JP2006270916A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 例えば470MHz〜770MHzのように広い周波数範囲においても、共振周波数が可変であると共に、利得の高い小型のアンテナ装置を提供すること。
【解決手段】 基板2と、基板2上の表面に形成されたグラウンド導体3と、基板2上に配置され、素体14と素体14に形成された線状の導体パターン15とを有するローディング部4と、導体パターン15の一端とグラウンド導体3との間に接続されるチップインダクタ5と、チップインダクタ5の一端に給電する給電点7とを備え、導体パターン15の一端とチップインダクタ5との間に周波数調整部6が設けられ、周波数調整部6が、導体パターン15の一端とチップインダクタ5とを接続する容量可変ダイオードと、容量可変ダイオードのキャパシタンスを調整するバイアス電圧入力端子とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばデジタルテレビ放送帯域の送受信に用いられるアンテナ装置に関する。
近年、地上波のテレビ放送がデジタル化され始めている。この地上デジタル放送は、テレビ放送をデジタル化することによってハイビジョン放送が可能になると共に、データ放送を加えることもできる。そして、この地上デジタル放送では、UHF帯域である470MHz〜770MHz帯域の周波数を使用して放送を行う。
一方、携帯端末機では、470MHz帯以上の帯域では1/4波長型のアンテナが用いられている。1/4波長型のアンテナは、アンテナエレメントの電気長が1/4波長であり、物理長として1/4波長の長さを持つホイップアンテナが携帯電話機用として用いられている。また、内蔵アンテナは、物理長を1/4よりも小型化することで携帯端末機に内蔵可能としたもので、小型化のために帯域幅やアンテナ利得がホイップアンテナよりも劣化している。なお、ホイップアンテナの比帯域幅は、一般的に十数%程度となっている。
ところで、携帯端末機で地上デジタル放送を受信する場合において、ホイップアンテナを地上デジタル放送の放送帯域で要求されている470MHz〜770MHzで調整しても、ホイップアンテナの帯域幅が100MHz以下であるため、1つのアンテナで470MHz〜770MHzの帯域幅をカバーすることは不可能である。そのため、ひとつの解決法として共振周波数を可変させるという方法がある。
そこで、共振周波数を可変とする方法として、バリキャップを用いてコンデンサのキャパシタンスを電圧によって制御し、アンテナの共振周波数を可変とするアンテナ装置が提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開平10−209897号公報 特開2003−46315号公報
しかしながら、上記従来のアンテナ装置には、以下の問題が残されている。すなわち、従来のアンテナ装置では、アンテナエレメントの物理長が最短でもアンテナ動作波長の1/4であるため、例えば470MHz〜770MHzの周波数帯域において実用的な内蔵型のアンテナ装置に適用することが困難である。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、例えば470MHz〜770MHzのように広い周波数範囲においても、共振周波数が可変であると共に、利得の高い小型のアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本発明のアンテナ装置は、基板と、該基板上の表面に形成されたグラウンド導体と、前記基板上に配置され、誘電体または磁性体あるいはその両方を兼ね備えた複合材料からなる素体と、該素体に形成された線状の導体パターンとを有するローディング部と、前記導体パターンの一端と前記グラウンド導体との間に接続されるインダクタ部と、前記インダクタ部の一端に給電する給電点とを備えるアンテナ装置において、前記導体パターンの一端と前記インダクタ部との間に周波数調整部が設けられ、該周波数調整部が、前記導体パターンの一端と前記インダクタ部とを接続する容量可変素子と、該容量可変素子のキャパシタンスを調整する容量調整手段とを有することを特徴とする。
この発明によれば、アンテナエレメント単体の電気長がアンテナ動作波長の1/4よりも短くても、ローディング部とインダクタ部とを組み合わせることで、全体の電気長としてアンテナ動作波長の1/4を満足する。これにより、例えば地上デジタル放送の放送帯域である470MHz〜770MHzの周波数帯域であっても、アンテナ装置の大幅な短縮化を図ることができる。
また、アンテナ装置の共振周波数は、アンテナエレメントの電気長によるインダクタンス成分をLとし、容量可変素子によるキャパシタンス成分をCとしたときに、1/√(L・C)に比例する。そこで、容量可変素子のキャパシタンスを変化させることで、アンテナ装置の共振周波数を設定することができる。したがって、例えば地上デジタル放送の放送帯域である470MHz〜770MHzのように広い帯域幅であっても、キャパシタンスが適宜の範囲で可変である容量可変素子を用いることで、チャンネルに合わせてキャパシタンスを調整し、共振周波数をシフトすることでカバーできる。
また、周波数調整部の一端とグラウンド導体とを接続するようにインダクタ部を設けることで、アンテナ装置のインピーダンスが調整され、例えば470MHz〜770MHzの周波数帯域においても、電圧定在波比(Voltage Standing Wave Ratio、以下VSWR
と省略する)特性の劣化を防止する。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記ローディング部を複数備えると共に、前記周波数調整部が、複数の前記ローディング部の一端と前記インダクタ部とをそれぞれ接続する複数の前記容量可変素子を備えることが好ましい。
この発明によれば、複数のローディング部のうちの1つと、このローディング部とインダクタ部とをそれぞれ接続する容量可変素子と、インダクタ部とによって1つのアンテナ部が形成される。したがって、アンテナ装置は、複数のアンテナ部を有することになる。
このとき、複数のアンテナ部のうちの少なくとも1つのアンテナ部によってカバーされる周波数帯域の少なくとも一部が、他のアンテナ装置によってカバーされる周波数帯域と異なるように構成することで、アンテナ部が1つだけの場合と比較して、より広い周波数帯域をカバーすることができる。一方、容量可変素子のキャパシタンスの可変範囲が小さく、1つのアンテナ部がカバー可能な周波数帯域が狭くても、各アンテナ部が分担してカバーすることによって広い周波数帯域をカバーすることができる。
また、受信する周波数において、複数のアンテナ部のうちからVSWRの最も小さいアンテナ部で受信した高周波信号を選択して受信することで、よりVSWR特性の劣化が小さく、良好な状態で受信することができる。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記容量可変素子が、容量可変ダイオードで構成され、前記容量調整手段が、前記容量可変ダイオードにバイアス電圧を印加して該容量可変ダイオードのキャパシタンスを調整することが好ましい。
この発明によれば、容量可変ダイオードに対してバイアス電圧を入力し、この電圧を高くすることによって、容量可変ダイオードの空乏層の幅が広がる。これは、平行平板コンデンサにおいて平行平板間の距離が大きくなることと同様の効果であり、バイアス電圧を高くすることによって、容量可変ダイオードのキャパシタンスが小さくなる。したがって上述したように、印加するバイアス電圧を高くすることで、アンテナ装置の共振周波数が高周波側にシフトする。以上より、印加するバイアス電圧によって、アンテナ装置の共振周波数を容易に設定できる。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記導体パターンの一端に接続される集中定数素子が設けられていることが好ましい。
この発明によれば、集中定数素子によって、ローディング部の導体パターンの長さを変更することなく電気長を調整可能となるので、容易に共振周波数を設定できる。また、給電点におけるアンテナ装置のインピーダンスを整合させることができる。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記周波数調整部が、前記基板に載置可能であると共に前記導体パターンの一端と前記インダクタ部とを接続する周波数調整モジュールとされていることが好ましい。
この発明によれば、周波数調整部を周波数調整モジュールとしていることで、ユーザに対して周波数調整部の回路構造及び素子値をブラックボックス化することができ、さらにシンプルな構成となることからアンテナ装置の設計の自由度が増大する。
さらに、本発明にかかるアンテナ装置は、前記周波数調整モジュールが、配線パターンを表面に有するモジュール基板と、前記モジュール基板に前記配線パターンを用いて設けられた周波数調整部本体と、前記モジュール基板に設けられ前記ローディング部に接続されるアンテナ端子と、を備え、前記配線パターンが、前記アンテナ端子に接続されトリミング可能な周波数微調整用の調整パッド部を有していることを特徴とする。
この発明によれば、配線パターンに、トリミング可能な周波数微調整用の調整パッド部を設けているので、配線パターンの形状精度や実装する容量可変素子等のディスクリート部品自体のばらつきを調整パッド部のトリミングによって微調整することができる。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記導体パターンが、前記素体の長手方向に巻回された螺旋形状を有することが好ましい。
この発明によれば、導体パターンを螺旋形状とすることで、導体パターンが長くなり、アンテナ装置の利得を増やすことができる。
また、本発明にかかるアンテナ装置は、前記導体パターンが、前記素体の表面に形成されたミアンダ形状を有することが好ましい。
この発明によれば、導体パターンをミアンダ形状とすることで、導体パターンが長くなり、アンテナ装置の利得が向上する。また、導体パターンが、素体の表面に形成されることで導体パターンの形成が容易となる。
本発明のアンテナ装置によれば、ローディング部とインダクタ部とを組み合わせることで、電気長としてアンテナ動作波長の1/4を満足し、アンテナ装置の大幅な短縮化を図ることができる。また、容量調整手段で容量可変素子のキャパシタンスを調整することで、アンテナ装置の共振周波数を変更することが可能である。そこで、キャパシタンスが適宜の範囲で可変である容量可変素子を用いることで、例えば地上デジタル放送の放送帯域のように広い帯域幅であっても、キャパシタンスを調整することでカバーできる。そして、インダクタ部を設けることで、アンテナ装置のインピーダンスが調整されてVSWR特性の劣化を抑制する。
以下、本発明にかかるアンテナ装置の第1の実施形態を、図1から図3を参照しながら説明する。
本実施形態によるアンテナ装置1は、例えば地上デジタル放送を受信可能な携帯端末に用いられるアンテナ装置である。
このアンテナ装置1は、例えば樹脂などの絶縁性材料からなるほぼ逆L字状の基板2と、基板2の表面に形成されて高周波回路(図示略)のグラウンドに接続されるグラウンド導体3と、基板2の表面上に基端部から先端部がグラウンド導体3から離間するような方向に配置されたローディング部4と、一方が給電部7に接続可能であると共に他方がグラウンド導体3に接続されるチップインダクタ(インダクタ部)5と、ローディング部4の一端とチップインダクタ5との間に配置された周波数調整部6と、チップインダクタ5と周波数調整部6との接続点P1に給電する給電部7と、周波数調整部6とチップインダクタ5と給電部7とを接続する給電導体8と、を備えている。
ローディング部4は、ローディング素子11と、基板2の表面に形成されてローディング素子11を基板2上に載置するためのランド12A、12Bとを備えている。そして、ランド12Aと周波数調整部6とが、連結導体13によって接続されている。
ローディング素子11は、図2に示すように、例えばアルミナなどの誘電体からなる直方体の素体14と、この素体14の表面に素体14の長手方向に対して螺旋形状に巻回された線状の導体パターン15とによって構成されている。
この導体パターン15の両端は、ランド12A、12Bと接続するように、素体14の裏面に形成された接続導体16A、16Bにそれぞれ接続されている。
また、連結導体13には、連結導体13を分断する分断部(図示略)が形成されており、この分断部が集中定数素子としてチップインダクタ17が設けられている。このチップインダクタ17は、アンテナ装置1の共振周波数を設定する働きを有している。
なお、ローディング部4単体の電気長がアンテナ装置1のアンテナ動作波長の1/4よりも短く構成されているので、ローディング部4の自己共振周波数がアンテナ装置1のアンテナ動作周波数である共振周波数よりも高周波側となる。したがって、アンテナ装置1の共振周波数を基準として考えた場合において、このローディング部4が自己共振しているとはいえないので、アンテナ動作周波数で自己共振するヘリカルアンテナとは性質の異なるものとなっている。
チップインダクタ5は、アンテナ装置1のインピーダンスを調整する働きを有しており、グラウンド導体3と給電導体8とを接続するように配置されている。
周波数調整部6は、モジュール構造とされており、周波数調整部本体21と、周波数調整部本体21から外部に露出する6つの接続端子22A〜22Fとを備えている。
周波数調整部本体21は、図3に示すように、互いにカソード側が対向するように接続された容量可変ダイオード(容量可変素子)31A、31Bと、容量可変ダイオード31A、31Bの接続点P2にバイアス電圧を印加するバイアス電圧入力端子(容量調整手段)32と、容量可変ダイオード31Aのアノード側とアースGとを接続して容量可変ダイオード31A、31Bに流れる高周波信号がグラウンドに流れることを防止するRFブロックインダクタ33Aと、容量可変ダイオード31Bのアノード側とアースGとを接続して容量可変ダイオード31A、31Bに流れる高周波信号がグラウンドに流れることを防止するRFブロックインダクタ33Bと、バイアス電圧入力端子32と接続点P2とを接続して容量可変ダイオード31A、31Bに流れる高周波信号がバイアス電圧入力端子32に流れることを防止するRFブロックインダクタ33Cと、容量可変ダイオード31Bのアノード側と給電導体8とを接続して受信信号中の直流電流成分を除去するDCブロックコンデンサ34と、を備えている。なお、図3に示すRFは、高周波回路を示している。
ここで、バイアス電圧入力端子32が図1に示す接続端子22Fを介して基板2上に形成されたバイアス電圧入力端子接続導体35に、RFブロックインダクタ33A、33BのアースG側が図1に示す接続端子22Dを介してグラウンド導体3に、容量可変ダイオード31A及びRFブロックインダクタ33Aの接続点P3が図1に示す接続端子22Bを介して連結導体13に、DCブロックコンデンサ34が図1に示す接続端子22Eを介して給電導体8に、それぞれ接続されている。なお、接続端子22A、22Cは、他の部材と電気的に接続されない端子となっており、それぞれ基板2上に形成されたランド36A、36B上に固定されている。
図4に、容量可変ダイオード31A、31Bに印加する逆電圧に対するキャパシタンス特性を示す。各容量可変ダイオード31A、31Bは、印加するバイアス電圧を高くすると、各容量可変ダイオード31A、31B内の空乏層の幅が広がり、コンデンサの平行平板間距離が大きくなることと同等の効果が発生する。これにより、図4に示すように、容量可変ダイオード31A、31Bのキャパシタンスがそれぞれ小さくなる。以上より、バイアス電圧入力端子32に印加するバイアス電圧によって容量可変ダイオード31A、31Bのキャパシタンスを調整する。
なお、バイアス電圧入力端子接続導体35は、バイアス電圧入力端子32に印加するバイアス電圧を制御する周波数設定回路(図示略)に接続される。ここで、アンテナ装置1の共振周波数は、アンテナエレメントの電気長によるインダクタンス成分をLとし、容量可変ダイオード31A、31Bによるキャパシタンス成分をCとしたときに、1/√(L・C)に比例する。そこで、容量可変ダイオード31A、31Bのキャパシタンスを変化させることで、アンテナ装置1の共振周波数を設定することができる。したがって、地上デジタル放送の受信チャンネルにあわせてバイアス電圧入力端子32に印加するバイアス電圧が設定される。
また、給電導体8は、周波数調整部6と高周波回路(図示略)に接続される給電部7とを接続する直線状のパターンである。なお、給電導体8は、給電部7を介して上述した高周波回路に接続されている。
ここで、アンテナ装置1のVSWR特性を、図5に示す。なお、チップインダクタ5のインダクタンスを6.8nH、チップインダクタ17のインダクタンスを100nH、RFブロックインダクタ33A〜33Cのインダクタンスを82nH、DCブロックコンデンサ34のキャパシタンスを100pFとしている。また、図5に示す曲線C1〜C5は、バイアス電圧入力端子32への印加電圧を0.0V、1.0V、2.0V、3.0V、3.5VとしたときのVSWR特性をそれぞれ示している。
図5に示すように、インピーダンス特性を劣化させることなく、470MHz〜700MHzまでの広い周波数範囲をカバーすることが可能である。そこで、地上デジタル放送において、アンテナ装置1の共振周波数が受信したいチャンネルに対応するようにバイアス電圧入力端子32に電圧を印加し、容量可変ダイオード31A、31Bのキャパシタンスを設定することで、所望のチャンネルの放送を受信する。
このように構成されたアンテナ装置1は、アンテナエレメント単体の電気長がアンテナ動作波長の1/4より短くても、ローディング部4とチップインダクタ5とを組み合わせることによって、全体の電気長としてアンテナ動作波長の1/4を満足する。これにより、例えば地上デジタル放送の放送帯域である470MHz〜770MHzの周波数であっても、アンテナ装置の大幅な短縮化を図ることができる。
また、容量可変ダイオード31A、31Bを用い、この容量可変ダイオード31A、31Bへ印加するバイアス電圧によって、容量可変ダイオード31A、31Bのキャパシタンスを調節して、アンテナ装置1の共振周波数を変更する。ここで、キャパシタンスを所定の範囲で可変である容量可変ダイオード31A、31Bを用いると共に、チップインダクタ5を給電導体8とグラウンド導体3とを接続するように設けることで、インピーダンス特性を劣化させることなく470MHz〜770MHzをカバーすることができる。
本格運用される2011年からは470MHz〜710MHz帯域が地上デジタル放送として使用されると言われているが、0V〜3.5Vの範囲で印加するバイアス電圧を変化させることで、この範囲をほぼカバーする。
次に、第2の実施形態について図6及び図7を参照しながら説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、第2の実施形態におけるアンテナ装置40では、ローディング部4(以下、第1ローディング部4と記載する。)及び第2ローディング部42を備えている点である。
すなわち、第2ローディング部42は、第1ローディング部4と同様に、素体43及び素体43表面に巻回された導体パターン44を有するローディング素子45と、基板2の表面に形成されてローディング素子45を基板2上に載置するためのランド46A、46Bとを備えている。そして、ランド46Aと周波数調整部47とが、連結導体48によって接続されている。なお、ローディング素子45は、第1ローディング部4のローディング素子11に対して反平行となるように配置されている。
また、連結導体48には、連結導体48を分断する分断部(図示略)が形成されており、この分断部が集中定数素子としてチップインダクタ49が設けられている。
周波数調整部47は、周波数調整部本体51と、周波数調整部本体51から外部に露出する6つの接続端子52A〜52Fとを備えている。
周波数調整部本体51は、図7に示すように、互いにカソード側が対向するように配置された2組の容量可変ダイオード31A、31B及び31C、31Dと、接続点P2及び容量可変ダイオード31C、31Dの接続点P4にそれぞれバイアス電圧を印加するバイアス電圧入力端子32と、RFブロックインダクタ33A〜33Cと、容量可変ダイオード31C、31Dに流れる高周波信号がアースGに流れることを防止するRFブロックインダクタ33Dと、を備えている。
ここで、バイアス電圧入力端子32が接続端子52Fを介してバイアス電圧入力端子接続導体35に、RFブロック33A、33B、33DのアースG側が接続端子52Dを介してグラウンド導体3に、接続点P3が接続端子52Bを介して連結導体13に、DCブロックコンデンサ34が接続端子52Eを介して給電導体8に、容量可変ダイオード31C及びRFブロックインダクタ33Dの接続点P5が接続端子52Cを介して連結導体48に、それぞれ接続されている。なお、接続端子52Aは他の部材と電気的に接続されない端子となっており、基板2上に形成されたランド53上に固定されている。
このアンテナ装置40には、第1ローディング部4、チップインダクタ17、容量可変ダイオード31A、31B、チップインダクタ5及び給電導体8によって、第1アンテナ部が形成され、第2ローディング部42、チップインダクタ49、容量可変ダイオード31C、31D、チップインダクタ5及び給電導体8によって、第2アンテナ部が形成されている。
第2アンテナ部は、導体パターン44の長さやチップインダクタ49のインダクタンスによって電気長を調整することによって、容量可変ダイオード31A〜31Dにバイアス電圧を印加しない状態において、その共振周波数が第1アンテナ部の共振周波数よりも高周波側となるように構成されている。
また、高周波回路は、第1及び第2アンテナ部で受信した高周波信号のうち、地上デジタル放送の受信チャンネルにおいて受信状態が良好な一方の高周波信号を受信するように構成されている。
ここで、アンテナ装置40のVSWR特性を、図8に示す。なお、チップインダクタ5のインダクタンスを15nH、チップインダクタ17、49のインダクタンスをそれぞれ70nH、RFブロックインダクタ33A〜33Dのインダクタンスをそれぞれ82nH、DCブロックコンデンサ34のキャパシタンスを100pFとしている。このとき、バイアス電圧入力端子32には、バイアス電圧を印加していない。
図8に示すように、バイアス電圧を印加しない状態において、第1アンテナ部は約470MHzの共振周波数を有し、第2アンテナ部は第1アンテナ部の共振周波数よりも高周波である約650MHzの共振周波数を有している。
また、バイアス電圧入力端子32への印加電圧を適宜変更した状態におけるアンテナ装置40のVSWR特性を、図9に示す。また、各周波数に共振周波数を調整したときにおけるVSWRの最小値を、同様に図9に示す。
図9に示すように、470MHz〜770MHzのうちの低周波の帯域を第1アンテナ部で、高周波の帯域を第2アンテナ部でそれぞれ分担して受信することによって、650MHz以上のような高周波帯域においてもインピーダンス特性の劣化をより抑えてカバーできる。
このように構成されたアンテナ装置40は、上述した第1の実施形態におけるアンテナ装置1と同様の作用、効果を有するが、第1及び第2アンテナ部で低周波帯域と高周波帯域とで分担してカバーすることによって、広い周波数帯域であってもよりインピーダンス特性の劣化を抑えてカバーすることができる。
また、1つのアンテナ部によってカバーする周波数帯域を狭くできるため、各アンテナ部を構成する容量可変ダイオードのキャパシタンスの可変範囲が小さくなる。これにより、バイアス電圧入力端子32に印加する電圧の範囲を、第1の実施形態におけるアンテナ装置1と比較して、0V〜3.0Vのように小さくすることができる。
次に、本発明にかかる通信機器を、実施例により具体的に説明する。
実施例として、第1の実施形態におけるアンテナ装置1を試料1として製作し、地上デジタル放送の放送帯域である470MHz〜770MHzにおけるVSWR特性を測定した。この結果は、図5に示すとおりである。また、比較例として、図10に示すように、チップインダクタ5が設けられていないアンテナ装置を製作し、同様にバイアス電圧入力端子32への印加電圧を0.0V、1.0V、2.0V、3.0V、3.5VとしたときにおけるVSWR特性を測定した。この結果を図11に示す。なお、図11に示す曲線C6〜C10は、印加電圧を0.0V、1.0V、2.0V、3.0V、3.5VとしたときのVSWR特性をそれぞれ示している。
図5及び図11より、チップインダクタ5を給電導体8とグラウンド導体3とを接続するように設けることで、インピーダンス特性の劣化が抑制されていることを確認した。したがって、470MHz〜700MHzのように広い周波数範囲においても、共振周波数が可変であると共に、利得の高い小型のアンテナ装置とすることができる。
次に、上述した試料1のアンテナ装置を携帯電話機に実装し、バイアス電圧入力端子32への印加電圧を調整して共振周波数が、470MHz、500MHz、550MHz、600MHz、650MHz、700MHzとなるように調整したときのVSWR特性を測定した。この結果を図12に示す。なお、図12に示す曲線C11〜C16は、共振周波数を470MHz、500MHz、550MHz、600MHz、650MHz、700MHzとしたときのVSWR特性をそれぞれ示している。
図12に示すように、500MHz〜650MHzの周波数帯域において、VSWRが1.5以下となり、インピーダンス特性の劣化が抑制されていることを確認した。
また、第2の実施形態におけるアンテナ装置40を試料2として製作し、470MHz〜770MHzにおける水平偏波の利得を測定した。さらに、上述した試料1のアンテナ装置についても同様に水平偏波の利得を測定した。この結果を図13に示す。
図13に示すように、2つのローディング部を用いてアンテナ部を2つ形成することで、470MHz〜770MHzのように広い周波数範囲においても、利得を高く維持した状態で共振周波数が可変であるアンテナ装置とすることができることを確認した。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、本実施形態において、アンテナ装置を、地上デジタル放送を受信可能な携帯端末に用いたが、携帯電話機など、他の無線通信機器に用いてもよい。
また、各ローディング部と周波数調整部とは基板の同一面上に配置されているが、各ローディング部を基板の裏面に配置し、基板に形成したスルーホールなどを介して各ローディング部と周波数調整部とを接続する構成であってもよい。
また、容量可変素子として容量可変ダイオードを用いているが、容量可変コンデンサなど、他の容量可変素子を用いてもよい。また、2つの容量可変ダイオードを用いているが、共振周波数の可変範囲に応じて、1つであってもよく、3つ以上用いてもよい。
また、集中定数素子としてインダクタンス成分を有するチップインダクタを用いたが、インダクタンス成分に限らず、キャパシタンス成分を有するコンデンサを用いてもよく、これらを組み合わせてもよい。また、集中定数素子は、容量可変素子によるアンテナ装置の共振周波数を調節する機能を有しているので、アンテナ装置の共振周波数に応じて適宜の値を有するものを用いてもよく、連結導体に分断部を形成しないと共に集中定数素子を設けない構成であってもよい。
また、素体として誘電体材料であるアルミナを用いたが、磁性体あるいは誘電体及び磁性体を兼ね備えた複合材料を用いてもよい。
また、導体パターンが素体表面に巻回された螺旋形状を有していたが、素体表面に形成されたミアンダ形状を有していてもよく、他の形状であってもよい。
また、給電導体に分断部を形成し、この分断部をチップコンデンサによって接続してもよい。ここで、チップコンデンサのキャパシタンスを適宜設定することで、給電部におけるインピーダンスを容易に整合させることができる。なお、インピーダンス調整部としてチップコンデンサに限らず、インダクタを用いることも可能である。
また、上述した第2の実施形態において、2つのローディング部を設けることによって2つのアンテナ部を形成しているが、ローディング部を3つ以上設けることで3つ以上のアンテナ部を形成してもよい。
また、図14に示すように、接続点P2と接続点P4との間にRFブロックインダクタ33Eを設け、接続点P2と接続点P4との間で高周波信号が流れることを防止するような構成であってもよい。
また、図15に示すように、容量可変ダイオード31Aを設けず、第1アンテナ部と第2アンテナ部とで容量可変ダイオード31Dを共有する構成であってもよい。
また、図16に示すように、接続点P2と接続点P4とをオープンとし、第1アンテナ部の容量可変ダイオード31A、31Bに対してRFブロックインダクタ33Fを介してバイアス電圧入力端子32Aから電圧を印加し、第2アンテナ部の容量可変ダイオード31C、31Dに対してRFブロックインダクタ33Cを介してバイアス電圧入力端子32Bから電圧を印加するような構成であってもよい。
また、周波数調整部において、周波数の微調整が可能な構成としても構わない。
この例として、具体的な構成及び周波数の微調整方法について、図17及び図25を参照しながら説明する。
周波数微調整可能な周波数調整部106は、図17から図24に示すように、上記実施形態と同様に周波数調整モジュールとされ、配線パターン107を表面に有するモジュール基板108と、モジュール基板108に配線パターン107を用いて設けられた周波数調整部本体21と、モジュール基板108に設けられローディング部4に接続される接続端子(アンテナ端子)22Bと、ケース部材109と、を備えている。
上記配線パターン107は、図21に示すように銅箔等でパターン形成されている。この配線パターン107上には、図19に示すように、上述した容量可変ダイオード31A、31B、RFブロックインダクタ33A、RFブロックインダクタ33B、RFブロックインダクタ33C、DCブロックコンデンサ34の6つのチップ状ディスクリート部品が上述した接続関係となるように半田材等で表面実装されている。
上記モジュール基板108は、ガラスエポキシ基板で形成されており、金属膜が形成された角部のうち3つに、アンテナ端子である接続端子22B、バイアス電圧入力端子32に接続された接続端子22F、RF入出力端子である接続端子22E、が設けられている。また、モジュール基板108の各辺には、金属膜が形成された凹部が形成されており、これら凹部にケース部材109を嵌め込むようにして、周波数調整部本体21上をケース部材109で覆っている。また、上記凹部の一つは、アースG側に接続されるGND端子である接続端子22Dとされている。
さらに、上記配線パターン107は、アンテナ端子である接続端子22Bに接続されトリミング可能な周波数微調整用の調整パッド部110を有している。この調整パッド部110は、長方形のランド状に形成されており、レーザトリミング可能な厚さで形成されている。
この周波数調整モジュールとした周波数調整部106は、図22に示すように、PCB基板である基板102に半田材等で実装される。なお、基板102は、上記実施形態の基板2と同様に、グラウンド導体3、給電部7、連結導体13、バイアス電圧入力端子接続導体35が形成され、チップインダクタ17及びチップインダクタ5が所定位置に実装されている。
この周波数調整部106を用いた周波数の微調整は、以下のように行う。
まず、ケース部材109の取り付け前の状態で周波数調整部106を基板102に実装し、検査工程で周波数特性を評価する。その際、所望の周波数からずれている場合、レーザトリマーによって調整パッド部110にスリットを形成する。例えば、図23に示すように、周波数の調整度合いに応じて、スリットS1、S2を一方のみ又は両方形成することで、共振周波数を修正する。その後、ケース部材109を基板102上に取り付けて周波数の微調整を完了する。
スリットS1を1個形成した場合、スリットS1及びスリットS2を両方形成した場合、スリットを形成しない場合について、VSWR特性を調べた結果を、図24に示す。この結果からわかるように、スリットが多い程、調整パッド部110が狭く長くなるため、調整パッド部110のインダクタンスが高くなり、周波数が低周波数側にシフトしている。
このように、配線パターン107に、トリミング可能な周波数微調整用の調整パッド部110を設けているので、配線パターン107の形状精度や実装する容量可変ダイオード31A、31B等のディスクリート部品自体の特性ばらつきを調整パッド部110のトリミングによって微調整することができる。
また、周波数を評価する工程の次にレーザトリマーによる共振周波数の修正工程を設けることにより、検査と同時に周波数の補正を行うことが可能になる。
なお、図23に示す上記トリミングでは、調整パッド部110の短辺方向に沿ってスリットS1、S2を形成しているが、他の方向にスリットを形成しても構わない。例えば、図25に示すように、調整パッド部110の長辺方向に沿ってスリットS3,S4を形成してもよい。この場合、上記スリットS1、S2を形成する場合よりも調整パッド部110を細く長くすることができ、周波数の調整範囲をより大きくすることができる。
本発明の第1の実施形態におけるアンテナ装置を模式的に示す平面図である。 図1におけるローディング素子の斜視図である。 図1における周波数調整部を説明するためのアンテナ装置を示す概略図である。 図1の容量可変ダイオードの印加した逆電圧に対するキャパシタンスを示すグラフである。 図1のバイアス電圧入力端子に印加した各バイアス電圧における、VSWR特性を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態におけるアンテナ装置を模式的に示す平面図である。 図6における周波数調整部を説明するためのアンテナ装置を示す概略図である。 図6のバイアス電圧入力端子に電圧を印加しない状態における、VSWR特性を示すグラフである。 図1のバイアス電圧入力端子に印加した各バイアス電圧における、VSWR特性を示すグラフである。 比較例におけるアンテナ装置を模式的に示す平面図である。 図10のバイアス電圧入力端子に印加した各バイアス電圧における、VSWR特性を示すグラフである。 アンテナ装置を携帯電話機に実装した際のVSWR特性を示すグラフである。 各共振周波数における利得を示すグラフである。 本発明を適用可能な、他のアンテナ装置を模式的に示す平面図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置を模式的に示す平面図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置を模式的に示す平面図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、周波数調整モジュールとした周波数調整部を示すケース部材を外した分解斜視図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、周波数調整モジュールとした周波数調整部を示す斜視図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、周波数調整モジュールとした周波数調整部を示すケース部材を外した状態の平面図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、周波数調整モジュールとした周波数調整部を示すケース部材を外した状態の裏面図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、周波数調整モジュールとした周波数調整部の配線パターンを示す平面図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、周波数調整モジュールとした周波数調整部の実装状態を模式的に示す平面図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、周波数調整モジュールとした周波数調整部の調整パッド部にスリットを形成した状態を示す平面図である。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、スリットの有無に応じて周波数評価した際の周波数特性を示すグラフである。 同じく、本発明を適用可能な、他のアンテナ装置において、周波数調整モジュールとした周波数調整部の調整パッド部に、図23とは別方向にスリットを形成した状態を示す平面図である。
符号の説明
1、40…アンテナ装置、2、102…基板、3…グラウンド導体、4…ローディング部、5…チップインダクタ(インダクタ部)、6、106…周波数調整部、7…給電部、8…給電導体、14、43…素体、15、44…導体パターン、17、49…チップインダクタ(集中定数素子)、21…周波数調整部本体、31A〜31D…容量可変ダイオード(容量可変素子)、32、32A、32B…バイアス電圧入力端子(容量調整手段)、42…第2ローディング部、107…配線パターン、108…モジュール基板
110…調整パッド部、P1…接続点、S1、S2、S3、S4…スリット

Claims (8)

  1. 基板と、
    該基板上の表面に形成されたグラウンド導体と、
    前記基板上に配置され、誘電体または磁性体あるいはその両方を兼ね備えた複合材料からなる素体と、該素体に形成された線状の導体パターンとを有するローディング部と、
    前記導体パターンの一端と前記グラウンド導体との間に接続されるインダクタ部と、
    前記インダクタ部の一端に給電する給電点とを備えるアンテナ装置において、
    前記導体パターンの一端と前記インダクタ部との間に周波数調整部が設けられ、
    該周波数調整部が、前記導体パターンの一端と前記インダクタ部とを接続する容量可変素子と、該容量可変素子のキャパシタンスを調整する容量調整手段とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記ローディング部を複数備えると共に、
    前記周波数調整部が、複数の前記ローディング部の一端と前記インダクタ部とをそれぞれ接続する複数の前記容量可変素子を備えることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記容量可変素子が、容量可変ダイオードで構成され、
    前記容量調整手段が、前記容量可変ダイオードにバイアス電圧を印加して該容量可変ダイオードのキャパシタンスを調整することを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記導体パターンの一端に接続される集中定数素子が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記周波数調整部が、前記基板に載置可能であると共に前記導体パターンの一端と前記インダクタ部とを接続する周波数調整モジュールとされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記周波数調整モジュールが、配線パターンを表面に有するモジュール基板と、
    前記モジュール基板に前記配線パターンを用いて設けられた周波数調整部本体と、
    前記モジュール基板に設けられ前記ローディング部に接続されるアンテナ端子と、を備え、
    前記配線パターンが、前記アンテナ端子に接続されトリミング可能な周波数微調整用の調整パッド部を有していることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。
  7. 前記導体パターンが、前記素体の長手方向に巻回された螺旋形状を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記導体パターンが、前記素体の表面に形成されたミアンダ形状を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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