JP2006258873A - カラーフィルターの修正方法およびカラーフィルター - Google Patents
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Abstract
本発明は、ピンホール等色ヌケ部、異物混入、付着と言ったカラーフィルターの欠陥を、容易、且つ、良好に修復し、製造コスト削減が可能なカラーフィルター修正方法およびカラーフィルターを提供することを課題とする。
【解決手段】
透明基板上に、遮光層及び、各色の着色層を、所定パターンで配列して構成されたカラーフィルターの遮光層、若しくは着色層に発生したピンホール欠陥や異物欠陥を修正する修正方法において、修正箇所に予め下塗り層(バインダー層)を形成した後に、遮光層及び各色の着色層に対応する着色材料を塗布して、ピンホール欠陥や異物欠陥を修正するカラーフィルターの修正方法およびこの修正方法によて修正されたカラーフィルターを提供する。
【選択図】 図1
Description
また、インクジェットヘッドから、着色インキをピンホール等色ヌケ部に吐出し、修正する方法が提案されている。(特許文献3、4参照)。
通常、カラーフィルターの遮光層や着色層にピンホール等の色ヌケや異物欠陥が発生した場合に、修正前に欠陥部は紫外〜赤外レーザ光照射で適当な大きさに取り除く作業が行なわれる。以下レーザリペアと称する。レーザ照射の大きさは30μmから100μmで、形状は正方形、長方形、平行四辺形などがある。欠陥部の形状や大きさを画一的にすることで、塗布する修正インキ量の定量化や修正手順の作業標準化ができる利点がある。
透明基板上に、遮光層及び、各色の着色層を、所定パターンで配列して構成されたカラーフィルターの遮光層及び若しくは各色の着色層に発生したピンホール欠陥を、被覆する修正方法において、修正箇所に予め下塗り層(バインダー層)を形成した後に、遮光層及び若しくは各色の着色層に対応する着色材料を塗布して、ピンホール欠陥を修正することを特徴とするカラーフィルターの修正方法である。
透明基板上に、遮光層及び、各色の着色層を、所定パターンで配列して構成されたカラーフィルターの遮光層及び若しくは各色の着色層に発生した異物欠陥を、紫外から赤外の中から選択されるレーザ光照射で除去した後、被覆する修正方法において、修正箇所に予め下塗り層(バインダー層)を形成した後に、遮光層及び若しくは各色の着色層に対応する着色材料を塗布して、欠陥を修正することを特徴とするカラーフィルターの修正方法である。
前記下塗り層(バインダー層)は、遮光層及び若しくは各色の着色層に発生した欠陥部が紫外から赤外の中から選択されるレーザ光照射で取り除かれた後に、透明基板上を被覆することを特徴とする請求項1又は2記載のカラーフィルターの修正方法である。
透明基板上に、遮光層及び、各色の着色層を、所定パターンで配列して構成されたカラーフィルターにおいて、遮光層及び若しくは各色の着色層のピンホール欠陥が、下塗り層(バインダー層)と、遮光層及び若しくは各色の着色層に対応する着色材料によってピンホール欠陥が修正されていることを特徴とするカラーフィルターである。
正について説明する。他方式によって形成されたカラーフィルターの場合も、修正方法の差は特に無い。
遮光層11の修正は、遮光層製造ラインに付随する光学的な検査機(図示せず)を用いて、遮光層内外の異物と、遮光層内のピンホールを検出し、欠陥種類、位置、大きさで分類、NG(不良判定)規格となる欠陥位置情報を記録した後、レーザリペア機構及び、リペア修正機構を使用して実施する。光学的な検査機による欠陥の検出は、遮光層11が形成されている上面から検査光を照射し、反射光及び透過光をCCDカメラで受光し、カラーフィルター全体を走査しながら、CCDカメラからの信号強度を、パターン毎に比較解析することで実施する。
着色層12の修正は、前記遮光層と同様に、RGB各色の着色層製造ラインに付随する光学的な検査機(図示せず)を用いて、着色層内の異物42とピンホール41を検出し、欠陥種類、位置、大きさで分類、NG規格となる欠陥位置情報を記録した後、レーザリペア機構及び、リペア修正機構によって実施する。通常は、RGB各色の着色層、場合によっては、反射表示用RGBを含めた各色の着色層が形成された後、透明電極14が形成される前に、修正が行われる。
ここでリペア修正機構の方式に制約はない。また、最初に行うレーザリペア機構22によるピンホールの大きさの修正は、必要に応じて行えばよく、省略することもできる。
<実施例1>
[着色材の調整]
メタクリル酸20部、メチルメタクリレート10部、ブチルメタクリレート55部、ヒドロキシエチルメタクリレート15部を、乳酸ブチル300gに溶解し、
窒素雰囲気下でアゾビスイソブチルニトリル0.75部を加えて70℃にて5時間の反応によりアクリル共重合樹脂を得た。アクリル共重合樹脂を樹脂濃度が10%になるようにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで希釈し、アクリル共重合樹脂液の希釈液とした。希釈液80.1gに対し、RGB用顔料及びカーボンブラック各19.0g、分散剤0.9gを添加し、3本ロールにて混練し、黒色、R、G、Bの各着色ワニスを得た。各色の着色ワニスに、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを添加して顔料濃度が12〜15%、粘度が50mPa・sとなるよう調整し、黒色、R、G、B各色の着色材を製作した。
修正後のカラーフィルターは、オーブンによる200℃15分の乾燥で、各色着色材の熱硬化を行った後、ITO工程以降の後工程を実施し、修正部と周囲との色差が5以下であり、目視では修正部を認識し得ず、修正部周辺の平坦性が良好なカラーフィルターを得ることができた。
2…修正装置
3…リペア修正機構
10…ガラス基板
11…遮光層
12…着色層
13…下塗り層(バインダー層)
14…透明電極
15…MVA層
16…PS層
20…移動ステージ
21…レーザリペア機構(紫外〜赤外レーザ)
22…レーザリペア機構(紫外レーザ)
23…修正用インキ塗布部(下塗り層形成用)
24…修正用インキ塗布部(遮光層修正用)
25…修正用インキ塗布部(RGB着色層修正用)
31…ピンホール欠陥(遮光層内)
32…異物欠陥(遮光層内)
33…異物欠陥(遮光層外)
34…修正部(遮光層内)
41…ピンホール欠陥(着色層内)
42…異物欠陥(着色層内)
43…修正部(着色層内)
Claims (4)
- 透明基板上に、遮光層及び、各色の着色層を、所定パターンで配列して構成されたカラーフィルターの遮光層及び若しくは各色の着色層に発生したピンホール欠陥を、被覆する修正方法において、修正箇所に予め下塗り層(バインダー層)を形成した後に、遮光層及び若しくは各色の着色層に対応する着色材料を塗布して、ピンホール欠陥を修正することを特徴とするカラーフィルターの修正方法。
- 透明基板上に、遮光層及び、各色の着色層を、所定パターンで配列して構成されたカラーフィルターの遮光層及び若しくは各色の着色層に発生した異物欠陥を、紫外から赤外の中から選択されるレーザ光照射で除去した後、被覆する修正方法において、修正箇所に予め下塗り層(バインダー層)を形成した後に、遮光層及び若しくは各色の着色層に対応する着色材料を塗布して、欠陥を修正することを特徴とするカラーフィルターの修正方法。
- 前記下塗り層(バインダー層)は、遮光層及び若しくは各色の着色層に発生した欠陥部が紫外から赤外の中から選択されるレーザ光照射で取り除かれた後に、透明基板上を被覆することを特徴とする請求項1又は2記載のカラーフィルターの修正方法。
- 透明基板上に、遮光層及び、各色の着色層を、所定パターンで配列して構成されたカラーフィルターにおいて、遮光層及び若しくは各色の着色層のピンホール欠陥が、下塗り層(バインダー層)と、遮光層及び若しくは各色の着色層に対応する着色材料によってピンホール欠陥が修正されていることを特徴とするカラーフィルター。
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JP2005072624A JP2006258873A (ja) | 2005-03-15 | 2005-03-15 | カラーフィルターの修正方法およびカラーフィルター |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013080148A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタの修正方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02262603A (ja) * | 1988-11-08 | 1990-10-25 | Kyodo Printing Co Ltd | パターンの修正方法 |
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2005
- 2005-03-15 JP JP2005072624A patent/JP2006258873A/ja active Pending
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JP2013080148A (ja) * | 2011-10-05 | 2013-05-02 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタの修正方法 |
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