JP2006260966A - 燃料電池システムおよび燃料電池の温度調節方法 - Google Patents

燃料電池システムおよび燃料電池の温度調節方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 燃料電池内を流通する冷却水の温度差に基づく燃料電池の温度制御の精度を向上させる。
【解決手段】 燃料電池システム10は、燃料電池20内部のセル間冷却液流路およびこれに冷却液を給排する冷却液流路24と、冷却液を流通させる冷却液ポンプ28と、燃料電池20への入り口部近傍で冷却液温度を検出する第1温度センサ32と、燃料電池からの出口部近傍で冷却液温度を検出する第2温度センサと、を備える。また、燃料電池20による発電が停止され、冷却液の温度が所定の均一化状態にあるときに、第1温度センサと第2温度センサとが検出する温度が等しくなるように、第1温度センサまたは第2温度センサの検出値を補正するセンサ補正部を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、燃料電池を備える燃料電池システム、および燃料電池の温度調節方法に関する。
燃料電池が発電する際には一般に熱が生じるため、燃料電池システムでは、通常は、冷却水を燃料電池内部に流通させることによって生じた熱を取り除いており、これにより、燃料電池の運転温度を所定の温度範囲に保っている。このような燃料電池システムとして、燃料電池とラジエータとの間で冷却水を循環させて、燃料電池で昇温した冷却水をラジエータで冷却する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような公知の構成では、冷却水の流路において、冷却水が燃料電池に流入する入り口部と、冷却水が燃料電池から流出する出口部とで冷却水温度を測定し、上記入り口部と出口部との間の冷却水温度差を利用して、燃料電池の内部温度制御を行なっている。
特開平10−340734号公報
しかしながら、冷却水温を測定する温度センサにおいて、例えば経時的に出力値にずれが生じた場合には、冷却水の温度差が正確に測ることができなくなり、温度差を利用した制御の精度が低下するおそれがあった。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池内を流通する冷却水の温度差に基づく燃料電池の温度制御の精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、燃料電池を備える燃料電池システムであって、
前記燃料電池の内部に形成され、前記燃料電池の温度調節用の冷却液が流れる燃料電池内冷却液流路と、
前記燃料電池内冷却液流路に接続され、前記冷却液を前記燃料電池内冷却液流路に対して給排する外部冷却液流路と、
前記燃料電池内冷却液流路および前記外部冷却液流路内で前記冷却液を流通させる冷却液駆動部と、
前記外部冷却液流路を流れる前記冷却液が前記燃料電池内冷却液流路へと流入する入り口部近傍で、前記冷却液の温度を検出する第1温度センサと、
前記燃料電池内冷却液流路を流れる前記冷却液が前記外部冷却液流路へと流出する出口部近傍で、前記冷却液の温度を検出する第2温度センサと、
前記燃料電池による発電が停止され、前記燃料電池内冷却液流路および前記外部冷却液流路内の前記冷却液の温度が所定の均一化状態にあるときに、前記第1温度センサが検出する前記冷却液の温度と、前記第2温度センサが検出する前記冷却液の温度とが等しくなるように、前記第1温度センサの検出値または前記第2温度センサの検出値を補正するセンサ補正部と
を備えることを要旨とする。
以上のように構成された本発明の燃料電池システムによれば、第1温度センサが検出する冷却液温度と第2温度センサが検出する冷却液温度との差に基づいて、冷却液の流通状体の制御を行なう際に、温度センサの検出値を補正するため、上記冷却液温度差に基づく燃料電池温度制御の精度を向上させることができる。
本発明の燃料電池システムにおいて、
前記センサ補正部は、前記燃料電池システムの起動時において、前記燃料電池による発電を開始する前に、前記冷却液の温度が所定の均一化状態にあるとして前記補正を行なうこととしても良い。
このような構成とすれば、燃料電池が有する熱の影響が抑えられた所定の均一化状態の下で、補正を行なうことができる。
また、本発明の燃料電池システムにおいて、前記センサ補正部は、前記燃料電池による発電が停止されてから所定時間以上経過したときに、前記冷却液の温度が所定の均一化状態にあるとして前記補正を行なうこととしても良い。
このような構成とすれば、補正を行なう際に、燃料電池が有する熱の影響を、より抑えることができる。
本発明の燃料電池システムにおいて、
前記燃料電池内冷却液流路および前記外部冷却液流路は、前記冷却液を内部で循環させる循環流路を形成し、
前記センサ補正部は、前記冷却液駆動部を駆動して、前記循環流路内で前記冷却液を循環させた後に、前記冷却液の温度が前記所定の均一化状態にあるとして前記補正を行なうこととしても良い。
冷却液駆動部を駆動して循環流路内で冷却液を循環させることで、循環流路内の冷却液の温度を、より均一化させることができる。このようにして循環流路内の冷却液の温度を所定の均一化状態とした後に補正を行なうことで、補正の精度を向上させることができる。
このような本発明の燃料電池システムにおいて、さらに、
前記外部冷却液流路内を流通する前記冷却液を冷却するためのラジエータと、
前記外部冷却液流路に連通して設けられ、前記ラジエータを迂回して前記冷却液を導くバイパス路と、
前記冷却液が流れる経路を、前記ラジエータを経由する経路と前記バイパス路を経由する経路との間で切り替える流路切り替え部と、
前記センサ補正部による前記補正を行なう際に、前記流路切り替え部を駆動して、前記冷却液の流れる経路を、前記バイパス路を経由する経路に切り替える切り替え制御部と
を備えることとしても良い。
このような構成とすれば、第1温度センサの検出値または第2温度センサの検出値を補正する際に、冷却液は、ラジエータを経由することなくバイパス路を経由して循環するため、ラジエータで冷却液が降温される影響が排除された所定の均一化状態の下で、補正を行なうことができる。
本発明は、上記以外の種々の形態で実現可能であり、例えば、本発明の燃料電池システムを駆動用電源として搭載する移動体や、燃料電池の温度調節方法などの形態で実現することが可能である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.システムの全体構成:
B.冷却液の温度に基づく制御:
C.変形例:
A.システムの全体構成:
図1は本発明の実施例である燃料電池システム10の概略構成を表わす説明図である。燃料電池システム10は、発電の本体である燃料電池20と、ラジエータ22と、燃料電池20内とラジエータ22内との間で冷却液を循環させる冷却液流路24と、冷却液流路24に設けられた冷却液ポンプ28と、制御部30とを備える。さらに、燃料電池システム10は、冷却液流路24と連通する流路であって、ラジエータ22を経由することなく冷却液を導いて、燃料電池20との間で冷却液を循環させるバイパス流路26を備えている。なお、図1では、燃料電池システム10のうち、ガスの給排に関わる構造は記載を省略して、冷却液の循環に関する部分のみを示している。
燃料電池20は、例えば固体高分子電解質型燃料電池とすることができ、単セルを複数積層したスタック構造を有している。図2は、燃料電池20が構成される様子を一つの単セル40を中心にして表わした分解斜視図である。燃料電池20を構成する単セル40は、電解質膜41を、ガス拡散層42,43で挟持し,このサンドイッチ構造をさらに両側からセパレータ60.70で挟持することによって構成されている(ただし、ガス拡散層43は、電解質膜41の裏面に配設されるため図示せず)。
電解質膜41は、固体高分子材料、例えばフッ素系樹脂により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜であり、湿潤状態で良好な電気伝導性を示す。電解質膜41の表面には、触媒としての白金または白金と他の金属からなる合金を有する層が設けられている。ガス拡散層42,43は、ガス透過性を有する導電性部材、例えば、炭素繊維からなる糸で織成したカーボンクロスや、金属メッシュによって形成することができる。セパレータ60.70は、ガス不透過の導電性部材、例えば、カーボンを圧縮してガス不透過とした緻密質カーボンや、プレス成形した金属板によって形成することができる。
セパレータ60.70の表面には、単セル40内のガス流路を形成するための凹凸形状が形成されている。図2のセパレータ60.70は、平行な複数の溝からなる凹凸形状を有しているが、異なる形状としても良く、セパレータと電解質膜41との間に、ガスの流路を形成するための空間を形成可能であればよい。図2に示す単セル40内では、表面に溝62が形成されたセパレータ60と電解質膜41との間には、水素を含有する燃料ガスの流路である単セル内燃料ガス流路が形成される。また、表面に溝63が形成されたセパレータ70と電解質膜41との間には、酸素を含有する酸化ガスの流路である単セル内酸化ガス流路が形成される。セパレータ70においては、単セル内酸化ガス流路を形成するための溝63が形成された表面の裏面には、単セル内燃料ガス流路を形成するための溝62が形成されており、その両面で単セル40を形成する。
また、燃料電池20は、セパレータ60,70以外に、さらにセパレータ80を備えている。セパレータ80には、セパレータ60と接する側の表面に、セル間冷却液流路を形成するための溝87が形成されている。このように、燃料電池20内においては、所定数のセルを積層する毎に、隣り合う単セル間に、冷却液が流通するセル間冷却液流路が形成されている。セル間冷却液流路は、隣り合う単セル間の全てにおいて設けることとしても良い。
セパレータ60,70,80は、その外周近くの互いに対応する位置に、複数の孔部を備えている。セパレータ60,70,80を、電解質層41およびガス拡散層42,43と共に積層して燃料電池を組み立てると、各セパレータの対応する位置に設けられた孔部は、互いに重なり合って、セパレータの積層方向に燃料電池内部を貫通する流路を形成する。各セパレータに設けられた孔部のうち、孔部83および孔部84は、単セル内燃料ガス流路を形成するためにセパレータ表面に設けられた溝62と連通している。また、孔部85および孔部86は、単セル内酸化ガス流路を形成するためにセパレータ表面に設けられた溝63と連通している。さらに、孔部81および孔部82は、セル間冷却液流路を形成するためにセパレータ表面に設けられた溝87と連通している。
上記セパレータを含む部材を所定の順序で積層して燃料電池20を組み立てると、孔部83は、各単セル内燃料ガス流路に燃料ガスを分配する燃料ガス供給マニホールドを形成する。また、孔部84は、各単セル内燃料ガス流路から排出されるアノード排ガスが集合する燃料ガス排出マニホールドを形成する。同様に、孔部85は酸化ガス供給マニホールドを形成し、孔部86は酸化ガス排出マニホールドを形成する。さらに、孔部81は、各セル間冷却液流路に冷却液を分配する冷却液供給マニホールドを形成し、孔部82は、各セル間冷却液流路から排出される冷却液が集合する冷却液排出マニホールドを形成する。
燃料電池20の端部においては、上記した各マニホールドの端部である開口部が形成されている。燃料ガス供給マニホールドの端部開口部には、水素を含有する燃料ガスを吐出する燃料ガス供給部が接続され、電気化学反応に供された後のアノード排ガスは、燃料ガス排出マニホールドの端部開口部から、燃料電池外部に排出される。同様に、酸化ガス供給マニホールドの端部開口部には、空気を吐出する酸化ガス供給部が接続され、電気化学反応に供された後のカソード排ガスは、酸化ガス排出マニホールドの端部開口部から、燃料電池外部に排出される。また、冷却液供給マニホールドの端部開口部には、図1に示したように冷却液流路24の上流側が接続され、冷却液排出マニホールドの端部開口部には、冷却液流路24の下流側が接続される。
図1の燃料電池システム10では、冷却液流路24において、上記冷却液供給マニホールドの端部開口部との接続部付近に、冷却液の温度を検出するための第1温度センサ32が設けられている。また、冷却液流路24において、冷却液排出マニホールドの端部開口部との接続部付近に、冷却液の温度を検出するための第2温度センサ33が設けられている。第1温度センサ32は、燃料電池20に供給される冷却液の温度(第1冷却液温度t1 )を検出し、第2温度センサ33は、燃料電池20から排出される冷却液の温度(第2冷却液温度t2 )を検出する。
ラジエータ22は、燃料電池20に供給されて燃料電池20内で熱交換することによって昇温した冷却液を降温させるための装置である。ラジエータ22は、上記昇温した冷却液を導く流路を備えると共に、外気が通過可能な構造を有し、この通過する外気と上記流路内の冷却液との間で熱交換可能となっている。さらに、ラジエータ22は、冷却ファン23を併設している。冷却ファン23を駆動すると、この冷却ファン23によって生じる冷却風は、上記熱交換部を通過すると共に、上記流路内を流れる冷却液から熱を奪い、冷却液の積極的な冷却が行なわれる。
冷却液ポンプ28は、冷却液流路24内で冷却液が循環する駆動力を発生する装置であり、駆動電圧の大きさによってその駆動量(冷却液のポンピング量)を調節可能となっている。
さらに、燃料電池システム10においては、冷却液流路24から分岐して、ラジエータ22を経由しないバイパス流路26が設けられている。また、冷却液流路24とバイパス流路26との接続部には、流路切り替え弁27が設けられている。この流路切り替え弁27を切り替えることによって、燃料電池20内を通過した冷却液が流れる流路を、ラジエータ22を経由する流路と、ラジエータ22を経由することなくバイパス流路26を通過する流路との間で切り替えることができる。あるいは、流路切り替え弁27によって、ラジエータ22を経由する冷却液流量と、バイパス流路26を経由する冷却液流量とを調節可能としても良い。
制御部30は、マイクロコンピュータを中心とした論理回路として構成され、詳しくは、予め設定された制御プログラムに従って所定の演算などを実行するCPUと、CPUで各種演算処理を実行するのに必要な制御プログラムや制御データ等が予め格納されたROMと、同じくCPUで各種演算処理をするのに必要な各種データが一時的に読み書きされるRAMと、CPUでの演算結果に応じて駆動信号の出力などを行なう入出力ポート等を備える。この制御部30は、既述した温度センサ32,33と接続してこれらから既述した冷却液の温度に関する情報を入力し、既述した冷却ファン23、流路切り替え弁27および冷却液ポンプ28と接続して、これらに駆動信号を出力する。
さらに、本実施例の燃料電池システム10は、燃料電池20によって充電可能であって、燃料電池20と同様に負荷に対して電力を供給可能となる図示しない2次電池を備えている。この2次電池は、燃料電池システム10の始動時において、燃料電池20から充分な電力の供給が得られない間に、既述した冷却液ポンプ28、流路切り替え弁27、冷却ファン23、あるいは、燃料ガス給排部や酸化ガス給排部を構成する各種ポンプなどを駆動するための電源として利用することができる。あるいは、燃料電池20が定常状態で発電可能であるときには、燃料電池20と共に電源として用いたり、燃料電池20との間で切り替えて電源として用いることができる。このような燃料電池システム10は、例えば、電気自動車に搭載して車両の駆動用電源として用いることができる。
B.冷却液の温度に基づく制御:
図3は、燃料電池システム10の始動時(例えば、燃料電池システム10を搭載する車両におけるスタートスイッチが使用者によりオンにされたとき)に制御部30で実行される温度センサ補正処理ルーチンを表わすフローチャートである。本ルーチンを実行する際には、制御部30は、第1温度センサ32と第2温度センサ33の検出値を補正するセンサ補正部として機能する。
本ルーチンが起動されると、制御部30は、まず、流路切り替え弁27を駆動して、燃料電池20内を通過した冷却液の流路をバイパス流路26側に切り替える(ステップS100)。また、制御部30は、冷却液ポンプ28に対して駆動信号を出力し、冷却液ポンプ28を予め設定した回転数で駆動させる(ステップS110)。その後、制御部30は、冷却液ポンプ28の駆動を開始してからの経過時間が、基準値を超えたか否かを判断する(ステップS120)。
ここで、ステップS110で冷却液ポンプ28を駆動する際の回転数や、ステップS120で判断する冷却液ポンプ28の駆動時間は、冷却液流路24およびバイパス流路26内を循環する冷却液温度が充分に均一化できる条件として予め設定され、制御部30内に記憶されたものである。この条件は、冷却液が循環する流路の容積に応じて、始動後数秒以内に、冷却液が2〜10回程度、好ましくは4〜6回程度冷却液流路内を循環する条件とすればよい。なお、ステップS110においては、冷却液ポンプ28を、最大出力よりも低い出力となるように駆動しても良い。例えば、100(l/min)の流量で冷却液を循環させる能力を有する冷却液ポンプを備える場合に、ステップS110では、20〜30(l/min)程度の流量で冷却液を循環させても良い。
ステップS120において経過時間が基準値を超えたと判断すると、制御部30は、冷却液の温度が所定の均一化状態になったものとして、第1温度センサ32から第1冷却液温度t1を取得すると共に、第2温度センサ33から第2冷却液温度t2を取得する(ステップS130)。その後、制御部30は、第2冷却液温度t2と第1冷却液温度t1との差である補正値αを算出して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。
上記のように本実施例では、燃料電池システム10の始動時に冷却液を循環させて冷却液温度を全体で均一化し、その後、第2冷却液温度t2と第1冷却液温度t1との差を算出することで、補正値αを得ている。第1温度センサ32および第2温度センサ33において誤差(検出温度におけるずれ)が全く生じていなければ、冷却液温度が等しいときには上記温度t2およびt1は等しい値となるはずであるが、センサに誤差が生じていれば両者は異なる値を示す。本実施例では、ステップS140で算出した第1冷却液温度t1と第2冷却液温度t2との差である補正値αを、第1温度センサ32の検出値と第2温度センサ33の検出値との間に生じた相対的なずれとして取り扱っている。そして、以後の制御において、ステップS140において算出した補正値αを用いて温度センサの検出値の補正を行なった上で、冷却液温度の制御を行なっている。
燃料電池システム10では、上記温度センサ補正処理ルーチンを行ないつつ、燃料電池20による発電を行なうための準備を進行している。例えば、燃料供給部を起動して、燃料電池20のアノード側に対する燃料ガスの供給を開始すると共に、酸化ガス供給部を起動して、燃料電池20のカソード側に対する空気の供給を開始する。燃料電池20が発電を開始すると、発電に伴って燃料電池20では熱が発生するため、制御部30は、燃料電池20の運転温度および燃料電池20内部での温度分布状態を望ましい状態に保つための冷却液の温度制御を開始する。
図4は、制御部30において、燃料電池20が定常状態で発電を行なう間に繰り返し実行される温度分布均一化制御処理ルーチンを表わすフローチャートである。本ルーチンを実行する際には、制御部30は、第1温度センサ32の検出温度と第2温度センサ33の検出温度との差が所定の範囲となるように、冷却液ポンプ28の駆動量の制御を行なう冷却液温度制御部として機能する。
本ルーチンが起動されると、制御部50は、まず、第1温度センサ32から第1冷却液温度t1を取得すると共に、第2温度センサ33から第2冷却液温度t2を取得する(ステップS200)。その後、制御部30は、取得した第1冷却液温度t1を、入り口部冷却液温度T1として設定する(ステップS210)。また、制御部30は、第2冷却液温度t2から、ステップS140で算出した補正値αを減じて、出口部冷却液温度T2として設定する(ステップS220)。これにより、第1温度センサ32の検出値と第2温度センサ33の検出値との間に生じている相対的なずれを補正した値として、出口部冷却液温度T2を設定することができる。
次に制御部30は、出口部冷却液温度T2と入り口部冷却液温度T1との差であるΔTの値を算出する(ステップS230)。その後、制御部30は、算出したΔTの値が、予め設定した基準値以下であるか否かを判定する(ステップS240)。ステップS240で用いる基準値は、燃料電池20の内部温度の分布状態が充分に均一であることを示す値として予め設定した値である。この値は、例えば4〜10℃の範囲から、適宜設定することができる。
ステップS240において、ΔTが基準値を超えていると判断したときには、制御部30は、冷却液ポンプ28の駆動電圧を上昇させて冷却液ポンプ28の駆動量を増加させる制御を行なって(ステップS250)、本ルーチンを終了する。駆動量を増加させることで、冷却液の流速が速くなる。また、ステップS240において、ΔTが基準値以下であると判断したときには、制御部30は、冷却液ポンプ28の駆動電圧を低下させて冷却液ポンプ28の駆動量を減少させる制御を行なって(ステップS240)、本ルーチンを終了する。駆動量を減少させることで、冷却液の流速が遅くなり、ΔTが小さくなりすぎることを抑制する。
ここで、燃料電池20内を通過する冷却液は、発電に伴って発熱する燃料電池20と熱交換しながら昇温するため、入り口部冷却液温度T1に比べて出口部冷却液温度T2の方が高くなる。このとき、出口部と入り口部との間の冷却液の温度差であるΔTの値は、燃料電池20内における温度勾配の大きさを反映することとなり、燃料電池20の内部温度を均一化するために、ΔTを小さくする制御を行なう。すなわち、冷却液の流速を速めて(流量を多くして)、燃料電池20内を通過する冷却液温度を均一化することによってΔTの値を小さくし、燃料電池20の内部温度の均一化を図っている。
なお、燃料電池20に関する温度制御の際には、上記のように出口部と入り口部との間の冷却液の温度差であるΔTに基づく制御の他に、燃料電池20の内部温度の高低に関わる制御、すなわち、内部温度を所定の温度範囲にするための制御が行なわれる。このような制御は、例えば、燃料電池20の内部温度を良く反映する値となる出口部冷却液温度T2が所定範囲となるように行なえばよい。出口部冷却液温度T2が所定範囲を超える場合には、冷却ファン23を駆動することで冷却液を積極的に冷却して、燃料電池20の内部温度の上昇を抑えればよい。また出口部冷却液温度T2が所定範囲を下回る場合には、冷却ファン23を停止することで冷却液の積極的な冷却を停止して、燃料電池20の内部温度の低下を抑えればよい。なお、出口部冷却液温度T2が低い場合には、流路切り替え弁27を調節して、冷却液の少なくとも一部を、ラジエータ22で冷却されないようにバイパス流路26に導いて、冷却液の過冷却を防止することとしても良い。
以上のように構成された本実施例の燃料電池システム10によれば、燃料電池20を通過する冷却液の入り口部温度と出口部温度との差に基づいて燃料電池20の内部温度を制御する際に、用いる温度センサの検出値の補正を行なうため、温度分布状態の制御の精度を向上させることができる。これにより、燃料電池20の内部温度を所定の温度範囲にする制御を、より正確に行なうことが可能となる。
ここで、補正値αを算出するために各温度センサを用いて冷却液温度を検出する動作は、燃料電池20が発電を行なっていないシステム始動時に行なっているため、冷却液ポンプ28を駆動することで、冷却液温度を容易に均一化することができる。さらに、このような冷却液温度検出の際には、切り替え弁27を切り替えてラジエータ22を経由しないように冷却液を循環させるため、外気による冷却の影響を抑え、冷却液温度をより均一な状態にすることができる。したがって、補正値αとして、より適切な値を算出することが可能となる。
上記のように温度センサの検出値の補正を行ないつつ、入り口部と出口部との間で冷却液の温度差が所定範囲となるように制御することで、燃料電池の信頼性と耐久性を向上させることができる。燃料電池の内部温度の分布状態が不均一であると、燃料電池スタック全体や各構成部材に歪みが生じる可能性がある。このような歪みは、燃料電池においてガスの漏れの原因となる可能性があり、燃料電池の強度低下の原因となる可能性もある。本実施例のように、入り口部と出口部との間の冷却液温度の差が所定範囲となるように精度良く制御することで、上記した問題の発生を抑制することができる。また、燃料電池の内部温度を、温度分布の均一性を保ちつつ、所定範囲とすることで、燃料電池を構成する全ての単セルの温度を、望ましい運転温度に近づけて維持することができるため、燃料電池全体の発電効率を向上させることが可能となる。
特に、燃料電池セルの面方向における冷却液の流れ方向が、燃料電池セルの面方向における酸化ガスの流れ方向と同じである場合には、ΔTを精度良く制御できることによる効果が大きい。ここで、燃料電池内を通過する酸化ガスは、燃料電池の入り口部側よりも出口部側の方が、より多くの水分を含有している。これは、燃料電池ではカソードにおいて生成水が生じ、生じた生成水が下流に運ばれるためである。そのため、燃料電池の内部温度を、酸化ガスの上流側ではより低く、酸化ガスの下流側ではより高くすることによって、上流側における電解質膜の乾燥や下流側におけるフラッディングを防止して、酸化ガス中の水分バランスを良好に維持することが可能となる。ここで、既述したように、燃料電池内を通過する冷却液は出口部側の方が温度が高くなっているため、ΔTが大きな値となるように制御すれば、上記のような水分制御が可能となる。しかしながら、ΔTを大きくすることは、既述したように燃料電池の信頼性や耐久性の低下につながる可能性があるため、燃料電池の信頼性及び耐久性と、燃料電池内部の水分バランスとを両立可能となるΔTの値は、極めて狭い範囲となる。本実施例のように、センサの検出値の補正を行なうことで、ΔTの値をこのような狭い範囲にする制御を精度良く行なうことが可能となる。
また、上記実施例では、温度分布均一化処理において、ΔTの値が一定の基準値以上か否かによって、冷却液ポンプ28の駆動量を増減させているが、異なる構成としても良い。例えば、冷却液ポンプ28の駆動量を増加させる場合と、減少させる場合とで、異なる基準値を用いても良い。例えば、ΔTが第1の基準値である10℃を超えるときには冷却液ポンプ28の駆動量を増加させ、ΔTが第2の基準値である5℃を下回るときには冷却液ポンプ28の駆動量を減少させる制御を行なっても良い。
また、上記実施例では、算出した補正値αを用いて出口部冷却液温度T2を設定しているが、補正値αを用いて入り口部冷却液温度T1を設定しても良い。すなわち、第1冷却液温度t1に補正値αを加えて、入り口部冷却液温度T1を設定しても良い。温度分布均一化処理は、入り口部と出口部との冷却液温度差に基づく制御であるため、入り口側と出口側のいずれの冷却液温度について補正を行なっても良く、結果的に相対的な差が補正されればよい。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1:
実施例では、温度センサの検出値の補正を、システムを起動する毎に行なっているが、異なる構成としても良い。温度センサの検出値のずれは、主として経時的に生じると考えられるため、例えば、前回に補正値αを算出する動作を行なってからの経過時間が所定時間を超えたときに、次回のシステム起動時に再び補正値αの算出を行なうこととしても良い。経過時間は、制御部30が備えるタイマを用いて計測すればよい。
また、システム起動時に温度センサの検出値の補正を行なう場合であっても、前回に燃料電池システム10を停止してからの経過時間が所定時間を超えた場合にだけ、次回のシステム起動時に、実施例と同様の補正の処理を行なうこととしても良い。前回システムを停止してからの経過時間が短いと、燃料電池20が充分に降温していないために、冷却液ポンプ28を駆動して冷却液温度を均一化しようとする際に、燃料電池20が有する熱の影響を受ける可能性がある。上記経過時間が所定値を超える場合にだけ補正の処理を行なうことで、燃料電池20が有する熱の影響を受けることなく補正の処理を行なうことができ、補正時における冷却液温度の均一性を、より充分に確保して、補正の精度を向上させることが可能となる。
C2.変形例2:
ただし、燃料電池20の温度が充分に降温していない状態であっても、補正の動作を行なうことは可能である。例えば、燃料電池システム10は停止していないが、燃料電池20の発電は休止しており、2次電池によって負荷に電力供給を行なう運転状態となる場合が考えられる。このように、燃料電池20がいつでも発電可能な状態で休止している状態のときに、実施例と同様に補正値αを算出する処理を行なっても良い。燃料電池20の温度が高い場合には、補正に先立って冷却液を循環させる動作をより充分に行なって、冷却液温度の均一化を図っても良い。このような場合には、燃料電池20の運転温度に近い温度で補正の処理を行なうことができるため、燃料電池20が発電している時に冷却液温度差を制御するために用いる補正値の精度を、さらに高めることが可能となる。燃料電池20が発電停止(休止)状態であって、燃料電池が発熱しない状態のときであれば、冷却液を循環させて冷却液温度を均一化することにより、同様の補正の動作が可能になる。
C3.変形例3:
あるいは、冷却液流路内の冷却液の温度が、全体として充分に均一であると考えられる場合には、冷却液ポンプ28を駆動することなく、補正の処理を行なうこととしても良い。例えば、燃料電池システムの起動時には、冷却液温度が所定の均一化状態にあるとみなして、冷却液の循環を行なわずに補正を行なうこととしても良い。
また、前回にシステムを停止してからの時間を測定して、システム停止時間が基準時間以上(例えば48時間以上)であれば、冷却液温度がシステム内で平衡状態となっている(冷却液の温度が所定の均一化状態にある)と判断してもよい。この場合には、システム停止時間が基準時間を超えたときに、あるいは、システム停止時間が基準時間を超えた後の次回システムを起動時に、冷却液ポンプ28を駆動することなく補正の動作を行なうこととすれば良い。
C4.変形例4:
また、補正の処理のために冷却液を循環させたときに、冷却液の循環を開始する前後で、温度センサが検出する冷却液温度の変化の幅が基準値よりも大きい場合には、冷却液温度を充分に均一化できないと判断して、補正の処理を行なわないこととしても良い。例えば、発電停止中の燃料電池20の温度が特に高い場合や、外気温が特に低いために冷却液流路からの放熱量が多い場合には、冷却液ポンプ28の駆動を開始したときに、温度センサの検出値が基準値以上の幅で変動する場合が考えられる。このような場合には、冷却液温度を充分に均一化できないために補正の精度が不十分となる場合があるため、補正の動作を取りやめることにより、冷却液温制御の精度を保つこととしてもよい。なお、補正の動作を取りやめる場合には、前回補正を行なったときの値を用いて、温度分布均一化処理を実行すればよい。
燃料電池システム10の概略構成を表わす説明図である。 燃料電池20が構成される様子を表わす分解斜視図である。 温度センサ補正処理ルーチンを表わすフローチャートである。 温度分布均一化制御処理ルーチンを表わすフローチャートである。
符号の説明
10…燃料電池システム
20…燃料電池
22…ラジエータ
23…冷却ファン
24…冷却液流路
26…バイパス流路
27…流路切り替え弁
28…冷却液ポンプ
30…制御部
32…第1温度センサ
33…第2温度センサ
40…単セル
41…電解質膜
42,43…ガス拡散層
50…制御部
60,70,80…セパレータ
62,63,87…溝
81,82,83,84,85,86…孔部

Claims (6)

  1. 燃料電池を備える燃料電池システムであって、
    前記燃料電池の内部に形成され、前記燃料電池の温度調節用の冷却液が流れる燃料電池内冷却液流路と、
    前記燃料電池内冷却液流路に接続され、前記冷却液を前記燃料電池内冷却液流路に対して給排する外部冷却液流路と、
    前記燃料電池内冷却液流路および前記外部冷却液流路内で前記冷却液を流通させる冷却液駆動部と、
    前記外部冷却液流路を流れる前記冷却液が前記燃料電池内冷却液流路へと流入する入り口部近傍で、前記冷却液の温度を検出する第1温度センサと、
    前記燃料電池内冷却液流路を流れる前記冷却液が前記外部冷却液流路へと流出する出口部近傍で、前記冷却液の温度を検出する第2温度センサと、
    前記燃料電池による発電が停止され、前記燃料電池内冷却液流路および前記外部冷却液流路内の前記冷却液の温度が所定の均一化状態にあるときに、前記第1温度センサが検出する前記冷却液の温度と、前記第2温度センサが検出する前記冷却液の温度とが等しくなるように、前記第1温度センサの検出値または前記第2温度センサの検出値を補正するセンサ補正部と
    を備える燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムであって、
    前記センサ補正部は、前記燃料電池システムの起動時において、前記燃料電池による発電を開始する前に、前記冷却液の温度が所定の均一化状態にあるとして前記補正を行なう
    燃料電池システム。
  3. 請求項1または2記載の燃料電池システムであって、
    前記センサ補正部は、前記燃料電池による発電が停止されてから所定時間以上経過したときに、前記冷却液の温度が所定の均一化状態にあるとして前記補正を行なう
    燃料電池システム。
  4. 請求項1記載の燃料電池システムであって、
    前記燃料電池内冷却液流路および前記外部冷却液流路は、前記冷却液を内部で循環させる循環流路を形成し、
    前記センサ補正部は、前記冷却液駆動部を駆動して、前記循環流路内で前記冷却液を循環させた後に、前記冷却液の温度が前記所定の均一化状態にあるとして前記補正を行なう
    燃料電池システム。
  5. 請求項4記載の燃料電池システムであって、さらに、
    前記外部冷却液流路内を流通する前記冷却液を冷却するためのラジエータと、
    前記外部冷却液流路に連通して設けられ、前記ラジエータを迂回して前記冷却液を導くバイパス路と、
    前記冷却液が流れる経路を、前記ラジエータを経由する経路と前記バイパス路を経由する経路との間で切り替える流路切り替え部と、
    前記センサ補正部による前記補正を行なう際に、前記流路切り替え部を駆動して、前記冷却液の流れる経路を、前記バイパス路を経由する経路に切り替える切り替え制御部と
    を備える燃料電池システム。
  6. 燃料電池と、前記燃料電池の温度調節用の所定の冷却液が前記燃料電池へと流入する入り口部近傍で、前記冷却液の温度を検出する第1温度センサと、前記冷却液が前記燃料電池から流出する出口部近傍で、前記冷却液の温度を検出する第2温度センサと、を備える燃料電池システムにおける燃料電池の温度調節方法であって、
    前記燃料電池による発電が停止され、前記冷却液の温度が所定の均一化状態にあるときに、前記第1温度センサが検出する前記冷却液の温度と、前記第2温度センサが検出する前記冷却液の温度とが等しくなるように、前記第1温度センサの検出値または前記第2温度センサの検出値を補正する工程を備える
    燃料電池の温度調節方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109273626A (zh) * 2018-08-08 2019-01-25 中国电力科学研究院有限公司 一种用于对电池进行降温的电池箱

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