JP2006256239A - タイヤ加硫用成形金型の製造方法 - Google Patents

タイヤ加硫用成形金型の製造方法 Download PDF

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高田  昇
Takuzo Sano
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Abstract

【課題】セクターモールドのプロファイル面に、耐熱性の熱可塑性樹脂から成るパターン成形物を射出成形により一体的に、かつ一定ピッチで連続的に成形することで、タイヤ加硫用成形金型を短時間に精度良く製造できるタイヤ加硫用成形金型の製造方法を提供する。
【解決手段】下型2上の所定位置に予めプロファイル面Waを切削や研磨等により祖面加工し、水溶性還元剤で表面処理したアルミ合金等の金属製のセクターモールドWをプロファイル面Waを内面側としてセットする。そして、セクターモールドWのプロファイル面Wa上に、複数本のパターン成形部3を備えたパターン成形型4を着脱可能かつ樹脂が漏れないように嵌合させ、パターン成形型4のパターン成形部3に、ピンゲート5及び上型6に形成したランナー7を介して樹脂注入部8から溶融した熱可塑性樹脂Qを所定の圧力により射出成形して凹凸形状や溝形状等のパターン成形物を一体的に接着成形する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、タイヤ加硫用成形金型の製造方法にかかわり、更に詳しくは機械加工されたアルミ合金製のセクターモールドのプロファイル面に、耐熱性の熱可塑性樹脂組成物から成るパターン成形物を射出成形により一体的接着し、かつ一定ピッチで連続的に成形するタイヤ加硫用成形金型の製造方法に関するものである。
従来、タイヤ加硫用成形金型の製造方法として、石膏型を用いた金型鋳造法と、金型を用いたダイカスト鋳造法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来の製造方法は、金型の製造に多くの時間と手間がかかり、また鋳造法の欠点である冷却時の金属収縮による金型プロファイル面の振れの精度と鋳肌精度に問題があり、外観の良好なタイヤを製造することが難しいと言う課題があった。
特開2001−150444号公報
この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出されたもので、セクターモールドのプロファイル面に、耐熱性の熱可塑性樹脂組成物から成るパターン成形物を射出成形により一体的に、かつ一定ピッチで連続的に成形することで、タイヤ加硫用成形金型を短時間に,精度良く製造できるタイヤ加硫用成形金型の製造方法を提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、金属製のセクターモールドのプロファイル面に、耐熱性の熱可塑性樹脂組成物から成るパターン成形物を一体的に成形するタイヤ加硫用成形金型の製造方法であって、予めプロファイル面を祖面加工し、水溶性還元剤で表面処理した金属製のセクターモールドをプロファイル面を内面側として下型上の所定位置にセットし、前記セクターモールドのプロファイル面上に、パターン成形部を備えたパターン成形型を着脱可能に嵌合させ、前記パターン成形型のパターン成形部に、溶融した熱可塑性樹脂材料を所定の圧力により射出成形してパターン成形物を一体的に接着成形することを要旨とするものである。
ここで、前記セクターモールドが、アルミ合金であり、前記セクターモールドのプロファイル面上に、セクターモールドまたはパターン成形型のどちから一方を所定のピッチで移動させながら前記パターン成形型により一定のピッチでパターン成形物を一体的に接着成形するものである。
また、前記セクターモールドのプロファイル面上に、接着剤を塗布した後、前記パターン成形型により一定のピッチでパターン成形物を一体的に接着成形するもので、前記水溶性還元剤は、ヒドラジン,水素化ホウ素アルカリ金属または水素化アルミニウムアルカリ金属から選ばれた一つを使用し、前記耐熱性の熱可塑性樹脂組成物は、ポリブチレンテレフタレート系樹脂組成物を使用するものである。
このような製造方法によりタイヤ加硫用成形金型を製造することで、タイヤ加硫用成形金型を短時間に,精度良く製造できるものである。
この発明は、上記のように金属製のセクターモールドのプロファイル面に、耐熱性の熱可塑性樹脂組成物から成るパターン成形物を一体的に成形するタイヤ加硫用成形金型の製造方法であって、予めプロファイル面を祖面加工し、水溶性還元剤で表面処理した金属製のセクターモールドをプロファイル面を内面側として下型上の所定位置にセットし、前記セクターモールドのプロファイル面上に、パターン成形部を備えたパターン成形型を着脱可能に嵌合させ、前記パターン成形型のパターン成形部に、溶融した熱可塑性樹脂材料を所定の圧力により射出成形してパターン成形物を一体的に接着成形するので、タイヤ加硫用成形金型を短時間に,精度良く製造でき、しかも安価に製作出来ると共に、外観の良好なタイヤを製造することが出来る効果がある。
以下、添付図面に基づきこの発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明のタイヤ加硫用成形金型を製造するための製造装置の一部拡大断面図、図2はセクターモールドのプロファイル面に、耐熱性の熱可塑性樹脂組成物から成るパターン成形物を一体的に成形した斜視図を示し、前記製造装置1は、図3(a),(b),(c)及び図4(a),(b),(c)に示すように、下型2上の所定位置に予めプロファイル面Wa(プロファイル成形面)を切削や研磨等により祖面加工し、水溶性還元剤で表面処理したアルミ合金等の金属製のセクターモールドWをプロファイル面Waを内面側としてセットする。
そして、前記セクターモールドWのプロファイル面Wa上に、複数本のパターン成形部3を備えたパターン成形型4を着脱可能かつ樹脂が漏れないようにして嵌合させ、前記パターン成形型4のパターン成形部3に、ピンゲート5及びランナー7を介して上型6に形成した樹脂注入部8から溶融した熱可塑性樹脂材料Qを所定の圧力により射出成形して凹凸形状や溝形状等のパターン成形物Zを一体的に接着成形するものである。
前記プロファイル面Waを切削や研磨等により祖面加工するのは、射出成形された耐熱性の熱可塑性樹脂組成物との結合力(投錨効果)を高めるために行うもので、更に樹脂材料との結合力を高めるために、ヒドラジン,水素化ホウ素アルカリ金属または水素化アルミニウムアルカリ金属から選ばれた一つの水溶性還元剤により表面処理を行うものである。また、前記耐熱性の熱可塑性樹脂組成物としては、耐熱性,機械的強度ともに優れているポリブチレンテレフタレート系樹脂組成物を使用することが望ましい。
この発明では、前記セクターモールドWの湾曲したプロファイル面Waに、一定の形態のパターン成形物Zを所定のピッチで連続的に成形させるため、図5〜図7に示すように前記セクターモールドWまたはパターン成形型4のどちから一方を、所定のピッチで移動させながら前記パターン成形型4により一定のピッチでパターン成形物Zを一体的に接着成形するものであり、この実施形態では、セクターモールドWを固定し、パターン成形型4を図示しない移動装置で一定のピッチでスライドさせて移動させるものである。なお、この逆の構成にすることも可能である。
また、この実施形態では、前記セクターモールドWのプロファイル面Wa上に、接着剤を塗布した後、前記パターン成形型により一定のピッチでパターン成形物Zを一体的に接着成形することも可能である。
このような方法により、金属製のセクターモールドWのプロファイル面Waに、耐熱性の熱可塑性樹脂組成物から成るパターン成形物Zを一体的に接着成形するので、タイヤ加硫用成形金型を短時間に,精度良く製造でき、しかも安価に製作出来ると共に、外観の良好なタイヤを製造することが出来るものである。
この発明のタイヤ加硫用成形金型を製造するための製造装置の一部拡大断面図である。 セクターモールドのプロファイル面に、耐熱性の熱可塑性樹脂組成物から成るパターン成形物を一体的に成形した斜視図である。 (a),(b),(c)は、製造装置の分解した正面図である。 (a),(b),(c)は、図3の製造装置の分解した側面図である。 製造装置の断面図である。 セクターモールドのプロファイル面にパターン成形物を連続的に成形する工程の説明図である。 セクターモールドのプロファイル面にパターン成形物を連続的に成形する工程の説明図である。
符号の説明
1 製造装置 2 下型
3 パターン成形部 4 パターン成形型
5 ピンゲート 6 上型
7 ランナー 8 樹脂注入部
W セクターモールド Wa プロファイル面
Q 熱可塑性樹脂材料 Z パターン成形物

Claims (6)

  1. 金属製のセクターモールドのプロファイル面に、耐熱性の熱可塑性樹脂組成物から成るパターン成形物を一体的に成形するタイヤ加硫用成形金型の製造方法であって、予めプロファイル面を祖面加工し、水溶性還元剤で表面処理した金属製のセクターモールドをプロファイル面を内面側として下型上の所定位置にセットし、前記セクターモールドのプロファイル面上に、パターン成形部を備えたパターン成形型を着脱可能に嵌合させ、前記パターン成形型のパターン成形部に、溶融した熱可塑性樹脂材料を所定の圧力により射出成形してパターン成形物を一体的に接着成形することを特徴とするタイヤ加硫用成形金型の製造方法。
  2. 前記セクターモールドが、アルミ合金である請求項1に記載のタイヤ加硫用成形金型の製造方法。
  3. 前記セクターモールドのプロファイル面上に、セクターモールドまたはパターン成形型のどちから一方を所定のピッチで移動させながら前記パターン成形型により一定のピッチでパターン成形物を一体的に接着成形する請求項1または2に記載のタイヤ加硫用成形金型の製造方法。
  4. 前記セクターモールドのプロファイル面上に、接着剤を塗布した後、前記パターン成形型により一定のピッチでパターン成形物を一体的に接着成形する請求項1,2または3に記載のタイヤ加硫用成形金型の製造方法。
  5. 前記水溶性還元剤が、ヒドラジン,水素化ホウ素アルカリ金属または水素化アルミニウムアルカリ金属から選ばれた一つを使用する請求項1,2,3または4に記載のタイヤ加硫用成形金型の製造方法。
  6. 前記耐熱性の熱可塑性樹脂組成物が、ポリブチレンテレフタレート系樹脂組成物である請求項1,2,3,4または5に記載のタイヤ加硫用成形金型の製造方法。

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