JP2006251110A - ホログラム再生装置及びホログラム記録再生装置 - Google Patents

ホログラム再生装置及びホログラム記録再生装置 Download PDF

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政道 林
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Abstract

【課題】 特に、記録時と再生時で参照光の入射角の角度ずれが生じても、記録媒体に記録されたデータ情報を適切に読み取ることが出来るホログラム再生装置及びホログラム記録再生装置を提供することを目的としている。
【解決手段】 再生時の参照光40の縦径D1を記録時の参照光28の縦径D2よりも小さくすることで、再生時と記録時の参照光の入射角に角度ずれが生じても、隣り合う前記データ情報どうしが重なって再生されるのを適切に抑制でき、前記データ情報30を適切に再生することが出来る。また前記参照光40の横径D3を前記縦径D1よりも大きくすることで、参照光40を、データ情報群31(記録エリア32)の幅方向(X方向)の端から端までのデータ情報30に適切に照射でき、各データ情報30を適切に再生することが出来る。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、参照光とデータ光と入射させることにより記録媒体にデータ情報を記録可能なホログラム再生装置及びホログラム記録再生装置に関する。
ホログラム記録方法は、図16に示すように、参照光1と、二次元のデジタル映像データ(データ情報)を含むデータ光2とを記録媒体3に干渉させることで行なわれる。図16に示すように記録媒体4に記録された前記デジタル映像データ4は干渉縞(ホログラム)として現われる。
図16に示す符号5は、空間光変調器であり、前記空間光変調器5では、″0″あるいは″1″のデジタル信号(記録信号)を二次元のデジタル映像データに変換する。前記空間光変調器5は、例えば液晶素子であり、空間光変調器5に設けられたデジタル映像データ変換領域のうち、例えば″0″の前記デジタル信号を受け取った前記デジタル映像データ変換領域では、前記デジタル信号を、「暗」のデジタル映像データに、″1″の前記デジタル信号を受け取ったデジタル映像データ変換領域では、前記デジタル信号を、「明」のデジタル映像データに変換する。「暗」のデジタル映像データは、光を遮断し、「明」のデジタル映像データは光を透過することで、データ光2は、光強度が空間的に変調され、前記参照光1との干渉によって、前記デジタル映像データ4が干渉縞(ホログラム)として前記記録媒体3に形成されるのである。
一方、再生時にはデータ光2を入射せずに参照光1だけを入射させると、ブラッグ条件式により、前記参照光1がデジタル映像データ4の干渉縞で回折され、再生光(回折光)6が発せられる。このときの再生光6は、記録媒体3に記録された前記データ光2と同一の内容を表すため、前記再生光6上にCCDやCMOSなどからなる撮像素子7を配置しておくことにより、記録媒体3に記録されているデジタル映像データ4の内容を読み出すことが可能とされている。
ホログラムによる記録では、同一記録エリア内に多重記録が可能であり、しかも高速レートで記録・再生を行なうことが出来るといった利点がある。
ホログラムを用いた先行技術としては、例えば以下の特許文献1などが存在する。
特開2001−93157号公報 特開2000−123133号公報
ところでホログラムを用いた場合、記録時に、参照光1を、ある所定の波長λ3で且つ記録媒体3の表面2aに対し所定の入射角度θ1として照射した場合、再生時にも同じ波長λ3で且つ入射角度θ1の参照光1を前記記録媒体3に照射しないと、再生光6を得ることが出来ず記録媒体3に記録されたデジタル映像データ4を読み取ることが出来ない。
このため、例えば、図17のように、再生時、参照光8の入射角度を前記θ1と異なるθ2として入射した場合、参照光8の波長をλ3のままにすると、前記再生光6を得ることが出来ない。かかる場合は、ブラッグ条件式2dsinθ=nλに合致するように前記参照光8の波長をλ3とは異なるλ4にすることで、前記再生光6を得ることが出来る。
しかしかかる場合、前記参照光8のデジタル映像データ4に対する回折角度が、前記参照光1の入射角度をθ1とした場合と異なるために、再生光6が記録媒体3の膜厚方向(図示Z方向)に対し傾いて発せられ、図17に示すように隣合うデジタル映像データ4どうしが一部重なって再生されてしまい、重なった箇所Aでは、前記撮像素子7にてデジタル映像データ4がぼやけて再生されたり、あるいはデータを読み取ることが出来なくなるといった問題が発生した。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、特に、記録時と再生時で参照光の入射角の角度ずれが生じても、記録媒体に記録されたデジタル映像データを適切に読み取ることが出来るホログラム再生装置及びホログラム記録再生装置を提供することを目的としている。
本発明におけるホログラム再生装置は、
参照光を発する発光手段と、記録媒体に記録されているデータ情報を読み取るための撮像素子とを有し、
前記記録媒体の表面の一方向を長さ方向、前記長さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、前記参照光は前記長さ方向に対して所定の入射角をもって前記記録媒体に入射され、
記録媒体内に入射された前記参照光及び記録媒体を前記記録媒体の膜厚方向で且つ前記長さ方向に沿って切断したと仮定したとき、
その切断面に現われる前記参照光の入射方向と直交する方向の縦径D1が、記録時における参照光の縦径D2よりも小さいことを特徴とするものである。
再生時の前記参照光の縦径D1を記録時の参照光の縦径D2よりも小さくすることで、再生時と記録時の参照光の入射角に角度ずれが生じても、隣り合う前記データ情報どうしが重なって再生されるのを適切に抑制でき、前記データ情報を適切に再生することが出来る。
また本発明では、前記参照光を入射方向と直交する方向から切断したと仮定したとき、その切断面に現われる前記縦径D1と直交する方向の横径D3は前記縦径D1よりも大きいことが好ましい。前記データ情報は、記録時、前記参照光とデータ光とが重なった領域に記録されるから、多数のデータ情報からなるデータ情報群(ページ)は、前記長さ方向、幅方向及び前記記録媒体の膜厚方向に広がる立体的な領域となっている。多重記録によって内容の異なる複数のデータ情報群(ページ)が、同一領域内に記録され、内容の異なるデータ情報群が多数形成されている領域のことを記録エリア(ブック)と呼んでいる。
ところで、ある一つの前記データ情報群を再生時の参照光の入射方向と平行な方向から、どの位置で切断しても、その切断面には同一内容のデータ情報群の断面が現われる。前記データ情報群に含まれる各データ情報を適切に読み出すには、前記データ情報群の長さ方向及び幅方向への断面の全域に参照光が当たらないといけない。よって前記データ情報群の膜厚方向に全て参照光が照射される必要性はない。すなわち再生時の参照光が、前記データ情報群の幅方向及び長さ方向への広がりを全てカバーするように照射されないと、各データ情報を全て適切に読み取ることが出来なくなる。図を用いて説明すると、図2に示すように、上記のように再生時の参照光40の縦径D1を、図1に示す記録時の参照光28の縦径D2より小さくしても、参照光40の照射域を縦断面でみたとき、前記参照光40は、前記縦断面に現われる全てのデータ情報30を貫くように照射されるため、再生時の参照光40の縦径D1を記録時の参照光28の縦径D2より小さくしても、前記データ情報群31の長さ方向(Y方向)への広がりを全てカバーするように照射出来る。
しかし、図5に示す前記参照光40の前記横径を、前記縦径D1と同じD1にまで小さくすると、データ情報群31の幅方向(図示X方向)全てに前記参照光40が当たらなくなる。すなわち前記データ情報群31の幅方向(X方向)の端に記録されたデータ情報30c,30に参照光40が当たらず前記両端に記録されたデータ情報30cを再生できず、よって全てのデータ情報30を適切に読み取ることが出来なくなる。このため本発明では、前記参照光の前記横径D3を前記縦径D1よりも大きくした。
また本発明では、前記横径及び縦径を調整するためのレンズ機構を有し、前記レンズ機構は、前記縦径D1を調整する第1のレンズ部と、前記横径D3を調整する第2のレンズ部とを有することが好ましい。このとき、前記第1のレンズ部は前記第2のレンズ部よりも前記発光手段に近い側に配置され、先に前記第1のレンズ部にて前記縦径D1が、前記縦径D2よりも小さくなるように調整された後、前記第2のレンズ部にて前記横径D3が前記縦径D1より大きくなるように調整されることが好ましい。これにより再生時の前記参照光の縦径D1を記録時の参照光の縦径D2よりも適切に小さくできるともに、前記参照光の横径D3を前記縦径D1よりも適切に大きく出来る。
本発明では、前記縦径D1の方向へ間隔を空けて複数の参照光を発光する発光部が並べて設けられ、各発光部から発せられる参照光の入射方向が前記レンズ機構にて、それぞれ平行になるように調整されることが好ましい。このとき、少なくとも前記第1のレンズ部は、各発光部に対し個別に設けられていることが好ましい。前記発光部は半導体レーザからなることが好ましい。各発光部から発せられる参照光の入射方向が全て平行であると、各参照光にて(あるいは各参照光のいずれかにおいて)前記記録媒体に記録されたデジタル情報を適切に読み取ることが出来る。
また本発明のホログラム記録再生装置は、上記のいずれかに記載されたホログラムの再生機能と、前記参照光と、前記データ情報を含むデータ光とを干渉させることで、記録媒体に前記データ情報を記録する機能と、を有し、
参照光の前記縦径と、前記参照光を入射方向と直交する方向から切断したと仮定したとき、その切断面に現われる縦径と直交する方向の横径と、を調整するためのレンズ機構を有し、前記レンズ機構を構成するレンズ部の配置は、記録時と再生時とで変えられることを特徴とするものである。
また、前記レンズ機構を構成する複数のレンズ部の全てあるいは一部は、前記参照光の照射域から外れる位置にまで移動可能とされ、移動可能なレンズ部の全部あるいは一部が再生時あるいは記録時に、前記照射域外に移動させられて、前記レンズ部の配置が、記録時と再生時とで変えられることが好ましい。これにより簡単なレンズ機構にて確実に、少なくとも、再生時の前記参照光の縦径D1を記録時の前記参照光の縦径D2よりも小さく出来る。
再生時の参照光の縦径D1を記録時の参照光の縦径D2よりも小さくすることで、再生時と記録時の参照光の入射角に角度ずれが生じても、隣り合う前記データ情報どうしが重なって再生されるのを適切に抑制でき、前記データ情報を適切に再生することが出来る。
また本発明では、前記参照光を入射方向と直交する方向から切断したと仮定したとき、その切断面に現われる前記縦径D1と直交する方向の横径D3は前記縦径D1よりも大きいことが好ましい。これにより、参照光を、データ情報群(記録エリア)の幅方向の端から端までのデータ情報に適切に照射でき、各データ情報を適切に再生することが出来る。
図1は、本発明の実施形態として、ホログラム記録再生装置によって記録媒体にデータ情報を記録する概念図(部分断面図)、図2は、本発明の実施形態として、ホログラム記録再生装置によって記録媒体からデータ情報を再生する概念図(部分断面図)、図3は記録時の具体的なレンズ機構を説明するための概念図(部分断面図)、図4は再生時の具体的なレンズ機構を説明するための概念図(部分断面図)、図5は、図4とは異なるレンズ機構にてデータ情報を再生する概念図(部分平面図)、図6は、再生時の好ましいビームパターンを説明するための参照光の断面図、図7は、本発明の別の実施形態として、ホログラム記録再生装置によって記録媒体からデータ情報を再生する概念図(部分断面図)、図8ないし図14は図7にて各々の参照光のビームパターンを図6のように調整するためのレンズ機構の説明図、図15は、前記ホログラム記録再生装置の部分構成図、である。
図15に示すホログラム記録再生装置は、光源20と、ビームスプリッタ21と、光走査器22と、空間光変調器23等を有して構成される。
図15に示すように光源20から発せられた光(コヒーレント光)は、前記ビームスプリッタ21によって2方向に分割され、前記ビームスプリッタ21を透過したデータ光25は前記空間光変調器23に入射される。
前記空間光変調器23には、例えば、物体等の画像データが2値(0,1)のデジタル信号(記録信号)として入力される。前記空間光変調器23では、前記デジタル信号を「明,暗」の二次元のデジタル映像データ(以下、データ情報と呼ぶ)に変換する。例えば″1″信号を、「明」のデータ情報に変換し、″0″信号を、「暗」のデータ情報に変換する。前記「明」のデータ情報は、光25を透過するが、「暗」のデータ情報は光25を遮断する。前記空間光変調器23は例えば液晶素子である。
データ光25の光強度は、前記空調光変調器23を透過することで空間変調され、さらに前記データ光25は前記記録媒体27上の一定の地点に入射される。
一方、前記ビームスプリッタ21で反射した参照光28は、光走査器22によってさらに反射される。前記光走査器22は例えばガルバノミラーである。前記光走査器22によって反射させられた参照光28は前記記録媒体27上の一定の地点に入射される。
図1に示すように、前記参照光28とデータ光25が記録媒体27に照射されると、前記参照光28とデータ光25とが重なる領域に、多数のデータ情報30が記録される。記録された前記データ情報30は記録媒体27内に干渉縞(ホログラム)として現われる。前記記録媒体27内には、前記参照光28とデータ光25とが干渉することで記録媒体27内に記録された多数のデータ情報30が群を成し、これを以下ではデータ情報群31と称する。例えば記録時の参照光の照射角度を変えることで、あるいは波長を変えることで、同じ記録エリア32内に、異なる内容のデータ情報群31が多数、形成される。各データ情報群31はページと呼ばれ、多数のデータ情報群31が形成された記録エリア32はブックと呼ばれる。なお図1,図2ではデータ情報群31と記録エリア32とを同じ領域として示した。上記した参照光の照射角度を変えることで多数のデータ情報群31をある記録エリア32内に形成した場合(いわゆる角度多重の場合)、各データ情報群(ページ)31の大きさ(体積)に比べて記録エリア(ブック)32の大きさ(体積)のほうが大きくなると考えられるが、ここでは簡便的に各データ情報群31の大きさと記録エリア32の大きさを同じ領域として示すこととした。
今、参照光28を、記録媒体27の表面27aの一方向(図示Y方向、以下、長さ方向と称する)に対して入射角度θ3で且つ、波長をλ1として照射し、前記参照光28を、データ情報を含むデータ光25と記録媒体27内にて干渉させて、図1のように、前記データ情報30を記録媒体27内に記録したとする。前記参照光28及び記録媒体27を前記記録媒体27の膜厚方向(図示Z方向)で且つ前記長さ方向(図示Y方向)に沿って切断した切断面には図1に示すように、前記参照光28の入射方向と直交する方向の径(以下、この径のことを「縦径」と称する)が記録媒体27内にてD2(最大寸法)として現われる。
次に、前記記録媒体27に記録されたデータ情報30を再生するとき、図2に示すように、参照光40を前記記録媒体27に照射する。なおここでは再生時の参照光の符号を40にし、記録時の参照光の符号28と異なる符号をつけた。ホログラム記録再生装置の場合、再生時の参照光40も記録時の参照光28と同様に同じ光源20から発することが出来るが、下記に説明するように、再生時の参照光40は記録時の参照光28と異なる波長、入射角、縦径等であるため、両者を区別するために、異なる符号をつけることとした。
図2に示すように、前記参照光40を、記録媒体27の表面27aの長さ方向(図示Y方向)に対して入射角度θ4で入射したとき、ブラッグ条件式を満たすように、前記参照光40の波長をλ2とすることで、ブラッグ回折が生じ、再生光(回折光)41にデータ情報D1〜D5が表れる。そして前記再生光41上にCCDやCMOSなどからなる撮像素子42を配置しておくことにより、記録媒体27に記録されているデータ情報30の内容を読み出すことが可能とされている。
図2に示す再生時、前記参照光40及び記録媒体27を前記記録媒体27の膜厚方向(図示Z方向)で且つ前記長さ方向(図示Y方向)に沿って切断した切断面には図2に示すように、前記参照光40の入射方向と直交する方向の径(以下ではこの径のことを縦径と称する。)が記録媒体27内にてD1(最大寸法)として現われる。そして再生時の参照光40の縦径D1は、記録時の参照光28の縦径D2よりも小さくなっている。
図2の再生時、前記参照光40の入射角度θ4が記録時の参照光28の入射角度θ3と異なると、ブラッグ条件式により、再生光41は、図2のように記録媒体27の膜厚方向(図示Z方向)に対して斜めに傾いて発せられる。
図16,図17(従来例)に示すように、記録時の参照光1の縦径D4と再生時の参照光8の縦径D5とが同じで、しかも前記参照光1,8の入射角度θ1,θ2がそれぞれ異なるとき、図17に示すように隣り合うデータ情報4どうしが一部重なって再生されてしまい、重なり部分に映像ぼけが生じるところ、本発明では、再生時の参照光40の縦径D1を、記録時の参照光28の縦径D2よりも小さくすることで、再生時、記録媒体27に記録された各データ情報30に対する膜厚方向(図示Z方向)への照射域が狭まるから、読み出された各データ情報DT1〜DT5の幅H1は図17の場合に比べて小さくなり、前記再生時の参照光40の入射角度θ4と、記録時の参照光28の入射角度θ3とが異なっていても、再生されたデータ情報DT1〜DT5のそれぞれが重なり合うことなく適切に前記データ情報DT1〜DT5を撮像素子42にて再生することが可能になっている。
本発明では、ホログラム記録装置とホログラム再生装置を別々に設けてもよいが、記録再生を同じ装置内で行なうことも可能である。かかる場合、参照光28,40の縦径D1,D2を記録時と再生時で異ならせるように、レンズ機構に工夫が必要となる。
例えば図3に示すように、光を平行光にするための両凸レンズ(コリメータレンズ)50と、光の光径を拡大するビームエクスパンダ53とをレンズ機構54に設ける。前記ビームエクスパンダ53には、光径を広げる両凹レンズ51と光を平行光にする両凸レンズ(コリメータレンズ)52とを有して構成される。
図3は記録時のレンズ機構54を構成する各レンズの配置であり、光源20から発せられた参照光28はコリメータレンズ50で平行光に調整された後、前記ビームエクスパンダ53にて光径が拡大されて前記記録媒体27に照射される。一方、図4は再生時のレンズ機構54を構成する各レンズの配置である。図4に示すように、前記ビームエクスパンダ53は、前記参照光40の照射域から外れた位置に退避している。前記ビームエクスパンダ53は、前記参照光40の照射域から前記照射域を外れる位置まで移動可能であり、再生時には前記ビームエクスパンダ53は前記参照光40の照射域から外された位置まで移動し前記参照光40はコリメータレンズ50によって平行光にされるが、前記ビームエクスパンダ53によって光径が拡大されない。この結果、再生時の参照光40の縦径D1を、記録時の参照光28の縦径D2よりも小さく出来る。
図3,図4に示す実施形態では、再生時の参照光40の光強度が記録時の参照光28の光強度に比べて極端に低下しない。このため再生時、参照光40の縦径D1を記録時の参照光28の縦径D2より小さくしても適切に、データ情報30の再生を行なうことが可能である。例えば、図3に示すレンズ機構54の記録媒体27寄りに、小さい穴(ピンホール)が設けられた光径調整部材を設け、前記ピンホールに参照光40を通して縦径D1を小さくするといった手法では再生時の参照光40の光強度が記録時の参照光28の光強度に比べて極端に落ちてしまい好ましくない。よって再生時の参照光40の光強度を落とさないようにするには、図3,図4で説明したように、レンズ機構54に設けられたレンズの配置を、再生時と記録時とで適宜変えられるようにし、できるだけ光強度が一定に保たれるように制御することが好ましい。図3,図4では、前記レンズ機構54に設けられたビームエクスパンダ53を、再生時、参照光40の照射域外にまで移動させているが、例えば各レンズを照射域外にまで移動させなくても、ズームレンズ機構のように各レンズ間の距離を照射域内で変えて倍率を変えることで、再生時の参照光40の縦径D1を、記録時の参照光28の縦径D2よりも小さくするように制御してもよい。
ところで、データ情報30は、図1に示すように記録時、前記参照光28とデータ光25とが重なった領域に記録されるから、多数のデータ情報30が一ページとして群を成すデータ情報群31、及び多数のデータ情報群31が形成された記録エリア(ブック)32は、長さ方向(Y方向)、幅方向(X方向)及び前記記録媒体27の膜厚方向(Z方向)に広がる立体的な領域となっている。そして、ある一つのデータ情報群31を再生時の参照光40の入射方向と平行な方向から、どの位置で切断しても、その切断面には同じ内容のデータ情報群31の断面が現われる。前記データ情報群31に含まれる各データ情報30を適切に読み出すには、前記データ情報群31の長さ方向(Y方向)及び幅方向(X方向)への断面の全域に参照光40が当たらないといけない。よって前記データ情報群31の膜厚方向(Z方向)に全て参照光40が照射される必要性はない。すなわち再生時の参照光40が、前記データ情報群31の幅方向(X方向)及び長さ方向(Y方向)への広がりを全てカバーするように照射されないと、各データ情報30を全て適切に読み取ることが出来なくなる。図2に示すように、再生時の参照光40の縦径D1を、図1に示す記録時の参照光28の縦径D2より小さくしても、図2のように、参照光40の照射域を縦断面でみたとき、前記参照光40は、前記縦断面に現われる全てのデータ情報30を貫くように照射されるから、再生時の参照光40の縦径D1を記録時の参照光28の縦径D2より小さくしても、前記データ情報群31の長さ方向(Y方向)への広がりを全てカバーするように照射出来る。
しかし、再生時の参照光40の照射方向と直交する方向での断面形状(ビームパターン)が円形である場合、図5に示すように、前記参照光40の前記縦径D1と直交する方向で前記幅方向(X方向)に向く径(以下、この径を横径と呼ぶ)もD1となるため、前記記録エリア32の幅方向(X方向)の端のほうに記録されたデータ情報(斜線で示す)30c,30cに参照光40が当たらず前記両端に記録されたデータ情報30cを再生できず、よって全てのデータ情報30を適切に読み取ることが出来なくなる。
よって、再生時の参照光40の縦径D1を、記録時の参照光28の縦径D2よりも小さくしたとき、図5,図6のように、前記参照光40の前記横径D3を、前記縦径D1よりも大きくし、前記データ情報群31の幅方向(X方向)の両端にあるデータ情報30c,30cにも適切に参照光40が照射されるようにすることが好ましい。前記参照光40の前記横径D3は、記録時における参照光28の前記横径と同じ寸法か、あるいはそれよりも大きいことが好ましい。
図6のように本発明では、再生時における前記参照光40の横径D3を、前記縦径D1よりも大きくし、例えば再生時における参照光40のビームパターン(照射方向と直交する方向から切断した断面形状)を例えば楕円形となるように調整すれば、前記参照光40の横径D3を、前記縦径D1よりも大きく出来る。これにより、前記参照光40を、各データ情報群31(記録エリア32)の幅方向(X方向)の端から端まで照射できるようになり、各データ情報30を適切に再生することが出来る。図6のように再生時の参照光40の断面形状を楕円形にするためのレンズ機構については後で説明する。
図7は、VCSEL(Vertical Cavity Surface−Emitting Laser)アレイ60によって、記録媒体27に記録されたデータ情報30を読み取るための実施形態である。前記データ情報30は記録エリア61内に多数記録されている。
図7に示すように前記VCSELアレイ60には、複数のレーザ発光部62,68,69が設けられている。各レーザ発光部62,68,69は半導体レーザからなる。各レーザ発光部62,68,69は縦径D1の方向へ所定の間隔を空けて設けられている。このようにVCSELアレイ60を用いて前記データ情報30を読み取るには、各レーザ発光部62,68,69から照射されるレーザ光63〜65が、適切に前記記録エリア61内に入射されないといけない。
ところでVCSELアレイ60の場合、各レーザ発光部62,68,69の間隔T2が数百μmとなっており、前記間隔T2が、記録時の参照光の縦径D2よりも小さくなっている。このため各レーザ発光部62からレーザ光の径をレンズを用いてD2まで広げて照射されるようにすると、隣の半導体レーザと重なるといった問題があり、また、各レーザ発光部62,68,69から照射されるレーザ光63〜65を一つのレンズでコリメートしようとすると各レーザ発光部62が間隔T2を空けて設けられているため発光点が異なり、各レーザ発光部62から、それぞれ等しい入射角度で前記レーザ光63〜65を照射できないといった問題があった。
図7では、各レーザ発光部62,68,69から照射されるレーザ光63〜65は、それぞれ異なる波長となっている。これにより記録エリア61に記録されているデータ情報30が波長多重で記録されているとき、波長の異なるレーザ光63〜65の照射によって、複数のページのデータ情報30を読み出すことが出来る。あるいは、記録エリア61に記録された各データ情報30は温度変化や体積膨張等によって回折する波長が、記録時と異なってしまう場合があるが、複数のレーザ発光部62,68,69からそれぞれ異なる波長のレーザ光63〜65を照射することで、本来、第1のレーザ光63の波長で回折するものが、その波長で回折せず、回折適正波長が、第2のレーザ光64の波長域にシフトしても、前記第2のレーザ光64にてデータ情報30を読み取ることが出来る。これは特に再生時の参照光40の照射方向を変えることができない場合に有効である。
図7に示す実施形態では、再生時のレーザ光63〜65の縦径D1は、記録時の参照光28の縦径D2よりも小さくなっている。しかも前記レーザ光63〜65の横径D3は前記縦径D1よりも大きくなっている。すなわち各レーザ光63〜65の断面形状(ビームパターン)は図6に示すような楕円形状となっている。さらに各レーザ光63〜65はそれぞれ平行に照射されている。
各レーザ光63〜65の断面を楕円形状にし、且つレーザ光63〜65をそれぞれ平行に照射するには、次に説明するようにレンズ機構を構成するレンズの配置を工夫する。
図8(平面図)、図9(側面図)、図10(斜視図)に示すように、第1の曲面レンズ(シリンドリカルレンズ)66と、第2の曲面レンズ(シリンドリカルレンズ)67を第1のレーザ発光部62,第2のレーザ発光部68及び第3のレーザ発光部69から発光されるレーザ光63〜65の照射域に配置する。
図9に示すように第1の曲面レンズ66は、側面と平行な方向(W−V平面と平行な方向)から切断した切断面(半導体レーザの横径D3と直交する方向での断面)に曲面が現われる平凸レンズである。一方、第2の曲面レンズ67は図8に示すように上面と平行な方向(U−V平面と平行な方向)から切断した切断面(縦径D1と直交する方向での断面)に曲面が現われる平凸レンズである。図8ないし図10に示すように、第1の曲面レンズ66を、第2の曲面レンズ67よりも各レーザ発光部62,68,69に近い側に配置する。上記のように第1の曲面レンズ66は側面と平行な方向から切断した断面に曲面を持っているため、各レーザ光63〜65の厚み方向(W方向)への光は、前記第1の曲面レンズ66によって曲げられ、図9,図10に示すように平行光に調整され、各レーザ光63〜65の縦径はD1で一定になる。一方、各レーザ光63〜65の幅方向(U方向)への光は、図8のように、前記第1の曲面レンズ66を真上から見ると曲率がないため、前記第1の曲面レンズ66を素通りし、光が幅方向に広がった状態で第2の曲面レンズ67にまで辿り着く。前記第2の曲面レンズ67は、上記したように、上面と平行な方向から切断した切断面に曲面を持っているため、各レーザ光63〜65の幅方向(U方向)は、前記第2の曲面レンズ67によって曲げられ、図8ないし図10に示すように幅方向が平行光になり、各レーザ63〜65の横径はD3で一定になる。一方、各レーザ光63〜65の縦径D1は、前記第2の曲面レンズ67を側面と平行な方向から切断してもその切断面に曲率がないため、前記第2の曲面レンズ67によって変化せず、各レーザ光63〜65の縦径はD1のまま維持される。図8ないし図10に示すように、各レーザ光63〜65の縦径は、レーザ発光部62,68,69に近い側に設けられた第1の曲面レンズ66によって、横径よりも先に平行光に調整されてD1で一定になり、一方、各レーザ光63〜65の横径は、第1の曲面レンズ66では平行光に調整されず、縦径D1よりも拡大した状態で、レーザ発光部62,68,69から遠い側に設けられた第2の曲面レンズ67によって平行光に調整されてD3となるため、各レーザ光63〜65の断面形状63a〜65a(照射方向に対して直交する方向から切断した断面。ビームパターン)は図10に示すように楕円形状になる。
図8ないし図10では、側面と平行な方向の断面形状に曲率を有する第1の曲面レンズ66は、各レーザ発光部62,68,69に対して個別に配置されているが、このように前記第1の曲面レンズ66を個別に設けることで、各レーザ光63〜65をそれぞれ平行に且つ縦径をD1で一定となるように調整できる。第2の曲面レンズ67は、各レーザ発光部62,68,69に対して個別に配置する必要はなく、全てのレーザ光63〜65の照射域をカバーできるだけの大きさのものを一つ用意すればよい。
図8ないし図10では、前記レーザ光63〜65のアスペクト比(横径D3/縦径D1)を大きくする場合、前記第1の曲面レンズ66と第2の曲面レンズ67間の距離を離せばよいが、そのようにすると、前記第1の曲面レンズ66と第2の曲面レンズ67とを有して構成されるレンズ機構の長さ寸法(V方向への寸法)が大きくなり好ましくない。また光強度が低下しやすい。よって、前記レーザ光63〜65のアスペクト比を大きくするには、前記第1の曲面レンズ66と第2の曲面レンズ67の間に、各レーザ光63〜65の横径を広げるための別のレンズを設ければよい。
図11(平面図)及び図12(側面図)に示すように、前記第1の曲面レンズ66と第2の曲面レンズ67の間に、第3の曲面レンズ(シリンドリカルレンズ)70を配置する。前記第3の曲面レンズ70は、側部よりも中央部の厚みが薄い平凹レンズである。
図11,図12に示すように、各レーザ発光部62,68,69から発せられたレーザ光63〜65は、第1の曲面レンズ66によって縦径がD1で一定となるように平行光に調整された後、第3の曲面レンズ(平凹レンズ)70に到達した各レーザ光63〜65は、前記第3の曲面レンズ70によって幅方向(U方向)がさらに広げられる。前記第3の曲面レンズ70は、図12に示すように側面と平行な方向からの断面形状に曲率がないため、縦径D1は前記第2の曲面レンズ70によって変化せず、縦径D1のまま維持される。そして前記第2の曲面レンズ67にて、各レーザ光63〜65の横径がD3で一定となるように平行光に調整される。
図11,図12に示すレンズ機構の構成では、前記第2の曲面レンズ70にて、各レーザ光63〜65の幅方向(図示U方向)が、さらに広げられるため、アスペクト比(横径D3/縦径D1)を、図8ないし図10に示す実施形態に比べて、前記第1の曲面レンズ66と第2の曲面レンズ67間の距離を広げなくても適切に大きく出来る。
図13(平面図)及び図14(側面図)では、前記第1の曲面レンズ66と第2の曲面レンズ67の間に、第4の曲面レンズ(シリンドリカルレンズ)71を配置する。前記第4の曲面レンズ71は、側部よりも中央部の厚みが厚い平凸レンズである。前記第4の曲面レンズ71は、図14に示すように、側面と平行な方向からの断面形状に曲率がないため、第1の曲面レンズ66によって平行光にされた縦径D1は、第4の曲面レンズ71によって変化せず、縦径D1のまま維持される。前記第4の曲面レンズ71は図13に示すように上面と平行な方向から切断したときの断面形状に凸型の曲面があり、前記曲面の曲率は光が集束点Fで集束する曲率で形成されている。このため、各レーザ光63〜65の幅方向は、図13に示すように集束点Fで集束するとともに、前記集束点Fから広がって、第2の曲面レンズ67へ到達する。前記集束点Fと前記第4の曲面レンズ71間の間隔よりも集束点Fと第2の曲面レンズ67間の間隔のほうを大きくすることで、各レーザ光63〜65の横径は、前記第4の曲面レンズ71を設けず、第1の曲面レンズ66から直接、第2の曲面レンズ67へ照射される場合に比べて広がる。よって図13,図14に示す実施形態によってもアスペクト比(横径D3/縦径D1)を大きく出来る。
なお図8ないし図14に示すレンズ機構は、図5に示すレーザ光63〜65の照射域に設けられるため記録媒体27の表面27aから見ると、前記レンズ機構は図3や図4のごとく斜めに傾いて配置される。
図8ないし図14に示すレンズ機構は、光を発光する発光部62,68,69が複数箇所設けられた例であったが、図5のように、光源20が一箇所の場合でも、例えば図8に示す第1の曲面レンズ66と第2の曲面レンズ67を光源20に対して一つづつ設ければよい(図5)。
図8ないし図14に示すレンズ機構をホログラム記録再生装置に用いる場合には、図3で示した記録時のレンズ機構54と、図8ないし図14に示した再生時のレンズ機構とが前記参照光の照射域から外れる位置まで移動可能なように前記レンズ機構に駆動部を設け、記録時には、レンズ機構54が参照光の照射域に入るように(このとき図8ないし図14に示したレンズ機構は参照光の照射域から外れた位置まで移動している)、再生時には、図8ないし図14に示したレンズ機構が参照光の照射域に入るように(このとき図3に示したレンズ機構54は、参照光の照射域から外れた位置まで移動している)制御すればよい。
なお図8ないし図14に示すレンズ機構では、3個の第1の曲面レンズをそれぞれ個別に設置したが、これら第1の曲面レンズを一体化してレンズアレイ化してもよく、このように構成すると第1の曲面レンズの部品点数を減らせるため、部品コストの低減が容易になる。
また、本発明では、ホログラムの記録部を有しないホログラム再生装置としても使用可能である。
本発明の実施形態として、ホログラム記録再生装置によって記録媒体にデータ情報を記録する概念図(部分断面図)、 本発明の実施形態として、ホログラム記録再生装置によって記録媒体からデータ情報を再生する概念図(部分断面図)、 記録時の具体的なレンズ機構を説明するための概念図(部分断面図)、 再生時の具体的なレンズ機構を説明するための概念図(部分断面図)、 図4とは異なるレンズ機構にてデータ情報を再生する概念図(部分平面図)、 再生時の好ましいビームパターンを説明するための参照光の断面図、 本発明の別の実施形態として、ホログラム記録再生装置によって記録媒体からデータ情報を再生する概念図(部分断面図)、 図7に示す各々の参照光のビームパターンを図6のように調整するためのレンズ機構の説明図(平面図)、 図8の側面図、 図8,図9の斜視図、 図8とは異なるレンズ機構の説明図(平面図)、 図11の側面図、 図8とは異なるレンズ機構の説明図(平面図)、 図13の側面図、 ホログラム記録再生装置の部分構成図、 従来におけるホログラム記録装置によって記録媒体にデータ情報を記録する概念図(部分断面図)、 従来におけるホログラム再生装置によって記録媒体からデータ情報を再生する概念図(部分断面図)、
符号の説明
25 データ光
27 記録媒体
28、40 参照光
30 データ情報
31 データ情報群(ページ)
32 記録エリア(ブック)
54 レンズ機構
60 VCSELアレイ
63、64、65 レーザ光
66、67、70、71 曲面レンズ
D1、D2 縦径
D3 横径

Claims (9)

  1. 参照光を発する発光手段と、記録媒体に記録されているデータ情報を読み取るための撮像素子とを有し、
    前記記録媒体の表面の一方向を長さ方向、前記長さ方向と直交する方向を幅方向としたとき、前記参照光は前記長さ方向に対して所定の入射角をもって前記記録媒体に入射され、
    記録媒体内に入射された前記参照光及び記録媒体を前記記録媒体の膜厚方向で且つ前記長さ方向に沿って切断したと仮定したとき、
    その切断面に現われる前記参照光の入射方向と直交する方向の縦径D1が、記録時における参照光の縦径D2よりも小さいことを特徴とするホログラム再生装置。
  2. 前記参照光を入射方向と直交する方向から切断したと仮定したとき、その切断面に現われる前記縦径D1と直交する方向の横径D3は前記縦径D1よりも大きい請求項1記載のホログラム再生装置。
  3. 前記横径及び縦径を調整するためのレンズ機構を有し、前記レンズ機構は、前記縦径D1を調整する第1のレンズ部と、前記横径D3を調整する第2のレンズ部とを有する請求項2記載のホログラム再生装置。
  4. 前記第1のレンズ部は前記第2のレンズ部よりも前記発光手段に近い側に配置され、先に前記第1のレンズ部にて前記縦径D1が、前記縦径D2よりも小さくなるように調整された後、前記第2のレンズ部にて前記横径D3が前記縦径D1より大きくなるように調整される請求項3記載のホログラム再生装置。
  5. 前記縦径D1の方向へ間隔を空けて複数の参照光を発光する発光部が並べて設けられ、各発光部から発せられる参照光の入射方向が前記レンズ機構にて、それぞれ平行になるように調整される請求項3または4に記載のホログラム再生装置。
  6. 少なくとも前記第1のレンズ部は、各発光部に対し個別に設けられている請求項5記載のホログラム再生装置。
  7. 前記発光部は半導体レーザからなる請求項5または6に記載のホログラム再生装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載されたホログラムの再生機能と、前記参照光と、前記データ情報を含むデータ光とを干渉させることで、記録媒体に前記データ情報を記録する機能と、を有し、
    参照光の前記縦径と、前記参照光を入射方向と直交する方向から切断したと仮定したとき、その切断面に現われる縦径と直交する方向の横径と、を調整するためのレンズ機構を有し、前記レンズ機構を構成するレンズ部の配置は、記録時と再生時とで変えられることを特徴とするホログラム記録再生装置。
  9. 前記レンズ機構を構成する複数のレンズ部の全てあるいは一部は、前記参照光の照射域から外れる位置にまで移動可能とされ、移動可能なレンズ部の全部あるいは一部が再生時あるいは記録時に、前記照射域外に移動させられて、前記レンズ部の配置が、記録時と再生時とで変えられる請求項8記載のホログラム記録再生装置。
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