JP2006260581A - ロボット制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロボット本体と制御装置との間に設けられる位置情報の伝送路の数を、サーボモータの位置検出を行なうロータリエンコーダの数が増加してもそれとは関係なく、少ない本数で済ます。
【解決手段】アーム等の複数の動作軸を駆動する複数のサーボモータ28〜31に対し、それぞれの回転位置を検出するロータリエンコーダ41〜44を設ける。このロータリエンコーダ41〜44は、位置情報をシリアルデータによって出力する。駆動制御装置22と複数のロータリエンコーダ41〜44との間は、一つのシリアル伝送路45により接続され、駆動制御装置22からロータリエンコーダ41〜44にリクエスト信号を送信することにより、ロータリエンコーダ41〜44がそのリクエスト信号の内容に応じて位置情報を駆動制御装置22に送信する構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボット本体にアーム等の動作軸を駆動するために設けられた複数のサーボモータを制御するロボット制御装置に係り、特に、複数のサーボモータのそれぞれの回転位置を検出する位置検出器と駆動制御装置との間の通信ラインの数を少なくしたものに関する。
図12は、従来のロボット制御装置において、ロボット本体側の位置検出器から駆動制御装置への位置情報の送信構成を1台の位置検出器について示したブロック図である。サーボモータの回転位置を検出する位置検出器は、アブソリュート型のロータリエンコーダ1が用いられている。このロータリエンコーダ1は、周知のように、A相、B相のインクリメンタル信号A,Bと、アブソリュート信号Rxとを出力する。
A相、B相のインクリメンタル信号と、アブソリュート信号とは、それぞれ差動ドライバ2〜4によって二線用の信号に変調され、そして、2本の信号線からなる伝送路5〜7によってロボット本体8側から駆動制御装置9側に送信される。伝送路5〜7によって送信される各信号は、駆動制御装置9に設けられた差動レシーバ10〜12によって元のA相、B相のインクリメンタル信号A,B、アブソリュート信号Rxに復調されて駆動制御装置9のロータリエンコーダ用のI/F(インターフェース)13に入力される。なお、14〜16は伝送路5〜7の断線検出用のイクスクルシブオア回路である。
このように従来では、ロータリエンコーダ1は、1台当たり6本の信号線によって駆動制御装置9と接続されている。ロボット本体が例えば自由度4である場合、サーボモータは4台、従ってロータリエンコーダ1も4台設けられるので、ロボット本体と駆動制御装置9との間には、ロータリエンコーダ1に関して、合計24本の信号線が接続されることとなる。更に、自由度が6、或いは8になると、信号線は、36本、或いは48にもなる。
それら信号線は、束ねられてロボット本体8内に引き込まれるが、信号線の本数が多いと、その束も相当太くなるので、信号線の束を引き込んで各サーボモータまで導くためには、ロボット本体8内にかなりのスペースを設けなければならず、ロボット本体8が大型になり勝ちである。また、信号線の本数が多いと、それだけ断線等を起こす率が大きくなり、通信エラーを惹起し易くなるという問題を生ずる。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ロボット本体側に設けられた位置検出器から駆動制御装置に位置情報を送信するための通信ラインの数を、位置検出器の数が増加してもそれとは関係なく、少ない数で済ますことができるロボット制御装置を提供するにある。
本発明は、 ロボット本体に設けられ、複数の動作軸を駆動する複数のサーボモータと、
これら複数のサーボモータのそれぞれの回転位置を検出し、位置情報をシリアルデータによって出力する複数の位置検出器と、
与えられた位置指令と前記位置情報とに基づき前記各サーボモータを制御する駆動制御装置とを具備し、
前記駆動制御装置と前記複数の位置検出器との間にシリアル伝送路を設けて前記複数の位置検出器を前記シリアル伝送路に並列に接続し、前記駆動制御装置から前記複数の位置検出器にリクエスト信号を送信することにより、前記複数の位置検出器が前記リクエスト信号の内容に応じて前記位置情報を前記駆動制御装置に送信する構成とし、
更に、前記駆動制御装置は、
データフォーマット、検定符号および通信に要した時間をチェックすることにより通信エラーを検出したか否かを判定し、
前記通信エラーの連続検出回数が所定回数以下であるか否かを判定し、
前記通信エラーの連続検出回数が所定回数以下と判定された場合には、前回の位置情報および前回までの位置の変化率に基づいて推定した今回の位置情報により前記各サーボモータを駆動させ、前記通信エラーの連続検出回数が前記所定回数以下でないと判定された場合には、前記各サーボモータを停止させるように構成されていることを特徴とするものである(請求項1)。
この構成によれば、ロボット本体に設けられた複数の位置検出器は、シリアル伝送路により駆動制御装置に接続されており、駆動制御装置と複数の位置検出器との間は、双方向での通信が可能となっている。このため、駆動制御装置から位置検出器側にリクエスト信号を出力することにより、各位置検出器から別々に位置情報を得ることができるので、位置検出器の数とは関係なく、駆動制御装置とロボット本体の位置検出器とを接続する伝送路としては、1つのシリアル伝送路で済む。
この場合、前記複数の位置検出器は、前記駆動制御装置から第1のリクエスト信号と共に送信されるID番号が自身のID番号と一致する時、位置情報を前記駆動制御装置に送信すると共に、前記駆動制御装置から第2のリクエスト信号が送信された時、前記駆動制御装置に順番に位置情報を送信するように構成することができる(請求項2)。
この構成によれば、状況に応じて、複数のサーボモータのうちから、特定のサーボモータの回転位置を検出する形態と、全てのサーボモータの回転位置を検出する形態とを選択できる。例えば、ロボット本体の運転を開始する際、各サーボモータの絶対位置を検出してこれを初期位置として記憶する場合には、位置検出器のID番号を指定してサーボモータの絶対位置を個別に検出し、その後は、全てのサーボモータの回転位置を連続的に検出することにより、個別に位置検出器を指定する無駄時間をなくすことができ、ロボット本体を高精度に位置制御できる。
更に、本発明では、前記位置検出器の駆動用電源は、前記サーボモータに設けられた電磁ブレーキの駆動用電源を降圧して得るように構成することができる(請求項3)。
このように構成した場合には、駆動制御装置から電磁ブレーキの駆動用電源とは別配線で位置検出器の駆動用電源を供給するように構成したものに比べ、駆動制御装置とロボット本体との間を接続する電源線の本数を削減できると共に、駆動制御装置とロボット本体との間の距離が長くとも、位置検出器の駆動用電源の電圧降下がなく、位置検出器に安定した動作電圧を供給することができる。
また、本発明では、前記サーボモータは、そのモータケースの先端のインロウ部にリング状シール部材を装着し、当該シール部材によって前記モータケースと前記ロボット本体との間のシールを行うことにより、前記モータケースの先端面を前記ロボット本体に当接させて当該モータケースをロボット本体を介して接地するように構成することができる(請求項4)。
この構成によれば、サーボモータの接地をそれ専用のリード線を使用することなく行うことができるので、ロボット本体内を通る配線の本数を低減できる。
以下、本発明の一実施例を図1ないし図10に基づいて説明する。
ロボットは、図10に示すように、ロボット本体21と、このロボット本体21を制御する駆動制御装置22とを備えている。この実施例のロボット本体21は、例えば水平多関節型の組み立て用ロボットとして構成され、ベース23、このベース23に旋回可能に設けられた第1アーム24、この第1アーム24に旋回可能に設けられた第2アーム25、この第2アーム25に上下動可能で且つ回転可能に設けられた手首26、この手首26に設けられたハンド27等から構成されている。そして、動作軸としての第1および第2のアーム24および25の旋回動作、手首26の上下動作および回転動作は、それぞれサーボモータ28〜31(図1および図2に示す)を駆動源として行われるようになっている。
一方、ロボット本体21を制御する駆動制御装置22は、図2に示すように、制御部としてのCPU32、各サーボモータ28〜31を駆動する駆動回路33〜36等を備えている。上記CPU32には、記憶手段として、ロボット全体のシステムプログラム等を記憶したROM37、ロボット本体1の動作プログラム等を記憶したRAM38が接続されている。また、CPU32には、CRTディスプレイ等からなる表示器39が接続されていると共に、インターフェース(I/F)40を介してティーチペンダント等の外部機器を接続することができるようになっている。
さて、上記各サーボモータ28〜31には、位置検出器としてのロータリエンコーダ41〜44が設けられている。これらロータリエンコーダ41〜44は、サーボモータ28〜31のそれぞれの回転位置を検出し、位置情報を出力する。この位置情報は、後述のシリアル伝送路45を通じて駆動制御装置22のロータリエンコーダ用I/F46に与えられるようになっている。
そして、CPU32は、各駆動回路33〜36に駆動信号を与え、各駆動回路33〜36は、その駆動信号に応じた電流を各サーボモータ28〜31に供給してそれらを駆動する。このとき、CPU32は、RAM38に記憶された動作プログラムから各サーボモータ28〜31の位置指令を得ると共に、ロータリエンコーダ41〜44から入力された位置情報をロータリエンコーダ用I/F46を介して得て各サーボモータ28〜31の現在位置を検知し、そして、その現在位置と指令された位置とを比較し、その偏差に応じた駆動信号を各駆動回路33〜36に与えるように構成されている。これにより、第1および第2アーム24および25、手首26が動作プログラムに従った動作を実行し、部品の組み立て作業を行うものである。
ここで、前記シリアル伝送路45について説明する。このシリアル伝送路45は、半二重の平衡回路に構成されている。
すなわち、図1に示すように、駆動制御装置22が有するロータリエンコーダ用I/F46の入出力端子は、差動ドライバ47の入力端子および差動レシーバ48の出力端子に接続されている。そして、差動ドライバ47の非反転出力端子と差動レシーバ48の非反転入力端子は、シリアル伝送路45を構成する一対の信号線45aおよび45bのうち、一方の信号線45aに接続されていると共に、差動ドライバ47の反転出力端子と差動レシーバ48の反転入力端子は、シリアル伝送路45の他方の信号線45bに接続されている。
一方、ロボット本体21側において、各ロータリエンコーダ41〜44の通信部49の入出力端子には、差動ドライバ50の入力端子および差動レシーバ51の出力端子が接続されている。そして、差動ドライバ50の非反転出力端子と差動レシーバ51の非反転入力端子は、シリアル伝送路45の一方の信号線45aに接続されていると共に、差動ドライバ50の反転出力端子と差動レシーバ51の反転入力端子は、シリアル伝送路45の他方の信号線45bに接続されている。なお、45cは一対の信号線45a,45b間に接続された終端抵抗である。
このように、ロータリエンコーダ用I/F46および各ロータリエンコーダ41〜44の入出力端子が、それぞれ逆並列に接続された差動ドライバ47,50および差動レシーバ48,51を介して一対の信号線45aおよび45bに接続されることにより、ロータリエンコーダ用I/F46から出力される信号は、差動ドライバ47によりハイロウ反転した二線用の信号に変調され、そして再びロータリエンコーダ41〜44側の差動レシーバ51により元の出力信号に復調される。同様に、各ロータリエンコーダ41〜44から出力される信号は、差動ドライバ50によりハイロウ反転した二線用の信号に変調され、そして再びロータリエンコーダ用インターフェース46側の差動レシーバ48により元の出力信号に復調される。
なお、シリアル伝送路45の配線作業を能率良く行うために、各サーボモータ28〜31のロータリエンコーダ41〜44には、図3に示すように、シリアル伝送路45の一部を構成するための二芯コード52が予め接続されており、その二芯コード52の両端には、雌側コネクタ53および雄側コネクタ54が接続されている。そして、両端に雌側コネクタ53および雄側コネクタ54を接続した長短長さのことなる中間二芯コード55により、駆動制御装置22と各ロータリエンコーダ41〜44の二芯コード52を接続することにより、各ロータリエンコーダ41〜44を並列に接続したシリアル伝送路45が構成されるようにしている。なお、図3では、残る2個のサーボモータ30,31は省略している。
ここで、各ロータリエンコーダ41〜44の通信部49の電気的構成について説明する。まず、通信部49の電源は、駆動制御装置22側から供給される。すなわち、図1に示すように、駆動制御装置22には、商用の交流電源から直流電源を得るための直流電源回路56が設けられ、この直流電源回路56は、一対の電源線57を介してロボット本体21内に設けられたDC・DCコンバータ58に接続されている。上記直流電源回路56の直流出力は、例えば24ボルトの電圧とされ、DC・DCコンバータ58により5ボルトに降圧される。そして、DC・DCコンバータ58に対し、各ロータリエンコーダ41〜44の通信部49が並列に接続されている。
ところで、上記の直流電源回路56は、本来はサーボモータ28〜31に設けられている電磁ブレーキ(図示せず)の動作用電源である。電磁ブレーキは、サーボモータのロータ側に設けられた回転摩擦盤と、モータケース側に往復移動可能に設けられた固定摩擦盤と、この固定摩擦盤を回転摩擦盤に押圧して制動状態にするスプリングと、このスプリングの弾発力に抗して固定摩擦盤を回転摩擦盤から離す電磁石とから構成されている。そして、駆動制御装置22は、サーボモータ28〜31の通電時には、電磁ブレーキに通電して制動解除状態とし、サーボモータ28〜31の断電時には、電磁ブレーキを断電して制動状態にして動作軸が不用意に回転しないようにする。
このように、ロボット本体21に24Vで送られてくる直流電源回路56をDC・DCコンバータ58で5Vに降圧してロータリエンコーダ41〜44の動作用電源とするので、電源線57で電圧降下を起こしたとしても、各ロータリエンコーダ41〜44の通信部49には、5ボルトの安定した動作電圧を供給できるものである。また、ロータリエンコーダ41〜44の専用の電源線が不要となるので、ロボット本体21と駆動制御装置22との間の配線本数を削減することができる。
さて、ロータリエンコーダ41〜44の通信部49は、図4に示すように、データビット検出回路59を有しており、差動レシーバ51から与えられる入力信号は、このデータビット検出回路59によりスタートビットとストップビットとが判定される。この後、入力信号は、シンクロコード検出回路60によりシンクロナスコードが解読され、スタートビットおよびストップビットが除かれたシリアル信号となってシリアル・パラレル変換部61に送られ、ここでシリアル信号からパラレル信号に変換される。
パラレル信号化された入力信号は、コマンドラッチ部62に送られ、ここでラッチされる。そして、コマンドラッチ部62にラッチされた信号は、コマンド判定部63によってその内容が判別されると共に、CRC計算部64によって受信信号にエラーがないかどうかチェックされる。コマンド判定部63は、CRC計算部64からエラーなしの信号を得ると、判定結果に応じて消去可能な記憶手段としてのEEPROM65にアクセスしたり、タイマ66をスタートさせたり、ラッチ信号、セレクト信号を出力したりする。なお、上記EEPROM65は、各ロータリエンコーダ41〜44のID番号を記憶するもので、そのID番号は、外部から自由に設定できるように構成されている。
ロータリエンコーダ41〜44は、サーボモータ28〜31と一体に回転するディスク67、グレイティング68、多数の発光素子69、多数の受光素子70により構成された回転検出部71を有し、受光素子70からの各信号は、1回転データ計数部72に入力される。1回転データ計数部72は、受光素子70群から与えられる信号により、サーボモータ28〜31の1回転内での回転位置を係数すると共に、原点位置からの回転角度(絶対位置)を多回転データ計数部73に計数させておく。
上記1回転データ計数部72、多回転データ計数部73は、それぞれアラーム検出部74に接続され、その異常はアラーム検出部74により検出される。また、前記DC・DCコンバータ58から各ロータリエンコーダ41〜44に与えられる直流電源は、電源監視回路75により監視され、直流電源の異常はアラーム検出部74に報知される。そして、1回転データ計数部72、多回転データ計数部73、アラーム検出部74は、それぞれラッチ部76〜78に接続され、各ラッチ部76〜78は、前記コマンド判定部63からラッチ信号が与えられると、その時の1回転データ計数部72、多回転データ計数部73、アラーム検出部74の内容をラッチする。
各ラッチ部76〜78にラッチされたデータは、コマンド判定部63により制御される選択手段としてのセレクト回路79により選択的に送信データ作成部80に送られ、ここでCRC計算部64から与えられる検定符号としてのCRC符号が送信データに付加される。この後、送信データは、パラレル・シリアル変換部81によりシリアル信号に変換され、そして、そのシリアルデータにスタート・ストップビット付加回路82によってスタートビットおよびストップビットが付加された後、差動ドライバ50を介してシリアル伝送路45に送信される。
ここで、駆動制御装置22から送信される信号のフォーマット、各ロータリエンコーダ41〜44から送信されるデータのフォーマットについて説明する。まず、駆動制御装置22からロータリエンコーダ41〜44に送信されるデータのフレームフォーマットは、図5(a)に示すように、コントロールフィールドCFとステータスフィールドSFからなり、駆動制御装置22は、コントロールフィールドおよびステータスフィールドのデータを同順に送信する。
そのうち、コントロールフィールドCFは、図5(b)に示すように、スタートビット、3ビットのシンクロナスコード、5ビットのリクエストコード(リクエスト信号)、ストップビットからなる。また、ステータスフィールドSFは、図5(c)に示すように、スタートビット、4ビットのロータリエンコーダのIDコード、4ビットのCRCコード(検定符号)、ストップビットからなる。
上記リクエストコードとしては、個別モード、連続モード、エラー情報モードでの個別モードと連続モードのそれぞれを指定する4種類のコードがある。個別モードとは、駆動制御装置22が、そのリクエストコード(第1のリクエスト信号)を送信すると共に、ロータリエンコーダIDコードを送信すると、4台のロータリエンコーダ41〜44のうち、ID番号がそのIDコードによって指定された番号と一致したロータリエンコーダがデータを送信するモードである。
連続モードとは、駆動制御装置22が、そのリクエストコード(第2のリクエスト信号)を送信すると共に、ロータリエンコーダIDコードを4台のロータリエンコーダ41〜44の全部を指定するコードにして送信すると、全てのロータリエンコーダ41〜44が予め設定された順番(ID番号の並び順)で連続的にデータを送信するモードである。
エラー情報モードでの個別モードとは、駆動制御装置22が、そのリクエストコード(第3のリクエスト信号)を送信すると共に、ロータリエンコーダIDコードを送信すると、4台のロータリエンコーダ41〜44のうち、ID番号がそのIDコードによって指定された番号と一致したロータリエンコーダがエラーに関するデータだけを送信するモードである。
エラー情報モードでの連続モードとは、駆動制御装置22がそのリクエストコード(第4のリクエスト信号)を送信すると共に、ロータリエンコーダIDコードを4台のロータリエンコーダ41〜44の全部を指定するコードにして送信すると、全てのロータリエンコーダ41〜44が予め設定された順番(ID番号の並び順)でエラーに関する情報を送信するモードである。
一方、ロータリエンコーダ41〜44から送信されるデータのフレームフォーマットは、図6(a)に示すように、コントロールフィールドCF、ステータスフィールドSF、最高4フィールドからなる位置データフィールドDF、CRCフィールドRFからなり、ロータリエンコーダ41〜44は、それらのフィールドのデータを同順に送信する。なお、1回転データを送信する場合には、2つの位置データフィールドDF1,DF2だけで済み、絶対位置まで送信する場合には、4つの位置データフィールドDF1〜DF4が使用される。
上記コントロールフィールドCFは、図6(b)に示すように、スタートビット、3ビットのシンクロナスコード、送信されて来たリクエストコードの最上位ビットのみ反転したコードを駆動制御装置22に送り返すための5ビットのリクエストコード、ストップビットからなる。ステータスフィールドSFは、図6(c)に示すように、スタートビット、送信元のロータリエンコーダのID番号を示す4ビットのIDコード、2ビットのエラーコード、1ビットの不定ビットを置いて1ビットのプリセットビット、ストップビットからなる。位置データフィールドDFは、図6(d)に示すように、スタートビット、8ビットの位置データ、ストップビットからなる。最後のCRCフィールドは、図6(e)に示すように、スタートビット、8ビットのCRCコード、ストップビットからなる。
この実施例では、駆動制御装置22は、ロボット本体21の運転を開始するに際し、各サーボモータ28〜31の絶対位置を検出するために、各ロータリエンコーダ41〜44のそれぞれに対して1回転データと多回転データの双方を要求する。これは、コントロールフィールドCFのリクエストコードを第1のリクエスト信号コードに設定すると共に、ステータスフィールドSFのIDコードをロータリエンコーダ41〜44のうち1台のID番号に設定して送信することにより行なわれる。
すると、4台のロータリエンコーダ41〜44は、コマンド判定部63で受信したリクエストコードの内容を判断し、次にID番号コードとEEPROM65に記憶されている自身のID番号とを照合する。そして、ロータリエンコーダ41〜44のうち、駆動制御装置22により指定されたID番号が自身のID番号と一致したロータリエンコーダのコマンド判定部63は、ラッチ信号を各ラッチ部76〜78に出力し、次いでセレクト回路79を順次切り換えることにより、ラッチ部76にラッチされている1回転データ、ラッチ部77にラッチされている多回転データ、ラッチ部78にラッチされているエラーデータが順に送信データ作成部80に出力されるようにする。
そして、送信データ作成部80により作成されたパラレルデータは、パラレル・シリアル変換部81に送られ、ここでシリアルデータに変換され、そして、スタート・ストップビット付加回路82にてスタートビットとストップビットとが付加され、シリアル伝送路45を介して駆動制御装置22へと送信される。駆動制御装置22は、このようにしてロータリエンコーダを順次指定して得た位置データから各サーボモータ28〜31の絶対位置を検知し、そして、動作プログラムに基づく制御を実行し始める。
ロボット本体21の運転を開始した後にあっては、駆動制御装置22は、500μ秒毎に、コントロールフィールドCFのリクエストコードを、連続モードを指定する第2のリクエスト信号のコードに設定して送信し、各ロータリエンコーダ41〜44から1回転データだけを要求する。このように、ロータリエンコーダ41〜44の位置情報を500μ秒毎というごく短い周期で検知するようにすると、1回転データを累積することにより、絶対位置を検知することができるようになるので、逐一絶対位置のデータを要求しなくとも済む。このため、リクエスト信号を送信してから、位置情報を受信するまでの時間が極短くなるので、位置制御を精度良く行なうことができる。
さて、駆動制御装置22が、コントロールフィールドCFのリクエストコードを第2のリクエスト信号のコードに設定して送信すると、各ロータリエンコーダ41〜44は、駆動制御装置22から送信され信号を同時に受信する。そして、各ロータリエンコーダ41〜44のコマンド判定部63が、リクエストコードの内容を判定する。
駆動制御装置22から送信されたリクエストコードは、連続モードで位置情報を送信することを要求しているのであるから、各ロータリエンコーダ41〜44のコマンド判定部63は、その連続モードのリクエストコードを判定した時点で、タイマ66の計時動作を開始させる。この計時動作開始時点を図7にT0 で示す。
今、各ロータリエンコーダ41〜44のID番号の順序が図1の下から上のものに向かって付されていたとすると、まず、第1番目のID番号のロータリエンコーダ41のタイマ66が上記T0 時点から図7のTs1時間をカウントしたところで、そのロータリエンコーダ41のコマンド判定部63は、ラッチ信号を各ラッチ部76〜78に与え、その時点の1回転データ計数部72、多回転データ計数部73、アラーム検出部74のデータをラッチ部76〜78にラッチさせる。
次に、コマンド判定部63は、セレクト回路79にセレクト信号を送り、まず、ラッチ部72の1回転データを送信データ作成部80に送り、次に、ラッチ部74のエラーデータを送信データ作成部80に送る。このようにして送信データ作成部80に順次送られた1回転データおよびエラーデータは、図6に示すフォーマットにされてシリアル伝送路45に送信される。
ロータリエンコーダが以上のような動作を順に実行して1回転データを図6に示すフォーマットにして送信するに要する時間tは予め分かっているので、第2番目のロータリエンコーダ42のタイマ66が図7の(Ts1+t)時間に若干のずらし時間toを加味した時間TS2(=Ts1+t+to)をカウントすると、その第2番目のロータリエンコーダ42が、上述したと同様にしてシリアル伝送路45にデータを送信する。
以後、同様に第3番目のロータリエンコーダ43のタイマ66がTS3(=Ts1+2t+2to=TS2+t)時間をカウントすると、第3番目のロータリエンコーダ43からデータが送信され、更に第4番目のロータリエンコーダ44のタイマ66がTS4(=Ts1+3t+3to=TS3+t)時間をカウントすると、第4番目のロータリエンコーダ44からデータが送信される。
このようにして4台のロータリエンコーダ41〜44から順次データが送信される。そして、駆動制御装置22が、リクエスト信号を送信し始めてから、4台のロータリエンコーダ41〜44の全てからデータを受信し終えるまでの時間Tは、予め分かっているので(この実施例では、100μ秒)、その時間Tは予め駆動制御装置22において記憶されており、その時間Tと実際の通信に要した時間を比較することにより、通信エラーの有無判断を行なうようにしている。なお、通信エラーの判断としては、データフォーマットの正否、CRC計算によっても行なうようにしている。
次に上記構成の作用を、図8のフローチャートをも参照しながら説明する。駆動制御装置22は、まずステップS1でリクエスト選択を行う。これは、リクエストコードとして連続モードの第1のリクエスト信号のモードとするか、個別モードの第2のリクエスト信号のコードとするか、或いはエラー情報モードの第3または第4のリクエスト信号のモードにするか、のうちから選択される。今、ロボット本体21は運転中で、連続モードが選択されたとすると、駆動制御装置22は、次のステップS2でリクエストコードを選択したモードのコードにして送信する。
ロータリエンコーダ41〜44は、駆動制御装置22から送信されたリクエスト信号を受信すると、それぞれタイマ66の計時動作を開始し、その後、T0 時点で第1番目のロータリエンコーダ41から順に位置データを送信し、以下、(t+to)時間経過毎に第2番目〜第4番目のロータリエンコーダ42〜44からデータが送信される。
駆動制御装置22は、上述のようにして連続的に送信するロータリエンコーダ41〜44からのデータをステップS3で受信し、次のステップS4で通信エラーがないか否か判断する。この通信エラーは、駆動制御装置22からロータリエンコーダ41〜44への送信にエラーがあった場合には、ロータリエンコーダ41〜44から送信されてくるデータ中にその旨のデータがあるので、その返信データにより、また、ロータリエンコーダ41〜44から駆動制御装置22への送信のエラーは、データフォーマットの正否により、CRCデータの計算処理により、およびリクエスト信号を送信してから4台のロータリエンコーダ41〜44の全てからデータを受信終了までの時間Tが予め設定された時間T以下で終了したか否かによって行われる。
そして、通信エラーがなかったとき(ステップS4で「YES」)、駆動制御装置22はステップS5に移行してロータリエンコーダ41〜44にエラーがなかったか否かを判断する。このロータリエンコーダ41〜44のエラーの有無は、それらロータリエンコーダ41〜44から送信されるエラーデータによって検出される。ロータリエンコーダ41〜44にエラーがなかった場合(ステップS5で「YES」)、駆動制御装置22は、リターンとなり、ステップS1の実行後、500μ秒経過後に再びステップS1から図8のルーチンを実行する。なお、以上の処理は、図9(a)に通常処理の場合として順に示されている。
一方、通信エラーがあった場合には、駆動制御装置22は、上記ステップS4で「NO」と判断し、次にステップS6に移行してここでロータリエンコーダ41〜44の位置を推定する。この位置推定は、前回の受信時のロータリエンコーダ41〜44の位置および前回までの位置の変化率によって推定する。この後、駆動制御装置22は、ステップS7で通信エラー有りと判断した回数が所定回数連続、例えば2回以下の連続回数であるか否かを判断する。通信エラーが1回目のときには、駆動制御装置22は、このステップS7で「YES」と判断し、リターンとなる。また、通信エラー有りと判断した回数が2回以下でない場合、駆動制御装置22は、ステップS7で「NO」となり、次のステップS8でサーボモータ28〜31を断電してロボット本体21を停止させ、続いてステップS9で表示器39に通信エラーが原因でロボット本体21を停止させたことを表示し、エンドとなる。
また、ロータリエンコーダ41〜44にエラーがあった場合、駆動制御装置22は、前記ステップS5で「NO」と判断し、そして、ステップS10に移行してサーボモータ28〜31を断電し、続いて表示器39にロータリエンコーダ41〜44のエラーによってロボット本体21を停止させたことを表示し、エンドとなる。なお、以上の処理は、図9(b)に通信エラー処理の場合として順に示されている。
このように本実施例によれば、ロータリエンコーダ41〜44は、駆動制御装置22とシリアル伝送路45により接続されていて、個別に駆動制御装置22と通信することができるので、ロータリエンコーダの数が増加しても、駆動制御装置22との伝送路の数を増加する必要はない。従って、シリアル伝送路45を構成する信号線の本数は、ロータリエンコーダの数とは関係なく2本で済むので、断線等の伝送路が原因での通信エラーを起こす確率が小さくなり、信頼性の高いものとなる。また、ロボット本体21内においても、シリアル伝送路45を通すためのスペースをそれ程広く確保する必要がないので、ロボット本体21を小形に構成することができる。
その上、本実施例では、駆動制御装置22は、各ロータリエンコーダ41〜44を選択してデータを受けたり、全てのロータリエンコーダ41〜44から連続的にデータを受けたりすることができるので、状況によっていずれかを選択することができる。
また、本実施例では、通信エラーを、CRC計算によるチェックと、フォーマットの正否と、通信に要した時間とから判断するようにしたので、断線を含め、考えられる通信エラーのほとんどをエラーとして判別することができる。このため、図12に示す従来とは異なり、ハードにより断線を判断する構成を採用せずとも済む。
図11は本発明の他の実施例を示す。これは、サーボモータ28〜31のロボット本体1への取付構成を改良して接地用のリード線を省略できるようにしたものである。なお、サーボモータ28〜31の取付構成は、いずれも同様であるので、ここでは第1のアーム24側に取り付けられて第2のアーム25を駆動するサーボモータ29の取付構成について説明し、他は省略する。
図11に示すように、サーボモータ29のモータケース83において、その先端面部にインロウ部83aが突設されている。上記インロウ部83aの外周面には溝83bが形成されており、この溝83bにリング状シール部材としてのOリング84が装着されている。
一方、ロボット本体21の第1のアーム24において、その先端部のモータ取付部85には、インロウ部としての嵌合穴86が形成されている。また、モータ取付部85には、ギヤケース87が被せられてボルト88により固定されており、更に、ギヤケース87には、第2のアーム25を取り付ける回転体89がベアリング90を介して回転可能に支持されている。
上記ギヤケース87内には、減速装置、例えば歯車減速装置を構成するハーモニックドライブ(商品名)91が配設されている。このハーモニックドライブ91は、ギヤケース87側に固定され内周に歯を形成した剛性をもったサーキュラスプライン91aと、回転体89に連結され外周にサーキュラスプライン91aの内歯に噛み合う歯をもったカップ状の金属弾性体製のフレクスプライン91bと、このフレクスプライン91bの内周にボールベアリング91cを介して嵌合する楕円形のウェブジェネレータ91dとから構成されている。なお、フレクスプライン91bの歯数はサーキュラスプライン91aの歯数よりも1〜2枚少なくなっている。
しかして、サーボモータ29のモータケース83は、インロウ部83aをモータ取付部85の嵌合穴86に嵌合し、ボルト92によってモータ取付部85に固定されている。この場合、Oリング84は、モータケース83のインロウ部83aとモータ取付部85の嵌合穴86の内周面との間で若干潰された状態で存在し、両者間をシールしている。これによりギヤケース87内に貯留されたグリス等が外部に漏れでないようにしている。
上記のようにしてモータ取付部85に取り付けられたサーボモータ29の回転軸29aは、前記ハーモニックドライブ91のウェブジェネレータ91dに嵌着されている。そして、回転軸29aが回転し、これと一体にウェブジェネレータ91dが回転すると、その回転がフレクスプライン91bとサーキュラスプライン91aとの噛み合わせ構造により減速されてフレクスプライン91bにより回転体89に伝達され、この回転体89の回転により第2のアーム25が旋回されるようになっている。
ところで、従来では、モータケース83とモータ取付部85との間のシールは、モータケース83のインロウ部83aの周囲端面とモータ取付部85の下面との間にガスケットを挟み付けることにより行っていた。この構成では、モータケース83がガスケットによってロボット本体21と電気的に絶縁された状態になるため、サーボモータ29のコイルに220Vの高電圧が印加されることを考慮すると、モータケース83を何らかの手段で接地しておく必要がある。そこで、従来では、モータケース83に接地用リード線を接続し、その接地用リード線をロボット本体21内を通して接地するようにしていた。しかしながら、これでは、ロボット本体21内に接地用リード線を通すためのスペースを設けねばならないため、ロボット本体21が大形化するという問題があった。
これに対し、本実施例では、モータケース83のインロウ部83aに装着されたOリング84により、当該モータケース83とモータ取付部85の嵌合穴86の内周面との間をシールするようにしたので、モータケース83のインロウ部83aの周囲端面をモータ取付部85の下面に接触させることができる。ロボット本体21はアルミ系合金により形成されているので、モータケース83はロボット本体21を通じて接地されるようになる。このため、モータケース83に接地用リード線を接続し、この接地用リード線をロボット本体21内を通して接地するという構成を採らずとも済み、ロボット本体21の小形化を図ることができる。
また、従来の接地用リード線をロボット本体21内に通す構成では、リード線がノイズを拾い、そのリード線に乗ったノイズによってロボット本体21に設けられているロータリエンコーダ41〜44などの電子機器に悪影響を及ぼすおそれがあるが、本実施例の接地構成によれば、そのようなおそれはなくなる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限定されるものではなく、例えば、個別モードのときにも、リクエスト信号を送信してから指定したロータリエンコーダのデータを受信するまでの時間によって通信エラーの有無を判定するようにしても良いなど、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することができる。
本発明の一実施例を示すシリアル伝送路関連部分のブロック図 全体の電気的構成を示すブロック図 シリアル伝送路の配線形態を示す斜視図 ロータリエンコーダの電気的構成を示す機能ブロック図 制御装置の送信データのフォーマットを示す図 ロータリエンコーダの送信データのフォーマットを示す図 ロータリエンコーダからの連続モードでの送信状態を示すタイムチャート 送受信の制御内容示すフローチャート 送受信の動作順を示す図 ロボット全体の斜視図 本発明の他の実施例を示すサーボモータ取付部分の断面図 従来の位置データの送信形態を示す図1相当図
符号の説明
図中、21はロボット本体、22は制御装置、24,25は第1,第2のアーム(動作軸)、26は手首(動作軸)、28〜31はサーボモータ、32はCPU、41〜44はロータリエンコーダ(位置検出器)、45はシリアル伝送路、82はモータケース、82aはインロウ部、84はOリング(リング状シール部材)である。

Claims (4)

  1. ロボット本体に設けられ、複数の動作軸を駆動する複数のサーボモータと、
    これら複数のサーボモータのそれぞれの回転位置を検出し、位置情報をシリアルデータによって出力する複数の位置検出器と、
    与えられた位置指令と前記位置情報とに基づき前記各サーボモータを制御する駆動制御装置とを具備し、
    前記駆動制御装置と前記複数の位置検出器との間にシリアル伝送路を設けて前記複数の位置検出器を前記シリアル伝送路に並列に接続し、前記駆動制御装置から前記複数の位置検出器にリクエスト信号を送信することにより、前記複数の位置検出器が前記リクエスト信号の内容に応じて前記位置情報を前記駆動制御装置に送信する構成とし、
    更に、前記駆動制御装置は、
    データフォーマット、検定符号および通信に要した時間をチェックすることにより通信エラーを検出したか否かを判定し、
    前記通信エラーの連続検出回数が所定回数以下であるか否かを判定し、
    前記通信エラーの連続検出回数が所定回数以下と判定された場合には、前回の位置情報および前回までの位置の変化率に基づいて推定した今回の位置情報により前記各サーボモータを駆動させ、前記通信エラーの連続検出回数が前記所定回数以下でないと判定された場合には、前記各サーボモータを停止させるように構成されていることを特徴とするロボット制御装置。
  2. 前記複数の位置検出器は、前記駆動制御装置から第1のリクエスト信号と共に送信されるID番号が自身のID番号と一致する時、位置情報を前記駆動制御装置に送信すると共に、前記駆動制御装置から第2のリクエスト信号が送信された時、前記駆動制御装置に順番に位置情報を送信するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のロボット制御装置。
  3. 前記サーボモータには、断電時に制動状態にされる電磁ブレーキが設けられ、前記位置検出器の駆動用電源は前記電磁ブレーキの駆動用電源を降圧して得るように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のロボット制御装置。
  4. 前記サーボモータは、そのモータケースの先端のインロウ部にリング状シール部材を装着し、当該シール部材によって前記モータケースと前記ロボット本体との間のシールを行うことにより、前記モータケースの先端面を前記ロボット本体に当接させて当該モータケースをロボット本体を介して接地するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のロボット制御装置。
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