JP2006263312A - 調理器用濾し器及び調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液状成分が抽出される区域と粕が溜まる区域とを確実に仕切ることができる調理器を提供することにある。
【解決手段】回転刃26が下部に配置されるとともに、下端筒部23a側の部位がテーパ状に縮径したガラス製のボトル本体23を備えた筒状の濾し器41であって、回転刃により粉砕された材料を、濾し器41とボトル本体23との間の外側区域S1に抽出される液状成分と濾し器41の内部区間を含む内側区域S2に溜められる粕とに分離する調理器用濾し器を前提とする。フィルター43が装着された濾し器枠42の下部をなすパッキン支持筒部42bの外周に、ボトル本体23の縮径内周面23cに接する環形斜状面44aを有したリング状の弾性パッキン44を嵌合する。縮径内周面23cに弾性パッキン44の環形斜状面44aを密接させて、区域S1と区域S2とを仕切ることを特徴としている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、材料を例えば液体とともに回転刃で粉砕するミキサーなどの調理器、及び粉砕された材料を液状成分と粕とに分離するために前記調理器に取付けて使用される調理器用濾し器に関する。
従来、合成樹脂製の容器部(ボトル)に収容された筒状フィルターの下端を容器部の小径下部に緊密に嵌合させるとともに、容器部に被せられた蓋体を筒状フィルターの上部に当接させて、筒状フィルターを動かないように保持し、この状態で蓋体の投入口からジュース材料を投入した上で、筒状フィルターの下端部内側に配置された回転粉砕刃を回転させることにより材料を粉砕しつつ、この粉砕された材料を、筒状フィルターで、液状成分(ジュース)を抽出して粕と分離するミキサーが知られている(例えば特許文献1参照。)。
この特許文献1のミキサーでは、その容器部の小径下部を下側に向かうほど径が小さく形成して、その内周面に筒状フィルターの下端を当てて、この状態を、筒状フィルターの上部への蓋体の当接により保持している。このため、筒状フィルターの下端と容器部の小径下部との当接箇所で、ジュースが抽出される筒状フィルターと容器部との間の区域と、粕が溜まる区域とが仕切られている。
特開2002−336139号公報(段落0010−0028、図1−図4)
特許文献1の技術でジュースが抽出される区域と、粕が溜まる区域とを仕切る精度は、容器部の軸方向長さ及びその小径下部の内径などの寸法精度、並びにフィルターの軸方向長さの寸法精度に依存している。
ところで、容器部を合成樹脂製ではなく透明ガラス製とすることは、内部の視認ができるとともに、容器部が洗浄等に伴って傷付き難いので、食品を調理する上では好ましい。しかし、ガラス製品は寸法精度のばらつきが大きい。
このため、特許文献1の容器部をガラス製とする場合には、ジュースが抽出される区域と、粕が溜まる区域とを仕切る精度がばらつくことは避けられない。このばらつきがあると、前記両区域が連通することがあるので、ジュースが抽出される区域に粕が混入して、ジュースの味が損なわれる。更に、前記ばらつきにより筒状フィルターの下端側の支持が不安定化して筒状フィルターが動揺することがある。これにより、容器部の小径下部への筒状フィルター下端の衝突に伴う異音を発する恐れや、筒状フィルターの下端部が回転粉砕刃と干渉し損傷するとともに異音を発する恐れが考えられる。
本発明の目的は、液状成分が抽出される区域と粕が溜まる区域とを確実に仕切ることができる調理器用濾し器及び調理器を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明は、回転刃が下部に配置されるとともに、下端筒部を有し、この下端筒部側の部位が少なくともテーパ状に縮径したガラス製ボトル本体を備えたボトルに着脱自在に収容して用いられ、この収容状態で回転刃を内側に配置してボトル本体の上端開口を開閉する蓋体で上方から押えられる筒状の濾し器であって、回転刃の回転により粉砕された材料を、濾し器とボトル本体との間の空間部からなる外側区域に抽出される液状成分と濾し器の内部を含む内側区域に溜められる粕とに分離する調理器用濾し器において、フィルターが装着された濾し器枠の下部に設けたパッキン支持筒部の外周に、ボトルへの収容状態でボトル本体の縮径内周面に接する環形斜状面を有したリング状の弾性パッキンを嵌合している。
本発明によれば、ガラス製ボトル本体の寸法精度のばらつきに拘わらず、液状成分が抽出される区域と粕が溜まる区域とを確実に仕切ることができる調理器用濾し器及び調理器を提供できる。
以下、図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1及び図2中符号1で示した調理器は、調理器本体11と、ボトル21と、蓋体31と、筒状の濾し器41を具備している。蓋体31及び濾し器41のうちの少なくとも濾し器41は、アタッチメントとして備えられて、必要に応じてボトル21にセットして使用される。
調理器本体11の本体ケース12の例えば上面部はボトル載置部13をなしている。図2に示すように本体ケース12には電動モータなどからなる駆動部14が内蔵されている。駆動部14の出力軸14aはボトル載置部13を上向きに貫通し、この出力軸14aの上端には駆動カップリング15が固定されている。この駆動カップリング15は駆動部14によって回転駆動される。なお、図1及び図2中符号16は、駆動部14の駆動を制御するために本体ケース12の外面に設けられた操作釦を示している。
ボトル21は、ボトルサポート22、ボトル本体23、回転軸24、被動カップリング25、及び回転刃26を備えている。
ボトルサポート22は、ボトル載置部13上に着脱自在に配置される部材であって、硬質合成樹脂の一体成形品からなる。図2及び図3に示すようにボトルサポート22の外形は円筒状である。このボトルサポート22は、高さ方向中間部に仕切り部22aを有していて、この仕切り部22aはボトル本体23の下端開口を閉じる底部材として機能する。仕切り部22aを境に上方に位置するボトルサポート22の上部内面には雌ねじが形成されている。なお、図2及び図3中符号27は仕切り部22aの周部上面に装着されたゴム等の弾性材料からなる防水リングを示している。
ボトル本体23は透明(なお、半透明も含む。)なガラス製である。ボトル本体23の上端は開口されている(図1参照)。ボトル本体23の下端部は、この本体の上端開口より小径な下端筒部23aで形成されている。ボトル本体23はその上端開口から下端筒部23aに向けて次第に縮径されている。言い換えれば、ボトル本体23はその下端筒部23aから上端開口に向けて次第に拡径されている。なお、ボトル本体23は、全体的に縮径された形状に限るものではなく、その下端筒部23a側の部位が少なくともテーパ状に縮径されたものであればよく、したがって、上端開口側の部位がストレートな形状であっても良い。
ボトル本体23の最小径をなす下端筒部23aは、内外径が一定の短い円筒部からなり、その外周面には雄ねじが形成されている。この下端筒部23aはボトルサポート22に連結されている。この連結は、前記雄ねじをボトルサポート22の雌ねじに着脱可能に螺合することによりなされていて、連結完了状態では、下端筒部23aの先端面(下端面)が防水リング27に密接して、ボトルサポート22とボトル本体23との間の防水が図られる。
図2及び図3に示すようにボトル本体23の内面には、上下方向に延びる複数のリブ28が一体に設けられている。これらリブ28の下端は下端筒部23aから所定距離上方に離れているとともに、上端はボトル本体23の上端開口から所定距離下方に離れている。これらリブ28は、調理器1をミキサーとして使用するときにボトル本体23内での材料の攪拌を助長させるものであるが、その下端部は、調理器1をジューサーとして使用するときに濾し器41を回り止めするための係合凸部を支持する受け部としても使用される。なお、図1及び図2中符号23bはボトル本体23の外面に一体に突設された握り部を示している。
ボトルサポート22の仕切り部22aの中央部には軸受29が取付けられている。軸受29には、これを貫通して回転軸24が支持されている。仕切り部22aの下側に突出された回転軸24の下端には、ボトルサポート22内の下部に配置される被動カップリング25が連結されている。この被動カップリング25は、ボトルサポート22がボトル載置部13に着脱されるに伴って、駆動カップリング15に係脱されるようになっている。回転軸24の上端はボトル本体23内の下端部に突出されていて、この上端には、斜め上向きに折り曲げられた回転刃26と斜め下向きに折り曲げられた回転刃26が連結されている。
ボトル本体23にはその上端開口を開閉する蓋体31が着脱自在に取付けられている。蓋体31は、いずれも硬質合成樹脂製の下蓋32と上蓋33とを備えている。
図2及び図3に示すように下蓋32は、その周部裏面に、ボトル本体23の上端開口部の内周面に挿脱される短い円筒状の嵌合部32aを有している。この嵌合部32aの外周面にはゴム等の弾性材料からなる防水パッキン34が装着されている。この防水パッキン34は、蓋体31をボトル本体23の上端開口に嵌合して取付けたときに、ボトル本体23の上端開口部の内周面に密接して、この内周面と嵌合部32aとの間の防水を図る。下蓋32はその中央部に円筒部32bを有している。図2及び図5に示すように下蓋32には、その嵌合部32aと円筒部32bとの間に開口する一つの注ぎ口35と、この注ぎ口35に連続する導出部35aとが設けられている。導出部35aは、上面に開放する浅い溝からなり下蓋32の周面から少し突出して形成されている。
上蓋33は、その中央部裏面に円筒形の取付け筒36を有していて、この取付け筒36を円筒部32bの内周に着脱自在に嵌合させることによって、この嵌合部を中心に下蓋32に対して回転可能に取付けられている。この上蓋33には、注ぎ口35と略同形状の切欠き37が設けられているとともに、一対の指掛け部38が設けられている。指掛け部38は例えば指先を挿入できる切欠きで形成されている。
一方の指掛け部38に手の親指を掛けるとともに、他方の指掛け部38に手の人差し指を掛けて、下蓋32に対して上蓋33を所定角度範囲(例えば45度)にわたって往復回転させることができる。それにより、切欠き37が注ぎ口35と対向する位置(つまり、上蓋33が注ぎ口35を開く位置)と、切欠き37が注ぎ口35と非対向となる位置(つまり、上蓋33が注ぎ口35を閉じる位置)とのいずれかを選択できる。
図2から図5に示すように濾し器41は、濾し器枠42と、フィルター43と、弾性パッキン44とを備えている。
濾し器枠42は、硬質合成樹脂の成形体であり、上筒42a、パッキン支持筒部42b、複数のブリッジ部42c、及び複数の係合凸部42dを有している。
上筒42aは、内外径が一定の短い円筒からなり、蓋体31の円筒部32bの外周に着脱自在に嵌合できる大きさに形成されている。パッキン支持筒部42bは、上筒42aより大径で、その内外径が一定の短い円筒からなる。パッキン支持筒部42bの外径はボトル21の下端筒部23aの内径より僅かに小さい。パッキン支持筒部42bの内径は回転刃26の回転軌跡の直径よりも大きい。パッキン支持筒部42bの上端部外周にはこれと一体のフランジ42eが例えば環状をなして外方へ張り出して形成されている。
複数のブリッジ部42cは上下方向に延びて設けられていて、その上端が上筒42aに一体に連結されているとともに、下端がパッキン支持筒部42bに一体に連結されている。複数の係合凸部42dは、各ブリッジ部42cの下端部にいずれも三角形状をなして一体に設けられて外方に突出されている。これら係合凸部42dの頂をなした先端部はリブ28にその側方から引っ掛かり得るようにボトル本体23の内周面に近接するようになっている。
フィルター43はプレス機械を用いた打ち抜き加工などによって多数の小孔が穿設された金属薄板例えばステンレス薄板等からなる。このフィルター43は、上筒42aと、パッキン支持筒部42bと、ブリッジ部42cとで囲まれた開口を濾し器枠42の内側から覆って、濾し器枠42の内面に装着されている。なお、図2〜図5中符号42fは補強ブリッジを示している。この補強ブリッジ42fは、ブリッジ部42cと直交して環状に設けられ、フィルター43の過度の変形を防止するために設けられている。
弾性パッキン44は、ゴム等の弾性材料製であって、リング状に形成されている。弾性パッキン44は、パッキン支持筒部42bの外周に着脱可能に嵌合されるとともに、フランジ42eによって上方向へ抜け止めされている。この弾性パッキン44は環形斜状面44aを有している。この環形斜状面44aにより、リング状の弾性パッキン44の外径は、フランジ42e側に位置する上端から下端に向かうに従い次第に小さくなっている。弾性パッキン44の上下両端間の寸法、つまり、厚みは、濾し器枠42のパッキン支持筒部42bより短い。言い換えれば、パッキン支持筒部42bは、弾性パッキン44の厚みより長く形成されていて、この弾性パッキン44より下方に突出した部位を有している。この部位を嵌入端部42b1と以下称する。
弾性パッキン44の環形斜状面44aは、ボトル21内に濾し器41が収容されたセット状態でボトル本体23の縮径内周面23cに接する。なお、ここに「縮径内周面」とはボトル本体23の下部内周面、つまり、ボトル本体23の高さ方向中央より下方のテーパ状内周面を指しているが、液状成分を溜める区域をより多く確保する上で、下端筒部23aの間近に位置してこの下端筒部23aの内周面に連続したボトル本体内周面部位を縮径内周面23cとして採用することが好ましい。
調理器1をミキサーとして使用する場合には、まず、ボトル21を調理器本体11のボトル載置部13に設置してから、ボトル本体23内に適量の材料と水等の液体を入れて、ボトル本体23に蓋体を被せる。この場合、蓋体は、既述の蓋体31を用いても、或いは、ミキサーとして標準装備されている他の蓋体を用いても良い。そして、この施蓋後に、駆動部14を動作させて回転刃26を回転駆動すればよい。これにより、材料が回転刃26で粉砕されて液体とミキシングされる。
又、調理器1をジューサーとして使用する場合には、本実施形態では濾し器41及び蓋体31からなるアタッチメントを使用する。
まず、ボトル21を調理器本体11のボトル載置部13に設置してから、ボトル本体23内に濾し器41を収容する。この収容において、濾し器41は、パッキン支持筒部42bを先頭にしてボトル本体23内に挿入される。それにより、パッキン支持筒部42bの上部外周に嵌合された弾性パッキン44が、ボトル本体23の縮径内周面23cに面接触して載置された状態を得て、濾し器41が所定位置に配置される。この配置状態では、パッキン支持筒部42bの嵌入端部42b1がボトル本体23の下端筒部23aと回転刃26との間の隙間に入り込むとともに、濾し器41の下部内側に回転刃26が収容される。
この作業では、弾性パッキン44が縮径内周面23cに着座することに先行して嵌入端部42b1が下端筒部23aに入り込む。このため、ボトル21の径方向に対する濾し器41のふらつきを抑制した状態で、弾性パッキン44を縮径内周面23cに面接触させることができる。したがって、ボトル21の中心に対して濾し器41を略同心的に位置合わせし易く、濾し器41をボトル21内の所定位置に配置できるので、作業を容易にできる。
更に、ガラス製のボトル本体23の寸法はばらつきやすいが、その縮径内周面23cの径のばらつきに拘わらず、弾性パッキン44が環形斜状面44aを有していることにより、この環形斜状面44aを縮径内周面23cに確実に面接触させて着座させることができる。
こうした着座により濾し器41をボトル21内で安定した状態に自立させることができる。そして、この後に、ボトル本体23の上端部にその上端開口を閉じて蓋体31を取付ける。それにより、蓋体31の嵌合部32aがボトル本体23の上端部内側に嵌合されて、この嵌合部32aとボトル本体23の上端部内周面との間に防水パッキン34が挟み込まれるとともに、蓋体31の円筒部32bの外周に濾し器41の上筒42aが嵌合される。この場合、既述のようにボトル21の中心に対して濾し器41が略同心的に位置合わされて安定的に自立しているので、上筒42aへの円筒部32bの嵌合を伴う施蓋作業を容易にできる。
以上のようにボトル21に収容された濾し器41の下部は、その下端より上側の位置で縮径内周面23cへの弾性パッキン44の環形斜状面44aの着座によって径方向に位置決めされる。又、ボトル21に収容された濾し器41の上部は、その上筒42aの内側に嵌合された蓋体31の円筒部32bで径方向に位置決めされる。更に、ボトル本体23に蓋体31が取付けられるに伴い、下蓋32の裏面が濾し器41の上筒42aの上端に当接して、濾し器41が下方に押される。これにより、濾し器41が縮径内周面23cと蓋体31との間に挟みこまれた状態に保持されて、弾性パッキン44が弾性変形を伴って縮径内周面23cに密接される。
ボトル21に対して以上のように濾し器41と蓋体31とがセットされた状態を図2及び図3に示す。このセット状態では、ボトル本体23内が、外側区域S1と内側区域S2とに区画され、これらの区域は弾性パッキン44によって仕切られている。外側区域S1は、ボトル本体23の内周面と、濾し器41の外周面と、蓋体31の周部裏面との間の空間部で形成されていて、平面視環状をなしている。内側区域S2は、ボトル本体23の下端筒部23aの内周面と、ボトルサポート22の仕切り部22aと、濾し器41の内周面と、蓋体31の中央部裏面との間に形成されていて、濾し器41の内部空間を主に含んでいる。
次に、蓋体31の上蓋33を取外して、濾し器41内に適当量の材料と水等の液体を投入してから、再び上蓋33を下蓋32に取付けた後に、下蓋32の注ぎ口35を閉じる位置に上蓋33を回転させる。なお、調理に使用される材料としては、果物や所定時間水に浸した大豆などの穀粒を挙げることができる。
この施蓋後に、駆動部14を動作させて回転刃26を回転駆動させる。それにより、内側区域S2内の材料が回転刃26により粉砕されながら内側区域S2内を回転するので、ジュースとなる液状の成分(この成分は、使用材料が大豆の場合は豆乳である。)がフィルター43を通り抜けて外側区域S1に抽出される一方で、フィルター43を通過できない粕(この粕は、使用材料が大豆である場合は、いわゆる「おから」に相当する。)は内側区域S2に溜まる。そして、粕と分離されたジュースが所望量に達するまで材料等の投入と駆動部14の運転とが既述の手順で繰り返される。
こうしたジュースの生成において、回転刃26の回転に伴い生成される材料の動きや水流の力は、濾し器41に作用する。しかし、既述のようにガラス製のボトル本体23の寸法のばらつきを吸収して、濾し器41の弾性パッキン44がボトル本体23の縮径内周面23cに密に面接触した状態に保持されているので、外側区域S1と内側区域S2との連通が防止されて、内側区域S2内の粕が外側区域S1に抽出されたジュースに混じることを確実に防止できる。したがって、粕の混じり込みにより食味が損なわれない豆乳などのジュースを作ることができる。
しかも、既述のように透明ガラス製ボトル本体23の寸法のばらつきを吸収して、筒状の濾し器41を、蓋体31とボトル本体23の縮径内周面23cとで上下方向から挟んで支持したので、粉砕される材料や液体の動きにより濾し器41が動揺することがない。これにより、濾し器41のパッキン支持筒部42bがボトル本体23の下端筒部23aに衝突を繰り返して異音を発する恐れがなく、更に、パッキン支持筒部42bとこの内側に配置されている回転刃26とが干渉して、濾し器41のパッキン支持筒部42bが損傷を受けるとともに異音を発する恐れもない。
なお、過度の寸法のばらつきにより、万が一濾し器41を上下方向に押える機能が低下して前記水流などで濾し器41が周方向に回ることが可能な状態となったとしても、係合凸部42dがボトル本体23のリブ28に側方から引っ掛かって静止される。このため、濾し器41が動揺しながら回転を継続し、その結果として外側区域S1内に抽出されたジュースに粕が混じることを防止できる。
更に、万が一、使用者が弾性パッキン44を嵌合しないで濾し器41を誤ってボトル21内にセットした場合、係合凸部42dが縮径内周面(この場合、符合23cで示した縮径内周面より上側の位置のボトル本体内周面部位からなる縮径内周面を指している。)に上方から引っ掛かるので、濾し器41と回転刃26との接触を防ぐことができる。このため、以上の誤った取扱い状態で回転刃26が駆動されることがあっても、濾し器41が回転刃26によって損傷することを防止できる。
又、既述の手順で作られたジュースは、上蓋33を回転させてその切欠き37を下蓋32の注ぎ口35に対向させた状態にした後に、この注ぎ口35を通して外側区域S1の外に注ぎ出すことができる。このような注ぎ出しによれば、蓋体31がボトル21に被さっているので、内側区域S2内の粕が同時に取出されて、注ぎ出されたジュースに混じることがない。
前記一実施形態は以上のように構成したが、これに本発明は制約されない。例えば、濾し器41の上筒42aに嵌入する円筒部32bは省略することができる。又、一実施形態では、濾し器41の径をパッキン支持筒部42bから上筒42aに行くに従って次第に縮径したが、このように縮径することなく各部を同一径とすることもできる。更に、濾し器41のパッキン支持筒部42bは、下端筒部23aの内側に入り込む嵌入端部42b1を省略してもよい。又、ボトル21にセットされた濾し器41に対して回転刃26は、平面的に見て濾し器41の内側に配置されておればよく、必ずしも濾し器41の内部に収容される状態に配置されなくても良い。そして、回転刃26を濾し器41の内部に収容状態に配置する場合には、この回転刃26の少なくとも上部を濾し器41の下部例えばパッキン支持筒部42bの内側に納めて配置すればよい。又、本発明は、ボトルが調理器本体に対して着脱できないように固定された調理器にも適用可能である。
本発明の一実施形態に係る調理器を分解して示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る調理器を一部切欠いて示す側面図。 図2中F3−F3線に沿って示す断面図。 図1の調理器が備える濾し器を分解して示す斜視図。 図1の調理器が備える濾し器と蓋体とを組合わせた状態で示す斜視図。
符号の説明
1…調理器、11…調理器本体、12…本体ケース、13…ボトル載置部、14…駆動部、15…駆動カップリング、21…ボトル、22…ボトルサポート、23…ボトル本体、23a…ボトル本体の下端筒部、23c…ボトル本体の縮径内周面、24…回転軸、25…被動カップリング、26…回転刃、42…濾し器枠、42a…濾し器枠の上枠、42b…パッキン支持筒部、42b1…パッキン支持筒部の嵌入端部、42c…ブリッジ部、43…フィルター、44…弾性パッキン、44a…弾性パッキンの環形斜状面、S1…外側区域、S2…内側区域

Claims (3)

  1. 回転刃が下部に配置されるとともに上端開口が蓋体で開閉され、かつ、下端筒部を有し、この下端筒部側の部位が少なくともテーパ状に縮径されたガラス製ボトル本体を備えたボトルに着脱自在に収容して用いられ、この収容状態で前記回転刃を内側に配置して前記蓋体で上方から押えられる筒状の濾し器であって、前記回転刃の回転により粉砕された材料を、前記濾し器と前記ボトル本体との間の空間部からなる外側区域に抽出される液状成分と前記濾し器の内部空間を含む内側区域に溜められる粕とに分離する調理器用濾し器において、
    下部にパッキン支持筒部を設けた濾し器枠と、
    この濾し器枠に装着されたフィルターと、
    前記パッキン支持筒部の外周に嵌合され、前記ボトルへの収容状態で前記ボトル本体の縮径内周面に接する環形斜状面を有したリング状の弾性パッキンと、
    を備えた調理器用濾し器。
  2. 前記弾性パッキンより下方に突出するとともに前記ボトルへの収容状態で前記ボトル本体の下端筒部に嵌入する嵌入端部を、前記パッキン支持筒部が有した請求項1に記載の調理用濾し器。
  3. 駆動カップリングを有する駆動部が設けられた調理器本体と、
    上端開口及び下端筒部を有し、この下端筒部側の部位が少なくともテーパ状に縮径されたガラス製ボトル本体の下端部に回転軸を回転自在に支持し、この回転軸の下端部に連結されて前記駆動カップリングに着脱される被動カップリング、及び前記回転軸の上端部に連結された回転刃を有して、前記調理器本体上に配置されるボトルと、
    このボトルの上端開口を開閉する蓋体と、
    請求項1又は2に記載の濾し器と、
    を具備した調理器。
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