JP2006264927A - 搬送ローラ、シート情報測定装置および画像形成装置 - Google Patents

搬送ローラ、シート情報測定装置および画像形成装置 Download PDF

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聖吾 蒔田
Kenta Ogata
健太 尾形
Koji Morofuji
康治 諸藤
Shinichi Tai
慎一 田井
Shinichiro Taga
慎一郎 多賀
Hiroyuki Funo
浩之 不野
Yasushi Iida
靖 飯田
Ryota Mizutani
良太 水谷
Masao Watabe
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Abstract

【課題】 搬送ローラの各シャフトにワイヤレスの発信センサと受信センサとを設けることにより、搬送ローラ自体の基本機能に加え、シート情報を測定する機能を兼ね備える。
【解決手段】 搬送ローラ11は、第1ローラ12A、第2ローラ12B、ばね部材18およびシャフト13Aに設けられた超音波を発信する発信センサ50A、シャフト13Bに設けられた超音波を受信する受信センサ50Bを備えている。超音波信号は、シャフト13A→ピンチロール14A→(シート200)→ピンチロール14B→シャフト13Bを経由して受信センサ50Bに伝播される。伝搬される際の時間を計測するで、厚さを算出する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば画像形成装置に用いて好適な搬送ローラおよびシート情報測定装置に関する。
一般に、電子写真方式のコピー機やプリンタ等の画像形成装置は、搬送路に沿って搬送されてくるシートに対し、画像形成手段で形成された画像を転写するものである。そして、シートに画像を転写する際、シートの厚さが画像の品質を決める上で重要な要素となっている。シートの厚さを測定する技術が、特許文献1および2に開示されている。
特開平9−34311号公報 特開平8−273020号公報
この特許文献1には、シートを挟んだ一対のローラのうち、一方のローラの変位を非接触状態で測定することにより、シートの厚さを算出する技術が開示されている。ローラの変位は光学式変位センサで測定される。この光学式変位センサは、一方のローラに向けて発光部から光を照射し、このローラで反射した反射光を受光部で受光してローラの変位を測定する。
特許文献2には、シートに向けて発信器から超音波を発信し、シートを透過してきた超音波を受信器で受信し、その透過強度の変化から厚さ/坪量を測定する技術が開示されている。
これらの文献では、発光部(発信器)および受光部(受信器)は、信号を送信する機器にリード線を経由して接続される。これにより、各リード線を接続するコネクタにおける接触不良が発生したり、リード線に経時劣化等が発生したりして、電気抵抗が増加してしまい、検出精度が低下する虞があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、高い測定精度でシート厚等を測定することができ、またリード線等の配線が不要となる搬送ローラおよびシート情報測定装置を提供することにある。
前述した課題を解決するために、本発明が採用する搬送ローラの構成は、シートを搬送する搬送路を挟んで対向配置された第1ローラ,第2ローラを備えた搬送ローラにおいて、前記第1ローラのシャフト内に、電波信号を受信すると超音波信号を発信する発信センサを設け、前記第2ローラのシャフト内に、この超音波信号を受信すると電波信号を発信する受信センサを設けることを特徴とする。
前述した課題を解決するために、本発明が採用する搬送ローラの他の構成は、軸方向に分離するローラ部を有する第1ローラおよび第2ローラをシートを搬送する搬送路を挟んで対向配置した搬送ローラにおいて、前記第1ローラのローラ部間には、電波信号を受信すると超音波信号を発信する発信センサを設け、前記第2ローラのローラ部間には、前記超音波信号を受信すると電波信号を発信する受信センサを設けることを特徴とする。
上記構成において、前記発信センサは、電波信号を受信して機械振動を発生させる励振部と、前記励振部が発生した機械振動が伝達されて超音波信号として送信する送信部と、を具備し、前記受信センサは、前記超音波信号を受信して機械振動を発生させる励振部と、前記励振振動を電気信号に変換して電波信号として送信する送信部と、を具備したことを特徴とする。
上記構成において、前記第1ローラと該第2ローラとを接触させるように、付勢力を発生させる付勢手段を備えたことを特徴とする。
本発明が採用する情報測定装置の構成は、上記記載の搬送ローラを備えたシート情報測定装置であって、前記発信センサに所定周波数の電波信号を送信すると共に、前記受信センサから送信される電波信号を受信する送受信手段と、該送受信手段で受信した前記受信センサの電波信号に基づき、シートの厚さを算出する算出手段と、を具備したことを特徴とする。
上記構成において、前記算出手段は、前記超音波信号が発信センサ、第1ローラ、第2ローラおよび受信センサの順で伝搬される時間と、前記超音波信号が発信センサ、第1ローラ、シート、第2ローラおよび受信センサの順で伝搬される時間との差に基づいてシートの厚さを算出することを特徴とする。
本発明が採用する情報測定装置の他の構成は、上記記載の搬送ローラを備えたシート情報測定装置であって、前記発信センサに所定周波数の電波信号を送信すると共に、前記受信センサから送信される電波信号を受信する送受信手段と、該送受信手段で受信した前記受信センサの電波信号に基づき、シートの坪量を算出する算出手段と、を具備したことを特徴とする。
上記構成において、前記算出手段は、前記超音波信号が前記シートを透過する際の超音波透過率に基づいてシートの坪量を算出することを特徴とする。
本発明が採用する画像形成装置の構成は、上記記載の搬送ローラを含んで形成された搬送路と、画像データに基づいて生成されたトナー像を、前記搬送路に沿って収容部から排出部に搬送されるシートに対して転写および定着することにより、当該シートに画像を形成する画像形成手段と、前記発信センサに所定周波数の電波信号を送信すると共に、前記受信センサから送信される電波信号を受信する送受信手段と、該送受信手段が受信した電波信号に基づき、前記画像形成手段において用いられる画像形成条件を設定する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
上記構成において、前記搬送ローラは、前記搬送路のうち前記画像形成手段の上流側に配置され、前記制御手段は、転写電圧、定着温度或いは用紙搬送速度を含む画像形成条件を設定することを特徴とする。
本発明による搬送ローラは、搬送ローラ自体の持つシートを搬送するという基本機能に加え、シート情報を測定する測定手段としての機能を兼ね備えることができる。
しかも、前記測定手段の発信センサおよび受信センサはワイヤレスとしているため、これらのセンサには外部の機器と接続するためのリード線は必要なく、リード線による接触不良や電気抵抗の増加等の不具合を防止でき、高精度の測定を行うことができる。
以下、本発明における実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<A.第1実施形態>
まず、図1は、本発明に係る搬送ローラが組み込まれた画像形成装置100の構成を示す図である。
以下、本実施形態では、タンデム型のデジタルカラー複写機を画像形成装置100として説明する。
この画像形成装置100は、原稿199の画像を読み取る画像読取部(IIT:Image Input Terminal)110と、画像処理部(IPS:Image Processing System)120と、制御部30と、画像形成部(IOT:Image Output Terminal)140とを有している。
ここで、画像処理部120は、画像読取部110や図示しないパーソナルコンピュータ等から出力される画像データ、あるいは電話回線やLAN等を介して送られてくる画像データを一時的に蓄積し、この画像データに所定の画像処理を施すものである。制御部30は、カラー複写機における処理全般を制御すると共に、後述するシート情報測定装置10から出力される信号に基づき、転写電圧、定着温度或いは用紙搬送速度を制御する。
画像形成部140は、前記画像処理部120で所定の画像処理が施された画像データに基づいて画像を出力するものである。この画像形成部140は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色に対応した画像形成ユニット141Y,141M,141C,141Kが、水平方向に沿って一定の間隔を隔てて配列されており、この画像形成ユニット141Y,141M,141C,141Kの下方には、これらの画像形成部で順次形成される各色のトナー像を、互いに重ね合わせた状態で転写する無端状の像担持体ベルトとなる中間転写ベルト(中間転写体)148が、矢印B方向に循環移動可能に配設されている。
この画像形成部140において中間転写ベルト148上に多重に転写された各色のトナー像は、給紙トレイ221等から給紙されるシート200(記録媒体)上に一括して転写された後、定着器155によってシート200上に定着され、カラー画像が形成されたシート200が外部に排出されるようになっている。
画像形成装置100の上部には、原稿199を載置するプラテンガラス111が設けられている。画像読取部110は、プラテンガラス111上に載置された原稿199に対して2本の光源112から光を照明し、原稿199からの反射光像を、走査光学系を介してCCDセンサ等からなる画像読取素子113上に走査露光する。この画像読取素子113は、原稿199の色材反射光像を所定のドット密度(例えば、16ドット/mm)で読み取るように構成されている。
画像読取部110によって読み取られた原稿199の色材反射光像は、例えば、赤(R),緑(G),青(B)(各8bit)の3色の原稿反射率データとして画像処理部120に送られる。この画像処理部120では、原稿199の反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消し、色/移動編集等の所定の画像処理が施される。
この画像処理部120により画像処理が施された画像データは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)(各8bit)の4色の階調データ(ラスタデータ)に変換される。そして、イエロー色の階調データは、イエロー(Y)色の画像形成ユニット141YのROS(Raster Output Scanner)144Yに送られ、マゼンタ(M)色の階調データは、マゼンタ(M)色の画像形成ユニット141MのROS144Mに送られ、シアン(C)色の階調データは、シアン(C)色の画像形成ユニット141CのROS144Cに送られ、黒(K)色の階調データは、黒(K)色の画像形成ユニット141KのROS144Kに送られる。これらのROS144Y,144M,144C,144Kでは、所定の色の階調データに応じてレーザー光による画像露光が行われる。
画像形成ユニット141Y,141M,141C,141Kは、形成される画像の色が異なる以外は、すべて同様に構成されている。以下では、特に区別する必要がない場合には、これらを画像形成ユニット141と総称する。
画像形成ユニット141は、矢印A方向に所定の回転速度で回転する感光体ドラム142と、この感光体ドラム142の表面を一様に帯電させる一次帯電用のコロトロン143と、当該感光体ドラム142の表面に各色に対応した画像を露光して静電潜像を形成するROS(:画像露光装置)144と、感光体ドラム142上に形成された静電潜像を現像する現像装置145と、この現像装置145に所定の色のトナーを供給するトナー供給装置146と、クリーニング装置147とから構成される。
画像処理部120からは、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各画像形成ユニット141Y,141M,141C,141KのROS144Y,144M,144C,144Kに各色の画像データ(ラスタデータ)が順次出力され、これらのROS144Y,144M,144C,144Kから画像データに応じて出射されるレーザービームLBが、それぞれの感光体ドラム142Y,142M,142C,142Kの表面に走査露光されて静電潜像が形成される。感光体ドラム142Y,142M,142C,142Kに形成された静電潜像は、現像装置145Y,145M,145C,145Kによって、それぞれイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色のトナー像として現像される。
上記各画像形成ユニット141Y,141M,141C,141Kの感光体ドラム142Y,142M,142C,142K上に、順次形成されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色のトナー像は、各画像形成ユニット141Y,141M,141C,141Kの下方に配置された中間転写ベルト(中間転写体)148上に、1次転写手段としての1次転写コロトロン143Y,143M,143C,143Kによって多重に転写される。この中間転写ベルト148は、ドライブローラ149Aと、各149Bとの間に一定のテンションで掛け回されており、図示しない定速性に優れた専用のモーターによって回転駆動されるドライブローラ149Aにより、矢印B方向に所定の速度で循環駆動される。
中間転写ベルト148は、例えば、可撓性を有するポリイミド等の合成樹脂フィルムを帯状に形成し、この帯状に形成された合成樹脂フィルムの両端を溶着等の手段によって接続することにより、無端ベルト状に形成したものが用いられる。
中間転写ベルト148上には、イエロー,マゼンタ,シアン,黒の4つの画像形成ユニット141Y,141M,141C,141Kは、上述したように、それぞれイエロー色,マゼンタ色,シアン色,黒色のトナー像が所定のタイミングで順次形成される。
一方、シート200は、給紙トレイ221から所定のサイズのものが、給紙ローラ222及びシート搬送用のローラ対210を備えたシート搬送路220を介して、1枚ずつ分離されてレジストローラ223まで一旦搬送され、停止される。このように、給紙トレイ221から供給されたシート200は、所定のタイミングで回転駆動されるレジストローラ223によって中間転写ベルト148上へ送出される。
中間転写ベルト148上に多重に転写されたイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色のトナー像は、バックアップローラ150に圧接する2次転写ローラ151によって、圧接力及び静電気力でシート200上に2次転写される。これら各色のトナー像が転写されたシート200は、複数個のローラ対210によって定着器155へと搬送される。そして、上記各色のトナー像が転写されたシート200は、定着器155によって熱及び圧力で定着処理を受け、画像形成装置100の外部に設けられた排出トレイ156上に排出される。
以上がタンデム型のデジタルカラー複写機1の構成および動作である。
本実施形態では、シート200の厚さを検出し、この厚さから転写電圧、定着温度、用紙搬送速度等の画像形成条件が設定される。
次に、本発明に係る搬送ローラを備えたシート情報測定装置について、図2を参照しつつ説明する。
このシート情報測定装置10は、搬送ローラ11、送受信機20および制御部30を具備する。搬送ローラ11は、画像形成部140の上流側位置(図1中のa部)に配置される。そして、搬送ローラ11は、図2に示すように、第1ローラ12A、第2ローラ12B、ばね部材18およびワイヤレスの発信センサ50A、受信センサ50B(総称としてワイヤレスセンサ50という)等を具備している。
搬送ローラ11の構成を、図3に基づいて説明する。
第1ローラ12Aは、樹脂製のシャフト13Aに対して弾性材料からなる3つのピンチロール14A,14A,14Aが略等間隔で配設され、前記シャフト13Aの両端部には軸受15A,15Aが設けられる。シャフト13Aは、各軸受15Aを介してフレームに回転可能に固定される。また、シャフト13Aには発信センサ50Aが埋設される。この第1ローラ12Aは駆動側となるためシャフト13Aの一方の軸受15Aの外側には歯車列16を介して駆動モータ17が設けられる。
一方、第2ローラ12Bは、第1ローラ12Aと同様に、シャフト13B、ピンチロール14B,14B,14B、軸受15B,15Bを備え、前記シャフト13Bには受信センサ50Bが埋設される。また、軸受15Bはバネ部材18を介して支持フレーム19に架設される。バネ部材18は、第2ローラ12Bを第1ローラ12A側に押圧することにより、第1ローラ12Aに対して所定の付勢力を発生させる。
図2に戻って、制御部30は、インターフェース等の入出力部30A、CPU(Central Processing Unit)30B、ROM(Read Only Memory)30C、RAM(Random Access Memory)30D等を具備して構成されている。入出力部30Aは、発信部21および受信部22を備えた送受信機20との間で信号の授受を行う。ROM30Cには、画像形成装置100の動作を制御するプログラムを始め、ワイヤレスセンサ50から検出した信号に基づいてシートの厚さを算出する演算機能等を実行するためのプログラムが格納されている。RAM30Dは、前記プログラムを実行する際のワークエリアとして利用される。また、記憶エリア30Eには、センサ間の伝達時間からシートの厚さを算出するためのテーブル(または演算式)および画像形成条件を算出するためのテーブル等が記憶されている。
次に、発信センサ50A,受信センサ50Bの構成および動作について説明する。ここでは、特に区別する必要のない場合には、ワイヤレスセンサ50として述べる。
まず、ワイヤレスセンサ50の基本構成を図4のブロック図を参照しつつ説明する。
発信センサ50Aは、受信部RXと電気/音波変換部EPCとを有している。受信部RXは、フェライト磁石の上に、所望の周波数範囲において同調するようにコイルを複数巻き付けた構成となっている。電気/音波変換部EPCは、特定の共振周波数を有する圧電素子によって構成され、受信部RXから供給される電気信号を音波に変換する。
次に、受信センサ50Bは、音波/電気変換部PECと送信部TXを有している。音波/電気変換部PECは、送受信機20が送信した音波を受信し、これを電気信号に変換するものであり、特定の共振周波数を有する圧電素子によって構成され、共振周波数に対応する音波を受信すると、それを電気信号に変換する。送信部TXは、フェライト磁石の上に、所望の周波数範囲において同調するようにコイルを複数巻き付けた構成となっており、音波/電気変換部PECから供給された電気信号を電波に変換して出力する。
また、発信センサ50Aと受信センサ50Bとの間には遅延部材となるシート200が狭持される。
音波/電気変換部に用いられる圧電材料としては、SiO2,SrTiO3,BaTiO3,BaZrO3,LaAlO3,ZrO2,Y2O38%−ZrO2,MgO,MgAl24,LiNbO3,LiTaO3,Al23,ZnO等の酸化物、ABO3型のペロブスカイト型として、BaTiO3,PbTiO3,Pb1-xLax(ZryTi1-y1-x/43(xおよびyの値によりPZT,PLT,PLZT),KNbO3等の正方晶,斜方晶もしくは擬立方晶系材料、擬イルメナイト構造体としてLiNbO3,LiTaO3等に代表される強誘電体等、またはタングステンブロンズ型として、SrxBa1-xNb26,PbxBa1-xNb26等が挙げられる。この他に、Bi4Ti312,Pb2KNb515,K3Li2Nb515,Pb(Zn1/3Nb2/3)O3,Pb(Mg1/3Nb2/3)O3,Pb(Ni1/3Nb2/3)O3,Pb(In1/3Nb2/3)O3,Pb(Sc1/3Nb2/3)O3,Pb(Sc1/3Na2/3)O3,Pb(Cd1/3Nb2/3)O3等のリラクサー系強誘電体、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の高分子材料、さらに以上列挙した強誘電体の置換誘導体等から選択される複合材料も好適に用いられる。これらの材料のうち、特に、PZT,PVDFあるいはその複合体等の材料がコスト、結合係数、圧電定数等の点から好ましい。
これらの圧電体材料を用いて、共振条件によって定める厚さの板状あるいは円筒状に形成し、両面あるいは片面に電極を配置して、近傍を別途基板にて保持した構造とし、共振条件を満たす電気信号を電極から印加することにより、圧電体にたて振動、ひろがり振動、もしくは厚みすべり振動を生じさせ音波を発生する。
アンテナ部は、フェライト磁石上に、所望の周波数範囲において整合条件が適合するようにコイルを複数回巻きつけたアンテナとコンデンサ等により形成され、圧電体に接合した形状にしているが、電磁波/音波変換器と同一基板上に形成しても良い。
インピーダンスマッチング部は、キャパシタ・抵抗・インダクタのずれかをアンテナ部に並列もくしは直列接続することにより形成され、アンテナ部での所望の周波数に同調する役割と圧電部との電気的整合を取る役割を持つ。
次に、図5に基づいて、ワイヤレスセンサ50の具体的な構造について述べる。
このワイヤレスセンサ50は、基台となるSiを材料とする基板1と、該基板1上に酸化膜1Aを介して形成され、弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)が伝播する誘電体薄膜2と、誘電体薄膜2上に形成され、電気信号から弾性表面波又は弾性表面波から電気信号に変換するために一対の櫛型電極(IDT:Inter-digital Transducer)として形成された音波/電気変換部3A,3Bと、この一対の音波/電気変換部3A,3Bの一方にインピーダンスマッチング部5A,5Bを介して接続され、外部の送受信機20との間で電波の授受を行う送受信部としてのアンテナ4A,4Bと、一対の音波/電気変換部3A,3Bの他方に接続されたグランド6A,6Bと、基板1の裏面に形成され、グランド6A,6Bにスルーホール(図示しない)を介して接続されたグランド電極7とを具備している。
ここで、発信センサ50Aは、アンテナ4A(4B)が発信部21から低周波の電波信号を無線で受信すると、電波信号はアンテナ4A(4B),インピーダンスマッチング5A部(5B)および音波/電気変換部(3B)により低周波の超音波に変換される。その超音波信号は、外部の全方位に放出され、シャフト13A→ピンチロール14A→(シート200)→ピンチロール14B→シャフト13Bを経由して受信センサ50Bまで伝播される。一方、受信センサ50Bでは、発信センサ50Aとは逆の動作で、伝搬されてきた超音波信号を電波信号に代え、この電波信号をアンテナ4A(4B)を介して送信する。
次に、図6を参照しつつ、シート200の厚さの算出方法について説明する。
図6中において、yは発信センサ50Aから受信センサ50Bまでの距離、dはシート200の厚さとする。
図6(a)に示すように、ローラ12A,12間にシート200が挟まれていない状態では、発信センサ50Aから発生した超音波信号は、シャフト13A→ピンチロール14A→ピンチロール14B→シャフト13Bと伝搬され、受信センサ50Bに到達し、その時間をt0とする。図6(b)に示すように、ローラ12A,12間にシート200が挟まれている状態では、バネ部材18の付勢力に抗して第2ローラ12Bが厚さd分だけ移動する。そこで、発信センサ50Aから発生した超音波信号は、シャフト13A→ピンチロール14A→シート200→ピンチロール14B→シャフト13Bと伝搬され、受信センサ50Bに到達し、その時間をt1とする。そこで、超音波信号の伝搬速度をvとすると、d=(t1−t0)/vの式によって算出される。
このように、制御部30は、発信センサ50Aと受信センサ50Bからの電波信号を検出し、ワイヤレスセンサ50の発信から受信までの時間を計測することによって、この時間からシート200の厚さを検出する。
この実施形態においては、発信センサ50Aにおける超音波信号の発信部分および受信センサ50Bにおける超音波信号の受信部分は、ローラ12A,12Bの回転に関係なく、常に相対的に一定の場所にあるものとする。
次に、図7のフローチャートを参照しつつ、画像形成条件設定処理について説明する。
制御部30のCPU30Bは、装置の電源投入と同時にシート厚測定処理(ステップS1)を実行する。この処理は前述しているのでその説明は省略するが、CPU30Bは、算出されたシート200の厚さをRAM30Dに記憶する。
次に、CPU30Bは、RAM30Dから前記シート厚測定処理(サブルーチン;ステップS1)で記憶されたシート200の厚さを読み出し、この厚さに基づき、記憶エリア30Eに記憶された画像形成条件を設定するためのテーブルを参照して定着器155の定着温度、シート200の搬送速度、転写電圧を設定する(ステップS2)。
なお、一般に、画像形成条件は、坪量(単位面積当たりのシート1枚の重さ)に基づいて設定されており、この坪量とシート200の厚さとの関係は、図8に示すようになっている。
具体的には、シート200が比較的厚い場合には、シート200に熱が伝わり難いため、定着温度および転写電圧を標準より高めに設定し、シート200の搬送速度を標準より遅く設定する。一方、シート200が比較的薄い場合には、シート200に熱が伝わり易いため、定着温度および転写電圧を標準より低めに設定し、シート200の搬送速度を標準より早く設定する。
さらに、CPU30Bは、電源がオフするまで、ステップS1およびS2の処理を繰り返し、電源がオフされた場合(ステップS3;YES)にこの処理を終了する。
このように、画像形成条件設定処理において設定された条件を用いて画像形成装置100を駆動させることにより、シートの厚さに応じた厳格な温度管理を自動的に行うことができる。この結果、トナーが十分に溶融されずに起きる定着不良が防止することができる。しかも、定着温度・転写電圧等の画像形成条件をシート200の厚さによって設定することで、トナーが解けてシート200同士を融着してしまうトナーブロッキング等の不具合をなくすことができる。
このように、本実施形態の画像形成装置にあっては、シート200の厚さを測定するのに、搬送ローラ11のシャフト13内に埋設したワイヤレスセンサ50(発信センサ50A、受信センサ50B)を用いている。これにより、ワイヤレスセンサ50と制御部30とを繋ぐリード線が不要となり、リード線の引き回し作業が省略できると共に、リード線を繋ぐコネクタもなくすことにより、接触不良等による測定精度の低下を防止することができ、長期に渡って測定精度を高めることができる。しかも、ワイヤレスセンサ50は、外部の送受信機20からの電波信号を受けて動作を行うから、バッテリーレスにでき、メンテナンス性を向上できる。
また、シート情報測定装置10では、第1ローラ12Aと第2ローラ12Bからなる搬送ローラ11によってシート200を直接挟んでシートの厚さを測定している。このため、波打った状態にあるシートであっても、ローラ12A,12Bで挟まれたシート200の厚さを測定しているため、正確な厚さ測定を実現できる。
<B.第2実施形態>
次に、本発明による第2実施形態について説明する。本実施形態の特徴は、第1ローラのローラ部間には超音波を発信する発信センサを設け、第2ローラのローラ部間には前記超音波を受信する受信センサを設けた点にある。なお、本実施形態では、前述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。
この第2実施形態では、シート200の坪量を算出し、この坪量から転写電圧、定着温度、搬送速度等の画像形成条件が設定される。
この実施形態による搬送ローラ61は、図9に示すように、ローラ部63A,63A´を有する第1ローラ62Aと、ローラ部63B,63B´を有する第2ローラ62Bと、ローラ部63A,63A´間に設けられた発信センサ50Aと、ローラ部63B,63B´間に設けられた受信センサ50Bとを備える。発信センサ50Aおよび受信センサ50Bは、図示しないブラケット等で所定位置に固定される。
なお、図9中において、搬送ローラ61では、シート200の下側にある部位には数字に添え字「A」を付し、上側にある部位には数字に添え字「B」を付し、左側にある部位には数字に添え字「A」または「B」を付し、右側にある部位には数字に添え字「A´」または「B´」を付して区別している。特に、区別する必要のない場合には、ローラ部62、ローラ部63等として数字のみで記載する。
第1ローラ62Aのうち、左側に位置したローラ部63Aは、シャフト64Aに対して比較的弾性力の高い2つのピンチロール66Aが略等間隔で配設され、前記シャフト64Aの両端部には軸受65Aが設けられる。シャフト64Aは、各軸受65Aを介してフレームに回転可能に固定される。同様に、右側に位置したローラ部63A´は、シャフト64A´、軸受65A´およびピンチロール66A´を備えている。
また、第1ローラ62Aは駆動側となるため、シャフト64Aには歯車列16a,16bを介して駆動モータ17が設けられる。
一方、第2ローラ62Bのうち、左側に位置したローラ部63Bにおいても、右側に位置した63B´においても、ほぼ同様に構成されているため、図9へ図示するのみで、その説明は省略する。
第1ローラ62Aのローラ部63A,63A´間には、発信センサ50Aが設けられ、第2ローラ62Bのローラ部63B,63B´間には、受信センサ50Bが設けられる。これにより、センサ50A,50Bは、シート200が搬送される搬送路220を挟んで対向配置される。
この搬送ローラ61では、発信センサ50Aと受信センサ50Bとの間にはシート200以外の部位は配置されない。このため、発信センサ50Aから発生する超音波信号は、直接物質を伝搬せずに空気を伝搬し、受信センサ50Bで受信されることになる。この際、超音波信号はシート200を透過するため、超音波透過率が変化する。
より詳細に説明すると、発信センサ50Aと受信センサ50Bとの間に位置したシート200はピンチロール66で直接挟まれていない。このため、シート200は、空気を伝搬してきた発信センサ50Aから超音波信号を受けて振動される。この振動はシート200の厚さに応じて振幅が減衰された振動となる。そして、受信センサ50B側にはシート200の厚さに応じて振幅が減衰した超音波信号が発生し、受信センサ50Bでこの超音波信号を受信する。この減衰率を超音波透過率とすると、シートの坪量に対する超音波透過率は、図10に示すようになる。このように、シート200の坪量が大きくなるに従って透過率が小さくなる傾向にある。
そして、図10に基づき、制御部30では、超音波信号の超音波透過率からシート200の坪量を算出するようになっている。
第2実施形態による画像形成条件設定処理についても、シート200の特性の測定方法が相違する点以外は、前述した第1実施形態とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施形態の画像形成装置にあっても、シート200の坪量を測定するのに、搬送ローラ11に設けたワイヤレスセンサ50(発信センサ50A、受信センサ50B)を用いている。これにより、ワイヤレスセンサ50と制御部30とを繋ぐリード線が不要にでき、長期に渡って測定精度を高めることができると共に、メンテナンス性を向上できる等の効果を奏する。
しかも、本実施形態による搬送ローラ61では、所定位置に固定された発信センサ50A、受信センサ50Bによってシート200の超音波透過率を算出するものであるから、第1実施形態のように、シート200が挟まれた際に、第1ローラ62Aと第2ローラ62Bとの間隔を変化させる必要はない。このため、付勢力を発生させるためのバネ部材18を省略することができる。
<C.他の実施形態>
(1)前記各実施形態では、画像形成条件を定着温度、転写電圧、搬送速度とした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、シート200の厚さ/坪量に応じて変更した方が良いと思われるパラメータであればよい。例えば、厚さからシートの種類(ハクリ紙、透明フィルムなど)が特定できれば、その種類に応じたパラメータを設定するようにしてもよい。
(2)前記実施形態による搬送ローラ11(61)では、シャフト13とピンチロール14とを一体的に形成するようにしたが、シャフト13をフレームに固定して、軸受を介してピンチロール14を回転自在にしてもよい。
搬送ローラ11(61)には、歯車列16および駆動モータ17を必ず備える必要はない。搬送路220のガイドとして用いる場合にはシート200の移動に対して回転する機能を備えていれば十分である。
(3)前記第1実施形態では、発信センサ50Aの超音波信号を発信する部分および受信センサ50Bの超音波信号を受信する部分は、ローラ12A,12Bの回転に関係なく、常に相対的に一定の場所にあるものとしていたが、各部分がシャフト13A,13Bの中心位置からずれている場合には、各部分間の距離が回転に応じて変動する。
この場合、ローラ12A,12B間に歯車或いはベルトを架設し、発信する部分および受信する部分と回転に対して同期するようにしてもよい。より具体的には、各部分が中心からずれている場合、発信する部分が中心から右側にずれた場合は、受信する部分も右側にずらし、発信する部分が中心から左側にずれた場合は、受信する部分も左側にずらすようにする。これにより、シート200が挟まれていない場合、どの回転位置であっても、発信する部分と受信する部分との距離が変動しないようにする。
また、受信する部分がシャフト13Bの中心位置からずれていない場合、制御部30が、電波信号の発生するタイミングを制御してもよい。この場合、電波信号の発生タイミングは、発信する部分が所定位置に来たときに発生するようにすればよい。
さらに、制御部30において、シート200がローラ12A,12B間に挟まれていない場合と挟まれている場合とにおいて、超音波信号の発信から受信までの時間を複数計測し、その平均値から各部分間の距離に対応した相対的な時間を算出する。これにより、各部分の位置ずれによる測定誤差を相殺するようにしてもよい。
一方、ローラ12の回転に拘わらず、センサ50を同じ位置に固定できれば構造であってもよい。例えば、シャフトを中空にし、この中にセンサが一定方向を向くように錘をもった振り子を設けてもよい。これにより、ローラの回転に拘わらず、センサが常に一定方向を向くため、測定される時間の誤差は低減される。
本発明の第1実施形態に係るシート情報測定装置を備えた画像形成装置を示す図である。 第1実施形態に係るシート情報測定装置を示す図である。 第1実施形態に係る搬送ローラを示す構成図である。 第1実施形態によるワイヤレスセンサの機能を示すブロック図である。 第1実施形態によるワイヤレスセンサを示す図である。 第1実施形態によるシートの厚さ測定を模式的に示す図である。 第1実施形態による画像形成条件設定処理を示す流れ図である。 シートの厚さに対する坪量を示す特性図である。 第2実施形態に係る搬送ローラを示す構成図である。 シートの坪量に対する超音波透過率を示す特性図である。
符号の説明
1…基板、2…誘電体薄膜、2B…ダイヤフラム、3…櫛型電極、4A,4B…アンテナ、5A,5B…インピーダンスマッチング部、6A,6B…グランド、7…グランド電極、10…シート情報測定装置、11,61…搬送ローラ、12A,62A…第1ローラ、12B,62B…第2ローラ、13A,13B,64A,64A´,64B,64B´…シャフト、14A,14B,66A,66A´,66B,66B´…ピンチロール、15A,15B,65A,65A´,65B,65B´…軸受、18…バネ部材、20…送受信機、21…送信部、22…受信部、30…制御部、30A…入出力部、30B…CPU、30C…ROM、30D…RAM、50…ワイヤレスセンサ、50A…発信センサ、50B…受信センサ、100…画像形成装置、110…画像読取部、120…画像処理部、140…画像形成部、155…定着器、220…搬送路、221…給紙トレイ、200…記録シート。

Claims (10)

  1. シートを搬送する搬送路を挟んで対向配置された第1ローラ,第2ローラを備えた搬送ローラにおいて、
    前記第1ローラのシャフト内に、電波信号を受信すると超音波信号を発信する発信センサを設け、前記第2ローラのシャフト内に、この超音波信号を受信すると電波信号を発信する受信センサを設ける
    ことを特徴とする搬送ローラ。
  2. 軸方向に分離するローラ部を有する第1ローラおよび第2ローラをシートを搬送する搬送路を挟んで対向配置した搬送ローラにおいて、
    前記第1ローラのローラ部間には、電波信号を受信すると超音波信号を発信する発信センサを設け、前記第2ローラのローラ部間には、前記超音波信号を受信すると電波信号を発信する受信センサを設ける
    ことを特徴とする搬送ローラ。
  3. 請求項1または2記載の搬送ローラにおいて、
    前記発信センサは、電波信号を受信して機械振動を発生させる励振部と、
    前記励振部が発生した機械振動が伝達されて超音波を発生して送信する振動媒体部により構成された送信部と、を具備し、
    前記受信センサは、前記超音波信号を受信して機械振動を発生させる励振部と、
    前記励振部が発生した機械振動を電気信号に変換して電波信号として送信する送信部と、を具備した
    ことを特徴とする搬送ローラ。
  4. 請求項1,2または3記載の搬送ローラにおいて、
    前記第1ローラと該第2ローラとを接触させるように、付勢力を発生させる付勢手段を備えた
    ことを特徴とする搬送ローラ。
  5. 前記請求項1記載の搬送ローラを備えたシート情報測定装置であって、
    前記発信センサに所定周波数の電波信号を送信すると共に、前記受信センサから送信される電波信号を受信する送受信手段と、
    該送受信手段で受信した前記受信センサの電波信号に基づき、シートの厚さを算出する算出手段と、を具備した
    ことを特徴とするシート情報測定装置。
  6. 前記請求項5記載のシート情報測定装置において、
    前記算出手段は、前記超音波信号が発信センサ、第1ローラ、第2ローラおよび受信センサの順で伝搬される時間と、前記超音波信号が発信センサ、第1ローラ、シート、第2ローラおよび受信センサの順で伝搬される時間との差に基づいてシートの厚さを算出する
    ことを特徴とするシート情報測定装置。
  7. 前記請求項2記載の搬送ローラを備えたシート情報測定装置であって、
    前記発信センサに所定周波数の電波信号を送信すると共に、前記受信センサから送信される電波信号を受信する送受信手段と、
    該送受信手段で受信した前記受信センサの電波信号に基づき、シートの坪量を算出する算出手段と、を具備した
    ことを特徴とするシート情報測定装置。
  8. 前記請求項7記載のシート情報測定装置において、
    前記算出手段は、前記超音波信号が前記シートを透過する際の超音波透過率に基づいてシートの坪量を算出する
    ことを特徴とするシート情報測定装置。
  9. 請求項1または2に記載の搬送ローラを含んで形成された搬送路と、
    画像データに基づいて生成されたトナー像を、前記搬送路に沿って収容部から排出部に搬送されるシートに対して転写および定着することにより、当該シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記発信センサに所定周波数の電波信号を送信すると共に、前記受信センサから送信される電波信号を受信する送受信手段と、
    該送受信手段が受信した電波信号に基づき、前記画像形成手段において用いられる画像形成条件を設定する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置において、
    前記搬送ローラは、前記搬送路のうち前記画像形成手段の上流側に配置され、
    前記制御手段は、転写電圧、定着温度或いは用紙搬送速度を含む画像形成条件を設定する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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