JP2006272126A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動手段による攪拌部材の回転状況を確実に検出する。
【解決手段】処理槽20を有する処理機本体10と、生ゴミおよび処理材を攪拌する攪拌部材25と、該攪拌部材25を回転駆動する駆動手段(駆動モータ39)と、該駆動手段による攪拌部材25の回転状況を検出する回転検出手段(フォトセンサ42)と、該回転検出手段の検出値に基づいて駆動手段による攪拌部材25の動作を制御する制御手段(マイコン63)とを備えた生ゴミ処理機において、駆動手段のトルクを調整するトルク調整手段(マイコン63)を設け、回転検出手段による検出時に駆動手段のトルクを通常の攪拌動作時より低下させる構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、バイオ方式の生ゴミ処理機に関するものである。
この種の生ゴミ処理機は、好気性の微生物(バイオ菌)を基材に担持させた処理材によって生ゴミを発酵させて分解するもので、処理機本体の処理槽内に、回動可能な攪拌手段が配設されるとともに、前記処理槽の外部に、内部を加熱するための加熱手段が配設されている。そして、前記加熱手段によって処理槽の内部を所定温度範囲内に維持しながら、投入した生ゴミを前記攪拌手段によって処理材と攪拌することによって処理を行うものである。
本発明の生ゴミ処理機に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平8−24825号公報
この特許文献1では、攪拌手段を構成する攪拌部材の回転数を検出する検出手段を設け、その検出手段による検出結果に基づいて処理材が含有した水分の量(湿度)を判断し、前記攪拌部材の回転制御、加熱手段の加熱制御を行うようにした生ゴミ処理機が記載されている。
しかしながら、攪拌部材の回転は、駆動手段であるモータのトルクと、処理材および生ゴミからなる負荷に大きな関係を有する。そのため、モータのトルクが十分に大きい場合には、処理材の含水量が多いことによる負荷が大きい状態であっても、攪拌部材の回転数の変化は少なく、回転数の検出は非常に困難になる。そこで、回転数の変化を大きくするために、モータのトルクを下げた場合には、処理材の含水量が多くなると、攪拌部材が回転しなくなるという問題が生じる。
本発明は、従来の問題に鑑みてなされたもので、駆動手段による攪拌部材の回転状況を確実に検出し、その検出値に基づいて攪拌部材などの負荷部品を制御可能な生ゴミ処理機を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の生ゴミ処理機は、生ゴミおよび処理材を収容する処理槽を有する処理機本体と、前記生ゴミおよび処理材を攪拌する攪拌部材と、該攪拌部材を回転駆動する駆動手段と、該駆動手段による攪拌部材の回転状況を検出する回転検出手段と、該回転検出手段の検出値に基づいて前記駆動手段による攪拌部材の動作を制御する制御手段とを備えた生ゴミ処理機において、前記駆動手段のトルクを調整するトルク調整手段を設け、前記回転検出手段による検出時に前記駆動手段のトルクを通常の攪拌動作時より低下させる構成としている。
具体的には、前記駆動手段は、予め設定された許容量内において、前記処理材の含水量が多い場合でも、含水量が少ない場合と略同一の回転数で回転可能なトルクを有するものである。
この生ゴミ処理機によれば、回転検出手段による検出時に駆動手段のトルクを通常の攪拌動作時より低下させるため、処理材の含水量に応じて攪拌部材の回転数の変化を大きくすることができる。その結果、処理材の含水量を正確に判断でき、その判断結果に応じて攪拌部材などの負荷部品を正確に制御することができる。また、攪拌部材の駆動手段は、処理材の含水量が多い場合でも少ない場合と略同一の回転数で回転可能なトルクを有するため、通常の攪拌動作時には十分に生ゴミと処理材とを攪拌することができる。
この生ゴミ処理機では、前記トルク調整手段は、駆動手段への通電を位相制御するものであることが好ましい。
または、前記トルク調整手段は、駆動手段への通電を波形制御するものであることが好ましい。
または、前記駆動手段はコンデンサモータであり、トルク調整手段は、前記コンデンサモータのコンデンサの容量を変更するものであることが好ましい。
また、前記制御手段は、前記駆動手段を介して一定時間前記攪拌部材を動作させた後に一定時間前記攪拌部材を停止する周期を繰り返すとともに、所定数の周期を1つの攪拌サイクルとして繰り返し動作させるもので、その攪拌サイクルを構成する少なくとも1つの周期のうち、その動作時間の少なくとも一部を前記トルク調整手段によりトルクを低下させ、回転検出手段により回転状況を検出することが好ましい。このようにすれば、処理材の含水量の変化に応じて処理材と生ゴミとを十分に攪拌することができる。
さらに、前記トルク調整手段は、多段階にトルクを調整することが好ましい。このようにすれば、処理材の含水量を更に細かく多段階に判断できる。
本発明の生ゴミ処理機では、処理材の含水量に応じた攪拌部材の回転数の変化を大きくすることができる。その結果、処理材の含水量を正確に判断でき、その判断結果に応じて攪拌部材などの負荷部品を正確に制御することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る生ゴミ処理機を示す。この生ゴミ処理機は、内部の処理槽20に、好気性の酵母菌からなる微生物(バイオ菌)をおがくずなどの基材に担持させた処理材を収容し、投入した生ゴミを処理材によって分解させるバイオ方式であり、大略、処理機本体10と、該処理機本体10の上部を開閉可能に閉塞する蓋体54とからなる。
前記処理機本体10は、その外装体11の内部に処理槽20を配設することにより、該処理槽20内の処理部と処理槽20外の部品配設部とに区画したものである。
前記外装体11は、略四角筒状をなす枠体12の底に底板13が配設されるとともに、上部に蓋枠14が配設されたものである。前記枠体12の後面(図1中右側)には、後述する処理槽20の排出口21から突出した筒部22を露出させる開口部12aが設けられている。そして、この枠体12の前面(図1中左側)と前記開口部12aが設けられた後面には、前カバー15と後カバー16とが着脱可能に配設されている。前記蓋枠14には、その前部に生ゴミの投入口14aが設けられている。また、枠体12の内部には、処理槽20の上端に位置するように仕切板17が配設されている。この仕切板17は、処理槽20の上端前部に位置するように開口部17aが設けられ、該開口部17aと前記蓋枠14の投入口14aとの間には筒状をなすダクト部材18が配設されている。このダクト部材18の後面側には吸気口19が設けられ、この吸気口19に後述する排気手段を構成する排気ダクト47が接続されている。
前記処理槽20は、横断面矩形状をなし、かつ、その横断面積が上側の開口に向けて徐々に広がる有底筒状のものである。この処理槽20の前側壁20aは、その上部が前方に位置するダクト部材18の前面を覆うように前方に膨出した形状をなす。また、この処理槽20の後側壁下部には、外部に連通する排出口21が設けられ、その開口縁には先端が前記枠体12の開口部12a内に配置される筒部22が突設されている。この筒部22には、ネジ締めにより蓋23が着脱可能に取り付けられている。さらに、処理槽20の底には、有底筒状をなす軸受部24が一体に設けられ、この軸受部24に攪拌手段を構成する攪拌部材25の下端が回転可能に取り付けられる。
前記処理機本体10には、前記処理槽20内に回転可能に支持される攪拌部材25と、前記仕切板17上に配設した前記攪拌部材25の駆動手段である駆動モータ39とからなり、処理槽20内に収容した生ゴミと処理材とを攪拌する攪拌手段が設けられている。
前記攪拌部材25は金属製であり、図2に示すように、垂直方向に延びる回転軸26に、攪拌翼を構成する第1から第3の羽根部27,31A,31B,35を放射状をなすように固着した縦型のものである。ここで、この攪拌部材25は、前記処理機本体10内において後面側に位置し、生ゴミを投入するための投入口14aおよびダクト部材18からは上面視で殆ど見えないように構成されている。
前記回転軸26は、その下端が前記軸受部24に回転可能に支持される一方、上端に継手部材40が配設されている。そして、この継手部材40が前記仕切板17を貫通され、該仕切板17上に配設した前記駆動モータ39の出力軸39aに接続されている。
前記第1羽根部27は、前記回転軸26の下端近傍に接合され、処理材および生ゴミを上向きに押し上げるように作用するものである。この第1羽根部27は、挿通孔を有する第1取付部28を備え、該第1取付部28から屈曲されて回転方向後側に向けて上方に傾斜するように設けられている。この第1取付部28は、回転軸26に対して水平方向に延びるように接合されるもので、その回転方向後側の縁29は先端に向けて先細になるように形成され、この傾斜縁29に略扇形形状をなす第1羽根部27が連設されている。これら第1羽根部27および第1取付部28には、その連続部分である前記傾斜縁29を除く外周縁に、それぞれ第1リブ部30a,30bが屈曲により連設されている。第1羽根部27の第1リブ部30aは攪拌部材25の回転方向後側に向けて突設され、該第1羽根部材の補強の役割をなす。第1取付部28の第1リブ部30bは下向きに突設され、該第1取付部28の補強、および、前記軸受部24の上端を覆うカバー部の役割をなす。言い換えれば、本実施形態では、この第1羽根部27は、回転軸26を軸受部24に支持させた状態で、前記第1リブ部30bが軸受部24に対してオーバーラップするように、回転軸26の下端近傍に固着されている。
前記第2羽根部31A,31Bは、前記処理槽20内に収容された処理材および生ゴミに埋没されるように回転軸26の中間部分に接合され、処理材および生ゴミを上向きに押し上げるように作用するものである。この第2羽根部31A,31Bは、挿通孔を有する第2取付部32を備え、該第2取付部32の先端から上下に屈曲されて回転方向後側に向けて上方に傾斜するように設けられている。この第2取付部32は、回転軸26に対して水平方向に延びるように接合されるもので、略D字形状をなし、その先端の直線縁33に略扇形形状をなす第2羽根部31A,31Bが連設されている。具体的には、第2羽根部31A,31Bは、回転方向前側の縁31aが直線縁33の回転方向前側から下向きに屈曲され、回転方向後側の縁31bが直線縁33の回転方向後側から上向きに屈曲され、これらの間に流曲線状の面を形成したものである。これら第2羽根部31A,31Bおよび第2取付部32には、その連続部分である前記直線縁33を除く外周縁に、それぞれ第2リブ部34a,34bが屈曲により連設されている。第2羽根部31A,31Bの第2リブ部34aは攪拌部材25の回転方向後側に向けて突設され、第2取付部32の第2リブ部34bは下向きに突設され、それぞれ補強の役割をなす。
前記第3羽根部35は、前記処理槽20内に収容された処理材および生ゴミの上表面より露出するように回転軸26の上方部分に接合され、投入口14aからの投入により処理材上に載った生ゴミを下向きに押し下げ、処理材内に没入させるように作用するものである。この第3羽根部35は、挿通孔を有する第3取付部36を備え、該第3取付部36の先端から上下に屈曲されて回転方向前側に向けて上方に傾斜するように設けられている。この第3取付部36は、回転軸26に対して水平方向に延びるように接合されるもので、略D字形状をなし、その先端の直線縁37に略扇形形状をなす第3羽根部35が連設されている。具体的には、第3羽根部35は、回転方向前側の縁35aが直線縁37の回転方向前側から上向きに屈曲され、回転方向後側の縁35bが直線縁37の回転方向後側から下向きに屈曲され、これらの間に流曲線状の面を形成したものである。これら第3羽根部35および第3取付部36には、その連続部分である前記直線縁37を除く外周縁に、それぞれ第3リブ部38a,38bが屈曲により連設されている。第3羽根部35の第3リブ部38aは攪拌部材25の回転方向前側に向けて突設され、第3取付部36の第3リブ部38bは下向きに突設され、それぞれ補強の役割をなす。
前記羽根部27,31A,31B,35からなる攪拌翼は、回転軸26の一番下側である一段目に、前記第1羽根部27が配設される。この際、回転軸26を軸受部24に支持させた状態で該軸受部24の上部を第1リブ部30bで覆う位置とする。また、二段目に配設される第2羽根部31Aは、第1羽根部27に対して、攪拌部材25の回転方向前側に120度回転した位置に固着される。また、三段目に配設される第2羽根部31Bは、二段目の第2羽根部31Aに対して、同様に攪拌部材25の回転方向前側に120度回転した位置に固着される。また、回転軸26の一番上側である四段目に配設される第3羽根部35は、第2羽根部31Bに対して、攪拌部材25の回転方向前側に90度回転した位置に固着される。これにより、本実施形態の攪拌部材25は、回転軸26から各羽根部27,31A,31B,35が放射状に突出する。
前記攪拌部材25を回転させる駆動モータ39は、後述する制御基板62に実装された駆動回路部68を介してマイコン63により動作されるものである。ここで、前記処理槽20は、その容積に基づいて内部に収容可能な生ゴミおよび処理材の許容量が予め設定されている。そして、本実施形態では、駆動モータ39は、図3の特性曲線1に示すように、処理槽20に対して許容量一杯の生ゴミおよび処理材を収容させた状態で、かつ、予め想定される処理材の含水量が最も多い場合でも、含水量が最も少ない場合と、略同一の回転数で前記攪拌部材25を回転可能なトルクを有するものである。
この駆動モータ39によって回転される攪拌部材25の回転数は、継手部材40に配設した遮光部材41と、発光素子42aおよび受光素子42bを有するフォトセンサ42とからなる回転検出手段により検出可能に構成されている。また、本実施形態では、駆動モータ39による停止時には、図4に示す予め設定した位置に停止されるように構成している。遮光部材41は、発光素子42aが投射した光を透過しない材料からなり、前記継手部材40への接続部41aと、発光素子42aと受光素子42bとの間に進入される遮光部41bとからなるL字形状のものである。前記フォトセンサ42は、前記仕切板17の下面に固定されている。なお、これら遮光部材41およびフォトセンサ42は、発光素子42aが投射した光の乱反射光を受光素子42bが受光(検出)する現象を防止するために遮光カバー43により覆われている。
図1に示すように、前記処理槽20の下部および外周部には、処理槽20内の処理材を所定温度範囲内に維持するための加熱手段としてヒータ44が配設されている。また、外装体11を構成する枠体12の前面と処理槽20との間には、蓋体54を自動開放するために人体の足の進入を検出する測距センサ45と、該測距センサ45を床面から所定高さに配置するためのケース46とが配設されている。前記測距センサ45は、ケーシングの内部に発光素子と、該発光素子から投射した光の反射光を受光する受光素子とを配設したものである。
前記ダクト部材18に接続する排気手段は、図4および図5に示すように、前記攪拌部材25の駆動モータ39を迂回するように配設した排気ダクト47と、該排気ダクト47の内部に配設した第1送風手段である第1送風ファン49と、前記処理槽20内に配設した第2送風手段である第2送風ファン50とを設けたものである。また、この排気ダクト47の内部には、排気する空気に含まれた臭分は勿論、処理槽20内の空気に含まれた臭分を分解除去する脱臭手段が更に配設されている。
前記排気ダクト47は、前記ダクト部材18に設けた吸気口19に接続されるもので、加熱源を備えた脱臭手段を配設するために、排気する空気の冷却区間を設ける目的として略L字形状に構成されている。この前記排気ダクト47において、機内に開口した吸気口19および機外に開口した排気部47aには集塵用のフィルタ48が配設されている。
前記第1送風ファン49は、前記排気ダクト47内において、機外に開口する排気部47aの近傍に位置するように配設したプロペラ形状の羽根を備えた周知のものである。
前記第2送風ファン50は、前記吸気口19の下方である処理槽20内における処理材の上方の空気層領域の空気を拡散するプロペラ形状の羽根を備えた周知のものである。この第2送風ファン50は、送出する風が処理材に向かうように、前記仕切板17の下面に所定間隔をもって配設されている。
前記脱臭手段は、前記排気ダクト47内において第1送風ファン49の上流側である吸気口19の近傍に配設されている。具体的には、この脱臭手段は、機内側から機外側に向けて順次配設した加熱ヒータ51と、加熱温度の検出手段であるサーミスタ52と、触媒53とを備えている。前記加熱ヒータ51は、触媒53が220℃から280℃の温度になるように加熱するもので、サーミスタ52の検出値に基づいて後述するマイコン63がオン、オフ制御する。前記サーミスタ52は、前記触媒53の検出し、温度に相当するデータをマイコン63に出力するものである。前記触媒53は、Fe-Cr-Alステンレス構造体からなるハニカム状の基材に白金を担持させ、イオウ系やアンモニア系などの臭分を化学的に反応させてCOやHOに変化させるものである。
前記蓋体54は、前記処理機本体10を構成する蓋枠14の上面に回動可能に取り付けられるとともに、付勢手段であるヒンジスプリング55により開放方向に付勢されたものである。なお、このヒンジ接続部分の近傍には、下向きに円弧状に突出する押圧部材56が設けられ、該押圧部材56がスイッチ57をオン、オフすることにより、生ゴミの投入を検出および蓋体54の開閉を検出する検出できるように構成している。また、この蓋体54の前部には、図1に示すように、下向きに突出した係止受部58が設けられ、この係止受部58がロック手段59によってロックおよびアンロックされる。このロック手段59は、前記係止受部58を係止する回動可能な係止部材60と、該係止部材60を動作させるソレノイド61とを備えている。
そして、図1に示すように、前記外装体11と処理槽20との間の前方下部には、制御基板62が配設され、この制御基板62に実装された制御手段であるマイコン63は、内蔵した記憶手段64であるROMに予め記憶されたプログラムに従って動作される。具体的には、このマイコン63は、図6に示すように、商用電源からの電力が電源回路部65により直流電圧に変換され、この直流電圧が印加されることにより動作する。
前記マイコン63の主たる制御としては、蓋体開放手段の役割をなし、前記測距センサ45により人体を含む物体が検出可能な範囲内に近づいたことを検出すると、前記ソレノイド61を動作させ、係止部材60による係止受部58の係止を解除することにより、ヒンジスプリング55の付勢力によって蓋体54を自動開放させる。この際、攪拌部材25が動作(回転)中である場合には、該攪拌部材25の動作の停止処理を行った後に蓋体54の開放処理を行い、動作中でない場合にはそのまま開放処理を行う。
また、スイッチ57により蓋体54が閉塞されたことを検出すると、その閉塞時を制御の開始点として、内蔵した時間計時タイマ66により時間の計測を開始し、前記ヒータ44のオン、オフ、攪拌部材25の回転の制御および脱臭手段の加熱ヒータ51の制御を開始する。さらに、所定時間毎にフォトセンサ42による攪拌部材25の回転状況(数)の検出値に基づいて、処理材の含水量(湿度)に関連する処理機能の状態を判断する処理材状態判断手段の役割をなし、その判断結果に基づいて前記ヒータ44をオン、オフ制御するとともに、攪拌部材25の回転を制御する。かつ、排気手段のファン49,50をオンオフ制御するとともに、操作パネル67の表示部を点灯させて処理材の状態を表示する。
具体的には、処理材の状態判断は、該マイコン63がトルク調整手段の役割をなし、図3の特性曲線2,3に示すように、駆動モータ39のトルクを調整した状態で、回転検出手段であるフォトセンサ42で攪拌部材25の回転数を検出することにより行うものである。トルク調整手段としてのマイコン63は、制御基板62に実装した駆動回路部68による駆動モータ39への通電を位相制御することにより行う。即ち、マイコン63は、図7に示すように、駆動回路部68に対して駆動モータ39を駆動させるための通電を許容するパルス信号の送信幅Wを調節することによって、駆動モータ39のトルクを調整するものである。
ここで、駆動モータ39は、前述のように、負荷が大きい処理材の含水量が最も多い場合でも、含水量が最も少ない場合と、略同一の回転数で前記攪拌部材25を回転可能なトルクを有し、通常の攪拌動作時には、この駆動条件1で動作される。負荷が零の場合、位相制御により駆動モータ39のトルクを低下させると、攪拌部材25の回転数は上がる。しかし、処理材および生ゴミからなる負荷がある場合には、特性曲線2に示すように、駆動モータ39のトルクを低下させると、攪拌部材25の回転数も若干下がり、負荷(処理材の含水量)が大きくなるに従って回転数の変化が大きくなる。そのため、この駆動条件2とした状態で、フォトセンサ42によって攪拌部材25の回転数を検出することにより、その検出値に基づいて処理材の含水量を判断する。しかし、この特性曲線2は、水分過多傾向の場合に攪拌部材25の回転数に顕著な変化が現れ、良好を含む乾燥傾向の場合には攪拌部材25の回転数の変化は少ない。そこで、本実施形態では、特性曲線3に示すように、更にトルクを低下させた駆動条件3を設定し、処理材の含水量を細かく多段階に検出できるように構成している。
そして、処理材状態判断手段としてのマイコン63は、駆動モータ39のトルクを低下させることによる特性曲線2,3と、フォトセンサ42による実際の攪拌部材25の回転数の検出値に基づいて、処理材が乾燥状態、良好状態および水分過多状態のいずれに相当するかを判断し、その判断結果に基づいて攪拌部材25の回転制御、ヒータ44のオン、オフ制御、ファン49,50のオン、オフ制御、および、加熱ヒータ51のオン、オフ制御を行う。なお、駆動モータ39のトルクを低下させることによる特性曲線2,3と、フォトセンサ42による実際の攪拌部材25の回転数の検出値とに基づいて、処理材がいずれの状態であるか判断するためのデータテーブルは、本発明者が実験により見出したものであり、前記記憶手段64であるROMに予め記憶されている。
判断結果に基づいた攪拌部材25の制御は、図8(A)に示すように、予め設定した動作時間Ta、撹拌部材を動作させた後、予め設定した停止時間Tb、撹拌部材を停止させる周期を繰り返すように制御する。そして、所定数の周期を1つの撹拌サイクルとして纏め、この撹拌サイクルを繰り返して制御する。また、この撹拌サイクルを構成する周期のうち、1つの周期を検出撹拌動作で実行し、他の周期を通常撹拌動作で実行する。本実施形態では、図8(B)に示すように、1周期を6分とし、そのうちの動作時間Taは、処理材が良好状態である場合には50秒動作させる標準攪拌、乾燥状態である場合には40秒動作させる抑制攪拌、水分過多状態である場合には60秒動作させる促進攪拌するように設定している。また、処理材の状態を判断する周期を1時間とするために、1攪拌サイクルを1時間に相当する10周期に設定し、その最後の10周期目にトルクを低下させた検出攪拌動作を実行する構成としている。さらに、動作時間Ta経過後の攪拌部材25の停止は、フォトセンサ42によって1回転を検出した直後に駆動モータ39への通電を停止することにより、図4に示す攪拌部材25が常に一定範囲内で停止するように構成している。
ここで、攪拌部材25の停止位置は、前記投入口14aから処理槽20内を臨んだ状態でその下部に羽根部27,31A,31B,35が位置しない状態である。具体的には、本実施形態の攪拌部材25は、処理材の表面より露出される第3羽根部35を有している。この第3羽根部35は、ユーザの手が接触する可能性が最も高いため、処理槽20の後側に位置される。そして、処理材に埋没される第1羽根部27および一対の第2羽根部31A,31Bが120度間隔で突設されており、前記第3羽根部35と逆向きに突出するのは一対の第2羽根部31A,31Bである。そのため、投入口14aの中心から攪拌部材25の回転軸26の軸心にかけて延びる前後方向の線Lに対して、手前に位置する一対の第2羽根部31A,31Bが対称に位置するように構成している。但し、処理材は、生ゴミの水分を吸着することにより含水量が変化すると、攪拌部材25に対する回転抵抗も変化する。そのため、本実施形態では、フォトセンサ42の設置位置により、この図4に示す停止位置から±5度の範囲に停止する。
判断結果に基づいたヒータ44の制御は、処理材が良好状態である場合には標準加熱、乾燥状態である場合には抑制加熱、水分過多状態である場合には促進加熱するように設定している。標準加熱は、処理材の現状を維持するためのもので、10分オン(動作)させた後、20分オフ(停止)する周期を繰り返すものである。抑制加熱は、水分の発散を抑制するためのもので、5分オンさせた後、25分オフする周期を繰り返すものである。促進加熱は、水分の発散を促進させるためのもので、20分オンさせた後、10分オフする周期を繰り返すものである。但し、時間の代わりにヒータ44による加熱量を変更してもよい。
判断結果に基づいたファン49,50の制御は、処理材が良好状態である場合には標準排気、乾燥状態である場合には排気停止、水分過多状態である場合には常時排気するように設定している。標準排気は、処理材の現状を維持するためのもので、3分オン(動作)させた後、1分オフ(停止)する周期を繰り返すものである。排気停止は、処理材の飛散を防止するためのもので、常に(1時間)オフさせ続けるものである。常時排気は、処理材の水分を発散させるとともに活性化を促進させるためのもので、常に(1時間)オンさせ続けるものである。なお、本実施形態では、第1送風ファン49の回転数は3800rpm、第2送風ファン50の回転数は2200rpmであり、これらは連動して常に動作される。
判断結果に基づいた加熱ヒータ51の制御は、処理材が良好状態である場合には標準脱臭、乾燥状態である場合には脱臭停止、水分過多状態である場合には常時脱臭するように設定している。標準脱臭は、処理材の含水量が適量であることに伴って該処理材から発散される臭気を分解するもので、1時間オン(動作)させて停止させるものである。脱臭停止は、処理材の含水量が少ないことに伴って処理材からは臭気が殆ど発散されないため、動作を停止して節電を図るものである。常時脱臭は、処理材の含水量が多いことに伴って処理材から多くの臭気が発散されるため、常に(4時間)オンさせ続けて機外への臭気の飛散を防止するものである。
次に、マイコン63による制御について具体的に説明する。なお、以下の説明において、フラグfaは、蓋体54が閉塞された直後の制御であるか否かを示し、「0」が直後、「1」が直後ではなく制御を開始していることを意味する。また、フラグfbは、処理材の状態を判断するための検出攪拌通電処理を実行しているか否かを示し、「0」が非実行状態、「1」が実行状態であることを意味する。また、フラグfcは、処理材の一次判断で水分過多傾向であると判断したか否かを示し、「1」が水分過多傾向、「0」が水分過多傾向でない、即ち、乾燥傾向であることを意味する。また、フラグfdは、検出攪拌を行う周期での動作時間Taの半分が経過し、一次判断処理を行ったか否かを示し、「0」が実行未状態、「1」が実行済状態を意味する。
マイコン63による生ゴミ処理制御工程は、図9に示すように、まず、ステップS1で、測距センサ45により人体を検出することにより蓋体54を開放させる状態になったか否かを検出する。そして、蓋体54の開放要求を検出した場合にはステップS2に進み、蓋体54の開放要求を検出しない場合にはステップS6に進む。
ステップS2では、攪拌部材25や排気手段のファン49,50などの各負荷部品の停止処理を行った後、ステップS3で、ソレノイド61を動作させることによる蓋体開放処理を実行する。なお、停止処理では、各負荷部品を制御するためのタイマもリセットする。ついで、ステップS4で、スイッチ57を介して蓋体54が閉塞されたことを検出するまで待機する。そして、蓋体54の閉塞を検出すると、ステップS5で、フラグfaに0を入力してステップS6に進む。
ステップS6では、駆動モータ39および攪拌部材25からなる攪拌手段の制御処理、ヒータによる加熱手段制御処理、ファン49,50による排気手段制御処理、加熱ヒータ51による脱臭処理、および、所定時間毎に処理材の状態を判断する処理材判断処理からなる処理材調整処理を実行してステップS1に戻る。これらの処理は、全て並行して制御される。なお、これらのうち、攪拌手段制御処理および処理材状態判断処理を除く他の負荷部品の制御処理は従来と同一である。
ステップS2の停止処理のうち、攪拌手段停止処理では、マイコン63は、図10に示すように、まず、ステップS10で、攪拌部材25を回転駆動させるために駆動モータ39に対して通電を行っているか否かを検出する。そして、通電中である場合にはステップS11に進み、通電中でない場合にはそのままリターンする。
ステップS11では、フォトセンサ42によって攪拌部材25の1回転を検出するまで待機する。そして、攪拌部材25の1回転を検出すると、ステップS12に進み、駆動モータ39への通電を停止してリターンする。
また、ステップS6の処理材調整処理のうち、攪拌手段制御処理では、マイコン63は、図11に示すように、まず、ステップS20で、蓋体54が閉塞直後であるか否かをフラグfaにより判断し、faが1でない(閉塞直後である)場合にはステップS21に進み、faが1である(閉塞直後ではない)場合にはステップS30に進む。
ステップS21では、蓋体54の閉塞後に攪拌制御を開始したことを示すためにfaに1を入力した後、ステップS22で、初期動作条件を読み込んでステップS23に進む。ここで、蓋体54の閉塞とは、基本的にはユーザが生ゴミを投入したことを意味する。そのため、この初期動作条件は、以前の処理材の状態判断に拘わらず、標準攪拌と同一の条件としている。
ステップS23では、累積周期Cの数をリセット(C=1(1周期目))した後、ステップS24で、通常攪拌動作(特性曲線1)での通電を開始する。ついで、ステップS25で、周期を計測するためのタイマをリセットしてスタートさせた後、ステップS26で、動作時間Taを計測するためのタイマをリセットしてスタートさせてステップS27に進む。
ステップS27では、動作時間Taが経過したか否かを検出する。そして、動作時間Taが経過している場合にはステップS28に進み、動作時間計測タイマをストップ(停止)した後、ステップS29で、図10と同様の攪拌手段停止処理を行ってリターンする。一方、動作時間Taが経過していない場合には、そのままリターンする。
また、ステップS20でfaが1である場合には、ステップS30で、周期計測タイマによって1周期が経過したか否かを検出する。そして、1周期が経過した場合にはステップS31に進み、1周期が経過していない場合には前記ステップS27に進む。
ステップS31では、周期数Cに1を加算した後、ステップS32で、その累積周期数Cが「11」であるか否かを検出する。そして、Cが「11」でない場合にはステップS33に進み、Cが「11」である場合にはステップS36に進む。ここで、累積周期数Cが「11」とは、1つの攪拌サイクルが終了し、次の攪拌サイクルの1周期目になったことを意味する。
ステップS33では、累積周期数Cが「10」であるか否かを検出する。そして、累積周期数Cが「10」でない場合、即ち、9周期目以下である場合にはステップS24に進み、通常攪拌動作による攪拌を継続する。また、累積周期数Cが「10」である場合、即ち、10周期目の攪拌である場合にはステップS34に進み、後述する処理材状態判断処理を行うための検出用の攪拌動作を行う通電処理を実行した後、ステップS35で、検出攪拌動作を実行していることを示すフラグfbに1を入力してステップS25に進む。ここで、この検出攪拌通電処理は、後述する処理材状態の判断状況に応じて図3に示す特性曲線2,3のいずれかとなる電力で通電するものである。
また、ステップS36では、1攪拌サイクルが終了し、処理材状態判断処理も完了しているため、新たな動作条件を読み込んだ後、ステップS23に進んで新たな攪拌サイクルを行う。
また、ステップS6の処理材調整処理のうち、処理材状態判断処理では、マイコン63は、図12に示すように、まず、ステップS40で、攪拌部材25が駆動モータ39によって検出用の攪拌処理を実行しているか否かをフラグfbにより検出し、fbが1(実行中)である場合にはステップS41に進み、fbが0(非実行中)である場合にはそのままリターンする。
ステップS41では、処理材の一次判断により、水分過多傾向であると判断したか否かをフラグfcにより検出する。そして、fcが0である(水分過多傾向であると判断せず)場合にはステップS42に進み、攪拌手段制御処理において第1検出用通電(特性曲線2)により動作させてステップS44に進む。一方、fcが0でない(水分過多傾向であると判断)場合にはステップS43に進み、攪拌手段制御処理において第2検出用通電(特性曲線3)により動作させてステップS44に進む。
ステップS44では、フォトセンサ42により攪拌部材25の実際の回転数を検出する。そして、攪拌部材25の1回転を検出した場合にはステップS45に進み、検出数nに1を加算してステップS46に進む。一方、攪拌部材25の1回転を検出しない場合にはそのままステップS46に進む。
ステップS46では、動作時間Taの半分が経過したか否かを検出し、半分の経過を検出した場合にはステップS47に進み、半分の経過を検出しない場合にはリターンする。
ステップS47では、一次判断を行ったか否かをフラグfdにより検出し、fdが0である(未判断)場合にはステップS48に進み、fdが0でない(判断済)場合にはステップS52に進む。
ステップS48では、攪拌部材25の検出数nに基づいて処理材が水分過多傾向であるか否かを一次判断した後、ステップS49で、一次判断を行ったことを示すためにfdに1を入力する。その後、ステップS50で、一次判断による結果が水分過多傾向と判断した場合にはそのままリターンする。一方、水分過多傾向でない、即ち、乾燥傾向であると判断した場合にはステップS51に進み、乾燥傾向であると判断したことを示すためにフラグfcに1を入力してリターンする。
また、ステップS52では、動作時間Taが経過したか否かを検出する。そして、動作時間Taが経過している場合にはステップS53に進み、動作時間Taが経過していない場合にはリターンする。
ステップS53では、攪拌部材25の検出数nに基づいて処理材の状態の二次判断した後、ステップS54で、その判断結果に基づく動作条件変更処理を行う。その後、ステップS55で、攪拌部材25の累積検出数nをリセット(零)した後、ステップS56で、検出攪拌通電処理が終了したことを示すためにフラグfbに0を入力してリターンする。
このように、本発明の生ゴミ処理機では、処理材の含水量を判断する際には、攪拌部材25の駆動モータ39のトルクを通常の攪拌動作時より低下させた状態で、フォトセンサ42によって回転数を検出する。そのため、処理材の含水量に応じて攪拌部材25の回転数の変化を大きくすることができ、処理材の含水量を正確に判断できる。しかも、駆動モータ39のトルクは、多段階に調整するため、処理材の含水量を偏り無く多段階に正確に判断できる。そのため、その判断結果に応じて攪拌部材25などの負荷部品を正確に制御することができる。
また、攪拌部材25の駆動モータ39は、処理材の含水量が多い場合でも少ない場合と略同一の回転数で回転可能なトルクを有するため、通常の攪拌動作時には生ゴミと処理材とを確実に攪拌することができる。しかも、この攪拌部材25の制御は、攪拌部材25を一定時間動作させた後に一定時間停止する周期を繰り返し、所定数の周期を1つの攪拌サイクルとして繰り返し動作させており、その攪拌サイクルを構成する1つの周期の動作時間Taを、駆動モータ39のトルクを低下させるものであるため、処理材と生ゴミとを十分に攪拌できるうえ、処理材の含水量の変化に応じた制御を確実に行うことができる。
なお、本発明の生ゴミ処理機は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、駆動モータ39への通電を位相制御することによりトルクを調整したが、図13に示すように、駆動モータ39に印加する交流波形のうち、一部の周期の電圧をオフ(非通電周期)することにより、駆動モータ39のトルクを調整してもよい。また、駆動モータ39として周知のコンデンサモータを適用した場合には、そのコンデンサの容量を変更することにより、トルクを調整してもよい。即ち、駆動モータ39のトルク調整手段は、適用するモータの種類に応じて変更される。
また、前記実施形態では、回転検出手段として1個のフォトセンサ42を適用したため、攪拌部材25の回転数を検出したが、複数のフォトセンサ42を所定間隔をもって配設し、回転数と回転角度に基づいて判断できるようにしてもよい。さらに、回転数の変わりに回転速度によって処理材の状態を判断してもよい。即ち、所定の回転検出手段により攪拌部材25の回転状況を検出し、処理材状態判断手段であるマイコン63は、その検出した回転状況に基づいて処理材の状態(湿度)を判断すればよい。
本発明に係る実施形態の生ゴミ処理機の断面図である。 攪拌部材を示す斜視図である。 駆動手段による攪拌部材の駆動特性を示すグラフである。 図1の要部平面図である。 図1の要部断面図である。 生ゴミ処理機のブロック図である。 駆動モータの制御を示すグラフである。 駆動モータの制御を示し、(A)はタイムチャート、(B)は動作時間を示す図表である。 マイコンによる生ゴミ処理制御工程を示すフローチャートである。 図9の停止処理の1つである駆動手段停止処理を示すフローチャートである。 図9の処理材調整処理の1つである駆動部材制御処理を示すフローチャートである。 図9の処理材調整処理の1つである処理材状態判断処理を示すフローチャートである。 駆動モータの制御の変形例を示すグラフである。
符号の説明
10…処理機本体
14a…投入口
20…処理槽
25…攪拌部材
39…駆動モータ(駆動手段)
42…フォトセンサ(回転検出手段)
44…ヒータ(加熱手段)
47…排気ダクト
49,50…送風ファン(排気手段)
54…蓋体
63…マイコン(制御手段、トルク調整手段)
68…駆動回路部

Claims (7)

  1. 生ゴミおよび処理材を収容する処理槽を有する処理機本体と、前記生ゴミおよび処理材を攪拌する攪拌部材と、該攪拌部材を回転駆動する駆動手段と、該駆動手段による攪拌部材の回転状況を検出する回転検出手段と、該回転検出手段の検出値に基づいて前記駆動手段による攪拌部材の動作を制御する制御手段とを備えた生ゴミ処理機において、
    前記駆動手段のトルクを調整するトルク調整手段を設け、前記回転検出手段による検出時に前記駆動手段のトルクを通常の攪拌動作時より低下させるようにしたことを特徴とする生ゴミ処理機。
  2. 前記駆動手段は、予め設定された許容量内において、前記処理材の含水量が多い場合でも、含水量が少ない場合と略同一の回転数で回転可能なトルクを有するものであることを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理機。
  3. 前記トルク調整手段は、駆動手段への通電を位相制御するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生ゴミ処理機。
  4. 前記トルク調整手段は、駆動手段への通電を波形制御するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生ゴミ処理機。
  5. 前記駆動手段はコンデンサモータであり、トルク調整手段は、前記コンデンサモータのコンデンサの容量を変更するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生ゴミ処理機。
  6. 前記制御手段は、前記駆動手段を介して一定時間前記攪拌部材を動作させた後に一定時間前記攪拌部材を停止する周期を繰り返すとともに、所定数の周期を1つの攪拌サイクルとして繰り返し動作させるもので、その攪拌サイクルを構成する少なくとも1つの周期のうち、その動作時間の少なくとも一部を前記トルク調整手段によりトルクを低下させ、回転検出手段により回転状況を検出することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の生ゴミ処理機。
  7. 前記トルク調整手段は、多段階にトルクを調整するものであることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の生ゴミ処理機。
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