JP2006264825A - 食型用ストレ−ジ装置 - Google Patents

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晋 金原
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Abstract

【課題】 本発明は、搬送コンベア上のスペ−スを利用して設置せしめ、製パンに供する個数の食型を所定ピッチでもって積層状に格納せしめつつ順次搬送コンベア上に効率よく自動的に供給せしめることが出来る、食型用ストレ−ジ装置を提供するものである。
【解決手段】 食型12を所定ピッチでもって積層状に格納せしめつつ順次搬送コンベア1上に供給せしめる食型用ストレ−ジ装置2であって、該ストレ−ジ装置2は食型12を等分に分割して格納せしめる所要数の格納庫3が搬送コンベア1上に直列状に跨設され、該各格納庫3内にはその両側に少なくとも前後一対の無端駆動チェン4が同軸状に垂設され、該各前後の無端駆動チエン4間には食型12を水平状に掛止支持せしめるべく略L字形状の掛止部材7が所定ピッチでもって対向状に架設され、該各前後の無端駆動チエン4は各々別個のモ−タ9でもって上下に間欠的に同期駆動自在とされている。
【選択図】 図1

Description

本発明は食型用ストレ−ジ装置に関し、さらに詳細には、食パン用型である食型を所定ピッチでもって積層状に格納せしめつつ順次搬送コンベア上に自動的に供給せしめる食型用ストレ−ジ装置に関する。
一般に食パンの製造は、所要の搬送コンベアを間欠的に循環走行せしめつつ、該搬送コンベア上に食型を整列状に供給すると共に、該食型内に一定量のパン生地を型詰めしてパン生地を醗酵せしめたのち、焼成して型抜きをすることにより自動的に生成せしめるものとされている。
ところで、食型を搬送コンベア上に供給せしめるさいには、特開2003−265090号公報に開示されているように、所要の手段でもって食型を搬送コンベア上に1個づつ供給するものとされている。
特開2003−265090号公報
上述のごとく、従来例は食型を1個づつ搬送コンベア上に供給するものとされているから、非常に面倒で供給効率が悪いのみならず、別途に食型を格納するストレ−ジ装置を設置しなければならず、設置スペ−スの面においても問題があるものである。
本発明は従来の問題点を解決し、搬送コンベア上のスペ−スを有効に利用して設置せしめ、製パンに供する個数の食型を所定ピッチでもって積層状に格納せしめつつ順次搬送コンベア上に非常に効率よく自動的に供給せしめることが出来る、食型用ストレ−ジ装置を提供しようとするものである。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1記載の発明は、食型を所定ピッチでもって積層状に格納せしめつつ順次搬送コンベア上に供給せしめる食型用ストレ−ジ装置であって、該ストレ−ジ装置は製パンに供する食型を等分に分割して格納せしめる所要数の格納庫が搬送コンベア上に直列状に跨設され、該各格納庫内にはその両側に少なくとも前後一対の無端駆動チェンが同軸状に垂設され、該各前後の無端駆動チエン間には食型を水平状に掛止支持せしめるべく略L字形状の掛止部材が所定ピッチでもって対向状に架設され、該各前後の無端駆動チエンは各々別個のモ−タでもって上下に間欠的に同期駆動自在とされてなることを特徴とする、食型用ストレ−ジ装置を要旨とするものである。
また、請求項2記載の発明は、各格納庫内に垂設された前後の無端駆動チエンを各々別個に駆動せしめるモ−タは正逆に同期同速に間欠駆動せしめるべく連結軸を介して連結されてなることを特徴とする、請求項1記載の食型用ストレ−ジ装置を要旨とするものである。
本発明の請求項1記載の発明は上述のように構成されているから、搬送コンベア上のスペ−スを有効に利用して設置せしめることが出来るのみならず、製パンに供する個数の食型を等分に分割して所定ピッチでもって積層状に格納せしめつつ、順次搬送コンベア上に整列状に効率よく自動的に供給せしめ、また、食型を効率よく自動的に格納せしめることが出来るものである。また、上述のごとく、搬送コンベア上に供給すべき必要数の食型を格納庫内に均等に格納せしめつつ、各格納庫毎に順次排出して搬送コンベア上に供給せしめることが出来るため、供給すべき個数の食型を過不足なく確実に供給せしめることが出来るのみならず、格納する食型をすべて効率よく嫁働せしめることが出来るものである。さらに、上述のごとく各格納庫毎に食型を格納・排出せしめるものであるから、例えば所要の格納庫内の無端駆動チエンなどにトラブルが生じた場合においてもそれのみを停止することが出来るため、製造ラインの停止を最小限に留めることが出来るものである。
また、請求項2記載の発明は上述のように構成されているから、各格納庫内の両側に位置する前後の無端駆動チエンを上下に間欠的に同期駆動せしめることが出来るのみならず
、例えば、一方のモ−タが損傷した場合においても無端駆動チエンが落下するおそれがなく、安全性を有効に確保せしめることが出来るものである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図5は本発明の一実施例を示すもので、同図中、1は図1に矢印で示す方向に走行自在とされた製パンラインを構成する所要の搬送コンベア、2は該搬送コンベア1の所要個所に設置された食型用ストレ−ジ装置、3は該ストレ−ジ装置2を構成する所要数の方形体状格納庫で、該各格納庫3は搬送コンベア1に沿って直列状に跨設されると共に
、搬送コンベア1上に供給すべき必要数の後記する食型12を等分に分割して格納せしめるべく所要の格納スペ−スを有するものとされている。4は搬送コンベア1の走行方向に沿って上記各格納庫3内の両側に各々垂直状に配設された前後一対の無端駆動チエン、5は該各前後一対の無端駆動チエン4がスプロケットホィ−ル6を介して同軸状に巻掛けられた上下一対の回転軸、7は後記する食型12を水平状に掛止支持せしめるべく各前後一対の無端駆動チエン4間に所定ピッチでもって対向状に架設されたアングル材などよりなる横断面L字形状の掛止部材、8は上記各無端駆動チエン4を上下動自在にガイドせしめるべく格納庫3内に垂直状に設けられたガイド板、9は各前後一対の無端駆動チエン4を上下に間欠的に同期駆動せしめるべく格納庫3上の前端両側に各々設置された両側一対の正逆回転自在なモ−タで、該各両側のモ−タ9は正逆に同期同速に間欠駆動せしめるべく連結軸10を介して連結されると共に、該連結軸10はベベルギャ11を介して前記上部回転軸5に接続されている。その他、12は食パン用型である食型を示す。
そして、上述の如く構成された実施例は、各格納庫3内に食型12を格納せしめつつ、先頭の格納庫3より順次搬送コンベア1上に整列状に排出して供給せしめる。
すなわち、食型12を搬送コンベア1上に供給せしめるさいには、まず、先頭格納庫3の両側モ−タ9を各々正転起動せしめ、連結軸10・ベベルギャ11を介して両側の回転軸5を同期同速に間欠的に回転作動せしめつつ、両側に位置する前後の無端駆動チエン4を下降作動せしめ、対応する掛止部材7間に水平状に掛止保持せしめた食型12を搬送コンベア1上に順次排出して整列状に供給せしめる。そして、前後の無端駆動チエン4が各々下降死点に達し、格納する全ての食型12を排出した時点で両側モ−タ9が同時に停止すると共に、後続する格納庫3の両側モ−タ9が起動し、同様に両側に位置する前後無端駆動チエン4を下降作動せしめ、格納する食型12を順次搬送コンベア1上に排出して整列状に供給せしめる。以下同様に、後続する格納庫3の前後無端駆動チエン4を下降作動せしめ、格納する食型12を順次排出して搬送コンベア1上に供給せしめる。このさい
、各格納庫3は搬送コンベア1上に跨設せしめられているから、搬送コンベア1上のスペ−スを有効に利用することが出来るのみならず、各格納庫3内に掛止部材7を介して必要量の食型12を積層状に格納せしめつつ、両側に位置する前後無端駆動チエン4をモ−タ9により間欠的に下降作動せしめつつ順次搬送コンベア1上に整列状に排出せしめることが出来るものであるから、常に食型12を搬送コンベア1上に過不足なく確実に、しかも非常に効率よく自動的に供給せしめることができ、また、格納する全ての食型12を効率よく嫁動しめることが出来るものである。さらに、各格納庫3内に垂設された両側に位置する前後の無端駆動チエン4は各々別個のモ−タ9でもって駆動されると共に、各モ−タ9は連結軸10を介して連結されているから、両側に位置する前後の無端駆動チエン4を間欠的に同期駆動せしめて格納する食型12を常に確実に排出せしめることが出来るのみならず、例えば、一方のモ−タ9が損傷した場合においてもその無端駆動チエン4が落下するおそれがなく、安全性を有効に確保せしめることが出来るものである。
逆に、製パン終了時に搬送コンベア1上の食型12を格納せしめるさいには、最後尾に位置する格納庫3の両側に位置するモ−タ9を逆転起動せしめ、連結軸10・ベベルギャ11を介して両側の回転軸5を同期同速に間欠的に逆回転作動せしめる。そして、搬送コンベア1により順次搬送される空の食型12を両側に位置する前後の無端駆動チエン4間に送り込み、掛止部材7に食型12を掛止支持せしめたのち前後の無端駆動チエン4を上昇作動せしめ、順次格納庫3内に食型12を所定ピッチでもって積層状に格納せしめ、前後の無端駆動チエン4が上死点に達し、食型12の格納が終了した時点で両側のモ−タ9を停止すると共に、以下、後続する格納庫3の両側モ−タ9を起動せしめ、同様に両側に位置する前後の無端駆動チエン4を上昇作動せしめて順次空の食型12を所定ピッチでもって積層状に格納せしめる。このさい、空の食型12は、搬送コンベア1上のスペ−スを有効に利用して効率よく確実に格納せしめることが出来るものである。
なお、上記実施例において、ストレ−ジ装置2を構成する格納庫3の個数は、製パン用に供する食型12の数量に応じてその個数を増減することが出来る。また、各格納庫3には両側に前後一対の無端駆動チエン4を垂設するものとされているが、必要に応じてその個数を増加せしめてもよいものである。また、モ−タ9により前後一対の無端駆動チエン4を駆動せしめる動力伝達手段としてベベルギャ11が用いられているが、他の公知の歯車機構を採択使用してもよいものである。
本発明の一実施例を示す正面図である。 同平面図である。 同側面図である。 食型12を掛止部材7に掛止支持せしめた状態を示す一部拡大側面図である。 食型12を示す斜視図である。
符号の説明
1 搬送コンベア
2 ストレ−ジ装置
3 格納庫
4 無端駆動チエン
5 回転軸
7 掛止部材
9 モ−タ
10 連結軸
11 ベベルギャ
12 食型

Claims (2)

  1. 食型を所定ピッチでもって積層状に格納せしめつつ順次搬送コンベア上に供給せしめる食型用ストレ−ジ装置であって、該ストレ−ジ装置は製パンに供する食型を等分に分割して格納せしめる所要数の格納庫が搬送コンベア上に直列状に跨設され、該各格納庫内にはその両側に少なくとも前後一対の無端駆動チェンが同軸状に垂設され、該各前後の無端駆動チエン間には食型を水平状に掛止支持せしめるべく略L字形状の掛止部材が所定ピッチでもって対向状に架設され、該各前後の無端駆動チエンは各々別個のモ−タでもって上下に間欠的に同期駆動自在とされてなることを特徴とする、食型用ストレ−ジ装置。
  2. 各格納庫内に垂設された前後の無端駆動チエンを各々別個に駆動せしめるモ−タは、正逆に同期同速に間欠駆動せしめるべく連結軸を介して連結されてなることを特徴とする、請求項1記載の食型用ストレ−ジ装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05306019A (ja) * 1992-04-30 1993-11-19 Ishii Kogyo Kk 育苗箱棚入れ装置
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JPH11208890A (ja) * 1998-01-28 1999-08-03 Oyama Foods Machinery:Kk 乾網等の給送・収容方法及び装置

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