JP2006264107A - 記録用紙 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 樹脂被覆紙と、該樹脂被覆紙の一方の面に設けられたインク受容層と、他方の面に設けられた塗布量0.8〜8g/m2のバックコート層とを有し、且つ、傾斜角14°の用紙載置面1a上に、用紙載置面1aとバックコート層のコーティング面とが接触するように用紙Mを載置し、傾斜姿勢の用紙Mに対して給紙方向Pと逆方向Qに一定のバックテンションを付与しながら、用紙Mを記録ヘッド3に向けて水平姿勢で紙送りさせた場合において、当該バックテンションの大きさTと、当該バックテンションが付与されている状態での用紙Mの紙送り量Fと、バックテンション無しの状態での用紙Mの紙送り量F0との間に、F=aT+F0(但し、−0.5≦a≦0)の関係が成立する。
【選択図】 図3
Description
本発明の記録用紙は、原紙の両面が樹脂で被覆された樹脂被覆紙と、該樹脂被覆紙の一方の面に設けられたインク受容層と、他方の面に設けられたバックコート層とを有する。インク受容層及びバックコート層は何れも記録用紙の最外層に位置する層で、インク受容層のコーティング面(表面)は、記録用紙の被記録面(表面)となり、バックコート層のコーティング面(表面)は、記録用紙の非記録面(裏面)となる。
また、上記インク受容層の表面は、銀塩写真調の画像を得るためには光沢性が高いことが望ましく、具体的には、JIS−Z8741で規定する20度光沢度が10%以上、特に15%以上であることが好ましい。インク受容層表面の光沢性の調整は、上記樹脂被覆紙を構成する原紙の平滑度の調整や、樹脂被覆量の増量、インク受容層中の顔料粒子の種類や粒径の調整、あるいは光沢層の付与等により行うことができる。
叩解度300mlcsfのLBKPパルプ100重量部に、エポキシ化ベヘン酸アミド0.5重量部、アニオンポリアクリルアミド1.0重量部、ポリアミドポリアミンエピクロルヒドリン0.1重量部、カチオンポリアクリルアミド0.5重量部を、何れもパルプに対する絶乾重量比で添加することによりスラリーを得、これを長網抄紙機にかけて170g/m2の原紙を抄造した。更に、この原紙の表面サイズを調整するため、ポリビニルアルコール4%水溶液に蛍光増白剤(住友化学工業製、Whitex BB)を0.04重量%添加し、これを絶乾重量換算で0.5g/m2となるように原紙に含浸させ、乾燥した後、更にキャレンダー処理を施して密度1.05g/mlに調整された原紙を得た。
下記組成のインク受容層用塗布液並びにバックコート層用塗布液A及びBをそれぞれ調製した。
・気相法シリカ 10重量部
(トクヤマ製、レオロシールQS−30、平均一次粒子径7nm)
・バインダー 27.8重量部
(クラレ製、PVA235、ケン化度88モル%、平均重合度3500)
・カチオンポリマー 0.97重量部
(第一工業製薬製、シャロールDC902P、51.5%水溶液)
・ホウ酸(架橋剤) 0.4重量部
・ポリオキシエチレンラウリルエーテル(界面活性剤) 1.2重量部
(花王製、エマルゲン109P、10%水溶液)
・イオン交換水 84.7重量部
・ポリウレタン樹脂 100重量部
(大日本インキ化学工業製、アイオノマー型ポリウレタン樹脂AP−20)
・界面活性剤 0.3重量部
(日本サーファクタント製、SWAM AM−2150)
・アクリルエステル系エマルジョン 100重量部
(ダイセル化学社製、密度1.18g/cm3)
・コロイダルシリカ(日産化学社製、スノーテックスUP) 5重量部
・エタノール 10重量部
上記樹脂被覆紙の下引き層上に、上記インク受容層用塗布液を乾燥後の塗布量が25g/m2となるように塗布・乾燥してインク受容層を形成すると共に、該樹脂被覆紙の他方の面(マット面からなる樹脂層側)に、上記バックコート層用塗布液A又はBを塗布・乾燥してバックコート層を形成した。バックコート層用塗布液の種類(A又はB)、バックコート層の乾燥状態での塗布量を適宜変更することにより、数種類の記録用紙を製造し、これらを実施例又は比較例のサンプルとした。
セイコーエプソン製のインクジェットプリンタPM−G800に上記サンプルをセットし、該サンプルのインク受容層の表面(被記録面)に、シアン、マゼンタ、イエローの各色インクをそれぞれデューティー33%で吐出させて、グレーのカラーパッチを印刷した。そして、このグレーのカラーパッチを印刷業界から任意に選んだ20人のモニターに観察してもらい、濃い色筋(色ムラ)が目立つと答えた人が5人未満のものをA(色ムラ防止性良好)、濃い色筋が目立つと答えた人が5人以上のものをBとした。
上記サンプルを、室温23℃、湿度50%RHの環境下に8時間放置した後、平らな台の上に被記録面を上にして載置し、このときの該サンプルの四隅それぞれについてのサンプル載置面からの高さを測定し、これらの最大値をプラスカール値とした。また、これとは逆に、平らな台の上に被記録面を下にして上記サンプルを載置し、このときの該サンプルの四隅それぞれについてのサンプル載置面からの高さを測定し、これらの最大値をマイナスカール値とした。そして、プラスカール値1以下、且つマイナスカール値2以下のものをA(カール防止性良好)、プラスカール値3以下、且つマイナスカール値6以下のものをB(実用上問題なし)、プラスカール値が3を超える、又はマイナスカール値が6を超えるものをCとした。
Claims (4)
- 記録用紙を傾斜姿勢にして保持する用紙保持部と、該用紙保持部に保持されている記録用紙を水平姿勢にして記録ヘッドに送る紙送り機構とを備えたインクジェット記録装置で使用される記録用紙であって、
原紙の両面が樹脂で被覆された樹脂被覆紙と、該樹脂被覆紙の一方の面に設けられたインク受容層と、他方の面に設けられた塗布量0.8〜8g/m2のバックコート層とを有し、且つ、
傾斜角14°の用紙載置面と、該用紙載置面の傾斜方向下端側に設けられた記録ヘッドと、該用紙載置面に沿って傾斜姿勢で給紙された記録用紙を水平姿勢にして該記録ヘッドに送る紙送りローラとを備えた紙送り試験機の該用紙載置面上に、該用紙載置面と上記バックコート層のコーティング面とが接触するように上記記録用紙を載置し、該記録用紙に対して給紙方向と逆方向に一定のバックテンションを付与しながら、該記録用紙を該記録ヘッドに向けて紙送りさせた場合に、当該バックテンションの大きさT(単位:gf)と、当該バックテンションが付与されている状態での該記録用紙の紙送り量F(単位:μm)と、バックテンション無しの状態での該記録用紙の紙送り量F0(単位:μm)との間に、F=aT+F0(但し、−0.5≦a≦0)の関係が成立する記録用紙。 - 上記バックコート層は、樹脂を主体としたものである請求項1記載の記録用紙。
- 上記インク受容層は、顔料をバインダーで結着させてなる多孔質のインク受容層であることを特徴とする請求項1又は2記載の記録用紙。
- 上記インク受容層は、上記顔料として、少なくとも平均一次粒子径3〜50nmの気相法シリカを含有することを特徴とする請求項3記載の記録用紙。
Priority Applications (1)
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JP2005085683A JP2006264107A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 記録用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005085683A JP2006264107A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 記録用紙 |
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JP2006264107A true JP2006264107A (ja) | 2006-10-05 |
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Family Applications (1)
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JP2005085683A Withdrawn JP2006264107A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 記録用紙 |
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Country | Link |
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2005
- 2005-03-24 JP JP2005085683A patent/JP2006264107A/ja not_active Withdrawn
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