JP2006254531A - 開閉器子局 - Google Patents

開閉器子局 Download PDF

Info

Publication number
JP2006254531A
JP2006254531A JP2005063971A JP2005063971A JP2006254531A JP 2006254531 A JP2006254531 A JP 2006254531A JP 2005063971 A JP2005063971 A JP 2005063971A JP 2005063971 A JP2005063971 A JP 2005063971A JP 2006254531 A JP2006254531 A JP 2006254531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
switch
cpu
monitoring unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005063971A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4570486B2 (ja
Inventor
Mitsuaki Kanetsuku
光章 鐘撞
Hidehisa Baba
秀央 馬場
Toshiaki Funaki
年明 船木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2005063971A priority Critical patent/JP4570486B2/ja
Publication of JP2006254531A publication Critical patent/JP2006254531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4570486B2 publication Critical patent/JP4570486B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/16Electric power substations

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

【課題】 開閉器への誤出力を防止する。
【解決手段】 CPU101は、制御信号Ctrlに含まれる多重情報(ビットデータ)に応じてバス102a〜102dの電圧レベルを変動させる。論理出力回路103は、バス102a〜102dの電圧レベルによって表されるパターンに応じてオン信号Son(開閉器2をオンにする信号)またはオフ信号Soff(開閉器2をオフにする信号)を出力する。出力判定部104は、オン信号Sonまたはオフ信号Soffを開閉器2へ出力する。一方、ロジック監視部105は、バス102a〜102dの電圧レベルによって表されるパターンおよびその電圧レベルが維持されている時間,CPU101の動作を監視しており、異常を検知すると異常検知信号Errorを出力判定部104へ出力する。出力判定部104は、異常検知信号Errorを入力すると、現在の出力を維持する(ロック状態になる)。
【選択図】 図2

Description

この発明は、配電線遠方監視制御システムにおける開閉器子局に関する。
従来の配電線遠方制御システム(遠制システム)の全体構成を図6に示す。このシステムでは、電柱に備え付けられた開閉器子局1000を営業所に設けられた親局10000によって制御することによって、電柱に備え付けられた開閉器2を開閉して配電経路を制御する。電柱には架空地線L1,配電線L2,および通信線L3が架設されている。親局10000は、営業所にいる管理者等によって開閉器2の開閉の指示が入力されると、制御信号Ctrlを送信する。制御信号Ctrlには、開閉器2を開閉するための制御コマンドが書き込まれている。子局1000は、CPU1001と、バス1002a,1002bと、開閉器制御部1003とを含む。CPU1001は、通信線L3を介して親局10000から送信された制御信号Ctrlを受信し、制御信号Ctrlに含まれる制御コマンドに応じた電圧レベル(HレベルまたはLレベル)を示す電圧Q,NQをバス1002a,1002bに出力する。例えば、CPU1001は、制御コマンドが「1101」であるならば「H,H,L,H」の電圧をバス1002aに出力し、バス1002aに出力した電圧に対して反対の極性を示す「L,L,H,L」の電圧をバス1002bに出力する。開閉器制御部1003は、バス1002aに出力された電圧と1002bに出力された電圧とが互いに反対の極性を示すタイミングを検知し、その検知したタイミングが所定のパターンを示すならば開閉器2をオンにするオン信号Sonまたは開閉器2をオフにするオフ信号Soffを出力する。例えば、開閉器制御部1003は、バス1002aの電圧が「H」でありバス1002bの電圧が「L」である場合は「1」であると判断し、バス1002aの電圧が「L」でありバス1002bの電圧が「H」である場合は「0」と判断し、その判断の結果「1101」となるとオン信号Sonを出力し「1001」となるとオフ信号Soffを出力する。開閉器2は、オン信号Sonを入力するとオンになり、オフ信号Soffを入力するとオフになる。
また、開閉器子局1000のCPU1001の動作に異常が発生した場合、一般的に、CPU1001からバス1002a,1002bへ出力される電圧が同極性を示す場合が多い。この場合、図6に示した開閉器子局1000では、CPU1001の動作異常による開閉器2の誤動作を防ぐことができる。
特開平8−205392号公報 特開平9−215226号公報
しかしながら、架空地線L1に落ちた雷によって雷サージが電柱を介して大地に流れ込むと、電柱に備え付けられている開閉器子局1000の中に電磁誘導によって電圧が発生する場合がある。この場合、電磁誘導によって発生した電圧によって開閉器子局1000の中のバス1002a,1002bの電圧レベルが変動してしまってその変動が偶然所定のパターンと一致してしまい、偶然開閉器2が誤って開閉する可能性がある。
この発明の目的は、開閉器への誤出力を防止する開閉器子局を提供することである。
この発明による開閉器子局は、配電線遠方監視制御システムに用いられ、配電経路に設けられた開閉器を親局からの制御信号に応じて制御する。上記制御信号には、N個のビット値(Nは自然数)によって示された多重情報(開閉器を開閉するための制御コマンド)が含まれる。上記開閉器子局は、CPUと、論理出力回路と、信号監視部と、出力判定部とを備える。CPUは、上記N個のビット値の各々に対応するN個の電圧をパラレルに出力する。N個の電圧の各々は、その電圧に対応するビット値に応じた電圧レベルを示す。論理出力回路は、上記CPUによってパラレルに出力されたN個の電圧を入力し、そのN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第1のパターンとが一致すると上記開閉器をオンにする第1の信号を出力し、そのN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第2のパターンとが一致すると上記開閉器をオフにする第2の信号を出力する。信号監視部は、上記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンが前上記第1および第2のパターンのうちどちらにも一致しなければ、異常状態であると判断する。出力判定部は、上記信号監視部によって異常状態であると判断されなければ上記論理出力回路からの信号を出力し、上記信号監視部によって異常状態であると判断されれば上記論理出力回路からの信号を出力せずに現在の出力を維持する(ロック状態になる)
制御信号に含まれる多重情報には第1のパターンおよび第2のパターンのうちいずれか一方が書き込まれている。しかし、雷等の外乱が侵入するとCPUから出力される電圧レベルが変動してしまったり、CPUの動作に異常が発生して多重情報に応じたN個の電圧が正常に出力されなかったり、制御信号が正常に伝送されていなかったりすると、論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンが第1または第2のパターンを示さない(予期せぬパターンになる)おそれがある。上記開閉器子局では、信号監視部によってCPUから出力されるN個の電圧によって表されるパターンが所定のパターンを示さないと判断される(多重情報の異常が検知される)と出力判定部がロック状態になる。これにより、開閉器への誤出力を防止することができる。
この発明のもう1つの開閉器子局は、配電線遠方監視制御システムに用いられ、配電経路に設けられた開閉器を親局からの制御信号に応じて制御する。上記制御信号には、N個のビット値(Nは自然数)によって示された多重情報が含まれる。上記開閉器子局は、CPUと、論理出力回路と、外乱監視部と、出力判定部とを備える。CPUは、上記N個のビット値の各々に対応するN個の電圧をパラレルに出力する。N個の電圧の各々は、その電圧に対応するビット値に応じた電圧レベルを示す。論理出力回路は、上記CPUによってパラレルに出力されたN個の電圧を入力し、そのN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第1のパターンとが一致すると上記開閉器をオンにする第1の信号を出力し、そのN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第2のパターンとが一致すると上記開閉器をオフにする第2の信号を出力する。外乱監視部は、上記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルが所定の範囲内である時間を測定し、その測定した時間が所定の時間よりも短いときに、異常状態であると判断する。出力判定部は、上記記外乱監視部によって異常状態であると判断されなければ上記論理出力回路からの信号を出力し、上記外乱監視部によって異常状態であると判断されれば上記論理出力回路からの信号を出力せず現在の出力を維持する(ロック状態になる)。
一般的に、雷が引き起こす電磁誘導によって発生する電圧は、電圧レベルが正常電圧レベル許容範囲内(Hレベルと認識される電圧レベル)であってもその電圧レベルが維持されている時間は比較的短い。上記開閉器子局では、上記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルが所定の範囲内である時間が所定の時間内でないと外乱監視部によって判断される(外乱の侵入が検知される)と出力判定部がロック状態になる。これにより、開閉器への誤出力を防止することができる。
この発明のさらにもう1つの開閉器子局は、配電線遠方監視制御システムに用いられ、配電経路に設けられた開閉器を親局からの制御信号に応じて制御する。上記制御信号には、N個のビット値(Nは自然数)によって示された多重情報が含まれる。上記開閉器子局は、CPUと、論理出力回路と、CPU監視部と、出力判定部とを備える。CPUは、上記N個のビット値の各々に対応するN個の電圧をパラレルに出力する。N個の電圧の各々は、その電圧に対応するビット値に応じた電圧レベルを示す。論理出力回路は、上記CPUによってパラレルに出力されたN個の電圧を入力し、そのN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第1のパターンとが一致すると上記開閉器をオンにする第1の信号を出力し、そのN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第2のパターンとが一致すると上記開閉器をオフにする第2の信号を出力する。CPU監視部は、上記CPUが正常に動作していなければ異常状態であると判断する。出力判定部は、上記CPU監視部によって異常状態であると判断されなければ上記出力論理回路からの信号を出力し、上記CPU監視部によって異常状態であると判断されれば上記論理出力回路からの信号を出力せず現在の出力を維持する(ロック状態になる)。上記CPUは、上記CPU監視部によって自己が正常に動作していないと判断されると、初期状態に戻る。
開閉器子局の中に発生した電圧によってCPUのプログラム実行に異常が生じてCPUが停止したり永久ループしたりすると、CPUによって制御信号に含まれる多重情報に対応するN個の電圧が出力されないおそれがある。上記開閉器子局では、CPU監視部によってCPUが正常に動作していない(CPUの動作異常が検知される)と判断されると出力判定部がロック状態になる。これにより、開閉器への誤出力を防止することができる。
この発明のさらにもう1つの開閉器子局は、配電線遠方監視制御システムに用いられ、配電経路に設けられた開閉器を親局からの制御信号に応じて制御する。上記制御信号には、N個のビット値(Nは自然数)によって示された多重情報が含まれる。上記開閉器子局は、CPUと、論理出力回路と、信号監視部と、外乱監視部と、CPU監視部と、正常異常判定部と、出力判定部とを備える。CPUは、上記N個のビット値の各々に対応するN個の電圧をパラレルに出力する。N個の電圧の各々は、その電圧に対応するビット値に応じた電圧レベルを示す論理出力回路は、上記CPUによってパラレルに出力されたN個の電圧を入力し、そのN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第1のパターンとが一致すると上記開閉器をオンにする第1の信号を出力し、そのN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第2のパターンとが一致すると上記開閉器をオフにする第2の信号を出力する。信号監視部は、上記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンが上記第1および第2のパターンのうちどちらにも一致しなければ、第3の信号を出力する。外乱監視部は、前記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルが所定の範囲内である時間を測定し、その測定した時間が所定の時間よりも短いときに、第4の信号を出力する。CPU監視部は、前記CPUが正常に動作していなければ、第5の信号を出力する。正常異常判定部は、上記信号監視部による第3の信号の出力,上記外乱監視部による第4の信号の出力,および上記CPU監視部による第5の信号の出力のうち少なくとも1つが行われると、異常状態であると判定する。出力判定部は、上記正常異常判定部によって異常状態である判断されなければ上記論理出力回路からの信号を出力し、上記正常異常判定部によって異常状態であると判断されれば上記論理出力回路からの信号を出力せず現在の出力を維持する(ロック状態になる)。また、上記CPUは、上記正常異常判定部によって異常状態であると判定されると、初期状態に戻る。
上記開閉器子局では、多重情報の異常,外乱の侵入,CPUの動作異常のうち少なくとも1つが検知されると、出力判定部がロック状態になる。これにより、開閉器への誤出力を防止することができる。
好ましくは、上記正常異常判定部は、第1,第2,第3,第4,第5,第6,第7の抵抗と、第1,第2,第3のスイッチと、差動増幅回路とを含む。第1,第2,第3,第4,第5の抵抗は、第1の電位を有する第1のノードと第2の電位を有する第2のノードとの間にラダー状に接続されている。第6,第7の抵抗は、上記第1のノードと上記第2のノードとの間にラダー状に接続されている。第1のスイッチは、一方が上記第1の抵抗と上記第2の抵抗との間に接続され、他方が上記第1のノードに接続されている。第2のスイッチは、一方が上記第2の抵抗と上記第3の抵抗との間に接続され、他方が上記第1のノードに接続されている。第3のスイッチは、一方が上記第3の抵抗と上記第4の抵抗との間に接続され、他方が上記第1のノードに接続されている。差動増幅回路は、2つの入力端子のうち一方が上記第4の抵抗と上記第5の抵抗との間に接続され、他方が上記第6の抵抗と上記第7の抵抗との間に接続されている。上記第6の抵抗は、上記第1〜第4の抵抗の抵抗値を合計した抵抗値を有する。上記第7の抵抗は、上記第1の抵抗が有する抵抗値と同一の抵抗値を有する。上記第1のスイッチは、上記信号監視部によって上記第3の信号が出力されるとオンになる。上記第2のスイッチは、上記外乱監視部によって上記第4の信号が出力されるとオンになる。上記第3のスイッチは、上記CPU監視部によって上記第5の信号が出力されるとオンになる。
上記開閉器子局では、多重情報の異常,外乱の侵入,CPUの動作異常のうちどれも発生していない場合には第1,第2,第3のスイッチのうちいずれもオンにならない。よって、差動増幅回路の一方の入力端子には第6の抵抗の抵抗値に応じた電圧が入力され、他方の入力端子には第1〜第4の抵抗の抵抗値の合計(合計値=第6の抵抗の抵抗値)に応じた電圧が入力される。したがって、差動増幅回路からは信号が出力されない(異常状態であると判定されない)。一方、多重情報の異常,外乱の侵入,CPUの動作異常のうちいずれかが発生している場合には第1,第2,第3のスイッチのうちいずれかがオンになる。よって、差動増幅回路の2つの入力端子の各々には互いに電圧値が異なる電圧が入力される。したがって、差動増幅回路からは信号が出力される(異常状態であると判定される)。
好ましくは、上記CPUは、上記出力判定部がロック状態であると判断すると、上記親局にロック通知信号を送信する。
好ましくは、上記CPUは、上記親局からロック解除信号を受信すると、上記出力判定部のロック状態を解除する。
以上のように、出力判定部がロック状態になることによって、開閉器への誤出力を防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
<全体構成>
この発明の実施形態による配電線遠方監視制御システム(遠制システム)の全体構成を図1に示す。このシステムでは、電柱に備え付けられた開閉器子局1を営業所に設けられた親局10によって制御することによって、電柱に備え付けられた開閉器2を開閉して配電経路を制御する。電柱には架空地線L1,配電線L2,および通信線L3が架設されている。
親局10は、営業所にいる管理者等によって種々の命令(制御コマンド)が入力され、開閉器子局1との間で種々の通信信号(制御信号Ctrl,ロック通知信号Rock,ロック解除信号Rock_off)をやりとりする。
開閉器子局1は、通信線L3を介して親局10からの制御信号Ctrlを受信すると、その制御信号Ctrlに書き込まれた制御コマンドに応じて開閉器2をオンにするオン信号Sonまたは開閉器2をオフにする信号Soffを出力する。また、開閉器子局1は、内部への外乱(雷等)の侵入,制御信号Ctrlの異常,CPUの動作異常を検出すると、開閉器2への出力を更新せずに異常検出前の出力を保持する状態(ロック状態)になるとともにロック状態になったことを親局10に通知するロック通知信号Rockを送信する。さらに、開閉器子局1は、親局10からのロック解除信号Rock_offを受信すると、ロック状態を解除する。
開閉器2は、開閉器子局1からのオン信号Sonを入力するとオンになり、開閉器子局1からのオフ信号Soffを入力するとオフになる。
<開閉器子局2の内部構成>
図1に示した開閉器子局1の内部構成を図2に示す。開閉器子局1は、CPU101と、バス102a〜102dと、論理出力回路103と、出力判定部104と、ロジック監視部105とを備える。
CPU101は、親局10との種々の通信信号(制御信号Ctrl,ロック解除信号Rock_off,ロック通知信号Rock)のやりとり,ロジック監視部105との種々の信号(カウントリセット信号Clear,異常検知信号Error)のやりとり,出力判定部104の制御等を行う。
制御信号Ctrlには、開閉器2を開閉するための制御コマンド(ビットデータ)が書き込まれた多重情報が含まれている。また、多重情報のビット数は、バスの本数に対応している。なお、ここでは、多重情報は4ビットデータが書き込まれているものとし。バスの本数は4本であるものとする。また、多重情報は、開閉器2を「オン」にする場合には「1101」が書き込まれており、開閉器2を「オフ」にする場合には「1001」が書き込まれているものとする。
また、CPU101は、受信した制御信号Ctrlに含まれる多重情報をバス102a〜102dの各々に対して1ビットずつパラレルに出力する。例えば、CPU101は、「1101」である場合には、バス102a,102b,102dに電圧レベルがHレベルである電圧を所定の期間(ここでは500ms間)出力し続け(バス102a,102b,102dをHレベルにし)、バス102cに電圧を出力しない(バス102cをLレベルにする)。つまり、CPU101は、受信した4ビットの多重情報を解析することなく、その4ビットの多重情報を対応する4つのバス102a〜102bへ、そのまま出力する。
論理出力回路103は、バス102a〜102dの各々の電圧レベルによって表されるパターン(多重情報パターン)と所定のパターン(オンパターン,オフパターン)とを比較し、多重情報パターンがオンパターンと一致するとオン信号Sonを出力し、多重情報パターンがオフパターンと一致するとオフ信号Soffを出力する。論理出力回路103の内部構成の一例を図3に示す。論理出力回路103は、AND回路301a〜301e,303a,303bと、NOR回路302a〜302cとを含む。AND回路301a〜301eの各々は、2つの入力端子のうち一方が電源ノードVDDに接続されており、他方がバス102a〜102dのうちいずれか1つに接続されている。NOR回路302a〜302cの各々は、2つの入力端子のうち一方が接地ノードGNDに接続されており、他方がバス102a〜102dのうちいずれか1つに接続されている。AND回路303aは、AND回路301a,301b,301cの出力端子およびNOR回路302aの出力端子に接続されている。AND回路303bは、AND回路301d,301eの出力端子およびNOR回路302b,302cの出力端子に接続されている。図3に示した論理出力回路103では、バス102a,102b,102dの電圧レベルが「H」でありバス102cの電圧レベルが「L」であるならば(多重情報パターンが「1101」であるならば)AND回路303aからオン信号Sonが出力され、バス102a,102cの電圧レベルが「H」でありバス102b,102dの電圧レベル「L」であるならば(多重情報パターンが「1001」であるならば)AND回路303bからオフ信号Soffが出力される。
出力判定部104は、論理出力回路103から出力されたオン信号Sonまたはオフ信号Soffを開閉器2へ出力する。
ロジック監視部105は、CPU101から出力された多重情報の異常,バス102a〜102dの電圧レベルの異常(外乱の侵入),およびCPU101の動作の異常を検知すると、異常検知信号Erorrを出力判定部104およびCPU101へ出力する。
また、出力判定部104は、ロジック監視部105からの異常検知信号Erorrを入力すると、論理出力回路103からの信号を出力せず異常発生直前まで出力していた信号を保持する。つまり、出力判定部104は、CPU101によってロック状態が解除されない限り、論理出力回路103から新たな信号が入力されても、開閉器2へ出力している信号を更新しない。
また、CPU101は、ロジック監視部105からの異常検出信号Erorrを入力すると、実行中のプログラムをリセットして初期状態に戻る。また、CPU101は、出力判定部104がロック状態であるか否かを定期的に確認しており、出力判定部104がロック状態であると判断すると、ロック信号Rockを親局10に送信する。
<開閉器の誤動作の原因>
雷が電柱を伝って大地に流れ込むと電磁誘導によって開閉器子局1の中に電圧が発生することにより、バス102a〜102dの電位が変動してしまうおそれがある。
この場合、CPU101によって多重情報「1101」がバス102a〜102dにパラレルに出力されても、バス102a〜102dの電圧レベルは多重情報に応じたものにならない(バス102a,102b,102dの電圧レベルが「H」にならずバス102cの電圧レベルが「L」にならない)おそれがある。
一方、CPU101によって多重情報がバス102a〜102dにパラレルに出力されていない場合でも、バス102a〜102dの電圧レベルが所定のパターンを示す(バス102a,102b,102dの電圧レベルが「H」になりバス102cの電圧レベルが「L」になる)可能性がある。
また、開閉器子局1の中に発生した電圧によってCPU101のプログラム実行に異常が生じてCPU101が停止したり永久ループしたりすると、CPU101が制御信号Ctrlを受信しても、その制御信号Ctrlに含まれる多重情報がバス102a〜102dにパラレルに出力されないおそれがある。
このように、バス102a〜102dの電圧レベルが誤って変動することで論理出力回路103から誤ったオン信号Son(またはオフ信号Soff)が出力されたり、バス102a〜102dの電圧レベルが変化せずに論理出力回路103からオン信号Son(またはオフ信号Soff)が出力されなかったりすることによって、開閉器2が誤動作する場合がある。
さらに、CPU101が外乱の影響を受けると(詳しくは、CPUを構成する回路(例えば、モデム、CPUボード等)が外乱による影響を受けると)、そのCPU101を通過する多重情報に異常が生じる可能性がある。
<ロジック監視部105の内部構成>
図2に示したロジック監視部105の内部構成を図4に示す。ロジック監視部105は、信号監視部501と、外乱監視部502と、CPU監視部503と、正常異常判定部504とを含む。
信号監視部501は、バス102a〜102dの電圧レベルによって表されたパターン(多重情報パターン)と所定のパターン(オンパターン,オフパターン)のいずれとも一致しない場合、多重情報異常検出信号S501を正常異常判定部504へ出力する。
本来、多重情報には「1101」および「1010」のうちいずれか一方が書き込まれている。しかし、外乱の侵入によってバス102a〜102dの電圧レベルが変動している場合や,CPU101から多重情報が正常に出力されていない場合や,制御信号Ctrlが正常に伝送されていない場合には、バス102a〜102dの電圧レベルが所定のパターンを表さないことがある。つまり、信号監視部501は、バス102a〜102dの電圧レベルが正常な多重情報に応じたものであるか否かおよび制御信号Ctrlが正常に伝送されているか否かを判断する(外乱の侵入および制御信号Ctrlの異常を検出する)。
信号監視部501の内部構成の一例を図5に示す。信号監視部501は、AND回路301a〜301e,303a,303bと、NOR回路302a〜302cと、Ex.NOR回路5011とを含む。図5に示した信号監視部501では、多重情報が「1101」または「1001」である場合には信号異常検出信号S501が出力されず、多重情報が「1101」,「1001」以外である場合には信号異常検出信号S501が出力される。
外乱監視部502は、バス102a〜102dの電圧レベルを測定しさらにその電圧レベルがHレベルであると認識される範囲内(正常電圧レベル許容範囲:ここでは+5V±10%)である時間を測定する。外乱監視部502は、その測定時間が所定の時間(正常出力時間Tout)よりも短い場合、外乱検出信号S502を正常異常判定部504へ出力する。一般的に、雷が引き起こす電磁誘導によって発生する電圧は、電圧レベルが正常電圧レベル許容範囲内であってもその電圧レベルが維持されている時間は比較的短い。よって、正常出力時間Toutは、雷による電圧変動よりも長い時間(ここでは、400ms)に設定される。また、CPU101がHレベルの電圧を出力し続ける時間は、正常出力時間Toutよりも長く設定されている(ここでは、500msに設定されている)。
CPU監視部503は、時間をカウントしており、所定の時間(Twdt)が経過するとCPU異常検出信号S503を正常異常判定部504へ出力する。一方、CPU101は、正常に動作している場合、所定の時間Tclr(Tclr<Twdt)が経過するまでに正常異常判定部504からの異常検知信号Errorを受け取らなければ、CPU監視部503へカウントリセット信号Clearを出力する。CPU監視部503は、CPU101からのカウントリセット信号Clearを受け取ると、時間のカウントをリセットする。つまり、CPU監視部503は、WDT(ウォッチングドッグタイマ)のように動作する。
正常異常判定部504は、信号監視部501からの信号異常検出信号S501,外乱監視部502からの外乱検出信号S502,およびCPU監視部503からのCPU異常検出信号S503のうち少なくともいずれか1つを受け取ると、異常検知信号Errorを出力判定部104およびCPU101へ出力する。
<正常異常判定部104の内部構成>
図4に示した正常異常判定部504は、スイッチSW1〜SW3と、抵抗R1〜R7と、差動増幅回路AMPとを含む。
抵抗R1〜R5,R7の各々は、同じ抵抗値を有する。抵抗R6は、抵抗R1の抵抗値の4倍の抵抗値を有する。スイッチSW1は、信号監視部501からの信号異常検出信号S501を受け取ると、オンになる。スイッチSW2は、外乱監視部502からの外乱検出信号S502を受け取ると、オンになる。スイッチSW3は、CPU監視部503からのCPU異常検出信号S503を受け取ると、オンになる。抵抗R1〜R5は、電源ノードVDDと接地ノードGNDとの間にラダー状に接続されている。スイッチSW1は、ノードN1と接地ノードGNDとの間に接続されている。スイッチSW2は、ノードN2と接地ノードGNDとの間に接続されている。スイッチSW3は、ノードN3と接地ノードGNDとの間に接続されている。抵抗R6,R7は、電源ノードVDDと接地ノードGNDとの間にラダー状に接続されている。差動増幅回路AMPは、2つの入力端子がそれぞれノードN4,N5に接続されており、ノードN4の電位とノードN5の電位とが等しくない場合、異常検出信号Errorを出力する。
<動作>
次に、図2に示した開閉器子局2による動作について説明する。
〔正常状態時〕
まず、外乱の侵入,制御信号Ctrl(多重情報)の異常,およびCPU101の動作異常を検知しない場合(正常状態時)における動作について説明する。
CPU101は、通信線L3を伝送する制御信号Ctrlを受信し、その制御信号Ctrlに含まれる多重情報に応じてバス102a〜102dの各々の電圧レベルを変化させる。次に、論理出力回路103は、バス102a〜102dの電圧レベルが表すパターンに応じて、オン信号Sonまたはオフ信号Soffを出力判定部104へ出力する。
一方、ロジック監視部105において、信号監視部501は信号異常検出信号S501を出力せず、外乱監視部502は外乱検出信号S502を出力せず、CPU監視部503はCPU異常検出信号S503を出力しないので、スイッチSW1〜SW3はすべて「オフ」になる。よって、ノードN4の電位は、抵抗R1〜R4の抵抗値の合計に応じた電位になる。一方、ノードN5の電位は、抵抗R6の抵抗値に応じた電位であるので、ノードN4の電位とノードN5の電位とは等しくなる。したがって、差動増幅回路AMPは異常検出信号Errorを出力しないので、出力判定部104は、論理出力回路103からのオン信号Sonまたはオフ信号Soffを開閉器2へ出力する。
〔異常状態時〕
次に、制御信号Ctrlの異常,外乱の侵入,およびCPU101の動作異常のうち少なくともいずれか1つを検知した場合(異常状態時)における動作について説明する。
〈制御信号Ctrlの異常〉
まず、CPU101が雷等によって影響を受けて、そのCPU101を通過する多重情報に異常が生じた場合について説明する。
ロジック監視部105において、信号監視部501は、バス102a〜102dの電圧レベルによって表されるパターンが所定のパターンと一致しないと判断して、信号異常検出信号S501をスイッチSW1へ出力する。また、外乱監視部502は外乱検出信号S502を出力せず、CPU監視部503はCPU異常検出信号S503を出力しない。
次に、スイッチSW1に信号異常検出信号S501が入力されてスイッチSW1がオンになるので、ノードN4の電位は、抵抗R2〜R4の抵抗値に応じた電位になる。よって、ノードN4の電位とノードN5の電位とが等しくならないので、差動増幅回路AMPは、異常検知信号Errorを出力判定部104およびCPU101へ出力する。したがって、出力判定部104は、開閉器2へ出力している信号の出力状態を保持する。
一方、CPU101は、ロジック監視部105(差動増幅回路AMP)からの異常検知信号Errorを入力すると、初期状態になり、プログラムを最初から実行し直す。次に、CPU101は、出力判定部104がロック状態であるか否かを判断する。この場合、CPU101は、出力判定部104がロック状態であると判断するので、ロック通知信号Rockを親局10へ送信する。
親局10は、開閉器子局1からのロック信号Rockを受信すると、営業所に駐在する管理者に対して「開閉器子局1が制御不可(ロック状態)」である旨を通知する。
次に、親局10は、管理者によって開閉器子局1のロック状態を解除するコマンドが入力されると、開閉器子局1の出力判定部104を解除するための制御コマンドが書き込まれたロック解除信号Rock_offを開閉器子局1へ送信する。
次に、開閉器子局1のCPU101は、親局10からのロック解除信号Rock_offを受信すると、出力判定部104のロック状態を解除する。
〈外乱の侵入〉
次に、雷等によってバス102a〜102dの電圧レベルが変動しており、かつバス102a〜102dの電圧レベルによって示されるパターンが所定のパターンと一致する場合について説明する。
ロジック監視部105において、信号監視部501は、信号異常検出信号S501を出力しない。また、外乱監視部502は、バス102a〜102dの電圧レベルが正常電圧レベル許容範囲内である時間が正常電圧維持時間よりも短いと判断して、外乱検出信号S502をスイッチSW2へ出力する。
次に、スイッチSW2に外乱検出信号S502が入力されてスイッチSW2がオンになるので、ノードN4の電位は、抵抗R3,R4の抵抗値に応じた電位になる。よって、ノードN4の電位とノードN5の電位とが等しくならないので、差動増幅回路AMPは、異常検知信号Errorを出力判定部104およびCPU101へ出力する。
〈CPU101の動作異常〉
次に、CPU101のプログラム実行に異常が発生してCPU101が永久ループしている場合について説明する。この場合、CPU101は制御信号Ctrlに含まれる多重情報をバス102a〜102dへ出力することができない。また、CPU101は、カウントリセット信号Clearをロジック監視部105へ出力することができない。
ロジック監視部105において、CPU監視部503は、CPU101からのカウントリセット信号Clearが入力されないので、CPU異常検出信号S503をスイッチSW3へ出力する。
次に、スイッチSW3にCPU異常検出信号S503が入力されてスイッチSW3がオンになるので、ノードN4の電位は、抵抗R4の抵抗値に応じた電位になる。よって、ノードN4の電位とノードN5の電位とが等しくならないので、差動増幅回路AMPは、異常検知信号Errorを出力判定部104およびCPU101へ出力する。
このように、異常状態時になると、出力判定部104がロック状態になるので、論理出力回路103からの誤った信号が開閉器2へ出力されない。
<効果>
以上のように、本実施形態では、CPU101は、開閉器2の開閉状態を指示する多重情報を解析することなく、多重情報をそのまま論理出力回路103に出力する。論理出力回路103において、多重情報はアナログ的に変換される。よって、CPU101によって正常な多重情報が誤ってオン信号Sonまたはオフ信号Soffに変換されるのを防ぐことができる。
また、外乱によってバス102a〜102dの電圧レベルが変動したりCPU101がコントロール不能状態になったりしても、論理出力回路103からの誤った信号が開閉器2へ出力されない。このように、開閉器2への誤出力を防止することができる。よって、外乱発生時における開閉器子局制御の信頼度が向上する。
また、スイッチSW1〜SW3が検知信号S501〜S503を受けて、一定期間オンになる。このように、スイッチSW1〜SW3,差動増幅回路AMPのようなアナログ回路を用いて各監視部(信号監視部501,外乱監視部502,CPU監視部503)による判定結果をさらに判定することにより、異常判定の信頼性が向上する。
なお、抵抗R1〜R5,R7の抵抗値は、すべて等しい必要はなく、抵抗R5の抵抗値と抵抗R7の抵抗値が等しければいい。また、抵抗R6の抵抗値は、抵抗R1〜R4の抵抗値を合計した抵抗値であればいい。
以上説明したように、本発明は、遠制システムにおける開閉器子局等ついて有用である。
この発明の実施形態による遠制システムの全体構成を示す図である。 図1に示した開閉器子局の内部構成を示す図である。 図2に示した論理出力回路の内部構成の一例を示す図である。 図2に示したロジック監視部の内部構成を示す図である。 図4に示した信号監視部の内部構成の一例を示す図である。 従来の遠制システムの全体構成を示す図である。
符号の説明
1,1000 開閉器子局
2 開閉器
10,10000 親局
L1 架空地線
L2 配電線
L3 通信線
Ctrl 制御信号
Rock ロック通知信号
Rock_off ロック解除信号
Son オン信号
Soff オフ信号
Erorr 異常検知信号
Clear カウントリセット信号
101,1001 CPU
102a〜102d,1002a,1002b バス
103 論理出力回路
104 出力判定部
105 ロジック監視部
301a〜301e,303a,303b AND回路
302a〜302c NOR回路
501 信号監視部
502 外乱監視部
503 CPU監視部
504 正常異常監視部
SW1〜SW3 スイッチ
R1〜R7 抵抗
AMP 差動増幅回路
VDD 電源ノード
GND 接地ノード
5011 Ex.NOR回路
1003 開閉器制御部

Claims (7)

  1. 配電線遠方監視制御システムにおいて、配電経路に設けられた開閉器を親局からの制御信号に応じて制御する開閉器子局であって、
    前記制御信号には、
    N個のビット値(Nは自然数)によって示された多重情報が含まれ、
    前記開閉器子局は、
    前記N個のビット値の各々に対応し、かつ、当該対応するビット値に応じた電圧レベルを示すN個の電圧をパラレルに出力するCPUと、
    前記CPUによってパラレルに出力されたN個の電圧を入力し、当該N個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第1のパターンとが一致すると前記開閉器をオンにする第1の信号を出力し、当該N個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第2のパターンとが一致すると前記開閉器をオフにする第2の信号を出力する論理出力回路と、
    前記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンが前記第1および第2のパターンのうちどちらにも一致しなければ、異常状態であると判断する信号監視部と、
    前記信号監視部によって異常状態であると判断されなければ前記論理出力回路からの信号を出力し、前記信号監視部によって異常状態であると判断されれば前記論理出力回路からの信号を出力せずに現在の出力を維持する(ロック状態になる)出力判定部とを備える、
    ことを特徴とする開閉器子局。
  2. 配電線遠方監視制御システムにおいて、配電経路に設けられた開閉器を親局からの制御信号に応じて制御する開閉器子局であって、
    前記制御信号には、
    N個のビット値(Nは自然数)によって示された多重情報が含まれ、
    前記開閉器子局は、
    前記N個のビット値の各々に対応し、かつ、当該対応するビット値に応じた電圧レベルを示すN個の電圧をパラレルに出力するCPUと、
    前記CPUによってパラレルに出力されたN個の電圧を入力し、当該N個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第1のパターンとが一致すると前記開閉器をオンにする第1の信号を出力し、当該N個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第2のパターンとが一致すると前記開閉器をオフにする第2の信号を出力する論理出力回路と、
    前記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルが所定の範囲内である時間を測定し、その測定した時間が所定の時間よりも短いときに、異常状態であると判断する外乱監視部と、
    前記外乱監視部によって異常状態であると判断されなければ前記論理出力回路からの信号を出力し、前記外乱監視部によって異常状態であると判断されれば前記論理出力回路からの信号を出力せず現在の出力を維持する(ロック状態になる)出力判定部とを備える、
    ことを特徴とする開閉器子局。
  3. 配電線遠方監視制御システムにおいて、配電経路に設けられた開閉器を親局からの制御信号に応じて制御する開閉器子局であって、
    前記制御信号には、
    N個のビット値(Nは自然数)によって示された多重情報が含まれ、
    前記開閉器子局は、
    前記N個のビット値の各々に対応し、かつ、当該対応するビット値に応じた電圧レベルを示すN個の電圧をパラレルに出力するCPUと、
    前記CPUによってパラレルに出力されたN個の電圧を入力し、当該N個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第1のパターンとが一致すると前記開閉器をオンにする第1の信号を出力し、当該N個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第2のパターンとが一致すると前記開閉器をオフにする第2の信号を出力する論理出力回路と、
    前記CPUが正常に動作していなければ異常状態であると判断するCPU監視部と、
    前記CPU監視部によって異常状態であると判断されなければ前記出力論理回路からの信号を出力し、前記CPU監視部によって異常状態であると判断されれば前記論理出力回路からの信号を出力せず現在の出力を維持する(ロック状態になる)出力判定部とを備え、
    前記CPUは、
    前記CPU監視部によって自己が正常に動作していないと判断されると、初期状態に戻る、
    ことを特徴とする開閉器子局。
  4. 配電線遠方監視制御システムにおいて、配電経路に設けられた開閉器を親局からの制御信号に応じて制御する開閉器子局であって、
    前記制御信号には、
    N個のビット値(Nは自然数)によって示された多重情報が含まれ、
    前記開閉器子局は、
    前記N個のビット値の各々に対応し、かつ、当該対応するビット値に応じた電圧レベルを示すN個の電圧をパラレルに出力するCPUと、
    前記CPUによってパラレルに出力されたN個の電圧を入力し、当該N個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第1のパターンとが一致すると前記開閉器をオンにする第1の信号を出力し、当該N個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンと第2のパターンとが一致すると前記開閉器をオフにする第2の信号を出力する論理出力回路と、
    前記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルによって表されたパターンが前記第1および第2のパターンのうちどちらにも一致しなければ、第3の信号を出力する信号監視部と、
    前記論理出力回路に入力されるN個の電圧の各々が示す電圧レベルが所定の範囲内である時間を測定し、その測定した時間が所定の時間よりも短いときに、第4の信号を出力する外乱監視部と、
    前記CPUが正常に動作していなければ、第5の信号を出力するCPU監視部と、
    前記信号監視部による第3の信号の出力,前記外乱監視部による第4の信号の出力,および前記CPU監視部による第5の信号の出力のうち少なくとも1つが行われると、異常状態であると判定する正常異常判定部と、
    前記正常異常判定部によって異常状態である判断されなければ前記論理出力回路からの信号を出力し、前記正常異常判定部によって異常状態であると判断されれば前記論理出力回路からの信号を出力せず現在の出力を維持する(ロック状態になる)出力判定部とを備え、
    前記CPUは、
    前記正常異常判定部によって異常状態であると判定されると、初期状態に戻る、
    ことを特徴とする開閉器子局。
  5. 請求項4において、
    前記正常異常判定部は、
    第1の電位を有する第1のノードと第2の電位を有する第2のノードとの間にラダー状に接続された第1,第2,第3,第4,および第5の抵抗と、
    前記第1のノードと前記第2のノードとの間にラダー状に接続された第6,第7の抵抗と 、
    一方が前記第1の抵抗と前記第2の抵抗との間に接続され、他方が前記第1のノードに接続された第1のスイッチと、
    一方が前記第2の抵抗と前記第3の抵抗との間に接続され、他方が前記第1のノードに接続された第2のスイッチと、
    一方が前記第3の抵抗と前記第4の抵抗との間に接続され、他方が前記第1のノードに接続された第3のスイッチと、
    2つの入力端子のうち一方が前記第4の抵抗と前記第5の抵抗との間に接続され、他方が前記第6の抵抗と前記第7の抵抗との間に接続された差動増幅回路とを含み、
    前記第6の抵抗は、
    前記第1〜第4の抵抗の抵抗値を合計した抵抗値を有し、
    前記第7の抵抗は、
    前記第1の抵抗が有する抵抗値と同一の抵抗値を有し、
    前記第1のスイッチは、
    前記信号監視部によって前記第3の信号が出力されるとオンになり、
    前記第2のスイッチは、
    前記外乱監視部によって前記第4の信号が出力されるとオンになり、
    前記第3のスイッチは、
    前記CPU監視部によって前記第5の信号が出力されるとオンになる、
    ことを特徴とする開閉器子局。
  6. 請求項1〜請求項4のうちいずれか1つにおいて、
    前記CPUは、
    前記出力判定部がロック状態であると判断すると、前記親局にロック通知信号を送信する、
    ことを特徴とする開閉器子局。
  7. 請求項1〜請求項4のうちいずれか1つにおいて、
    前記CPUは、
    前記親局からロック解除信号を受信すると、前記出力判定部のロック状態を解除する、
    ことを特徴とする開閉器子局。
JP2005063971A 2005-03-08 2005-03-08 開閉器子局 Expired - Fee Related JP4570486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005063971A JP4570486B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 開閉器子局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005063971A JP4570486B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 開閉器子局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006254531A true JP2006254531A (ja) 2006-09-21
JP4570486B2 JP4570486B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=37094426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005063971A Expired - Fee Related JP4570486B2 (ja) 2005-03-08 2005-03-08 開閉器子局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4570486B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112904115A (zh) * 2021-01-20 2021-06-04 成都可为科技股份有限公司 一种压板状态监测电路及监测方法
CN113295992A (zh) * 2021-05-13 2021-08-24 深圳供电局有限公司 一种验证隔离开关闭锁逻辑关系的方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715893A (ja) * 1993-06-28 1995-01-17 Fuji Electric Co Ltd 開閉器の投入,開放回路
JPH09215226A (ja) * 1996-02-05 1997-08-15 Nissin Electric Co Ltd 配電線搬送方式開閉器子局
JP2004336830A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Meidensha Corp ディジタル形保護継電装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715893A (ja) * 1993-06-28 1995-01-17 Fuji Electric Co Ltd 開閉器の投入,開放回路
JPH09215226A (ja) * 1996-02-05 1997-08-15 Nissin Electric Co Ltd 配電線搬送方式開閉器子局
JP2004336830A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Meidensha Corp ディジタル形保護継電装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112904115A (zh) * 2021-01-20 2021-06-04 成都可为科技股份有限公司 一种压板状态监测电路及监测方法
CN112904115B (zh) * 2021-01-20 2022-11-29 成都可为科技股份有限公司 一种压板状态监测电路及监测方法
CN113295992A (zh) * 2021-05-13 2021-08-24 深圳供电局有限公司 一种验证隔离开关闭锁逻辑关系的方法
CN113295992B (zh) * 2021-05-13 2023-12-15 深圳供电局有限公司 一种验证隔离开关闭锁逻辑关系的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4570486B2 (ja) 2010-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11183830B2 (en) Methods for detecting an imminent power failure in time to protect local design state
JP3343685B2 (ja) 電子ユニット用半導体回路
US10678634B2 (en) Method and apparatus of using parity to detect random faults in memory mapped configuration registers
TWI483500B (zh) 用於監測及保護互補式金屬氧化物半導體(cmos)裝置及三個cmos裝置之表決組之系統
US7005894B2 (en) Adaptive voltage monitoring
US20080174181A1 (en) Dual power supply system
JPH06103748A (ja) Icメモリカードの電源制御回路
US11372796B2 (en) Bus subscriber and method for operating a bus subscriber
CN105144638A (zh) 用于低功率本地互连网络(lin)接收器的多电流协调路径
JP4570486B2 (ja) 開閉器子局
US7672105B2 (en) Production of limited lifetime devices achieved through E-fuses
US9400708B2 (en) Integrated circuit and method of detecting a data integrity error
JP2014204570A (ja) 電源監視装置及び電源監視方法
CN1893339B (zh) 连续中值故障控制系统和方法
CN102548159B (zh) 用于交通灯的安全闪烁检测器
JP2009157981A (ja) 半導体装置およびその制御方法、並びに電子機器
US7990672B2 (en) Supervision circuit to detect very fast power supply drops
US6412016B1 (en) Network link bypass device
JP5571511B2 (ja) 電源遮断装置および電気機器
JP3509569B2 (ja) 配電線の開閉器制御装置
US11108223B2 (en) Abnormal impedance fault isolation
US11637422B2 (en) Electronic device
US11169892B1 (en) Detecting and reporting random reset faults for functional safety and other high reliability applications
JP3838350B2 (ja) 感知器
EP3211508B1 (en) Semiconductor device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091029

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4570486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees