JP2006257617A - 衣装製作キット - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の衣装に応用できる基本的な形状を予め形成した衣装製作のためのキットを準備しておき、役柄に応じて必要な個別の形状に加工するだけで、各役柄用の衣装が容易に製作できること。
【解決手段】本発明の衣装製作キットは、衣装製作キットであって、シート材の材料を筒状に形成した衣装素材を備えていることを特徴とし、筒状の前記衣装素材の一部には、縮径方向の弾性復元力が付与された弾性部材を備えている。また、前記衣装素材には、シャツ状衣装を製作するために、胴部の下部開口と、首部の上部開口と、両袖用の側部開口とが形成されている。また、前記衣装素材には、ズボン状衣装を製作するために、腰部の上部筒状部と、この上部筒状部の下方に延設された両足用の一対の筒状部とが形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、演劇等において着用するための衣装を製作するためのキットに関するものである。
小学校や幼稚園などにおいて、発表会の劇に児童や園児が用いる衣装は、母親などがその都度生地を裁断して、縫製もしくは接着等して作成していた。
これは、生地の素材として不織布を用いる場合でも同様であった。
例えば、ピータンパン役の衣装と、魔女役の衣装を製作する場合には、それぞれの衣装のために、生地を裁断して、それぞれの形状に縫製していた。
複数の、類似の衣装を製作する場合も、それぞれの衣装用に生地を裁断して、縫製することが行われていた。
ところが、上述したような従来のやり方では、生地の裁断からしなければいけないので、母親などの負担が大きいという問題があった。
そこで、本発明は、種々の衣装に応用できる基本的な形状を予め形成した衣装製作のためのキットを準備しておき、役柄に応じて必要な個別の形状に加工するだけで、各役柄用の衣装が容易に製作できることを目的としてなされたものである。
本発明にかかる請求項1の衣装製作キットは、衣装製作キットであって、シート材の材料を筒状に形成した衣装素材を備えていることを特徴としている。
請求項2では、筒状の前記衣装素材の一部には、縮径方向の弾性復元力が付与された弾性部材を備えていることを特徴としている。
請求項3では、前記衣装素材には、シャツ状衣装を製作するために、胴部の下部開口と、首部の上部開口と、両袖用の側部開口とが形成されていることを特徴としている。
請求項4では、前記衣装素材には、ズボン状衣装を製作するために、腰部の上部筒状部と、この上部筒状部の下方に延設された両足用の一対の筒状部とが形成されていることを特徴としている。
本発明の請求項1の衣装製作キットは、予めシート材の材料を筒状に形成した衣装素材を備えているので、首部の開口や両袖用の開口を加工するだけでシャツ状衣装を製作でき、腰部の筒状部の下方に両足用の一対の筒状部を形成するだけでズボン状衣装を簡単に製作でき、スカート状衣装も簡単に製作することができる。
請求項2では、筒状の前記衣装素材の一部には、縮径方向の弾性復元力が付与された弾性部材を備えているので、着用したときにずり落ちることの無い衣装を簡単に製作することができる。
請求項3の発明では、前記衣装素材には、シャツ状衣装を製作するために、胴部の下部開口と、首部の上部開口と、両袖用の側部開口とが形成されているので、装飾などの追加の加工を施すだけでシャツ状衣装を完成させることができる。
請求項4の発明では、前記衣装素材には、ズボン状衣装を製作するために、腰部の上部筒状部と、この上部筒状部の下方に延設された両足用の一対の筒状部とが形成されているので、装飾などの追加の加工を施すだけでズボン状衣装を完成させることができる。
以下に、本発明にかかる衣装製作キットを、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
図1には、本発明にかかる請求項1の衣装製作キットの実施形態として、シート材の材料を筒状に形成した各種の衣装素材を示している。
図1の(a)は、帽子を形成するに適した形状の衣装素材2であり、上下が開口した筒状の素材2Aの下部には、縮径方向の弾性復元力が付与されたゴム紐などの弾性部材2Bを備えている。
図1の(b)は、シャツ状衣装を形成するに適した形状の衣装素材1であり、筒状の素材で形成された胴部の下部開口1Aと、首部の上部開口1Bと、両袖1Cとが形成されている。
図1の(c)は、ズボン状衣装を形成するに適した形状の衣装素材4であり、筒状の素材に、腰部の上部筒状部4Aと、この上部筒状部の下方に延設された両足用の一対の筒状部4Bとが形成されている。
図1の(d)は、ベスト状のシャツ状衣装を形成するに適した形状の衣装素材3であり、前が縦に分離して一部が重ねられた形状の筒状素材であり、胴部の下部開口3Aと、首部の上部開口3Bと、両袖用の側部開口3Cとが形成されている。
図1の(e)は、ワンピース状のシャツ状衣装を形成するに適した形状の衣装素材5であり、若干末広がりに形成された筒状の素材に、裾部の下部開口5Aと、首部の上部開口5Bと、両袖用の側部開口5Cとが形成されている。
図1の(f)は、マントやスカート状の衣装を形成するに適した形状の衣装素材6であり、大きく末広がりに形成されたほぼ円錐台状の素材に、上部には縮径方向の弾性復元力が付与されたゴム紐などの弾性部材6Aを備え、全体的に縦のひだが形成されている。
以上の各素材は、数種類の色のものを揃えておくとよい。これらの素材に、テープや色紙などを飾りつけして、ベルトや小物を不織布などで作って取り付けるとよい。
図1に示した各種の素材を用いて製作した劇用の衣装の例を図2、3に示した。
図2の(a)に示した衣装はピーターパン用の衣装であり、図2の(b)に示したように、図1の(a)に示した衣装素材2の上部を二カ所絞って整えて製作した帽子21と、図1の(e)に示したと衣装素材5の裾をギザギザに切って加工するとともに、ベルトを付け、肩の部分に同色の不織布を付けて製作した服51とを組み合わせたものである。色も適宜選択するとよいが、例えば、前記衣装素材5は緑色とし、ベルトは黄色とする。
この衣装は、各衣装素材から10分ほどで製作することができる。
図3の(a)に示した衣装はアラビアンナイト用の衣装であり、図1の(a)に示した衣装素材2の上部をまとめて鉢巻き状の不織布を巻いて製作した帽子22と、図1の(d)に示したと衣装素材3に装飾を施して製作したベスト32と、図1の(c)に示した衣装素材4の両足の裾を絞って製作したズボン42とを組み合わせたものである。
この衣装は、各衣装素材から10分ほどで製作することができる。
以上のような、各種の加工方法に限らず、図1の(f)の衣装素材6の前を切り開いてマントを製作することもできる。また、各素材を不織布で作ると切断した縁の部分はほつれにくい。もちろん、材料が不織布に限定されるものではない。
子供用に限らず、大人用の各種パーティーやイベントの衣装や、仮装用に応用することもできる。
本発明にかかる衣装製作キットの実施の形態の構成を示した構成図である。 本発明にかかる衣装製作キットを用いて、実施例の衣装を製作するための説明図である。 本発明にかかる衣装製作キットを用いて、実施例の衣装を製作するための説明図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6 衣装素材

Claims (4)

  1. 衣装を簡単に製作するために予め部分的な加工が施された衣装製作キットであって、
    シート材の材料が予め筒状に形成されてなる衣装素材を備えていることを特徴とする衣装製作キット。
  2. 筒状の前記衣装素材の一部には、縮径方向の弾性復元力が付与された弾性部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の衣装製作キット。
  3. 前記衣装素材には、シャツ状衣装を製作するために、胴部の下部開口と、首部の上部開口と、両袖用の側部開口とが形成されていることを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の衣装製作キット。
  4. 前記衣装素材には、ズボン状衣装を製作するために、腰部の上部筒状部と、この上部筒状部の下方に延設された両足用の一対の筒状部とが形成されていることを特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載された衣装製作キット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005133264A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Gunze Ltd 自由にカットできる衣類

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