JP2006262614A - 充電装置及び充電方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 正確に充電の進行を検出することができる。
【解決手段】 充電により内圧が上昇すると電気抵抗が上昇する圧力応答素子を電気的に直列に接続した状態で内蔵する二次電池1の端子電圧を検出する電池電圧検出手段5と、前記二次電池の充電中にオン・オフさせるスイッチ手段2とを備える。そして充電電流がオフされる直前の電池電圧Vonと、充電電流をオフした後の電池電圧Voffとに従って二次電池の内部抵抗Rに相当する値を求める(内部抵抗検出手段14)。そして二次電池の初期時における内部抵抗Rに相当する値Z(int)と、最新の二次電池の内部抵抗Rに相当する値Z(now)とを比較して、充電制御を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 充電により内圧が上昇すると電気抵抗が上昇する圧力応答素子を電気的に直列に接続した状態で内蔵する二次電池1の端子電圧を検出する電池電圧検出手段5と、前記二次電池の充電中にオン・オフさせるスイッチ手段2とを備える。そして充電電流がオフされる直前の電池電圧Vonと、充電電流をオフした後の電池電圧Voffとに従って二次電池の内部抵抗Rに相当する値を求める(内部抵抗検出手段14)。そして二次電池の初期時における内部抵抗Rに相当する値Z(int)と、最新の二次電池の内部抵抗Rに相当する値Z(now)とを比較して、充電制御を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、二次電池を充電する充電装置に関する。
近年、デジタルスチールカメラや玩具などに乾電池に替わって、充電すれば繰り返し使用できるニッケル・水素電池やニッケル・カドミウム蓄電池などの二次電池が、経済性や大電流放電可能などの利点から多く使用されるようになってきている。
従来の二次電池の充電制御は−△V制御や温度上昇率検知(以降△T/△t)制御が用いて充電制御し、二次電池が過充電に至らない様にしていた。
このように、従来ではアルカリ二次電池を急速充電をするときの充電制御は−△V制御や△T/△t制御が用いられていたが、これらの方法では充電時間が30分程度までの充電制御にしか適用できず、これより短時間で充電しようとすると過充電となる危険があった。
そこで、電池内部に電池内部の圧力が高くなると電流を遮断または減少させる圧力変換素子を内蔵する二次 電池が開発された。この圧力変換素子は、充放電路に設置された接点からなり、電池内部の圧力が上昇すると接点圧が弱くなり接触抵抗が大きくなり、さらに電池内部の圧力が上昇すると接点が離れ充電電流を遮断する働きをする。充電が進み満充電に近づくと電池内部の正極から酸素ガスが発生するが、この酸素ガスは陰極で 吸収される。しかしながら、発生する酸素ガスが多くなり陰極で吸収されるより量多くなると電池内部の圧力が高くなる。電池内部の圧力が上昇すると圧力変換素子の接点の接点圧が弱くなり接触抵抗が大きくなり、充電電流が減少し、酸素ガスの発生量が減少し内圧が減少し接点圧が高くなり、充電電流が多くなり、この動作を繰り返し充電が進む。充電電流の変化は電池電圧の変動を引き起こす。さらに充電が進むと酸素ガスの発生が急増し、上記メカニズムを繰り返し充電電流はオン−オフを繰り返す。
このような二次電池は、以下の特許文献1(または対応の国際公開公報WO02/35618)に開示されている。
本特許文献1において、充電開始より所定時間が経過したとき、又は、充電が進み電池内圧が上がり上記圧力変換素子により充電電流が停止したときに、充電を終了することが記載されている(同公報段落番号0105)。また、上記のように、充電が繰り返される過程において、電池の開放電圧を測定して所定値以上となったとき、又は、このような繰り返し回数が所定回数以上となったとき、充電を終了することが開示されている(同公報段落番号0107)。
米国公開特許US2002/0119364
しかしながら、この圧力変換素子を内蔵した二次電池を定電流で充電すると、充電末期における酸素ガスの発生が急激で、圧力変換素子の接点が完全に離れてしまい、接点が復帰するまで数十秒から数分かかることがあり、接点が離れているときに負荷を接続しても放電できない問題点があった。そこで、従来の圧力変換素子を内蔵した二次電池の充電方法は、充電末期に発生するガスを少なくするため最大充電電流を制限した定電圧電源で充電するようにしていた。すなわち充電初期は最大充電電流で充電し、二次電池の端子電圧が所定値に達すると充電電流は徐々に減少し、充電制御は例えば15分のタイマー制御を用いていた。そのため、最大充 電電流を4It(=4C)で15分しても容量が70〜80%しか放電して取り出せない問題点があった。また、二次電池の端子と充電器の充電端子の接触抵抗が増大したり、二次電池の内部抵抗のバラツキによって定電流領域が変化し、充電が十分にできないことがあった。
本発明は、このような問題点を解決するために成されたものであり、所望の容量まで、安定して充電することを目的とする。
本発明は、充電により内圧が上昇すると電気抵抗が上昇する圧力応答素子を電気的に直列に接続した状態で内蔵する二次電池と、前記二次電池に充電電流を供給する充電用電源と、前記二次電池と前記充電用電源との間に介挿され、オン時間t1とオフ時間t2として、充電電流をオン−オフするスイッチ手段と、前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出手段と、前記スイッチ手段がオンからオフへ移行する直前の前記電圧検出手段の出力Vonを記憶するメモリと、前記スイッチ手段がオンからオフへ移行してから所定時間t3(t2≧t3>0)後の前記電圧検出手段の出力Voffと前記メモリに記憶されたVonとから前記二次電池の内部抵抗Rに相当する値を求める内部抵抗検出手段と、前記内部抵抗検出手段により求められた前記二次電池の充電初期における内部抵抗Rに相当する値Z(int)と、前記内部抵抗検出手段により求められる最新の前記二次電池の内部抵抗Rに相当する値Z(now)とに従って、前記スイッチ手段をオフにする充電制御信号を出力する充電制御手段を備えたことを特徴とする。
また、更に前記二次電池に対する充電電流を検出する電流検出手段を備え、前記メモリは、前記スイッチ手段により前記充電電流がオフされる直前の前記二次電池の電池電圧Vonと共に、そのときに上記電流検出手段により検出される充電電流Ionを記憶し、前記内部抵抗検出手段は、前記スイッチ手段により前記充電電流がオフされたときの前記二次電池の電池電圧Voffおよびそのときに前記電流検出手段により検出される充電電流Ioffと、前記メモリに記憶された電池電圧Vonおよび充電電流Ionとから前記二次電池の内部抵抗Rに相当する値を求めることを特徴とする。
また、前記充電制御手段は、充電中の内部抵抗Rに相当する値Z(now)と充電初期の内部抵抗Rに相当する値Z(Int)との差が所定値に達したとき充電制御信号を発生すること特徴とする。
前記充電制御手段は、充電中の内部抵抗Rに相当する値Z(now)と充電初期の内部抵抗Rに相当する値Z(Int)との比が所定値に達したとき充電制御信号を発生すること特徴とする。
本発明は、充電により内圧が上昇すると電気抵抗が上昇する圧力応答素子を電気的に直列に接続した状態で内蔵する二次電池を充電する充電方法であって、電池の内部抵抗を測定して、該内部抵抗に基づいて充電制御することを特徴とする。
上述したごとく構成された本発明の充電装置によれば、圧力応答素子を内蔵した二次電池の充電時の内部抵抗を測定し、内部抵抗の値が上昇すると充電を停止、或いは充電を制御している。つまり、正確に充電の進行を検出することができる。
このため、内圧が必要以上に上昇することを防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
図1は、この実施形態に係る二次電池の充電装置Aの概略的な構成図であり、充電装置Aの充電端子+、−には、詳細には後述する圧力応答素子1Aを電気的に直列に接続した状態で内蔵する二次電池1が、着脱自在に設置される。
充電用電源Bは、スイッチ手段としてのスイッチ素子2を介して充電電流を流し二次電池1を充電する。充電開始の電源投入などに同期して発生する充電スタート信号がパルス発生回路3に加わると、パルス発生回路3はスイッチ素子2をt1時間オン、t2時間オフさせる信号を発生する。 しかして二次電池1の充電路には、FET等からなるスイッチ素子2が直列に介装されている。このスイッチ素子2は、スイッチ駆動回路3によりオン・オフ駆動されるものであり、以下の充電制御手段である充電制御回路3A、パルス発生回路3B、論理回路3Cで構成される。
図1は、この実施形態に係る二次電池の充電装置Aの概略的な構成図であり、充電装置Aの充電端子+、−には、詳細には後述する圧力応答素子1Aを電気的に直列に接続した状態で内蔵する二次電池1が、着脱自在に設置される。
充電用電源Bは、スイッチ手段としてのスイッチ素子2を介して充電電流を流し二次電池1を充電する。充電開始の電源投入などに同期して発生する充電スタート信号がパルス発生回路3に加わると、パルス発生回路3はスイッチ素子2をt1時間オン、t2時間オフさせる信号を発生する。 しかして二次電池1の充電路には、FET等からなるスイッチ素子2が直列に介装されている。このスイッチ素子2は、スイッチ駆動回路3によりオン・オフ駆動されるものであり、以下の充電制御手段である充電制御回路3A、パルス発生回路3B、論理回路3Cで構成される。
充電制御回路3Aは、二次電池1が満充電等に至ったときに上記充電路を遮断してその充電を停止させる機能を担っており、充電を行う場合に、オンの制御信号を発生する。パルス発生回路3Bは、図2に示す、オン時間t1とオフ時間t2にて、オンのパルスを発生する。そして、論理回路3Cは、アンドの論理回路であって、パルス発生回路3Bがオンであると共に、充電制御回路3Aがオンのとき、スイッチ駆動回路3として、スイッチ素子2をオンさせるオン信号を発生する。スイッチ駆動回路3の動作により、該二次電池2の充電中にその充電電流Icを図2に示すように連続して、間欠的にオン・オフする役割を担う。
さて前記二次電池1の充電路には、該二次電池1の電池性能を評価するための1つのパラメータである充電電流Icを測定するための電流検出手段である充電電流測定回路4が直列に介装されている。また前記二次電池1の両端間には、該二次電池1の電池性能を評価するための別のパラメータである二次電池1の端子電圧Vを測定するための電池電圧測定回路5が設けられている。
尚、図示しないが、二次電池1の電池温度を監視するための温度センサを設けることができ、異常温度を検出したときに、充電を停止する。
基本的には上述したように二次電池1の充電電流Icをオン・オフするスイッチ素子2、その充電電流Icを検出する充電電流測定回路4、および端子電圧Vを測定する電圧検出手段である電池電圧測定回路5を備えて構成される二次電池装置において、二次電池1の充電中にスイッチ素子2をオン・オフ駆動する際、スイッチ素子2によって充電電流Icがオフされる直前における前記二次電池1の電池電圧Vonを記憶するメモリ11を備えている。即ち、このメモリ11は、前記スイッチ駆動回路3の制御を受けて前記スイッチ素子2をオフ駆動する直前に、前記電池電圧測定回路5にて検出されている二次電池1の電池電圧Vonを記憶するものとなっている。
また上記スイッチ駆動回路3の制御出力はタイマ回路12に与えられており、タイマ回路12は上記スイッチ素子2をオフ駆動した時点であるパルス発生回路3Bから発生されるオフした時点から所定時間t3(図2参照)を経過した後に、前記メモリ11に対して並列に設けられた第2のメモリ13を駆動している。尚、オン時間t1、オフ時間t2、上記所定時間t3(t2≧t3>0)は、充電電流Icの停止後に二次電池1の状態が安定する時間を見込んで、例えばt1=7秒、t2=3秒、t3=2.5秒に設定される。そして第2のメモリ13は、前記スイッチ素子2により二次電池1の充電電流Icをオフしているとき、前記電池電圧測定回路5にて検出される二次電池1の電池電圧VBを記憶するものとなっている。従って第2のメモリ13には、図2に示すように二次電池1の充電中に充電電流Icをオフさせたときの該二次電池1の電池電圧Voffが記憶される。
このような2つのメモリ11,13にそれぞれ記憶された電圧Von,Voffをそれぞれ取り込む内部抵抗検出回路14は、二次電池1の充電電流Icをオフする直前の電池電圧Vonと、充電電流Icをオフしているときの開放電池電圧Voffとから、例えば
Z = A(Von−Voff)
として、二次電池1の内部抵抗Rに相当する値Zを求めている。但し、上記Aは比例係数である。図2において、点線は、内部抵抗Rが増大したときの電圧特性である。
Z = A(Von−Voff)
として、二次電池1の内部抵抗Rに相当する値Zを求めている。但し、上記Aは比例係数である。図2において、点線は、内部抵抗Rが増大したときの電圧特性である。
このようにして求められる二次電池1の内部抵抗Rに相当する値(内部抵抗相当値)Zは、内部抵抗判定機能をも備える充電制御回路3Aにて、判定される。充電制御回路3Aは、初期値メモリ16において、二次電池1が新品(例えば使用開始時)のときに求められる上記二次電池1の内部抵抗相当値Zを、その初期値Z(int)として記憶させている。そして充電制御回路3Aはは、その後、前記二次電池1を充電する毎に検出される最新の内部抵抗相当値Z(now)と上記初期値メモリ16に記憶された初期値Z(int)とを比較し(差を求め)、例えば上記内部抵抗相当値Z(now)がその初期値Z(int)よりも所定量だけ高くなったとき、充電制御回路3Aにて、充電が進んで、略所定充電容量となり、電池の内圧が上昇したと判断して、スイッチング素子2をオフすることで、充電を停止、換言するなら、充電を制御する。つまり、充電制御回路3Aがオフ信号である充電制御信号を発生する。
尚、例えば最新の内部抵抗相当値Z(now)とその初期値Z(int)との比を求め、最新の内部抵抗相当値Z(now)がその初期値Z(int)の2〜3倍を越えたとき、充電制御回路3Aにて、充電が進んで、略所定充電容量となり、電池の内圧が上昇したと判断して、充電制御回路3Aがオフ信号である充電制御信号を発生し、スイッチング素子2をオフすることで、充電を停止することもできる。
また、これに代わって、内部抵抗相当値Z(now)を、所定値と比較して、所定値を超えたとき、充電制御回路3Aにて、電池の内圧が上昇したと判断して、充電制御回路3Aがオフ信号である充電制御信号を発生し、スイッチング素子2をオフすることで、充電を停止することもできる。
かくして上述した如く構成された二次電池装置によれば、二次電池1の充電中にその充電電流Icをオン・オフして該二次電池1の内部抵抗Rに相当する値Zを求めるので、電池の内圧が上昇したことを、正確に判断することができる。しかも二次電池1における初期時の内部抵抗相当値Z(int)と、最新の内部抵抗相当値Z(now)とを比較して充電の進行を評価するので、その評価信頼性を十分に高くすることができる。
ところで上述した実施形態においては、二次電池1の充電時における充電電流をオン・オフし、オフ直前の電池電圧Vonと、オフとなったときから所定時間t3を経過したときの電池電圧Voffとに基づいて二次電池1の内部抵抗Rに相当する値Zを求めたが、これに代わって、以下の内部抵抗Rに相当する値Zを採用することもできる。即ち、各検出タイミングにおいて二次電池1の充電電流Ibをそれぞれ検出するようにしても良い。具体的にはスイッチ素子2にて充電電流Icをオフする直前の充電電流Ionと、充電電流Icをオフしたときの充電電流(トリクル電流)Ioffとをそれぞれ検出する。そして内部抵抗検出回路14において、例えば
Z = B(Von−Voff)/(Ion−Ioff)
として、二次電池1の内部抵抗Rに相当する値(内部抵抗相当値)Zを求めるようにしても良い。但し、上記Bは比例係数である。
Z = B(Von−Voff)/(Ion−Ioff)
として、二次電池1の内部抵抗Rに相当する値(内部抵抗相当値)Zを求めるようにしても良い。但し、上記Bは比例係数である。
このようにして二次電池1の電池電圧Von,Voffのみならず、二次電池1に流れる電流Ion,Ioffをも検出してその内部抵抗Rに相当する値Zを求めるようにすれば、二次電池1の充電の形態に拘わることなしに、より正確に電池性能を、ひいては充電が進んで、略所定充電容量となり、電池の内圧が上昇したことを、判断することができる。
また、図示しないが、温度センサにて検出される電池温度Tに従って電池特性を温度補正するようにすれば、その測定精度を更に高めることが可能となる。
なお、以上の説明では、オフ信号である充電制御信号が発生すると、スイッチ素子2をオフにして充電を完全に停止させたが、オフ信号である充電制御信号が発生すると、充電用電源から供給される充電電流を段階的に低減させてもよい。このようにすると、短時間でより充電量が増え、充電不足を解消できる。
更には、図1に示すように、充電源電源Bに追加して、追加充電用電源Cを設けて、スイッチング素子2と、電池1との間に結線して、電力を供給する回路を採用するなら、スイッチング素子2がオフのときでも、充電電流を供給できるので、より早く充電を進めることもできる。
更にはZ(now)を移動平均値としても良く、あるいはZ(now)とZ(Int)との差あるいは比が所定値を連続して越える回数が所定回に達したら初めて充電制御信号を発生し充電を停止する要にしてもよい。このようにするとノイズの影響を受けにくくなる。
以上の実施例に記載された内部抵抗を得る方法に変わって、種々の公知の方法を利用して、内部抵抗を得ることも可能である。
また第2のメモリ13を準備することなく、内部抵抗検出回路14においては電池電圧測定回路5から電池電圧Voffを得て、前述した内部抵抗演算処理をリアルタイムに実行するように構成することも可能である。またここでは二次電池1としてニッケル水素電池を用いる場合について説明したが、ニッケルカドミウム電池やLiイオン電池等の他の二次電池を用いる場合にも同様に適用できることは言うまでもない。更には上述した電池電圧Von,Voffの検出処理をソフトウェアにより制御しても良いことは勿論のことである。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
そして、二次電池1の等価回路は、図3のように示され、電池成分を表す電池1Bと、圧力応答素子1Aとを備えることになる。圧力応答素子1Aは、電池内圧が上昇すると電気抵抗が上昇する状態となり、内圧が下がると電気抵抗が低下する状態となり、可変抵抗分に相当する。また、このように電気抵抗が上昇する状態が進んだ状態が、電気的に遮断状態のオフとなり、オンオフのスイッチに相当する。また、電気抵抗が低下する状態が進んだ状態が、電気的導通状態のオンである。
次に、圧力応答素子1Aを内蔵する二次電池1の構造については、米国公開特許US2002/0119364(または対応の国際公開公報WO02/35618)の図2、図6に開示されるように構造が採用できる。このような構造を、図5、図4を利用して説明する。図4は一つの例、図5は他の例を示す断面図であって、下方は省略してある。二次電池1は、一端を開口し他端に底を有する有底円筒状金属缶50を備え、この内部には、シート状正極51とシート状負極52とがシート状セパレータ53を間に挟んで配置された状態で巻回されて収納されている。開口された一端を、キャップ構造54で封止している。
略円板形状の柔軟性、絶縁性を有する材質、例えば樹脂材料からなる可動体55が、その外周を缶50の一端にて保持されている。そして、可動体55の中心に位置する開口55hに略円柱状でスプール形状の電気接続体56が嵌め込まれ、この電気接続体56は、収納された正極に金属タブ62を介して正極51に電気接続されている。なお、負極52は最外周で缶50と接触して電気接続されている。
電気接続体56の上部において、中心部に開口を有する金属円板状の内側電気接続体57を、電気接続体56の上部フランジ部と、可動体55の中央の上部とで、挟持している。また、中心部に開口を有する金属円板状の外側電気接続体58が、その開口付近の上面にて、内側電気接続体57の下面の外周部と接触して配置されている。略円盤状でプラス端子として利用される円柱状の凸部を備える金属キャップ59が、その下面の外周部を、外側電気接続体58の上面の外周部が接触した状態で、可動体55の外周部で挟持され、そして、可動体55の外周部は、缶50を断面略コの字状とすることで缶50の一端にて挟持されている。ここで、図4、図5に示す構造は、正極51、負極52、セパレータ53及びタブ62を除いて、有底円筒状金属缶50の軸を中心といて、軸対象の構造を備えていることになる。なお、図5に示す電気接続体56においては、中心軸あたりに貫通穴60が設けれているが、これは、内圧の閾値よりも大きな異常圧力が生じたときに、キャップ59の穴61を通じて、穴60が開き圧力を解除するものであり、通常は閉じているものである(この圧力解除時の気体の流れを穴60中の矢印と、点線の矢印Bで図示する)。図5において、可動体55に加わる内圧を矢印Aで示される。
図4、図5は、内圧が低い場合を図示しているものであり、このような状態においては、正極51からの電気出力は、タブ62、電気接続体56、内側電気接続体57、外側電気接続体58、キャップ59を介して取り出されることになる。そして、充電が進み、内圧が閾値以上となったときは、可動体55の中心部付近が上方に移動することになるので、これに伴い、電気接続体56、内側接続体57も移動する。一方、外側電気接続体58は固定され移動しないので、外側電気接続体58の開口付近の上面と、内側電気接続体57の下面の外周部との接触が解除されることより、電気接続がなくなり、充電が進行中においては充電電流が停止されることになる。充電電流が停止されると、内圧が低下するので、外側電気接続体58と、内側電気接続体57とが再び接触し、充電が再開されることになる。このような内圧の上下により、内側接続体57と外側接続体58との接続がオンオフされる構造を、圧力応答素子1Aとして、図示する。
また、内圧が閾値未満で、充電が進んで、内圧が徐々に上昇するときには、電池の内部抵抗に相当する内側接続体57と外側接続体58との電気接続抵抗は、徐々に大きくなる。つまり、内圧が低い状態で可動体55の復元力により両者が押圧されている状態から、充電が進み内圧が低い状態から高い状態に進むと、徐々に押圧される力が弱まることより、両者間の電気接続抵抗は徐々に上昇する。
1 二次電池
2 スイッチ素子
3 スイッチ駆動回路
4 充電電流測定回路
5 電池電圧測定回路
11 メモリ(電池電圧Von)
12 タイマ回路
13 メモリ(電池電圧Voff)
14 内部抵抗検出回路
16 初期値メモリ
2 スイッチ素子
3 スイッチ駆動回路
4 充電電流測定回路
5 電池電圧測定回路
11 メモリ(電池電圧Von)
12 タイマ回路
13 メモリ(電池電圧Voff)
14 内部抵抗検出回路
16 初期値メモリ
Claims (5)
- 充電により内圧が上昇すると電気抵抗が上昇する圧力応答素子を電気的に直列に接続した状態で内蔵する二次電池と、
前記二次電池に充電電流を供給する充電用電源と、
前記二次電池と前記充電用電源との間に介挿され、オン時間(t1)とオフ時間(t2)として、充電電流をオン−オフするスイッチ手段と、
前記二次電池の端子電圧を検出する電圧検出手段と、
前記スイッチ手段がオンからオフへ移行する直前の前記電圧検出手段の出力Vonを記憶するメモリと、
前記スイッチ手段がオンからオフへ移行してから所定時間(t3)後の前記電圧検出手段の出力Voffと前記メモリに記憶されたVonとから前記二次電池の内部抵抗Rに相当する値を求める内部抵抗検出手段と、
前記内部抵抗検出手段により求められた前記二次電池の充電初期における内部抵抗Rに相当する値Z(int)と、前記内部抵抗検出手段により求められる最新の前記二次電池の内部抵抗Rに相当する値Z(now)とに従って、前記スイッチ手段をオフにする充電制御信号を出力する充電制御手段を備えたことを特徴とする充電装置。 - 請求項1に記載の充電装置において、更に前記二次電池に対する充電電流を検出する電流検出手段を備え、前記メモリは、前記スイッチ手段により前記充電電流がオフされる直前の前記二次電池の電池電圧Vonと共に、そのときに上記電流検出手段により検出される充電電流Ionを記憶し、前記内部抵抗検出手段は、前記スイッチ手段により前記充電電流がオフされたときの前記二次電池の電池電圧Voffおよびそのときに前記電流検出手段により検出される充電電流Ioffと、前記メモリに記憶された電池電圧Vonおよび充電電流Ionとから前記二次電池の内部抵抗Rに相当する値を求めることを特徴とする充電装置。
- 前記充電制御手段は、充電中の内部抵抗Rに相当する値Z(now)と充電初期の内部抵抗Rに相当する値Z(Int)との差が所定値に達したとき充電制御信号を発生すること特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第2項記載の充電装置。
- 前記充電制御手段は、充電中の内部抵抗Rに相当する値Z(now)と充電初期の内部抵抗Rに相当する値Z(Int)との比が所定値に達したとき充電制御信号を発生すること特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第2項記載の充電装置。
- 充電により内圧が上昇すると電気抵抗が上昇する圧力応答素子を電気的に直列に接続した状態で内蔵する二次電池を充電する充電方法であって、
電池の内部抵抗を測定して、該内部抵抗に基づいて充電制御することを特徴とする充電方法。
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