JP2006270739A - Pllのロック検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】PLLの動作に影響を与えることなく、その回路規模が小さく、設計の検証も容易で、ロック状態の判定精度を適宜設定することができるPLLのロック検出回路を提供する。
【解決手段】ロック検出回路は、PLLに入力される入力クロックおよびフィードバッククロックを各々分周した第1および第2の分周クロックを出力する第1および第2の分周回路と、第1および第2の分周クロックを比較し、両者の間の位相差に相当する位相差出力信号を出力する比較回路と、2以上の所定のカウント数まで、第1の分周クロックをカウントして、所定パルス幅のカウント信号を出力するカウンタと、位相差出力信号が出力されない状態で、前記カウント信号が所定数入力されるとロック検出信号を出力する検出回路とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、PLL(位相同期ループ)において、その入力クロック(基準クロック)とフィードバッククロックとの間の位相がロック(同期)したことを検出するロック検出回路に関するものである。
PLLは、入力クロックに位相同期し、同一のないしは逓倍された周波数を持つ出力クロックを生成するもので、一般に、位相比較回路、チャージポンプ回路、ローパスフィルタ、電圧制御発振器、分周回路等によって構成される。
PLLでは、位相比較回路によって、外部から入力される入力クロックと、分周回路から入力されるフィードバッククロックとの位相差が検出され、その検出結果となる位相差信号が出力される。
続いて、チャージポンプ回路により、位相差信号に応じて、その出力信号のパルス幅が変更され、さらにローパスフィルタによって、チャージポンプ回路の出力信号のパルス幅に応じたアナログ電圧信号に変換される。電圧制御発振器では、ローパスフィルタから入力されるアナログ電圧信号に応じて、その出力信号の発振周波数が変更され、PLLの出力クロックとして出力されるとともに、分周回路に入力される。
分周回路では、PLLが所望する逓倍数に応じて、電圧制御発振器の出力信号が分周される。分周回路の出力信号は、フィードバッククロックとして位相比較回路に入力され、上記のようにして、入力クロックとフィードバッククロックとの位相差を検出し、電圧制御発振器の出力信号の発振周波数を変更することを繰り返し行うことによって、入力クロックとフィードバッククロックの位相が同期(ロック)される。
また、PLLの用途によっては、その出力クロックが安定したことを検知するために、PLLの入力クロックとフィードバッククロックとの間の位相が同期したことを検出するロック検出回路が付加されることがある。
通常、ロック検出回路としては、位相比較回路の位相差信号を取り出して、ローパスフィルタで平準化した信号を、閾値電圧と比較する比較回路に入力し、その比較結果に応じてロック検出を行うものや、位相差信号と、遅延回路を用いて位相差信号を所定時間だけ遅延させた信号とのパルス幅の比較を行うことによって、ロック検出信号を生成するものなどが知られている。
例えば、特許文献1には、PLL内部の位相比較回路からチャージポンプ回路に入力されるPu信号およびPd信号を取り出して排他的NOR回路に入力し、排他的NOR回路の出力信号をフリップフロップのクロック入力端子に入力するとともに、ループフィルタから電圧制御発振回路に入力される制御信号Vcに応じて遅延時間が変化する遅延回路を介してフリップフロップのデータ入力端子Dに入力し、フリップフロップのQ出力をロック検出信号とするPLL回路が開示されている。
特開平10−70457号公報
従来のロック検出回路では、PLLがロック検出回路を含まないことを前提として設計されたものである場合、位相比較回路の位相差信号(PLLの内部信号)を取り出すことによって次段のチャージポンプ回路の特性を変えてしまい、PLLが設計通りに動作しない場合がある。また、ロック検出回路を、ローパスフィルタや電圧比較回路等のアナログ回路を使用して構成すると、回路規模が大きく、その設計の検証も困難である。
一方、特許文献1では、ロック検出回路が論理回路で構成されているので、回路規模が小さく、その設計の検証も容易であるという利点がある反面、ロック判定期間が非常に短く、PLLの出力クロックが安定する前の瞬間的な入力クロックとフィードバッククロックとの同位相期間をロック判定してしまい、その結果、ロック検出信号の論理が短時間のうちに頻繁に変化するという問題がある。
本発明の目的は、前記従来技術に基づく問題点を解消し、PLLの動作に影響を与えることなく、その回路規模が小さく、設計の検証も容易で、ロック状態の判定精度を適宜設定することができるPLLのロック検出回路を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、PLLに入力される入力クロックを分周した第1の分周クロックを出力する第1の分周回路と、前記PLLに入力されるフィードバッククロックを分周した第2の分周クロックを出力する第2の分周回路と、前記第1の分周クロックと前記第2の分周クロックとを比較し、両者の間の位相差に相当するパルス幅の位相差出力信号を出力する比較回路と、2以上の所定のカウント数まで、前記入力クロックまたは前記フィードバッククロックに同期したクロックをカウントして、所定パルス幅のカウント信号を出力するカウンタと、前記位相差出力信号が出力されない状態で、前記カウント信号が所定数入力されるとロック検出信号を出力する検出回路とを備えたことを特徴とするPLLのロック検出回路を提供する。
ここで、さらに、前記比較回路から前記検出回路に入力される位相差出力信号のパルス幅を短くする方向に調整するパルス幅調整回路を備えることが好ましい。
また、前記検出回路は、その出力信号が、前記位相差出力信号の立上り又は立下りのタイミングで所定値にセットされ、前記カウント信号によってリセットされる第1の検出回路と、前記カウント信号の立上り又は立下りのタイミングで前記第1の検出回路の出力信号を保持して前記ロック検出信号として出力し、前記位相差出力信号によって前記ロック検出信号がリセットされる第2の検出回路とを含み、
前記パルス幅調整回路は、前記第1の検出回路に入力される位相差出力信号のパルス幅を調整する第1のパルス幅調整回路と、前記第2の検出回路に入力される位相差出力信号のパルス幅を調整する第2のパルス幅調整回路とを含むことが好ましい。
また、前記カウンタは、使用時に、前記カウント数を2以上の任意の値に変更可能なプログラマブルカウンタであり、前記ロック検出信号によってリセットされるものであることが好ましい。
本発明のPLLのロック検出回路は、PLLの内部信号を使用せず、PLLに入力される入力クロックとフィードバッククロックのみを使用して、両者の位相のロック検出を行う。このため、PLLがロック検出回路を含まないことを前提として設計されたものである場合であっても、その内部回路の特性を変えることがないので、PLLを常に設計通りに動作させることができる。
また、本発明のPLLのロック検出回路は、アナログ回路を使用せず、論理回路で構成されているので、その回路規模が小さく、設計の検証も容易である。また、本発明のPLLのロック検出回路では、パルス幅調整回路を用いることによって、ロック検出およびアンロック検出の精度を適宜変更することができ、ロック検出の精度とアンロック検出の精度とを各々独立に変更することも可能である。
また、本発明のロック検出回路では、カウンタに設定されるカウント数を変えることでロック判定期間を適宜変更することができる。ロック判定期間を変更することでロックの判定精度を変更することができ、例えばPLLの出力クロックが安定する前の瞬間的な入力クロックとフィードバッククロッとの同位相期間をロック判定してしまい、ロック検出信号が頻繁に変化することを防止することができる。
以下に、添付の図面に示す好適実施形態に基づいて、本発明のPLLのロック検出回路を詳細に説明する。
図1は、本発明のPLLのロック検出回路の構成を表す一実施形態の概略図である。同図に示すロック検出回路10は、PLL12に入力される入力クロックとフィードバッククロックとがロックされたことを検出して、その検出結果となるロック検出信号を出力するもので、分周回路14a、14bと、比較回路16と、パルス幅調整回路18a、18bと、プログラマブルカウンタ20と、検出回路22と、OR回路34a、34b、34cとによって構成されている。
ここで、PLL12は、入力クロックに位相同期し、同一のないしは逓倍された周波数を持つ出力クロックを生成する。PLL12には、入力クロックが入力されるとともに、PLL12から出力される出力クロックがフィードバッククロックとして入力される。なお、フィードバッククロックは、出力クロックを分周したクロックであってもよい。PLL12は、各種構成のものが利用可能であり、ここでは、その詳細な説明は省略する。
次に、ロック検出回路10について説明する。
まず、分周回路14aは、PLL12に入力されるフィードバッククロックAを2分周した分周クロックCを出力するもので、D型フリップフロップ24aによって構成されている。フリップフロップ24aのクロック入力端子にはフィードバッククロックAが入力され、そのデータ入力端子Dには、自分自身の反転データ出力信号Q ̄が入力される。また、分周クロックCは、フリップフロップ24aのデータ出力端子Qから出力される。
分周回路14aでは、フリップフロップ24aの反転データ出力信号Q ̄が、フィードバッククロックAの立上りのタイミングでフリップフロップ24aに保持される。これにより、図3および図4のタイミングチャートに示すように、フィードバッククロックAが2分周され、その分周クロックCが、フリップフロップ24aのデータ出力端子Qから出力される。
同様に、分周回路14bは、PLL12に入力される入力クロックBを2分周した分周クロックDを出力するもので、D型フリップフロップ24bによって構成されている。フリップフロップ24bのクロック入力端子には入力クロックBが入力され、そのデータ入力端子Dには、自分自身の反転データ出力信号Q ̄が入力される。また、分周クロックDは、フリップフロップ24bのデータ出力端子Qから出力される。
分周回路14bにおいても、フリップフロップ24bの反転データ出力信号Q ̄が、入力クロックBの立上りのタイミングでフリップフロップ24bに保持される。これにより、同じく図3および図4のタイミングチャートに示すように、入力クロックBが2分周され、その分周クロックDが、フリップフロップ24bのデータ出力端子Qから出力される。
ここで、入力クロックとフィードバッククロックとの間の位相がロックした状態であっても、両者のデューティ比が異なる場合がある。この場合、分周回路がないと比較回路16からは、両者の間に位相差があることを表す位相差出力信号が出力される。分周回路14a、14bは、入力クロックとフィードバッククロックとのデューティ比の違いを解消する目的で設けられている。なお、分周回路14a、14bは、2分周に限定されない。
続いて、比較回路16は、分周クロックCと分周クロックDとを比較し、両者の間の位相差に相当するパルス幅の位相差出力信号Eを出力するもので、EXOR回路26によって構成されている。EXOR回路26には、分周クロックCおよび分周クロックDが入力される。図3および図4のタイミングチャートに示すように、EXOR回路26からは、位相差出力信号Eとして、分周クロックCと分周クロックDとの間の位相差に相当するハイレベルのパルス信号が出力される。
本実施形態では、比較回路16の一例として、EXOR回路26を用いて、分周クロックCおよび分周クロックDの立上りおよび立下りの両方で両者の位相差を検出する。このように、分周クロックCおよび分周クロックDの立上りおよび立下りの両方で位相差を検出する方が検出精度が高く好ましいが、これに限定されず、比較回路16は、例えば分周クロックCおよび分周クロックDの立上りだけ、または立下りだけで両者の位相差を検出するようにしてもよい。
続いて、パルス幅調整回路18a、18bは、比較回路16から検出回路22に入力される位相差出力信号Eのパルス幅を短くする方向に調整するもので、図2に示すように、各々、所望の遅延時間を発生させる為のバッファ28と、AND回路30とによって構成されている。
パルス幅調整回路18aを代表的に説明すると、位相差出力信号Eが、AND回路30の一方の入力端子に入力されるとともに、直列に接続された例えば3つのバッファ28を介して遅延され、AND回路30の他方の入力端子に入力される。その結果、AND回路30からは、位相差出力信号Eの立上りが、3つのバッファ28の遅延時間だけ遅延され、位相差出力信号Eよりも、3つのバッファ28の遅延時間だけ短いパルス幅を持つハイレベルのパルス信号が出力される。また、位相差出力信号Eが非常に細いパルス幅の場合はキャンセル(消滅)でき、ノイズ等による誤動作も防止できる。パルス幅調整回路18bも同様である。
パルス幅調整回路18a、18bを設け、位相差出力信号Eのパルス幅を短くする方向に調整することによって、検出回路22によるロック検出およびアンロック検出の精度を適宜変更することができる。例えば、パルス幅調整回路18aを設けることによって、ロック状態が検出されやすくなるようにすることができる。また、パルス幅調整回路18bを設けることによって、アンロック状態が検出されにくくなるようにすることができる。
なお、パルス幅調整回路18a、18bは、必須の構成要素ではなく、必要に応じて適宜設けることが好ましい。図1に示す例では、2つのパルス幅調整回路18a、18bを設けているが、パルス幅調整回路18aだけを設け、その出力信号を、検出回路22のフリップフロップ32aのクロック入力端子と、OR回路34bに入力するようにしてもよい。この場合、ロック検出がされやすく、アンロック検出がされにくくなる。
続いて、プログラマブルカウンタ20は、あらかじめ設定された、2以上の所定のカウント数まで分周クロックDをカウントして、所定パルス幅のハイレベルのパルス信号(カウント信号)を出力する。その後、プログラマブルカウンタ20は、再度、あらかじめ設定された所定のカウント数まで分周クロックDをカウントして、所定パルス幅のハイレベルのパルス信号を出力することを繰り返す。図3および図4に示すタイミングチャートは、カウント数が2の場合の例である。
また、プログラマブルカウンタ20のリセット入力端子Rには、イネーブル信号ENLの反転信号およびロック検出信号が入力されるOR回路34cの出力信号(リセット信号)が入力される。プログラマブルカウンタ20は、イネーブル信号ENLがローレベルになるか、ロック検出信号がハイレベルになるとリセットされ、その出力信号(カウント信号)はローレベルとなる。
プログラマブルカウンタ20に設定するカウント値は、使用時に適宜変更することが可能である。また、プログラマブルカウンタ20がカウントするクロックは、分周クロックDに限らず、入力クロックまたはフィードバッククロックに同期したクロック、例えば分周クロックCやその他の回路で生成された同期クロックなどでもよい。また、プログラマブルカウンタ20の代わりに、カウント数が固定のカウンタを使用してもよい。
最後に、検出回路22は、パルス幅調整回路18a、18bの出力信号、すなわち位相差出力信号Eが出力されない状態で、前記カウント信号が所定数入力されると、入力クロックとフィードバッククロックとの間の位相がロックしたことを表すロック検出信号Gを出力するもので、本実施形態では2つのD型フリップフロップ32a、32bによって構成されている。
フリップフロップ32aのクロック入力端子にはパルス幅調整回路18aの出力信号が入力され、データ入力端子Dは電源に接続されている。また、フリップフロップ32bのクロック入力端子にはプログラマブルカウンタ20の出力信号Hが入力され、データ入力端子Dにはフリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fが入力される。ロック検出信号Gは、フリップフロップ32bのデータ出力端子Qから出力される。
また、フリップフロップ32aのリセット入力端子Rには、イネーブル信号ENLの反転信号およびプログラマブルカウンタ20の出力信号Hが入力されるOR回路34aの出力信号(リセット信号)が入力される。同様に、フリップフロップ32bのリセット入力端子Rには、イネーブル信号ENLの反転信号およびパルス幅調整回路18bの出力信号が入力されるOR回路34bの出力信号(リセット信号)が入力される。
イネーブル信号ENLがローレベルの場合、フリップフロップ32aおよび32bはリセットされる。また、フリップフロップ32aは、プログラマブルカウンタ20の出力信号Hがハイレベルになるとリセットされ、フリップフロップ32bは、パルス幅調整回路18bの出力信号、すなわち位相差出力信号Eがハイレベルになるとリセットされる。この時、フリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fはハイレベルとなり、ロック検出信号Gはローレベルとなる。
また、イネーブル信号ENLがハイレベルの場合、フリップフロップ32aは、その反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fが、パルス幅調整回路18aの出力信号、すなわち位相差出力信号Eの立上りのタイミングでローレベルにセットされ、カウント信号Hのハイレベルによってハイレベルにリセットされる。また、フリップフロップ32bは、カウント信号Hの立上りのタイミングで出力信号Fを保持してロック検出信号Gとして出力し、パルス幅調整回路18bの出力信号、すなわち位相差出力信号Eのハイレベルによってロック検出信号Gがローレベルにリセットされる。
以下、ロック検出時およびアンロック検出時のロック検出回路10の動作を説明する。まず、図3のタイミングチャートを参照してロック検出時の動作を説明する。
イネーブル信号ENLとしてローレベルが入力されると、プログラマブルカウンタ20および検出回路22のフリップフロップ32aおよび32bはリセットされ、プログラマブルカウンタ20の出力信号Hはローレベル、フリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fはハイレベル、ロック検出信号Gはローレベルとなる。その後、イネーブル信号ENLがハイレベルになると、ロック検出回路10は動作を開始する。
入力クロックBとフィードバッククロックAとの間の位相がロックされていない場合、比較回路16によって両者の間の位相差が検出され、位相差出力信号Eとしてハイレベルのパルス信号が出力される。
この時、位相差出力信号Eはパルス幅調整回路18aを介してフリップフロップ32aのクロック入力端子に入力され、その立上りでフリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fはハイレベルからローレベルにセットされる。また、位相差出力信号Eは、パルス幅調整回路18bおよびOR回路34bを介して検出回路22のリセット入力端子に入力され、フリップフロップ32bがリセットされるため、ロック検出信号Gはローレベルを維持する。
その後、位相差出力信号Eは何度かハイレベルとなっているが、フリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fおよびロック検出信号Gは、プログラマブルカウンタ20の出力信号Hがハイレベルとなるまで、その状態を維持する。
続いて、プログラマブルカウンタ20の出力信号Hがハイレベルになると、OR回路34aを介してフリップフロップ32aがリセットされ、その反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fはローレベルからハイレベルに戻る。また、フリップフロップ32bは、プログラマブルカウンタ20の出力信号Hの立上りで、フリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fがハイレベルに戻る前のローレベルを保持するので、ロック検出信号Gはローレベルの状態を維持する。
その後、位相差出力信号Eとして、ハイレベルが入力される間は、上記と同様の動作が繰り返される。
続いて、入力クロックBとフィードバッククロックAとの間の位相がロックされると、位相差出力信号Eとしてハイレベルのパルス信号が出力されなくなる。この状態になってから、プログラマブルカウンタ20の出力信号Hがハイレベルになると(1回目)、上記と同様に、フリップフロップ32aはリセットされて、その反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fはハイレベルに戻り、ロック検出信号Gはローレベルの状態を維持する。
その後、位相差出力信号Eとしてハイレベルが出力されない状態が続くと、フリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fはハイレベルに維持され、ロック検出信号はローレベルに維持される。
続いて、プログラマブルカウンタ20の出力信号Hが再度ハイレベルになると(2回目)、フリップフロップ32aはリセットされ、その反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fはハイレベルを維持する。また、フリップフロップ32bは、プログラマブルカウンタ20の出力信号Hの立上りでフリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fのハイレベルを保持するので、ロック検出信号Gは、ローレベルからハイレベルに変化する。
ロック検出信号Gがハイレベルになると、OR回路34cを介してプログラマブルカウンタ20がリセットされる。検出回路22は、次に位相差出力信号Eがハイレベルになるまで、すなわち入力クロックBとフィードバッククロックAとの間の位相のロックがはずれるまで、その状態を維持する。すなわち、フリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fおよびロック検出信号Gはともにハイレベルを維持する。
すなわち、ロック検出信号Gは、位相差出力信号Eにハイレベルが出力されない状態でカウント信号Hが2クロック分入力されることによって初めて、アンロック状態を表すローレベルからロック状態を表すハイレベルに変化する。また、カウント信号Hの2クロック分の時間、すなわちロック判定期間(ロック状態の判定精度)は、プログラマブルカウンタ20に設定されたカウント数によって適宜変更することができる。
次に、図4のタイミングチャートを参照してアンロック検出時の動作を説明する。
上記のように、入力クロックBとフィードバッククロックAとの間の位相が一旦ロックされた後、両者の位相がずれた場合、比較回路16から、位相差出力信号Eとしてハイレベルのパルス信号が出力される。
位相差出力信号Eがハイレベルになると、パルス幅調整回路18aの出力信号の立上りで検出回路22のフリップフロップ32aの反転データ出力端子Q ̄の出力信号Fがハイレベルからローレベルに変化する。また、位相差出力信号Eのハイレベルにより、パルス幅調整回路18bおよびOR回路34bを介して検出回路22のフリップフロップ32bがリセットされ、ロック検出信号Gはローレベルに変化する。
また、ロック検出信号Gがローレベルになると、OR回路34cを介してプログラマブルカウンタ20のリセットが解除される。プログラマブルカウンタ20は、次の分周クロックDの立上りからカウントを開始する。なお、これ以後の動作は、ロック検出時の動作と同様であるから、その説明は省略する。
ロック検出回路10は、PLL12の内部信号を使用せず、PLL12に入力される入力クロックとフィードバッククロック(PLL12の外部信号)のみを使用して、両者の位相のロック検出を行う。このため、PLL12がロック検出回路を含まないことを前提として設計されたものである場合であっても、その内部回路の特性を変えることがないので、PLL12を常に設計通りに動作させることができる。
また、ロック検出回路10は、アナログ回路を使用せず、論理回路で構成されているので、その回路規模が小さく、設計の検証も容易である。
また、ロック検出回路10では、ロック判定期間を、プログラマブルカウンタ20に設定されるカウント数を変えることによって適宜変更することができる。このため、例えばロック判定期間を比較的長く設定することによって、ロックの判定精度を上げることができ、PLLの出力クロックが安定する前の瞬間的な入力クロックとフィードバッククロッとの同位相期間をロック判定してしまい、ロック検出信号Gが頻繁に変化することを防止することができる。
また、プログラマブルカウンタを使用する場合、一度ロックを検出した後で、そのカウント数を適宜変更して使用することも可能である。例えば、ノイズ等の影響によって一瞬アンロック状態となる場合などを考慮して、一度ロックを検出した後でプログラマブルカウンタのカウント数を下げておくことにより、比較的短時間で再度ロックの検出を行わせるようにすることができる。
また、PLLのロック検出回路10では、パルス幅調整回路18a、18bを用いることによって、ロック状態の検出精度と、アンロック状態の検出精度とを各々独立に変更することが可能である。
例えば、PLLの用途によっては、一度ロックを検出した後は、極力アンロックを検出したくない場合がある。このような場合、上記のように、パルス幅調整回路18bで位相差出力信号のパルス幅を短くする方向に調整することによってアンロック状態を検出しにくくすることができる。また、ロック検出の精度を落として検出したい場合には、パルス幅調整回路18aで位相差出力信号のパルス幅を短くする方向に調整することによってロック状態を検出しやすくすることができる。
なお、本発明のPLLのロック検出回路を構成する分周回路、比較回路、パルス幅調整回路、プログラマブルカウンタ、および検出回路の具体的な回路構成は何ら限定されず、同等の機能を実現するどのような構成の回路であってもよい。また、図1に示す例では、イネーブル信号ENLを使用しているが、これも必須の構成要素ではなく、必要に応じて適宜設けるのが好ましい。
本発明は、基本的に以上のようなものである。
以上、本発明のPLLのロック検出回路について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
本発明のPLLのロック検出回路の構成を表す一実施形態の概略図である。 図1に示すPLLのロック検出回路で用いられている検出パルス幅調整回路の構成を表す概略図である。 図1に示すPLLのロック検出回路のロック検出時の動作を表すタイミングチャートである。 図1に示すPLLのロック検出回路のアンロック検出時の動作を表すタイミングチャートである。
符号の説明
10 PLLのロック検出回路
12 PLL
14a、14b 分周回路
16 比較回路
18a、18b 検出パルス幅調整回路
20 プログラマブルカウンタ
22 ロック検出回路
24a、24b、32a、32b D型フリップフロップ
26 EXOR回路
28 バッファ
30 AND回路
34a、34b、34c OR回路

Claims (4)

  1. PLLに入力される入力クロックを分周した第1の分周クロックを出力する第1の分周回路と、前記PLLに入力されるフィードバッククロックを分周した第2の分周クロックを出力する第2の分周回路と、前記第1の分周クロックと前記第2の分周クロックとを比較し、両者の間の位相差に相当するパルス幅の位相差出力信号を出力する比較回路と、2以上の所定のカウント数まで、前記入力クロックまたは前記フィードバッククロックに同期したクロックをカウントして、所定パルス幅のカウント信号を出力するカウンタと、前記位相差出力信号が出力されない状態で、前記カウント信号が所定数入力されるとロック検出信号を出力する検出回路とを備えたことを特徴とするPLLのロック検出回路。
  2. さらに、前記比較回路から前記検出回路に入力される位相差出力信号のパルス幅を短くする方向に調整するパルス幅調整回路を備えることを特徴とする請求項1に記載のPLLのロック検出回路。
  3. 前記検出回路は、その出力信号が、前記位相差出力信号の立上り又は立下りのタイミングで所定値にセットされ、前記カウント信号によってリセットされる第1の検出回路と、前記カウント信号の立上り又は立下りのタイミングで前記第1の検出回路の出力信号を保持して前記ロック検出信号として出力し、前記位相差出力信号によって前記ロック検出信号がリセットされる第2の検出回路とを含み、
    前記パルス幅調整回路は、前記第1の検出回路に入力される位相差出力信号のパルス幅を調整する第1のパルス幅調整回路と、前記第2の検出回路に入力される位相差出力信号のパルス幅を調整する第2のパルス幅調整回路とを含むことを特徴とする請求項2に記載のPLLのロック検出回路。
  4. 前記カウンタは、使用時に、前記カウント数を2以上の任意の値に変更可能なプログラマブルカウンタであり、前記ロック検出信号によってリセットされることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のPLLのロック検出回路。
JP2005088236A 2005-03-25 2005-03-25 Pllのロック検出回路 Withdrawn JP2006270739A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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