JP2006260093A - プリンタドライバ、画像形成装置、印刷方法および文書印刷プログラム - Google Patents

プリンタドライバ、画像形成装置、印刷方法および文書印刷プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置による印刷のランニングコストを低減可能なプリンタドライバを得ること。
【解決手段】プリンタ2に文書データの文書を印刷させるプリンタドライバ13において、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーションA1〜An毎に、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断してカラー印刷またはモノクロ印刷を設定し、文書データの文書をプリンタ2にカラー印刷またはモノクロ印刷させる。これにより、プリンタ2は文書データに対応するアプリケーションA1〜An毎にカラー印刷またはモノクロ印刷を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アプリケーションソフトウェア毎に印刷設定を行うプリンタドライバ、画像形成装置、印刷方法および文書印刷プログラムに関するものである。
近年、多くの文書(文章や画像)が種々のアプリケーションソフトウェアで作成され、作成された文書がプリンタ等の画像形成装置で印刷されている。プリンタはプリンタドライバによって制御され、アプリケーションソフトウェアで作成された文書をプリントアウト(印刷)している。このプリンタによる文書の印刷は、低いランニングコストで効率よく行うことが望まれている。
ところで、プリンタによる文書の印刷には、カラー印刷とモノクロ印刷がある。そして、カラー印刷の方がモノクロ印刷よりもランニングコストが高い。このため、不必要なカラー印刷は、プリンタのランニングコストを高くしてしまう。
特許文献1に記載のプリンタシステムは、ホストコンピュータがプリンタと接続され、ホストコンピュータがプリンタにプリンタ設定コマンドや印刷データを送信している。
また、アプリケーションが印刷するために、プリンタドライバに印刷開始の指示をしている。また、プリンタドライバは、管理者用ホストコンピュータから利用者管理ファイルを参照しその内容を読み込んでいる。プリンタドライバは、その読み込んだ内容から自ホストのユーザ名に対応する課金額を取得し、その値が一定額以上であれば印刷処理を中断し、そうでない場合に印刷処理を続行している。これによりネットワークに接続されているすべてのプリンタに対し、対応するユーザ名の課金情報での利用制限を可能としている。
特開2002−132695号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば印刷の利用制限を行うことはできるが、カラー印刷とモノクロ印刷に関する設定や制御を簡易に行う技術は開示されていない。このため、画像形成装置のランニングコストをカラー印刷とモノクロ印刷に関する設定や制御によって低減させることはできないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、画像形成装置による印刷のランニングコストを低減可能なプリンタドライバ、画像形成装置、印刷方法および文書印刷プログラムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像形成装置に文書データの文書を印刷させるプリンタドライバにおいて、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断してカラー印刷またはモノクロ印刷を設定し、前記文書データの文書を前記画像形成装置にカラー印刷またはモノクロ印刷させることを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のプリンタドライバにおいて、カラー印刷を設定するファイルの拡張子またはモノクロ印刷を設定するファイルの拡張子をカラー/モノクロ情報として予め設定しておき、前記カラー/モノクロ情報および前記印刷対象となる文書データのファイルの拡張子に基づいて、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載のプリンタドライバにおいて、前記文書データとともにカラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかの判断結果を前記画像形成装置に送信して、前記文書データの文書を前記画像形成装置にカラー印刷またはモノクロ印刷させることを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、文書データを印刷する画像形成装置において、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断して、前記文書データの文書をカラー印刷またはモノクロ印刷することを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、カラー印刷を設定するファイルの拡張子またはモノクロ印刷を設定するファイルの拡張子をカラー/モノクロ情報として予め設定しておき、前記カラー/モノクロ情報および前記印刷対象となる文書データのファイルの拡張子に基づいて、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、請求項4または5に記載の画像形成装置において、前記印刷対象となる文書データのファイルの拡張子は、文書データを送信するプリンタドライバから受信することを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、文書データの文書の印刷方法において、画像形成装置に文書データの文書を印刷させるプリンタドライバが、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断する判断ステップと、前記カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかの判断結果に基づいて、前記プリンタドライバが前記文書データの文書を前記画像形成装置にカラー印刷またはモノクロ印刷させる印刷ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、文書データの文書の印刷方法において、画像形成装置が、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断する判断ステップと、前記カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかの判断結果に基づいて、前記画像形成装置が前記文書データの文書をカラー印刷またはモノクロ印刷する印刷ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項7または8に記載の印刷方法をコンピュータで実行させることを特徴とする。
請求項1にかかる発明によれば、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断してカラー印刷またはモノクロ印刷を設定するので、所定のアプリケーションで作成された文書データに対しては画像形成装置にモノクロ印刷を行わせることが可能となり、画像形成装置による印刷のランニングコストを低減させることが可能になるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、予め設定しておいたカラー印刷を設定するファイルの拡張子またはモノクロ印刷を設定するファイルの拡張子と、印刷対象となる文書データのファイルの拡張子に基づいて、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断するので、容易にアプリケーション毎の印刷設定の判断を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、文書データとともにカラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかの判断結果を画像形成装置に送信するので、簡易な構成で迅速にアプリケーション毎の印刷を行わせることが可能になるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、画像形成装置が、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断して、文書データの文書をカラー印刷またはモノクロ印刷するので、所定のアプリケーションで作成された文書データに対してはモノクロ印刷を行うことが可能となり、画像形成装置による印刷のランニングコストを低減させることが可能になるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、予め設定しておいたカラー印刷を設定するファイルの拡張子またはモノクロ印刷を設定するファイルの拡張子と、印刷対象となる文書データのファイルの拡張子に基づいて、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断するので、容易にアプリケーション毎の印刷設定の判断を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、印刷対象となる文書データのファイルの拡張子は、文書データを送信するプリンタドライバから受信するので、簡易な構成で迅速にアプリケーション毎の印刷設定の判断を行うことが可能になるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断し、この判断結果に基づいてカラー印刷またはモノクロ印刷を設定するので、所定のアプリケーションで作成された文書データに対しては画像形成装置にモノクロ印刷を行わせることが可能となり、画像形成装置による印刷のランニングコストを低減させることが可能になるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、画像形成装置が、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断し、この判断結果に基づいて文書データの文書をカラー印刷またはモノクロ印刷するので、所定のアプリケーションで作成された文書データに対してはモノクロ印刷を行うことが可能となり、画像形成装置による印刷のランニングコストを低減させることが可能になるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、コンピュータに読み取らせて実行することによって、請求項7または8に記載された印刷方法をコンピュータの利用で実現することができ、これらの印刷方法と同様の効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるプリンタドライバの最良な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるプリンタドライバを備えた印刷設定装置の構成を示すブロック図である。印刷設定装置1は、例えばパーソナルコンピュータ等の装置であり、所定のアプリケーションソフトウェア(後述するアプリケーションA1〜An)によって作成された文書データの文書(文字や図形等)等をプリンタ2に印刷(プリントアウト)させる装置である。
印刷設定装置1は、プリンタ2、ディスプレイ3と接続されている。プリンタ2は、画像形成装置であり、印刷設定装置1(プリンタドライバ13)から送られる印刷データに基づいて、所定の文書を印刷する。ディスプレイ3は、液晶ディスプレイ等の情報表示機能を有した装置である。印刷設定装置1は、入力部11、表示処理部12、プリンタドライバ13、アプリケーションA1〜An(nは自然数)を備えている。
入力部11は、マウスやキーボード等(図示せず)と接続され、印刷設定に関する情報を入力する。入力部11へは、印刷設定装置1の使用者によってアプリケーションA1〜An毎にカラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかの設定に関する情報が入力される。また、入力部11へは、各アプリケーションA1〜Anによって作成された文書の印刷指示に関する情報が入力される。表示処理部12は、入力部11から入力する印刷設定に関する情報や、印刷設定するための所定の画面を表示する。アプリケーションA1〜Anは、文書や図面を作成するアプリケーションソフトウェアである。
プリンタドライバ13は、アプリケーションA1〜Anによって作成された文書をプリンタ2に印刷させる。プリンタドライバ13は、設定部40、印刷データ作成部41を備えている。
設定部40は、入力部11から入力される所定の印刷設定に関する情報に基づいて、プリンタ2の印刷設定を行う。設定部40は、アプリケーションA1〜An毎に、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかの設定(以下、カラー/モノクロ設定という)を行う。印刷データ作成部41は、設定部40に設定された情報、各アプリケーションA1〜Anによって作成された文書のファイル名の拡張子に基づいて、プリンタ2に印刷させる印刷データを作成する。
設定部40、印刷データ作成部41は、印刷設定を行うための印刷設定プログラムに基づいて、印刷設定を行い印刷データを作成する。印刷データ作成部41は、入力部11から印刷指示に関する情報が入力されて、各アプリケーションA1〜Anによって作成された文書をプリンタ2に印刷させる際に印刷データを作成する。
つぎに、印刷設定装置の動作手順を説明する。図2は、印刷設定装置の動作手順を示すフローチャートである。印刷設定装置1の設定部40へは、予め入力部11からの指示情報の入力によってアプリケーションA1〜An毎のカラー/モノクロ設定を行っておく。すなわち、設定部40は、アプリケーションA1〜Anによって作成された文書のファイルの拡張子とカラー/モノクロ設定とを対応付けておく。設定部40は、例えばモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子を記憶しておく。設定部40へのアプリケーション毎のカラー/モノクロ設定は、ディスプレイ3に印刷設定するための所定の画面を表示しながら行う。
つぎに、文書の印刷を行うため、印刷設定装置1の使用者によって入力部11から印刷指示に関する情報が入力される。ここでの印刷指示には、アプリケーションや文書(ファイル名)を指定する情報が含まれている。印刷指示によって指定されたアプリケーションの文書は、文書を記憶している装置(図示しないメモリ等)からプリンタドライバ13の印刷データ作成部41に送られる。
印刷データ作成部41は、印刷指示によって指定されたアプリケーションの文書(印刷データ)からファイル名の拡張子(拡張子情報)を抽出する(ステップS10)。そして、印刷データ作成部41は、設定部40に予め設定されているカラー/モノクロ設定に基づいて、印刷指示によって指定されたアプリケーションの文書をカラー印刷させるかモノクロ印刷させるかの判断を行う。具体的には、印刷データ作成部41は、文書のファイル名から抽出した拡張子と、予め設定(記憶)しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子(取得した拡張子と予め設定しておいた拡張子情報)を比較する(ステップS20)。
印刷データ作成部41は、文書のファイル名から抽出した拡張子と、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子が一致するか否かを判断する。すなわち、印刷データ作成部41は、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子に、文書のファイル名から抽出した拡張子と同一の拡張子が含まれているか否かを判断する(ステップS30)。
印刷データ作成部41は、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子に文書のファイル名から抽出した拡張子が含まれていると判断すると(ステップS30、Yes)、印刷指示によって指定されたアプリケーションの文書をモノクロ印刷させるモノクロ印刷用データを作成する(ステップS40)。ここでのモノクロ印刷用データがカラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかの判断結果(モノクロ印刷)に対応する。
一方、印刷データ作成部41が、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子に文書のファイル名から抽出した拡張子が含まれていないと判断すると(ステップS30、No)、印刷指示によって指定されたアプリケーションの文書をカラー印刷させるカラー印刷用データを作成する(ステップS50)。ここでのカラー印刷用データがカラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかの判断結果(カラー印刷)に対応する。
印刷データ作成部41によって作成された、モノクロ印刷用データやカラー印刷用データは、プリンタ2に送信される(ステップS60)。プリンタ2は、モノクロ印刷用データを受信すると文書のモノクロ印刷を行い、カラー印刷用データを受信するとカラー印刷を行う。
なお、設定部40にモノクロ印刷を行うための設定がされたアプリケーションのファイルであっても、入力部11からカラー印刷を行う指示情報が入力された場合には、印刷データ作成部41がこの入力された指示情報を優先してカラー印刷用データを作成することとしてもよい。
図3は、印刷設定装置1の機能を実現するためのプログラムを実行するハードウェア構成の一例を示す図である。本実施形態の印刷設定装置1は、CPU(Central Processing Unit)51などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)52やRAM(Random Access Memory)53などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、CD(Compact Disc)ドライブ装置などの外部記憶装置55と、ディスプレイ装置(ディスプレイ3)などの表示装置54と、キーボードやマウスなどの入力装置56と、他の装置と通信可能にする通信I/F57を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
本実施形態の印刷設定装置1で実行される印刷設定プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される
また、本実施形態の印刷設定装置1で実行される印刷設定プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の印刷設定装置1で実行される印刷設定プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の印刷設定プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施形態の印刷設定装置1で実行される印刷設定プログラムは、上述した各部(表示処理部、入力部、プリンタドライバ)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から印刷設定プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、表示処理部、入力部、プリンタドライバが主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、本実施の形態においては、各アプリケーションA1〜Anによって作成された文書の印刷設定を行うこととしたが、印刷設定を行う文書はこれらに限られるものではない。すなわち、アプリケーション(拡張子)との対応付けが行える文書であれば、スキャナによって取り込まれた文書、記憶装置によって記憶されている文書、ネットワークを介して送信される文書であってもよい。
このように、プリンタドライバ13の印刷データ作成部41が、文書のファイルの拡張子(アプリケーション)毎に、モノクロ印刷用データとカラー印刷用データを生成するので、プリンタ2はプリンタドライバ13からのモノクロ印刷用データとカラー印刷用データに基づいて、モノクロ印刷またはカラー印刷を行うことが可能となる。
このように、第1の実施の形態によれば、文書のファイルの拡張子に基づいてプリンタドライバ13がモノクロ印刷用データとカラー印刷用データを生成し、プリンタ2がプリンタドライバ13からのモノクロ印刷用データとカラー印刷用データに基づいてモノクロ印刷またはカラー印刷を行うので、所定のアプリケーションで作成された文書に対してはプリンタドライバ13の設定によってモノクロ印刷を行わせることが可能となる。したがって、プリンタドライバ13は、プリンタ2による印刷のランニングコストを低減させることが可能となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態においては、印刷設定装置1がアプリケーション毎にモノクロ印刷用のデータまたはカラー印刷用のデータを作成することとしたが、第2の実施の形態においてはプリンタ(印刷装置)2側でアプリケーション毎にモノクロ印刷またはカラー印刷の設定を行う。
図4は、第2の実施の形態にかかるプリンタの構成を示すブロック図である。プリンタ2は、プリンタドライバ13から送られる印刷データに基づいて、所定の文書を印刷する画像形成装置(印刷装置)である。プリンタ2は、入力部21、表示部22、設定部23、印刷制御部24、印刷部25を備えている。
入力部21は、マウス、キーボード、入力ボタン、タッチパネル等を備えて構成され、印刷設定に関する情報を入力する。入力部21へは、プリンタ2の使用者によってアプリケーション毎にカラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかの設定に関する情報が入力される。
表示部22は、入力部21から入力される印刷設定に関する情報等を表示する。設定部23は、入力部21から入力される印刷設定に関する情報に基づいて、プリンタ2の印刷設定を行う。設定部23は、アプリケーション毎に、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかの設定(カラー/モノクロ設定)を行う。
印刷制御部24は、設定部23に設定された情報、プリンタドライバ13から送信されるファイル名に関するファイル名情報(拡張子)を含む印刷データに基づいて、印刷部25に所定の文書を印刷(カラー印刷またはモノクロ印刷)させる。設定部23、印刷制御部24は、印刷設定を行うための印刷設定プログラムに基づいて、印刷部25に所定の文書を印刷させる。
印刷部25は、印刷制御部24からの指示(制御)に基づいて、プリンタドライバ13から送信される印刷データをカラー印刷またはモノクロ印刷する。プリンタドライバ13は、印刷データをプリンタ2に送信する際に、印刷データにファイル名情報(拡張子)を付加してプリンタ2に送信する。
つぎに、プリンタの動作手順を説明する。図5は、プリンタの動作手順を示すフローチャートである。プリンタ2の設定部23へは、予め入力部21からの指示情報の入力によってアプリケーション毎のカラー/モノクロ設定を行っておく。すなわち、設定部23は、アプリケーションによって作成された文書のファイルの拡張子とカラー/モノクロ設定とを対応付けておく。設定部23は、例えばモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子を記憶しておく。設定部23へのアプリケーション毎のカラー/モノクロ設定は、表示部22に印刷設定するための所定の画面を表示しながら行う。
つぎに、文書の印刷を行うため、プリンタドライバ13からプリンタ2へ印刷データが送られる。このとき、プリンタドライバ13は、印刷データにファイル名情報を付加してプリンタ2に送信する(ステップS110,S120)。プリンタ2は、プリンタドライバ13から印刷データを受信する。
印刷制御部24は、プリンタドライバ13から受信した印刷データのファイル名情報からファイル(文書データ)の拡張子を抽出する(ステップS130)。そして、印刷制御部24は、設定部23に予め設定されているカラー/モノクロ設定に基づいて、プリンタドライバ13からの印刷データをカラー印刷させるかモノクロ印刷させるかの判断を行う。具体的には、印刷制御部24は、印刷データのファイル名情報から抽出した拡張子と、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子を比較する(ステップS140)。
印刷制御部24は、ファイル名情報から抽出した拡張子と、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子が一致するか否かを判断する。すなわち、印刷制御部24は、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子に、ファイル名情報から抽出した拡張子と同一の拡張子が含まれているか否かを判断する(ステップS150)。
印刷制御部24が、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子に、ファイル名情報から抽出した拡張子が含まれていると判断すると(ステップS150、Yes)、プリンタドライバ13からの印刷データ(アプリケーションの文書)をモノクロ印刷させるよう印刷部25を制御する。これにより、印刷部25は印刷データをモノクロ印刷する(ステップS160)。
一方、印刷制御部24が、予め設定しておいたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子に、ファイル名情報から抽出した拡張子が含まれていないと判断すると(ステップS150、No)、プリンタドライバ13からの印刷データ(アプリケーションの文書)をカラー印刷させるよう印刷部25を制御する。これにより、印刷部25は印刷データをカラー印刷する(ステップS170)。
つぎに、プリンタ2の機能を実現するためのプログラムを実行する複合機の一例について説明する。図6は、かかる複合機100のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機100は、コントローラ70とエンジン部(Engine)84とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ70は、複合機100全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部84は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部84には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ70は、CPU71と、ノースブリッジ(NB)73と、システムメモリ(MEM−P)72と、サウスブリッジ(SB)74と、ローカルメモリ(MEM−C)77と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)76と、ハードディスクドライブ(HDD)78とを有し、ノースブリッジ(NB)73とASIC76との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス75で接続した構成となる。また、MEM−P72は、ROM(Read Only Memory)72aと、RAM(Random Access Memory)72bとをさらに有する。
CPU71は、複合機100の全体制御をおこなうものであり、NB73、MEM−P72およびSB74からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB73は、CPU71とMEM−P72、SB74、AGP75とを接続するためのブリッジであり、MEM−P72に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P72は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM72aとRAM72bとからなる。ROM72aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM72bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB74は、NB73とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB74は、PCIバスを介してNB73と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC76は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP75、PCIバス、HDD78およびMEM−C77をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC76は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C77を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部84との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC76には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)81、USB(Universal Serial Bus)82、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース83が接続される。
MEM−C77は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)78は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP75は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P72に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、本実施形態のプリンタ2で実行される印刷設定プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態のプリンタ2で実行される印刷設定プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態のプリンタ2で実行される印刷設定プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のプリンタ2で実行される印刷設定プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施の形態のプリンタ2で実行される印刷設定プログラムは、上述した各部(入力部、表示部、印刷部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから印刷プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、入力部、表示部、印刷部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
このように、プリンタドライバ13がファイルの拡張子を含むファイル名情報を印刷データとともにプリンタ2に送り、プリンタ2の設定部23に予めモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子を設定しておくので、印刷制御部24はファイル名情報の拡張子に基づいてモノクロ印刷またはカラー印刷を判断することが可能となる。
このように、第2の実施の形態によれば、プリンタドライバ13がファイルの拡張子を含むファイル名情報を印刷データとともにプリンタ2に送り、プリンタ2の印刷制御部24が設定部23に予め設定されたモノクロ印刷を行わせるファイルの拡張子に基づいて、モノクロ印刷またはカラー印刷を行うので、所定のアプリケーションで作成された文書に対してモノクロ印刷を行わせることが可能となる。したがって、プリンタ2は、印刷のランニングコストを低減させることが可能となる。
第1の実施の形態にかかるプリンタドライバを備えた印刷設定装置の構成を示すブロック図である。 印刷設定装置の動作手順を示すフローチャートである。 印刷設定装置の機能を実現するためのプログラムを実行するハードウェア構成の一例を示す図である。 第2の実施の形態にかかるプリンタの構成を示すブロック図である。 プリンタの動作手順を示すフローチャートである。 複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 印刷設定装置
2 プリンタ
3 ディスプレイ
11 入力部
12 表示処理部
13 プリンタドライバ
21 入力部
22 表示部
23 設定部
24 印刷制御部
25 印刷部
40 設定部
41 印刷データ作成部
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 表示装置
55 外部記憶装置
56 入力装置
57 通信I/F
70 コントローラ
71 CPU
72 MEM−P
73 NB
74 SB
75 AGPバス
76 ASIC
77 MEM−C
78 HDD
81 FCU
82 USB
83 IEEE1394インターフェース
84 エンジン部
100 複合機
A1〜An アプリケーション

Claims (9)

  1. 画像形成装置に文書データの文書を印刷させるプリンタドライバにおいて、
    印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断してカラー印刷またはモノクロ印刷を設定し、前記文書データの文書を前記画像形成装置にカラー印刷またはモノクロ印刷させることを特徴とするプリンタドライバ。
  2. カラー印刷を設定するファイルの拡張子またはモノクロ印刷を設定するファイルの拡張子をカラー/モノクロ情報として予め設定しておき、
    前記カラー/モノクロ情報および前記印刷対象となる文書データのファイルの拡張子に基づいて、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断することを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  3. 前記文書データとともにカラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかの判断結果を前記画像形成装置に送信して、前記文書データの文書を前記画像形成装置にカラー印刷またはモノクロ印刷させることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタドライバ。
  4. 文書データを印刷する画像形成装置において、
    印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断して、前記文書データの文書をカラー印刷またはモノクロ印刷することを特徴とする画像形成装置。
  5. カラー印刷を設定するファイルの拡張子またはモノクロ印刷を設定するファイルの拡張子をカラー/モノクロ情報として予め設定しておき、
    前記カラー/モノクロ情報および前記印刷対象となる文書データのファイルの拡張子に基づいて、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷対象となる文書データのファイルの拡張子は、文書データを送信するプリンタドライバから受信することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 文書データの文書の印刷方法において、
    画像形成装置に文書データの文書を印刷させるプリンタドライバが、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかを判断する判断ステップと、
    前記カラー印刷を設定するかモノクロ印刷を設定するかの判断結果に基づいて、前記プリンタドライバが前記文書データの文書を前記画像形成装置にカラー印刷またはモノクロ印刷させる印刷ステップと、
    を含むことを特徴とする印刷方法。
  8. 文書データの文書の印刷方法において、
    画像形成装置が、印刷対象となる文書データに対応するアプリケーション毎に、カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかを判断する判断ステップと、
    前記カラー印刷を行うかモノクロ印刷を行うかの判断結果に基づいて、前記画像形成装置が前記文書データの文書をカラー印刷またはモノクロ印刷する印刷ステップと、
    を含むことを特徴とする印刷方法。
  9. 請求項7または8に記載の印刷方法をコンピュータで実行させることを特徴とする文書印刷プログラム。
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JP2014209382A (ja) * 2014-07-08 2014-11-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 プリンタードライバー

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