JP2006269300A - シールド電線 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一本あるいは複数本の絶縁電線の外周に導電層を有し、さらに前記導電層の外周に保護絶縁層を有するシールド電線であって、前記導電層は導電性を有する金属テープであり、前記金属テープは絶縁電線上に絶縁電線外周全体を覆うように縦添えされており、かつ前記保護絶縁層の厚さをt、前記シールド電線の外径をDとするとき、前記金属テープの長手方向の破断伸びE(%)が、下記数式で表されることを特徴とするシールド電線。
【選択図】図1
Description
(1)一本あるいは複数本の絶縁電線の外周に導電層を有し、さらに前記導電層の外周に保護絶縁層を有するシールド電線であって、前記導電層は導電性を有する金属テープであり、前記金属テープは絶縁電線上に絶縁電線外周全体を覆うように縦添えされており、かつ前記保護絶縁層の厚さをt、前記シールド電線の外径をDとするとき、前記金属テープの長手方向の破断伸びE(%)が、下記数式で表されることを特徴とするシールド電線
(4)前記金属層が銅あるいはアルミニウムであることを特徴とする(2)に記載のシールド電線、
を提供するものである。
電線屈曲半径を6Dとして半周屈曲させた状態を図3に示すが、この状態での電線の中心軸長は円周率をπとすると6.5πDとなり、電線の保護絶縁層の内面の円弧長は保護絶縁層の肉厚をtとすると、(7D−t)πと表される。
図1は本発明のシールド電線の一実施形態の概略断面図であり、導体1の上に絶縁層2を施した絶縁電線の外周に、導電層3、さらにその外周に保護絶縁層4を形成したものである。
本発明の導電層3は、テープ状の導電性を有する材料を長手方向にたて添えしたものである。導電層3の材質は特に限定しないが、銅もしくはアルミニウムが好ましい。
導電層3として使用される金属テープもしくは金属−樹脂ラミネートテープとしては、金属層の伸びが(50D−100t)/6.5Dより大きいものを使用する。さらに、金属−樹脂ラミネートテープを使用した場合には、樹脂層の伸びが金属層の伸びより大きいことが好ましい。
図2中、シールド電線6は以下の構造を有する。
外径0.20mmφの軟銅線を7本撚り合わせて導体径0.6mmφに仕上げた撚り線導体1の上に、発泡ポリエチレン樹脂組成物からなる絶縁層2を外径が1.65mmとなるように被覆し、その外周に導電層3として、銅層の破断伸びが6%で、銅層厚9μm、接着層厚4μm、ポリエステル層厚12μmの銅−ポリエステルラミネートテープ31(厚さ25μm)を縦添えし、さらにその外周に0.1mmφの錫めっき軟銅線からなる編組32を施し、さらにその外周にPVC樹脂組成物からなる0.39mm厚の保護絶縁層4を施し、外径が3.0mmとなるように形成したものである。
なお、前記式2に本実施例の各値を代入すると保護絶縁層内面部位の伸びは約5.7%となる。
この結果、いずれも銅層の割れは見られなかった。
導電層に使用する銅−ポリエステルラミネートテープの銅層の破断伸びが4%である他は実施例と同様にシールド電線を作成した。
得られたシールド電線を半径18mmの金属製の円柱状物(以降マンドレルとする)に1周巻き付けた後、マンドレルから外す作業をシールド電線6のそれぞれ異なる箇所10箇所について実施し、それぞれ巻き付け部分の保護絶縁層4および編組32を除去し、銅−ポリエステルラミネートテープ31の外観の観察を行った。
この結果、いずれの箇所からも銅層の破断が確認された。
2 絶縁層
3 導電層
31 銅−ポリエステルラミネートテープ
32 編組
4 保護絶縁層
5 シールド電線
6 シールド電線
Claims (4)
- 前記金属テープが銅あるいはアルミニウムであることを特徴とする請求項1に記載のシールド電線。
- 前記金属層が銅あるいはアルミニウムであることを特徴とする請求項2に記載のシールド電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005087094A JP2006269300A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | シールド電線 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005087094A JP2006269300A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | シールド電線 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006269300A true JP2006269300A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37205029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005087094A Pending JP2006269300A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | シールド電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006269300A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022209876A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 住友電気工業株式会社 | 同軸ケーブル |
-
2005
- 2005-03-24 JP JP2005087094A patent/JP2006269300A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022209876A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 住友電気工業株式会社 | 同軸ケーブル |
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