JP2006260801A - メタルハライドランプ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発光管の両端に少なくとも電極極芯と該電極極芯に巻回された電極コイルとよりなる主電極を備え、前記発光管の内部には水銀、希ガスおよび希土類金属のハロゲン化物が封入され、前記発光管は外球内に保持されるメタルハライドランプであって、前記電極極芯の先端部中央(S)から前記発光管の端部におけるテーパー部(9)までの距離をF(mm)としたとき、15≦F≦D/2なる関係式を満たすように構成する。
【選択図】図3
Description
また、特許文献2には次のような記載がある。「さらに最近では3KW、4KWのランプが開発され使用されはじめている。3KW以上のランプでは、ランプ設計上、発光管の内径は25mm以上、電極先端間距離は150mm以上とする必要がある。」(特許文献2)
近年、ランプ電力が3.6〜3.8KWで点灯したとき最適な特性が得られるように設計されたメタルハライドランプを光量アップのため、船の発電機の電源電圧を上げることにより、ランプ電力を4.2KWまで上げて使用されるようになってきた。ところが、従来ランプは3.6KW〜3.8KW用に設計されているので、ランプ電力を4.2KWまで上げて使用すると極端に寿命が短くなるという問題があった。
15≦F≦D/2
なる関係式を満たすことを特徴としている。
15≦F≦D/2
なる関係式を満たすことを特徴としているので、ランプ電力が3.6〜4.2KWの範囲で点灯しても発光管の黒化が少なく、寿命特性が優れている。
これらのランプを約3.6KWのランプ電力で裸垂直点灯姿勢で5.5時間点灯−0.5時間消灯の繰り返し点灯試験を実施した。約3000時間点灯後のランプ特性を表1に示す。試験データより明らかなように、これらのランプ仕様の内、ランプ番号1〜4および17〜20のランプではいずれも発光管の黒化が発生し、光束維持率が50%以下であった。これに対してランプ番号5〜16のランプでは発光管の黒化は微少で、光束維持率は60%以上であった。
これらのランプを約3.6KWのランプ電力で裸垂直点灯姿勢で5.5時間点灯−0.5時間消灯の繰り返し点灯試験を実施した。約3000時間点灯後のランプ特性を表2に示す。試験データより明らかなように、これらのランプ仕様の内、ランプ番号21〜24および37〜40のランプではいずれも発光管の黒化が発生し、光束維持率が50%以下であった。これに対してランプ番号25〜36のランプでは発光管の黒化は微少で、光束維持率は60%以上であった。
これらのランプを約4.2KWのランプ電力で裸垂直点灯姿勢で5.5時間点灯−0.5時間消灯の繰り返し点灯試験を実施した。約3000時間点灯後のランプ特性を表3に示す。試験データより明らかなように、これらのランプ仕様の内、ランプ番号41〜44および57〜60のランプではいずれも発光管の黒化が発生し、光束維持率が50%以下であった。これに対してランプ番号45〜56のランプでは発光管の黒化は微少で、光束維持率は60%以上であった。
これらのランプを約4.2KWのランプ電力で裸垂直点灯姿勢で5.5時間点灯−0.5時間消灯の繰り返し点灯試験を実施した。約3000時間点灯後のランプ特性を表4に示す。試験データより明らかなように、これらのランプ仕様の内、ランプ番号61〜64および77〜80のランプではいずれも発光管の黒化が発生し、光束維持率が50%以下であった。これに対してランプ番号65〜76のランプでは発光管の黒化は微少で、光束維持率は60%以上であった。
A仕様:
始動用希ガスとしてArを4×103Pa、水銀を500mg、DyI3を15.5mg、NaIを80.5mgおよびTlIを15mg封入した。
B仕様
始動用希ガスとしてArを4×103Pa、水銀を500mg、TmI3を15.5mg、InIを80.5mgおよびCsIを15mg封入した。
C仕様:
始動用希ガスとしてArを4×103Pa、水銀を500mg、HoI3を15.5mg、TlIを15mg、InIを15mgおよびNaIを80.5mg、封入した。
これらのランプをランプ電力約4.0KWで裸垂直点灯姿勢で5.5時間点灯−0.5時間消灯の繰り返し点灯試験を実施した。点灯時間約3000時間後の試験結果を表5に示す。
15≦F≦D/2
なる関係式を満たすこと。
Fの値が15mmよりも小さいと、電極からの熱がテーパー部9に伝わりやすいため、テーパー部9の温度が上がり過ぎて、封入物と発光管部材とが反応し発光管の黒化が発生するものと考えられる。
また、Fの値がD/2よりも大きいと、電極からの熱がテーパー部9に伝わり難いため、テーパー部9の温度が充分に上がらないため、ハロゲンサイクルが阻害され、遊離した金属が発光管内壁に付着して発光管の黒化が発生するものと考えられる。
Dの値が46mmよりも小さいと、発光管管壁温度が上がり過ぎて、封入物と発光管部材とが反応し発光管の黒化が発生するものと考えられる。
また、Dの値が49mmよりも大きいと、発光管管壁温度が充分に上がらないため、ハロゲンサイクルが阻害され、遊離した金属が発光管内壁に付着して発光管の黒化が発生するものと考えられる。
Leの値が160mmよりも小さいと発光管管壁温度が上がり過ぎて、封入物と発光管部材とが反応し発光管の黒化が発生するものと考えられる。
また、Leの値が190mmよりも大きいと垂直点灯の場合、発光管の上下部で発光分離が起こり(上部は蒸気圧の高い物質、下部は蒸気圧の低い封入物の発光)、ハロゲンサイクルが阻害され、遊離した金属が発光管内壁に付着して発光管の黒化が発生するものと考えられる。
Leの値が130mmよりも小さいと発光管管壁温度が上がり過ぎて、封入物と発光管部材とが反応し発光管の黒化が発生するものと考えられる。
また、Leの値が160mmよりも大きいと垂直点灯の場合、発光管の上下部で発光分離が起こり(上部は蒸気圧の高い物質、下部は蒸気圧の低い封入物の発光)、ハロゲンサイクルが阻害され、遊離した金属が発光管内壁に付着して発光管の黒化が発生するものと考えられる。
Eの値が2.6mmよりも小さいと、電極極芯温度が上がり過ぎて、テーパー部9の温度が上がり、封入物と発光管部材とが反応し発光管の黒化が発生するものと考えられる。
また、Eの値が2.9mmよりも大きいと、電極極芯の温度が充分に上がらないため、テーパー部9の温度が下がり、ハロゲンサイクルが阻害され、遊離した金属が発光管内壁に付着して発光管の黒化が発生するものと考えられる。
2 電極
3 本管部
4 電極極芯
5 電極コイル
6 モリブデン箔
7 ピンチシール部
8 外部リード
9 テーパー部
11 外管
12 口金
13 支持線
21 細管部
Le 主電極間距離
D 発光管本管内径
S 電極極芯先端部中央部
A 電極極芯先端中央部からテーパー部までの最大距離
B 電極極芯先端中央部からテーパー部までの最小距離
F 電極極芯先端中央部からテーパー部までの距離
Claims (1)
- 発光管の両端に少なくとも電極極芯と該電極極芯に巻回された電極コイルとよりなる主電極を備え、前記発光管の内部には水銀、希ガスおよび希土類金属のハロゲン化物が封入され、前記発光管は外球内に保持されるメタルハライドランプであって、前記発光管内径をD(mm)、前記電極極芯の先端部中央(S)から前記発光管の端部におけるテーパー部(9)までの距離をF(mm)としたとき、
15≦F≦D/2
なる関係式を満たすことを特徴とするメタルハライドランプ。
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JP2005072874A JP4655704B2 (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | メタルハライドランプ |
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JP2005072874A JP4655704B2 (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | メタルハライドランプ |
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JP4655704B2 JP4655704B2 (ja) | 2011-03-23 |
Family
ID=37099820
Family Applications (1)
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JP2005072874A Expired - Fee Related JP4655704B2 (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | メタルハライドランプ |
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---|---|---|---|---|
JPS62147647A (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-01 | Matsushita Electric Works Ltd | 高圧放電灯 |
JPH0582099A (ja) * | 1991-09-25 | 1993-04-02 | Toshiba Lighting & Technol Corp | メタルハライドランプ |
JP2003086130A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-03-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | メタルハライドランプ |
-
2005
- 2005-03-15 JP JP2005072874A patent/JP4655704B2/ja not_active Expired - Fee Related
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