンク23ヲ経て他方の培養液供給・回収用第二タンク
25bに培養液を供給する例で行なう。
従って、弁v1を開の状態とし、第−気圧室63aから
圧力調整弁RVIによって調整された所定のガス圧力を
流路75と、滅菌フィルタF8とを介し培養液補給タン
ク51に供給し、一方、第二気圧室63b、ガス流路7
2、第二タンク25b、流路33、AV6、流路44、
流路38、AV8、流路35、流量計27、培養液調整
タンク23、流路32、AVl及び流路31の経路が有
効になるように、弁v2、三方弁SV3、弁AV6、A
V8及びAVIをそれぞれ操作して、培養液補給タンク
51、第一及び第二タンク25a、25b 、及び培養
液調整タンク23間で圧送系を形成する。このように圧
送系を形成した後、弁AV12を開は流路46を通じ、
培養液補給タンク51から第一タンク25aへと培養液
を供給すると共に、この第一タンク25aを通して培養
液調整タンク23さらには第二タンク25bに培養液を
圧送する。第二タンク25b内の培養液の量を液面計L
I3によって管理する。供給された培養液の液面がL工
3の下限レベルに達したのを検知したならば弁AVI、
AV6及びAV8を閉じる。引き続いて、培養液補給タ
ンク51から第一タンク25aに培養液を圧送するため
、SV3を流路74側に切り替えて、第二気圧室63b
 、 V 2、SV3、流路74、流路71、フィルタ
F2、第一タンク25a、流路46及びAVl2の経路
を有効にする。
液面計LIIによってこの第一タンク25aの培養液の
液面レベルを管理し、液面がLIIの上限レベルに達し
たことを検知したならば、AVl2及びv6を閉じる。
次に、弁v1及び三方弁SV2を操作して第−気圧室6
3aがら圧力調整弁RVIによって所定の圧力に調整さ
れたガス圧力(第一ガス圧力と称することもある。)を
ガス流路71を介して第一タンク25aに供給する。又
、弁v2及び三方弁SV3を操作して第二気圧室63b
のガス圧力(第二ガス圧力と称することもある。)をガ
ス流路72を介して第二タンク25bに供給する。さら
に、AVl、AV8及びAV6を開けて第一タンク25
a内の培養液を培養液調整タンク231fr通して第二
タンク25b(こ圧送する。培養液調整タンク23内の
培養液の量を液面計LI2によって管理する。
■く培養液の調整〉 この培養液調整タンク23においては、培養液のpH,
D○等の各種パラメータをそれぞれのセンサ29a、2
9bによって測定する。ざらに、これら測定結果を制御
部81に取り込み、それらパラメータの値が培養細胞に
適した値以外の場合は所定値となるように培養液に処置
を施す、この処置を、例えば、Doについては溶存酸素
を溶存酸素計で測定し、酸素の補給を必要とする場合は
流路48ヲ介して酸素を、又、溶存酸素量を低くしたい
場合は流路48を介しで富素を培養液調整タンク23に
補給する。pH値についてはpH計で測定し、OHを上
げたい場合は流路49を介して貯越タンク50のアルカ
リ溶液を、又、pHを下げたい場合は流路48を介して
G O2ガスをそれぞれ供給する。尚、pHを下げるこ
とについては、CO□ガスの代りイこM往水溶液を用い
ても良い、又、培養液調整タンク23を第二温度制御手
段(恒温槽)19内に収納しであるので、培養液調整タ
ンク23内の培養液の温度は所定の値に管理される。さ
らに、培養時(こは培養器内の培養液の温度は第一温度
制御手段13によってさらに高精度に管理される。
ここで、培養液調整タンク23においてpH等の調整の
済んだ培養液を、培養器11に直に供給することはせず
(AV9及びAVIOを閉状態としてあく)、培養液供
給部21内部で循環させ安定させる。
この培養液の安定化操作は、先ず、流路35、弁AV8
、弁AV6及び流路33を介し培養液調整タンク23内
の培養液を第二タンク25bに圧送する。
第二タンク25b内の培養液の上限レベルを液面計し工
3によって管理する。培養液調整タンク23内の培養液
を第二タンク25bに圧送した後、弁AV6を閉じAV
4を開ける。このとき、第一タンク25aに第二気圧室
63bから第二ガス圧力が、又、第二タンク25bに第
−気圧室63aから第一ガス圧力がそれぞれ供給される
ように、三方弁SV2、SV3等を操作しガス流路を切
り換える。ざらに、AVIを閉じ、AV7及びAV3を
開ける。
従って、今度は第二タンク25bから培養液調整タンク
23に培養液が圧送され、この培養液調整タンク23に
おいて上述のようなpH調整等が行われる。ざらに、調
整済み培養液は流路35、AV7、流路36、AV3及
び流路31を通じ第一タンク25aに圧送される。
培養液調整タンク23と、菓−及び第二タンク25a及
び25bとの間の培養液の循Ellを上述のようにサイ
クリックに行って、培養液が所定の温度、pH及びDO
となるように調整する。
■く培養器への種培養物の注入〉 次に、例えば種細胞を、これが汚染されることがないよ
うな処置のされた環境において、ホロファイバー11の
種培養物人口15から培養室11a内に注入する。
■〈培養器への培養液の供給〉 次に、培養液を培養器に供給する。
この供給を、培養装置の培養液供給部において、例えば
、第一タンク25aには第一ガス圧力を供給し、第二タ
ンク25bには第二ガス圧力を供給し、又、培養器目か
ら戻る培養液は第二タンク25bに回収するようにする
場合(第1図に示す状態)につき説明する。
このような場合に、培養器内を培養液が双方向に流れる
ようにするには、細胞培養が行われでいる期間中のある
時間期間中は、第一タンク25aの培養液を培養液調整
タンク23を介し、流路35−弁AV7−流路36−弁
AV9−流路37−培養器11−流路39−弁AVIO
−弁AV6−流路33−第二タンク25bの経路で圧送
する。又、次の時間期間中は、第一タンク25aの培養
液を培養液調整タンク23を介し、流路35−弁AV8
−流路38−弁AV1〇−流路39−培養器11−流路
37−弁AV9  ’;R路42−弁AV5−流路33
−第二タンク25bの経路で圧送する。これによって、
培養期間中における培養液の流れを、培養器の一方の側
から流入され他方の側から流出される場合と、他方の側
から流入され一方の側から流出される場合との二方向と
することが出来る。尚、圧送方向の切換回数及び切換周
期は培養細胞に応じ適正な値にする。
又、培養器11に供給された培養液が第二タンク25b
内に回収されて第二タンク25bの上限レベルに達した
場合、今度は第一ランク25aには第二ガス圧力を供給
し、一方、第二タンク25bには第一ガス圧力を供給し
、培養器11から戻る培養液を第一タンク25aに回収
するように上述した培養液供給流路を切り換えれば、上
述の例と同様な培養液供給を行なうことが出来る。
又、培養器内の培養液の流れ方向を上述のように切り替
える操作を行なわず、一方向のみで圧送することも出来
る。
■く培養期間中の培養物等のサンプリング方法〉培養物
の増殖及び生産物の評価等のために、この実施例の場合
以下に述べるような方法でサンプリングを行なう。
培養器11へ培養液を供給するモードにおいで培養器1
1内の培養液の流れの下流に当たるAV9(或いはAV
IO)を閉じ、培養器11の生産物取り出し口17と、
生産物収容タンク91との間のMVlを開ける。この操
作によって、培養液調整タンク23と、生産物収容タン
ク91との間に差圧が生じ、よって、培養室11b内の
生産物が培養液と共に生産物収容タンク91に圧送され
る。このようにサンブリレグした細胞及び生産物を、細
胞については顕微鏡を用い、又生産物についてはその生
産物に応じた所定の試薬を用いそれぞれ観察する。
又、このように培養物を目視観察することと、pH変化
及びD○消費量と、培養液の目視観察とによって培養液
の交換時期を決定し、これに応じて培養液を交換するこ
とが出来る。又、培養液の一部を、培養液調整タンク2
3−流路47−AV13−滅菌フィルタF7の経路を介
しでサンプリングし、サンプリングした培養液中の例え
ばグルコース及び乳酸等の代謝物質等を定量することに
よって、消費された成分及び老廃物のそれぞれの変化を
調べることを併て行ない、この結果を培養液の交換時期
を決定する情報としても良い。
!形刊 この発明は上述の実施例に限定されるものでないこと明
らかである。
例えば、上述の実施例においては、ガス圧力供給部61
のガス圧力発生部62を第一及び第二気圧室63a、6
3bと、コンプレッサ65と、複数個の弁と、圧力調整
器とを具えた構成例で説明した。しかし、このガス圧力
発生部62を、例えば第2図に示すような高圧ガスボン
ベ101と、圧力調整器とを具えたものとし、かつ、低
圧室は設けずその代りに大気圧に直結させるようにしで
、さらに簡単な構成とすることも出来る。このような構
成の場合は、大気が導入される導入口に目の粗いフィル
タ103を設けて滅菌フィルタF2.F3を保護するの
が好適である。又、例えば空気、窒素等の各種ガスが高
圧ガスとして供給されているような設備を有する工場に
おいでは、これら設備からガス圧力を得ることも出来る
尚、ガス供給部に取り込むガスは大気に限定されるもの
ではなく、他の好適なガス、例えばN2.Ar等のガス
又はこれらのガスの混合ガスを用いでも良い。
又、上述の実施例においては、培養液供給部を培養液調
整タンク23を含む構成とした例で説明した。しかし、
培養液調整タンクを構成から除き、その代りに培養液供
給兼回収用タンク内或いは培養液の流路内で培養液のp
H等の調整を行なっても良い、尚、上述の実施例の培養
袋Mを培養液のpH,Do、液温を調整出来る手段を具
備した例で説明した。しかし、この培養装置は培養物に
応じ他のパラメータ例えばCO2の溶存濃度等の調整手
段を具えることも出来る。
又、培養液の供給や生産物の取り出し等の作業を、ガス
圧力を負圧にして吸引モードで行なうことも出来る。以
下に、培養液補給タンク51から培養液を第一タンク2
5aに吸引モードで補給する例につき簡単に説明する。
この例の場合、滅菌フィルタF8−弁v6間の流路75
を取り外し、F8の培養液補給タンク51とは反対側を
大気に開放する。
SVIを第二気圧室63b側に切り換えた状態でコンプ
レッサ65ヲ作動させる。V5を開状態v1を閉状態と
し第二気圧室63b内の空気をv5を介して系外に排気
して第二気圧室を負圧にする。そ(7)?&、M二’F
C圧u63b  V 2− S V 3−流路74−流
路?+−F 2−第一タンク25a−流路46の系が有
効になるように容共をそれぞれ切り換える。続いて、A
VI2を開けると流路468通して培養液補給タンク5
1の培養液は第一ランク25aに吸引モードで圧送され
る。
圧送を開始した後第−タンク25aの液面計L11によ
って第一タンク25a内の培養液が上限に達したことを
検知したならば、AVI2、v2をそれぞれ閉じる。
次に、ガス圧力発生部を前述の培養液供給の状態と同様
な状態にした後、第−気圧室63a −RVl−Vl−
8V2−流路?+−F 2−第一タンク252−流路3
l−AVI−流2832−培養液調整タンク23−流量
計27−流路35− A V 8−流路38−流路44
− A V 6−流路33−第二タンク25b−F3−
流路72−’5V3−V2−第二気圧室63b (7)
系が有効になるように答弁をそれぞれ切り換えると、第
一タンク25a内の培養液は培養液調整タンク23を通
って第二タンク25bに供給される。第二タンク25b
に供給される培養液の液量を液面計LI3で管理しこの
液面が下限に達したならば系を全て閉じ、ガス圧力発生
部を上述のような吸引モードの状態に戻し上述した要領
で培養液補給タンク51内の培養液を第一タンク25a
に補給する。第一タンク25aの培養液量を液面計LI
Iによって管理しこの液面が上限に達したならばAVI
2を閉じる0以上の操作によって、第一タンク25a、
第二タンク25b及び培養液調整タンク23に補給され
た培養液の液面は第1図の如くなる。
このように、培養液の補給を吸引モードによっても行な
い得る。
又、この発明に係る、培養液供給部及びガス圧力発生部
は実施例の構成のみに限定されるものではなく、培養液
の供給のさせ方に応じ、種々の変更が可能である。
例えば、培養液を培養装置外部から連続的に取り入れ培
養器に連続的に供給しかつ培養装置外部に連続的に排出
すること、又、培養液を培養器に連続的に供給しながら
培養液の一部を培養装置内で循環させたり培養装置外部
に排出させたりすること、さらには、培養液を培養装置
内で循環させながら一部を培養装置外部に排出したり或
は培養装置外部から補給することをそれぞれ実施したい
場合には、培養装置を、例えば第4図に示すような構成
とすることで対処出来る。
第4図は、培養液をこのように供給或いは循環させる機
能を有する培養装置の一構成例をその主要部につき概略
的に示したブロック図である。
尚、第4図においては、第1図に示した構成成分と同様
な構成成分についでは同一の符号を付して示しであるが
、一方、第1図に示した構成成分のうちのここで述べた
い培養液供給の説明に不用と思われる構成成分例えば制
御部81及び細部の構成成分等については省略して示し
である。
M4図1こおいで、162はこの変形例の培養装置にお
けるガス圧力発生部を示す、この場合のガス圧力発生部
162は、第1図に62で示し既に説明した構成成分の
他に、ざらに171で示した負の圧力発生部を付加した
構成のものである。又、この場合の負の圧力発生部17
1は、173で示される真空ポンプと、65cで示され
る第三の気圧室と、sv4で示す三方弁と、VIO及び
Vllで示す電磁弁と、PSI3で示す圧力スイッチ付
き圧力指示計とを具えた構成となっている。そして、P
SI3の設定値に応じ真空ポンプ173ヲ制御すること
によって、第三気圧室63c内のガス圧力を所望の負の
圧力に設定することが出来る。この第三気圧室63cは
、Vl2で示す電磁弁を具えるガス流路110によって
、既に説明した流路72のV2及び873間の部分に接
続しである。
ここで、第−気圧室63aの室内の圧力をP7、第二気
圧室63bの室内の圧力をP2、第三気圧室63cの室
内の圧力をP3とそれぞれ表したとき、各気圧室の圧力
が、 P + > P 2 > 1気圧>p3を満足するよう
な間係になるように、ガス圧力発生部162のコンプレ
ッサ、真空ポンプ及び井頼を操作する。
このような構成のガス圧力発生部162を具えるこの培
養装置においては、三方弁SV2及び三方弁SV3の切
換操作に応じ、第一タンク25aにはPlのガス圧力が
供給されかつ第二タンク25bにはP2のガス圧力が供
給される状態、第一タンク25aにはP2のガス圧力が
供給されかつ第二タンク25bにはPlのガス圧力が供
給される状態、第一タンク25aにはP、のガス圧力が
供給されかつ第二タンク25bにはP3のガス圧力が供
給される状態、又は第一タンク25aにはP3のガス圧
力が供給されかつ第二タンク25bにはP、のガス圧力
が供給される状態にすることが出来る。
又、第4図において、121は変形例の培養液供給部を
示す、この培養液供給部121は、基本的には、第1図
に示した培養液供給部21と変るところはないが、培養
液流路の耐雪と、弁の配置とを第1図に示したものとは
変えである。
この場合においては、培養液は、第4図に111で示す
流路を介して第一タンク25a、又は第二タンク25b
に供給され、この培養液はさらに、第一タンク25a又
は第二タンク25bから培養液調整タンク23−流量計
27−流路112−第4図に123で示す流れ方向切換
バイパスブロック(以下、切換ブロックと略称すること
もある)−流路113の経路で流れるようにすることか
出来る。
ところで、上述の切換プロ・ンク123は、以下に説明
するような構成としである。
AV7を有する流路36と、AV8を有する流路38と
、AV3を有する流路41と、AV6を有する流路44
とでループ状の流路を構成すると共に、流路36及び流
路38の合流点に流路112を、流路41及び流路44
の合流点1こ流路113をそれぞれ接続しである。ざら
に、流路36及び流路41の合流点と、流路38及び流
路44の合流点との間に、AV9、培養器11及びAV
loで構成された系を具える。従って、与件の操作を目
的に応じ切り換えることによってこの切換ブロック12
3によっても、第1図で説明したと同様に、培養液の流
れ方向の切換や、培養器11に培養液を供給することな
く培養液を循環させることが出来る。このような経路を
具体的に説明すれば、流路112−″AV7−AV9−
培11511−AV 10−AV6−流路113ノ順序
で培養器11へ培養液を供給する経路、若しくは、流路
112−AV8−AV 10−培養器N−AV9−AV
3−流路113の順序で培養器11に培養液を供給する
経路、又、流路112−AV7−AV3−流路113の
経路から成る培養器]1!バイパスするバイパス経路、
若しくは、ffl&3112−AV8  AV6−流路
113から成る同様なバイパス経路である。
次に、第4図に示した培養装置の具体的な使用例につき
、培養液の圧送の態様毎に分けてそれぞれ説明する。
〈使用例1〉 培養液を培養装置外部からこの装置内に連続的に取り入
れ、この培養液を培養器11に連続的に供給し、ざらに
培養液を培養装置外部に連続的に排出する場合。
第一タンク25aにP+の圧力のガスが、第二タンク2
5bにP3の圧力のガスがそれぞれ供給されるように、
与件を操作する。ざらに、AVll−流路+1l−AV
5−第二タンク25b−流路の経路を有効とする操作を
すると、AVllの一次側の培養液供給・補給ラインを
介し培養装置外部から第二りンク25bに吸引モードに
よって培養液を圧送することが出来る。一方、第一タン
ク25a −Avl−培養液調整タンク23−流量計2
7−流路112−切換ブロック123−流路N3−AV
 13(7)経路を有効とすると、第一タンク25a内
の培養液を上述した経路を経で正圧圧送によって培養装
置外部に排出することが出来る。
又、第一タンク25aにP3の圧力のガスが、第二タン
ク25bにPlの圧力のガスがそれぞれ供給されるよう
に、与件を操作する。さら1こ、AV1]−流路Ill
 −AV2−1−クンク25aの経路を有効とする操作
をすると、培養装置外部から第一タンク25aに吸引モ
ードによって培養液を圧送することが出来る。一方、第
二タンク25b−AV4−培養液調整タンク23−流量
計27−流路112−切換ブロック123−流路+13
−Avl3の経路を有効とすると、第二タンク25b内
の培養液を、切換ブロック123を含む上述した経路を
経て正圧圧送によって培養装置外部に排出することが出
来る。
上述の二通りの培養液供給・排出経路を、液面計LII
〜LI3の管理下で切り換えで使用することによって、
使用例1の方法による培養液の供給及び排出がなされる
く使用例2〉 培養装置内に取り入れた培養液を連続的に循環させる場
合。
培養液を培養装置に取り込むことについては使用例1で
説明した方法を用いて行なうことが出来るので、その説
明は省略する。
第一タンク25aにP+の圧力のガスが、第二タンク2
5bにP2の圧力のガスがそれぞれ供給されるように、
答弁を操作する。ざらに、第一タンク25a−AVl−
培養液調整室23−流量計27−流路112−切換ブロ
ック123−流路113.−AVl4−流路IN −A
V5−第二タンク25bの経路を有効とする操作をする
と、第一タンク25a内の培養液を、切換ブロック12
3を含む上述の経路を経で正圧圧送によって第二タンク
25bに圧送することが出来る。
又、第一タンク25aにP2の圧力のガスが、第二タン
ク25bにP、の圧力のガスがそれぞれ供給されるよう
に、答弁を操作する。さらに、第二タンク25b−AV
4−培養液調整室23−流量計27−流路112−切換
ブロック123−流路+13−AVl4−流路Ill 
−AV2−第一タンク25aの経路を有効とする操作を
すると、第二タンク25b内の培養液を、切換ブロック
123を含む上述の経路を経で正圧圧送によって第一タ
ンク25aに圧送することが出来る。
上述の二通りの培養液供給・排出経路を、液面計L11
〜LI3の管理下で切り換えて使用することによって、
使用例2の方法による培養液の循環及び圧送がなされる
。尚、このようにして培養液を循環させている際に、必
要に応じAVl3を開閉すれば、培養器11への培養液
の供給を停止することなく、循環させている培養液の一
部を培養装置外部に排出することも出来る。
ざらに、上述した使用例1の操作と、使用例2の操作と
を適宜切り換えて行なうことによって、培養器11への
培養液供給を停止することなく・培養装置外部から培養
液をこの培養装置に補給することも出来る。
このよう(こ、この発明の培養液供給方法によれば、連
続液送も可能になる。
尚、第4図に示した培養装置においては、ガス圧力発生
源をコンプレッサ、真空ポンプとしているが、このガス
圧力発生源は工場配管等から得られるガス圧力、加圧ボ
ンベから得られるガス圧力等のような他の好適なものと
することが出来る。
又、上述した実施例及び変形例において示した培養液供
給部及びガス圧力供給部に対して、この発明の目的の範
囲内において種々の変更を行なうことが出来る。
二辺!久性シ 上述したようなこの発明の培養液供給方法又は培養装置
によれば、培養細胞については培養室に付着するような
ものや培養室内を浮遊するようなもの等種々のものを用
いることが出来る。又、培養器への培養液供給について
は培養器中の培養液の流れ方向を一方向に固定した場合
と、逆方向に時間的(こ切り換えた場合(双方向)との
二条性で行なうことが出来る。
例えば、細胞培11ヲ培養室に付着するような細胞と、
培養室内を浮遊するような細胞とし、培養器への培養液
供給を一方向及び双方向として培養を行なった場合、以
下の第1表に示すような特色がそれぞれ見出せると思わ
れる。
第1表 尚、この発明の培養装置によれば、培養液の各種パラメ
ータを例えば以下の■〜@に示すような値にそれぞれ設
定した場合でもこれら条件を制御することが充分可能で
ある。
■培養温度・・・設定温度に対してプラスマイナス0、
1°C ■Do値・・・細胞の増殖量に応じ±0.lppm@p
H値・・・設定値に対して±0.1(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明の培養液
供給方法及び培養装置によれば、培養液を培I14に供
給する際ガス圧力を用いて培養液を圧送する。
これがため、培養器に培養液を長期に亙り安定に、かつ
、培養液の脈うち等が無くスムースに供給することがで
きる。
さらに、この発明の培養装置によれば、機械的摺動部分
がないため、保守も容易であり、製雪寿命も長い、ざら
に、培養液が機械的に接するような部分がない。このた
め、万が一ガス圧力供給部が故障した場合であっても、
不純物が培養液中に混入することなく保守を行なうこと
が出来る。
又、培養液を培養器に供給する際、培養器中の培養液の
流れを逆方向に時間的に切り換えで行なっているから、
培養環境を培養室各所で均一にすることが出来、培養収
率を向上させることが出来る。
又、培養物の種類に応じて、培養液を圧送するためのガ
スの種類を変えたりガスの組成を調整したりすることに
よって培養収率をざらに向上させることが出来る。
このようにしで、この発明の培養液供給方法及び培養袋
′aを用いることにより、モノクロナール抗体等の免疫
グロブリンのような人頼に有益な物質や細胞等を生産す
るための培IIを従来より効率良く行なうことが出来る
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の培養装置の一実施例の主要部を示す
ブロック図、 第2図はこの発明に係るガス圧力供給部の変形例を示す
ブロック図、 第3図は従来の培養装置の構成例を概略的に示すブロッ
ク図、 第4図はこの発明の培養装置の他の例の主要部を示すブ
ロック図である。 11・・・培養器、     Ila・・・流通路++
b・・・培養室、    llc・・・仕切り(分子量
分画の可能な膜) + 3−・・第一温度制御手段(ウォーターシャケ・ン
ト)15・・・種培養物取り入れ口 17・・・生産物取り出し口 19・・・第二温度制御手段(恒温槽)21・・・培養
液供給部、  23・−培養液調整タンク25a −培
養液供給兼回収用第一タンク25b・−培養液供給兼回
収用第二タンク27−・・流量計、     29a 
・・・pt−1センサ29b−D○センサ 31〜39.41〜47.111,112.113−・
・培養液流路48・・・ガス流路、    49−・薬
液流路50−・・薬液貯蔵タンク、 51・・・培養液
補給タンク61・・・ガス圧力供給部、 62・・・ガ
ス圧力発生部63a・−第一気圧室、  63b・・・
第二気圧室63c ・・・第三気圧室、  65・・・
コンプレッサ71〜75.NO−・・ガス流路、81−
・・制御部83・・・マイクロプロセッサ 85−・・メモリ部、    87・−人力装置89・
・・入出力ボート、  90・・・表示部9 +−・・
生産物収容タンク +21−・変形例の培養液供給部 +23−・・培養液流れ方向切換及びバイパスブロック
+62−・・変形例のガス圧力発生部 +71−・・負のガス圧力発生部 +73−・・真空ポンプ AV 1〜AV 14−・・ガス駆動弁LII〜LI4
・・・液面計 F1〜F12−・滅菌フィルタ SV1〜5V4−E方弁 PSII〜P S I 4−・・圧力スイ・ンチ付き圧
力指示器 RVI〜日V 5−・・圧力調整弁 ■1〜V 12−・・電磁弁。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)培養器に培養液を供給するに当り、 前記培養液の供給を、前記培養液をガス圧力によって圧
    送することにより、行うことを特徴とする培養液供給方
    法。
  2. (2)前記培養液の圧送方向を時間的に切り換えて前記
    培養液の供給を行うことを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の培養液供給方法。
  3. (3)培養器と、 該培養器に培養液を供給するための培養液供給部と、 該培養液供給部から前記培養器に培養液を圧送するため
    のガス圧力を供給するガス圧力供給部とを具えたことを
    特徴とする培養装置。
  4. (4)前記培養液供給部は、前記培養器に接続される培
    養液供給兼回収用第一及び第二タンクと、これら第一及
    び第二タンクと前記培養器との間に設けられた培養液調
    整タンクと、これらタンク間及びこれらタンクと培養器
    との間に設けられた複数の流路と、これら流路の切換手
    段とを具えたことを特徴とする特許請求の範囲第3項記
    載の培養装置。
  5. (5)前記ガス圧力供給部は、ガス圧力発生部と、当該
    ガス圧力発生部と前記培養液供給部との間に設けられた
    複数のガス流路と、これらガス流路の切換手段とを具え
    たことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の培養装
    置。
  6. (6)前記ガス圧力発生部は、第一及び第二気圧室と、
    これら気圧室内の気圧を互いに異なる気圧にするための
    コンプレッサとを具えたことを特徴とする特許請求の範
    囲第5項記載の培養装置。
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