JP2006249934A - 無給油式スクリュー空気圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐熱性を確保しつつ大幅な小型化を図ることができる無給油式スクリュー空気圧縮機を提供する。
【解決手段】無給油状態で空気を圧縮する圧縮機本体3と、この圧縮機本体3で圧縮された空気を一次冷却するチューブ式熱交換器4と、このチューブ式熱交換器4で冷却された圧縮空気を二次冷却するプレート式熱交換器5とを備える。そして、耐熱温度が比較的高いチューブ式熱交換器4で圧縮機本体3からの圧縮空気を一次冷却し、圧縮空気の温度をプレート式熱交換器5の耐熱温度まで下げてから、圧縮空気をプレート式熱交換器5に導入して二次冷却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無給油式スクリュー空気圧縮機に係わり、さらに詳しくは、圧縮空気を冷却する熱交換器を備えた無給油式スクリュー空気圧縮機に関する。
単段無給油式スクリュー空気圧縮機は、非接触かつ無給油で回転可能な一対の雄ロータ及び雌ロータを有する圧縮機本体を備えており、雄ロータ及び雌ロータの回転駆動により無給油状態で空気を圧縮する。この空気圧縮に要する動力が熱に変化し、生成した圧縮空気の温度は非常に高くなり、例えば約300〜350℃まで上昇する。そこで従来、圧縮機本体から吐出された圧縮空気を冷却するチューブ式熱交換器を備えた構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また2段無給油式スクリュー圧縮機では、無給油状態で空気を圧縮する低圧段圧縮機本体と、この低圧段圧縮機本体で圧縮された空気をさらに無給油状態で圧縮する高圧段圧縮機本体とを備えており、低圧段圧縮機本体及び高圧段圧縮機本体で生成した圧縮空気の温度は、それぞれ例えば約160〜250℃まで上昇する。そこで従来、低圧段圧縮機本体から吐出された圧縮空気を冷却して高圧段圧縮機本体に流出するチューブ式熱交換器(インタークーラ)と、高圧段圧縮機本体から吐出された圧縮空気を冷却するチューブ式熱交換器(アフタークーラ)とを備えた構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
上記チューブ式熱交換器は、例えばシェル内に複数のU字管を設けた構造であり、U字管内に圧縮空気を流しシェル内に冷却水(冷却液)を流し(逆に、U字管内に冷却水を流しシェル内に圧縮空気を流してもよい)、圧縮空気と冷却水が熱交換することにより圧縮空気を冷却するようになっている。また、シェル内のU字管は、熱による伸縮を吸収し熱応力の影響を回避するので、耐熱温度が比較的高い構造である。
特開平3−290089号公報 特開2001−153080号公報
しかしながら、上記従来技術には以下のような改善の余地があった。
すなわち、無給油式スクリュー空気圧縮機においては、上記チューブ式熱交換器の容積が大きな割合を占めており、熱交換器を小型化することで圧縮機全体の小型化を図ることが可能である。ところが、チューブ式熱交換器では、U字管の径寸法を小さくして本数を増加したり、熱伝達率のよい材質に変更したり、若しくはU字管の肉厚を小さくする等の方法により小型化が図れるものの、その小型化には限界があった。
本発明の目的は、耐熱性を確保しつつ大幅な小型化を図ることができる無給油式スクリュー圧縮機を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、無給油状態で空気を圧縮する圧縮機本体と、前記圧縮機本体で圧縮された空気を一次冷却するチューブ式熱交換器と、前記チューブ式熱交換器で冷却された圧縮空気を二次冷却するプレート式熱交換器とを備える。
単段無給油式スクリュー空気圧縮機においては、圧縮機本体で生成した圧縮空気の温度が例えば約300〜350℃と高く、また負荷運転及び無負荷運転が繰り返される場合には温度が上昇・下降して熱による繰り返し応力が発生する。そのため、圧縮機全体の小型化を目的として、チューブ式熱交換器に対し容積比が1/10〜1/20程度となるプレート式熱交換器を設け、このプレート式熱交換器で圧縮機本体から吐出された圧縮空気をそのまま冷却しようとすると、一般にプレート式熱交換器の耐熱温度(例えば百数十℃程度)を超えてしまう。そこで本発明においては、耐熱温度が比較的高いチューブ式熱交換器で圧縮機本体からの圧縮空気を一次冷却し、圧縮空気の温度をプレート式熱交換器の耐熱温度まで下げてから、プレート式熱交換器に圧縮空気を導入して二次冷却する。このようにチューブ式熱交換器及びプレート式熱交換器を併用することにより、従来のチューブ式熱交換器のみを設ける場合に比べ、耐熱性を確保しつつ大幅な小型化を図ることができる。
(2)上記目的を達成するために、また本発明は、無給油状態で空気を圧縮する低圧段圧縮機本体と、前記低圧段圧縮機本体で圧縮された空気をさらに無給油状態で圧縮する高圧段圧縮機本体と、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却して前記高圧段圧縮機本体へ流出する低圧側熱交換器、及び前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する高圧側熱交換器を一体構成したプレート式熱交換器とを備える。
二段無給油式スクリュー空気圧縮機においては、低圧段圧縮機本体及び高圧段圧縮機本体で生成した圧縮空気の温度がそれぞれ例えば約160〜250℃となり、場合によってはプレート式熱交換器の耐熱温度の許容範囲となる。本発明においては、低圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する低圧側熱交換器、及び高圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する高圧側熱交換器を一体構成したプレート式熱交換器を設ける。これにより、従来のようにチューブ式熱交換器を低圧側熱交換器及び高圧熱交換器としてそれぞれ設ける場合に比べ、耐熱性を確保しつつ大幅な小型化を図ることができる。
(3)上記(2)において、好ましくは、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気及び前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気のうちいずれか一方又は両方を一次冷却して前記プレート式熱交換器へ流出するチューブ式熱交換器を備える。
二段無給油式スクリュー空気圧縮機において、低圧段圧縮機本体及び高圧段圧縮機本体のうちいずれか一方又は両方で生成した圧縮空気の温度がプレート式熱交換器の耐熱温度を超えてしまう場合がある。そこで本発明においては、耐熱温度が比較的高いチューブ式熱交換器で、低圧段圧縮機本体の圧縮空気及び高圧段圧縮機本体の圧縮空気のうちいずれか一方又は両方を一次冷却し、圧縮空気の温度をプレート式熱交換器の耐熱温度まで下げてから、プレート式熱交換器に圧縮空気を導入して二次冷却する。このようにチューブ式熱交換器及びプレート式熱交換器を併用することにより、従来のチューブ式熱交換器のみを設ける場合に比べ、耐熱性を確保しつつ大幅な小型化を図ることができる。
(4)上記(2)又は(3)において、好ましくは、前記プレート式熱交換器は、前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気が下方向に流れる第1の圧縮空気流路と、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気が上方向に流れる第2の圧縮空気流路と、前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する冷却液が上方向に流れる第1の冷却流路と、前記第1の冷却流路に直列接続され、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する冷却液が下方向に流れる第2の冷却流路とを備える。
これにより、第1の圧縮空気流路と第1の冷却流路、第2の圧縮空気流路と第2の冷却流路がともに対向流となるため、プレート式熱交換器の性能が向上し小型化が図れる。
(5)上記(2)又は(3)において、また好ましくは、前記プレート式熱交換器は、前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気が下方向に流れる第1の圧縮空気流路と、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気が下方向に流れる第2の圧縮空気流路と、前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する冷却液が上方向に流れる第1の冷却流路と、前記第1の冷却流路に直列接続され、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する冷却液が下方向に流れる第2の冷却流路とを備える。
このように第1及び第2の圧縮空気流路の圧縮空気がともに下方向に流れるため、圧縮空気中に発生したドレンが滞留するのを防止することができる。
本発明によれば、従来のチューブ式熱交換器のみを設ける場合に比べ、耐熱性を確保しつつ大幅な小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。
本発明の第1実施形態を図1及び図2により説明する。
図1は、本実施形態による無給油式スクリュー圧縮機の全体構造を表す模式図であり、図2は、本実施形態による無給油式スクリュー圧縮機を構成するプレート式熱交換器の構造を一例として表す斜視分解図である。なお、図1において、白抜きの矢印は圧縮空気の流れ、黒塗りの矢印は潤滑油の流れ、細線の矢印は冷却水(冷却液)の流れ、斜線塗りの矢印は冷却風の流れを示している。
これら図1及び図2において、無給油式スクリュー圧縮機は単段圧縮機であり、電動機(モータ)1と、この電動機1の回転動力がギヤ装置2を介し伝達されて駆動する圧縮機本体3と、この圧縮機本体3で生成した圧縮空気を一次冷却するチューブ式熱交換器4と、このチューブ式熱交換器4で冷却された圧縮空気を二次冷却するプレート式熱交換器5とを備えている。
圧縮機本体3は、一対の雄ロータ6及び雌ロータ7を有し、これら雄ロータ6及び雌ロータ7の一方側(図1中左側)端部に設けられたタイミングギヤ8,9が噛合している。これにより、雄ロータ6及び雌ロータ7は、非接触かつ無給油で回転するようになっている。圧縮機本体3の吸込み側には、吸気フィルタ10と、吸込み空気量を調整する吸込み絞り弁11とが設けられている。また圧縮機本体3の吐出し側には、吸込み絞り弁11に連動してサイレンサ12を介し圧縮機本体3の圧縮空気を放出可能な放気弁13が設けられている。そして、負荷運転時は、雄ロータ6及び雌ロータ7の回転駆動に伴って、吸気フィルタ10及び吸込み絞り弁11を介し圧縮用空気(外気)が吸込まれて所定の圧力まで圧縮され、この圧縮空気が吐出配管14を介しチューブ式熱交換器4に吐出されるようになっている。また、無負荷運転時は、吸込み絞り弁11を閉じ状態、放気弁13を開き状態として、圧縮機本体3が運転するようになっている。
ギヤ装置2は、下部に油溜め15を有するギヤケーシング16と、このギヤケーシング16に回転自在に支持されプーリ17、ブルギヤ18、及びギヤ19を有する伝達軸20とを備えている。電動機1のプーリ21と伝達軸20のプーリ17との間にはベルト22が装架され、雄ロータ6の他方側(図1中右側)端部に設けたピニオンギヤ23と伝達軸20のブルギヤ18とが噛合している。これにより、電動機1の回転動力がプーリ21、ベルト22、プーリ17、伝達軸20、ブルギヤ18、及びピニオンギヤ23を介し雄ロータ6に伝達され、雄ロータ6及び雌ロータ7が回転駆動するようになっている。なお、ピニオンギヤ23及びブルギヤ11は、ギヤケーシング9内に収納されている。
また、オイルポンプ24のギヤ25と伝達軸20のギヤ19とが噛合しており、これによって電動機1の回転動力が伝達されオイルポンプ24が駆動するようになっている。オイルポンプ24の駆動により、ギヤケーシング16内の油溜め15からストレーナ26を介し吸い込まれた潤滑油は、潤滑油用熱交換器(オイルクーラ)27及びオイルフィルタ28等を介し、圧縮機本体3のタイミングギヤ8,9及び軸受(図示せず)等に供給され、その後ギヤケーシング16内の油溜め15に戻って循環するようになっている。
チューブ式熱交換器4は、シェル29内に例えば耐熱・耐蝕性が優れたステンレス製U字管30を複数(図1では便宜上1つのみ図示)設けており、それらU字管30は熱による伸縮を吸収するため耐熱温度が比較的高い構造となっている。そして、U字管30内に圧縮機本体3からの圧縮空気が流れシェル29内に冷却水(冷却液)が流れて、圧縮空気と冷却水が熱交換することにより圧縮空気が一次冷却されるようになっている。そして、チューブ式熱交換器4で冷却された圧縮空気は、導出配管31を介しプレート式熱交換機5に流出するようになっている。なお、導出配管31には逆止弁32が設けられており、この逆止弁32の上流側で分岐接続された放気配管33が上記放気弁13に接続されている。
プレート式熱交換器5は、例えば図2に示すように、積層された複数(図2では5枚)のチャンネルプレート34と、チャンネルプレート34の両外側に配設されたカバープレート35A,35Bとを備えており、これら複数のチャンネルプレート34及びカバープレート35A,35Bが例えば銅等によってブレージング(ろう付け)されている。チャンネルプレート34は、例えばステンレス製薄板でヘリンボーン(V字)形状に加工されており、積層されたチャンネルプレート34の間には、圧縮空気が流れる圧縮空気流路36と、冷却水が流れる冷却流路37とが交互に形成されている。これら圧縮空気流路36及び冷却流路37は複雑な流路形状(詳細は省略)となり、流路内は乱流となって熱交換率(冷却効率)が高められる。
片側のカバープレート35Aの隅角には、上側に圧縮空気入口ポート38a及び冷却水出口ポート38b、下側に圧縮空気出口ポート38c及び冷却水入口ポート38dが設けられている。また、ポート38a〜38dに対応するように複数のチャンネルプレート34に貫通孔39が形成され、これら貫通孔39が上記した圧縮空気流路36又は冷却流路37にそれぞれ連通するようになっている。そして、圧縮空気入口ポート38aから流入した圧縮空気が圧縮空気流路36を下向きに流れて圧縮空気出口ポート38cから流出し、冷却水入口ポート38dから流入した冷却水が冷却流路37を上向きに流れて冷却水出口ポート38bから流出するようになっている。これにより、チャンネルプレート34を介し圧縮空気と冷却水が熱交換して圧縮空気が冷却され、この冷却された圧縮空気が供給配管40を介し外部の機器等(図示せず)に供給されるようになっている。なお、供給配管40の下方側にはドレン配管41が接続されており、このドレン配管41を介し圧縮空気の冷却の際に生じたドレンを排出するようになっている。
また、上記した潤滑油用熱交換器27、チューブ式熱交換器4、プレート式熱交換器5、及び圧縮機本体3の冷却ジャケットに冷却水を流通する冷却水配管42が設けられている。この冷却水配管42は、潤滑油用熱交換器27に冷却水を流通する配管系統42aと、プレート式熱交換器5、チューブ式熱交換器4、及び圧縮機本体3の順序で冷却水を流通する配管系統42bとで分岐され、その後、配管系統42a,42bが合流するように構成されている。また、冷却風を誘起する冷却ファン43が設けられており、この冷却ファン43の駆動により圧縮機全体を冷却するようになっている。
次に、本実施形態の動作及び作用効果を説明する。
例えば外部の機器等に供給する圧縮空気を生成する場合、電動機1の回転力が圧縮機本体3の雄ロータ6に伝達されると、雄ロータ6及び雌ロータ7が非接触かつ無給油で回転駆動する。これにより、圧縮機本体3の負荷運転時は、吸込みフィルタ10及び吸込み絞り弁を介し圧縮用空気を吸い込んで圧縮し、その圧縮空気を吐出する。このとき、圧縮機本体3で生成した圧縮空気の温度は例えば約300〜350℃と高く、また負荷運転及び無負荷運転が繰り返されると、温度が上昇・下降して熱による繰り返し応力が発生する。そのため、圧縮機全体の小型化を目的として、チューブ式熱交換器に対し容積比が1/10〜1/20程度となるプレート式熱交換器を設け、このプレート式熱交換器で圧縮機本体3から吐出された圧縮空気をそのまま冷却しようとすると、一般にプレート式熱交換器の耐熱温度(例えば百数十℃程度)を超えてしまう。
そこで本実施形態においては、耐熱温度が比較的高いチューブ式熱交換器4で圧縮機本体3からの圧縮空気を一次冷却し、圧縮空気の温度をプレート式熱交換器5の耐熱温度まで下げてからプレート式熱交換器5に導入して二次冷却し、供給配管40を介し外部の機器等に供給する。したがって、チューブ式熱交換器4及びプレート式熱交換器5を併用することにより、従来のチューブ式熱交換器のみを設ける場合に比べ、耐熱性を確保しつつ圧縮機全体の大幅な小型化を図ることができる。特に、熱交換器の小型化により、熱交換器の配置の制約条件が緩和されるとともに、接続配管に自由度が増して短くすることができるため、圧縮機全体の大幅な小型化を図ることができる。
本発明の第2の実施形態を図3〜図5により説明する。本実施形態は、プレート式熱交換器を二段無給油式スクリュー空気圧縮機に設けた実施形態である。
図3は、本実施形態による無給油スクリュー空気圧縮機の全体構造を表す模式図であり、図4は、本実施形態におけるプレート式熱交換機の概略構造を表す模式図であり、図5は、本実施形態におけるプレート式熱交換器の構造を一例として表す斜視分解図である。なお、図3及び図4において、白抜きの矢印は圧縮空気の流れ、黒塗りの矢印は潤滑油の流れ、細線の矢印は冷却水の流れ、斜線塗りの矢印は冷却風の流れを示している。
本実施形態による無給油式スクリュー圧縮機は二段圧縮機であり、電動機(モータ)44と、この電動機44の回転動力がギヤ装置45を介し伝達されて駆動する低圧段圧縮機本体46及び高圧段圧縮機本体47と、これら低圧段圧縮機本体46及び高圧段圧縮機本体47で生成した圧縮空気をそれぞれ冷却するプレート式熱交換器48とを備えている。
低圧段圧縮機本体46は、一対の雄ロータ49及び雌ロータ50を有し、これら雄ロータ49及び雌ロータ50の一方側(図3中左側)端部に設けられたタイミングギヤ51,52が噛合している。これにより、雄ロータ49及び雌ロータ50は、非接触かつ無給油で回転するようになっている。同様に、高圧段圧縮機本体47は、一対の雄ロータ53及び雌ロータ54を有し、これら雄ロータ53及び雌ロータ54の一方側(図3中左側)端部に設けられたタイミングギヤ55,56が噛合している。これにより、雄ロータ53及び雌ロータ54は、非接触かつ無給油で回転するようになっている。
ギヤ装置45は、下部に油溜め57を有するギヤケーシング58と、このギヤケーシング58に回転自在に支持されブルギヤ59を有する伝達軸60とを備えている。電動機44の回転軸と伝達軸60がカップリング61等を介し連結され、雄ロータ51,53の他方側(図3中右側)端部にそれぞれ設けたピニオンギヤ62,63と伝達軸60のブルギヤ59とが噛合している。これにより、電動機44の回転動力が伝達軸60、ブルギヤ59、及びピニオンギヤ62,63を介し雄ロータ51,53に伝達され、雄ロータ51,53が回転駆動するようになっている。なお、ピニオンギヤ62,63及びブルギヤ59は、ギヤケーシング58内に収納されている。
また、電動機等によって駆動するオイルポンプ64が設けられており、このオイルポンプ64の駆動により、ギヤケーシング58内の油溜め57からストレーナ65を介し吸い込まれた潤滑油は、潤滑油用熱交換器(オイルクーラ)66及びオイルフィルタ67等を介し、低圧段圧縮機本体46及び高圧段圧縮機本体47のタイミングギヤ51,52,55,56及び軸受(図示せず)等に供給され、その後ギヤケーシング58内の油溜め57に戻って循環するようになっている。
低圧段圧縮機本体46の吸込み側(図3中上側)には、吸気フィルタ68と、吸込み空気量を調整する吸込み絞り弁69とが設けられている。また、吸込み絞り弁69に連動し、高圧段圧縮機本体47の圧縮空気をサイレンサ70を介し放出する放気弁71が設けられている。そして、負荷運転時は、吸気フィルタ68及び吸込み絞り弁69を介し低圧段圧縮機本体46に圧縮用空気(外気)が吸込まれて所定の圧力まで圧縮され、この圧縮空気が吐出配管72を介しチューブ式熱交換器48の低圧側熱交換器48a側に吐出され、チューブ式熱交換器48の低圧側熱交換器48a側で冷却された圧縮空気が導出配管73を介し高圧段圧縮機本体47に導入されて圧縮され、この圧縮空気が吐出配管74を介しチューブ式熱交換器48の高圧側熱交換器48b側に吐出され、チューブ式熱交換器48の高圧側熱交換器48bで冷却された圧縮空気が供給配管75を介し外部の機器等(図示せず)に供給されるようになっている。また無負荷運転時は、吸込み絞り弁69を閉じ状態、放気弁71を開き状態として、低圧段圧縮機本体46及び高圧段圧縮機本体47が運転するようになっている。なお、吐出配管74には逆止弁76が設けられており、この逆止弁78の上流側で分岐接続された放気配管77が放気弁71に接続されている。また、導出配管73及び供給配管75の下方側にはドレン配管78,79がそれぞれ接続され、これらドレン配管78,79を介し圧縮空気の冷却の際に生じたドレンを排出するようになっている。
プレート式熱交換器48は、低圧段圧縮機本体46からの圧縮空気を冷却して高圧段圧縮機本体48へ流出する上記低圧側熱交換器48aと、高圧段圧縮機本体47からの圧縮空気を冷却する上記高圧側熱交換器48bとが一体構成されている。詳細には、例えば図5に示すように、積層された複数(図5では8枚)のチャンネルプレート80と、低圧側熱交換器48a及び高圧側熱交換器48bを仕切るために配設された仕切りプレート81と、チャンネルプレート80の両外側に配設されたカバープレート82A,82Bとを備えており、これら複数のチャンネルプレート80、仕切りプレート81及びカバープレート82A,82Bが例えば銅等によってブレージング(ろう付け)されている。チャンネルプレート80は、例えばステンレス製薄板でヘリンボーン(V字)形状に加工されており、積層されたチャンネルプレート80の間には、圧縮空気が流れる圧縮空気流路83a又は83bと、冷却水が流れる冷却流路84a又は84bとが交互に形成されている。これら圧縮空気流路83a,83b及び冷却流路84a,84bは複雑な流路形状(詳細は省略)となり、流路内は乱流となって熱交換率(冷却効率)が高められる。
低圧段側熱交換器48aを構成するカバープレート82Aの隅角には、上側に圧縮空気入口ポート85a、下側に圧縮空気出口ポート85b及び冷却水入口ポート85cが設けられ、高圧段側熱交換器48bを構成するカバープレート82Bの隅角には、上側に圧縮空気出口ポート86a、下側に圧縮空気入口ポート86b及び冷却水出口ポート86cが設けられている。また、ポート85a〜85c,86a〜86cに対応するように複数のチャンネルプレート80及び仕切りプレート81に貫通孔87が形成され、これら貫通孔87が圧縮空気流路83a又は83b、若しくは冷却流路84a又は84bにそれぞれ連通するようになっている。そして、冷却水入口ポート86cから流入した冷却水が高圧側熱交換器48bの冷却流路84bを上向きに流れ、仕切りプレート81の貫通孔87を経て、低圧側熱交換器48aの冷却流路84aを下向きに流れて冷却水出口ポート85cから流出するようになっている(言い換えれば、高圧側熱交換器48bの冷却流路84bと低圧側熱交換器48aの冷却流路84aは、直列接続されている)。また低圧側熱交換器48aでは、圧縮空気入口ポート85bから流入した圧縮空気が圧縮空気流路83aを上向きに流れて圧縮空気出口ポート85aから流出し、高圧側熱交換器48bでは、圧縮空気入口ポート86aから流入した圧縮空気が圧縮空気流路83bを下向きに流れて圧縮空気出口ポート86bから流出するようになっている。これにより、低圧側熱交換器48a及び高圧側熱交換器48bにおいて、チャンネルプレート80を介し圧縮空気と冷却水が熱交換して圧縮空気が冷却されるようになっている。
なお、上述の内容からわかるように、低圧側熱交換器48aにおける圧縮空気流路83aと冷却流路84a、高圧側熱交換器48bにおける圧縮空気流路83bと冷却流路84bはともに対向流となっている。そのためには、圧縮空気流路83a,83bのいずれか一方を上向きの流れとする必要があるが、本実施形態では、圧縮空気中にドレンが比較的発生しにくい(又は無負荷運転・停止時にドレンの逆流が生じない)低圧側熱交換器48aの圧縮空気流路83aを上向きとしている。
また、上記した潤滑油用熱交換器66、プレート式熱交換器48、低圧段圧縮機本体46の冷却ジャケット、及び高圧段圧縮機本体の47の冷却ジャケットに冷却水を流通する冷却水配管88が設けられている。この冷却水配管88は、まず潤滑油用熱交換器66に冷却水を流通する配管系統88aとプレート式熱交換器48に冷却水を流通する配管系統88bとで分岐され、その後配管系統88a,88bが合流してから、低圧段圧縮機本体46の冷却ジャケットに冷却水を流通する配管系統88cと高圧段圧縮機本体47の冷却ジャケットに冷却水を流通する配管系統88dとで分岐され、その後配管系統88c,88dが合流するように構成されている。また、冷却風を誘起する冷却ファン89が設けられており、この冷却ファン89の駆動により圧縮機全体を冷却するようになっている。
次に、本実施形態の動作及び作用効果を説明する。
例えば外部の機器等に供給する圧縮空気を生成する場合、電動機44が駆動し、電動機44の回転力が低圧段圧縮機本体46の雄ロータ49に伝達されると、雄ロータ49及び雌ロータ50が非接触かつ無給油で回転駆動する。これと同時に、電動機44の回転力が高圧段圧縮機本体47の雄ロータ53に伝達されて、雄ロータ53及び雌ロータ54が非接触かつ無給油で回転駆動する。これにより、負荷運転時は、吸込みフィルタ68及び吸込み絞り弁69を介し低圧段圧縮機本体46に圧縮用空気を吸い込んで所定の圧力まで圧縮する。このとき、低圧段圧縮機本体46で生成した圧縮空気の温度は例えば約160〜250℃であり、また負荷運転及び無負荷運転が繰り返されると熱による繰り返し応力が発生するものの、これら圧縮空気の温度及び熱による繰り返し応力を考慮しても、プレート式熱交換器48の耐熱温度の許容範囲となる場合がある。このような場合に、低圧段圧縮機本体46からの圧縮空気をプレート式熱交換器48の低圧側熱交換器48aで冷却し、高圧段圧縮機本体47でさらに圧縮する。このとき、高圧段圧縮機本体47で生成した圧縮空気の温度も例えば約160〜250℃であり、圧縮空気の温度及び熱による繰り返し応力を考慮しても、プレート式熱交換器48の耐熱温度の許容範囲となる場合がある。このような場合に、高圧段圧縮機本体47からの圧縮空気をプレート式熱交換器48の高圧側熱交換器48bで冷却し、供給配管75を介し外部の機器等に供給する。
本実施形態においては、低圧段圧縮機本体46の圧縮空気を冷却する低圧側熱交換器48a、及び高圧段圧縮機本体47の圧縮空気を冷却する高圧側熱交換器48bを一体構成したプレート式熱交換器48を設ける。これにより、従来のようにチューブ式熱交換器を低圧側熱交換器及び高圧熱交換器としてそれぞれ設ける場合に比べ、大幅な小型化を図ることができる。
また、プレート式熱交換器48は、低圧側熱交換器48aの冷却流路84aと高圧側熱交換器48bの冷却流路84bを直列接続する。これにより、冷却流路84a,84bを並列接続する場合よりも、冷却水流量を低減しかつ冷却水流速を速くし、ゴミやスケールの付着を防止できる。また、プレート式熱交換器48は、低圧側熱交換器48a及び高圧側熱交換器48bを一体構成とするので、冷却流路48a,48bを接続する配管を削減することができる。また、低圧側熱交換器48aにおける圧縮空気流路83aと冷却流路84a、高圧側熱交換器48bにおける圧縮空気流路83bと冷却流路84bをともに対向流とするため、プレート式熱交換器48の冷却性能が向上し小型化が図れる。
本発明の第3の実施形態を図6により説明する。本実施形態は、二段無給油式スクリュー空気圧縮機においてチューブ式熱交換器及びプレート式熱交換器を設けた実施形態である。
図6は、本実施形態による無給油スクリュー空気圧縮機の全体構造を表す模式図である。この図6において、上記第2の実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
例えば上記高圧段圧縮機本体47で生成した圧縮空気の温度が上記プレート式熱交換器48の耐熱温度を超えるような場合(詳細には、高圧段圧縮機本体47の圧縮率が高い場合)があるため、本実施形態では、吐出配管74における放気配管77の分岐部より上流側に配設されたチューブ式熱交換器90を備えている。このチューブ式熱交換器90で高圧段圧縮機本体47からの圧縮空気を一次冷却し、上記プレート式熱交換器48の高圧側熱交換器48aに導入されて二次冷却されるようになっている。
チューブ式熱交換器90は、シェル91内に例えば耐熱・耐蝕性が優れた複数のステンレス製U字管92を複数(図6では便宜上2つのみ図示)設けており、それらU字管92は熱による伸縮を吸収するため耐熱温度が比較的高い構造となっている。そして、U字管92内に高圧段圧縮機本体47からの圧縮空気が流れシェル91内に冷却水が流れて、圧縮空気と冷却水が熱交換することにより圧縮空気が一次冷却されるようになっている。
また、上記潤滑油用熱交換器66、プレート式熱交換器48、チューブ式熱交換器90、低圧段圧縮機本体46の冷却ジャケット、及び高圧段圧縮機本体の47の冷却ジャケットに冷却水を流通する冷却水配管93が設けられている。この冷却水配管93は、まず潤滑油用熱交換器66に冷却水を流通する配管系統93aと、プレート式熱交換器48及びチューブ式熱交換器90の順序で冷却水を流通する配管系統93bとで分岐され、低圧段圧縮機本体46の冷却ジャケットに流通する配管系統93cが前記配管系統93bにおけるチューブ式熱交換器90の下流側に分岐接続され、配管系統93a,93bが合流して高圧段圧縮機本体47の冷却ジャケットに冷却水を流通する配管系統93dが接続され、その後配管系統93c,93dが合流するように構成されている。
以上のように構成された本実施形態においては、耐熱温度が比較的高いチューブ式熱交換器90で高圧段圧縮機本体47からの圧縮空気を一次冷却し、圧縮空気の温度をプレート式熱交換器48の耐熱温度まで下げてから、プレート式熱交換器48に導入し二次冷却する。このようにチューブ式熱交換器90及びプレート式熱交換器48を併用することにより、従来のチューブ式熱交換器のみを設ける場合に比べ、耐熱性を確保しつつ大幅な小型化を図ることができる。
なお、上記第3の実施形態においては、高圧段圧縮機本体47からの圧縮空気をチューブ式熱交換器90で一次冷却し、プレート式熱交換器48の高圧側熱交換器48bで二次冷却する構成を例にとって説明したが、これに限られず、例えば低圧段圧縮機本体46からの圧縮空気をチューブ式熱交換器で一次冷却し、プレート式熱交換器48の低圧側熱交換器48aで二次冷却する構成としてもよいし、また例えば低圧段圧縮機本体46及び高圧段圧縮機本体47からの圧縮空気を各チューブ式熱交換器で一次冷却し、プレート式熱交換器48で二次冷却する構成としてもよい。これらの場合も、上記同様の効果を得ることができる。
また、上記第2及び第3の実施形態においては、プレート式熱交換器48は、低圧側熱交換器48aにおける圧縮空気流路83aと冷却流路84a、高圧側熱交換器48bにおける圧縮空気流路83bと冷却流路84bをともに対向流とする場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、例えば低圧側熱交換器48aにおける圧縮空気流路83aと冷却流路84a、高圧側熱交換器48bにおける圧縮空気流路83bと冷却流路84bのうちいずれか一方又は両方を平行流としてもよい。このような変形例を図7により説明する。
図7は、本変形例によるプレート式熱交換器の概略構造を表す模式図である。この図7において、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
本変形例によるプレート式熱交換器48’では、上記実施形態同様、冷却水入口ポートから流入した冷却水が高圧側熱交換器48bの冷却流路84bを上向きに流れ、その後、低圧側熱交換器48aの冷却流路84aを下向きに流れて冷却水出口ポートから流出するようになっている(言い換えれば、高圧側熱交換器48bの冷却流路84bと低圧側熱交換器48aの冷却流路84aは、直列接続されている)。また低圧側熱交換器48a’では、圧縮空気入口ポートから流入した圧縮空気が圧縮空気流路83a’を下向きに流れて圧縮空気出口ポートから流出し、高圧側熱交換器48bでは、圧縮空気入口ポートから流入した圧縮空気が圧縮空気流路83bを下向きに流れて圧縮空気出口ポートから流出するようになっている。すなわち、圧縮空気流路83a’,83bの圧縮空気の流れをともに下向きとするため、低圧側熱交換器48a’における圧縮空気流路83aと冷却流路84aは平行流となり、高圧側熱交換器48bにおける圧縮空気流路83bと冷却流路84bは対向流となっている。
このような変形例においては、圧縮空気流路83a’,83bの圧縮空気がともに下方向に流れるため、圧縮空気中に発生したドレンが滞留するのを防止することができる。また、低圧側熱交換器48a’における圧縮空気流路83aと冷却流路84aを平行流とすることにより、冷却能力は低下するものの、ドレンの発生を抑えて高圧段圧縮機本体47に発錆が生じるのを防止することができる。また、低圧側熱交換器48’が若干大きく(言い換えれば、低圧側熱交換器48aを構成するチャンネルプレート80が若干多く)なったとしても、低圧側の圧縮空気のほうがその体積が大きく、圧力損失の影響を低減できるので好ましい。
本発明の無給油式スクリュー空気圧縮機の第1の実施形態の全体構造を表す模式図である。 本発明の無給油式スクリュー空気圧縮機の第1の実施形態を構成するプレート式熱交換器の構造を一例として表す斜視分解図である。 本発明の無給油式スクリュー空気圧縮機の第2の実施形態の全体構造を表す模式図である。 本発明の無給油式スクリュー空気圧縮機の第2の実施形態を構成するプレート式熱交換器の概略構造を表す模式図である。 本発明の無給油式スクリュー空気圧縮機の第2の実施形態を構成するプレート式熱交換器の構造を一例として表す斜視分解図である。 本発明の無給油式スクリュー空気圧縮機の第3の実施形態の全体構造を表す模式図である。 本発明の無給油式スクリュー空気圧縮機の一変形例を構成するプレート式熱交換器の概略構造を表す模式図である。
符号の説明
3 圧縮機本体
4 チューブ式熱交換器
5 プレート式熱交換器
46 低圧段圧縮機本体
47 高圧段圧縮機本体
48 プレート式熱交換器
48a 低圧側熱交換器
48b 高圧側熱交換器
83a 圧縮空気流路(第1の圧縮空気流路)
83b 圧縮空気流路(第2の圧縮空気流路)
84a 第1の冷却流路(第1の冷却流路)
84b 第2の冷却流路(第2の冷却流路)
90 チューブ式熱交換器

Claims (5)

  1. 無給油状態で空気を圧縮する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体で圧縮された空気を一次冷却するチューブ式熱交換器と、
    前記チューブ式熱交換器で冷却された圧縮空気を二次冷却するプレート式熱交換器とを備えたことを特徴とする無給油式スクリュー空気圧縮機。
  2. 無給油状態で空気を圧縮する低圧段圧縮機本体と、
    前記低圧段圧縮機本体で圧縮された空気をさらに無給油状態で圧縮する高圧段圧縮機本体と、
    前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却して前記高圧段圧縮機本体へ流出する低圧側熱交換器、及び前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する高圧側熱交換器を一体構成したプレート式熱交換器とを備えたことを特徴とする無給油式スクリュー空気圧縮機。
  3. 請求項2記載の無給油式スクリュー空気圧縮機において、前記低圧段圧縮機本体からの圧縮空気及び前記高圧段圧縮機本体からの圧縮空気のうちいずれか一方又は両方を一次冷却して前記プレート式熱交換器へ流出するチューブ式熱交換器を備えたことを特徴とする無給油式スクリュー空気圧縮機。
  4. 請求項2又は3記載の無給油式スクリュー空気圧縮機において、前記プレート式熱交換器は、前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気が下方向に流れる第1の圧縮空気流路と、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気が上方向に流れる第2の圧縮空気流路と、前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する冷却液が上方向に流れる第1の冷却流路と、前記第1の冷却流路に直列接続され、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する冷却液が下方向に流れる第2の冷却流路とを備えたことを特徴とする無給油式スクリュー空気圧縮機。
  5. 請求項2又は3記載の無給油式スクリュー空気圧縮機において、前記プレート式熱交換器は、前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気が下方向に流れる第1の圧縮空気流路と、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気が下方向に流れる第2の圧縮空気流路と、前記高圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する冷却液が上方向に流れる第1の冷却流路と、前記第1の冷却流路に直列接続され、前記低圧段圧縮機本体の圧縮空気を冷却する冷却液が下方向に流れる第2の冷却流路とを備えたことを特徴とする無給油式スクリュー空気圧縮機。
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