JP2006249713A - 標識灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】光軸上にピークを持つひと山型の一般的な光特性を備えた発光ダイオードを1個使用して、規定の配光特性(光軸と直交する水平方向を明るく照らし、上方を薄っすらと照らす配光特性)を実現できる標識灯を提供する。
【解決手段】上記の光特性を有する1個の発光ダイオード13を光源とし、この光源13がその光軸Aを中心とする所定角度範囲(たとえば、±60度)に放射した光P1を、先端を光源13に対向させた円錐の斜面形状をほぼ成した反射部14aによって光軸Aと直交する外方へ反射させる。光源13が所定角度範囲より外側に放射した光P2は、反射部14aの周囲に配置したプリズム部14bによって光軸A側へ屈折される。プリズム部14bに到達する範囲よりもさらに外側に放射した光P3は、反射鏡ユニット14の円筒周壁部分を直進して透過し、外部に放出される。
【選択図】図1

Description

本発明は、空港の誘導路などで使用される標識灯に係わり、特に簡易な構造で規定の配光性能を得るための技術に関する。
空港の誘導路や道路などに設置される地上型の標識灯には、路幅や路肩の位置を知らせるために標識灯周囲の路面を明るく照らし出すと共に、真上や斜め上などその他の方向にもある程度の光を照射するような配光特性が要求されるものがある。たとえば、図9は、空港の誘導路の両脇やエプロンの縁に沿って設置される誘導路灯に対する規定の配光特性であり、鉛直角が0度(水平)から6度の範囲では、6度から90度の範囲に比べて10倍の光度が要求される。
従来は光源にハロゲン電球を使用しており、これを取り囲むようにフレネルレンズを配置することで上記の配光特性を実現していた。しかし、ハロゲン電球は定格寿命が1000時間程度で交換作業が度々発生すると共に消費電力が大きいので、発光ダイオードを光源として使用する標識灯が提案されている。
たとえば、円内を埋めるように複数の発光ダイオードを配置して円形の面光源を形成し、これに対向するように、中央に開口を備えた漏斗型の反射鏡を配置した標識灯がある(特許文献1参照)。この標識灯は、上方への配光を中央の開口に臨む少数の発光ダイオードで賄い、残る多数の発光ダイオードの放射光を反射鏡で水平方向に反射させることで、図9に示すような配光特性を得ている。
複数の発光ダイオードを使用するものでは、灯火の小型化が困難になるなどの理由から、光軸を取り巻く周辺領域の光度が光軸上よりも高い光特性を備えた1個の発光ダイオードを光源に使用し、これに対向させて、中央に小さな開口を備えた漏斗型の反射鏡を配置した標識灯が提案されている(特許文献2参照)。この標識灯は、上方への配光を光度の低い光軸上の光で賄い、光軸周辺の光度の高い光を反射鏡で水平方向に反射させることで、図9に示すような配光特性を得ている。
特開2000−173304号公報 特開2004−300797号公報
一般的な表面発光型の発光ダイオードは、光軸上にピークを持つひと山型の光特性を有しているが、上記の標識灯では、光軸を取り巻く周辺領域の光度が光軸上よりも高い光特性を備えた特殊な発光ダイオードを必要とする。このため、光源となる発光ダイオードの安定供給に懸念があると共に、部品コストも高騰してしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、一般的な光特性の光源を1個使用して規定の配光特性を実現できる標識灯を提供することを目的としている。
上記の目的は以下に示す各発明により達成される。
請求項1に記載の発明に係わる標識灯は、光源(13)と、
前記光源(13)がその光軸を中心とする所定角度範囲に放射した光を、前記光軸と直交する外方へ主として反射する反射部材(14a、41a、41c)と、
前記光源(13)が前記所定角度範囲より外側に放射した光を、前記光軸側へ屈折させる屈折部材(14b、41d)と
を有する
ことを特徴とするものである。
上記発明によれば、光源(13)が放射した光のうち光軸を中心とする所定角度範囲(たとえば、±60度)の光は反射部材(14a、41a、41c)で反射されて光軸と直交する方向に照射される。一方、所定角度範囲より外側に放射された光は屈折部材(14b、21、41d)によって光軸側へ屈折され、光軸周辺を照射する。すなわち、光軸上にピークを持つひと山型の光特性を備えた一般的な表面発光型の発光ダイオードを使用すれば、光度の高い光軸近傍の光が光軸と直交する方向に照射され、光軸から放射角度が離れた光度の低い領域の光が光軸の周辺を照射するので、一般的な光源のもつ光特性をそのまま活かして、図9に示すような配光特性が実現される。
請求項2に記載の発明に係わる標識灯では、前記反射部材(14a)は、前記光軸上で先端を前記光源(13)に対向させた円錐の外側斜面形状を成す反射面であり、
前記屈折部材(14b、21)は、前記反射部材(14a)の周囲に配置されたプリズムで構成される。
請求項3に記載の発明に係わる標識灯では、前記屈折部材(14b、21)を、前記光源(13)から放射されて前記反射部材(14a)で反射された光の光路上を避けて配置する。すなわち、反射部材(14a)で反射された光は、屈折部材(14b、21)に邪魔されることなく、光軸と直交する外方へ照射される。
請求項4に記載の発明に係わる標識灯では、前記反射部材(41a、41c)は、前記光源(13)に被せた外部より密度の高い透明体(41)であると共に、先端を前記光源(13)に対向させたほぼ円錐形の窪みを前記光源(13)と反対側の端面に有し、この窪み部分(41a)における外部との境界面(41c)で前記光源(13)からの光を全反射させるようになっている。
上記の発明によれば、光源(13)が放射した光は透明体(41)に入射し、そのうち光軸を中心とする所定角度範囲の光は透明体(41)の上部に設けた円錐形の窪み部分(41a)における外部との境界面(41c)で全反射して、光軸と直交する外方へ照射される。
請求項5に記載の発明に係わる標識灯では、前記透明体(41)を、前記窪み部分(41a)を一方の端面に有する円柱とし、この円柱の周面(41d)を前記屈折部材(14b、41d)として機能させている。
すなわち、窪み部分(41a)の境界面(41c)で全反射された光は光軸とほぼ直交方向に進むので円柱状の透明体(41)の周面(41d)にほぼ直角に入射し、屈折せずに透過する。一方、光源(13)が光軸を中心とする所定角度範囲より外側に放射した光は、外部より密度の高い透明体(41)の内部から外部へ透過する際に透明体(41)の外周面(41d)に臨界角未満の入射角で斜めに入射し、かつ密から疎への透過となるので、光軸側へ屈折する。これにより円柱状の透明体(41)の周面(41d)は光を光軸側へ屈折させる屈折部材として機能する。
請求項6に記載の発明に係わる標識灯では、前記透明体(41)より密度の低い透明部材(42)で前記窪み部分(41a)を埋めてある。雨水が窪み部分(41a)に溜まることが防止され、透明体(41)の外側にさらに保護カバーを設けなくて済む。
請求項7に記載の発明に係わる標識灯では、透明体(41)の窪み部分(41a)と外部との境界面(41c)を、光源(13)から到来する光の一部が外部へ透過するように形成してある。これにより、境界面(41c)を透過した一部の光により光軸周辺方向が照射される。
請求項8に記載の発明に係わる標識灯では、前記光源(13)は、その光軸から放射角度が離れるに従って光量が減衰する光特性を有する1個の発光ダイオードで構成される。
請求項9に記載の発明に係わる標識灯では、前記反射部材(14a、41a、41c)および前記屈曲部材(14b、41d)を、前記光軸周りの一部の方向にのみ設けてある。
たとえば、一方向や二方向にのみ光を照射するなど、全方向タイプと異なる標識灯に適用される。
本発明に係わる標識灯によれば、光軸上にピークを持つひと山型の光特性を有する一般的な発光ダイオードを光源に使用して、光軸から所定角度範囲では弱く光り、光軸と直交する方向には強く光る配光特性を備えた標識灯を実現することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる標識灯10の中央を縦方向に切断した端面を示している。標識灯10は、空港の誘導路の両脇に設置され、その路肩位置や幅などを航空機の操縦者に表示する機能を果たす全方向タイプの標識灯である。標識灯10は、地上に設置される本体ケース11と、本体ケース11に装着された取付台12と、取付台12の中央に取り付けられた発光ダイオード13と、発光ダイオード13の前方および周囲を取り囲む反射鏡ユニット14と、取付台12と反射鏡ユニット14とを収容するようにして本体ケース11の上面に取り付けられたガラスグローブ15とから構成される。
詳細には、本体ケース11は、上部が広がった円筒形を成し、アルミニウム合金などで形成されている。本体ケース11に被せるガラスグローブ15は、透明で中空のほぼ半球形状を成している。発光ダイオード13は、表面発光型の青色発光ダイオードである。また、大電流を流せるパワー型である。発光ダイオード13は、図2に示すように、光軸上にピークを有するひと山型の光特性を備えている。ここでは、半値が60度となるものを使用している。
反射鏡ユニット14は、天井部を有する短い中空円筒形状を成している。反射鏡ユニット14の天井部は、反射部材としての反射部14aと屈折部材としてのプリズム部14bとを成すように構成されている。反射部14aは、先端を発光ダイオード13に対向させた円錐の斜面形状をほぼ成した反射面である。この反射面の各部は、光軸に近づくほど発光ダイオード13に近くなるように傾斜した斜面を形成している。プリズム部14bは、反射部14aの周囲に配置された環状のプリズムである。
反射鏡ユニット14は、全体が透明な樹脂で一体成形されており、たとえば、型成形により製造される。また、反射部14aの発光ダイオード13を臨む面にはアルミ蒸着を施してある。これにより、鏡面の反射面が形成される。なお、反射部14aの中央に光の透過部を設けないので、アルミ蒸着を施す前に反射部14aの中央にマスキングを施す作業は必要ない。また、アルミ蒸着工程は1回のみで済む。
次に、反射鏡ユニット14の作用を説明する。
図1に示すように、光軸Aを中心とする所定角度範囲(ここでは、±60度)に放射した光P1は、反射部14aに反射された後、光軸Aと直交する外方へ進行する。図2の光特性に示すように、発光ダイオード13がその光軸を中心とする所定角度範囲に放射する光は、所定角度範囲より外側に照射する光よりも光度が高いので、標識灯10は、光軸Aと直交する方向を全周にわたって明るく照明する。
一方、反射部14aに到達する所定角度範囲より外側に発光ダイオード13が放射した光P2は、反射部14aの周囲に配置されたプリズム部14bに入射し、光軸A側へ屈折してプリズム部14bから出射される。
プリズム部14bに到達する範囲よりもさらに外側に発光ダイオード13が放射した光P3は、反射鏡ユニット14の円筒周壁部分14cを入射時と平行な角度で透過して外部に放出される。
図2の光特性で示したように、発光ダイオード13が放射する光は光軸Aから放射角度が離れるほど光度が低下するので、プリズム部14bを透過した光P2や反射鏡ユニット14の円筒周壁部分14cに発光ダイオード13から直接入射して透過した光P3は、反射部14aで反射された光P1に比べて光度が低く、標識灯10は上方を弱く照らすようになる。これにより、標識灯10は、発光ダイオード13のもつ一般的な光特性をそのまま活かして、図9に示すような配光特性を実現する。
図3は、反射鏡ユニット14に入射する発光ダイオード13からの光の光路をより詳細に示したものである。反射部14aの反射面をわずかに湾曲させてあり、反射部14aで反射された光が光軸Aと直交する方向から光軸側へ6度の範囲に拡散して照射されるように設定してある。また、プリズム部14bの出射面の形状を湾曲させることで、プリズム部14bから出射する光が広い角度範囲に拡散するように設定してある。
また、プリズム部14bは、発光ダイオード13から放射されて反射部14aで反射した光P1の光路上を避けるように配置してある。すなわち、プリズム部14bの入射面側を光軸と垂直な面となるようにし、反射鏡ユニット14の外側へプリズム部14bが凸となるように形成してある。これにより、反射部14aで反射した光がプリズム部14bに遮られたり、プリズム部14bで屈折したりすることがないので、光軸Aと直交する外方へ効率よく光P1が照射される。なお、反射部14aで反射された光P1の光路上に進出しなければ、図4に示すように、出射側の面が光軸と垂直となるような形状のプリズム部21であってもよい。
このほか、青色の発光ダイオード13を使用し、ガラスグローブ15を透明にしたので、ガラスグローブ15を青色に着色した有色透明にする場合に比べてガラスグローブ15における光の透過率が高くなり、標識灯10から効率よく光が放射される。
図5は、第1の実施の形態の変形例に係わる標識灯30の中央縦端面を示している。この標識灯30における反射ユニット31は、図1に示した反射鏡ユニット14の上面にあった窪みを無くして平らにした形状を成している。反射ユニット31は図1の反射鏡ユニット14と同様の反射部14aおよびプリズム部14bを含んでいる。このように反射ユニット31の上面を平らにすることで雨水が溜まるのを防止できるので、ガラスグローブ15を無くして、反射ユニット31をそのまま標識灯30の外カバーにしてある。反射ユニット31の上面は、やや凸に形成してもよい。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図6は、第2の実施の形態に係わる標識灯40の中央を縦方向に切断した端面を示している。標識灯40は、図1に示す標識灯10の反射鏡ユニット14に代えて、発光ダイオード13に被せた透明体41を備えている。他の部分は図1の標識灯10と同一構成であり、図1と同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
透明体41は、外部より密度の高い透明物質で構成されている。たとえば、透明樹脂を型成形して製造される。透明体41は、発光ダイオード13の光軸と同方向に軸を持つ短い円柱の上側端面に、先端を発光ダイオード13に対向させたほぼ円錐形の窪み部41aを有している。この窪み部41aにおける外部との境界面41cの各部は、光軸に近づくほど発光ダイオード13に近くなるように傾斜した斜面を形成している。透明体41の下部中央で発光ダイオード13と対面する部分には、発光ダイオード13の外形に沿って半球状に凹んだ入射部41bが形成されている。
図7は、透明体41に入射した発光ダイオード13からの光の光路を示している。発光ダイオード13の放射した光は、入射部41bが半球凹形状を成しているので、入射面で屈折することなく透明体41の内部へ入射する。
発光ダイオード13から入射部41bに入射した光のうち窪み部41aと外部との境界面41cに到達した光は、その大部分が境界面41cで全反射されて光軸Aと直交する外方へ進行する。すなわち、透明体41の内部は外部より密度が高いので、密から疎への入射となり、その入射角に応じて全反射が生じる。また、境界面41cに到達した光の一部は全反射されずに外部に透過する漏れ光(図7で破線表示の光)となる。このように、透明体41と窪み部41aとは、発光ダイオード13がその光軸Aを中心とする所定角度範囲に放射した光を、光軸Aと直交する外方へ主として反射する反射部材としての機能を果たしている。
全反射されない漏れ光を作るには、反射面を成す窪み部分41の境界面41cに微妙な粗さを施したり、臨界角で全反射が90%、漏れ光10%となるような理論的設計を行なったりすることで実現される。
窪み部41aの境界面41cで全反射された光は光軸Aとほぼ直交方向に進むので、透明体41の周面41dへほぼ直角に入射する。これにより窪み部41aにおける外部との境界面41cで全反射された光は周面41dで屈折することなく外部へ出射される。
一方、光軸Aから大きく離れた角度に発光ダイオード13が放射した光(図7で一点破線表示の光)は、透明体41の内部を直進して透明体41の周面41dに直接入射する。これは密から疎への入射になり、しかも臨界角未満で入射しているので、透明体41の周面から外部へ透過する際に光軸A側へ屈折する。すなわち、透明体41における円柱部の周面41dは、発光ダイオード13が所定角度範囲より外側に放射した光を光軸A側へ屈折させる屈折部材として機能している。
透明体41を用いた標識灯40においても、発光ダイオード13がその光軸Aを中心とする所定角度範囲に放射した光度の高い光を、窪み部41の境界面41cによって光軸Aと直交する外方へ主として全反射させるので、光軸Aと直交する方向の全周が明るく照明される。一方、窪み部41の境界面41cからの漏れ光や透明体41の周面41dで屈折された比較的光度の低い光により標識灯10の上方が弱く照明される。これにより、標識灯40は、発光ダイオード13のもつ一般的な光特性をそのまま活かして、図9に示すような配光特性を実現している。
透明体41は、全反射を利用しているのでアルミ蒸着などで反射面を形成する必要がなく、製造が容易になる利点がある。
図8は、ガラスグローブ15を無くしたタイプの標識灯50を示している。標識灯50は、透明体41よりも密度が疎で透明な物質で構成された蓋部材42で透明体41の窪み部41aを埋めることで上面が凸形状となるようにしてあり、窪み部41aに雨水が溜まることが防止される。なお、上面を凸形状とすることで、窪み部41aの境界面41cを透過した光が蓋部材42から外部へ出射する際にその境界面にほぼ直角に入射するようにしてある。また、蓋部材42を透明体41より密度が疎の物質で構成することで、透明体41から蓋部材42への入射時に全反射が起こらないようにしてある。なお、蓋部材42は外部よりは密な物質で構成される。たとえば、透明体41を樹脂で、蓋部材42をガラスで構成してもよいし、これらを密度の異なる透明樹脂で構成してもよい。
以上、本発明の各実施の形態を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、光源として1個の発光ダイオード13を使用したが、図2と同じような光特性を有するものであれば、他の種類の光源であってもかまわない。また、反射鏡ユニット14などを型成形で製造するようにしたが、削り出しなど他の製造方法でもかまわない。反射鏡ユニット14、31は樹脂に限らず、ガラスなどの透明な部材で構成されればよい。
反射鏡ユニット14においては、反射部14aとプリズム部14bとが形成されればよく、反射鏡ユニット14の円筒周壁部分14cはこれらを支持するために存在しており、反射部14aやプリズム部14bを、たとえば、ガラスグローブ15側に取り付ければ、反射鏡ユニット14の円筒周壁部分14cは無くてもよい。また、反射部14aとプリズム部14bとを一体に構成したが、これらを別部品で構成してもよい。
また、図5のように反射鏡ユニット31自体の上面を平らに形成する代わりに、図1の反射鏡ユニット14の上面に窪みを覆う蓋を別途取り付けるように構成してもよい。この蓋を不透明にすれば、反射鏡ユニットや発光ダイオードの日焼け防止にもなる。
また、実施の形態では、反射部材の反射面やプリズム部の入射面や出射面を連続曲面で形成したが、平面を段差的に組み合わせるように構成してもよい。
本発明に係わる標識灯は、空港の誘導路灯などの航空灯としての使用に限らず、ヘリポート灯、航空障害灯、船舶灯火、埋込鋲や視線誘導などの交通標識灯、景観照明灯などに適用できる。また、全方向タイプに限らず1方向タイプ、2方向タイプなどにも適用できる。この場合、反射部材や屈折部材を、光軸周囲のうち照射の必要な方向にのみ設ければよい。
本発明の第1の実施の形態に係わる標識灯を示す中央縦端面図である。 本発明の各実施の形態に係わる標識灯で使用する発光ダイオードの光特性を示す説明図である。 反射鏡ユニットに入射する発光ダイオードからの光の光路を示す説明図である。 プリズム部の他の形状を示す部分端面図である。 本発明の第1の実施の形態に係わる標識灯の変形例としてガラスグローブを無くしたタイプを示す中央縦端面図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる標識灯を示す中央縦端面図である。 透明体に入射した発光ダイオードからの光の光路を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる標識灯の変形例としてガラスグローブを無くしたタイプを示す中央縦端面図である。 誘導路灯に対する規定の配光特性を示す説明図である。
符号の説明
A…発光ダイオードの光軸
10…標識灯
11…本体ケース
12…取付台
13…発光ダイオード
14…反射鏡ユニット
14a…反射部
14b…プリズム部
14c…円筒周壁部分
15…ガラスグローブ
21…プリズム部
30…標識灯
31…反射鏡ユニット
40…標識灯
41…透明体
41a…窪み部
41b…入射部
41c…境界面
41d…周面
42…蓋部材
50…標識灯

Claims (9)

  1. 光源と、
    前記光源がその光軸を中心とする所定角度範囲に放射した光を、前記光軸と直交する外方へ主として反射する反射部材と、
    前記光源が前記所定角度範囲より外側に放射した光を、前記光軸側へ屈折させる屈折部材と
    を有する
    ことを特徴とする標識灯。
  2. 前記反射部材は、前記光軸上で先端を前記光源に対向させた円錐の外側斜面形状を成す反射面であり、
    前記屈折部材は、前記反射部材の周囲に配置されたプリズムである
    ことを特徴とする請求項1に記載の標識灯。
  3. 前記屈折部材を、前記光源から放射されて前記反射部材で反射された光の光路上を避けて配置した
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の標識灯。
  4. 前記反射部材は、前記光源に被せた外部より密度の高い透明体であると共に、先端を前記光源に対向させたほぼ円錐形の窪みを前記光源と反対側の端面に有し、この窪み部分における外部との境界面で前記光源からの光を全反射させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の標識灯。
  5. 前記透明体を、前記窪み部分を一方の端面に有する円柱とし、この円柱の周面が前記屈折部材として機能するようにした
    ことを特徴とする請求項4に記載の標識灯。
  6. 前記透明体より密度の低い透明部材で前記窪み部分を埋めた
    ことを特徴とする請求項5に記載の標識灯。
  7. 前記境界面を、光源から到来する光の一部が外部へ透過するように形成した
    ことを特徴とする請求項4、5または6に記載の標識灯。
  8. 前記光源は、その光軸から放射角度が離れるに従って光量が減衰する光特性を有する1個の発光ダイオードである
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7に記載の標識灯。
  9. 前記反射部材および前記屈曲部材を、前記光軸周りの一部の方向にのみ設けた
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の標識灯。
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