JP2006256500A - エアバッグカバー及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外観上の欠点がエアバッグカバーの表面に生じることが防止されたエアバッグカバー及びその製造方法を提供する。
【解決手段】金型6から脱型されたエアバッグカバー1は、直ちに治具21に納められ、ベース23の下側に移動される。次いで、油圧装置25によってベース23が下降し、治具21に保持されたエアバッグカバー1を上方から押え付けて固定する。しかる後、油圧シリンダ24がロッド突出作動し、刺入体4の刃4bがエアバッグカバー1に押し込まれる。これにより、エアバッグカバー1の裏面には、該裏面に対し角度θにて傾斜したテアライン2が形成される。その後、油圧シリンダ24がロッド後退動作し、刃4bがベース23内に退避する。次いで、油圧装置25が動作してベース23が上昇する。治具21をベース23の下方から取出作業位置に移動させ、治具21からエアバッグカバーを取り出す。
【選択図】図1
【解決手段】金型6から脱型されたエアバッグカバー1は、直ちに治具21に納められ、ベース23の下側に移動される。次いで、油圧装置25によってベース23が下降し、治具21に保持されたエアバッグカバー1を上方から押え付けて固定する。しかる後、油圧シリンダ24がロッド突出作動し、刺入体4の刃4bがエアバッグカバー1に押し込まれる。これにより、エアバッグカバー1の裏面には、該裏面に対し角度θにて傾斜したテアライン2が形成される。その後、油圧シリンダ24がロッド後退動作し、刃4bがベース23内に退避する。次いで、油圧装置25が動作してベース23が上昇する。治具21をベース23の下方から取出作業位置に移動させ、治具21からエアバッグカバーを取り出す。
【選択図】図1
Description
本発明は、テアラインを有したエアバッグカバーを製造する方法と、この方法により製造されたエアバッグカバーとに関する。
なお、エアバッグカバーとしては、エアバッグ装置のモジュールカバーや、エアバッグ及びインフレータが背後側に配置されるインストルメントパネル等の内装パネルなどが例示される。
エアバッグカバーとして、エアバッグが膨張するときに開裂を開始させるためのテアラインが設けられているものがある。このテアラインを有したエアバッグカバーの製造方法として、特開2000−264159号の図9には、エアバッグカバーを金型で製造した後、脱型し、このエアバッグカバーの裏面に刃又はピンを刺入することによりテアラインを形成することが記載されている。
特開2000−264159号
上記特開2000−264159号のエアバッグカバーの製造方法では、刃又はピンをエアバッグカバーの裏面に対し垂直に刺入しているが、このようにすると、刃又はピンの刺入圧力がエアバッグカバーの表(おもて)面に伝播し、該表面に圧痕様部が生じ、外観上の欠点となることがある。
本発明は、かかる外観上の欠点がエアバッグカバーの表面に生じることが防止されたエアバッグカバー及びその製造方法を提供することを目的とする。
請求項1のエアバッグカバーの製造方法は、エアバッグカバーを、金型にて成形する工程と、該金型から脱型した後、裏面のテアライン形成予定部に刺入体を刺入してテアラインを形成する工程とによって製造する方法において、該刺入体を該裏面に対し傾斜方向に刺入することを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグカバーの製造方法は、請求項1において、前記刺入角度が30゜〜60゜であることを特徴とするものである。
請求項3のエアバッグカバーの製造方法は、請求項1又は2において、該刺入体を加温手段で加温することを特徴とするものである。
請求項4のエアバッグカバーの製造方法は、請求項1ないし3のいずれか1項において、該刺入体に離型性コーティングが施されていることを特徴とするものである。
請求項5のエアバッグカバーは、請求項1ないし4のいずれか1項の方法によって製造されたものである。
エアバッグカバーの裏面に刺入体を斜めに刺入すると、エアバッグカバーの表面に対して刺入体から伝播する圧迫力が軽減される。このため、該表面に圧痕様の欠点が生じることが防止される。
この刺入角度を30゜〜60゜とすることにより、欠点が確実に防止されると共に、開裂特性が良好なテアラインが形成される。
刺入体を加温することにより、刺入体と接したエアバッグカバーの温度低下が防止又は抑制され、刺入体の刺入抵抗が小さくなる。
刺入体に離型性コーティングを施しておくことにより、刺入抵抗が小さくなると共に、樹脂屑の付着が防止される。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。第1図は実施の形態に係る金型を用いて成形されたエアバッグカバーを示すものであり、(a)図は正面図、(b)図は(a)図のB−B線断面図、第2図は刺入体の正面図、第3図は別の刺入体の斜視図、第4図はエアバッグカバーの製造工程を示す模式図、第5図は刺入機構を示す断面図である。
この実施の形態では、エアバッグカバー1は助手席用エアバッグ装置のモジュールカバーである。このエアバッグカバー1にテアライン2が設けられている。このテアライン2は、エアバッグカバー1の裏面に沿って延在する溝よりなる。この実施の形態では、テアライン2は第1図(a)の通りH字形に延設されているが、コ字形、「日」字形(8字形)などであってもよい。
このテアライン2は、エアバッグカバー1を成形した後、第2図又は第3図に示す刺入体3又は4を刺入することにより形成されたものである。
第2図の刺入体3は、長尺棒状のベース3aに対し多数のニードル3bを立設したものである。この実施の形態では、ニードル3bは先の尖った円錐形である。各ニードル3bは、基端側同士を当接させるようにして一列に配列されている。ただし、ニードル3b同士は離隔されていてもよい。また、ニードルの形状は図示以外であってもよく、例えば先端側のみが尖っていてもよい。
第3図の刺入体4は、長尺棒状のベース4aに対し刃(ブレード)4bを取り付けるか、又は一体に設けたものである。
これらのベース3a,4aには電気ヒーターや、温水等の温熱媒体の流路孔などよりなる加温手段が設けられている。
この実施の形態では、刺入体3,4は、少なくともニードル3b又は刃4bに離型性コーティングが施されている。この離型性コーティングはフッ素樹脂の焼付けや、フッ素樹脂塗料の塗布等により形成することができる。
第4図の通り、このエアバッグカバー1を成形するための金型6は、コア型7とキャビティ型8とを有する。両者の間のキャビティに樹脂材料を射出装置10から射出し、この樹脂材料の硬化後、脱型することによりエアバッグカバー1が成形される。
なお、コア型7は固定プラテン11に保持され、キャビティ型8は可動プラテン12に保持されている。可動プラテン12はトグル機構13によってマシンベース14上を進退される。固定プラテン11には、金型6を型開きした後、エアバッグカバーを取り出すための取出し装置15が設けられている。
この金型5から脱型されたエアバッグカバー1に刺入体3又は4を刺入してテアライン2を形成するための設備は、テーブル20上にスライド可能に配置されたエアバッグカバー保持用治具21と、該テーブル20の上方に支柱22及び昇降ベース23を介して設置された油圧シリンダ24と、この油圧シリンダ24によって進退される前記刺入体3又は4とを有する。なお、昇降ベース23は昇降用油圧装置25によって昇降される。刺入体3又は4の刺入状況を監視するために、監視カメラ26が設置されている。
第5図の通り、油圧シリンダ24は、ロッド24aの進退方向を傾斜させてベース23に取り付けられている。このロッド24aに刺入体4が取り付けられている。この刺入体4は、ベース23に設けられたスリット状開口を通って下方へ突出可能とされている。なお、ロッド24aの進退方向とベース23の下面(水平面)とのなす角度θは30゜〜60゜特に35゜〜50゜とりわけ40゜〜45゜程度が好ましい。
金型6から脱型されたエアバッグカバー1は、直ちに治具21に納められ、ベース23の下側に移動される。次いで、油圧装置25によってベース23が下降し、治具21に保持されたエアバッグカバー1を上方から押え付けて固定する。しかる後、油圧シリンダ24がロッド突出作動し、刺入体4の刃4bがエアバッグカバー1に押し込まれる。これにより、エアバッグカバー1の裏面には、該裏面に対し角度θにて傾斜したテアライン2が形成される。
その後、油圧シリンダ24がロッド後退動作し、刃4bがベース23内に退避する。次いで、油圧装置25が動作してベース23が上昇する。治具21をベース23の下方から取出作業位置(第5図ではテーブル20の右端側)に移動させ、治具21からエアバッグカバーを取り出す。これにより、第1図に示したエアバッグカバー1が製造される。このエアバッグカバー1は、刺入体3又は4が斜めに刺入されたものであり、エアバッグカバー1の表面に伝播する刺入圧力が小さい。このため、エアバッグカバー1の表面に刺入痕よりなる欠点が発生せず、外観が良好である。この実施の形態では、刺入体3,4に離型性コーティングを施してあるので、刺入がスムーズであり、刺入時の抵抗が小さい。また、樹脂屑が付着することも防止される。
この実施の形態では、刺入体3,4に加温手段5を設けており、刺入動作時の刺入体3,4の温度を樹脂の融点よりも若干(例えば5〜20℃程度)低い温度に保つことができる。これにより、刺入体3,4を刺入したときに、刺入体3,4と接触した樹脂の降温とそれに伴う硬度上昇が回避され、刺入体3,4をスムーズに樹脂中に刺入することが可能となる。樹脂の種類によって異なるが、多くの樹脂の場合、刺入体温度を約160℃とするのが好ましい。脱型された成形品の温度は約80℃であることが多い。
本発明では、成形直後の製品温度を下げないように数秒で次の工程に移るのが好ましい。また、保持用治具にも温調装置を付け製品温度の低下を防ぐのが好ましい。また、刺入時の成形品温度と刺入体温度をなるべく高温とし、挿入抵抗を減少させるのが好ましい。
1 エアバッグカバー
2 テアライン
3,4 刺入体
3b ニードル
4b 刃
6 金型
15 取出し装置
20 テーブル
21 エアバッグカバー保持用治具
23 ベース
25 油圧装置
2 テアライン
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15 取出し装置
20 テーブル
21 エアバッグカバー保持用治具
23 ベース
25 油圧装置
Claims (5)
- エアバッグカバーを、金型にて成形する工程と、該金型から脱型した後、裏面のテアライン形成予定部に刺入体を刺入してテアラインを形成する工程とによって製造する方法において、
該刺入体を該裏面に対し傾斜方向に刺入することを特徴とするエアバッグカバーの製造方法。 - 請求項1において、前記刺入角度が30゜〜60゜であることを特徴とするエアバッグカバーの製造方法。
- 請求項1又は2において、該刺入体を加温手段で加温することを特徴とするエアバッグカバーの製造方法。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、該刺入体に離型性コーティングが施されていることを特徴とするエアバッグカバーの製造方法。
- 請求項1ないし4のいずれか1項の方法によって製造されたエアバッグカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005077471A JP2006256500A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | エアバッグカバー及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005077471A JP2006256500A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | エアバッグカバー及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006256500A true JP2006256500A (ja) | 2006-09-28 |
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ID=37096189
Family Applications (1)
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JP2005077471A Withdrawn JP2006256500A (ja) | 2005-03-17 | 2005-03-17 | エアバッグカバー及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006256500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115257619A (zh) * | 2022-08-29 | 2022-11-01 | 宁波均胜汽车安全系统有限公司 | 侧气帘安装结构 |
-
2005
- 2005-03-17 JP JP2005077471A patent/JP2006256500A/ja not_active Withdrawn
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