JP2006271615A - お玉 - Google Patents

お玉 Download PDF

Info

Publication number
JP2006271615A
JP2006271615A JP2005094023A JP2005094023A JP2006271615A JP 2006271615 A JP2006271615 A JP 2006271615A JP 2005094023 A JP2005094023 A JP 2005094023A JP 2005094023 A JP2005094023 A JP 2005094023A JP 2006271615 A JP2006271615 A JP 2006271615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladle
ball
outer bottom
gravity
center
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005094023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4585349B2 (ja
Inventor
Nobutada Hongou
展督 本郷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOHIN KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
SHOHIN KAGAKU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHOHIN KAGAKU KENKYUSHO KK filed Critical SHOHIN KAGAKU KENKYUSHO KK
Priority to JP2005094023A priority Critical patent/JP4585349B2/ja
Publication of JP2006271615A publication Critical patent/JP2006271615A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4585349B2 publication Critical patent/JP4585349B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Food-Manufacturing Devices (AREA)

Abstract

【課題】 使用時には食卓や皿等の上に起立状態で載せておいてお玉部からの汁等が外部に流出するのを防止することができ、不使用時には横臥状態にして起立することなく収納しておくことができるお玉を提供する。
【解決手段】 お玉部1の重心O1に作用にするモーメントと柄部2の重心O2に作用するモーメントとが釣り合う支点部をお玉部1の外底面における後端部側にも設けられるようにお玉部1と柄部2との重量割合を設定し、使用時においてはお玉の重心下方におけるお玉部1の外底面を載置面に支持させて起立状態に保持する一方、お玉全体を後方に傾動させてお玉の重心が上記支点部から後方に移動した時には、そのまま傾倒して横倒し状態で収納可能となるように構成している。
【選択図】 図2

Description

本発明は鍋物等の内容物を掬う際に使用するお玉の改良に関するものである。
従来からお玉は、碗形状のお玉部の後部外周縁に、後方に向かって斜め上方に所定長さの柄部を一体に突設してなる形状を有しているが、柄部の重量をお玉部の重量よりも大きくして不使用時には横臥状態で収納可能に構成しているために、食事時において鍋内の汁等を掬うのに使用した後においてこのお玉を食卓上等に載置すると、お玉部内に残留する汁が垂れ落ちて卓上を汚損することになる。このため、お玉を適当な皿上に横臥状態に置くことによりお玉部内から流出する汁を皿に受け止めるようにしているのが現状である。
このような問題点を解消するために、例えば、特許文献1に記載されているように、お玉部の後部外周縁に一体に固着している柄部の下端部をお玉部の後面からさらに垂下させてその垂下端部を後方に屈曲させることにより支持脚片に形成し、この支持脚片をお玉部の外底面と共に載置面に受止させてお玉を立設状態に保持するように構成してなるお玉が考案されているが、このようなお玉の構造では、使用時に、上記支持脚片が鍋の口縁に引っ掛かったりして扱い難くなると共に、使用後に洗浄する場合にこの支持脚片によって手等が損傷を受ける虞れがあり、さらに、引き出し等に収納する時には該支持脚片が邪魔になって安定した状態で収納しておくことが困難となる。また、支持脚片を載置面に受止させてお玉を立設させた状態において、柄部に手等が不測に当接して該柄部が傾動した場合、お玉全体がそのまま横方向に倒れてしまって元の状態に自然復帰することはないといった問題点がある。
このため、特許文献2に記載されているように、お玉全体の重心を常にお玉部側に位置するようにお玉部の重量を大きくしてお玉が載置面に対して常に起立状態を保持するように構成したお玉が開発されている。
実開昭53−128167号公報 実開昭58−163139号公報
しかしながら、上記のようなお玉によれば、お玉部の肉厚を厚くしたり、お玉部内に重錘を入れたりしてお玉部を必要以上にその重量を増大させなければならないため、材料費が高くつくばかりでなく、製作も煩雑化する虞れがあり、その上、お玉を載置面に傾倒状態で載置してもお玉部と柄部とのバランスが常にお玉全体が自然と起立するように設定しているため、横臥させることができず、引き出し内などへの収納、保管が困難となるといった問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、使用時には、お玉部を載置面に置くことによって載置面上に受止させたお玉部の外底面のみを支点としてお玉全体を自然と起立させておくことができると共に、柄部が傾倒する方向にお玉全体を所定角度以上傾斜させた時に、起立状態に復元することなくそのまま倒れた状態を維持し得るようにしたお玉を提供するにある。
上記目的を達成するために本発明のお玉は、請求項1に記載したように、外底面を凸円弧状の湾曲面に形成しているお玉部と該お玉部の後部外周縁から後方に向かって斜め上方に突設した柄部とからなるお玉において、お玉を起立させた状態における全体の重心がお玉部側となるようにお玉部と柄部とをそれぞれ所定の重量割合に形成していると共に、柄部を下方に傾動させてお玉部の重心に作用するモーメントと柄部の重心に作用するモーメントとがバランスした際のお玉の支点がお玉部の外底面の後部側にあり、この支点を分岐点として柄部をそれ以上傾動させた時に釣り合いが解消されて柄部が横倒し状態となるように構成している。
このように構成したお玉において請求項2に係る発明は、お玉部の重心に作用するモーメントと柄部の重心に作用するモーメントとがバランスする分岐点部分からお玉部の後面部を柄部の下端に向かって急勾配の傾斜面に形成していることを特徴とし、請求項3に係る発明は、上記分岐点部分の外底面部を、前側の外底面部よりも曲率半径の小さい曲面に形成していることを特徴とする。さらに、請求項4に係る発明は上記分岐点部分の外底面を角部に形成していることを特徴としている。
また、請求項5に係る発明は、分岐点又は分岐点近傍部のお玉部の外底面部に、お玉部の周方向に長い一定高さを有する突条部を形成していることを特徴とし、請求項6に係る発明は、上記お玉部の外底面に数条の揺れ止め用突条部を設けていることを特徴とする。
請求項1に記載のお玉の構造によれば、外底面を凸円弧状の湾曲面に形成しているお玉部と該お玉部の後部外周縁から後方に向かって斜め上方に突設した柄部とからなるお玉において、お玉を起立させた状態におけるお玉全体の重心がお玉部側となるようにお玉部と柄部とをそれぞれ所定の重量割合に形成していると共に、柄部を下方に傾動させてお玉部の重心に作用するモーメントと柄部の重心に作用するモーメントとがバランスした際の載置面に支持されるお玉の支点をお玉部の外底面の後部側に設けているので、この支点から前側のお玉部の外底面を食卓の卓上等の載置面に置くことによって、お玉全体を自然と起立状態に保持しておくことができ、従って、鍋等の内部の汁などを掬った後においては、お玉部内に残留する汁等が外部に垂れ落ちることなく、お玉部内に保有させておくことができると共に、この状態からお玉が前後左右方向に揺動しても、お玉全体の重心が上記支点から後方に移動しない限り、元の起立状態に自然復帰して残存する汁等が外部に漏出するのを確実に防止することができる。
さらに、使用後において、柄部を後方に傾動させてお玉全体の重心をお玉部と柄部とのモーメントが釣り合った際の載置面に対する支点から後方に移動させることによって、お玉が起立することがない横臥状態に簡単且つ自動的に行わせることができ、従って、引き出し内等への収納、保管等が容易となる。また、お玉部の外底面部を分岐点部分を含めて全面的に曲率半径の大きい曲面に形成しておくことによって、お玉を後方に傾倒させても柄部が載置面に直接、衝撃的に当接するようなことはなく、お玉部の後部側の曲面を介して柄部の後面が載置面に当接し、静かに且つ安定的に傾倒させることができる。
上記お玉において、請求項2に係る発明によれば、上記分岐点部分からお玉部の後面部を柄部の下端に向かって急勾配の傾斜面に形成しているので、お玉を立設した状態から後方に傾動させてお玉全体の重心が上記急勾配の傾斜面の下端上方から後方側に移動した時に、急速に傾倒して簡単に収納可能な横臥状態にすることができると共に、この急勾配の傾斜面を柄部の背面に面一状に連続した形状に形成しておくことによって引き出し等の内底面にその傾斜面から柄部の背面全面を載せた安定した形態で収納、保管しておくことができる。その上、この収納、保管状態において、振動等の外力によりお玉が不測に起立する方向に付勢されても、この傾斜面が起立を阻止する方向に作用して横臥状態を維持させておくことができる。
さらに、請求項3に記載したように、上記分岐点部分の外底面部を、前側の外底面部よりも曲率半径の小さい曲面に形成しておくことによって、お玉を後方に傾動させてその重心をこの曲面上から後方に移動させた時には、曲率半径の小さいこの曲面が載置面上を瞬時に移動してお玉の傾倒動作が素早く行えるものであり、また、起立方向に対しては該曲面が障壁面となって安定した横臥状態を維持することができる。この場合、請求項4に記載したように、お玉部の分岐点部分の外底面を角部に形成しておくことによって、お玉の重心が分岐点上から後方に移動した時に、分岐点が載置面に対して移動することなく該分岐点を支点としてお玉の傾倒動作が瞬時に行わせることができる。また、起立方向に対しては、その角部が突っ張り作用を奏して起立をし難くし、安定した横臥状態を維持しておくことができる。
請求項5に係る発明においては、上記分岐点又は分岐点近傍部のお玉部の外底面部に、お玉部の周方向に長い一定高さを有する突条部を形成しているので、お玉を立設させた使用状態において、不測にお玉が揺動しても、突条部が載置面に係止してお玉全体の重心が分岐点から後方に移動するのを阻止することができ、従って、使用時には安定した起立状態を保持することができると共に、不使用時には、柄部を後方に傾動させて設置面に支持されたお玉全体の重心を、この突条部を乗り越えてお玉部の後部側に移動させれば、お玉が急速に傾倒して横臥状態にすることができる。さらに、この横臥状態から起立させようとしても、この突条部が突っ張り作用を奏して起立をし難くし、安定した横臥状態を維持しておくことができる。
上記のように構成したお玉において、請求項6に係る発明は、お玉部の外底面に数条の揺れ止め用突条部を設けているので、お玉を起立させた使用状態においては、これらの突条部が載置面に係止してお玉が不測に揺動するのを確実に防止することができ、安定した状態で起立させておくことができると共に、横臥状態において、振動等の外力によってお玉が不測に起立する方向に付勢されても、上記急勾配の傾斜面と同様に、この突起によって起立するのを確実に阻止することができる。
次に、本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1において、お玉Aは浅底の碗形状に形成されたお玉部1とこのお玉部1の後部外周縁から後方に向かって斜め上方に突設した柄部2とからなり、お玉部1の外底面と内部における内底面とを緩やかな曲面状に湾曲した下向き凸円弧状面1aに形成している。一方、柄部2はその下端部をお玉部1の後部外周縁の一部にこの外周部における円弧状面に対して接線方向に向けた状態で一体に連設させてあり、さらに、お玉部1の上端面に対するこの柄部2の長さ方向の角度は100 〜135 度に形成されている。
このお玉Aは、ステンレスやアルミニウム等の金属製であっても、ナイロンなどの耐熱性及び強度に優れた合成樹脂製であってもよいが、全体の重量は調理用として使用に適するようにた30〜150 gにしておくことが望ましい。
そして、お玉Aの全体の重心の位置をO、お玉部1と柄部2の重心の位置をそれぞれO1、O2、お玉部1と柄部2と重量をそれぞれW1、W2とし、お玉Aを起立させた状態において食卓や皿等の載置面Bに支持されたお玉部1の外底面部を支点Xとすると共に、この支点Xからのお玉部1と柄部2の重心O1、O2までの距離をそれぞれL1、L2とすると、お玉部1の重心O1に作用するモーメント、即ち、W1×L1と、柄部2の重心O2に作用するモーメント、即ち、W2×L2とが釣り合っている状態においてはお玉Aが図1に示すように起立状態を保持しており、この起立状態からお玉Aが前後方向に所定角度だけ傾動すると、お玉部1と柄部2の重心O1、O2の位置が変化すると共に載置面Bに対する支点Xが前後方向に移動するが、前側に傾動した場合にはお玉Aの重心Oが支点X上よりも後方に移動し、後側に傾動した場合にはお玉Aの重心Oが支点X上よりも前側に移動して元の起立状態に復帰するように構成している。
さらに、お玉Aが後方に傾動してその角度が上記所定角度に近づくに従ってお玉Aの重心Oが支点Xの上方に接近し、その傾斜角度に達して重心Oが該支点X上に位置すると、図2に示すように、再び、お玉部1のモーメントの柄部2のモーメントが釣り合い、次いで、この支点X上からお玉Aの重心Oが後方に移動すると、バランスが崩れてお玉Aが起立状態に復元することなくそのまま傾倒して図3に示すように、柄部2を載置面Bに載せた横臥状態となるように、お玉部1と柄部2との重量割合と重心の位置を設定していると共にお玉部1の外底面を所定の湾曲度となるように設定している。そして、お玉Aが元の起立状態に復帰するか、或いは、そのまま後方に傾倒するかの境目である上記所定角度まで後方に傾動した時の支点Xの位置を分岐点X1としている。
従って、使用時にお玉部1の外底面中央部を載置面Bに置くと、お玉Aが起立状態を保持し、この状態からお玉Aが前後方向に所定の傾斜角度以下の範囲内で揺動しても元の起立状態に復帰するが、お玉Aが後方に所定の角度以上、傾動してお玉Aの重心Oが上記分岐点X1上から後方に移動すると、柄部2の重心O2に作用するモーメントがお玉部1の重心O1に作用するモーメントよりも大きくなって上述したようにお玉Aが後方に倒れ、お玉部1の緩やかな凸円弧面を載置面に接して移動させながら静かに且つ安定的に傾倒させることができる。
お玉部1に対する柄部2の傾斜角度を一定として、お玉部1と柄部2とを上記のように所定の重量割合となるように設定するに際して、両者とも重い材料から形成すると、使用し難くなるばかりでなく、上記のようにこれらのお玉部1と柄部2とが支点X1で釣り合うように重量調整をするのが困難であり、そのため、お玉Aを金属材料から構成する場合、アルミニウムのような軽金属材料から構成し、重量調整にはステンレスを重錘としてお玉部1の一部、特に前半部に一体に設けておくことが好ましい。また、お玉Aを合成樹脂から構成する場合、お玉部1内にステンレス等の重量の大なる重錘を充填して上述したようにお玉部1と柄部2とが支点X1で釣り合うように構成しておけばよい。また、お玉部1と柄部2とは一体成形であってもよく、図4に示すように別体に形成しておいてお玉部1の後端部外周縁に柄部2の下端をビス等により固着した構造としておいてもよい。
上記図1に示したお玉Aにおいては、お玉部1の外底面1aをその中央部から外周縁に向かって全面的に緩やかな凸状湾曲面に形成しているが、お玉部1の外底面1aにおける後面部を上記分岐点部分から柄部の下端に向かって急勾配の傾斜面に形成しておいてもよい。図5に示すお玉Aは、その分岐点X1部分のお玉部1の外底面部を、該分岐点X1部分から前側の外底面部よりも曲率半径の小さい急カーブな曲面1a' に形成し、曲面1a' の後端から柄部2の下端に向かってお玉部1の後面部を水平面に対して急勾配の傾斜面1a''に形成し、柄部2の下端に面一状に連続させた構造としている。
このように構成しておくと、お玉部1を載置面B上に立設させた状態から後方に傾動してお玉Aの重心が上記分岐点X1を越えた時に急激に傾倒させることができて簡単且つ確実に収納可能な横臥状態にすることができると共に、この状態からお玉Aに起立する方向の外力が不測に付勢されても、急カーブな曲面1a' によって起立するのを確実に阻止し、横臥状態を維持させておくことができる。
図6に示すお玉Aは、上記分岐点X1部分の外底面部をお玉部1の周方向に長い角部1bに形成し、この角部1bの先鋭端を分岐点X1としている。この場合、上記のようにお玉部1の外底面1aを全面的に凸円弧状の湾曲面に形成しておくと、お玉Aが後方に傾動するに従って支点Xが後方に移動し、分岐点X1に達してお玉Aが倒れる時にも連続的に移動するが、このように分岐点部分を角部1bに形成しておくと、重心がこの分岐点X1上に達する前から該分岐点X1が載置面Bに支持された状態となり、この状態からさらにお玉Aが後方に傾動して該お玉Aの重心Oが分岐点X1上からこの分岐点X1を通過しても分岐点X1(支点X)は移動することなく、図7に示すように該分岐点X1を支点としてお玉Aが後方に倒れることになる。
また、上記分岐点X1がお玉部1における凸円弧状の外底面1a側にあって角部1bがこの分岐点X1の後方近傍部に形成されている場合には、お玉Aの重心が分岐点X1の上方部を後方に移動すると角部1bの先鋭端が直ちに載置面B上に位置し、該角部1bを支点として後方に急速に倒れ、お玉部1の後面から柄部2の背面を載置面Bに載せた横臥状態となる。この状態においては、お玉Aを起立させようとしても、角部1bが突っ張り作用を奏して起立をし難くし、安定した横臥状態を維持しておくことができる。
図8は本発明の更に別な実施の形態を示すもので、上記分岐点X1又はこの分岐点近傍部の外底面部を、上記角部1bに代えてお玉部の周方向に長い一定高さを有する突条部3に形成している。このように構成しておくと、お玉Aを立設させた使用状態において、不測にお玉Aが揺動しても、係止突起3が載置面Bに係止してお玉全体の重心が分岐点X1から後方に移動するのを阻止することができると共に、不使用時には、柄部2を後方に傾動させて載置面Bに支持された外底面1aを突条部3を乗り越えてお玉部1の後部側に移動させれば、お玉Aを急速に傾倒させて横置状態にすることができるものであり、その状態から不測に起立するのをこの突条部3によって確実に阻止することができる。
また、上記いずれの実施の形態においても、図9に示すようにそのお玉部1の外底面の中央部に小間隔を存して比較的高さの低い数条の揺れ止め用突条部4、4を設けておいてもよく、このように構成しておくことによって、起立させた使用状態において載置面Bが振動しても、お玉Aが揺動する虞れはなく安定した起立状態を保持させることができる。なお、この様な突条部に代えてお玉部1の外底面の中央部を平坦な面に形成しておいてもよい。さらに、お玉部1に汁を通過させる多数の小孔を形成しておいてもよく、或いは、網状の油かす取り部を設けておいてもよい。
お玉を起立させた使用状態を示す一部を断面した側面図。 お玉が分岐点を支点としてバランスした状態を示す側面図。 倒した状態を示す側面図。 変形例を示す側面図。 分岐点部分を急カーブ面に形成しているお玉の側面図。 分岐点部分を角部に形成しているお玉の側面図。 倒した状態を示す側面図。 分岐点部分に突条部を形成しているお玉の側面図。 外底面に数条の突条部を突設した状態の底面図。
符号の説明
A お玉
B 載置面
1 お玉部
1a' 曲率半径の小さい曲面
1b 角部
2 柄部
3 突条部
O お玉の重心
O1 お玉部の重心
O2 柄部の重心
X1 分岐点

Claims (6)

  1. 外底面を凸円弧状の湾曲面に形成しているお玉部と該お玉部の後部外周縁から後方に向かって斜め上方に突設した柄部とからなるお玉において、お玉を起立させた状態における全体の重心がお玉部側となるようにお玉部と柄部とをそれぞれ所定の重量割合に形成していると共に、柄部を下方に傾動させてお玉部の重心に作用するモーメントと柄部の重心に作用するモーメントとがバランスした際のお玉の支点がお玉部の外底面の後部側にあり、この支点を分岐点として柄部をそれ以上傾動させた時に釣り合いが解消されてお玉が横倒し状態となるように構成していることを特徴とするお玉。
  2. 分岐点部分からお玉部の後面部を柄部の下端に向かって急勾配の傾斜面に形成していることを特徴とする請求項1に記載のお玉。
  3. 分岐点部分の外底面部を、前側の外底面部よりも曲率半径の小さい曲面に形成していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のお玉。
  4. 分岐点部分の外底面を角部に形成していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のお玉。
  5. 分岐点又は分岐点近傍部の外底面部に、お玉部の周方向に長い一定高さを有する突条部を形成していることを特徴とする請求項1に記載のお玉。
  6. お玉部の外底面に数条の揺れ止め用突条部を設けていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のうち、いずれか1項に記載のお玉。
JP2005094023A 2005-03-29 2005-03-29 お玉 Expired - Fee Related JP4585349B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005094023A JP4585349B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 お玉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005094023A JP4585349B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 お玉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006271615A true JP2006271615A (ja) 2006-10-12
JP4585349B2 JP4585349B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=37206937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005094023A Expired - Fee Related JP4585349B2 (ja) 2005-03-29 2005-03-29 お玉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4585349B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010038193A1 (en) * 2008-10-01 2010-04-08 James Kevin Hurson Self-righting tongs
WO2011082446A1 (en) * 2010-01-08 2011-07-14 Mcpherson's Limited Cooking utensil
JP2014184054A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Harman Co Ltd 焼網用剥がしヘラ

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140466U (ja) * 1974-09-13 1976-03-25
JPS58163139U (ja) * 1982-04-27 1983-10-29 倉原 政則 どこにでも立てられるお玉
JPS6032994U (ja) * 1983-08-11 1985-03-06 建部 喜邦 ころがして遊ぶ玩具
JPH0360572U (ja) * 1988-09-28 1991-06-13
JPH03109621U (ja) * 1990-02-27 1991-11-11
JP2003310412A (ja) * 2002-04-24 2003-11-05 Kokusai Kako Kk 飲食用スプーン

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5140466U (ja) * 1974-09-13 1976-03-25
JPS58163139U (ja) * 1982-04-27 1983-10-29 倉原 政則 どこにでも立てられるお玉
JPS6032994U (ja) * 1983-08-11 1985-03-06 建部 喜邦 ころがして遊ぶ玩具
JPH0360572U (ja) * 1988-09-28 1991-06-13
JPH03109621U (ja) * 1990-02-27 1991-11-11
JP2003310412A (ja) * 2002-04-24 2003-11-05 Kokusai Kako Kk 飲食用スプーン

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010038193A1 (en) * 2008-10-01 2010-04-08 James Kevin Hurson Self-righting tongs
WO2011082446A1 (en) * 2010-01-08 2011-07-14 Mcpherson's Limited Cooking utensil
US20120297548A1 (en) * 2010-01-08 2012-11-29 Mcpherson's Limited Cooking utensil
AU2010341404B2 (en) * 2010-01-08 2016-05-19 Fackelmann Housewares Ip Pty Ltd Cooking utensil
JP2014184054A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Harman Co Ltd 焼網用剥がしヘラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4585349B2 (ja) 2010-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7287764B2 (en) Child carrier assembly in a shopping cart
US8011622B1 (en) Pouring device
KR930700032A (ko) 고밀도 적층 가능한 가요성 의자
EP1120135A3 (en) Golf bag assemblage
WO2001087133A1 (en) Dishwasher basket with vertically adjustable rack
JP2006271615A (ja) お玉
US20160242537A1 (en) Adjustable pedestal table for pools and tubs
US20040262465A1 (en) Stand with foldable leg units
US8220655B2 (en) Hanging tray for single open beverage
MX2007007585A (es) Cubo de fregona.
US5186196A (en) Beverage shader
US2554875A (en) Easy-pour gallon supporter
US7194786B2 (en) Carrier for a paint tray
JPH0631508B2 (ja) はしご水平調整装置
US11266258B1 (en) Stemware restraint and tabletop weight
JP2004522123A5 (ja)
KR101653263B1 (ko) 병 거치대
KR20190108708A (ko) 조립식 테이블
JP2010246875A (ja) 傾け及び傾け転がり式ポットスタンド
KR20220103419A (ko) 액자 받침대
KR200481424Y1 (ko) 홀더기능이 구비된 트레이
JP2006130263A (ja) コップ安定置き台
CN219822485U (zh) 一种方便收纳提手的稳定型垃圾桶
CN218304548U (zh) 一种可立可挂的锅盖
KR20150039860A (ko) 우산 스탠드

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100810

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100903

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130910

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees