JP2006254110A - 携帯端末及び携帯端末におけるアンテナ切換制御方法 - Google Patents

携帯端末及び携帯端末におけるアンテナ切換制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯端末における個別チャネル通信中のアンテナ切換に関して受信電界レベルや受信通信品質(エラーレベル)と送信データ量を組み合わせて判断することによって、段階的な状態でのアンテナの切換を行う。
【解決手段】既定の受信電界レベルの閾値と、アンテナに入力する受信電界レベルの実測値とを比較することにより、前記実測値が前記閾値より低いときにアンテナ切換モニタリング起動状態に遷移するステップと、前記アンテナ切換モニタリング起動状態において、受信信号の通信品質劣化度合に応じて多段階に渡って設定した閾値と前記実測値とを比較して、アンテナを切換える時期を判定するステップと、前記判定信号に基づいて携帯端末の複数のアンテナを切換えて、その切換えたアンテナにて受信信号を受信するステップを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末の備える複数のアンテナを利用して通信を行う携帯端末通信及び携帯端末におけるアンテナ切換制御方法に関する。
最近、通信システムに用いる携帯端末として、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)方式が提案されている。このW−CDMA方式は第3世代携帯電話の通信方式として提案されており、CDMA方式は、1つの周波数を複数のユーザで共有できるため、周波数効率がよい通信方式である。
このW−CDMA方式は、高速移動時144kbps,歩行時384kbps,静止時2Mbpsのデータを伝送する能力があり、動画・音声によるリアルタイムの通信が可能であり、通信品質を高めるために複数のアンテナを備えた携帯端末が提案されている。この種の携帯端末は、受信レベルの高いアンテナを選択して、アンテナの受信レバルが劣化した際に生じる通信失敗(例えば、通信データの取りこぼし等)を回避することが可能である。また、この種の携帯端末において、効率的なアンテナの切換を行うことができれば、複数のアンテナで同時通信を行う受信ダイバーシティに対して消費電流の観点からの利点がある。
携帯電話の備えた複数のアンテナを切換える技術が特開2001−274732号及び特開2003−298498号に開示されている。特開2001−24732号に開示された技術は、アンテナによる受信品質に基づいて無線状態の良好なアンテナを選択している。特開2003−298498号に開示された技術は、個別チャネル通信品質を推定して、その推定された通信品質に基づいてアンテナを選択している。
上述したアンテナの切換技術を用いた携帯端末において、複数のアンテナの切換は、報知情報,着信信号のみを受信する双方向通信していない待ち受け状態や、双方向通信ではあるがデータ量が少なく他のユーザと通信チャネルを共用している共通チャネル通信状態にて主に使用されている。
その大きな理由として、ユーザがある無線回線を占有して双方向通信を行う個別チャネルでの通信では、大量のデータが流れている場合や絶え間なくデータが流れているケースが多く存在するため、データを欠損させることなくアンテナを切り換えるタイミングがより難しくなることが考えられる。また個別チャネルでの通信では、ユーザが無線回線を占有して使用しているため、ユーザ毎の高速パワーコントロール(個別チャネルパワーのみをコントロール)が適用でき、通信品質の高速な改善が試みられている。
このような状況を考慮しても、受信レベルや通信品質が著しく劣化している状況下では、通信データが正常に送受信されている可能性は低く、アンテナ切換による受信レベルを向上させる利点は十分にある。例えば音声呼,TV(television)電話呼で通信品質が劣化してくると、音声,画像の途切れ,最悪の場合に呼損(通信切断)になる可能性がある。呼損となった場合、ある一定時間以内に受信電界レベルが改善すれば、再接続動作を行って通信を継続することが可能であるが、再接続動作までの間は切断状態(音声呼の場合は無音等)になっている。
上述した特許文献に開示された技術をもってしても、大量のデータが流れている場合や絶え間なくデータが流れているケースの場合に、データを欠損させることなくアンテナを切り換えることが難しいという課題がある。
特開2001−274732号 特開2003−298498号
本発明の目的は、データ通信のために割り当てられた伝送用チャネル上でのデータ伝送に同期させてアンテナの切換えを行い、使用環境に応じたアンテナ切換を実現する携帯端末及びアンテナ切換制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る携帯端末は、複数のアンテナを備え、テータ通信のために割り当てられたデータ伝送用チャネルを使用して通信を行う携帯端末において、
前記アンテナによる受信電界レベルを判定するレベル判定ユニットと、
前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータを判定する同期判定ユニットと、
前記レベル判定ユニットと前記同期判定ユニットとから出力される判定結果に基づいて、前記データ伝送用チャネル上でのデータ伝送に同期させて前記複数のアンテナの切換を行う切換ユニットとを有することを特徴とするものである。
本発明においては、アンテナによる受信電界レベルを判定し、さらにデータ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータを判定する。次に、前記判定結果に基づいて、前記データ伝送用チャネル上でのデータ伝送に同期させて前記複数のアンテナの切換を行う。
したがって本発明によれば、データ通信のために割り当てられた伝送用チャネル上でのデータ伝送に同期させてアンテナの切換えを行い、使用環境に応じたアンテナ切換を実現することができる。
本発明においては、データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量を判定してもよい。更に、データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、アンテナで受信した通信品質の劣化を判定してもよい。更に、データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量と、アンテナで受信した通信品質の劣化とを判定してもよいものである。この場合、アンテナで受信した通信品質の劣化を優先してアンテナ切換を行うことが望ましいものである。
更に、データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量、アンテナで受信した通信品質の劣化を段階的に判定してアンテナの切換を行うようにしてもよいものである。
以上説明したように本発明によれば、携帯端末における個別チャネル通信中のアンテナ切換に関して受信電界レベルや受信通信品質(エラーレベル)と送信データ量との組み合わせによって、データ伝送用チャネル上のデータ伝送に同期させてアンテンを切換えることができ、使用環境に応じたアンテナ切換を実現し、呼損前に積極的にアンテナを切換え、個別チャネル通信での通信維持率を向上させることができる。
さらに、携帯端末におけるデータ伝送用チャネルによる通信中のアンテナ切換に関して受信電界レベルや受信通信品質(エラーレベル)と送信データ量を組み合わせて判断することによって、段階的な状態でのアンテナの切換を行うことができる。
例えば送信データ量が少ない場合などアンテナ切換による影響が少ないため、受信通信品質が劣化し始めた早い段階で積極的にアンテナを切り換えることにより、最終的な呼損を防止して、個別チャネル通信での通信維持率の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図により説明する。
本発明の実施形態は、W−CDMA方式の携帯電話端末において個別チャネル通信中のアンテナ切換を受信エラーレベルと送信データ量の段階的な状態で切り替えることによってより使用環境に応じたアンテナ切換を実現することを特徴としている。
図1において、本発明の実施形態に係る携帯端末は、W−CDMA方式の携帯端末であり、アプリケーション制御部1と、通信制御部2と、信号処理部3と、アンテナ切換部4と、複数(実施形態では2台)のアンテナ51,52とを有している。
アプリケーション制御部1は、アプリケーションの制御を行い、通信制御部2との間にユーザデータ(音声データ,TV電話データ,パケットデータ等)の送受信を行う機能を備えている。具体的には、アプリケーション制御部1は、送信対象の送信データを加工して、その加工データを通信制御部2に出力するとともに、通信制御部2から出力される受信データを加工して、再生後のデータを図示しない再生機に出力する機能を備えている。図示しない再生機は、アプリケーション制御部1からのパケットデータを画面に表示し、音声データを可聴可能な音声で出力し、映像データを可視可能な映像として画面に表示する。なお、前記映像データには、静止データ,動画データが含まれる。
ここで、W−CDMA方式において、基地局と移動局としての携帯端末との間に形成される無線アクセスインターフェースの標準規格について説明する。基地局と携帯端末間のデータ伝送は、無線インターフェースを経由して行われる。この無線インターフェースのプロトコルアーキテクチャは、物理層(Physical Layer)と、データリング層(Data Link Layer)と、ネットワーク層(Network Layer)のプロトコル層で構成される。
ここに、前記物理層は、データの電圧,波形,変調方式などのネットワークを流れる電気的特性など物理的な仕様を規定している。前記データリング層は、相手先,発信元,連続するデータの境界の認識,データ誤りの制御など、同一のネットワークに接続された携帯端末間を接続する機能を構築するものである。前記ネットワーク層は、伝送可能なデータサイズ,相手先,発信元のアドレス指定,仕様の異なる複数のネットワークを跨って携帯端末を相互接続する機能を構築するものである。
無線インターフェースにおけるチャネル構成は、様々なサービス提供形態やマルチコールに柔軟に対応するために、トランスポートチャネルと、物理チャネルと、論理チャネルとの3階層のチャネル構成になっている。前記トランスポートチャネルは、前記物理層より前記データリング層に提供されるチャネルであり、前記物理層上で特性や伝送形態の異なるデータを送信するために複数の種類のトランスポートチャネルが用意されている。前記論理チャネルは、前記ネットワーク層に含まれるRLC(Radio Link Control),MAC(Medium Access Control)間の通信を行うものである。また前記物理チャネルは、前記物理層と基地局との間、及び基地局と携帯端末との間の通信を行うものである。前記物理チャネルは、DPCH(Dedicated Physical Channel),DPCCH(Dedicated Physical Control Channel),PRACH(Physical Random Access Channel),PCPCH(Physical Common Packet Channel),CPICH(Common Pilot Channel),P−CCPCH(Primary Common Control Physical Channel),S−CCPCH(Secondary Common Control Physical Channel),SCH(Synchronization Channel),PDSCH(Physical Downlink Shared Channel),AICH(Acquisition Indication Channel),PICH(Page Indication Channel),AP−AICH(Access Preamble Acquisition Indicator Channel),CD/CA−ICH(CPCH Collision Detection/ Channel Assignment Indicator Channel)及びCSICH(CPCH Status Indicator Channel)の各種チャネルを含んでいる。
前記DPCHは、上り/下りの双方向のチャネルであり、携帯端末に対して個別に割り当てられている。前記DPCCHは、前記DPCHを使用する携帯端末に対して1つのみ割り当てられ、DPCHの物理レイア制御のためのチャネルである。前記PRACHは、上り方向の共通チャネルであり、上位レイアからのデータ送信、特に低レートのデータ送信のために使用するものである。前記PCPCHは、上り方向の共通チャネルであり、パケットデータ通信、特に高レートのデータ送信のために使用するものである。前記CPICHは、下り方向の共通チャネルであり、下りチャネルのチャネル推定,携帯端末のセルサーチ,同一セルの他の下り物理チャネルのタイミング基準などに使用するものである。前記P−CCPCHは、下り方向の共通チャネルであり、各セルに1つ存在し、報知情報を送信するために使用するものである。前記S−CCPCHは、下り方向の共通チャネルであり、各セルに複数存在する可能性があるチャネルであり、ページング信号及び上位レイアからのデータ送信、特に低レートのデータ通信のために使用するものである。前記SCHは、下り方向の共通チャネルであり、各セル内に1つずつ存在し、携帯端末のセルサーチのために使用するものである。前記PDSCHは、下り方向の共通チャネルであり、各セル内に複数存在する可能性があり、パケットデータ送信、特に高レートのデータ通信のために使用するものである。前記AICHは、下り方向の共通チャネルであり、前記PRACHと対で存在し、前記PRACHのランダムアクセス制御に使用するものである。前記PICHは、下り方向の共通チャネルであり、ページング信号がマッピングされる前記S−CCPCHと対で存在し、各着信群に対する着信情報の有無を送信するものである。前記AP−AICHは、下り方向の共通チャネルであり、前記PCPCHと対で存在し、前記PCPCHのランダムアクセス制御に使用するものである。前記CD/CA−ICHは、下り方向の共通チャネルであり、前記前記PCPCHと対で存在し、前記PCPCHの衝突制御に使用するものである。前記CSICHは、下り方向の共通チャネルであり、前記AP−AICHに付随し、前記PCPCHの通信状態に関する情報を伝送するものである。
本発明の実施形態に係る携帯端末は、各携帯端末に個別に割り当てられた前記DPCHを個別チャネルとし、前記PCPCH及び前記PDSCHを上り/下りの共通チャネルとして、データ通信を行うようになっている。以下の説明に用いる個別チャネル及び共通チャネルは、上記チャネルに相当する。個別チャネルは、W−CDMA方式におけるデータ通信のために割り当てられたデータ伝送用チャネルとして機能する。
通信制御部2は、送信部22と、データ量判定部23と、受信部25と、品質判定部24と、切換制御部21とを有している。
通信制御部2の送信部22は、アプリケーション制御部1で加工された送信データを信号処理部3の送信処理部31に送出するとともに、送信処理部31の送信処理を制御する機能を備えている。
通信制御部2のデータ量判定部23は、送信部22が送信処理部31に送出する送信データのデータ量を判定し、その判定結果を示す判定信号を切換制御部21に出力する機能を備えている。
通信制御部2の受信部25は、信号処理部3の受信処理部32から出力される復調後の受信データをアプリケーション制御部1に出力する機能を備えている。
通信制御部2の品質判定部24は、信号処理部3の受信処理部32が復調した受信データを入力として、この受信データをモニタリングし、前記受信データの通信品質を監視し、その監視結果である品質判定信号を切換制御部21に出力する機能を備えている。ここに、品質判定部24は、個別チャネルで受信している受信データのエラー率を測定して、受信信号の通信品質の良否を判定している。前記受信データのエラー率は、BLER(Block Error Rate),BER(Bit Error Rate)等であり、これらのエラー率を監視して通信品質の判定を行う。
通信制御部2の切換制御部21は、データ量判定部23からの判定信号と品質判定部24からの品質判定信号とを入力として、これらの信号に基づいて、アンテナ切換部4によるアンテナ切換のモニタリングの起動・停止を制御する機能を備えている。
信号処理部3の送信処理部31は、通信制御部2の送信部22による制御の下に、前記送信部22から出力される送信データを搬送波で変調して、変調波信号を信号処理部3の送受信切換器(Duplexer)33に出力する機能を備えている。
信号処理部3の受信処理部32は、送受信切換器33から出力される受信データを入力として、この受信データを復調して、復調後の受信データを通信制御部2の受信部25に出力する機能を備えている。さらに受信処理部32は、RSSI(Received Signal Strength Indicator:受信総電力)、RSCP(Received Signal Code Power:共通パイロットチャネル(前記CPICH)での信号電力)等の受信電界レベルを測定するとともに、通信品質の測定を行い、その測定結果を通信制御部2の品質判定部24に出力する機能を備えている。
アンテナ切換器4は、通信制御部2の切換制御部21から出力されるアンテナ切換信号を入力として、2つのアンテナ51とアンテナ52とを切換選択する機能を備えている。
ここに、アンテナによる受信電界レベルを判定するレベル判定ユニットは、受信処理部32,品質判定部24により構成される。個別チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータを判定する同期判定ユニットは、受信処理部32,品質判定部24,データ量判定部22により構成される。前記同期判定ユニットは、前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量,アンテナで受信した通信品質の劣化の少なくとも1つを判定する。前記レベル判定ユニットと前記同期判定ユニットとから出力される判定結果に基づいて、前記データ伝送用チャネル上でのデータ伝送に同期させて前記複数のアンテナの切換を行う切換ユニットは、切換制御部21,アンテナ切換部4により構成される。
次に、本発明の実施形態に係る携帯端末を用いてデータ通信を行う場合の動作を図に基づいて説明する。以下の動作説明では、同期判定ユニットとしての受信処理部32,品質判定部24及びデータ判定部23は、前記個別チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、前記個別チャネル上に伝送される送信データのデータ量と、アンテナで受信した通信品質の劣化とを判定する場合について説明する。
図1において、携帯端末に備えられた複数のアンテナ51,52のうち、一つのアンテナ51で基地局からの送信信号を受信しているものとする。この場合、アンテナ切換部4は、アンテナ51で受信した受信データを送受信切換器33に入力している。送受信切換器33は、アンテナ切換部4からの受信データを信号処理部3の受信処理部32に送出する。
信号処理部3の受信処理部32は、送受信切換器33からの受信データを復調して、その復調後の受信データを通信制御部2の受信部25に出力する。さらに受信処理部32は、送受信切換器33からの受信信号の電界レベルを測定するとともに、復調前の受信信号の通信品質を測定し、その測定結果を通信制御部2の品質判定部24及び切換制御部24に出力する。
「アンテナ切換動作の起動フロー」
次に、図2に基づいて本発明におけるアンテナ切換起動の動作について説明する。
通信制御部2の切換制御部21は、受信処理部32から受信電界レベルの実測値データを受信し(図2のステップS1)、その実測値と、予め記憶している受信電界レベルの閾値とを比較する(図2のステップS2)。
切換制御部21は、実測値が閾値以上である場合(ステップS2のNO)、品質判定部24にアンテナ切換モニタリングの停止を通知する(図2のステップS3)。これにより、切換制御部21及び品質判定部24は、アンテナ切換モニタリングの動作を停止する(図2のステップS4)。
切換制御部21は、実測値が閾値以下である場合(ステップS2のYES)、制御切換部21自身の動作状態がアンテナ切換モニタリング未起動であるという条件の下で(図2のステップS5のYES)、アンテナ切換モニタリング起動状態に遷移する(図2のステップS6)。この遷移した状態において、切換制御部21は、切換制御部21が起動したことを示す起動信号を品質判定部24に出力し(図2のステップS7)、この信号を出力した後に品質判定部24からの判定信号を待ち受ける状態となる(図2のステップS8)。
一方、切換制御部21は、アンテナ切換モニタリングが起動しているとき(図2のステップS5,NO)、品質判定部24からの判定信号を待ち受ける状態となる(図2のステップS8)。
「アンテナ切換モニタリング起動中の動作」
次に、アンテナ切換モニタリング起動中の動作について説明する。
通信制御部2の品質判定部24は、切換制御部21からの起動通知信号を受けると、信号制御部3の受信処理部32から周期的に出力される受信信号の通信品質をモニタリングして、一定期間における受信信号の通信品質が劣化したことを確認したときに、その旨を切換制御部21に出力する。
アンテナで受信した受信信号の通信品質が劣化したときの判定動作を図3に示す。品質判定部24は、アンテナ51,52で受信する受信信号の通信品質劣化を判定するための基準として、通信品質劣化の度合を示す複数の閾値を設定しており、通信品質劣化度合の閾値に応じた複数のPhaseを備えている。
図3に示す例では、それぞれ通信品質劣化度合を3つのPhaseに分けている。すなわち、図3において、通信品質劣化の度合に応じて、Phase1<Phase2<Phase3の関係で設定されている。この通信品質は、データのエラーレートを示すものであり、エラーレートに対応して、Phase1,Phase2,Phase3が設定されており、そのエラーレートはPhase1<Phase2<Phase3の関係で大きくなる。
図3に基づいて通信品質の劣化を監視する場合について説明する。図3に示す例は、通信品質の劣化を段階的に判定するものである。品質判定部24は、受信処理部32から報告される通信品質をモニタリングする。品質判定部24は、報告される通信品質がそれぞれの閾値を越えた時点において、それぞれの閾値に対応させて内蔵しているタイマーを起動する。具体的に説明すると、品質判定部24は、通信品質がPhase1の閾値を超えた時点でPhase1に対応したタイマーT1を起動する。その後、品質判定部24は、通話品質がPhase2,Phase3の閾値をそれぞれ超えた時点で、対応するタイマーT2,T3をそれぞれ起動する。タイマーのON,OFFについては、タイマーT1の場合、通信品質がPhase1に到達した時点Aで起動し、Phase1からPhase2に移る時点或いはPhase1以下に低下した(通信品質が改善された)時点Bで停止する。タイマーT2の場合、通信品質がPhase2に到達した時点Aで起動し、Phase2からPhase3に移る時点或いはPhase2以下に低下した(通信品質が改善された)時点Bで停止する。タイマーT3の場合、通信品質がPhase3に到達した時点Aで起動し、Phase3以下に低下した(通信品質が改善された)時点Bで停止する。タイマーが起動する時点Aと停止する時点Bとの間の時間がタイマーの設定時間として設定される。このタイマーの設定時間は、2つのアンテナ51,52を切換えて通信維持率を向上させる範囲で設定される。
一方、品質判定部24は、通信品質が前記タイマーの設定時間が満了する前に閾値Phase1,Phase2,Phase3をそれぞれ下回った場合、すなわち通信品質が改善したときに、前記閾値に対応するタイマーT1,T2,T3をそれぞれ停止する。
図3に示すような通信品質状況では、品質判定部24は、通信品質がPhase3の閾値を超えて劣化し、その後Phase3を下回る、すなわち通信品質が改善した場合であり、タイマーT3を設定時間満了前に強制的に停止する。また図3に示す通信品質状況では、通信品質は閾値Phase1,Phase2をそれぞれ超えて劣化するが、タイマーT1,T2の設定時間内に改善されないため、品質判定部24は、タイマーT1,T2を起動し続け、設定時間が満了した時点でタイマーT1,T2を停止する。
品質判定部24は、通信品質が閾値Phase1,Phase2,Phase3をそれぞれ超えて、その通信品質がタイマーの設定時間内に改善されずにタイマーT1,T2又はT3が設定時間を経過して停止する毎に、設定時間が満了したタイマーがどれであるかを切換制御部21に報告する。
切換制御部21は、品質判定部24より報告されるタイマーT1,T2又はT3がどのタイマーであるかを認識し、その認識に基づいて通信品質劣化の程度(Phase)を把握する。タイマーT1,T2,T3はそれぞれ通信品質劣化の閾値に対応して起動するようになっているため、切換制御部21は、例えば報告されるタイマーがタイマーT1であると認識した場合には、通信品質の劣化の程度が閾値Phase1を超えていることを把握する。タイマーT2,T3について報告された場合にも、切換制御部21は、それぞれのタイマーT2,T3を認識して、通信品質の劣化の程度が閾値Phase2,Phase3をそれぞれ超えていることを把握する。通信品質劣化の程度を認識した後、切換制御部21は、データ量判定部23に対してデータ量判定結果の要求通知を行う。
データ量判定部23は、切換処理部21からの要求通知を受信した時点における送信部22内のデータ量を判定し、その結果を切換制御部21に通知する。図4に、送信部22におけるデータフローの例を示す。
図4のように送信部22は、主な構成として、送信制御部221と、送信バッファ222と、送信実行部223とを備えている。上位レイヤ(アプリケーション制御部1)側からのデータは、送信部22の送信制御部221に入力する。送信制御部221は、入力した前記データを呼種毎に異なったデータに加工し、その加工されたデータを送信バッファ222に格納される。ここで、送信バッファ222に格納される送信データ1,2,3・・・n−1,nは、通信呼種(音声呼,TV電話呼,パケット呼)で1送信分として格納されるデータサイズが異なる。
また送信制御部221は、送信バッファ222にデータを格納した時点で送信フラグをONにし、以後送信バッファ222の格納データの有無を監視する。送信バッファ222に格納されているデータが無くなった場合、送信制御部221は送信フラグをOFFに設定する。
送信実行部223は、信号処理部3と同期した送信タイミングで送信制御部221が発する送信フラグを参照し、その送信フラグがONになっていれば、送信バッファ222内の送信データを信号処理部3に送信する。
データ量判定部23は、要求通知を受信した時点で送信部22の送信バッファ222内の格納データ量を参照し、残データ量を切換制御部21に通知する。
切換制御部21は、データ量判定部23より通知された残データ量と品質判定部24より報告されている通信品質劣化具合に基づいてアンテナ切換の判定を行う。
切換制御部21は、図5(判定基準の例)のような通信品質劣化具合(Phase)毎の残データ量閾値(A,B,C,D,E,F)を備えている。図5に示す切換制御部21は、送信データ量と通信品質の劣化とを段階的に判定する機能を備えている。図5に示す呼種は前記通信呼種に対応しており、その呼種は音声呼,TV電話呼,パケット呼のいずれかである。また通信品質レベルは図3の閾値Phase1,Phase2,Phase3に対応する。残データ量閾値は、A<B<C、D<E<Fであって、かつA<Dの関係に設定されている。なお、切換制御部21は、送信データ量と通信品質の劣化との少なくとも一方を段階的に判定する機能を備えるようにしてもよいものである。
先ず、切換制御部21は、品質判定部24から報告されるタイマーがどのタイマーT1,T2,T3であるかを認識し、そのタイマーの認識情報に基づいて通信品質の劣化に該当する閾値Phaseを判断する。例えば切換制御部21が判断した閾値をPhase1とする。次に切換制御部21は、データ量判定部23から報告される残データ量と、判断した閾値Phase1に対応する残データ量閾値Aとを比較する。
切換制御部21は、前記残データ量が残データ量閾値よりも少ない場合、アンテナの切換指令をアンテナ切換部4に出力する。切換制御部21は逆に、残データ量が残データ量閾値よりも大きい場合に、アンテナ切換を実行せずにアンテナ切換モニタリングを継続し、品質判定部24からの次の報告(次のタイマー満了)の待ち状態に戻る。
なお、データ量判定部21は、残データ量を閾値と比較して送信データ量を判定するようにしたが、送信制御部221から送信される送信データ量全体のデータ量を閾値と比較して送信データ量を判定するようにしてもよいものである。また切換制御部21は、データ量判定部23から報告される送信データ量と、品質判定部24から報告される通信品質とを考慮して、アンテナ切換を判断するようにしたが、これに限られるものではない。切換制御部21は、データ量判定部23から報告される送信データ量と、品質判定部24から報告される通信品質レベルとのいずれか一方を考慮して、アンテナ切換を判断するようにしてもよいものである。
通信品質の劣化を優先して切換をするか、データ量を優先して切換を行わないかは品質関係の閾値及びタイマー(Phase、T)とそれに対応した残データ閾値(A,B,Cなど)の関係に依存する。閾値Phaseをより小さく、もしくはタイマーTをより短くすることにより、通信品質劣化に対して敏感にアンテナ切換のイベントが発生するようになるので、より積極的にアンテナ切換を行うことが可能になる。また残データ閾値を小さくすることにより、最終的に判定部ではデータ量が少ない場合にしかアンテナを切換えないため、よりデータ量を重視したアンテナ切替が可能になる。このように各閾値及びタイマーの関係によって重視すべき要素(品質、データ量)でのアンテナ切替制御が可能になる。
また図5に示すように、通信品質レベルの閾値と送信データ量の閾値とを通信呼種毎に独立して設定可能にすることにより、例えば通信呼種がパケット通信の際はデータなし区間が多い可能性があるためにアンテナを切換やすくする、テレビ電話通信の際は切換にくくするなどの通信呼種に依存したアンテナ切換が可能になる。
本発明の実施形態は、アンテナ切換動作を実行する段階において、アンテナ切換後のアンテナでの受信電界レベルと、アンテナ切換前のアンテナでの受信電界レベルとを比較して、最終的にアンテナ切換を行うかどうかを決定する。本発明の実施形態におけるアンテナ切換実行時の動作フロー例を図6(OK時)、図7(NG時)に基づいて説明する。
切換制御部21は、アンテナ切換を行うことを決定した場合(図6のステップS60)、アンテナ切換指令を送信部22及び品質判定部24に通知する(図6のステップS61,62)。
送信部22は、切換制御部21からのアンテナ切換実行通知を受けて、送信フラグをOFFにすることにより、送信を停止する(図6のステップS63)。送信部22が送信を停止している間に、上位(アプリケーション制御部1)側からの送信データがある場合は、その送信データは図5に示す送信バッファ222に蓄えられるが、送信データが全ての送信バッファ222に格納されても、次々と送信データが出力される場合には、送信バッファ222に古い順に格納された送信データから順に消去される。
品質判定部24は、アンテナ切換実行通知を受け、現在起動しているすべてのタイマーを停止し、通信品質のモニタリングを一時停止する(図6のステップS64)。品質判定部24は、タイマーを停止する際に、起動しているすべてのタイマーの計測値を保存しておく。
次に切換制御部21は、アンテナ切換部4に対してアンテナ切換を指示する(図6のステップS65)。アンテナ切換部4は、切換制御部21の指示に従い、一方のアンテナ51又は52を他方のアンテナ52又は51に切り換える(図6のステップ66)。アンテナ切換実行後、受信制御部32は、切換えられたアンテナによる受信電界レベルの測定を行い(図6のステップ67)、その測定結果を切換制御部21に報告する(図6のステップ68)。
切換制御部21は、保持していた切換前アンテナでの受信電界レベルと切換後アンテナでの受信電界レベルとを比較し(図6のステップS69)、切換後アンテナでの受信電界レベルが高い場合、判定OKとして送信部22及び品質判定部24に通知を行う(図6のステップS70,S71,S72)。
送信部22は、判定OKの通知を受けて、送信フラグをONにする(図6のステップS73)。品質判定部24は、保持していた計測値をクリアし(図6のステップS74)、通信品質のモニタリングを停止する。その後、切換制御部21は、アンテナ切換モニタリングを停止する(図6のステップS75)。
受信電界レベルの比較において、切換後アンテナでの受信電界レベルが低い場合、切換制御部21は図7に示すように、判定NGとしてアンテナ切換部4に再度アンテナ切換を指示する(ステップS81)。アンテナ切換部4は、切換制御部21からの切換指令を受けて再度アンテナ51,52を切換える(ステップS82)。なお、図7におけるステップ76〜80の処理は図6のステップ60〜64の処理と同様に行われる。
アンテナ切換実行後、受信制御部32は、切換えられたアンテナによる受信電界レベルの測定を行い(図7のステップ83)、その測定結果を切換制御部21に報告する(図7のステップ84)。
切換制御部21は、保持していた切換前アンテナでの受信電界レベルと切換後アンテナでの受信電界レベルとを比較し(図7のステップS85)、切換後アンテナでの受信電界レベルが低い場合、判定NGとしてアンテナ切換部4,送信部22及び品質判定部24に通知を行う(図7のステップS86,S87,S88,S89)。
アンテナ切換部4は、切換制御部21のアンテナ切換指令に基づいて再度アンテナを切換える(図7のステップS90)。さらに送信部22は、通知を受けて送信フラグをONに設定する(ステップS91)。品質判定部24は、計測値を保持しているすべてのタイマーを起動して、保持している計測値から通信品質のモニタリングを再開する(ステップS92)。
以上の動作により使用環境に応じた段階的なアンテナ切換を実現する。
なお、本発明の実施形態は、上述した実施形態に限られるものではない。上述した「アンテナ切換モニタリング起動中の動作」で説明した送信部22による送信データ量を判定する場合に、図4に示す送信バッファ222内の残データ量を参照する方法に代えて、データ送信インジケータでTFCI(Transport Format Combination Indicator)を監視することにより、送信データ量を判定するようにしてもよいものである。W―CDMA方式の端末では、通信呼種によって、無線インターフェースのプロトコルアーキテクチャの下位層から提供されるトランスポート チャネル(Transport Channel)が異なっている。トランスポート チャネル毎に複数のトランスポート フォーマット(Transport Format)があり、このトランスポート フォーマットによって送信可能なビット サイズ(Bit Size)等のデータの様式が決定される。TFCIはこの下位レイヤから提供されるTFの組み合わせを指し示すものであり、送信タイミング毎に変更される。これを監視することによって実際に下位レイヤより送信される送信データのデータ量を把握することが可能である。
そこで、データ量判定部23は通信呼種によって選択可能なすべてのTFCIについてTFCI毎に送信データ量のテーブルを作成する。通信中、データ量判定部23は、送信部22が設定するTFCIを監視し、作成した送信データ量テーブルより指定されるTFCIのデータを把握する。この場合、データ量判定部23は、送信データ量に関して一定期間T(呼種毎に設定可能)で移動平均を計算し、それを平均データ量とする。そして、データ量判定部23は、切換制御部21よりデータ量判定結果の要求通知があった時点で最新の平均データ量を切換制御部21に送信する。
以上説明したように本発明によれば、携帯端末における個別チャネル通信中のアンテナ切換に関して受信電界レベルや受信通信品質(エラーレベル)と送信データ量を組み合わせて判断することによって、段階的な状態でのアンテナの切換を行うことができる。
本発明に係る移動通信システムの構成を示す構成図である。 本発明に係る移動通信システムにおいて、アンテナ切換動作起動を示すフロー図である。 本発明に係る移動通信システムにおいて、通信品質劣化判定を示す図である。 本発明に係る移動通信システムの送信部内におけるデータの流れを示す図である。 本発明に係る移動通信システムにおいて、アンテナ切換判定基準を示す図である。 本発明に係る移動通信システムにおいて、切換OK時のアンテナ切換動作フローを示す図である。 本発明に係る移動通信システムにおいて、切換NG時のアンテナ切換動作フローを示す図である。
符号の説明
1 アプリケーション制御部
2 通信制御部
21 切換制御部
22 送信部
23 データ量判定部
24 品質判定部
25 受信部
3 信号処理部
31 送信処理部
32 受信処理部
33 送受信切換器
4 アンテナ切換部
51,52 アンテナ

Claims (16)

  1. 複数のアンテナを備え、データ通信のために割り当てられたデータ伝送用チャネルを使用して通信を行う携帯端末において、
    前記アンテナによる受信電界レベルを判定するレベル判定ユニットと、
    前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータを判定する同期判定ユニットと、
    前記レベル判定ユニットと前記同期判定ユニットとから出力される判定結果に基づいて、前記データ伝送用チャネル上でのデータ伝送に同期させて前記複数のアンテナの切換を行う切換ユニットとを有することを特徴とする携帯端末。
  2. 前記同期判定ユニットは、前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量を判定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記同期判定ユニットは、前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、アンテナで受信した通信品質の劣化を判定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  4. 前記同期判定ユニットは、前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量と、アンテナで受信した通信品質の劣化とを判定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  5. 前記切換ユニットは、アンテナで受信した通信品質の劣化を優先してアンテナ切換を行うことを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
  6. 前記切換ユニットは、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量を段階的に判定してアンテナの切換を行うことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末。
  7. 前記切換ユニットは、アンテナで受信した通信品質の劣化を段階的に判定してアンテナの切換を行うことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  8. 前記切換ユニットは、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量と、アンテナで受信した通信品質の劣化とを段階的に判定してアンテナの切換を行うことを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
  9. 複数のアンテナを備え、テータ通信のために割り当てられたデータ伝送用チャネルを使用して通信を行う携帯端末に備えられた複数のアンテナを切換えるアンテナ切換制御方法において、
    前記アンテナによる受信電界レベルを判定するレベル判定ユニットと、
    前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータを判定するステップと、
    前記レベル判定ユニットと前記同期判定ユニットとから出力される判定結果に基づいて、前記データ伝送用チャネル上でのデータ伝送に同期させて前記複数のアンテナの切換を行うステップとを有することを特徴とする携帯端末におけるアンテナ切換制御方法。
  10. 前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量を判定することを特徴とする請求項9に記載の携帯端末におけるアンテナ切換制御方法。
  11. 前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、アンテナで受信した通信品質の劣化を判定することを特徴とする請求項9に記載の携帯端末におけるアンテナ切換制御方法。
  12. 前記データ伝送用チャネルによるデータ伝送との同期を取るためのデータとして、前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量と、アンテナで受信した通信品質の劣化とを判定することを特徴とする請求項9に記載の携帯端末におけるアンテナ切換制御方法。
  13. アンテナで受信した通信品質の劣化を優先してアンテナ切換を行うことを特徴とする請求項12に記載のアンテナ切換制御方法。
  14. 前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量を段階的に判定してアンテナの切換を行うことを特徴とする請求項10に記載のアンテナ切換制御方法。
  15. アンテナで受信した通信品質の劣化を段階的に判定してアンテナの切換を行うことを特徴とする請求項11に記載のアンテナ切換制御方法。
  16. 前記データ伝送用チャネル上に伝送される送信データのデータ量と、アンテナで受信した通信品質の劣化とを段階的に判定してアンテナの切換を行うことを特徴とする請求項12に記載のアンテナ切換制御方法。
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