JP2006250480A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液冷媒とガス冷媒とで明らかに温度差が出るようにして、レシーバタンク内の液面レベルを確実に検知できるようにする。
【解決手段】 室外熱交換器と室内熱交換器との間に接続されるレシーバタンク14内の冷媒の液面レベルを検知する冷媒液面検知手段30を有する空気調和機において、その液面レベルを検知するために、各一端がレシーバタンク14の異なる高さ位置にそれぞれ接続され、各他端がともに冷凍サイクルの低圧側配管系に接続される第1,第2の少なくとも2つの液面検知用配管31,33を備え、各液面検知用配管31,33に、その管内を通される冷媒を減圧する減圧手段31a,33aと、減圧後の冷媒を加熱する加熱手段34と、加熱後の冷媒温度を検出する温度センサ31b,33bとを設け、温度センサ31bから得られる冷媒温度TEと、温度センサ33bから得られる冷媒温度TFとに基づいて、上記レシーバタンク14内の冷媒の液面レベルを検知する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気調和機などに適用される冷凍装置に関し、さらに詳しく言えば、凝縮器と蒸発器との間に接続されるレシーバタンク(気液分離器)の冷媒状態検知手段と冷媒液面検知手段に関するものである。
空気調和機には、圧縮機,四方弁および室外熱交換器を有する室外機と、室内熱交換器を有する室内機とが含まれ、四方弁を切り替えることにより、冷房運転と暖房運転とが選択され、冷房運転時には室外熱交換器側が凝縮器で室内熱交換器側が蒸発器となり、これとは逆に、暖房運転時には室外熱交換器側が蒸発器で室内熱交換器側が凝縮器となる。
冷房専用機種を含めて、室外熱交換器と室内熱交換器との間には、液冷媒とガス冷媒とを分離するためのレシーバタンクが設けられるが、冷凍サイクル内の冷媒循環量が適正であるかどうかを監視するため、レシーバタンクを利用して、そのタンク内の液面レベルを検知するようにしている。
その一例として、特許文献1に記載の発明では、レシーバタンクの上下の異なる位置に配管を接続して、その各配管から取り出した冷媒を減圧した後の冷媒温度差から、レシーバタンク内の液面レベルを検知するようにしている。
特開平6−201234号公報
しかしながら、レシーバタンクの上下の異なる位置に接続された各配管から得られる冷媒温度に差がない場合、その高さ範囲内(2本の配管がレシーバタンクの例えば最上位と最下位とに接続されている場合にはレシーバタンク内の全体)の冷媒が液相であるのか、気相であるのかまでは判別することができない。
また、レシーバタンクから取り出した冷媒を減圧しただけでは、液冷媒とガス冷媒との温度差が出にくく、確実に液面レベルを検知することが難しい。図4は上記特許文献1に図3として記載されているモリエル線図を転記したもので、点20を通る等温度線22と点21を通る等温度線23との間の幅が液冷媒とガス冷媒との温度差であるが、その幅が狭いため、特に近年の環境問題から推奨されているノンフロンタイプのR410A冷媒となると、その高圧ガス飽和冷媒と高圧液飽和冷媒とを減圧しても、ほとんど温度差がでない。
したがって、本発明の課題は、液冷媒とガス冷媒とで明らかに温度差が出るようにしてレシーバタンク内が液冷媒だけもしくはガス冷媒だけとなった場合でも、その相状態を検知可能とし、また、レシーバタンク内の液面レベルを確実に検知できるようにすることにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、圧縮機,凝縮器および蒸発器を含む冷凍サイクルを備えているとともに、上記凝縮器と上記蒸発器との間に接続されるレシーバタンク内の冷媒の相状態を検知する冷媒状態検知手段を有する冷凍装置において、上記冷媒状態検知手段は、冷媒状態検知用配管を備え、上記冷媒状態検知用配管の一端が上記レシーバタンクに接続され、他端が上記冷凍サイクルの低圧側配管系に接続され、上記冷媒状態検知用配管には、その管内を流れる冷媒を減圧する減圧手段と、上記管内の冷媒を加熱する加熱手段と、上記加熱手段にて加熱された冷媒の温度を検出する温度検出手段とが設けられ、上記冷媒状態検知手段は、上記温度検出手段から得られる冷媒温度に基づいて、上記冷媒状態検知用配管の一端が接続されている位置での上記レシーバタンク内の冷媒の相状態を検知することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1において、上記冷媒状態検知手段は、上記減圧手段により減圧された後の冷媒圧力から求められる判別基準温度Tsと、上記温度検出手段から得られる冷媒温度との差により、上記冷媒状態検知用配管の一端が接続されている位置での上記レシーバタンク内の冷媒の相状態を検知することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2において、上記冷媒状態検知用配管の複数本を上記レシーバタンクの異なる高さ位置に接続し、上記冷媒状態検知用配管の各々から得られる検知結果に基づいて、上記レシーバタンク内の冷媒の液面レベルを検知する冷媒液面検知手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、圧縮機,凝縮器および蒸発器を含む冷凍サイクルを備えているとともに、上記凝縮器と上記蒸発器との間に接続されるレシーバタンク内の冷媒の液面レベルを検知する冷媒液面検知手段を有する冷凍装置において、上記冷媒液面検知手段は、第1(上方側),第2(下方側)の少なくとも2つの液面検知用配管を備え、上記液面検知用配管の各一端が上記レシーバタンクに接続され、各他端が上記冷凍サイクルの低圧側配管系に接続され、上記各液面検知用配管には、その管内を流れる冷媒を減圧する減圧手段と、上記管内の冷媒を加熱する加熱手段と、上記加熱手段にて加熱された冷媒の温度を検出する温度検出手段とがそれぞれ設けられ、上記冷媒液面検知手段は、上記第1液面検知用配管側の上記温度検出手段から得られる冷媒温度TEと、上記第2液面検知用配管側の上記温度検出手段から得られる冷媒温度TFとに基づいて、上記レシーバタンク内の冷媒の液面レベルを検知することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、上記請求項4において、上記冷媒液面検知手段は、上記冷媒温度TEと上記冷媒温度TFの温度差が所定値よりも大きいときは、上記液面レベルが上記第1,第2液面検知用配管の各一端間の高さ範囲内に存在すると検知することを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、上記請求項4または5において、上記冷媒液面検知手段は、上記冷媒温度TEと上記冷媒温度TFの温度差が所定値よりも小さいときは、上記減圧手段により減圧された後の冷媒圧力から求められる判別基準温度Tsと上記冷媒温度(TEもしくはTF)との差から、上記レシーバタンクに接続された上記液面検知用配管の各一端の高さ範囲内に存在する冷媒の相状態を検知することを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、上記請求項1ないし6のいずれか1項において、上記加熱手段として、上記圧縮機の冷媒吐出管から発熱される熱を利用することを特徴としている。
請求項1ないし3に記載の発明によれば、レシーバタンクに対して、冷媒を減圧する減圧手段と冷媒を加熱する加熱手段とを有する冷媒状態検知用配管を接続し、加熱手段にて加熱された冷媒の温度を温度検出手段にて検出することにより、レシーバタンク内で、その冷媒状態検知用配管が接続されている部分の冷媒の相状態(気相もしくは液相の別)を確実に検知することができる。
また、請求項4ないし6に記載の発明によれば、レシーバタンクの異なる高さ位置に対して、冷媒を減圧する減圧手段と冷媒を加熱する加熱手段とを有する少なくとも2本の冷媒状態検知用配管を接続し、その各冷媒状態検知用配管で加熱手段にて加熱された冷媒の温度を温度検出手段にてそれぞれ検出し、その温度差によりレシーバタンク内の液面レベルを確実に検知することができる。これは、液冷媒とガス冷媒の蒸発潜熱の差により、減圧後のガス冷媒は加熱により容易に温度上昇するが、減圧後の液冷媒は加熱しても飽和領域から抜けないためである。
また、加熱手段として圧縮機の冷媒吐出管から発熱される熱を利用する請求項7に記載の発明によれば、別途にヒータなどの加熱手段を用意する必要がないため、コスト的なメリットがある。
次に、図1ないし図3により、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明の冷凍装置を空気調和機に適用した例の全体的な構成を示す模式図,図2は本発明の冷凍装置が備える冷媒液面検知手段を示す模式図,図3は本発明の作用を説明するためのモリエル線図である。
まず、図1を参照して、この実施形態に係る空気調和機の全体的な構成を説明する。この空気調和機には、室外機10と室内機20とが含まれている。室外機10と室内機20は、それらが所定の配管部材を介して接続されるスプリット型であるが、室内機20は壁掛け式,天井埋め込み式もしくは床置き式のいずれであってもよい。
この例における空気調和機は、冷房運転と暖房運転とが可能なヒートポンプ式の冷媒回路を備えている。そのため、室外機10には、基本的な構成として、圧縮機11,四方弁12,室外送風ファン13aを有する室外熱交換器13,レシーバタンク(気液分離器)14およびアキュムレータ15が設けられている。圧縮機11は、インバータ制御による可変速圧縮機,一定速圧縮機のいずれでもよい。
室内機20は、基本的な構成として、室内送風ファン21aを有する室内熱交換器21を備え、その一端はレシーバタンク14を介して室外熱交換器13に接続され、他端は四方弁12を介して圧縮機11もしくはアキュムレータ15のいずれか一方に選択的に接続される。図示しないが、レシーバタンク14と室内熱交換器21との間に過冷却熱交換器が接続されてもよい。
冷房運転時には、四方弁12が図1の実線のように切り替えられ、冷媒が圧縮機11→四方弁12→室外熱交換器13→レシーバタンク14→室内熱交換器21→四方弁12→アキュムレータ15→圧縮機11へと流れる。この場合、室外熱交換器13が凝縮器として作用し、室内熱交換器21が蒸発器となる。
この冷房運転時において、室内熱交換器21の冷媒流入側に設けられている蒸発温度検出サーミスタ22aの検出温度をTHin,冷媒流出側に設けられているスーパーヒート(SH)検出サーミスタ22bの検出温度をTHoutとすると、室内機20側の図示しない制御部は、室内機20側の電子膨張弁23をつぎのように制御して、目標SH制御(能力最大制御)を行う。
すなわち、実際のSHをSH(=THout−THin)とし、目標SHをSHとして、
SH<SHの場合には、電子膨張弁23を絞るように制御し、SH>SHの場合には、電子膨張弁23を開くように制御する。一般的に能力を最大限発揮させるには、SH=1〜3℃に設定される。
また、室温制御との関係についていえば、室内機20の設定温度TSET(通常,18〜30℃)と、図示しない温度センサにより検出される室内温度TROOMとの差に応じて、目標SH(SH)を変える。すなわち、TROOM−TSETが小さい場合には、電子膨張弁23を絞って目標SHを大きくし、TROOM−TSETが大きい場合には、電子膨張弁23を開いて目標SHを小さくする。
暖房運転時には、四方弁12が図1の鎖線のように切り替えられ、冷媒が圧縮機11→四方弁12→室内熱交換器21→レシーバタンク14→室外熱交換器13→四方弁12→アキュムレータ15→圧縮機11へと流れる。この場合、室内熱交換器21が凝縮器として作用し、室外熱交換器13が蒸発器となる。
冷房運転,暖房運転のいずれの場合でも、アキュムレータ15を含む配管系が冷凍サイクル(冷媒回路)の低圧側配管系となる。この低圧側配管系とレシーバタンク14との間に、レシーバタンク14内の液面を検知するための冷媒液面検知手段30が設けられる。本発明において、この冷媒液面検知手段30は、後述するように冷媒状態検知手段としても動作する。
図2を参照して、冷媒液面検知手段30は、レシーバタンク14の異なる高さ位置に接続される液面検知用配管を備える。その高さ位置は少なくとも上限位置と下限位置の2個所であるが、この例では上限位置,中間位置および下限位置の3個所とし、上限位置に第1液面検知用配管31,中間位置に第2液面検知用配管32,下限位置に第3液面検知用配管33を接続している。なお、各位置の高さは任意に決められてよい。
各液面検知用配管31,32,33には、減圧手段としてのキャピラリチューブ31a,32a,33aが設けられる。各キャピラリチューブの仕様は同一であることを条件として任意に決められてよいが、一例として内径0.8mm,長さ1000mmのキャピラリチューブを用いることができる。
キャピラリチューブ31a,32a,33aの下流側には、減圧された冷媒を加熱するための加熱手段34が設けられる。加熱手段34をキャピラリチューブ31a,32a,33aの上流側に設けてもよい。加熱手段34には電気ヒータなどを用いてもよいが、圧縮機11の冷媒吐出管から発熱される熱を利用することが好ましい。これには、配管の一部分を冷媒吐出管に沿わせて溶接すればよい。
また、各液面検知用配管31,32,33には、加熱された冷媒の温度を検出する例えばサーミスタからなる温度センサ31b,32b,33bが設けられる。各温度センサ31b,32b,33bにて検出された冷媒温度は制御部(CPU)30Aに入力され、制御部30Aは、それらの検出冷媒温度に基づいてレシーバタンク14内の液面レベルや相状態を判定する。
各液面検知用配管31,32,33は、加熱手段34による冷媒の加熱後、最終的に1本にまとめられ、電磁弁35を介して冷凍サイクルの低圧側配管系に含まれているアキュムレータ15に接続される。
ここで、レシーバタンク14内の液面レベルが上限位置と中間位置との間にあり、第1液面検知用配管31にはガス冷媒が流され、第2,第3液面検知用配管32,33には液冷媒が流されるとして、冷媒液面検知手段30の作用について説明する。なお、第2液面検知用配管32と第3液面検知用配管33は同一条件下におかれるため、液冷媒側は第3液面検知用配管33について説明する。
第1液面検知用配管31において、キャピラリチューブ31aの入口点をA,出口点をC,温度センサ31bの検出点をEとする。また、第3液面検知用配管33において、キャピラリチューブ33aの入口点をB,出口点をD,温度センサ33bの検出点をFとする。
圧力系は、レシーバタンク14内の圧力を吐出圧力Ph,上記検出点E,Fでの飽和圧力をPm,電磁弁35の流出側の圧力を吸入圧力Plとする。これらの各圧力は図示しない圧力センサにより計測されることが好ましいが、上記飽和圧力Pmについては、アキュムレータ15の低圧配管系に設けられている低圧圧力センサ16にて測定される低圧圧力値から液面検出部までの圧力損失分を考慮して計算により求められる推定値を採用してもよい。
電磁弁35を開けると、第1液面検知用配管31にはガス冷媒が流され、第3液面検知用配管33には液冷媒が流される。その各冷媒は、それぞれキャピラリチューブ31a,33aに等しく減圧され、図3のモリエル線図に示すように、A点はC点の状態となり、B点はD点の状態となる。
C点とD点はともにPmの圧力線上にあるため同一温度であるが、その後、加熱手段34での加熱(圧縮機11の冷媒吐出管との熱交換)により、第1液面検知用配管31側のガス冷媒はC点から過熱領域内のE点にまで温度上昇する。R410Aの場合でも、E点の温度TEは、C点の温度TCよりも好ましくは10℃以上高くなる(TE>TC+10℃)。
これに対して、第3液面検知用配管33側の冷媒は液冷媒であるため、減圧して加熱したのちもエンタルピーは上昇するが温度は変わらず飽和領域に存在し、D点が同じ温度のF点に移動するだけである。すなわち、D点の温度TDとF点の温度TFは同温度である(TD=TF)。
制御部30Aは、温度センサ31bにて検出されたE点の温度TEと、温度センサ33bにて検出されたF点の温度TFとを比較して、レシーバタンク14内の液面レベルを判定する。この場合、TE>TFであるから、液面レベルが上限位置と下限位置との間にあると判定するが、本発明によれば、その温度差が大きいため、判定結果に高い信頼性が得られる。
ところで、温度センサ31bの検出温度TEと温度センサ33bの検出温度TFとが等しい場合には、レシーバタンク14内がガス冷媒だけ、もしくは液冷媒だけの2通りが想定される。このレシーバタンク14内の全体の相状態を判定可能とするため、本発明において、制御部30Aは次の処理を行う。
すなわち、F点での圧力Pmから求められる飽和温度T(Pm)を基準温度Tsとし、この基準温度Tsと温度センサ33bから得られる検出温度TFとを比較し、Dを所定値として、TF−Ts<Dを満たした場合には、レシーバタンク14内が液冷媒だけの状態で、TF−Ts<Dを満たさない場合には、レシーバタンク14内がガス冷媒だけの状態であると判定する。
なお、上記したように、F点での飽和温度T(Pm)は、低圧圧力センサ16にて測定される低圧圧力値から推定される推定値であってもよいが、そのF点での推定飽和温度Ts’(Pm)は、
Ts’(Pm)=T(Pl)+dT
により求められる。式中、T(Pl)は電磁弁35の吸入圧力Pl側の低圧飽和温度,dTは電磁弁35での温度損失で、
dT=C1×(Ph−Pl)+C2
により算出される(C1,C2は定数)。
以上説明したように、本発明によれば、レシーバタンク14内から冷媒を取り出し、その冷媒を減圧したのち、加熱するようにしたことにより、液冷媒とガス冷媒とで大きな温度差が出るため、レシーバタンク内の液面レベルを確実に検知することができる。また、レシーバタンク14内が液冷媒だけもしくはガス冷媒だけとなった場合でも、その相状態をも検知することができる。
本発明による空気調和機の全体的な構成を示す模式図。 本発明の空気調和機が備える冷媒液面検知手段を示す模式図。 本発明の作用を説明するための冷凍サイクルのモリエル線図。 従来例(特許文献1)での冷凍サイクルのモリエル線図。
符号の説明
10 室外機
11 圧縮機
12 四方弁
13 室外熱交換器
14 レシーバタンク
15 アキュムレータ
20 室内機
21 室内熱交換器
30 冷媒液面検知手段
30A 制御部
31〜33 液面検知用配管
31a〜33a キャピラリチューブ(減圧手段)
31b〜33b 温度センサ
34 加熱手段
35 電磁弁

Claims (7)

  1. 圧縮機,凝縮器および蒸発器を含む冷凍サイクルを備えているとともに、上記凝縮器と上記蒸発器との間に接続されるレシーバタンク内の冷媒の相状態を検知する冷媒状態検知手段を有する冷凍装置において、
    上記冷媒状態検知手段は、
    冷媒状態検知用配管を備え、上記冷媒状態検知用配管の一端が上記レシーバタンクに接続され、他端が上記冷凍サイクルの低圧側配管系に接続され、
    上記冷媒状態検知用配管には、その管内を流れる冷媒を減圧する減圧手段と、上記管内の冷媒を加熱する加熱手段と、上記加熱手段にて加熱された冷媒の温度を検出する温度検出手段とが設けられ、
    上記冷媒状態検知手段は、上記温度検出手段から得られる冷媒温度に基づいて、上記冷媒状態検知用配管の一端が接続されている位置での上記レシーバタンク内の冷媒の相状態を検知することを特徴とする冷凍装置。
  2. 上記冷媒状態検知手段は、上記減圧手段により減圧された後の冷媒圧力から求められる判別基準温度Tsと、上記温度検出手段から得られる冷媒温度との差により、上記冷媒状態検知用配管の一端が接続されている位置での上記レシーバタンク内の冷媒の相状態を検知することを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 上記冷媒状態検知用配管の複数本を上記レシーバタンクの異なる高さ位置に接続し、上記冷媒状態検知用配管の各々から得られる検知結果に基づいて、上記レシーバタンク内の冷媒の液面レベルを検知する冷媒液面検知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍装置。
  4. 圧縮機,凝縮器および蒸発器を含む冷凍サイクルを備えているとともに、上記凝縮器と上記蒸発器との間に接続されるレシーバタンク内の冷媒の液面レベルを検知する冷媒液面検知手段を有する冷凍装置において、
    上記冷媒液面検知手段は、
    第1(上方側),第2(下方側)の少なくとも2つの液面検知用配管を備え、
    上記液面検知用配管の各一端が上記レシーバタンクに接続され、各他端が上記冷凍サイクルの低圧側配管系に接続され、
    上記各液面検知用配管には、その管内を流れる冷媒を減圧する減圧手段と、上記管内の冷媒を加熱する加熱手段と、上記加熱手段にて加熱された冷媒の温度を検出する温度検出手段とがそれぞれ設けられ、
    上記冷媒液面検知手段は、上記第1液面検知用配管側の上記温度検出手段から得られる冷媒温度TEと、上記第2液面検知用配管側の上記温度検出手段から得られる冷媒温度TFとに基づいて、上記レシーバタンク内の冷媒の液面レベルを検知することを特徴とする冷凍装置。
  5. 上記冷媒液面検知手段は、上記冷媒温度TEと上記冷媒温度TFの温度差が所定値よりも大きいときは、上記液面レベルが上記第1,第2液面検知用配管の各一端間の高さ範囲内に存在すると検知することを特徴とする請求項4に記載の冷凍装置。
  6. 上記冷媒液面検知手段は、上記冷媒温度TEと上記冷媒温度TFの温度差が所定値よりも小さいときは、上記減圧手段により減圧された後の冷媒圧力から求められる判別基準温度Tsと上記冷媒温度(TEもしくはTF)との差から、上記レシーバタンクに接続された上記液面検知用配管の各一端の高さ範囲内に存在する冷媒の相状態を検知することを特徴とする請求項4または5に記載の冷凍装置。
  7. 上記加熱手段として、上記圧縮機の冷媒吐出管から発熱される熱を利用することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の冷凍装置。
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