JP2006267683A - ナビゲーション装置、その制御方法及び制御プログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、その制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ナビゲーションでの施設検索結果の表示を、走行中か停車中かの判別結果に応じて切り替え、縮尺も変更することにより、優れた使い勝手とより一層の安全性を実現する。
【解決手段】検索結果の表示にあたり、状態検出部42が、車両の走行状態として走行中又は停止中を検出し、変化部43が、検索された施設の表示形態を、検出した前記走行状態に応じて変化させる。また、縮尺変更部44により、検索された施設の少なくとも1つを前記地図上に表示できるように地図表示の縮尺を変更するようにしてもよく、この場合、縮尺変更の一例として、縮尺変更部44は、検索された全ての施設を表示可能な縮尺に変更することも考えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ナビゲーションでの施設検索結果の表示を、走行中か停車中かの判別結果に応じて切り替え、縮尺も変更することにより、優れた使い勝手とより一層の安全性を実現するものである。
近年、GPSなど情報処理技術の進展に伴い、車載型に代表される移動体用のナビゲーション装置が急速に普及している。ナビゲーション装置は、予め用意された道路や地図のデータに基づき、現在位置を周辺地図上に表示したり、指定された目的地への最適な経路を計算・設定しそれに沿って進行方向等の誘導案内を出力するものである。
また、給油所、コンビニエンスストア、ファミリーレストランなど近くの施設を条件検索する機能も、周辺検索や自車位置周辺検索などと呼ばれ、一般化している(例えば、特許文献1参照)。検索の結果見つかった施設については、従来では、停車中はリスト表示し、走行中は表示画面の地図上にアイコンなどの目印で表示していた。なお、地図上に表示された施設について、情報の閲覧や目的地としての登録などの操作は、その地図上から行う。また、上記のような従来技術において、対象の施設が複数有って、地図上に表示する場合は、自車位置に最寄りの施設を一つ選び、自車位置と共に表示していた。
特開平6−223296
しかし、上記のように、複数候補の中で自車位置から最寄りの施設のみを表示する従来技術では、ユーザーが行きたい施設がその最寄りの施設とは限らないため、要望に合わない可能性があった。
また、該当の施設が自車位置から遠い場合、検索時の地図表示縮尺によっては、自車位置かその施設か表示できるのはいずれか一方のみの場合もあり、表示が自車位置優先だと、施設が表示範囲外となって画面に表示されず(例えば図7)、自車位置からの方向も距離も見当が付かず不便であり、一方、施設の表示が優先だと、現在位置表示が画面外となってやはり使い勝手を損なうおそれもあった。
本発明は、上記のような従来技術の課題を解決するもので、その目的は、ナビゲーションでの施設検索結果の表示を、走行中か停車中かの判別結果に応じて切り替え、縮尺も変更することにより、優れた使い勝手とより一層の安全性を実現することである。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様では(請求項1、4、7)、自車位置、方位、車速の検出部と、情報の記憶部及び入出力部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備えたナビゲーション装置(その制御方法、制御プログラム)において、前記制御部により、前記記憶部に格納されている施設データから、指定される条件に合う施設を検索する検索手段(処理)と、車両の走行状態として走行中又は停止中を検出する状態検出手段(処理)と、検索された施設の表示形態を、検出した前記走行状態に応じて変化させる変化手段(処理)と、を実現し、前記表示形態の1つが、検索された施設を自車位置と共に地図上に表示するものであり、さらに、前記制御部により、検索された施設の少なくとも1つを前記地図上に表示できるように地図表示の縮尺を変更する縮尺変更手段(処理)を実現することを特徴とする。
このように、周辺施設の検索結果表示について、走行中か停車中かの判別結果に応じ、停車中は従来同様にリスト表示しそのまま目的地や登録地点としての操作に移行容易とし、走行中は地図表示上で自車位置周辺に存在する対象施設の位置をアイコンなどの目印や矢印等で強調表示する、といった使い分けに加え、縮尺変更により、状況に応じた優れた使い勝手と、ナビゲーション操作でのより一層の安全性が実現可能となる。
本発明の他の態様では(請求項2、5、8)、上記各態様において、前記縮尺変更手段(処理)は、検索された全ての施設を表示可能な縮尺に変更することを特徴とする。
このように、検索結果の全施設を画面で一覧可能とする縮尺変更により、全施設の位置関係の把握と最適な施設の選択が飛躍的に容易となる。
本発明の他の態様では(請求項3、6、9)、上記各態様において、前記車両が停止中であることが検出された場合の前記表示形態が、前記検索された施設の一覧リスト表示であることを特徴とする。
このように、停止中はリスト表示を行うことにより、上下のカーソル移動のみの単純な操作で施設情報の表示や地点の選択など具体的な各種操作への移行が容易になり使い勝手が大幅に改善される。
以上のように、本発明によれば、ナビゲーションでの施設検索結果の表示を、走行中か停車中かの判別結果に応じて切り替え、縮尺も変更することにより、優れた使い勝手とより一層の安全性を実現することが可能となる。
次に、本発明のナビゲーション装置(以下「本装置」と呼ぶ)、その制御方法、制御プログラムを実施するための最良の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、背景技術や課題での説明と共通の前提事項は繰り返さない。
〔1.構成〕
本装置は、図1に示す下記の各部分を備える。航法センサ群1は、自車位置、方位、車速の検出部で、GPS、ジャイロ、車速パルスなどを用いる。記憶部20は、施設検索用の施設データD1、経路探索用の道路データ及び地図表示用の地図データ(道路地図データD2と総称する)といった情報の記憶部であり、DRAM等のメモリ群や、DVD−ROM、CD−ROM、HDDなどの記憶媒体の読み出しや書き込みを制御するディスク制御部12などにより適宜構成する。
情報の入出力部としては、地図などの情報を表示する液晶表示パネルなどの表示部10と、ボタンスイッチやリモコンユニットなどの入力部11と、があり、これらはタッチパネル機能付液晶表示パネルなどの形で一体化してもよい。
制御部4は、前記各部の制御を含む情報処理を行う部分で、例えば、CPU、各種インタフェースなどの周辺回路などを含み、この制御部4及び所定のプログラムにより、図1に示す各要素40〜44の機能作用が実現・実行される。
このうち、通常時における、自車の位置や方位、車速などの航法計算、目的地の指定受付、経路探索、地図表示、誘導案内等は従来技術に準じた内容でよく、ナビゲーション部40として示し、具体的説明は省略する。本件の特徴は以下にある。
〔2.作用〕
〔2−1.走行状態に応じた表示形態〕
上記のように構成された本実施形態では、まず、施設検索部41(検索手段)が、記憶部20に格納されている施設データD1から、指定される条件に合う施設を検索する(検索処理)。その検索結果の表示にあたり、状態検出部42(状態検出手段)が、車両の走行状態として走行中又は停止中(停車中)を検出し(状態検出処理)、変化部43(変化手段)が、検索された施設の表示形態を、検出した前記走行状態に応じて変化させる(変化処理)。
この際、前記表示形態の1つ、すなわち、走行中の表示形態は、検索された施設を自車位置と共に地図上に表示するものである。もう1つの表示形態すなわち停止中の前記表示形態は、自由であるが、一例として、検索された施設の一覧リスト表示が望ましい。
上記のような作用を実現する処理手順を図2のフローチャートに示す。この例では、周辺検索処理、すなわちナビゲーションの周辺検索メニューから周辺施設の検索(抽出)を行ったのが(ステップ1)、走行中ではなく停車中の場合(ステップ2)、図3に例示するように、現在位置周辺の施設として抽出した施設のリストが表示される(ステップ3)。
望ましくは、そのリストに施設の情報をリンクしておき、施設リストから所望の施設を選択したときに、その施設の位置を地図上に表示する。また、情報を表示するボタン等を選択することにより情報が表示または音声で案内されるようにしてもよい。また、施設リストで一又は二以上の施設を選択すると、地図上にそれら選択した施設の目印(アイコン等)が表示され、その画面での操作を通じて、上記のような情報の表示や施設の選択などを行えるようにしてもよい。
そして、施設の抽出を行ったのが走行中の場合は(図2のステップ2)、現在位置周辺の該当施設を示す目印(アイコン等)を表示し、それ以上の操作は受け付けないことにより、安全性が一層向上する。例えば、図4は、矢尻型の自車位置と共に、3つのコンビニエンスストアCが、下向き矢印の強調記号により地図中に表示されている例である。
〔2−2.縮尺の変更〕
また、縮尺変更部44(図1。縮尺変更手段)により、検索された施設の少なくとも1つを前記地図上に表示できるように地図表示の縮尺を変更する(縮尺変更処理)。この場合、縮尺変更の一例として、検索された全ての施設を表示可能な縮尺に変更することが考えられる。
すなわち、本件では、現在の表示縮尺(スケール)では、抽出された対象施設を表示出来ない場合に、対象施設が表示範囲内に入る縮尺に自動的に変更する。この縮尺の変更としては、図5に示すように、自車位置と抽出された全ての対象施設とを表示出来る縮尺(広域表示方向)に変更してもよいし、また、図6に示すように、自車位置と、少なくともこの自車位置に最も近い対象施設とを表示出来る縮尺に変更するようにしてもよい。後者の場合は、地図縮尺を広域表示方向に1段階ずつ変更し、表示範囲内に対象施設が1つでも含まれる縮尺になった時点で縮尺変更を終了するようにすれば、かけ離れた縮尺に突然飛躍するよりも位置関係が円滑に把握容易となる。
〔3.効果〕
以上のように、本実施形態では、周辺施設の検索結果表示について、走行中か停車中かの判別結果に応じ、停車中は従来同様にリスト表示しそのまま目的地や登録地点としての操作に移行容易とし、走行中は地図表示上で自車位置周辺に存在する対象施設の位置をアイコンなどの目印や矢印等で強調表示する、といった使い分けに加え、縮尺変更により、状況に応じた優れた使い勝手と、ナビゲーション操作でのより一層の安全性が実現可能となる。
また、本実施形態では、検索結果の全施設を画面で一覧可能とする縮尺変更により、全施設の位置関係の把握と最適な施設の選択が飛躍的に容易となる。また、本実施形態では、停止中はリスト表示を行うことにより、上下のカーソル移動のみの単純な操作で施設情報の表示や地点の選択など具体的な各種操作への移行が容易になり使い勝手が大幅に改善される。
〔4.他の実施形態〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するもの及びそれ以外の他の実施形態も含むものである。例えば、縮尺変更により、全施設を画面で一覧可能とする縮尺変更は必須ではない。また、最寄りの施設又は全施設を表示領域に入れるため計算された新しい縮尺が、それまでの縮尺と同一のときは、縮尺は結果としてもちろん変更されないが、例えばこの場合でも、検索結果の施設が表示されたことの注意を促すため、描画し直したり、各施設のアイコン等を点滅表示などにより強調してもよい。
本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態における施設のリスト表示を示す図。 本発明の実施形態において、抽出された施設の地図表示を例示する図。 本発明の実施形態において、抽出されたすべての施設を表示する縮尺変更を例示する図。 本発明の実施形態において、抽出されたうち最寄りの施設のみを表示する縮尺変更を例示する図。 従来技術において、表示縮尺により、抽出された施設が表示範囲外となっている表示例を示す図。
符号の説明
1…航法センサ群
4…制御部
10…表示部
11…入力部
12…ディスク制御部
20…記憶部
40…ナビゲーション部
41…施設検索部
42…状態検出部
43…変化部
44…縮尺変更部
D1…施設データ
D2…道路地図データ

Claims (9)

  1. 自車位置、方位、車速の検出部と、情報の記憶部及び入出力部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備えたナビゲーション装置において、
    前記制御部により、
    前記記憶部に格納されている施設データから、指定される条件に合う施設を検索する検索手段と、
    車両の走行状態として走行中又は停止中を検出する状態検出手段と、
    検索された施設の表示形態を、検出した前記走行状態に応じて変化させる変化手段と、
    を実現し、
    前記表示形態の1つが、検索された施設を自車位置と共に地図上に表示するものであり、
    さらに、前記制御部により、検索された施設の少なくとも1つを前記地図上に表示できるように地図表示の縮尺を変更する縮尺変更手段を実現する
    ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 前記縮尺変更手段は、検索された全ての施設を表示可能な縮尺に変更することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  3. 前記車両が停止中であることが検出された場合の前記表示形態が、前記検索された施設の一覧リスト表示であることを特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーション装置。
  4. 自車位置、方位、車速の検出部と、情報の記憶部及び入出力部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備えたナビゲーション装置の制御方法において、
    前記制御部により、
    前記記憶部に格納されている施設データから、指定される条件に合う施設を検索する検索処理と、
    車両の走行状態として走行中又は停止中を検出する状態検出処理と、
    検索された施設の表示形態を、検出した前記走行状態に応じて変化させる変化処理と、
    を実行し、
    前記表示形態の1つが、検索された施設を自車位置と共に地図上に表示するものであり、
    さらに、前記制御部により、検索された施設の少なくとも1つを前記地図上に表示できるように地図表示の縮尺を変更する縮尺変更処理を実行する
    ことを特徴とするナビゲーション装置の制御方法。
  5. 前記縮尺変更処理において、検索された全ての施設を表示可能な縮尺に変更することを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置の制御方法。
  6. 前記車両が停止中であることが検出された場合の前記表示形態が、前記検索された施設の一覧リスト表示であることを特徴とする請求項4又は5記載のナビゲーション装置の制御方法。
  7. 自車位置、方位、車速の検出部と、情報の記憶部及び入出力部と、前記各部の制御を含む情報処理を行う制御部と、を備えたナビゲーション装置の制御プログラムにおいて、
    前記制御部により、
    前記記憶部に格納されている施設データから、指定される条件に合う施設を検索する検索処理と、
    車両の走行状態として走行中又は停止中を検出する状態検出処理と、
    検索された施設の表示形態を、検出した前記走行状態に応じて変化させる変化処理と、
    を実行させ、
    前記表示形態の1つが、検索された施設を自車位置と共に地図上に表示するものであり、
    さらに、前記制御部により、検索された施設の少なくとも1つを前記地図上に表示できるように地図表示の縮尺を変更する縮尺変更処理を実行させる
    ことを特徴とするナビゲーション装置の制御プログラム。
  8. 前記縮尺変更処理において、検索された全ての施設を表示可能な縮尺に変更させることを特徴とする請求項7記載のナビゲーション装置の制御プログラム。
  9. 前記車両が停止中であることが検出された場合の前記表示形態が、前記検索された施設の一覧リスト表示であることを特徴とする請求項7又は8記載のナビゲーション装置の制御プログラム。
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