JP2006264139A - 射出成形方法及び同方法を行なうための金型を有する成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比較的厚さが薄く、且つ射出方向の投影面積が大きい成形品に対する成形機の必要型締力を大幅に減少させることができる射出成形方法を提供する。
【解決手段】 金型には、当該金型キャビティCV内に成形材料MTを射出・充填するための射出ゲートG1、G2、G3を当該金型キャビティの少なくとも2以上の異なる部位に設ける。また、成形機のコントローラには、成形材料が前記各射出ゲートから金型キャビティへ射出・充填され、金型キャビティ内で成形材料同士の接合が適切になされるようなしかも別々のタイミングで当該各射出ゲートを介して前記金型キャビティ内へ射出・充填されるよう指令するタイミング信号生成手段を備え、このタイミング信号により別々の時間帯で成形材料を射出ゲートから射出・充填することにより成形時の型締力を低くして成形を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は、溶融または可塑化された成形材料を金型キャビティへ射出・充填して成形品を成形するダイカストマシンや射出成形機(以下単に成形機という)における前記成形品の射出成形方法に係り、特に前記成形機の型締力及び射出動作時に発生する背圧を可及的に少なくできる射出成形方法に関する。
比較的厚さが薄く、且つ射出方向の投影面積が大きい成形品例えば、車のインナーカバー(泥除け)などの比較的大きな薄形成形品においても、特に薄形ではない通常の成形品と同様、一回の射出動作で当該金型キャビティ内へ必要量の成形材料を射出・充填しているので、その射出装置側及び型締装置側には射出方向の投影面積に相当する圧力が作用する。
そのため当該成形機の射出装置側及び型締装置側はそのような圧力に十分耐えうる構造が必要である。このことは、成形機の機械としての大きさが、当該成形品を成形する際の最大型締力及び背圧により定められることを意味する。
従って、従来は、射出方向の投影面積の大きい成形品の製造に際し、それに対応する大きさの型締力及び背圧に十分耐えうる大型の成形機を用意しなければならず、中小形の成形機に比べ当該成形機の設置スペースが大きく、さらに稼動に要するコストも非常に大であった。
また、ある成形業者がこのような大型の成形機を設置した場合、当該成形業者が常時射出方向の投影面積の大きい成形品の製造を受注できるとは限らず、射出方向の投影面積の小さな成形品を受注し製造するときは、前記大型の成形機の代わりに、中小型の成形機を別途用意して使用することとなり、結果として当該成形業者の成形機設備コストを上昇させることとなる。
なお、発明者の知見では、プラモデル等の成形において、成形品本体を支持するフレーム部分を成形品本体とは別の樹脂により成形する所謂、多色成形方法が行なわれており、成形品本体部分の樹脂と前記フレーム部分の樹脂とは、別々の射出ユニットから別々のタイミングで射出がなされている。しかしながら、これらの場合、そのフレーム部分と成形品本体部分との接合は容易に破断できる程度に成形がなされており、その接合強度がさらに大きいことが求められる成形品本体の中で、複数の画成部分を別々のタイミングで成形することは接合強度との関係で成形が困難である。このような複数の画成部分を別々のタイミングで成形する技術については、次に示す特許文献に見られる。
特開2000−94491号公報
本発明者は上述した従来技術の問題点を検討した結果、これまでの成形機の、機械としての大きさ即ち、型式は、1回の射出動作で成形材料を金型キャビティ内へ射出・充填することを前提にしている点に着眼し、これを、当該キャビティの異なる部位にそれぞれ射出ゲートを設け、同各ゲートから当該キャビティへ射出・充填された成形材料同士の接合が適切になされるようなしかも別々のタイミングでキャビティ内へ射出・充填を行なうことにより必要型締力を大幅に減少させることができ、前記問題点は基本的に解決できることを見出した。
従って、本発明の目的は、1つの成形品の形状を構成する金型キャビティ内に成形材料を射出・充填するための射出ゲートを前記金型キャビティの少なくとも2以上の異なる部位に設け、当該各射出ゲートを介して前記成形材料同士の接合が適切になされるようなしかも別々のタイミングでそれぞれ射出・充填することにより必要型締力を大幅に減少させることができる射出成形方法を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、前記射出成形方法を実施するために適する金型を備えた成形機を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による射出成形方法は、
1つの成形品の形状を画成する金型キャビティ内に成形材料を射出・充填するための射出ゲートを前記金型キャビティの少なくとも2以上の異なる部位に設け、前記各射出ゲートから当該金型キャビティへ射出・充填された成形材料同士の接合が適切になされるような別々のタイミングで当該各射出ゲートを介して前記成形材料を前記金型キャビティ内へ射出・充填することにより成形時の型締力を低くして成形を行なうことを特徴とする。
その場合、前記各射出ゲートから射出・充填される成形材料は同一材料とすることができる。
さらに、前記射出ゲートへ成形材料を射出・充填するタイミングは、隣接する他の射出ゲートから射出・充填された成形材料が当該射出ゲート近傍に到達した時として定めることができる。
また、前記目的を達成する本発明の成形機は、成形材料を金型キャビティへ射出・充填する射出手段、移動ダイプレート及び固定ダイプレートにそれぞれ固定された一対の金型、前記移動ダイプレートを固定ダイプレートに対し開閉可能であって射出成形時の型開力に耐えうる型締力で前記金型を保持する型締手段及び、前記射出手段ならびに前記型締手段の動作を制御する制御信号を供給する制御手段を備えた成形機において、
前記金型には、当該金型キャビティ内に成形材料を射出・充填するための射出ゲートを前記金型キャビティの少なくとも2以上の異なる部位に設け、前記制御手段には、前記成形材料が前記各射出ゲートから金型キャビティへ射出・充填された成形材料同士の接合が適切になされるような別々のタイミングで当該各射出ゲートを介して前記金型キャビティ内へ射出・充填されるよう指令するタイミング信号生成手段を備えることにより成形時の型締力を低くして成形を行なうことを特徴とする。
その場合、前記タイミング信号を生成する手段は、前記金型キャビティの各射出ゲートにより区画されるキャビティ部分の各容積に対応して予め定められる射出ユニットの移動部材の移動量を検出する位置検出手段を備えて構成することができる。
さらに、前記タイミング信号を生成する手段は、少なくとも1つの前記射出ゲート近傍に配置され、隣接する他の射出ゲートから射出・充填された成形材料が当該射出ゲート近傍に到達したことを検知するセンサを備えて構成することができる。
その場合、前記射出手段は、複数の射出ユニットを備えて構成することができる。
さらに、前記各射出ユニットへは単一のアキュムレータから前記成形材料が供給されるよう構成することができる。
さらに、前記各射出ユニットの少なくとも1つは他と異なる種類の成形材料が供給されるよう構成することができる。
またさらに、前記射出手段は、単一の射出ユニットを備え、前記金型には、当該射出ユニットから与えられる成形材料を前記各射出ゲートへ分岐供給する流路を形成したランナー部材を配設し、同ランナー部材の各流路に前記タイミング信号により動作する弁を設けるよう構成することができる。
本発明の射出成形方法によれば、1つの成形品の形状を画成する金型キャビティ内に成形材料を射出・充填するための射出ゲートを前記金型キャビティの少なくとも2以上の異なる部位に設け、前記各射出ゲートから金型キャビティへ射出・充填された成形材料同士の接合が適切になされるような別々のタイミングで当該各射出ゲートを介して前記成形材料を前記金型キャビティ内へ射出・充填するようにしたので、前記接合の強度を必要十分に確保しながら、当該成形品の成形時に生ずる型締力を大幅に減少させることが可能となり、射出方向の投影面積が大きい薄物の成形品をより小さな型式の成形機を用いて成形することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態に基づく1実施例について添付の図面を参照して詳細に説明する。なお以下の図においては、射出成形機の場合として例示する。
図1は、本発明の射出成形方法を説明するための金型キャビティ断面図である。同図(a)において、固定金型10と移動金型12により薄型成形品としての車のインナーカバーに対応する形状のキャビティCVが形成されている。固定金型10の上端部には成形材料である可塑化された樹脂MTの導入用ポート14、16、18が設けられており、同各ポートからそれぞれ導かれる樹脂MTは流路及び射出ゲートG1、G2、G3を介してそれぞれのゲート位置からキャビティCV内へ射出・充填されるようになっている。
それぞれ射出ゲートG2、G3の近傍である各流路の右側にはその直下に樹脂MTの通過を検出するセンサ20、22が配設されている。このセンサ20、22は、温度を検出するタイプ、圧力を検出するタイプ、光の透過、不透過を検出するタイプ、音響、振動等種々のタイプのものを使用することができるが、要するに、当該射出ゲートに隣接する射出ゲートから射出・充填された樹脂MTの先端部が当該射出ゲート近傍に到達したことを応答性良く確認できる手段であればよい。
参照符号V1、V2、V3は、キャビティCVの容積V(正確には各流路部分の容積を含む)を画成する部分容積であって、部分容積V1は射出ゲートG1から図示のように樹脂MTが射出ゲートG2近傍まで満たされているキャビティ内領域に対応している。同様に、部分容積V2は射出ゲートG2から射出ゲートG3近傍までのキャビティ内領域(射出ゲートG2への流路部分を含む)に対応し、さらに、部分容積V3は、射出ゲートG3から左方下端部までのキャビティ領域(射出ゲートG3への流路部分を含む)に対応している。これらのキャビティ容積V、及び部分容積V1、V2、V3のデータは、射出成形機のコントローラ内のデータメモリにパラメータデータとして予め記憶されることができる。(図3のコントローラ106を参照)
図1(a)では、ポート14に接続された第1の射出ユニット(図示しない)から樹脂MTが供給され、同樹脂MTが射出ゲートG1を介してキャビティの部分容積V1を満たし、その先端部がセンサ20により射出ゲートG2近傍に到達したことが検出されると、図1(b)に示すように、ポート16に接続されている第2の射出ユニット(図示しない)から樹脂MTが供給され、同樹脂MTが射出ゲートG2を介してキャビティの部分容積V2を満たすよう射出・充填が行なわれる。同時に、前記第1の射出ユニットは、射出圧力より低い圧力の保圧工程に移行し、樹脂MTの冷却に伴う収縮過程で所定の圧力を保持するように制御される。
図1(c)では、さらに、センサ22が射出ゲートG3近傍に樹脂MTの到達を検出し、ポート18に接続されている第3の射出ユニット(図示しない)から樹脂MTが供給され、射出ゲートG3を介して部分容積V3に満たされている状態を示す。
図1(b)に示される接合部JNTでは、センサ20により検出される樹脂MTの射出ゲートG2近傍への到達直後に射出ゲートG2から新たな樹脂MTが射出され射出ゲートG2近傍に到達している右方からの樹脂MTの先端部と接合する。その際、右方からの樹脂MTの先端部の温度は、部分容積V1中を移動してキャビティ壁面から熱を奪われるため低下しているが、新たに射出ゲートG2から高圧で射出・充填された樹脂MTの温度は高いので高圧下での接合において熱の移動が行なわれ、結果としてウェルドラインがあるものの無視できる程度であり、その接合部の強度を実用上必要十分な程度に形成することができる。また、図1(c)に示す接合部JNTにおいても同様な関係により接合の強度を必要十分な程度に形成されることができる。
図1(a)、(b)、(c)に示されることから明らかなように、1つのキャビティCVへの樹脂MTの射出・充填はそれぞれの射出ゲートG1〜G3を介して別々のタイミングで行なわれるので、射出・充填時に金型10、12を型開きしようとする力に抗する、所謂型締力は、保圧のための圧力があるものの、一回の射出・充填の場合に比べはるかに少なくなる。
なお、上記の説明では、各ポート14、16、18に接続される射出ユニットからは同一種類の樹脂MTとしたが、異なる種類の樹脂であってもよく、その場合各樹脂の温度は必ずしも同一でなくてもよい。
また、各射出ゲートの配設位置は同一断面上になくてもよい。さらに、射出ゲートの配設個数も3ヶ所に限定されるものではなく、接合部JNTでの接合が良好にされる程度の個数とすることができる。
さらに、図1においては、各ポート14、16、18に接続される各射出ユニットによる樹脂MTの供給切換えは、センサ20、22の検出信号に応答して行なわれるものとして説明したが、各部分容積V1、V2、V3に相当する樹脂MTが供給されたことを射出ユニット及びコントローラ側で判定し、その判定信号を前記センサからの信号と同様に扱うことによって供給切換え操作を行なうことも可能である。
図2は、本発明の射出成形方法を説明するための金型キャビティ断面及び射出ユニット部分の要部を示す図であって、それぞれのランナー部に切換弁を配置した状態を示す。同図2においては、左側に移動金型12と固定金型10からなる一対の金型が配置され、その固定金型10にランナー部材10Aを備えて構成されている。同ランナー部材10Aには右方から先端のノズル部NZを有する加熱筒26が接続され、その中に本発明における移動部材である射出スクリュ24が配置されている。射出スクリュ24の右端側にはボールネジ軸24Aが一体的に取付けられ、サーボモータSVMの回転がタイミングベルトTBを介して前記ボールネジ軸24Aと螺合し、軸方向移動を規制されたナットNTに伝達されることにより、射出スクリュ24が軸方向に進退可能に構成されている。前記サーボモータSVMからボールネジ軸24Aまでの伝達は、回転直動変換機構を構成している。参照符号ENは、エンコーダであって、射出スクリュ24の軸方向移動量、位置を検出するセンサである。なお、内径Dの前記加熱筒26内の先端部に滞留する樹脂MTは後方からホッパー(図示しない)を介して投入されたペレットが射出スクリュ24の回転により可塑化され前方へ送り出されたものである。
前記ランナー部材10Aには、主流路28から分岐され、キャビティCVの各射出ゲートG1、G2、G3に連通可能に接続された流路30、32、34が形成されている。同各流路30、32、34には切換弁VL1、VL2、VL3が配設されている。これら切換弁への動作信号は図3のコントローラ106のタイミング信号生成部106Aから与えられる。
前述したように、タイミング信号生成部106AにはキャビティCVの容積V、各画成部V1、V2、V3の部分容積に対応するデータが記憶されている。図2において、射出・充填の動作は、最初にコントローラ106のタイミング信号生成部106Aから、切換弁VL1のみが全開とされ、射出スクリュ24の前進に伴いキャビティCVの部分容積V1へ射出ゲートG1を介して樹脂MTが射出される。前記タイミング信号生成部106Aでは、エンコーダENからの信号により射出スクリュ24の移動量が前記部分容積V1に達したことを確認すると、保圧工程に対応させるべく切換弁VL1を絞り、同時に切換弁VL2を全開動作するよう指令信号を与える。同様にして部分容積V2、V3への射出・充填が順次行なわれる。
図2に示す例では、各射出ゲートG1、G2、G3へは同一樹脂MTが射出・充填される。
また、金型にはセンサは設けていない。その代わりに、間接的にエンコーダENからの信号と予め定められた部分容積V1〜V3のデータとを対比することにより各射出ゲート近傍への樹脂先端部の到達を確認するものである。その場合、さらに図1に示すセンサを設けて樹脂の到達確認をより確実にしてもよい。
図3は、本発明を適用する射出成形機の機能構成を示すブロック図である。同図において、射出成形機100は基本的に、射出装置102と型締装置104とコントローラ106で構成される。前記射出装置102は、射出ユニット102Aと樹脂可塑化ユニット102Bとで構成される。また、型締装置104は、型開閉機構104Aと型締力の発生・保持機構104B及び金型ユニット104Cとで構成される。前記コントローラ106には、前述したように、タイミング信号生成部106Aが設けられ、各射出ゲートへの樹脂の射出・充填を別々のタイミングで行なわせるように各射出ユニットまたは切換弁の動作を指令する。パラメータデータとして前記V、V1〜V3、D(加熱筒内径)、EN(射出スクリュ位置、移動量)が与えられている。
図4は、複数の射出ユニットへの成形材料の供給を単一のアキュムレータにより行なうことを示す配置図である。同図において、参照符号40はアキュムレータである。このアキュムレータ40の下室40Aには押出機EXTRから流路40Bを介して連続的に可塑化された樹脂MTが供給されるよう構成されている。
下室40Aの上方にはピストン40Cが設けられ、矢視のように上下に移動することが可能である。下室40Aの下方には、主流路Lから分岐JNCを介して各流路L1、L2、L3が接続され各射出ユニット42、42A、42Bの先端のノズル部NZにそれぞれ切換弁48、48A、48Bを介して樹脂MTが供給されるようになっている。これら3つの射出ユニットは例えば、図1の各ポート14〜18に接続されることができる。また、前記各射出ユニット42〜42Bの移動部材は射出スクリュでなくてもよく、ダイカストマシンにおける射出プランジャのようなプランジャロッド46とその先端部のプランジャチップ44とで構成される。このプランジャロッド46の軸方向位置は、例えば、図2における回転直動変換機構36により駆動制御されることができる。
以上本発明の好適な実施例について図1〜図4で説明したが、本発明の精神は、これらに限定されるものではなく、当業者であれば種々の変形が可能である。
本発明の射出成形方法を説明するための金型キャビティ断面図であって、(a)は、成形材料を第1ゲートからキャビティ内へ射出・充填した状態、(b)は、その後、成形材料を第2ゲートからキャビティ内へ射出・充填した状態、(c)は、さらにその後、成形材料を第3ゲートからキャビティ内へ射出・充填した状態をそれぞれ示す。 本発明の射出成形方法を説明するための金型キャビティ断面及び射出ユニット部分の要部を示す図であって、それぞれのランナー部に切換弁を配置した状態を示す。 本発明を適用する射出成形機の機能構成を示すブロック図である。 複数の射出ユニットへの成形材料の供給を単一のアキュムレータにより行なうことを示す配置図である。
符号の説明
10 固定金型
12 移動金型
14 ポート
16 ポート
18 ポート
20 センサ
22 センサ
24 射出スクリュ
26 加熱筒
28 ランナー部材
30、32、34 成形材料の流路
36 回転直動変換機構
40 アキュムレータ
42 射出ユニット
46 プランジャロッド
48 切換弁
100 射出成形機
102 射出装置
104 型締装置
106 コントローラ
106A タイミング信号生成部

Claims (10)

  1. 1つの成形品の形状を画成する金型キャビティ内に成形材料を射出・充填するための射出ゲートを前記金型キャビティの少なくとも2以上の異なる部位に設け、前記各射出ゲートから当該金型キャビティへ射出・充填された成形材料同士の接合が適切になされるような別々のタイミングで当該各射出ゲートを介して前記成形材料を前記金型キャビティ内へ射出・充填することにより成形時の型締力を低くして成形を行なう射出成形方法。
  2. 前記各射出ゲートから射出・充填される成形材料は同一材料であることを特徴とする請求項1記載の射出成形方法。
  3. 前記射出ゲートへ成形材料を射出・充填するタイミングは、他の隣接する射出ゲートから射出・充填された成形材料が当該射出ゲート近傍に到達した時として定めることを特徴とする請求項1または2記載の射出成形方法。
  4. 成形材料を金型キャビティへ射出・充填する射出手段、移動ダイプレート及び固定ダイプレートにそれぞれ固定された一対の金型、前記移動ダイプレートを固定ダイプレートに対し開閉可能であって射出成形時の型開力に耐えうる型締力で前記金型を保持する型締手段及び、前記射出手段ならびに前記型締手段の動作を制御する制御信号を供給する制御手段を備えた成形機において、
    前記金型には、当該金型キャビティ内に成形材料を射出・充填するための射出ゲートを前記金型キャビティの少なくとも2以上の異なる部位に設け、
    前記制御手段には、前記成形材料が前記各射出ゲートから金型キャビティへ射出・充填された成形材料同士の接合が適切になされるような別々のタイミングで当該各射出ゲートを介して前記金型キャビティ内へ射出・充填されるよう指令するタイミング信号生成手段を備えることにより成形時の型締力を低くして成形を行なうことを特徴とする成形機。
  5. 前記タイミング信号生成手段は、前記金型キャビティの各射出ゲートにより区画されるキャビティ部分の各容積に対応して予め定められる射出ユニットの移動部材の移動量を検出する位置検出手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の成形機。
  6. 前記タイミング信号生成手段は、少なくとも1つの前記射出ゲート近傍に配置され、隣接する他の射出ゲートから射出・充填された成形材料が当該射出ゲート近傍に到達したことを検知するセンサを備えたことを特徴とする請求項4記載の成形機。
  7. 前記射出手段は、複数の射出ユニットを備えたことを特徴とする請求項4乃至6いずれかに記載の成形機。
  8. 前記各射出ユニットへは単一のアキュムレータから前記成形材料が供給されることを特徴とする請求項7記載の成形機。
  9. 前記各射出ユニットの少なくとも1つは他と異なる種類の成形材料が供給されることを特徴とする請求項7記載の成形機。
  10. 前記射出手段は、単一の射出ユニットを備え、前記金型には、当該射出ユニットから与えられる成形材料を前記各射出ゲートへ分岐供給する流路を形成したランナー部材を配設し、同ランナー部材の各流路に前記タイミング信号により動作する弁を設けたことを特徴とする請求項4記載の成形機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011073178A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Daihatsu Motor Co Ltd 射出成形方法

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