JP2006263806A - サーボプレスの製造方法及びサーボプレス - Google Patents

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Abstract


【課題】作業効率を高めて製造期間を短縮できるサーボプレスの製造方法を提供する。
【解決手段】サーボモータ21とこのサーボモータ21と接続するアンプ210とをそれぞれクラウン13に取り付けるにあたり、前記サーボモータ21と前記アンプ210とをそれぞれ標準化して同一構造とするとともに、プレス能力に応じて前記サーボモータ21とアンプ210との個数を変更する。そのため、部品点数が減少してサーボプレスの製造が容易となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サーボモータを駆動源とするサーボプレスを製造する方法及びこの製造方法で製造されたサーボプレスに関する。
従来、サーボモータの回転力でスライドを昇降させるサーボプレスが知られている。
従来のサーボプレスでは、スライドに連結された偏心軸を有する昇降機構が設けられている(特許文献1参照)。サーボモータは高速で回転するため、この回転力をそのまま昇降機構に伝達することは好ましくないので、サーボモータと昇降機構との間にはサーボモータの回転力を減速する減速機が設けられている。サーボモータにはアンプが接続されており、このアンプから電流がサーボモータに増幅されて供給される。
このサーボプレスはクラウンにサーボモータ、アンプ、昇降機構及び減速機を取り付けて製造される。サーボプレスは、その加工能力に応じて複数種類製造されるものであり、個々の能力に対応するように、サーボモータ、アンプや、減速機、その他の構成部品が適宜選択される。
これらの選択された部品はクラウンに個々に直接取り付けられる。
特開2004−174591号公報
しかしながら、従来のサーボプレスの製造方法では、プレスの能力に応じて、プレスを構成する部品を個々に選択し、これらをクラウンに直接取り付けるものであるため、異なる能力のサーボプレスを製造するには、その都度、減速機の部品を調達しなければならない。
特に、サーボモータは、その出力がプレスの加工能力に比例する上、サーボモータが大型化するため、受注対応にならざるを得ない。そのため、プレス機械メーカから注文を受けた電機メーカでは、プレスの能力に応じてサーボモータやアンプを設計、製造している。
このように、従来では、異なる能力のサーボプレスを製造するための作業効率が悪く、製造期間が長期化してしまうという課題がある。
本発明の目的は、作業効率を高めて製造期間を短縮できるサーボプレスの製造方法及びサーボプレスを提供することである。
本発明の請求項1に記載されたサーボプレスの製造方法は、サーボモータを駆動源とするサーボプレスを製造する方法において、前記サーボモータとこのサーボモータと接続するアンプとをそれぞれクラウンに取り付けるにあたり、前記サーボモータと前記アンプとをそれぞれ標準化して同一構造とするとともに、プレス能力に応じて前記サーボモータとアンプとの個数を変更することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載されたサーボプレスの製造方法は、請求項1に記載されたサーボプレスの製造方法において、前記サーボモータの回転をスライドの昇降運動に変換する昇降機機と前記サーボモータとの間に設けられた減速機を、前記クラウンに取り付けるにあたり、前記減速機を標準化したものを予め複数用意し、これらの減速機のうち1又は2以上をプレス能力に応じて選択することを特徴とする。
本発明の請求項3に記載されたサーボプレスの製造方法は、請求項2に記載されたサーボプレスの製造方法において、前記減速機は多段減速機とウィットウォース減速機とを備え、これらの多段減速機とウィットウォース減速機とをそれぞれ少なくとも1を使用することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載されたサーボプレスの製造方法は、請求項2又は請求項3に記載されたサーボプレスの製造方法において、前記昇降機構は偏心軸を備え、この偏心軸の偏心量の異なる複数本を標準化して予め用意し、これらの偏心軸のうち1本をプレス能力に応じて前記クラウンに取り付けることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載されたサーボプレスは、請求項2から請求項4のいずれかに記載されたサーボプレスの製造方法で製造されたサーボプレスであって、前記減速機を複数箇所配置し、このうち一部の減速機には複数台のサーボモータを連結することを特徴とする。
請求項1のサーボプレスの製造方法では、それぞれ同一構造のサーボモータとアンプの設置個数を変更することで、サーボモータとアンプとの部品が共通化される。そのため、プレスの加工能力に応じてサーボモータ等を製造する従来例に比べて、サーボプレスの製造作業が簡易となり、その結果、製造期間を短縮化できる。
その上、サーボモータやアンプを標準化することで、これらの部品自体の製造、管理が行いやすくなるため、この点からも、サーボプレスの製造作業が簡易となる。
請求項2のサーボプレスの製造方法では、標準化された減速機の個数、種類、組み合わせを適宜選択することで、歯車等の部品をその都度組み合わせる従来例に比べてサーボプレスの製造作業が簡易となり、製造期間を短縮化できる。その上、減速機を標準化することで、減速機自体の製造、管理が行いやすくなる。
請求項3のサーボプレスの製造方法では、減速機は多段減速機とウィットウォース減速機とを備えた構成である。ここで、多段減速機はスライドの昇降位置にかかわらず、等速で減速する装置であり、組み合わされた複数の歯車を有する構造である。ウィットウォース減速機はプレスの昇降工程における下死点及びその近傍で速度が遅くなり他の位置で速くなるものであり、リンク機構を有する構造である。
本発明では、多段減速機とウィットウォース減速機という作動原理の異なる減速機を組み合わせることで、減速するだけでなく昇降機構の適正な運動を確保することができるので、プレスを適正に作動させることができる。
請求項4のサーボプレスの製造方法では、昇降機構の偏心軸も減速機と同様に標準化したものを予め複数用意し、これらをプレス能力に応じて適宜選択してクラウンに取り付けるから、減速機だけでなく偏心軸との組み合わせにより、製造できるサーボプレスの能力を多様なものにできる。
請求項5のサーボプレスでは、前記減速機を複数箇所配置し、このうち一部の減速機には複数台のサーボモータを連結する構成としたので、例えば、1台の減速機に複数台のサーボモータを同時に連結することで、サーボプレスの加工能力を大きなものにすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図3はタンデムラインで使用される加工能力1600トンのサーボプレスが示され、図4から図5はタンデムラインで使用される加工能力800トンのサーボプレスが示され、図6から図9はトランスファプレスとして使用される加工能力2300トンのサーボプレスが示され、図10から図11はブランキングプレスとして使用される加工能力300トンのサーボプレスが示されている。
図1は本実施形態の製造方法で製造される加工能力1600トンのサーボプレス1の側面図であり、図2はサーボプレス1の正面図であり、図3は前記実施形態にかかる減速機を示す側断面図である。
図1及び図2において、加工能力1600トンのサーボプレス1は、ベッド11と、ベッド11上に立設される柱状の4本のアプライト12と、アプライト12の上面に設置されるクラウン13とを備えている。クラウン13の下方にはスライド14が設けられており、このスライド14はクラウン13に取り付けられるスライド駆動装置20によって昇降可能とされている。
このスライド14の下面には図示しない上金型が取り付けられている。ベッド11上において4本のアプライト12間にはムービングボルスタ15が設置されており、このムービングボルスタ15上には、図示しない下金型が取り付けられている。
スライド駆動装置20の駆動によってスライド14が昇降すると、上金型及び下金型の間に載置されたワーク(図示せず)がプレス成形される。
クラウン13は、アプライト12間に架け渡されており、その外側には、メンテナンスの際に作業者が立つ作業ステージ30が設けられている。
スライド駆動装置20は、サーボプレス1の前後左右に2つずつ、対称な位置に計4つ設けられている。従って、本実施形態のサーボプレス1は、スライド14を4点で支持し、これら4点を独立したスライド駆動装置20で駆動する4点独立駆動式となっている。
それぞれのスライド駆動装置20は、駆動源としてのサーボモータ21と、サーボモータ21の回転を減速する減速機22,23と、減速された回転運動を往復運動に変換する昇降機構24と、一端がスライド14に固定されてスライド14を鉛直方向に昇降させるプランジャ25とを備えている。なお、図1では減速機22,23は1カ所のみ示す。
サーボモータ21は、クラウン13に取り付けられ、その出力軸211がサーボプレス1の左右方向に平行に配置されている。4個のサーボモータ21には、それぞれアンプ210が4個ずつ接続されており、これらのアンプ210で増幅された電流がサーボモータ21に流される。
ここで、個々のアンプ210や個々のサーボモータ21は、それぞれ標準化された同一構造のものが使用されている。
減速機22,23のうち1つはサーボモータ21側に連結された多段減速機22であり、残り1つは昇降機構24側に連結されたウィットウォース減速機23である。本実施形態では、多段減速機22とウィットウォース減速機23という作動原理の異なる減速機を組み合わせてサーボプレス1を製造するので、プレス1を適正に作動させることができる。
多段減速機22は、互いに連結された複数の歯車22Aがケーシング22Bの内部に収納された構造であり、入力軸の回転が等速ならば、出力軸は等速で減速する装置である。複数の歯車22Aのうちサーボモータ21側に配置された歯車22Aの軸に固定されたプーリとサーボモータ21の出力軸に固着されたプーリとの間にベルト21Aが巻装されている。ケーシング22Bはクラウン13の側面に図示しないボルト等で固定されている。
図1及び図3に示される通り、ウィットウォース減速機23は、回転運動を、一回転の回転速度が不等速となるように減速して偏心機構のエキセン軸(偏心軸)241に伝達する減速機(不等速減速機)であり、その外周部に外周ギヤ229が設けられているリング231と、エキセン軸241に固定されるクランク部材232と、リング231とクランク部材232とを接続する連結部材233とを有するリンク機構を備えている。
リング231は、クラウン13から突出して設けられるエキセン軸241に対して支持部材234を介して回転可能に支持されており、リング231の回転中心は、エキセン軸241の軸心に対して鉛直方向上側に配置されている。
連結部材233は、平面形状略円弧状の棒状部材で、その一端がリング231の内周の所定の位置に回動可能に支持され、他端がクランク部材232に回動可能に支持されている。
この連結部材233は、リング231及びクランク部材232において、厚み方向略中央に取り付けられている。
ウィットウォース減速機23は、図示しないボックスに収納されており、ボックスは、クラウン13の外部側面に設置されている。エキセン軸241は、クラウンから突出して設けられており、クラウン13の外部で減速機23に接続されている。
ウィットウォース減速機23は前述のリンク機構がケーシング23Aに収納された構造であり、スライド14の昇降工程における下死点及びその近傍で昇降速度が遅くなり他の位置で昇降速度が速くなる非等速減速機である。ケーシング23Aはクラウン13の側面に図示しないボルト等で固定されている。従って、サーボプレス1では、多段減速機22及びウィットウォース減速機23がクラウン13の外側に取り付けられているので、これらの減速機22,23のメンテナンスがクラウン13の外側から行える。そのため、メンテナンスのために作業員が狭いクラウン13の内部に入らなくても済むので、作業が容易となる。
ここで、これらの多段減速機22及びウィットウォース減速機23は、それぞれ標準化されたものが使用されており、本実施形態での説明の都合上、多段減速機22を第1タイプの多段減速機22とし、ウィットウォース減速機23を第1タイプのウィットウォース減速機23とする。
昇降機構24は、偏心軸としてのエキセン軸241と、エキセン軸241に固定されるエキセンドラム242と、エキセンドラム242に接続されるコンロッド243とを備えている。
エキセン軸241は、不等速回転を行うウィットウォース減速機23の出力軸と連結されるものであって、クラウン13の前後方向略中央でそれぞれ回転可能に支持されている。
エキセンドラム242は、エキセン軸241に対して偏心した円盤状に形成されている。エキセンドラム242は、クラウン13内においてエキセン軸241に一体的に形成されており、エキセン軸241の回転とともに偏心回転する。ここで、エキセン軸241は標準化されたものが使用されており、加工能力1600トンのサーボプレス1では偏心量Rが450mmの第1タイプのエキセン軸241が使用される。
コンロッド243は、上方に形成されるリング状部243Aと、リング状部材243Aの外周から径方向外側に向かって突出するに棒状部243Bとを備えている。リング状部243Aはエキセンドラム242の外周側に配置され、リング状部243Aの内周がエキセンドラム242の外周に対して摺動可能となっている。棒状部243Bはクラウン13の下方から突出し、先端においてプランジャ25に接続されている。
次に、図4及び図5に基づいて加工能力800トンのサーボプレス2の構成を説明する。
図4は本実施形態の製造方法で製造される加工能力800トンのサーボプレス2の側面図であり、図5はサーボプレス2の正面図である。
加工能力800トンのサーボプレス2は、図1及び図2のサーボプレス1より加工能力が低いタイプのサーボプレスであり、減速機のタイプ及びアンプの数が相違する。
図4及び図5のサーボプレスにおいて図1から図3のサーボプレス1と同様の構成は同一符号を付して説明を省略する。
図4及び図5において、サーボプレス2で使用されているサーボモータ21は加工能力1600トンのサーボプレス1で使用されているものと同じであり、4カ所配置されている。これらのサーボモータ21は、それぞれ2個のアンプ210が接続されている。つまり、加工能力800トンのサーボプレス2では合計8個のアンプ210が使用されている。これらのアンプ210の構造は加工能力1600トンのサーボプレス1で使用されるアンプと同じである。そのため、このサーボプレス2ではモータ出力がサーボプレス1の半分となる。例えば、サーボプレス1でのモータ出力が2600Nmとすると、サーボプレス2のモータ出力は1300Nmとなる。
エキセン軸241は加工能力1600トンのサーボプレス1で使用されるエキセン軸241と同じ偏心量Rが450mmの第1タイプのものである。
クラウン13には多段減速機220及びウィットウォース減速機230がそれぞれ取り付けられている。
多段減速機220は標準化したものであって、第1タイプの多段減速機22と基本構成は同じであるが、減速比が第1タイプの多段減速機22とは相違する。
ウィットウォース減速機230は標準化したものであって、第1タイプのウィットウォース減速機23と基本構成は同じであるが、減速比が第1タイプのウィットウォース減速機23とは相違する。なお、図4ではウィットウォース減速機230のリンク機構230Bが示されている。
本実施形態での説明の都合上、多段減速機220を第2タイプの多段減速機220とし、ウィットウォース減速機230を第2タイプのウィットウォース減速機230とする。
なお、図3では減速機220,230を1カ所のみ示す。
次に、図6から図9に基づいて加工能力2300トンのサーボプレス3の構成を説明する。
加工能力2300トンのサーボプレス3は、図1から図3のサーボプレス1より加工能力が高いタイプのサーボプレスであり、サーボモータ及びアンプの数並びに多段減速機の種類が相違する。図6から図9のサーボプレスにおいて図1から図3のサーボプレス1と同様の構成は同一符号を付して説明を省略する。
図6は本実施形態の製造方法で製造される加工能力2300トンのサーボプレス3の側面図であり、図7はサーボプレス3の正面図である。
図6及び図7において、サーボプレス3で使用されているサーボモータ21は加工能力1600トンのサーボプレス1で使用されているものと同じであるが、片側3カ所、両側で合計6カ所配置されている点で相違する。
これらのサーボモータ21のうち片側に配置される3個において、その1個は図1及び図2と同じ1個の多段減速機221に連結されているが、残り2個は1つの多段減速機221に同時に連結されている。そのため、このサーボプレス3では他のサーボプレス1,2に比べて加工能力を大きなものにすることができる。
6個のサーボモータ21にはそれぞれ4個の標準化されたアンプ210が接続されている。つまり、6個のサーボモータ21に合計24個のアンプ210から電流が供給される。
2個のサーボモータ21に1個の多段減速機221が同時に連結される構造が図8及び図9に示されている。
図8はサーボモータに減速機が連結された状態を示す側面図であり、図9は、その平面図である。
図8及び図9において、2個のサーボモータ21は1台のベース21Bに取り付けられており、このベース21Bはクラウン13に取り付けられている。
2個のサーボモータ21は、その出力軸が互いに反対側となるように水平に配置されている。
多段減速機221は、サーボモータ21側の歯車22Aの回転軸がケーシング22Bの両側壁から突出して形成されており、この突出した軸の部分が2個のサーボモータ21の出力軸とベルト21Aを介してそれぞれ連結されている。
図6及び図7において、1個のサーボモータ21と多段減速機221との連結構造は図1から図3に示されるサーボプレス1と同じである。
多段減速機221は、標準化されたものであって、減速比において第1タイプの多段減速機22と相違する。
本実施形態での説明の都合上、多段減速機221を第3タイプの多段減速機221とする。なお、サーボプレス3で使用されるウィットウォース減速機23は第1タイプのものである。
また、加工能力2300トンのサーボプレス3ではエキセン軸241は偏心量が275mmの第2タイプのものが使用される。
次に、図10及び図11に基づいて加工能力300トンのサーボプレス4の構成を説明する。
加工能力300トンのサーボプレス4は、図1から図3のサーボプレス1より加工能力が低いタイプのサーボプレスであり、減速機のタイプ及びアンプの数が相違する。図10及び図11のサーボプレスにおいて図1から図3のサーボプレス1と同様の構成は同一符号を付して説明を省略する。
図10及び図11において、サーボプレス4で使用されているサーボモータ21は、加工能力1600トンのサーボプレス1で使用されているものと同じであるが、片側2カ所のみ配置されている点で相違する。これらのサーボモータ21はそれぞれ4個ずつのアンプ210に接続されている。
エキセン軸241は偏心量が150mmの第3タイプのものが使用される。
クラウン13には多段減速機222及びウィットウォース減速機23がそれぞれ取り付けられている。
多段減速機222は標準化したものであって、加工能力1600トンのサーボプレス1で使用される第1タイプの多段減速機22と基本構成は同じであるが、減速比が第1タイプの多段減速機22とは相違する。
ウィットウォース減速機23は標準化したものであって、第1タイプのウィットウォース減速機23である。
次に、本実施形態におけるサーボプレスの製造方法について説明する。
まず、1種類のサーボモータ21、アンプ210、偏心量の異なる第1タイプから第3タイプのエキセン軸241、減速比の異なる第1から第4タイプの多段減速機22,220〜222並びに第1タイプ及び第2タイプのウィットウォース減速機23,230を製造する。さらに、サーボプレス1〜4を構成する他の部品、例えば、ベッド11、アプライト12、クラウン13及びスライド14等を組み立て、加工能力の異なるサーボプレス1〜4に応じてサーボモータ21、アンプ210、エキセン軸241、多段減速機22,220〜222並びにウィットウォース減速機23,230を組み込む。
例えば、加工能力が1600トンのサーボプレス1を製造するには、クラウン13に第1タイプのエキセン軸241を取り付け、さらに、第1タイプの多段減速機22及びウィットウォース減速機23をそれぞれクラウン13の側面に4カ所取り付ける。さらに、4カ所に配置された第1タイプの多段減速機22にそれぞれ連結するサーボモータ21を取り付け、これらのサーボモータ21にそれぞれアンプ210を4個ずつ接続する。
加工能力が800トンのサーボプレス2を製造するには、クラウン13に第1タイプのエキセン軸241を取り付け、さらに、第2タイプの多段減速機220及びウィットウォース減速機230をそれぞれクラウン13の側面に4カ所取り付ける。さらに、4カ所に配置された第2タイプの多段減速機220にそれぞれ連結するサーボモータ21を取り付け、これらのサーボモータ21に2個ずつのアンプ210を接続する。
加工能力が2300トンのサーボプレス3を製造するには、クラウン13に第2タイプのエキセン軸241を取り付け、さらに、第3タイプの多段減速機221及び第1タイプのウィットウォース減速機23をそれぞれクラウン13の側面に4カ所取り付ける。さらに、4カ所に配置された第3タイプの多段減速機221のうち2個にそれぞれ2個のサーボモータ21を同時に連結するようにし、残り2個の第3タイプの多段減速機221にそれぞれ1個のサーボモータ21を連結する。これらの6個のサーボモータ21には、それぞれ4個のアンプ210を接続する。
加工能力が300トンのサーボプレス4を製造するには、クラウン13に第3タイプのエキセン軸241を取り付け、さらに、第4タイプの多段減速機220及び第1タイプのウィットウォース減速機23をそれぞれクラウン13の側面に2カ所取り付ける。さらに、2カ所に配置された第4タイプの多段減速機222にそれぞれ連結するサーボモータ21を取り付け、これらのサーボモータ21にそれぞれアンプ210を4個ずつ接続する。
以上の通り、本実施形態では、それぞれ同一構造のサーボモータ21及びアンプ210の個数をプレスの加工能力に応じて変更して設置し、さらに、標準化された多段減速機22,220〜222及びウィットウォース減速機23,230の個数、種類、組み合わせを適宜選択することで、これらの部品の点数が減少し、サーボプレス1〜4の製造作業が簡易となり、個々の部品をその都度クラウンに取り付ける従来例に比べて、製造期間を短縮化できる。しかも、これらの部品を標準化することで、使用する部品点数を減少させることができ、サーボプレス1〜4のコストダウンを図ることができる。
特に、偏心軸241を標準化したものを予め複数用意し、これらをプレスの加工能力に応じて適宜選択することで、減速機だけでなく偏心軸241の組み合わせにより、多様な加工能力のサーボプレス1〜4を製造することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、製造するサーボプレス1〜4を、加工能力1600トン、800トン、2300トン及び300トンの4種類のサーボプレスについて説明したが、標準化する減速機、エキセン軸の種類を変えることで、他の加工能力のサーボプレスを製造することができる。
さらに、本発明では、減速機をクラウン13の内部に取り付ける構造のものであってもよい。
また、本発明では、多段減速機22及びウィットウォース減速機23の一方のみを用いたサーボプレスについても適用できる。
本発明は、自動車部品の製造に利用できる他、他の成形品の製造にも利用することができる。
本発明の一実施形態に係る製造方法で製造されるサーボプレスの側面図。 前記実施形態に係る製造方法で製造されるサーボプレスの正面図。 前記実施形態に係る減速機を示す側断面図。 前記実施形態に係る製造方法で製造されるサーボプレスの側面図。 前記実施形態に係る製造方法で製造されるサーボプレスの正面図。 前記実施形態に係る製造方法で製造されるサーボプレスの側面図。 前記実施形態に係る製造方法で製造されるサーボプレスの正面図。 サーボモータに減速機が連結された状態を示す側面図。 サーボモータに減速機が連結された状態を示す平面図。 前記実施形態に係る製造方法で製造されるサーボプレスの側面図。 前記実施形態に係る製造方法で製造されるサーボプレスの正面図。
符号の説明
1〜4…サーボプレス、13…クラウン、14…スライド、21…サーボモータ、22,220〜222…多段減速機、23,230…ウィットウォース減速機、24…昇降機構、210…アンプ、241…エキセン軸(偏心軸)

Claims (5)

  1. サーボモータ(21)を駆動源とするサーボプレス(1,2,3,4)を製造する方法において、
    前記サーボモータ(21)と、このサーボモータ(21)と接続するアンプ(210)とをそれぞれクラウン(13)に取り付けるにあたり、前記サーボモータ(21)と前記アンプ(210)とをそれぞれ標準化して同一構造とするとともに、プレス能力に応じて前記サーボモータ(21)とアンプ(210)との個数を変更することを特徴とするサーボプレスの製造方法。
  2. 請求項1に記載されたサーボプレスの製造方法において、
    前記サーボモータ(21)の回転をスライド(14)の昇降運動に変換する昇降機機(24)と前記サーボモータ(21)との間に設けられた減速機(22,23,220,221,222,230)を、前記クラウン(13)に取り付けるにあたり、前記減速機(22,23,220,221,222,230)を標準化したものを予め複数用意し、これらの減速機(22,23,220,221,222,230)のうち1又は2以上をプレス能力に応じて選択することを特徴とするサーボプレスの製造方法。
  3. 請求項2に記載されたサーボプレスの製造方法において、
    前記減速機(22,23,220,221,222,230)は多段減速機(22,220,221,222)とウィットウォース減速機(23,230)とを備え、これらの多段減速機(22,220,221,222)とウィットウォース減速機(23,230)とをそれぞれ少なくとも1個使用することを特徴とするサーボプレスの製造方法。
  4. 請求項2又は請求項3に記載されたサーボプレスの製造方法において、
    前記昇降機構(24)は偏心軸(241)を備え、この偏心軸(241)の偏心量の異なる複数本を標準化して予め用意し、これらの偏心軸のうち1本をプレス能力に応じて前記クラウン(13)に取り付けることを特徴とするサーボプレスの製造方法。
  5. 請求項2から請求項4のいずれかに記載されたサーボプレスの製造方法で製造されたサーボプレスであって、
    前記減速機(22,23,220,221,222,230)を複数箇所配置し、このうち一部の減速機(221)には複数台のサーボモータ(21)を連結することを特徴とするサーボプレス。
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