JP2006252821A - 電池モジュール、組電池、及び、電池モジュールの製造方法 - Google Patents

電池モジュール、組電池、及び、電池モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【目的】 単電池毎に安全弁が設けれた電池モジュールに関し、安価でかつガス漏れを確実に防止できる電池モジュール、組電池及び電池モジュールの製造方法を提供すること。
【構成】 電池モジュール100は、複数の単電池111からなる単電池群100と、単電池群100の各々の安全弁115を覆ってガス排出路131を構成するガスダクト部材130とを備える。また、これらを単電池列置方向の両端側から覆う正極,負極サイドカバー部材140,150を備える。更に、これらを気密に包囲して筒状をなすシール部材160を備える。このシール部材160は、その第1開口端部160pが正極サイドカバー部材140を取り囲んでこれに気密に固着され、その第2開口端部160qが負極サイドカバー部材150を取り囲んでこれに気密に固着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、単電池を複数含む電池モジュール、このような電池モジュールを複数含む組電池、及び、電池モジュールの製造方法に関し、特に、安全弁が配設される安全弁形成面がそれぞれ同方向を向くように一列に列置された単電池群を含む電池モジュール、このような電池モジュールを複数含む組電池、及び、電池モジュールの製造方法に関する。
従来より、安全弁が設けられた単電池を複数有する組電池が知られている。安全弁は、充放電時に発生したガス(水素ガス等)によって単電池の内圧が一定以上に上昇したときに、ガスを単電池外部に排出させるものである。例えば特許文献1にこのような組電池が開示されている。特許文献1の発明の実施の形態に開示された組電池は、安全弁を有する単位電池(単電池)を複数並列列置している。各安全弁には、外部の排気部に接続される排ガスチューブが接続されている。具体的には、排ガスチューブは、複数の放出口接続部を有し、各々の放出口接続部を各々の安全弁のガス放出口に嵌合させることにより、安全弁に接続されている。また、特許文献1の従来の技術に開示された組電池では、安全弁のガス放出口にT字型のジョイントを設け、その両端を排ガスチューブにて順次接続することにより、外部の排気部と接続される排ガスラインを形成している。
このような組電池では、充放電時に発生したガスにより単位電池(単電池)の内圧が一定以上に上昇すると、安全弁が作動して、ガスをガス放出口から排ガスチューブ(排ガスライン)に排出する。その後、ガスは、排ガスチューブ(排ガスライン)を通って外部の排気部から組電池外部へ排出される。このように各々の安全弁から排出されたガスを集めて外部へ排出することで、着火防止などの安全対策を図ることができる。
特開2001−110377号公報
しかしながら、従来の組電池では、排ガスチューブと安全弁との接続に関して、上記のように、単電池毎に放出口接続部やT字型ジョイントなどの接続ノズルを設けていたため、コスト高を招いていた。また、これらの接続部やジョイントなどの接続ノズルからガスが漏れ出るおそれもあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、単電池毎に安全弁が設けられた電池モジュールに関し、安価でかつガス漏れを確実に防止できる電池モジュール、このような電池モジュールを複数含む組電池、及び、電池モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、単電池ケースの安全弁形成面に安全弁が配設された複数の単電池が、前記安全弁形成面をそれぞれ同方向に向けて一列に列置されてなる単電池群と、前記単電池群の各々の前記安全弁を覆うように架け渡され、前記安全弁形成面との間にガス排出路を構成するガスダクト部材と、前記単電池群及び前記ガスダクト部材を、単電池列置方向の一端側から覆う第1サイドカバー部材と、前記単電池群及び前記ガスダクト部材を、単電池列置方向の他端側から覆う第2サイドカバー部材であって、前記ガス排出路と連通するガス排出口を有する第2サイドカバー部材と、前記第1サイドカバー部材と前記第2サイドカバー部材との間に配置され、前記単電池群及び前記ガスダクト部材を気密に包囲して筒状をなすシール部材であって、一方の第1開口端部が前記第1サイドカバー部材を取り囲んでこれに気密に固着され、他方の第2開口端部が前記第2サイドカバー部材を取り囲んでこれに気密に固着されてなるシール部材と、を備える電池モジュールである。
前述したように、従来は、安全弁から出たガスを排出するガス排出路が、安全弁に接続される接続ノズルと、更にこれに接続される排ガスチューブによって構成されていた。
これに対し、本発明では、ガス排出路は、単電池群の各々の安全弁を覆うガスダクト部材により、単電池の安全弁形成面との間で構成されている。そして、単電池群及びガスダクト部材のうち単電池列置方向の一方の端部側に第2サイドカバー部材を配置し、この第2サイドカバー部材にガス排出路を連通するガス排出口を設けることで、安全弁から放出されたガスをガス排出口からモジュール外部へ排出するように構成している。このため、単電池毎に取り付けていた接続ノズル等が不要となり、ガスの排出経路を安価に構成できる。
更に、本発明では、単電池群及びガスダクト部材のうち単電池列置方向の他方の端部側にも第1サイドカバー部材を配置し、更に、第1,第2サイドカバー部材の間に、単電池群及びガスダクト部材を気密に包囲して筒状をなすシール部材を設けている。このシール部材は、一方の第1開口端部が第1サイドカバー部材を取り囲んでこれに気密に固着されると共に、他方の第2開口端部が第2サイドカバー部材を取り囲んでこれに気密に固着されている。このような構成とすることで、電池モジュール全体が気密にシールされるので、安全弁から放出されたガスがガス排出口以外の部分から漏れ出ることを防止できる。また、もし単電池から電解液が漏液したとしても、その電解液がモジュール外部にまで漏れ出ることをも防止できる。
ここで、「単電池」の形態等は特に限定されず、例えば角型や円筒型とすることができる。また、「単電池ケース」は、樹脂製としても金属製としても、或いは、一部を樹脂製一部を金属製としてもよい。また、「単電池群」は、これに含まれる単電池がその安全弁形成面をそれぞれ同方向に向けて一列に列置されていればよく、その接続形態等は適宜選択できる。
「ガスダクト部材」は、単電池群の各々の安全弁を覆うように架け渡され、安全弁形成面との間にガス排出路を構成するものであればよく、その材質や形態等は特に限定されない。例えば、ガスダクト部材を樹脂製や金属製、セラミック製とすることができる。特にガスダクト部材を樹脂製とすると、電池モジュールの軽量化を図ることができるので好適である。また、ガスダクト部材は、必ずしも安全弁形成面の全面を覆うものである必要はなく、安全弁形成面の一部を覆う形態とすることもできる。
「第1サイドカバー部材」は、単電池群及びガスダクト部材を、単電池列置方向の一端側から覆うものであればよく、その材質や形態等は特に限定されない。また、「第2サイドカバー部材」は、単電池群及びガスダクト部材を、単電池列置方向の他端側から覆い、ガス排出路と連通するガス排出口を有するものであればよく、その材質や形態等は特に限定されない。
「シール部材」は、上記の要件を満たすものであればよく、その材質等は特に限定されない。また、シール部材と第1,第2サイドカバー部材との固着方法も特に限定されない。例えば、粘着剤を利用して固着されていても、溶着により固着されても、或いは、粘着と溶着を併用して固着されていてもよい。
更に、上記の電池モジュールであって、前記第1サイドカバー部材、前記第2サイドカバー部材及び前記シール部材は、それぞれ樹脂製であり、前記シール部材のうち、前記第1開口端部は、溶着により前記第1サイドカバー部材に気密に固着され、前記第2開口端部は、溶着により前記第2サイドカバー部材に気密に固着されてなる電池モジュールとすると良い。
前述したように、シール部材と第1,第2サイドカバー部材とは、粘着剤を利用して固着することもできる。しかし、もし単電池から電解液が漏液し、この固着部分に電解液が浸透すると、電解液は一般にアルカリ性であるために粘着剤が変質して粘着力が低下し、シール部材が第1,第2サイドカバー部材から剥がれてしまうおそれがある。
これに対し、本発明では、シール部材、第1,第2サイドカバー部材をそれぞれ樹脂製とし、シール部材と第1,第2サイドカバー部材とをそれぞれ溶着により固着している。このため、単電池から漏液した電解液が、この固着部分にまで達しても、シール部材が剥がれ難いので、シール性を向上させることができる。なお、本発明においては、シール部材と第1,第2サイドカバー部材とが溶着により気密に固着されていればよく、溶着のみによって気密に固着されていても、粘着部分を更に溶着することで気密に固着されていてもよい。
更に、上記の電池モジュールであって、前記シール部材のうち、前記第1開口端部は、粘着剤を介することなく、前記第1サイドカバー部材に溶着され、前記第2開口端部は、粘着剤を介することなく、前記第2サイドカバー部材に溶着されてなる電池モジュールとすると良い。
前述したように、シール部材と第1,第2サイドカバー部材との固着は、粘着と溶着を併用することによって行うこともできる。しかし、粘着した部分を更に溶着しようとすると、介在する粘着剤の影響により、溶着が確実に行えないこともあり得る。
これに対し、本発明では、シール部材と第1,第2サイドカバー部材とは、粘着剤を介することなく、溶着により固着されている。従って、シール部材と第1,第2サイドカバー部材との溶着を確実に行えるので、これらの部分におけるシール性を更に向上させることができる。
更に、上記のいずれかに記載の電池モジュールであって、前記シール部材は、矩形状のシート状シール部材を、その第1辺に沿う第1辺端部と、前記第1辺に対向する第2辺に沿う第2辺端部とが互いに重なるように、前記単電池群及び前記ガスダクト部材に捲回し、前記第1辺端部と前記第2辺端部とを互いに気密に固着して、筒状に構成してなる電池モジュールとすると良い。
本発明によれば、シール部材は、矩形状のシート状シール部材を、単電池群及びガスダクト部材に捲回し、その第1辺端部と第2辺端部とを互いに気密に固着して、筒状に構成したものである。このようにすることで、単電池群及びガスダクト部材を気密に包囲する筒状のシール部材を容易に構成できる。なお、この第1辺端部と第2辺端部との固着方法も特に限定されない。例えば、粘着剤を利用して固着しても、溶着により固着しても、或いは、粘着と溶着を併用して固着してもよい。
更に、上記の電池モジュールであって、前記シート状シール部材は、樹脂製であり、前記シール部材は、前記シート状シール部材の前記第1辺端部と前記第2辺端部とを、溶着により互いに気密に固着してなる電池モジュールとすると良い。
前述したように、第1辺端部と第2辺端部とは、粘着剤を利用して固着することもできる。しかし、もし単電池から電解液が漏液し、この固着部分に電解液が浸透すると、電解液は一般にアルカリ性であるために粘着剤が変質して粘着力が低下し、固着部分が剥がれてしまうおそれがある。
これに対し、本発明では、シート状シール部材を樹脂製とし、その第1辺端部と第2辺端部とを溶着により固着している。このため、単電池から漏液した電解液がこの固着部分にまで達しても、固着部分が剥がれ難いので、シール性を向上させることができる。なお、本発明においては、第1辺端部と第2辺端部とが溶着により気密に固着されていればよく、溶着のみによって気密に固着されていても、粘着部分を更に溶着することで気密に固着されていてもよい。
更に、上記の電池モジュールであって、前記シール部材の前記第1辺端部と前記第2辺端部とは、粘着剤を介することなく、互いに溶着されてなる電池モジュールとすると良い。
前述したように、シール部材の第1辺端部と第2辺端部との固着は、粘着と溶着を併用することによって行うこともできる。しかし、粘着した部分を更に溶着しようとすると、介在する粘着剤の影響により、溶着が確実に行えないこともあり得る。
これに対し、本発明では、第1辺端部と第2辺端部とは、粘着剤を介することなく、溶着により固着されている。従って、第1辺端部と第2辺端部との溶着を確実に行えるので、この部分におけるシール性を更に向上させることができる。
更に、上記のいずれかに記載の電池モジュールであって、前記シール部材は、前記単電池群の各々の前記単電池ケースに密着してなる電池モジュールとすると良い。
本発明によれば、シール部材は、単電池群の各々の単電池ケースに密着している。このようにシール部材が密着していれば、電池モジュールの取り扱い時にシール部材が破れるなどの不具合を防止できる。また、放熱性がよくなるため、単電池を効率よく冷却できる。
更に、上記のいずれかに記載の電池モジュールであって、前記シール部材は、前記ガスダクト部材のうち、少なくとも、前記第1サイドカバー部材から単電池列置方向に第1所定範囲にわたる第1サイドカバー側部、及び、前記第2サイドカバー部材から単電池列置方向に第2所定範囲にわたる第2サイドカバー側部には、固着されていない電池モジュールとすると良い。
ガスダクト部材を単電池群に確実に固定することを考えれば、シール部材とガスダクト部材とを全体的に固着するのが好ましい。しかし、例えばガスダクト部材が樹脂製で単電池ケースが金属製である場合など、ガスダクト部材の熱膨張率が単電池ケースの熱膨張率よりも大きいと、例えば−40℃といった低温下では、ガスダクト部材が大きく収縮する一方、単電池ケースはそれほど収縮しない。このため、第1,第2サイドカバー部材と単電池群との間に隙間は生じないが、第1,第2サイドカバー部材とガスダクト部材との間には、隙間が生じる。シール部材とガスダクト部材とが全体的に固着されていると、シート部材のうち、この隙間に対応する部分が強く引っ張られるので、この部分で亀裂等が生じやすい。特に低温下ではシート部材自身も硬くなっているために亀裂等が生じやすくなる。
これに対し、本発明では、ガスダクト部材のうち、少なくとも第1,第2サイドカバー側部には、シール部材が固着されていない。つまり、少なくとも第1,第2サイドカバー側部は、シール部材に拘束されることなく、自由に動くことができる。このため、低温下でガスダクト部材が熱収縮を起こして、ガスダクト部材と第1,第2サイドカバー部材との間に隙間が生じても、シール部材のうち、この隙間に対応する部分には、それほど強い引っ張り応力が掛からない。従って、この隙間に対応する部分でシール部材に亀裂等が生じる不具合を抑制できる。
更に、上記のいずれかに記載の電池モジュールであって、前記シール部材は、前記ガスダクト部材に単電池列置方向の一端から他端に至るまで固着されてなり、前記ガスダクト部材は、単電池列置方向に列置された複数のサブガスダクト部からなる電池モジュールとすると良い。
シール部材がガスダクト部材にその一端から他端に至るまで固着されていれば、ガスダクト部材を単電池群に確実に固定しやすいという利点がある。しかし、前述したように、ガスダクト部材の熱膨張率が単電池ケースの熱膨張率よりも大きいと、低温下で第1,第2サイドカバー部材とガスダクト部材との間に隙間が生じる。このため、シート部材のうち、この隙間に対応する部分が強く引っ張られるので、この部分で亀裂等が生じやすい。
これに対し、本発明では、ガスダクト部材が、単電池列置方向に列置された複数のサブダクト部からなる。このような構成とすると、低温下でガスダクト部材が熱収縮を起こしても、サブガスダクト部がそれぞれ独立して熱収縮を起こすため、ガスダクト部材と第1,第2サイドカバー部材との間の他、サブガスダクト部同士の間にも隙間ができる。このため、ガスダクト部材と第1,第2サイドカバー部材との間にできる隙間は比較的小さいものとなる。従って、シール部材のうち、この隙間に対応する部分には、それほど強い引っ張り応力が掛からないので、この隙間に対応する部分でシール部材に亀裂等が生じる不具合を抑制できる。
また、他の解決手段は、上記のいずれかに記載の電池モジュールを複数備える組電池である。
このような組電池は、前述したように電池モジュールが安価でかつガス漏れや電解液漏れを防止できるため、安価で信頼性の高いものとすることができる。
また、他の解決手段は、単電池ケースの安全弁形成面に安全弁が配設された複数の単電池が、前記安全弁形成面をそれぞれ同方向に向けて一列に列置されてなる単電池群と、前記単電池群の各々の前記安全弁を覆うように架け渡され、前記安全弁形成面との間にガス排出路を構成するガスダクト部材と、前記単電池群及び前記ガスダクト部材を、単電池列置方向の一端側から覆う第1サイドカバー部材と、前記単電池群及び前記ガスダクト部材を、単電池列置方向の他端側から覆う第2サイドカバー部材であって、前記ガス排出路と連通するガス排出口を有する第2サイドカバー部材と、を備えるシール前電池モジュールに、互いに対向する第1辺及び第2辺と互いに対向する第3辺及び第4辺とを有する矩形状のシート状シール部材を捲回して、気密にシールするシール工程を含む電池モジュールの製造方法であって、前記シール工程は、前記シート状シール部材を、前記第1辺及び前記第2辺が単電池列置方向に延びるように配置して、前記第2辺に沿う第2辺端部が前記第1辺に沿う第1辺端部に外側から重なり、前記第3辺に沿う第3辺端部が前記第1サイドカバー部材の周りを周回し、前記第4辺に沿う第4辺端部が前記第2サイドカバー部材の周りを周回するように、前記シート状シール部材を前記シール前電池モジュールに捲回し、前記第2辺端部を前記第1辺端部に気密に固着して、前記シート状シール部材を筒状にすると共に、前記第3辺端部を前記第1サイドカバー部材に気密に固着し、前記第4辺端部を前記第2サイドカバー部材に気密に固着する工程である電池モジュールの製造方法である。
本発明の製造方法に係る電池モジュールは、単電池群の各々の安全弁を覆うガスダクト部材により、単電池の安全弁形成面との間でガス排出路が構成されている。また、単電池群及びガスダクト部材のうち単電池列置方向の一方の端部側に第2サイドカバー部材を配置し、この第2サイドカバー部材にガス排出路を連通するガス排出口を設けることで、安全弁から放出されたガスをガス排出口からモジュール外部へ排出するように構成されている。更に、単電池群及びガスダクト部材のうち単電池列置方向の他方の端部側にも第1サイドカバー部材を配置したシール前電池モジュールに、矩形状のシート状シール部材を捲回して、気密にシールすることで、電池モジュール全体が気密にシールされている。
このような電池モジュールについて、本発明では、シール前電池モジュールにシート状シール部材をシールするシール工程を次のように行っている。即ち、シート状シール部材を、その第1辺及び第2辺が単電池列置方向に延びるように配置する。そして、このシート状シール部材を、その第2辺端部が第1辺端部に外側から重なり、第3辺端部が第1サイドカバー部材の周りを周回し、第4辺端部が第2サイドカバー部材の周りを周回するようにシール前電池モジュールに捲回する。その後、第2辺端部を第1辺端部に気密に固着して、シート状シール部材を筒状にすると共に、第3辺端部を第1サイドカバー部材に気密に固着し、また、第4辺端部を第2サイドカバー部材に気密に固着する。このように、矩形状のシート状シール部材を利用してシールを行うことで、電池モジュール全体を容易に気密にシールできる。
更に、上記の電池モジュールの製造方法であって、前記シート状シール部材は、その全面に粘着剤が塗布された、全面粘着シート状シール部材であり、前記シール工程は、前記第2辺端部を前記第1辺端部に粘着させて気密に固着すると共に、前記第3辺端部を前記第1サイドカバー部材に粘着させて気密に固着し、前記第4辺端部を前記第2サイドカバー部材に粘着させて気密に固着する電池モジュールの製造方法とすると良い。
本発明によれば、シート状シール部材として、その全面に粘着剤が塗布された全面粘着シート状シール部材を利用する。そして、シール工程において、その第2辺端部を第1辺端部に粘着させて気密に固着すると共に、第3辺端部を第1サイドカバー部材に粘着させて気密に固着し、また、第4辺端部を第2サイドカバー部材に粘着させて気密に固着する。このように全面粘着シート状シール部材を利用すれば、それを貼り付けていくだけで所定箇所を容易に気密にシールできるので、全体が気密にシールされた電池モジュールを簡単に製造できる。
更に、上記の電池モジュールの製造方法であって、前記シート状シール部材は、樹脂製であり、前記第2辺端部に、前記第3辺から前記第4辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第2非粘着領域を有し、前記シール工程は、前記第2辺端部の前記第2非粘着領域を前記第1辺端部に溶着して気密に固着する電池モジュールの製造方法とすると良い。
前述したように、完成した電池モジュールにおける電解液に対するシール性を考慮すると、粘着剤を利用してシート状シール部材の第1辺端部と第2辺端部とを固着するよりも、溶着によりこれらを固着するのが好ましい。しかし、粘着した部分を更に溶着する方法をとると、介在する粘着剤の影響により、溶着が確実に行えないこともある。
これに対し、本発明では、シート状シール部材として、その第2辺端部に、第3辺から第4辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第2非粘着領域を有するものを利用する。そして、シール工程において、この第2非粘着領域を第1辺端部に溶着して気密に固着する。このようにすれば、第2辺端部の第2非粘着領域と第1辺端部とを、粘着剤を介することなく、溶着だけにより固着できる。従って、第2辺端部の第2非粘着領域と第1辺端部とを確実に固着できる。
更に、上記の電池モジュールの製造方法であって、前記シート状シール部材は、前記第2辺端部のうち、前記第2非粘着領域よりも前記第2辺側に、粘着剤が塗布された第2粘着領域を有し、前記シール工程は、前記第2辺端部の前記第2粘着領域を前記第1辺端部に粘着させて仮固着しておき、その後に、前記第2辺端部の前記第2非粘着領域を前記第1辺端部に溶着する電池モジュールの製造方法とすると良い。
本発明では、シート状シール部材として、第2辺端部のうち、第2非粘着領域よりも第2辺側に、粘着剤が塗布された第2粘着領域を有するものを利用する。そして、シール工程において、第2辺端部の第2粘着領域を第1辺端部に粘着させて仮固着しておき、その後に、第2辺端部の第2非粘着領域を第1辺端部に溶着する。このように本発明では、第2辺端部の第2粘着領域を第1辺端部に粘着して仮固着するので、第2辺端部の第2非粘着領域を第1辺端部に溶着する際に位置決め等が容易となり、適切な位置を確実に溶着できる。
更に、上記のいずれかに記載の電池モジュールの製造方法であって、前記シート状シール部材は、樹脂製であり、前記第3辺端部に、前記第1辺から前記第2辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第3非粘着領域を有し、前記第4辺端部に、前記第1辺から前記第2辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第4非粘着領域を有し、前記シール工程は、前記第3辺端部の前記第3非粘着領域を前記第1サイドカバー部材に溶着して気密に固着し、前記第4辺端部の前記第4非粘着領域を前記第2サイドカバー部材に溶着して気密に固着する電池モジュールの製造方法とすると良い。
前述したように、完成した電池モジュールにおける電解液に対するシール性を考慮すると、粘着剤を利用してシート状シール部材と第1,第2サイドカバー部材とを固着するよりも、溶着によりこれらを固着するのが好ましい。しかし、粘着した部分を更に溶着する方法をとると、介在する粘着剤の影響により、溶着が確実に行えないこともある。
これに対し、本発明では、シート状シール部材として、その第3辺端部に、第1辺から第2辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第3非粘着領域を有し、また、その第4辺端部に、第1辺から第2辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第4非粘着領域を有するものを利用する。そして、シール工程において、この第3非粘着領域を第1サイドカバー部材に溶着して気密に固着すると共に、この第4非粘着領域を第2サイドカバー部材に溶着して気密に固着する。このようにすれば、第3辺端部の第3非粘着領域と第1サイドカバー部材、第4辺端部の第4非粘着領域と第2サイドカバー部材を、それぞれ粘着剤を介することなく、溶着だけにより固着できる。従って、第3辺端部の第3非粘着領域と第1サイドカバー部材、第4辺端部の第4非粘着領域と第2サイドカバー部材を、それぞれ確実に固着できる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1〜図6に本実施形態1の電池モジュール100を示す。また、図7にこの電池モジュール100の製造に利用されるシート状シール部材161を示す。電池モジュール100は、電気自動車やハイブリッドカーの電源として用いられる二次電池(例えばニッケル水素蓄電池)である。電池モジュール100は、対向する第1長側面100a及び第2長側面100bと、対向する第1短側面100c及び第2短側面100dと、対向する第1端面100e及び第2端面100fとを有する略直方体形状をなす。
電池モジュール100は、複数の単電池111からなる単電池群110、単電池群110の各々の安全弁115を覆うガスダクト部材130、単電池群110及びガスダクト部材130を単電池列置方向の両端側からそれぞれ覆う正極サイドカバー部材(第1サイドカバー部材)140及び負極サイドカバー部材(第2サイドカバー部材)150、単電池群110及びガスダクト部材130を包囲してモジュール全体を気密にシールするシール部材160等から構成されている。
このうち、単電池群110は、複数(本実施形態では8個)の単電池111が直列接続され、一列に列置されることにより構成されている。各々の単電池111は、密閉型の二次電池である。単電池111は、単電池ケース113、単電池ケース113に配設された安全弁115、単電池ケース113に配設された単電池正極端子117及び単電池負極端子119、単電池ケース111内に収容された発電要素(図示しない)等から構成されている(図6参照)。また、単電池ケース113内部には、電解液が注入されている。
単電池ケース113は、直方体形状をなし、全体が金属からなる。単電池ケース113は、互いに対向し最も面積が広い第1面113a及び第2面113b(図1及び図2参照)と、第1面113aの短辺と第2面113bの短辺とをそれぞれ結び互いに対向する第3面(安全弁形成面)113c及び第4面113d(図6参照)と、第1面113aの長辺と第2面113bの長辺とをそれぞれ結び互いに対向する第5面113e及び第6面113f(図6参照)とを有する。
このうち、第3面(安全弁形成面)113cの略中央には、安全弁115が設けられている(図6参照)。この安全弁115は、充放電時に発生した水素ガスによって単電池111の内圧が一定以上に上昇したときに作動し、単電池内部の水素ガスを単電池外部に排出させるように構成されている。
また、第5面113eには、単電池正極端子117が所定の間隔を開けて2箇所に設けられている(図6参照)。また、第6面113fには、そのほぼ全面に単電池負極端子119が設けられている。そして、隣り合う単電池111の単電池正極端子117と負極電極端子119とは、それぞれ溶接により固定され、電気的に接続している。単電池群110の単電池列置方向の一端に位置する単電池111(図6中、右側の単電池111)の単電池正極端子117は、後述するモジュール正極端子141とモジュール内部において電気的に接続されている。また、他端に位置する単電池111(図6中、左側の単電池111)の単電池負極端子119は、後述するモジュール負極端子151とモジュール内部において電気的に接続されている。
図示しない発電要素は、複数の正極板と複数の負極板とがセパレータを介して交互に積層されることにより構成されている。複数の正極板からなる正極は、単電池正極端子117と単電池内部において電気的に接続されている。また、複数の負極板からなる負極は、単電池負極端子119と単電池内部において電気的に接続されている。
各々の単電池111は、第3面(安全弁形成面)113cがそれぞれ同方向を向き、隣り合う単電池111の第5面113eと第6面113fが対向するように一列に配置されて、単電池群110を構成している。
単電池群110には、各々の安全弁115を覆い、かつ、各々の第3面(安全弁形成面)113cの略全面を覆うようにして、ガスダクト部材130が当接している。このガスダクト部材130は、ポリプロピレン(PP)等の樹脂からなり、単電池列置方向に延び、単電池列置方向に直交する断面が略コ字状をなす。このようなガスダクト部材130を配設することで、ガスダクト部材130と単電池群110の各々の第3面(安全弁形成面)113cとの間で、後述するガス排出口153に連通するガス排出路131が構成されている(図6参照)。
単電池群110及びガスダクト部材130の単電池列置方向の一端(図6中、右側)には、これらを単電池列置方向の一端側から覆う正極サイドカバー部材140が配置されている。正極サイドカバー部材140は、単電池群110の一端に位置する単電池111の第5面113eの略全面と、ガスダクト部材130の一端側を覆うようにして、この第5面113eに当接すると共にガスダクト部材130に当接している。
正極サイドカバー部材140は、ガスダクト部材130と同様、ポリプロピレン(PP)等の樹脂からなる。正極サイドカバー部材140の略中央には、円柱状をなしてモジュール外部に突出するモジュール正極端子141が固設されている。モジュール正極端子141は、前述したように、モジュール内部において、単電池群110の一端に位置する単電池111の単電池正極端子117と電気的に接続されている。
また、単電池群110及びガスダクト部材130の単電池列置方向の他端(図6中、左)には、これらを単電池列置方向の他端側から覆う負極サイドカバー部材150が配置されている。負極サイドカバー部材150は、単電池群110の他端に位置する単電池111の第6面113fの略全面と、ガスダクト部材130の他端側を覆うようにして、この第6面113fに当接すると共にガスダクト部材130に当接している。
この負極サイドカバー部材150も、ガスダクト部材130等と同様、ポリプロピレン(PP)等の樹脂からなる。負極サイドカバー部材150の略中央には、円柱状をなしてモジュール外部に突出するモジュール負極端子151が固設されている。モジュール負極端子151は、前述したように、モジュール内部において、単電池群110の他端に位置する単電池111の単電池負極端子119と電気的に接続されている。また、負極サイドカバー部材150の上部中央には、円筒状のガス排出口153が形成されている。このガス排出口153は、ガスダクト部材130と単電池群110の安全弁形成面113cとにより構成されるガス排出路131と連通し、単電池111から水素ガスが排出された場合、この水素ガスをガス排出口153からモジュール外部へ排出させる。
このように本実施形態1では、ガスダクト部材130を配設することで、ガスダクト部材130と安全弁形成面113cとの間にガス排出路131を構成し、更にこのガス排出路131と連通するガス排出口153を有する負極サイドカバー部材150を配置して、ここから水素ガスをモジュール外部へ排出するようにしている。このため、従来に比して水素ガスの排出経路を安価にかつ容易に構成できる。
正極サイドカバー部材140と負極サイドカバー部材150との間には、電気絶縁性を有する樹脂製のシール部材160が配置されている(図1〜図6参照)。シール部材160は、単電池群110及びガスダクト部材130を、単電池列置方向の軸線周りに包囲して筒状をなす。そして、一方の第1開口端部160pが、正極サイドカバー部材140の周りを取り囲んで、正極サイドカバー部材140に粘着により気密に固着している。また、他方の第2開口端部160qが、負極サイドカバー部材150の周りを取り囲んで、負極サイドカバー部材150に粘着により気密に固着している。また、このシール部材160は、内側全面に粘着剤が塗布されているため、単電池群110の各々の単電池ケース113やガスダクト部材130にも粘着して、これらに密着している。
このようなシール部材160を配設することで、電池モジュール100全体が気密にシールされるので、安全弁115から放出された水素ガスがガス排出口153以外の部分から漏れ出ることを防止できる。また、もし単電池111から電解液が漏液したとしても、その電解液がモジュール外部にまで漏れ出ることをも防止できる。また、シール部材160は、単電池群110の各々の単電池ケース113に粘着して密着しているため、電池モジュール100の取り扱い時にシール部材160が破れるなどの不具合を防止できる。また、シール部材160が単電池ケース113に密着していることにより、単電池111の放熱性がよくなるため、単電池111を効率よく冷却できる。
シール部材160は、図7に示す、互いに対向する第1辺161a及び第2辺161bと、互いに対向する第3辺161c及び第4辺161dとを有する長方形状のシート状シール部材161を利用して形成されている。このシート状シール部材161は、厚さ約100μmのシートの全面に粘着剤が塗布された全面粘着シート状シール部材である。従って、第1辺161aに沿い、ガスダクト部材130の上面(電池モジュール100の第1短側面100cに対応する面)に配置される帯状の第1辺端部163、及び、第2辺161bに沿い、ガスダクト部材130の上面(電池モジュール100の第1短側面100cに対応する面)に配置され、第1辺端部163に外側から重なる帯状の第2辺端部165にも、粘着剤が塗布されている。
また、第3辺161cに沿い、正極サイドカバー部材140の周りを周回してこれに固着される帯状の第3辺端部167、及び、第4辺161dに沿い、負極サイドカバー部材150の周りを周回してこれに固着される帯状の第4辺端部169にも、粘着剤が塗布されている。なお、シート状シール部材161の第3辺端部167は、シール部材160を構成したときの第1開口端部160pに相当する。また、シート状シール部材161の第4辺端部169は、シール部材160を構成したときの第2開口端部160qに相当する。
シール部材160は、このシート状シール部材161をシール前の電池モジュールに捲回して、その第1辺端部163に第2辺端部165が外側から重なるようにして、これらを粘着により気密に固着し、筒状とすることにより形成されている。そして、シート状シール部材161の第3辺端部167が、第1開口端部130pを構成し、正極サイドカバー部材140の周りを取り囲んで、正極サイドカバー部材140に粘着により気密に固着されている。また、第4辺端部169が、第2開口端部130qを構成し、負極サイドカバー部材150の周りを取り囲んで、負極サイドカバー部材150に粘着により気密に固着されている。このように長方形状のシート状シール部材161を利用することで、単電池群110及びガスダクト部材130を気密に包囲するシール部材160を容易に構成できる。
次いで、上記電池モジュール100の製造方法について説明する(図1〜図7参照)。
まず、公知の手法により製造した単電池111を直列接続し、一列に列置して単電池群110を形成する。そして、この単電池群110の所定位置に、ガスダクト部材130、正極サイドカバー部材140及び負極サイドカバー部材150をそれぞれ配置する。この状態の電池モジュールが、本発明のシール前電池モジュールに相当する。
次に、シール工程において、このシール前電池モジュールに、前述した長方形状のシート状シール部材161を捲回して、電池モジュール100を気密にシールする。詳細には、シート状シール部材161を、その第1辺161a及び第2辺161bが単電池列置方向に延びるように配置する。そして、まず、シート状シール部材161のうち第1辺端部163を、シール前電池モジュールのうちガスダクト部材130の上面に貼り付ける(図3に模式的に描いたシート状シール部材161等を参照)。
その後、シート状シール部材161を単電池列置方向の軸線周りに捲回しながら、シート状シール部材161をシール前電池モジュールに貼り付けていく。その際、本実施形態1のシート状シール部材161は、全面粘着シート状シール部材であるため、シート状シール部材161の第3辺端部167は、正極サイドカバー部材140の周りを周回しながら、正極サイドカバー部材140に貼り付けられる。また、第4辺端部169は、負極サイドカバー部材150の周りを周回しながら、負極サイドカバー部材150に貼り付けられる。また、シート状シール部材161は、単電池群110の各々の単電池ケース113、及び、ガスダクト部材130にも貼り付けられる。そして最後に、シート状シール部材161の第2辺端部165を、第1辺端部163に外側から貼り付ける。
このようにシート状シール部材161をシール前電池モジュールに貼り付けることで、シート状シール部材161の第1辺端部163と第2辺端部165とが、粘着により気密に固着し、筒状となる。また、シート状シール部材161の第3辺端部167が、正極サイドカバー部材140に粘着により気密に固着する。また、シート状シール部材161の第4辺端部169が、負極サイドカバー部材150に粘着により気密に固着する。更に、シート状シール部材161が、単電池群110の各々の単電池ケース113、及び、ガスダクト部材130に粘着して密着する。かくして、電池モジュール100が完成する。
このように長方形状のシート状シール部材161を利用してシールを行うことで、電池モジュール100全体を容易に気密にシールできる。また、本実施形態1では、シート状シール部材161として、全面粘着シート状シール部材を利用しているため、これを貼り付けていくだけで所定箇所を容易に気密にシールできる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態2では、シール部材260を構成するシート状シール部材261が、上記実施形態1のシート状シール部材161と異なる。その他は、基本的に上記実施形態1と同様である。図8に本実施形態2の電池モジュールに利用されるシート状シール部材261を示す。
このシート状シール部材261も、互いに対向する第1辺261a及び第2辺261bと、互いに対向する第3辺261c及び第4辺261dとを有する長方形状をなす。また、このシート状シール部材261も、厚さ約100μmのシートに粘着剤が塗布されたものであるが、部分的に粘着剤が塗布されていない領域が形成されている点が異なる。
詳細には、第1辺261aに沿い、ガスダクト部材130の上面に配置される帯状の第1辺端部263には、上記実施形態1のシート状シール部材161の第1辺端部163と同様に、粘着剤が塗布されている。
一方、第2辺261bに沿い、ガスダクト部材130の上面に配置され、第1辺端部263に外側から重なる帯状の第2辺端部265には、第3辺261cから第4辺261dまで延び、粘着剤が塗布されていない第2非粘着領域265hが形成されている。また、第2辺端部265のうち、第2非粘着領域265hよりも第2辺261b側には、粘着剤が塗布された帯状の第2粘着領域266が形成されている。
また、第3辺261cに沿い、正極サイドカバー部材140の周りを周回してこれに固着される帯状の第3辺端部267にも、第1辺261aから第2辺261bまで延び、粘着剤が塗布されていない第3非粘着領域267hが形成されている。また、第4辺261dに沿い、負極サイドカバー部材150の周りを周回してこれに固着される帯状の第4辺端部269にも、第1辺261aから第2辺261bまで延び、粘着剤が塗布されていない第4非粘着領域269hが形成されている。なお、その他の部分には、粘着剤が塗布されている。
本実施形態2では、シール部材260は、このシート状シール部材261をシール前の電池モジュールに捲回して、その第1辺端部263に第2辺端部265が重なるようして、これらを溶着により気密に固着し、筒状とすることにより形成されている(図1〜図5参照)。より具体的には、第2辺端部265のうち、粘着剤が塗布されていない第2非粘着領域265hは、第1辺端部263に外側から重ねられて、粘着剤を介することなく、溶着により固着されている。
上記実施形態1では、シート状シール部材161の第1辺端部163と第2辺端部165とを、粘着剤を利用して固着した。しかし、もし単電池111から電解液が漏液し、この固着部分に電解液が浸透すると、電解液がアルカリ性であるために粘着剤が変質して粘着力が低下し、固着部分が剥がれてしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態2では、シート状シール部材261の第1辺端部263と第2辺端部265とを溶着により固着している。このため、単電池111から漏液した電解液がこの固着部分にまで達しても、固着部分が剥がれ難いので、シール性を向上させることができる。更に、第1辺端部263と第2辺端部265の第2非粘着領域265hとは、粘着剤を介することなく、溶着されている。このため、これらの溶着を確実に行えるので、この固着部分においてシール性を特に向上させることができる。
また、本実施形態2では、シート状シール部材261の第3辺端部267(第3非粘着領域267h)が、シール部材260の第1開口端部260pを構成し、正極サイドカバー部材140の周りを取り囲んで、粘着剤を介することなく、正極サイドカバー部材140に溶着により気密に固着されている。また、第4辺端部269(第4非粘着領域269h)が、シール部材260の第2開口端部260qを構成し、粘着剤を介することなく、負極サイドカバー部材150を取り囲んで、負極サイドカバー部材150に溶着により気密に固着されている。
上記実施形態1では、シール部材160と正極,負極サイドカバー部材140,150とを、粘着剤を利用して固着した。しかし、前述したように、もし単電池111から電解液が漏液し、これらの固着部分に電解液が浸透すると、粘着剤が変質して粘着力が低下し、シール部材160が剥がれてしまうおそれがある。
これに対し、本実施形態2では、シール部材260と正極,負極サイドカバー部材140,150とをそれぞれ溶着により固着している。このため、単電池111から漏液した電解液が、これらの固着部分にまで達しても、シール部材260が剥がれ難いので、シール性を向上させることができる。更に、シール部材260と正極,負極サイドカバー部材140,150とは、粘着剤を介することなく、溶着されている。このため、これらの溶着を確実に行えるので、これらの固着部分においてシール性を特に向上させることができる。
次いで、本実施形態2に係る電池モジュールの製造方法について説明する(図3等参照)。まず、上記実施形態1と同様にして、シール前電池モジュールを作成する。そして、シール工程において、上記シート状シール部材261をシール前電池モジュールに捲回して、電池モジュールを気密にシールする。詳細には、シート状シール部材261を、その第1辺261a及び第2辺261bが単電池列置方向に延びるように配置する。そして、まず、シート状シール部材261のうち第1辺端部263を、ガスダクト部材130の上面に貼り付ける。その後、シート状シール部材261を単電池列置方向の軸線周りに捲回しながら、シート状シール部材261をシール前電池モジュールに貼り付けていく。
その際、上記実施形態1と同様に、シート状シール部材261は、単電池群110の各々の単電池ケース113、及び、ガスダクト部材130に貼り付けられる。しかしながら、本実施形態2では、シート状シール部材261の第3辺端部267は、正極サイドカバー部材140の周りを周回するが、第3辺端部267は粘着剤のない第3非粘着領域267hとされているため、正極サイドカバー部材140に粘着されない。また、第4辺端部269も、負極サイドカバー部材150の周りを周回するが、この第4辺端部269は粘着剤のない第4非粘着領域269hとされているため、負極サイドカバー部材150に粘着されない。そしてその後、シート状シール部材261の第2辺端部265を、第1辺端部263に外側から重ねて、第2辺端部265のうち第2粘着領域266を第1辺端部263に貼り付けて仮固着する。
次に、第2辺端部265の第2非粘着領域265hを第1辺端部263に溶着して気密に固着する。また、第3辺端部267(第3非粘着領域267h)を正極サイドカバー部材140に溶着して気密に固着すると共に、第4辺端部269(第4非粘着領域269h)を負極サイドカバー部材150に溶着して気密に固着する。かくして、本実施形態2の電池モジュールが完成する。
このように本実施形態2では、シート状シール部材261として、その第2辺端部265に粘着剤が塗布されていない第2非粘着領域265hを有するものを利用している。そして、シール工程において、この第2非粘着領域265hを第1辺端部263に溶着して気密に固着している。このため、第2辺端部265の第2非粘着領域265hと第1辺端部263とを、粘着剤を介することなく、溶着だけにより固着できる。従って、第2辺端部265と第1辺端部263とを確実に固着できる。
更に、シート状シール部材261は、その第2辺端部265に粘着剤が塗布された第2粘着領域266を有し、シール工程において、この第2粘着領域266を第1辺端部263に粘着させて仮固着しておき、その後に、第2辺端部265の第2非粘着領域265hを第1辺端部263に溶着している。このため、第2辺端部265の第2非粘着領域265hを第1辺端部263に溶着する際に位置決め等が容易となり、適切な位置を確実に溶着できる。
また更に、シート状シール部材261は、その第3辺端部267が、粘着剤が塗布されていない第3非粘着領域267hとされ、また、その第4辺端部269も、粘着剤が塗布されていない第4非粘着領域269hとされている。そして、シール工程において、この第3非粘着領域267hを正極サイドカバー部材140に溶着して気密に固着すると共に、この第4非粘着領域269hを負極サイドカバー部材150に溶着して気密に固着している。このため、第3辺端部267と正極サイドカバー部材140、第4辺端部269と負極サイドカバー部材150を、それぞれ粘着剤を介することなく、溶着だけにより固着できる。従って、第3辺端部267と正極サイドカバー部材140、第4辺端部269と負極サイドカバー部150を、それぞれ確実に固着できる。
その他、上記実施形態1と同様な部分は、上記実施形態1と同様な作用効果を奏する。
(実施形態3)
次いで、第3の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1または2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。本実施形態3では、シール部材360を構成するシート状シール部材361が、上記実施形態1または2のシート状シール部材161,261と異なる。その他は、基本的に上記実施形態1または2と同様である。図9に本実施形態3の電池モジュールに利用されるシート状シール部材361を示す。
このシート状シール部材361も、互いに対向する第1辺361a及び第2辺361bと、互いに対向する第3辺361c及び第4辺361dとを有する長方形状をなす。また、このシート状シール部材361も、厚さ約100μmのシートに粘着剤が塗布されたものであるが、部分的に粘着剤が塗布されていない領域が形成されている。
詳細には、第1辺361aに沿い、ガスダクト部材130の上面及び側面に配置される帯状の第1辺端部363には、第3辺361cから第4辺361dまで延び、粘着剤が塗布されていない第1非粘着領域363hが形成されている。また、第1辺端部363のうち、第1非粘着領域363hよりも第1辺361a側には、粘着剤が塗布された帯状の第1粘着領域364が形成されている。この第1粘着領域364は、ガスダクト部材130に重ねられる部分のうち、正極サイドカバー部材140側の第1所定範囲g1(50mm以内の範囲)と、負極サイドカバー部材150側の第2所定範囲g2(50mm以内の範囲)とを避けて形成されている。
また、第2辺361bに沿い、ガスダクト部材130の上面及び側面に配置され、第1辺端部363に外側から重なる帯状の第2辺端部365には、第3辺361cから第4辺361dまで延び、粘着剤が塗布されいない第2非粘着領域365hが形成されている。また、第2辺端部365のうち、第2非粘着領域365hよりも第2辺361b側には、粘着剤が塗布された帯状の第2粘着領域366が形成されている。この第2粘着領域366も、第1粘着領域364と同様に、ガスダクト部材130に重ねられる部分のうち、正極サイドカバー部材140側の第1所定範囲g1(50mm以内の範囲)と、負極サイドカバー部材150側の第2所定範囲g2(50mm以内の範囲)とを避けて形成されている。
従って、シート状シール部材361(シール部材360)は、ガスダクト部材130のうち、正極サイドカバー部材140から単電池列置方向に第1所定範囲g1(50mm以内の範囲)にわたる正極サイドカバー側部133、負極サイドカバー部材150から単電池列置方向に第2所定範囲(50mm以内の範囲)にわたる負極サイドカバー部135には、固着されていない(図2及び図5参照)。
また、第3辺361cに沿い、正極サイドカバー部材140の周りを周回してこれに固着される帯状の第3辺端部367にも、第1辺361aから第2辺361bまで延び、粘着剤が塗布されていない第3非粘着領域367hが形成されている。また、第4辺361dに沿い、負極サイドカバー部材150の周りを周回してこれに固着される帯状の第4辺端部369にも、第1辺361aから第2辺361bまで延び、粘着剤が塗布されていない第4非粘着領域369hが形成されている。なお、その他の部分には、粘着剤が塗布されている。
本実施形態3では、シール部材360は、このシート状シール部材361をシール前の電池モジュールに捲回して、その第1辺端部363の一部に第2辺端部365の一部が重なるようして、これらを溶着により気密に固着し、筒状とすることにより形成されている(図1〜図5参照)。より具体的には、第2辺端部365のうち、粘着剤が塗布されていない第2非粘着領域365hの第2辺361b側の一部が、第1辺端部363の第1辺361a側の一部に外側から重ねられて、粘着剤を介することなく、溶着により固着されている。このため、上記実施形態2と同様、この溶着部分のシール性を特に向上させることができる。
また、上記実施形態2と同様に、本実施形態3でも、シート状シール部材361の第3辺端部367(第3非粘着領域)367hが、シール部材360の第1開口端部360pを構成し、正極サイドカバー部材140の周りを取り囲んで、粘着剤を介することなく、正極サイドカバー部材140に溶着により気密に固着されている。また、第4辺端部369(第4非粘着領域369h)が、シール部材360の第2開口端部360qを構成し、粘着剤を介することなく、負極サイドカバー部材150を取り囲んで、負極サイドカバー部材150に溶着により気密に固着されている。このため、これらの溶着部分のシール性も特に向上させることができる。
更に、本実施形態3では、ガスダクト部材130のうち、第1,第2サイドカバー側部133,135には、シール部材160が固着されていない(図2及び図5参照)。つまり、第1,第2サイドカバー側部133,135は、シール部材160に拘束されることなく、自由に動くことができる。このため、低温下でガスダクト部材130が熱収縮を起こして、ガスダクト部材130と正極,負極サイドカバー部材140,150との間に隙間が生じても、シール部材360のうち、この隙間に対応する部分が強く引っ張られることはない。つまり、ガスダクト部材130が熱収縮を起こしたときには、シール部材360は、上記の隙間に対応した部分だけでなく、第1所定範囲g1及び第2所定範囲g2に対応する部分も引っ張られて、これら全体で延びるので、隙間に対応した部分にだけ強い引っ張り応力が掛かることがない。従って、シール部材360に亀裂等が生じる不具合を抑制できる。特に、本実施形態3では、シール部材160とガスダクト部材130とは、面積の極小さい第1粘着領域364の部分でしか固着されていないので、ガスダクト部材130が熱収縮を起こしても、シール部材160に特に亀裂等が生じにくくなる。
なお、本実施形態3では、第3辺361cから第4辺361dに至るまで第1非粘着領域363hを形成している。しかし、図9中に破線で境界を示すように、第1所定範囲g1及び第2所定範囲g2を除いた中央の領域363kに粘着剤を塗布することもできる。このようにしても、ガスダクト部材130が熱収縮を起こしたときには、シール部材360は、前述した隙間に対応した部分だけでなく、第1所定範囲g1及び第2所定範囲g2に対応する部分も引っ張られて、これら全体で延びるので、隙間に対応した部分にだけ強い引っ張り応力が掛かることがない。従って、シール部材360に亀裂等が生じる不具合を抑制できる。
次いで、本実施形態3に係る電池モジュールの製造方法について説明する。まず、上記実施形態1等と同様にして、シール前電池モジュールを作成する。そして、シール工程において、上記シート状シール部材361をシール前電池モジュールに捲回して、電池モジュールを気密にシールする。詳細には、シート状シール部材361を、その第1辺361a及び第2辺361bが単電池列置方向に延びるように配置する。そして、まず、シート状シール部材361の第1辺端部363のうち、第1粘着領域364を、ガスダクト部材130の上面の一部に貼り付けて仮止めする。その後、シート状シール部材361を単電池列置方向の軸線周りに捲回しながら、シート状シール部材361をシール前電池モジュールに貼り付けていく。
その際、シート状シール部材361は、単電池群110の各々の単電池ケース113に貼り付けられる。しかしながら、本実施形態3では、第1辺端部363の第1粘着領域364を除き、シート状シール部材361は、ガスダクト部材130に粘着されない。前述したように、シート状シール部材361には、第1粘着領域364を除き、ガスダクト部材130の上面及び側面に重なる部分に、粘着剤が塗布されていないからである。
なお、上記実施形態2と同様に、シート状シール部材361の第3辺端部367は、正極サイドカバー部材140の周りを周回するが、第3辺端部367は粘着剤のない第3非粘着領域367hとされているため、正極サイドカバー部材140に粘着されない。また、第4辺端部369も、負極サイドカバー部材150の周りを周回するが、この第4辺端部369は粘着剤のない第4非粘着領域369hとされているため、負極サイドカバー部材150に粘着されない。そしてその後、シート状シール部材361の第2辺端部365を、第1辺端部363に外側から重ねて、第2辺端部365のうち第2粘着領域366を第1辺端部363に貼り付けて仮固着する。
次に、上記実施形態2と同様に、第2辺端部365の第2非粘着領域365hを第1辺端部363に溶着して気密に固着する。また、第3辺端部367(第3非粘着領域367h)を正極サイドカバー部材140に溶着して気密に固着すると共に、第4辺端部369(第4非粘着領域369h)を負極サイドカバー部材150に溶着して気密に固着する。かくして、本実施形態3の電池モジュールが完成する。
なお、上記実施形態1または2と同様な部分は、上記実施形態1または2と同様な作用効果を奏する。
(実施形態4)
次いで、第4の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図10に本実施形態4の電池モジュールを示す。本実施形態4では、電池モジュールを構成するガスダクト部材430が、上記実施形態1〜3のガスダクト部材130と異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1と同様である。
本実施形態4では、ガスダクト部材430が、単電池列置方向に列置された複数(2個)のサブガスダクト部材430pから構成されている。各サブガスダクト部材430pは、上記実施形態1〜3のガスダクト部材130を単電池列置方向の中央で切断したものに相当する。ガスダクト部材430をこのような構成とすることで、例えば低温下でガスダクト部材430が熱収縮しても、サブガスダクト部材430pがそれぞれ独立して熱収縮するため、ガスダクト部材430と正極,負極サイドカバー部材140,150との間に大きな隙間が生じることを防止できる。このため、シール部材160のうち、正極,負極サイドカバー部材140,150とガスダクト部材130との境界付近の部分には、それほど強い引っ張り応力が掛からない。従って、これらの境界付近部分でシール部材160に亀裂等が生じる不具合を抑制できる。
その他、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な部分は、上記実施形態1〜3と同様な作用効果を奏する。
(実施形態5)
次いで、第5の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1〜4のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図11に本実施形態5の組電池500を構成する保持スペーサ510を示す。また、図12に保持スペーサ510に、上記実施形態1に係る電池モジュール100を取り付けた状態を示す。更に、図13に本実施形態5の組電池500を示す。なお、図11〜図13において、組電池完成時における単電池111の列置方向を単電池列置方向X、電池モジュール100の列置方向をモジュール列置方向Y、これらに直交する方向を垂直方向Zとする。
この組電池500は、電気自動車やハイブリッドカーの電源として用いられる二次電池(例えばニッケル水素蓄電池)である。組電池500は、上記実施形態1に係る電池モジュール100を複数(例えば6個)備える。なお、上記実施形態1の電池モジュール100の代わりに、上記実施形態2、3または4に係る電池モジュールを搭載してもよい。隣り合う電池モジュール100同士の間隙には、電池モジュール100を保持する保持スペーサ510がそれぞれ配置されている。更に、これら電池モジュール100及び保持スペーサ510は、概略板状の第1スペーサ支持部材540と第2スペーサ支持部材550によって保持されている。また更に、電池モジュール100、保持スペーサ510、第1,第2スペーサ支持部材540,550は、図示しない端板と拘束バンドによって全体的に拘束されて一体となっている。
このうち、電池モジュール100については、上記実施形態1で説明した通りである。
保持スペーサ510は、後述する第1弾性部材523、第2弾性部材525及び板状ゴム部材527以外の部分が、電気絶縁性を有する樹脂から一体的に構成されている。保持スペーサ510は、電池モジュール100同士の間隙に配置されて、電池モジュール100を保持すると共に、電池モジュール100と保持スペーサ510との間に、冷却媒体が流通する冷却路を構成する。
詳細には、図11等に示すように、保持スペーサ510は、電池モジュール100同士の間隙に直接介在する概略板状のスペーサ本体511を有する。スペーサ本体511のうち、垂直方向Zの一端には、隣接する電池モジュール100の第1短側面100cを支持する第1モジュール支持部513が複数(片側に9個、合計18個)設けられている。これらの第1モジュール支持部513は、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。また、スペーサ本体511のうち、垂直方向Zの他端には、隣接する電池モジュール100の第2短側面100dを支持する第2モジュール支持部515が複数(片側に9個、合計18個)設けられている。これらの第2モジュール支持部515も、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出し、垂直方向Zと直交する板形状をなす。保持スペーサ510に取り付けられた電池モジュール100は、これら第1モジュール支持部513と第2モジュール支持部515との間に配置されることによって、垂直方向Zへの移動が規制されている(図12参照)。
また、図11等に示すように、スペーサ本体511のうち、単電池列置方向Xの一端には、隣接する電池モジュール100の第1端面100eを支持する第3モジュール支持部517が複数(片側に2個、合計4個)設けられている。これらの第3モジュール支持部517は、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出している。また、スペーサ本体511のうち、単電池列置方向Xの他端には、隣接する電池モジュール100の第2端面100fを支持する第4モジュール支持部519が複数(片側に2個、合計4個)設けられている。これらの第4ジュール支持部519も、モジュール列置方向Yにそれぞれ突出している。保持スペーサ510に取り付けられた電池モジュール100は、これら第3モジュール支持部517と第4モジュール支持部519との間に配置されることによって、単電池列置方向Xへの移動が規制されている(図12参照)。
また、図11に示すように、スペーサ本体511には、隣接する電池モジュールの第1長側面100aまたは第2長側面100bとの間に冷却媒体を流通させる冷却路を構成するために、多数の冷却路構成突起521が設けられている。これらの冷却路構成突起521は、モジュール列置方向Yに突出すると共に、垂直方向Zに直線状に延設されている。保持スペーサ510に取り付けられた電池モジュール100の第1長側面100aまたは第2長側面100bは、これらの冷却路構成突起141にそれぞれ当接して、スペーサ本体511との間に冷却路を構成する。
更に、スペーサ本体511のうち、垂直方向Zの一端には、第1スペーサ支持部材540に当接させる第1弾性部材523が複数(2箇所)設けられている。これらの第1弾性部材523は、扁平な筒状をなし、スペーサ本体511の上端側の図示しない突起部に挿入することで、スペーサ本体511に固定されて垂直方向Zに突出している。第1弾性部材523は、全体がゴムにより構成されており、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
また、スペーサ本体511のうち、垂直方向Zの他端には、第2スペーサ支持部材550に当接させる第2弾性部材525が複数(2箇所)設けられている。これらの第2弾性部材525も、扁平な筒状をなし、スペーサ本体511の下端側の図示しない突起部に挿入することで、スペーサ本体511に固定されて垂直方向Zに突出している。第2弾性部材525も、全体がゴムにより構成されており、垂直方向Zに弾性変形可能となっている。
組電池500を構成した状態において(図13参照)、保持スペーサ510は、第1弾性部材523が垂直方向Zに弾性変形(弾性圧縮)した状態で第1スペーサ保持部材540に弾性的に圧接すると共に、第2弾性部材525が垂直方向Zに弾性変形(弾性圧縮)した状態で第2スペーサ保持部材550に弾性的に圧接する。これにより、保持スペーサ510は、第1,第2スペーサ保持部材540,550の間に弾性的に狭持されている。
また更に、スペーサ本体511には、板状ゴム部材527が複数(片側2個、合計4個)設けられている。この板状ゴム部材527は、垂直方向Zに長い矩形状をなしている。板状ゴム部材527は、スペーサ本体511にあけられた矩形状の透孔に嵌め込まれて、スペーサ本体511に固定されている。板状ゴム部材527は、全体がゴムにより構成されており、モジュール列置方向Yに弾性変形できる。保持スペーサ510に取り付けられた電池モジュール100は、これらの板状ゴム部材527がモジュール列置方向Yに弾性変形して電池モジュール100の第1長側面100aまたは第2長側面100bに弾性的に圧接した状態で、保持スペーサ510に弾性的に保持されている。
このような組電池500は、前述したように電池モジュール100が安価でかつガス漏れや電解液漏れを防止できるため、安価で信頼性の高いものとすることができる。
上記組電池500は、次のようにして製造する。即ち、電池モジュール100を上記実施形態1で説明したようにして製造する。また一方で、保持スペーサ510を用意する。保持スペーサ510は、樹脂製のスペーサ本体511に、ゴムからなる第1弾性部材523、第2弾性部材525及び板状ゴム部材527をそれぞれ所定位置に取り付ければよい。そして、電池モジュール100を列置すると共に、それらの間隙にそれぞれ保持スペーサ510を介在させる。更に、第1スペーサ支持部材540及び第2スペーサ支持部材550を配置した状態で、端板と拘束バンドにより、全体を外側から拘束すれば、組電池500が完成する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜5に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態1に係る電池モジュールの斜視図である。 実施形態1に係る電池モジュールの第2長側面側から見た平面図である。 実施形態1に係る電池モジュールの第1端面側から見た平面図である。 実施形態1に係る電池モジュールの第2端面側から見た平面図である。 実施形態1に係る電池モジュールの第1短側面側から見た平面図である。 実施形態1に係る電池モジュールの部分断面図である。 実施形態1に係る電池モジュールの製造に利用するシート状シール部材を示す説明図である。 実施形態2に係る電池モジュールの製造に利用するシート状シール部材を示す説明図である。 実施形態3に係る電池モジュールの製造に利用するシート状シール部材を示す説明図である。 実施形態4に係る電池モジュールの斜視図である。 実施形態5に係る組電池を構成する保持スペーサの斜視図である。 実施形態5に係る組電池に関し、保持スペーサに電池モジュールを装着した状態を示す斜視図である。 実施形態5に係る組電池を示す説明図である。
符号の説明
100 電池モジュール
110 単電池群
111 単電池
113 単電池ケース
113c 第3面(安全弁形成面)
115 安全弁
130,430 ガスダクト部材
131 ガス排出路
133 正極サイドカバー側部
135 負極サイドカバー部
140 正極サイドカバー部材(第1サイドカバー部材)
150 負極サイドカバー部材(第2サイドカバー部材)
153 ガス排出口
160,260,360 シール部材
160p,260p,360p 第1開口端部
160q,260q,360q 第2開口端部
161,261,361 シート状シール部材
161a,261a,361a 第1辺
161b,261b,361b 第2辺
161c,261c,361c 第3辺
161d,261d,361d 第4辺
163,263,363 第1辺端部
165,265,365 第2辺端部
167,267,367 第3辺端部
169,269,369 第4辺端部
265h,365h 第2非粘着領域
266,366 第2粘着領域
267h,367h 第3非粘着領域
269h,369h 第4非粘着領域
363h 第1非粘着領域
364 第1粘着領域
430p サブガスダクト部材
500 組電池
g1 第1所定範囲
g2 第2所定範囲

Claims (15)

  1. 単電池ケースの安全弁形成面に安全弁が配設された複数の単電池が、前記安全弁形成面をそれぞれ同方向に向けて一列に列置されてなる単電池群と、
    前記単電池群の各々の前記安全弁を覆うように架け渡され、前記安全弁形成面との間にガス排出路を構成するガスダクト部材と、
    前記単電池群及び前記ガスダクト部材を、単電池列置方向の一端側から覆う第1サイドカバー部材と、
    前記単電池群及び前記ガスダクト部材を、単電池列置方向の他端側から覆う第2サイドカバー部材であって、前記ガス排出路と連通するガス排出口を有する第2サイドカバー部材と、
    前記第1サイドカバー部材と前記第2サイドカバー部材との間に配置され、前記単電池群及び前記ガスダクト部材を気密に包囲して筒状をなすシール部材であって、一方の第1開口端部が前記第1サイドカバー部材を取り囲んでこれに気密に固着され、他方の第2開口端部が前記第2サイドカバー部材を取り囲んでこれに気密に固着されてなるシール部材と、
    を備える電池モジュール。
  2. 請求項1に記載の電池モジュールであって、
    前記第1サイドカバー部材、前記第2サイドカバー部材及び前記シール部材は、それぞれ樹脂製であり、
    前記シール部材のうち、
    前記第1開口端部は、溶着により前記第1サイドカバー部材に気密に固着され、
    前記第2開口端部は、溶着により前記第2サイドカバー部材に気密に固着されてなる
    電池モジュール。
  3. 請求項2に記載の電池モジュールであって、
    前記シール部材のうち、
    前記第1開口端部は、粘着剤を介することなく、前記第1サイドカバー部材に溶着され、
    前記第2開口端部は、粘着剤を介することなく、前記第2サイドカバー部材に溶着されてなる
    電池モジュール。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
    前記シール部材は、
    矩形状のシート状シール部材を、その第1辺に沿う第1辺端部と、前記第1辺に対向する第2辺に沿う第2辺端部とが互いに重なるように、前記単電池群及び前記ガスダクト部材に捲回し、前記第1辺端部と前記第2辺端部とを互いに気密に固着して、筒状に構成してなる
    電池モジュール。
  5. 請求項4に記載の電池モジュールであって、
    前記シート状シール部材は、樹脂製であり、
    前記シール部材は、
    前記シート状シール部材の前記第1辺端部と前記第2辺端部とを、溶着により互いに気密に固着してなる
    電池モジュール。
  6. 請求項5に記載の電池モジュールであって、
    前記シール部材の前記第1辺端部と前記第2辺端部とは、粘着剤を介することなく、互いに溶着されてなる
    電池モジュール。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
    前記シール部材は、
    前記単電池群の各々の前記単電池ケースに密着してなる
    電池モジュール。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
    前記シール部材は、
    前記ガスダクト部材のうち、少なくとも、前記第1サイドカバー部材から単電池列置方向に第1所定範囲にわたる第1サイドカバー側部、及び、前記第2サイドカバー部材から単電池列置方向に第2所定範囲にわたる第2サイドカバー側部には、固着されていない
    電池モジュール。
  9. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の電池モジュールであって、
    前記シール部材は、
    前記ガスダクト部材に単電池列置方向の一端から他端に至るまで固着されてなり、
    前記ガスダクト部材は、
    単電池列置方向に列置された複数のサブガスダクト部からなる
    電池モジュール。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の電池モジュールを複数備える組電池。
  11. 単電池ケースの安全弁形成面に安全弁が配設された複数の単電池が、前記安全弁形成面をそれぞれ同方向に向けて一列に列置されてなる単電池群と、
    前記単電池群の各々の前記安全弁を覆うように架け渡され、前記安全弁形成面との間にガス排出路を構成するガスダクト部材と、
    前記単電池群及び前記ガスダクト部材を、単電池列置方向の一端側から覆う第1サイドカバー部材と、
    前記単電池群及び前記ガスダクト部材を、単電池列置方向の他端側から覆う第2サイドカバー部材であって、前記ガス排出路と連通するガス排出口を有する第2サイドカバー部材と、
    を備えるシール前電池モジュールに、
    互いに対向する第1辺及び第2辺と互いに対向する第3辺及び第4辺とを有する矩形状のシート状シール部材を捲回して、気密にシールするシール工程を含む
    電池モジュールの製造方法であって、
    前記シール工程は、
    前記シート状シール部材を、前記第1辺及び前記第2辺が単電池列置方向に延びるように配置して、
    前記第2辺に沿う第2辺端部が前記第1辺に沿う第1辺端部に外側から重なり、前記第3辺に沿う第3辺端部が前記第1サイドカバー部材の周りを周回し、前記第4辺に沿う第4辺端部が前記第2サイドカバー部材の周りを周回するように、前記シート状シール部材を前記シール前電池モジュールに捲回し、
    前記第2辺端部を前記第1辺端部に気密に固着して、前記シート状シール部材を筒状にすると共に、
    前記第3辺端部を前記第1サイドカバー部材に気密に固着し、
    前記第4辺端部を前記第2サイドカバー部材に気密に固着する工程である
    電池モジュールの製造方法。
  12. 請求項11に記載の電池モジュールの製造方法であって、
    前記シート状シール部材は、
    その全面に粘着剤が塗布された、全面粘着シート状シール部材であり、
    前記シール工程は、
    前記第2辺端部を前記第1辺端部に粘着させて気密に固着すると共に、
    前記第3辺端部を前記第1サイドカバー部材に粘着させて気密に固着し、
    前記第4辺端部を前記第2サイドカバー部材に粘着させて気密に固着する
    電池モジュールの製造方法。
  13. 請求項11に記載の電池モジュールの製造方法であって、
    前記シート状シール部材は、
    樹脂製であり、
    前記第2辺端部に、前記第3辺から前記第4辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第2非粘着領域を有し、
    前記シール工程は、
    前記第2辺端部の前記第2非粘着領域を前記第1辺端部に溶着して気密に固着する
    電池モジュールの製造方法。
  14. 請求項13に記載の電池モジュールの製造方法であって、
    前記シート状シール部材は、
    前記第2辺端部のうち、前記第2非粘着領域よりも前記第2辺側に、粘着剤が塗布された第2粘着領域を有し、
    前記シール工程は、
    前記第2辺端部の前記第2粘着領域を前記第1辺端部に粘着させて仮固着しておき、その後に、前記第2辺端部の前記第2非粘着領域を前記第1辺端部に溶着する
    電池モジュールの製造方法。
  15. 請求項11、請求項13または請求項14に記載の電池モジュールの製造方法であって、
    前記シート状シール部材は、
    樹脂製であり、
    前記第3辺端部に、前記第1辺から前記第2辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第3非粘着領域を有し、
    前記第4辺端部に、前記第1辺から前記第2辺まで延び、粘着剤が塗布されていない第4非粘着領域を有し、
    前記シール工程は、
    前記第3辺端部の前記第3非粘着領域を前記第1サイドカバー部材に溶着して気密に固着し、
    前記第4辺端部の前記第4非粘着領域を前記第2サイドカバー部材に溶着して気密に固着する
    電池モジュールの製造方法。
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