JP2006254068A - 画像表示装置 - Google Patents

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隆昭 佐伯
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Abstract

【課題】 画像調整の際に任意に画質の基点を設定して、コントラストを向上させる画像表示装置を提供する。
【解決手段】 入力した画像信号を輝度信号とカラー信号とに分離し、輝度信号を画像調整部19で調整し、調整された輝度信号とカラー信号とに基づいて生成された出力信号を出力する画像表示装置1であって、画像調整部19は、ユーザにより前記画像表示装置1で表示可能な階調値のうち任意の1の階調値が黒レベル調整値として入力されると、輝度信号が前記黒レベル調整値以下であった場合、所定の黒レベル変換式に基づいて輝度信号から新たな輝度信号を算出する黒レベル調整手段19bと、ユーザにより画像表示装置1で表示可能な階調値のうち任意の1の階調値が白レベル調整値として入力されると、輝度信号が白レベル調整値以上であった場合、所定の白レベル変換式に基づいて輝度信号から新たな輝度信号を算出する白レベル調整手段19cとを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像のコントラストを調整する画像調整部を有する画像表示装置に関する。
近年、プロジェクタやテレビ等の画像表示装置における高画質化が進んでいる。その一手法として、従来のアナログ伝送方式から、ディジタル伝送方式を利用した画像表示装置が開発されている。
例えば、ディジタル放送方式により入力した画像信号を表示する画像表示装置と接続されるDVDやD−VHS等のディジタル放送方式を利用する画像送出機器には、DVIやHDMI等の規格のディジタル入力インタフェースが搭載されている。
このようなディジタル入力インタフェースを有する液晶又はDLP等の固定画素タイプの画像表示装置では、表示画素がドットバイドットで接続され、AD変換やDA変換を必要としない。そのため、解像度や色再現性が良く、また、擬似信号の発生を抑えることができるため、高画質な画像を提供している。
画像表示装置にディジタル伝送方式で入力される画像信号の輝度レベルは、従来のアナログ送出機器と比較して、個体差がなく正確に伝送される。しかしながら、輝度レベルの最適値は、画像表示装置の性能・特性、コンテンツの仕上がり特性、さらに、ユーザの好みにより異なる。そこで、このような画像表示装置では、画質の調整として、ブライトネスの調整や、コントラストの調整をすることがある。
たとえば、ディジタル処理により画像の調整を行う技術として、輝度信号である階調値が画像表示装置で出力することが可能な階調値の最大値である「255」を越えた場合、越えた階調値の全てを強制的に「255」にし、また、階調値が最小値である「0」を下回った場合、下回った階調値の全てを強制的に「0」にすることで、輝度を調整する画像調整装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、増幅器によって所定レベルに調整された映像信号の振幅がコントラスト調整に応じてバックライトの輝度を制御する液晶表示装置がある(例えば、特許文献2参照)。
また、従来、図9ないし図11に示すような画像表示装置における画質調整の方法がある。なお、図9ないし図11では、入力信号である輝度信号を横軸とし、出力信号である輝度信号を縦軸としている。また、図9ないし図11に示す例では、画像表示装置で表示が可能な輝度信号の最小値である黒レベルの階調値が「0」であり、輝度信号の最大値である白レベルの階調値が「255」である。
図9は、黒レベルの調整を説明する図である。黒レベルの調整とは、白のピークレベル(輝度信号の最大値)を保ったまま、画像の輝度信号を調整することであり、すなわちコントラストの調整である。例えば、図9中のa1のラインを基準として黒レベルの調整をする場合、階調値「0」の輝度信号が入力されたとき、出力される輝度信号の階調値は「50」となる。また、図9中のa2のラインを基準とした場合、階調値「170」の輝度信号が入力されたとき、出力される輝度信号の階調値は「140」となる。
このように黒レベルの調整は、入力信号である輝度信号の階調値について、所定の黒レベル変換式に基づいてコントラストを調整して、出力信号である輝度信号の階調値を算出する。この入力信号である輝度信号を変換する所定の黒レベル変換式は、例えば、図9に表されるラインa1またはラインa2の関数である。
入力信号である輝度信号の階調値をYINとし、出力信号である輝度信号階調値をYOUTとしたとき、ラインa1の黒レベル変換式はYOUT=α1IN+β1で表され(β1=50)、ラインa2の黒レベル変換式はYOUT=α2IN−β2で表される。なお、α1はラインa1の傾きであり、α2は、ラインa2の傾きである。このように、黒レベル変換式は乗算および加算又は減算により構成される。
また、図10は、白レベルの調整を説明する図である。白レベルの調整とは、黒のピークレベル(輝度信号の最小値)を保ったまま、画像の輝度信号を調整することであり、すなわちコントラストの調整である。例えば、図10中のb1のラインを基準として白レベルの調整をする場合、階調値「200」の輝度信号が入力信号とされたとき、出力信号の階調値は「250」となる。また、図10中のb2のラインを基準とした場合、階調値「170」の輝度信号が入力信号とされたとき、出力信号の階調値は「130」となる。
このように、白レベルの調整は、入力信号である輝度信号の階調値に所定の白レベル変換式に基づいてコントラストを調整して、出力信号の階調値を算出する。この入力信号を変換する所定の白レベル変換式は、例えば、図10に表されるラインb1またはラインb2の関数である。
入力信号である輝度信号の階調値をYINとし、出力信号である輝度信号の階調値をYOUTとしたとき、ラインb1の白レベル変換式はYOUT=α3INで表され、ラインa2の白レベル変換式はYOUT=α4INで表される。なお、α3はラインb1の傾きであり、α4は、ラインb2の傾きである。このように、白レベル変換式は乗算により構成される。
さらに、図11は、ブライトネスの調整を示している。ブライトネスの調整とは、画像全体の明るさを調整することである。例えば、図11中のcのラインを基準とした場合、階調値「0」の輝度信号が入力されたとき、出力される輝度信号の階調値は、「70」となる。また、図11中のcのラインを基準とした場合、階調値「200」の輝度信号が入力されたとき、出力される輝度信号の階調値は「130」となる。
このように、ブライトネスの調整は、入力信号である輝度信号の階調値に一定値を加算または減算するブライトネス変換式に基づいてブライトネスを調整して、出力信号である輝度信号の階調値を算出する。この入力信号を変換する所定のブライトネス変換式は、図11に表されるラインc1またはラインc2の関数である。
入力信号である輝度信号をYINとし、出力信号である輝度信号をYOUTとしたとき、ラインc1のブライトネス変換式はYOUT=YIN+β5で表され(β5=70)、ラインc2のブライトネス変換式はYOUT=YIN−β6で表される(β6=70)。すなわち、ブライトネス調整は、加算又は減算により構成される。
特開平9−116832号公報 特開平10−307286号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術によれば、階調値が最大値を越えた場合および最小値を下回った場合、強制的に変更しているため、本来の画像のコントラストが活かされないという問題がある。また、特許文献2に記載のコントラストの調整に応じてバックライトの明るさを調整する液晶表示装置では、画像表示装置のダイナミックレンジが活かされない場合がある。
また、図9および図11に示す例によれば、黒レベルを調整すると本来輝度信号の変化を望まない白レベルの領域が変化してしまい、また、白レベルを調整すると、変化を望まない黒レベル領域の信号輝度が変化してしまうという矛盾が生じる。具体的には、図12に示すように、ラインdに基づいて黒レベルを調整すると、調整の必要ない白レベルについても変化して十分にコントラスト調整がされず、画質が低下するおそれがあるという問題がある。
上記の課題に鑑み、画像調整の際に任意に画質の基点を設定して、輝度レベルの実行ダイナミックレンジに関わらず自由な画質調整機能を持たせた上で、コントラストを向上させる画像表示装置を提供する。
上述した課題を解決するため、本発明によれば、入力した画像信号を輝度信号とカラー信号とに分離し、輝度信号を画像調整部で調整し、調整された輝度信号とカラー信号とに基づいて生成された出力信号を出力する画像表示装置であって、画像調整部は、ユーザにより前記画像表示装置で表示可能な階調値のうち任意の1の階調値が黒レベル調整値として入力されると、輝度信号が前記黒レベル調整値以下であった場合、所定の黒レベル変換式に基づいて輝度信号から新たな輝度信号を算出する黒レベル調整手段と、ユーザにより画像表示装置で表示可能な階調値のうち任意の1の階調値が白レベル調整値として入力されると、輝度信号が白レベル調整値以上であった場合、所定の白レベル変換式に基づいて輝度信号から新たな輝度信号を算出する白レベル調整手段とを有することを特徴としている。
上述構成の本発明によれば、画像調整の際に任意に画質の基点を設定して、輝度レベルの実行ダイナミックレンジに関わらず自由な画質調整機能を持たせた上で、コントラストを向上させることを可能とする。
本発明の画像表示装置では、画像調整の際に任意に画質の基点を設定して、コントラストを向上させる画像表示装置を提供することを特徴とする。
(画像表示装置)
以下、本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置について図面を用いて説明する。
本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置1は、入力インタフェース10、復調部11、多重分離部12、画像デコーダ13、データデコーダ14、Y/C分離部15、入力レベル補正部16、制御部17、画像調整信号入力部18、画像調整部19及び出力部20を有している。
入力インタフェース10は、外部から画像データを含む入力信号を入力する。例えば、DVDやD−VHS等のディジタル放送方式の信号を入力する場合、この入力インタフェース10は、DVIやHDMI等の規格のディジタル入力インタフェースである。
復調部11は、入力インタフェース10に入力された入力信号を復調して出力する。
多重分離部12は、復調部11で復調された入力信号を入力すると、この入力信号を画像信号及びデータ信号に分離して出力する。
画像デコーダ13は、多重分離部12で分離された画像信号が入力されると、この画像信号をデコードして出力する。
データデコーダ14は、多重分離部12で分離されたクロック信号等のデータ信号が入力されると、このデータ信号をデコードして出力する。
Y/C分離部15は、画像デコーダ13でデコードされた画像信号が入力されると、この画像信号を輝度信号とカラー信号とに分離して出力する。
入力レベル補正部16は、Y/C分離部15で分離された輝度信号が入力されると、この輝度信号を画像表示装置1に適合した入力レベルに補正する。例えば、8bitで構成される画像データのフルビット範囲は階調値「0−255」である。画像表示装置1で階調値「0−255」の画像が表示可能であって、入力された画像信号が階調値「16−235」のレベルであった場合、入力レベル補正部16は、画像信号は階調値「0−255」のレベルに補正する。
制御部17は、データデコーダでデコードされたデータ信号に基づいて生成した制御信号を画像調整部19に入力する。
画像調整信号入力部18は、ユーザにより入力された画像調整信号を画像調整部19に入力する。
画像調整部19は、入力レベル補正部16で補正された輝度信号とともにY/C分離部15で分離されたカラー信号が入力されると、制御部17から入力した制御信号に基づいて、この輝度信号について画質を調整して出力信号を生成して出力する。画像調整部19は、画像調整処理の実行のため、ブライトネス調整手段19a、黒レベル調整手段19bおよび白レベル調整手段19cを有している。
出力部20は、画像調整部19で生成された画像信号を出力する。
(画像調整部)
以下に、画像調整部19のブライトネス調整手段19a、黒レベル調整手段19bおよび白レベル調整手段19cについて具体的に説明する。
ブライトネス調整手段19aは、画像調整信号入力部18を介して画像調整信号としてブライトネス調整値が入力されると、入力レベル補正部16から入力された輝度信号について、所定のブライトネス変換式に基づいてブライトネスを調整する。このブライトネス変換については従来と同一の方法により行われ、この所定のブライトネス変換式とは、輝度信号からブライトネス調整値を加算又は減算して求めた新たな輝度信号を調整後の輝度信号とするものである。
黒レベル調整手段19bは、ユーザにより画像表示装置1で表示可能な階調値のうち任意の1の階調値が黒レベル調整値として画像調整信号入力部18を介して入力されると、入力された輝度信号が黒レベル調整値以下であった場合、所定の黒レベル変換式に基づいて輝度信号から新たな輝度信号を算出して、輝度信号を可変させる。ここで、入力された輝度信号が黒レベル調整値以下でなかった場合、黒レベル調整は必要ないため、入力信号である輝度信号をそのまま出力信号の輝度信号とする。例えば、図2における例では、P1,P2またはP3等を基点とする階調値が、ユーザにより黒レベル調整値として入力される。
なお、この黒レベル調整値の入力方法には、様々な方法が考えられる。輝度信号である全ての階調(例えば、「0」から「255」)から任意の階調をユーザにより指定されるものであっても良い。また、画像表示装置1ごとに予め表示可能な全ての階調について複数段階のレベルが設定されており、そのひとつの階調レベルがユーザに指定されて黒レベル調整値とするものであっても良い。
さらに、画像表示装置1ごとに表示可能な全ての階調から黒レベル調整値の選択用にいくつかの階調値が予め指定されており、そのひとつの階調レベルがユーザに指定されて黒レベル調整値とするものであっても良い。なお、画像表示装置1は、黒レベル調整値が指定された後も、出力された画質の状態を確認しながらユーザにより可変させることができるように構成されていても良い。
ここで、所定の黒レベル変換式とは、例えば、図2を例にすると、ラインa3ないしラインa8の傾きに基づいて定められ、これらのラインa3〜a8の関数である。入力輝度信号をYINとし、出力輝度信号をYOUTとしたとき、ラインa3の黒レベル変換式はYOUT=α13IN+β13であり、ラインa8の黒レベル変換式はYOUT=α18IN−β18である。なお、α13はラインa3の傾きであり、α18は、ラインa8の傾きである。すなわち、黒レベル変換式は乗算および加算又は減算により構成される。この黒レベル変換式も、例えば傾きを可変することによりユーザにより調整することが可能である。
また、黒レベル調整を行う場合、黒レベル変換式における傾きが1/2以上であって、算出された出力輝度信号が階調値の最小値以下になる場合、算出された出力輝度信号は階調値の最小値に設定される。図2に示す例では、算出された出力輝度信号が階調値の最小値である0以下である場合、これらの階調値は全て階調値の最小値である0に設定される。
このように、本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置1の黒レベル調整手段19bにおける黒レベル調整が従来の黒レベル調整と相異する点は、入力輝度信号をユーザにより入力された基点となる黒レベル調整値と比較する点である。本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置1では比較した結果、入力輝度信号が小さい場合、黒レベル変換式に基づいて輝度信号を調整して出力輝度信号とし、入力輝度信号が大きい場合、入力輝度信号の階調値を出力輝度信号とする。
白レベル調整手段19cは、ユーザにより画像表示装置1で表示可能な階調値のうち任意の1の階調値が白レベル調整値として画像調整信号入力部18を介して入力されると、輝度信号が白レベル調整値以上であった場合、所定の白レベル変換式に基づいて輝度信号からあらたな輝度信号を算出して、輝度信号を可変させる。ここで、入力された輝度信号が白レベル調整値以上でなかった場合、白レベル調整は必要ないため、入力信号である輝度信号をそのまま出力信号の輝度信号とする。例えば、図3における例では、P4,P5またはP6等を基点とする階調値が、ユーザにより白レベル調整値として入力される。
なお、この白レベル調整値は、上述した黒レベル調整値と同様に、様々な方法が考えられる。輝度信号である全ての階調(例えば、「0」から「255」)から任意の階調をユーザにより指定されるものであっても良い。また、画像表示装置1ごとに予め表示可能な全ての階調について複数段階のレベルが設定されており、そのひとつの階調レベルがユーザに指定されて白レベル調整値とするものであっても良い。
さらに、画像表示装置1ごとに表示可能な全ての階調から白レベル調整値の選択用に予めいくつかの階調値が指定されており、そのひとつの階調レベルがユーザに指定されて黒レベル調整値とするものであっても良い。なお、画像表示装置1は、白レベル調整値が指定された後も、出力された画質の状態を確認しながらユーザにより可変させることができるように構成されていても良い。
ここで、所定の白レベル変換式とは、例えば、図3を例にすると、ラインb3ないしラインb8の傾きに基づいて定められ、これらのラインb3〜b8の関数である。入力輝度信号をYINとし、出力輝度信号をYOUTとしたとき、ラインb3の黒レベル変換式はYOUT=α23INであり、ラインb8の黒レベル変換式はYOUT=α28INである。なお、α23はラインb3の傾きであり、α28は、ラインb8の傾きである。すなわち、白レベル変換式は乗算により構成される。この白レベル変換式も、例えば傾きを可変することによりユーザにより調整することが可能である。
また、白レベル調整を行う場合、白レベル変換式における傾きが1/2以上であって、算出された出力輝度信号が階調値の最大値以上となる場合、算出された出力輝度信号は階調値の最大値に設定される。図3に示す例では、算出された出力輝度信号が階調値の最大値255以上である場合、これらの階調値は全て階調値の最大値である255に設定される。
このように、本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置1の白レベル調整手段19cにおける白レベル調整が従来の白レベル調整と異なる点は、入力輝度信号をユーザにより入力された基点となる白レベル調整値と比較する点である。本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置1では比較した結果、入力輝度信号が大きい場合、白レベル変換式に基づいて輝度信号を調整して出力輝度信号とし、入力輝度信号が小さい場合、入力輝度信号の階調値を出力輝度信号とする。
(画像表示処理)
以下に、画像表示装置1における画像表示処理の流れを簡単に説明する。
画像表示装置1では、入力インタフェース10を介して入力された入力信号が復調部11で復調される。続いて、この復調された入力信号が、多重分離部12で画像信号及びデータ信号に分離される。多重分離部12で分離された画像信号は、画像デコーダ13に入力されてデコードされる。また、多重分離部12で分離されたデータ信号は、データデコーダ14に入力されてデコードされる。
画像デコーダ13でデコードされた画像信号は、Y/C分離部15で輝度信号とカラー信号に分離される。分離された輝度信号は入力レベル補正部16に入力されると、画像表示装置1の表示に適合した入力レベルに補正される。
入力レベル補正部16で補正された輝度信号は、Y/C分離部15で分離されたカラー信号と共に画像調整部19に入力される。また、画像調整部19には、データデコーダ14でデコードされたデータ信号に基づいて制御部17で生成された制御信号が入力される。さらに、画像調整部19には、画像調整信号入力部18を介してユーザの操作に基づく画像調整信号が入力される。
画像調整部19では、制御部17からの制御信号および画像調整信号入力部18からの画像調整信号に基づいて、ブライトネス調整手段19aにおいて、ブライトネス調整処理がされる。また、制御部17からの制御信号および画像調整信号入力部18からの画像調整信号に基づいて、黒レベル調整手段19bにおいて、黒レベル調整がされる。さらに、制御部17からの制御信号および画像調整信号入力部18からの画像調整信号に基づいて、白レベル調整手段19cにおいて、白レベル調整がされる。
各調整の後に画像調整部19により生成された出力信号は、出力部20により、出力される。
以下、図4および図5に示すフローチャートを用いて画像調整部19における黒レベル調整処理及び白レベル調整処理について具体的に説明する。
(黒レベル調整処理)
図4に、黒レベル調整処理を説明するフローチャートを示す。画像調整部19の黒レベル調整手段19bでは、黒レベル調整処理が開始されると、入力レベル補正部16から入力された輝度信号である階調値Yと、画像調整信号入力部18を介してユーザにより入力された輝度調整信号の黒レベル調整値N1とを比較する(S01)。この黒レベル調整値N1は、上述したように、黒レベル調整を行うための基点となる値である。
ステップS01で比較した際にY<N1であった場合(S02でYES)、輝度信号である階調値Yは、黒レベル調整が必要な輝度信号である。そのため、入力された輝度信号について、上述した黒レベル変換式に基づいて出力輝度信号が算出される(S03)。
一方、ステップS01で比較した際にY<N1でなかった場合(S02でNO)、輝度信号である階調値Yは、黒レベル調整が不要な輝度信号である。そのため、ステップS04に進む。
ステップS04では、他に比較の対象となる輝度信号が存在するか否かを判定し、他に比較の対象となる輝度信号が存在しなくなるまでステップS01に戻り同様の処理を繰り返し(S04でNO)、他に比較の対象となる輝度信号が存在しなくなると、処理を終了する(S04でYES)。
例えば、黒レベル調整値N1として図6に示すP7のように「128」が設定されたとき、輝度信号として階調値Y「128」以下の値が入力された場合、黒レベル変換式に基づいて階調値が調整される。
(白レベル調整処理)
図5に、白レベル調整処理を説明するフローチャートを示す。画像調整部19の白レベル調整手段19cでは、白レベル調整処理が開始されると、入力レベル補正部16から入力された輝度信号である階調値Yと、画像調整信号入力部18を介してユーザにより入力された輝度調整信号の白レベル調整値N2とを比較する(S11)。この白レベル調整値N2は、上述したように、白レベル調整を行うための基点となる値である。
ステップS11で比較した際にY>N2であった場合(S12でYES)、輝度信号である階調値Yは、白レベル調整が必要な輝度信号である。そのため、入力された輝度信号により白レベル変換式に基づいて出力輝度信号が算出される(S13)。
一方、ステップS11で比較した際にY>N2でなかった場合(S12でNO)、輝度信号である階調値Yは、白レベル調整が不要な輝度信号である。そのため、ステップS14に進む。
ステップS14では、他に比較の対象となる輝度信号が存在するか否かを判定し、他に比較の対象となる輝度信号が存在しなくなるまでステップS11に戻り同様の処理を繰り返し(S04でNO)、他に比較の対象となる輝度信号が存在しなくなると、処理を終了する(S04でYES)。
例えば、白レベル調整値N2として図7に示すP8のように「128」が設定されたとき、輝度信号として階調値Y「128」以上の値が入力された場合、白レベル変換式に基づいて階調値が調整される。
また、図8に示すように黒レベル調整値N1としてP9のように「45」が設定され、さらに白レベル調整値N2としてP10のように「200」が設定されたとき、輝度信号として階調値Y「45」以下の値が入力された場合、黒レベル変換処理に基づいて黒レベル変換処理がされ、階調値Y「200」以上の値が入力された場合、白レベル変換処理に基づいて白レベル変換処理がされる。
上述したように、本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置では、ディジタルの特性を利用して、基点を任意に選択し、この基点を屈曲点として輝度調整をすることが可能である。そのため、任意に選択された基点から上の輝度信号の調整を可能とする為、基点から下の輝度信号には影響を与えないで輝度を調整することが出来る。また、任意に選択された基点から下の輝度信号の調整を可能とする為、基点から上の輝度信号には影響を与えないで輝度を調整をすることが出来る。したがって、本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置によれば、輝度信号の調整により、輝度レベルの実行ダイナミックレンジに関わらず自由な画質調整機能を持たせた上で、画像のコントラストを向上させることが可能となる。
なお、上述する本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置において、黒レベル変換式および白レベル変換式は、直線のラインで説明したが、必ずしも直線に限られず、曲線にすることも可能である。
また、上述する本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置では、カラー信号の調整については記載していないが、輝度信号とカラー信号とから出力信号を生成する際、調整したカラー信号を利用すれば、さらに高画質の画像を提供することが出来る。
上記のように、本発明の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置を示すブロック図である。 本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置における黒レベル変換処理を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置における白レベル変換処理を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置における黒レベル変換処理を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置における白レベル変換処理を説明するフローチャートである。 本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置における黒レベル変換処理を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置における白レベル変換処理を説明する図である。 本発明の最良の実施の形態に係る画像表示装置における画像調整処理を説明する図である。 従来の黒レベル変換処理を説明する図である。 従来の白レベル変換処理を説明する図である。 従来のブライトネス変換処理を説明する図である。 従来の画像調整処理を説明する図である。
符号の説明
1…画像表示装置
10…入力インタフェース
11…復調部
12…多重分離部
13…画像デコーダ
14…データデコーダ
15…Y/C分離部
16…入力レベル補正部
17…制御部
18…画像調整信号入力部
19…画像調整部
19a…ブライトネス調整手段
19b…黒レベル調整手段
19c…白レベル調整手段
20…出力部

Claims (1)

  1. 入力したディジタル画像信号を輝度信号とカラー信号とに分離し、前記輝度信号を画像調整部で調整し、前記調整された輝度信号と前記カラー信号とに基づいて生成された出力信号を出力する画像表示装置であって、
    前記画像調整部は、
    ユーザにより前記画像表示装置で表示可能な階調値のうち任意の1の階調値が黒レベル調整値として入力されると、前記輝度信号が前記黒レベル調整値以下であった場合、所定の黒レベル変換式に基づいて前記輝度信号から新たな輝度信号を算出する黒レベル調整手段と、
    ユーザにより前記画像表示装置で表示可能な階調値のうち任意の1の階調値が白レベル調整値として入力されると、前記輝度信号が前記白レベル調整値以上であった場合、所定の白レベル変換式に基づいて前記輝度信号から新たな輝度信号を算出する白レベル調整手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。


JP2005067486A 2005-03-10 2005-03-10 画像表示装置 Pending JP2006254068A (ja)

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