JP2006259253A - 広告システムおよび表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 旅客輸送手段を利用する不特定多数の乗客に対して、多様な広告コンテンツを供給するのに好適な広告システムおよび表示装置を提供すること。
【解決手段】 鉄道車両の天井14に取り付けられた複数の表示装置5は、視覚コンテンツを表示するパネルモジュール21と、音声コンテンツをラジオ電波10として配信するアンテナ28とを備えている。乗客は、車両内の位置によって一の表示装置5を選択して視覚コンテンツを受けると共に、当該一の表示装置5の周囲に配信されているラジオ電波10を手持ちの受信端末16で音声化して音声コンテンツを受ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電車、バス等の旅客輸送手段内における広告システムおよび、広告に好適な表示装置に関する。
従来、電車、バスなどの車両内における広告媒体として、ポスタや中吊り広告等の印刷物が広く利用されている。このような印刷物を媒体とする広告においては、コンテンツ(内容)の更新にあたって当該印刷物を人手によって交換する必要があり、多大な労力を必要とする。そこで、このような事情に鑑み、印刷物に代えて表示装置を用いた広告システムが提案されている(例えば、特許文献1)。
このような表示装置を用いた広告システムは、電気的にコンテンツの更新を行うため手間がかからない上、動画等の表示装置ならではのコンテンツも扱えるため、印刷物では実現できない広告効果を生み出すことができる。また、特許文献2に開示する広告システムのように、画像等の視覚コンテンツに加えて音声コンテンツを付加することで、より一層の広告効果の向上が期待できる。特許文献2においては、音声コンテンツを供給する方法として、車両内のスピーカから出力する方法、座席に設けられた端子からイヤホンで聞く方法、車両内に設けられたアンテナからラジオ電波により配信して携帯ラジオ等で聞く方法が提案されている。
特開2002−351374号公報 特開2002−337795号公報
ところが、特許文献2に係る広告システムは、長距離旅客列車などにおいて乗客の多くが時間的ないし空間的に拘束された状態で広告を受けることを前提にしたものであり、いわゆる通勤列車、ローカル列車のような出入りの激しい車両を利用する乗客の多様なニーズに十分に応えられるものではない。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、旅客輸送手段を利用する不特定多数の乗客に対して、多様な広告コンテンツを供給するのに好適な広告システムおよび表示装置を提供することを目的としている。
本発明は、旅客輸送手段内において視覚コンテンツと当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツとを供給する広告システムであって、前記旅客輸送手段内の各所に配置された、前記視覚コンテンツを電気的に表示する複数の表示手段と、前記音声コンテンツを無線配信する音声配信手段と、を備え、一の前記音声コンテンツは、他の前記音声コンテンツと互いに干渉しないように配信されることを特徴とする。
この発明の広告システムは、一の音声コンテンツを、他の音声コンテンツと互いに干渉しないように無線配信する構成としており、乗客が個々に有する受信端末を通じて音声コンテンツを音声化するものである。これにより、乗客は、旅客輸送手段内において複数表示されている視覚コンテンツの中から、位置や視線を変えることで好みのものを選択すると共に、選択した視覚コンテンツに対応する音声コンテンツを適宜選択して受けることができる。音声コンテンツは無線配信されるので、音声コンテンツを受ける乗客の移動の自由が大きく拘束されることはなく、また、乗客の会話や車両の機械音などと干渉することもない。
また好ましくは、前記広告システムにおいて、前記音声配信手段は、前記一の音声コンテンツと前記他の音声コンテンツとを、互いに異なる周波数で配信することを特徴とする。
この発明の広告システムによれば、互いに異なる音声コンテンツの干渉を確実に防ぐと共に、選択した一の視覚コンテンツに対応する音声コンテンツを周波数の選択により選択することができる。
また好ましくは、前記音声配信手段が、前記複数の表示手段の個々と対をなして複数配置されている前記広告システムにおいて、前記一の音声コンテンツは、当該一の音声コンテンツに対応する前記視覚コンテンツを表示する前記表示手段と対をなす前記音声配信手段から配信され、当該一の音声コンテンツは、当該表示手段の周囲の領域であって、前記他の音声コンテンツが配信されない領域に配信されることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記複数の音声配信手段は、それぞれ同一の周波数で前記音声コンテンツを配信することを特徴とする。
さらに好ましくは、前記表示手段と前記音声配信手段とが一体に構成されていることを特徴とする。
この発明の広告システムでは、選択した一の視覚コンテンツに対応する音声コンテンツが、当該一の視覚コンテンツを表示する表示手段の周囲の領域であって、他の視覚コンテンツに対応する音声コンテンツが配信されていない領域に配信されている。このため、位置によって一の視覚コンテンツを選択すると共に、当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツのみを同時に受けることができる。
また、好ましくは、複数の音声コンテンツの配信の周波数を統一することで、同じ旅客輸送手段内における周波数調整の手間が省け、利用者の便宜を図ることができる。
また、好ましくは、表示手段と音声配信手段を一体構成とすることで、旅客輸送手段内における配置やメンテナンスの取り扱いが容易となり、また、部品点数を削減することもできる。
また好ましくは、前記広告システムにおいて、前記音声配信手段は、ラジオ電波により前記音声コンテンツを配信することを特徴とする。
この発明の広告システムによれば、ラジオチューナーを備える電子機器などにより、利用者が手軽に音声コンテンツを受けることができる。
また好ましくは、前記広告システムにおいて、少なくとも前記視覚コンテンツに係る電磁気的情報を、前記複数の表示手段にそれぞれ供給するコンテンツ分配手段をさらに備えることを特徴とする。
この発明の広告システムによれば、配信手段によって複数の表示手段に係る視覚コンテンツを一括管理することができる。
本発明の垂下式の表示装置は、視覚コンテンツを電気的に表示する表示手段と、音声コンテンツを無線配信する音声配信手段と、を備えることを特徴とする。
好ましくは、前記音声コンテンツに係る配信信号の強度が可変であることを特徴とする。
好ましくは、前記音声コンテンツに係る配信信号の周波数が可変であることを特徴とする。
さらに好ましくは、前記配信信号の周波数を表示する周波数表示手段を備えることを特徴とする。
この発明の表示装置は、鉄道車両の天井などに取り付けて用いる垂下式の表示装置であり、視覚コンテンツを表示する表示手段と音声コンテンツを無線配信する音声配信手段とを一体に備えている。このため、一の表示装置に係る視覚コンテンツおよび音声コンテンツを、内容的且つ空間的にある程度の一体性を有して旅客輸送手段内に供給することが可能であり、乗客は、その位置によって視覚コンテンツおよび当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツを同時に選択することができる。音声コンテンツは無線配信されるので、音声コンテンツを受ける乗客の移動の自由が大きく拘束されることはなく、また、乗客の会話や車両の機械音などと干渉することもない。
また、好ましくは、音声コンテンツの配信信号の強度が可変となっていれば、旅客輸送手段における表示装置のレイアウト状況に応じて当該強度を調整し、表示装置間における音声コンテンツの干渉を防ぐことができる。
また、好ましくは、音声コンテンツの配信信号の周波数が可変であれば、表示装置間で当該周波数を互いに違えることにより、表示装置間における音声コンテンツの干渉を簡単に防ぐことができる。
また、好ましくは、周波数表示手段を備えることで、利用者がすばやく当該周波数を選択することができる。
また好ましくは、前記表示装置において、前記音声配信手段は、ラジオ電波により前記音声コンテンツを配信することを特徴とする。
この発明の表示装置によれば、ラジオ受信機を備える携帯型電子機器等により、利用者が手軽に音声コンテンツを受けることができる。
また好ましくは、前記表示装置は、通信回線に接続可能な通信手段を備えることを特徴とする。
この発明の表示装置によれば、視覚コンテンツおよび音声コンテンツの供給に係る制御(コンテンツの内容も含む)を通信回線を通じて行うことができるため、複数の表示装置を組み合わせた広告システムを構成するのに好適である。
また好ましくは、前記表示装置において、前記音声コンテンツに係る配信信号を発信するアンテナ部が、前記表示手段の表示面におけるコーナー部の近傍に配設されていることを特徴とする。
この発明の表示装置によれば、アンテナ部が表示面における角部の近傍に配設されているので、当該表示面から放出される電磁波によるノイズを低減することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
(表示装置)
まずは、図1、図2、図3、図4を参照して第1実施形態に係る表示装置について説明する。
図1は、表示装置の鉄道車両内における使用状態を示す図である。
図1に示すように、表示装置5は、天井14に取り付けられた筐体23と、筐体23から垂下する表示手段としてのパネルモジュール21を備えており、パネルモジュール21の表示面26には、広告に係る視覚コンテンツが表示される。また、表示装置5は、筐体23の両端部に音声配信手段としてのアンテナ部28を備えており、当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツを配信信号としてのラジオ電波10を媒体として無線配信する。
表示面26には、視覚コンテンツと共に、当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツの配信周波数(図では88.5MHz)が表示されるようになっている。すなわち、パネルモジュール21は、周波数表示手段としても機能している。尚、周波数表示手段としてパネルモジュール21とは別の表示パネルを設けることも可能であるが、この実施形態のように一体構成としたほうが、視認性やコスト面において優れている。
乗客は、パネルモジュール21に表示された視覚コンテンツを受けると共に、手持ちの受信端末16によってラジオ電波10を音声化し、音声コンテンツを受けることができる。受信端末16としては、例えば、携帯ラジオ、ラジオチューナーを備えた携帯電話等の電子機器などが挙げられる。
図2は、表示装置の概略構成を示す分解斜視図である。
図2において、表示装置5は、映像を電気的に表示可能なパネルモジュール21と、パネルモジュール21の表示制御などを行う制御ボックス22と、制御ボックス22を収納する筐体23と、を備えている。
筐体23は、側面23a,23aから延出して形成された取り付け部30,30を備えており、取り付け部30には貫通孔31が形成されている。これにより、貫通孔31を通してねじやリベットなどで、筐体23を鉄道車両の天井14(図1参照)等に取り付けることが可能となっている。
パネルモジュール21は、表示面26の一辺側に円柱状の回転軸25を備えており、筐体23の内部に接続固定される軸受け27,27と組み合わさって、筐体23に対して回動可能に取り付けられている。また、表示面26の同じ一辺側からは各種電気信号等を伝達するフレキシブルケーブル24が延びており、フレキシブルケーブル24のコネクタ部24aと制御ボックス22の図示されていないソケット部とが着脱可能に結合するように構成されている。かくして、パネルモジュール21と筐体23との機械的な接続および、パネルモジュール21と制御ボックス22との電気的な接続が確立され、表示面26に視覚コンテンツを表示することが可能となる(図1参照)。
パネルモジュール21は、回転軸25を軸中心として筐体23に対して回動可能である。このため、パネルモジュール21に当該回転方向への外力が加えられた場合に、当該回動によって内的なストレスを緩和することができ、パネルモジュール21本体や接続部の破壊防止を図ることができる。また、筐体23内に収容されている制御ボックス22とは、フレキシブルケーブル24によって空間的な余裕を持って接続されているため、当該回転運動によって電気的接続が切断されることもない。また、もしパネルモジュール21が破壊された場合であっても、コネクタ部24aとソケット部(図示せず)とを備えた構成により、パネルモジュール21のみを簡単に交換することができる。このように、表示装置5は多くの乗客が行き交う鉄道車両内での使用に適した構成となっており、故障防止や修理負荷の低減が図られている。
制御ボックス22は、パネルモジュール21に視覚コンテンツを表示させると共に、当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツを無線配信するようになっている。具体的には、筐体23の両端部に形成された開口窓29,29を通じて、制御ボックス22の側面に設けられたアンテナ部28,28からラジオ電波を発信して行う。尚、アンテナ部28,28は、表示面26のコーナー部26a,26aの近傍に配置されており、これは、表示面26から放射される電磁波によるノイズを低減するための配慮である。
図3は、パネルモジュールの構成を示す要部断面図である。
図3に示すパネルモジュール21は、有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機ELとする)材料を用いた発光素子を画素として構成されたものであり、一般には有機ELディスプレイパネルなどと呼ばれる。パネルモジュール21は、基板102と封止基板104とが封止樹脂105を介して貼り合わされて構成され、封止された空間109には窒素ガスなどの不活性ガスが充填されている。
パネルモジュール21は、基板102の面内方向において、表示領域106、ダミー領域107、フレキシブルケーブル24などから構成されている。表示領域106において、基板102には、隔壁としてのバンク120…で仕切られた区画121…が形成され、各区画121ごとに発光素子130が形成されて画素を構成している。特に、カラー画像を表示するタイプのパネルモジュール21にあっては、R(赤)、G(緑)、B(青)の三原色に対応する発光素子130が、図の上方から見て所定のパターンを成すように形成されている。
発光素子130は、陽極131、陰極132の間に正孔注入材料の層および有機EL材料の層が挟持された層状構造を有している。正孔注入材料としては、ポリチオフェン誘導体のドーピング体などが用いられる。有機EL材料としては、電圧を印加することによって蛍光あるいは燐光を発光することが可能な公知の有機EL材料を用いることができる。具体的には、ポリフルオレン誘導体、パラフェニレンビニレン誘導体、ポリフェニレン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ポリチオフェン誘導体、ポリメチルフェニルシランなどのポリシラン系などが好適に用いられる。
基板102と発光素子130との間には、陽極131に供給する駆動電圧のスイッチング素子である駆動用TFT108などを含む駆動用回路部103が形成されている。駆動用回路部103には、駆動電圧を供給する駆動電圧導通部111や駆動用TFT108の制御信号を伝達する制御信号導通部(図示せず)が設けられており、表示部26の一辺側(図の右側)から延びるフレキシブルケーブル24と電気的に接続されている。
上述の構成において、フレキシブルケーブル24を介した電気信号の制御により発光素子130の陽極131に電圧が印加されると、陽極131から正孔注入材料の層を介して正孔が、陰極132から電子が有機EL材料の層に注入される。そして、有機EL材料の層に注入された正孔と電子とが結合することにより有機EL材料が発光し、映像が表示される。
尚、図3に示した有機ELディスプレイパネルは、あくまでも一例であり、この他にも、液晶ディスプレイパネル、プラズマディスプレイパネル、電気泳動ディスプレイパネルなど、映像を電気的に表示することができるものであればどのようなものでも用いることができる。
図4は、表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
図4に示すように、表示装置5は制御ボックス22の中に、無線通信回線2と接続可能な高周波通信部40と、統括的な制御を行うCPU41と、各種制御に関する情報を記憶するROM42と、視覚コンテンツおよび音声コンテンツに係るデータのバッファやワークメモリとして機能するRAM43と、パネルモジュール21の表示制御を行う表示制御部44と、音声コンテンツをラジオ電波の信号に変換する送信回路45と、当該ラジオ電波を発信するアンテナ部28と、を備えている。
通信手段としての高周波通信部40は、無線通信回線2を通じてコンテンツ分配手段としての管理装置4と各種情報の通信を行う。上記各種情報には、視覚コンテンツおよび音声コンテンツに係るデジタルデータや、これら視覚コンテンツおよび音声コンテンツの供給タイミングを計るためのタイミング信号、表示装置5の設定を行うためのコマンドデータなどが含まれる。尚、無線通信回線2は単方向、双方向を問わない。
ここで、管理装置4は表示装置5とセットで使用される装置であり、複数の表示装置5に対して同時に上記各種情報を配信することができる。尚、無線通信回線2に代えて、有線通信回線により上述した各種情報の送受信を行う構成とすることも可能である。
視覚コンテンツに係るデジタルデータは、RAM43に一旦記憶され、タイミング信号に基づいて順次表示制御部44に送られる。表示制御部44は、RAM43から送られてきたデータを制御信号に変換し、発光素子130(図3参照)を発光させて視覚コンテンツを表示させる(図1参照)。
音声コンテンツに係るデジタルデータは、RAM43に一旦記憶され、タイミング信号に基づいて順次送信回路45に送られる。送信回路45は、RAM43から送られてきたデータをラジオ電波の信号、例えば、FM放送帯域(日本国内では76MHz〜90MHz)でFM変調されたアナログ信号に変換し、アンテナ部28からラジオ電波として発信する。
コマンドデータは、RAM43に一旦記憶され、ROM42に記憶されている情報を参照してCPU41により内容が解析される。コマンドの内容により、例えば、CPU41は、送信回路45において生成されるラジオ電波の強度や変調周波数などを変えることができる。また、CPU41はさらに、設定されている変調周波数を示すテキストコンテンツを生成し、表示制御部44を介してパネルモジュール21に当該テキストコンテンツを表示することもできる(図1参照)。
(広告システム)
次に、図5、図6を参照して、上述の表示装置を用いた広告システムについて説明する。図5は、第1実施形態に係る広告システムの構成図である。図6は、鉄道車両内における表示装置の配置の一例を示す平面図である。
広告システム1は、図5に示すように、各車両6A,6B…にそれぞれ設置された複数(本実施形態では1両につき6台)の表示装置5A−1〜5A−6,5B−1〜5B−6…を備えている。ここで、表示装置5A−1〜5A−6,5B−1〜5B−6…は、それぞれ上述した表示装置5(図1〜図4参照)と同じものである。また、広告システム1は、車両6Aにコンテンツ分配手段としての管理装置4を備えており、管理装置4と各表示装置5(5A−1〜5A−6,5B−1〜5B−6…)とは無線通信回線2を通じて通信可能となっている。尚、変形例として、無線通信回線2に代えて有線通信回線を利用する態様とすることもできるし、管理装置4を車両外(例えば駅など)に設置することもできる。
車両6Bは、図6に示すように、通路13を挟んで対面するように座席11…が設置され、車両6Bの両側に乗降ドア12…が設けられた、いわゆる通勤列車の車両である。そして、表示装置5B−1〜5B−6は、通路13に沿って一定の距離をおいて、または背面同士を合わせた状態で、吊り下げ広告のように天井14(図1参照)に取り付けられている。
図5、図6において、視覚コンテンツおよび音声コンテンツに係る電磁的情報は、管理装置4から無線通信回線2を通じて各表示装置5に配信される。そして、各表示装置5の表示面26には配信された視覚コンテンツがそれぞれ表示され、また、アンテナ部28からは音声コンテンツに係るラジオ電波がそれぞれ配信される。
ここで、各表示装置5は、個体毎またはグループ毎に異なる内容のコンテンツ(視覚コンテンツおよび音声コンテンツ)を供給するようになっている。より具体的には、管理装置4が、コンテンツに係るデータやタイミング信号をそれぞれ違えて表示装置5に配信することで実現されている。
例えば、図6においては、Aグループとしての表示装置5B−1、Bグループとしての表示装置5B−2,5B−3、Cグループとしての表示装置5B−4,5B−5、Dグループとしての表示装置5B−6が、互いに異なる視覚コンテンツを表示し、また、互いに異なる音声コンテンツを配信している。尚、互いに異なるとは、全体の内容は同一であって供給のタイミングのみが互いに異なっている場合も含まれる。
図6において、A〜Dグループに係る音声コンテンツは、発信源となる各表示装置5B−1〜5B−6の周囲の領域17A〜17Dにそれぞれ同一周波数で配信される。このとき、異なるグループの音声コンテンツに係るラジオ電波は互いに干渉しないようになっており、具体的には、ラジオ電波の強度を表示装置5B−1〜5B−6の配置に合わせて調整することで対応している。各表示装置5B−1〜5B−6におけるラジオ電波の強度は、管理装置4(図4参照)からのコマンドにより個体毎に変えることができるので、車両6Bの広さや表示装置5B−1〜5B−6の配置に合わせて容易に対応することが可能である。
図6において、各表示装置5B−1〜5B−6は、視覚コンテンツを表示する表示面26と音声コンテンツを配信するアンテナ部28とを一体に備えている。このため、各表示装置5B−1〜5B−6に係る視覚コンテンツおよび音声コンテンツは、内容的且つ空間的にある程度の一体性を有して車両6B内に供給されることになり、乗客は、その位置によって視覚コンテンツおよび当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツを同時に選択することができるようになる。
例えば、表示装置5B−3が供給するコンテンツ(視覚コンテンツと音声コンテンツ)を受けたい乗客は、表示装置5B−3の表示面26を臨む位置であって領域17Bの範囲内の位置に移動することで、当該コンテンツを受けることができる。また、途中で表示装置5B−4が供給するコンテンツを受けたいと思えば、同調周波数を変えることなく、表示装置5B−4の表示面26を臨む位置であって領域17Cの範囲内の位置に移動すればよい。音声コンテンツは、ラジオ電波による無線配信であるため、有線配信のように当該音声コンテンツを受ける乗客の移動の自由が大きく拘束されることがなく、乗客の出入りの激しい通勤列車の車両においても好適に利用できる。
また、上述の広告システム1の変形例として、各表示装置5毎またはグループ毎に、音声コンテンツに係るラジオ電波の周波数を違える構成とすることもできる。このようにすることで、互いに異なる音声コンテンツ間の干渉を確実に防ぐことができ、また、表示装置5の配置やコンテンツの割り当てなどについても自由度が増す。例えば、近接して配置されている二つの表示装置5(例えば、図6における表示装置5B−2および5B−3)に対してそれぞれ異なるコンテンツを割り当てることも可能である。
この変形例の態様で広告システム1を構成する場合であっても、ラジオ電波の周波数は管理装置4(図4参照)からのコマンドにより個体毎に変えることができるので、対応が容易である。また、設定された周波数は、視覚コンテンツと共に表示面26にテキストコンテンツとして表示されるので(図1参照)、乗客は選択した視覚コンテンツに合わせて容易に音声コンテンツに係るラジオ電波を選択することができる。
また、上述の広告システム1を構成する際には、表示装置5が配信する音声コンテンツと広域ラジオ放送のコンテンツとが互いに干渉しないように、あるいは、鉄道車両のすれ違いの際に、それぞれの車両に係る音声コンテンツが互いに干渉しないように、表示装置5から配信するラジオ電波の周波数に配慮することが好ましい。このような事情に対しても、ラジオ電波の周波数は管理装置4からのコマンドにより個体毎に変えることができるので、対応が容易である。
(第2実施形態)
次に、図7を参照して第2実施形態に係る広告システムについて説明する。尚、以下では、第1実施形態と重複する内容については説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図7は、第2実施形態に係る広告システムの構成図である。
広告システム51は、図7に示すように、各車両6A,6B…毎に配置された車両端末52A,52B…と、各車両端末52A,52B…とケーブル53A,53B…を介してそれぞれ接続された表示手段としてのパネルモジュール21A−1〜21A−6,21B−1〜21B−6…とを備えている。ここで、パネルモジュール21A−1〜21A−6,21B−1〜21B−6…は、それぞれ上述したパネルモジュール21(図1〜図4参照)と同じものである。
各車両端末52A,52B…は、視覚コンテンツおよび当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツに係るデジタルデータを記憶する記憶装置(ハードディスクなど)や、パネルモジュール21A−1〜21A−6,21B−1〜21B−6…の表示制御を行う表示制御部、音声コンテンツをラジオ電波に変換する送信回路、ラジオ電波を発信する音声配信手段としてのアンテナなどを備えている。
各車両端末52A,52B…は、ケーブル53A,53Bを介してパネルモジュール21A−1〜21A−6,21B−1〜21B−6…にそれぞれ独立した視覚コンテンツに係る制御信号を送り、当該視覚コンテンツを表示させる。すなわち、車両端末52A,52B…は、コンテンツ分配手段として機能している。また、各車両端末52A,52B…は、パネルモジュール21A−1〜21A−6,21B−1〜21B−6…に表示させる視覚コンテンツに対応する音声コンテンツを、それぞれ周波数を違えたラジオ電波として各車両6A,6B…内の全体に配信する。かくして、乗客は、自身の選択によって多様な視覚コンテンツと音声コンテンツを受けることができる。尚、パネルモジュール21A−1〜21A−6,21B−1〜21B−6…には、それぞれが表示する視覚コンテンツに対応する音声コンテンツに係る周波数が表示されるようになっており、すなわち、パネルモジュール21A−1〜21A−6,21B−1〜21B−6…は、周波数表示手段としても機能している。
この第2実施形態のように、本発明の広告システムは、表示手段と音声配信手段とを別体として構成することもできる。また、複数の表示手段に対して一つの音声配信手段が対応するように構成することもできる。
本発明は上述の実施形態に限定されない。
例えば、本発明の広告システムは、上述の鉄道車両のほか、バスや旅客機などの旅客輸送手段においても適用できる。
また、音声配信手段から配信される信号は、デジタル信号であってもよく、この場合、デジタル信号に対応する受信端末により音声コンテンツを音声化することができる。
また、第1実施形態における表示装置は、内蔵の大容量記憶装置(例えば、ハードディスク)に視覚コンテンツないし音声コンテンツに係るデータが記憶されるようになっていてもよい。
また、各実施形態の各構成はこれらを適宜組み合わせたり、省略したり、図示しない他の構成と組み合わせたりすることができる。
表示装置の鉄道車両内における使用状態を示す図。 表示装置の概略構成を示す分解斜視図。 パネルモジュールの構成を示す要部断面図。 表示装置の電気的構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る広告システムの構成図。 鉄道車両内における表示装置の配置の一例を示す平面図。 第2実施形態に係る広告システムの構成図。
符号の説明
1…広告システム、2…無線通信回線、4…コンテンツ分配手段としての管理装置、5(5A−1〜5A−6,5B−1〜5B−6)…表示装置、6A,6B…車両、10…配信信号としてのラジオ電波、11…座席、12…乗降ドア、13…通路、14…天井、16…受信端末、17A〜17D…領域、21(21A−1〜21A−6,21B−1〜21B−6)…表示手段および周波数表示手段としてのパネルモジュール、22…制御ボックス、23…筐体、23a…側面、24…フレキシブルケーブル、24a…コネクタ部、25…回転軸、26…表示面、26a…コーナー部、27…軸受け,28…音声配信手段としてのアンテナ部、29…開口窓、30…取り付け部、31…貫通孔、40…通信手段としての高周波通信部、41…CPU、42…ROM、43…RAM、44…表示制御部、45…送信回路、51…広告システム、52A,52B…コンテンツ分配手段としての車両端末、53A,53B…ケーブル。

Claims (14)

  1. 旅客輸送手段内において視覚コンテンツと当該視覚コンテンツに対応する音声コンテンツとを供給する広告システムであって、
    前記旅客輸送手段内の各所に配置された、前記視覚コンテンツを電気的に表示する複数の表示手段と、
    前記音声コンテンツを無線配信する音声配信手段と、を備え、
    一の前記音声コンテンツは、他の前記音声コンテンツと互いに干渉しないように配信されることを特徴とする広告システム。
  2. 前記音声配信手段は、前記一の音声コンテンツと前記他の音声コンテンツとを、互いに異なる周波数で配信することを特徴とする請求項1に記載の広告システム。
  3. 前記音声配信手段が、前記複数の表示手段の個々と対をなして複数配置されている請求項1に記載の広告システムであって、
    前記一の音声コンテンツは、当該一の音声コンテンツに対応する前記視覚コンテンツを表示する前記表示手段と対をなす前記音声配信手段から配信され、
    当該一の音声コンテンツは、当該表示手段の周囲の領域であって、前記他の音声コンテンツが配信されない領域に配信されることを特徴とする広告システム。
  4. 前記複数の音声配信手段は、それぞれ同一の周波数で前記音声コンテンツを配信することを特徴とする請求項3に記載の広告システム。
  5. 前記表示手段と前記音声配信手段とが一体に構成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の広告システム。
  6. 前記音声配信手段は、ラジオ電波により前記音声コンテンツを配信することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の広告システム。
  7. 少なくとも前記視覚コンテンツに係る電磁気的情報を、前記複数の表示手段にそれぞれ供給するコンテンツ分配手段をさらに備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の広告システム。
  8. 視覚コンテンツを電気的に表示する表示手段と、
    音声コンテンツを無線配信する音声配信手段と、を備えることを特徴とする垂下式の表示装置。
  9. 前記音声コンテンツに係る配信信号の強度が可変であることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記音声コンテンツに係る配信信号の周波数が可変であることを特徴とする請求項8または9に記載の表示装置。
  11. 前記配信信号の周波数を表示する周波数表示手段を備えることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一項に記載の表示装置。
  12. 前記音声配信手段は、ラジオ電波により前記音声コンテンツを配信することを特徴とする請求項8ないし11のいずれか一項に記載の表示装置。
  13. 通信回線に接続可能な通信手段を備えることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか一項に記載の表示装置。
  14. 前記音声コンテンツに係る配信信号を発信するアンテナ部が、前記表示手段の表示面におけるコーナー部の近傍に配設されていることを特徴とする請求項8ないし13のいずれか一項に記載の表示装置。
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