JP2006247123A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フォトセンサを不要にしてもパチンコ球43の払出精度を維持すること。
【解決手段】パチンコ機1の裏面に配設された通路36を経由してパチンコ球43タンク301から供給されて来たパチンコ球43を収納する球溝37aを複数有すると共に、球溝37aには、パチンコ球43が初期位置にて収納され、当該パチンコ球43を払出すために順方向に回転されて所定の位置に至ると、球受け溝37aからパチンコ球43を排出するスプロケット37と、スプロケット37の作動制御を行う制御手段20とを有するパチンコ機1に関する。
制御手段20は、パチンコ機1の電源投入時にスプロケット37を逆回転させる。通路36の先端部には、スプロケット37が逆回転すると球溝37aに収納されているパチンコ球43と当接するストッパー45を有する。ストッパー45がパチンコ球43に当接するとパチンコ球43と掛止状態となり、掛止状態のパチンコ球43を介して、スプロケット37の逆方向への回転を防止する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技機、特に遊技球を用いる遊技機に関する。
遊技球を用いる遊技機、例えばパチンコ遊技機では、パチンコ球を用いて遊技し、遊技結果が良好であればパチンコ球が払い出される。
パチンコ球の払出しは、パチンコ遊技機に備えられた球払出装置によって行われる。
払出しには、賞球用と貸球用の2つがあり、それぞれ規定の払出数が定められ、球払出装置によって払出数が制御される。
球払出装置は、通常、パチンコ球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤の裏側に設けられた球通路に設けられ、駆動モータによって回転されるスプロケットによりパチンコ球を球通路の下流に搬送する。
球通路の源には、パチンコ球の貯留タンクが設置され、球通路の先端は遊技機前面に配置されている受け皿と通じている。そして、球払出装置によるパチンコ球の送り出しにより、貯留タンクに貯留されていたパチンコ球は、パチンコ球の貸出時や入賞時に規定通りに払い出される。また球通路のうち球払出装置よりも上流側には球切れセンサが、下流側には払出し検知センサが設けられている。
球切れセンサは、球通路のうち球払出装置の上流側でパチンコ球が流れない状態(以下、球切れ状態)になると、その状態を検出する。
払出し検知センサは、球通路において球払出装置から流下して来るパチンコ球を検出し、計数する。
図7はパチンコ遊技機1の遊技盤の裏側に配置された球通路の一例を示す。
球通路300の源流および最下流にはそれぞれ貯留タンク301および受け皿302が設けられている。
賞球及び貸球は、球通路300に設置されている貯留タンク301−パチンコ球整列タンク303−球切れセンサ304−球払出装置305−払出し検知センサ307を経由した後、遊技機表面下方部に設けた受け皿302に到達する。
球払出装置305は、スプロケット(球払出手段)37と、スプロケット37を回転駆動させるステッピングモータまたはサーボモータ等のスプロケット駆動モータ42(図面では回転軸のみ示す)とを有し、駆動モータ42によりスプロケット37を回転することで、貯留タンク301から流れて来たパチンコ球43の流下力を増して受け皿302に向けて送り出す。
詳しくは、スプロケット37には、球通路300の一部であるパチンコ球樋36からパチンコ球43が流下されて来る。パチンコ球樋36は、パチンコ球整列タンク303に連続する直線的部分36aと、それに連続する逆S字形状部分36bと、球払出装置305を介してその下流部分に位置する倒立J字状通路36cとからなり、倒立J字状通路36cの延長先に受け皿302が位置する。
またスプロケット37は、その外周面に球受け溝(球収納凹部)37aが等間隔で複数
(この場合3つ)設けられており、流下されて来るパチンコ球43を、球受け溝37aに一つずつ受けて一旦収容する。
そして、スプロケット37がスプロケット駆動モータ42により回転させられると、球受け溝37aに収容されていたパチンコ球43は、倒立J字状通路36cに一つずつ放出される。当該放出は規定数に至るまで行われる。
なお、パチンコ球樋36は、図7で一条しか示されていないが、実際は、手前側と後ろ側とで合計二条形成されており、二条のパチンコ球樋36に対応して、スプロケット37も2つあり、共に同じ回転軸上に設けられ同時に回転する。便宜上、この明細書では手前側および後ろ側のスプロケットをそれぞれ手前側スプロケットおよび後ろ側スプロケットという。
手前側スプロケットおよび後ろ側スプロケットに形成されている各球受け溝37aは、スプロケット37の回転方向において所定の位相差(この場合60度)が付けられている。当該位相差は、二条のパチンコ球樋36から両スプロケット37に同時に2つのパチンコ球43が送られてきても、一方のスプロケット37の球受け溝37aのみにしかパチンコ球43を収容できない大きさに設定されている。
このようにすることで受け皿302に送られるパチンコ球43の計数を確実に行えるようにしている。
また球払出装置305にあっては、スプロケット37は、一つのスプロケット駆動モータ42によって回転させられ、球受け溝37aに収容されているパチンコ球43を倒立J字状通路36cへ向けて離すタイミングになった時に、換言すれば、スプロケット37がその回転方向における所定位置に来た時にスプロケット37の回転が一時停止されるようにスプロケット駆動モータ42は制御される。当該一時停止により、パチンコ球43は、その自重および慣性により、スプロケット37から放出される。そして、当該一時停止は、払出しに係る前記規定数に相当する回数行われる。
放出されたパチンコ球43は、払出し検知センサ307によって既述のごとく計数される。当該計数値は、払出し検知センサ307の出力情報として、パチンコ遊技機の主制御装置の中央命令処理部(Central Processing Unit;CPU)に送られる。なお、同様に球切れセンサ304による出力情報もパチンコ遊技機1の主制御装置の中央命令処理部(図7では示さず)に送られる。
球払出装置305は、パチンコ遊技機1に設置されている副制御装置(図7では示さず)の一つである球払出制御装置の指令(コマンド)に基づき、その作動が制御される。
そして、球切れセンサ304や払出し検知センサ307その他の出力装置から出力された情報が主制御装置に送信されると、当該情報に基づいて、主制御装置から球払出制御装置に指令が送られ、既述した如く球払出装置305が作動して、パチンコ球43は受け皿302に向けて規定数が送り出される。
ところで、既述のように、手前側および後ろ側の各スプロケット37の回転駆動を一時停止させるように制御し、当該停止時にパチンコ球43の自重および慣性により、球受け溝37aに収容されているパチンコ球43を、倒立J字状通路36cに放出すると、スプロケット37は、パチンコ球43を放出後、当該放出されたパチンコ球43が払出し検知センサ307で検出されるまでの間停止した状態にあるため、パチンコ球の払出し効率が悪い。
そこで、スプロケットの回転量によってパチンコ球の払出数を判断することが考えられるが、この場合、スプロケットの回転方向における位置を正確に把握する必要が生じる。
スプロケットの回転方向における位置を正確に把握するために、これまではスプロケット37の位置検出用としてフォトセンサが用いられていた。フォトセンサは、周知のごとく光の特性を利用して物体の位置や有無を検出するセンサであるが、フォトセンサによる位置検出に基づいて、スプロケットを周方向に所定角度回転させかつ停止させてパチンコ球を一つ一つ放出するのは、制御上面倒であった。
また、スプロケットを停止せずに連続的にパチンコ球を放出することは、確実な計数を実行する上で制約されていた。しかし連続的にパチンコ球43を放出できないと、受け皿に球が乏しい状態にある時にパチンコ球の受け皿への供給タイミングが悪かったばかりに、欠球により打球ができず、入賞の機会を逸するという事態を招来する虞がある。
既述のように、手前側と後ろ側の各スプロケット37は、回転方向において所定角度の位相差を付けて球受け溝37aが形成されているとともに、両スプロケット37の球受け溝37aにパチンコ球43が同時に収容されないように、スプロケット37の初期位置、すなわち逆S字形状部分36bの先端である遊技球供給口36b1に対するスプロケット37の球受け溝37aの位置は、パチンコ遊技機1の組み立て時に慎重かつ正確に設定されるが、例えば電源投入時の起電力により遊技機が何らかの原因によって極端に振動した場合や、遊技者が遊技機を殴打した場合等、何らかの理由でパチンコ遊技機に大きな外力が加わり、スプロケット37の初期位置が微妙にずれてしまうと、スプロケット37が当該初期位置に設定されたならば本来起こりえない事態、例えば、手前側と後ろ側の両スプロケット37の各球受け溝37aにパチンコ球43が同時に入ってしまうといった事態を生じる虞がある。すると規定数に合わない払出しがされてしまう。
特許2002−346168号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、フォトセンサを不要にするとともにフォトセンサが無くても遊技球の払出し精度を維持し、かつ遊技球の連続した払い出しが可能な技術を提供することにある。
前記課題を達成するために、本発明の遊技機は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の遊技機は、遊技機の作動用電源と、遊技球を貯留する貯留タンクと、遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤の裏側に配置された球通路と、この球通路を経由して前記貯留タンクから供給されて来た遊技球を初期位置で一つずつ収納する球収納凹部が外周面に複数形成されると共に、当該球収納凹部に収納された遊技球を払い出すために順方向に回転され、当該順方向における所定位置に至ると、前記球収納凹部から遊技球が自然落下によって排出される球払出手段と、この球払出手段の作動制御を行う作動制御手段とを有し、前記作動制御手段は、前記電源の投入時に前記球払出手段を順方向に対して逆方向に回転させ、前記球通路のうち前記球払出手段に対する遊技球供給口には、前記球払出手段が前記逆方向に回転すると前記球払出手段の前記球収納凹部に収納されている遊技球と当接する当接部を有し、この当接部は、前記球払出手段の前記球収納凹部に収納されている遊技球に当接すると前記遊技球と掛止状態となり、当該掛止状態の遊技球を介して、前記球払出手段の逆方向への回転を阻止することを特徴とする。
ここで初期位置とは、当接部が球払出手段の球収納凹部に収納されている遊技球に当接することで当該遊技球と掛止状態となり、当該遊技球を介して前記球払出手段の逆方向への回転が阻止されている状態に球払出手段があるとともに球通路のうち前記球払出手段へ
の遊技球供給口が、球払出手段の球収納凹部に正対するようになる位置をいう。よって初期位置に球払出手段があれば、球通路から球収納凹部に確実に遊技球が収納されるようになる。
また、所定位置とは球払出手段が順方向に回転した場合において当該所定位置に来たならば、遊技球を確実に放出する位置をいう。
初期位置に球払出手段があるとき、球払出手段が球通路から一回当たりに取得する遊技球の数は所定数(1個)のみであり、当該所定数は、球払出手段が初期位置から所定位置に至るまでの間に保有する遊技球の数を意味する。また、球払出手段が回転し、順方向における所定位置に至ると、それと同時に遊技球は放出されるが、当該放出と同時に、初期位置において球払出手段が球通路から球収納凹部に遊技球を収納できるように、複数の球収納凹部を回転方向に適宜の間隔を空けて形成しておくことが好ましい。
本発明によれば、遊技機の作動用電源が投入されると、作動制御手段により、球払出手段が逆方向に回転され、球収納凹部に収納されている遊技球が当接部に当接されて掛止状態になって、前記球払出手段の逆方向への回転が阻止されるまで回転する。そして、当該回転が阻止されている状態に球払出手段があるときが、球払出手段が初期位置にあるときである。よって初期位置に球払出手段を置くには電源の投入だけでよい。
換言すれば、電源を投入するだけで球払出手段は初期位置に置かれるようになるので、球払出手段の位置検出が実質なされたと同じになる。したがって、球払出手段の位置を検出するためにこれまで必要とされていたフォトセンサを不要にできる。また、初期位置に球払出手段があるとき、球払出手段が一回当たりに球通路から取得する遊技球の数は所定数(1個)のみとなるので、球払出手段が、初期位置を起点として回転しかつ前記所定位置に来たならば、球払出手段からはこれが初期位置で一回当たりに取得した前記所定数の遊技球のみを確実に受け皿に向けて払い出せる。また電源が投入されることで球払出手段は初期位置に設定されるから、当該電源投入後、遊技機に外力が加わらない限り、球払出手段の初期位置はずれない。
したがって、球払出手段が初期位置で球通路から受け取った遊技球は、所定位置で確実に放出されるようになる。したがって、球払出手段を初期位置から所定位置に至らしめることを連続して行えば、遊技球の払出数を当該実行回数に比例して計数することができる。
球払出手段としては、円盤状でその外周面に球収納凹部が複数形成されたスプロケットを例示できる。この場合、当該スプロケットを連続して回転し、当該回転しているスプロケットの外周面に遊技球を続けて供給すれば、スプロケットの外周面に形成されている複数の球収納凹部に遊技球が収納されるので、球収納凹部の数に回転数を乗ずることで所望の数の遊技球を払い出せる。よって、遊技球の払出し実行時には、規定の数の遊技球を確実かつ連続して受け皿に供給することができる。
本発明にあっては、フォトセンサを不要にして部品点数の削減ができるばかりか、フォトセンサを不要にしても遊技球の払出し精度を維持し、かつ遊技球を連続して払い出せる。
また本発明をパチンコ遊技機に適用し、モータによって回転されるスプロケットによりパチンコ球を球通路の下流に搬送する球払出装置の前記スプロケットを球払出手段として適用すれば、遊技球の払出しにあたってスプロケットを一時停止させ、その際にパチンコ
球の自重と慣性によって非連続にパチンコ球を放出していた従来の場合と異なり、連続してパチンコ球を放出できるので、受け皿に流下するパチンコ球の欠球を防止できる。
本発明の遊技機をパチンコ遊技機を例にして説明する。なお、従来技術と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図1に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、外枠2と、外枠2に回動自在に設けられている本体枠3と、本体枠3に着脱可能に固定されている遊技盤4と、本体枠3に回動自在に設けられ遊技盤4の前面を覆うガラス扉5と、本体枠3に回動自在に設けられガラス扉5の下方に配置されている下扉6と、下扉6の下方裏面に配置されパチンコ球43(図4〜図6参照)を一発ずつ遊技盤4に向けて発射する発射装置261(図3にのみ示す)と、ガラス扉5の上部に配置され、必要に応じて点滅する報知用ランプ7と、ガラス扉5の左右上部に配置されているスピーカ8と、下扉6に配置され貸球および賞球を貯留する受け皿302と、下扉6に配置され前記発射装置261を作動させる操作ハンドル10と、パチンコ遊技機内部に設けられ、発射装置261で打ち出す貸球および賞球を受け皿302に払い出す球払出装置(球払出手段)305(図3と図4に示す)等を備えている。
遊技盤4は、図2に示すように、特別図柄表示装置4a,始動入賞口4bおよび保留球ランプ4c,盤面ランプ4d,通常入賞口4f,大入賞口4g,風車4hおよびスルーチャッカ4i等を備えている。
前記入賞口4b,4f,4gには、賞球検知センサ(後述)が設けられており、入賞口をパチンコ球43が通過すると、これら賞球検知センサが作動して、次に述べる制御装置20(図3参照)の主制御装置21に入賞信号が送られる。
制御装置20は、主制御装置21、ならびに特別図柄表示装置4aを制御する図柄制御装置22,保留球ランプ4c・盤面ランプ4d・報知用ランプ7の点灯や点滅を制御するランプ制御装置23,スピーカ8からの音声を制御する音声制御装置24および球払出装置305を制御する球払出制御装置25,発射装置261を制御する発射制御装置26その他の副制御装置を備えている。
主制御装置21は、パチンコ遊技機1に特有の遊技制御プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する。
主制御装置21には、CPU211が設けられている。
CPU211には、遊技制御プログラムを記憶しているROM(Read Only Memory)212,CPU211のワーク用メモリとして機能するRAM(Random Access Memory)213が接続されている。
主制御装置21には、副制御装置とともに電源装置30(作動用電源)から電流が供給される。
また、主制御装置21には、入力インターフェイス21aが設けられている。
入力インターフェイス21aには、始動入賞口4bに入賞したパチンコ球43を検知する始動入賞球検知センサ215および発射装置261から発射されるパチンコ球43を検知するパチンコ球発射検知センサ219,大入賞口4gに入賞したパチンコ球43を検知する大入賞球検知センサ216,継続球検知センサ217,球切れセンサ304,通常入賞口4fに入賞したパチンコ球43を検知する小入賞球検知センサ218および受け皿302に流下するパチンコ球43の通過を検出する球検知手段としての払出検知センサ307等の各種検知センサが接続され、これら各センサから出力される信号を主制御装置21へ送信する。
なお、始動入賞球検知センサ215,大入賞球検知センサ216,小入賞球検知センサ218を総称して賞球検知センサと呼称する。
そして、主制御装置21には、出力インターフェイス21bが設けられており、出力インターフェイス21bを介して、主制御装置21から前記各副制御装置に向けて各種制御信号が送られる。
次に副制御装置の各々について記述する。
図柄制御装置22は、主制御装置21と同様にCPU221と、CPU221に接続されるROM222およびRAM223を備えており、これらにより、図柄制御装置22は主制御装置21から出力インターフェイス21bを介して送信される制御信号に基づいて画像データを生成してビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP)224に送信し、このビデオ・ディスプレイ・プロセッサ224を介して各種図柄を特別図柄表示装置4aに表示する。
ランプ制御装置23は、CPU231と、CPU231に接続されるROM232およびRAM233を備えており、これらにより、主制御装置21から出力される制御コマンドに基づき電飾品を用いた演出を制御する。
音声制御装置24は、CPU241と、CPU241に接続されるROM242およびRAM253を備えており、これらにより、主制御装置21から出力インターフェイス21bを介して送信される制御信号に基づいて、サウンドプロセッサ244を介してスピーカ8を制御する。
球払出制御装置25は、CPU251と、CPU251に接続されるROM252およびRAM253を備えており、主制御装置21から出力インターフェイス21bを介して送信される制御信号に基づいて、球払出装置305の直接の作動制御を行う。よって、主制御装置21および球払出制御装置25は、球払出装置305の作動制御手段といえる。
球払出制御装置25のRAM253は、電源断時においても図示しないバックアップ電源から所定の電圧が供給されて遊技中に発生した遊技データ(例えば、賞球払出数)を記憶保持する。
操作ハンドル10の操作によって発射装置261が作動され、パチンコ球43は発射されるが、発射装置261を制御する発射制御装置26は、主制御装置21から出力インターフェイス21bを介して送信される制御信号に基づいて、球払出制御装置25を介した制御信号により、発射装置261の停止処理を制御することもある。
次に図3〜図6を参照して、パチンコ遊技機1の裏面構成について説明する。
球払出装置305のスプロケット37を回転するために、球払出制御装置25は、スプロケット駆動モータ42に作動信号を出力する。また電源投入時に順方向(図4〜6の矢印方向)に対して逆方向にスプロケット37を回転すべくスプロケット駆動モータ42を作動させる。逆方向に回転させるのは、スプロケット37を初期位置に設定するためである(図5参照)。
初期位置とは、逆S字形状部分36bの先端部である遊技球供給口36b1が、スプロケット37の球受け溝37aと正対するスプロケット37の位置であって、当該初期位置にスプロケット37があると、スプロケット37はその逆方向への回転が阻止される位置をいう。当該阻止を実現するために遊技球供給口36b1には、スプロケット37がスプロケット駆動モータ42により前記逆方向に回転するとスプロケット37の球受け溝(球
収納凹部)37aに収納済みのパチンコ球43のうち、球受け溝37aから突出している非収納部分と当接するストッパー(当接部)45が形成されている。
なお、球受け溝37aにパチンコ球43を収納したときにパチンコ球43の1/2以上が球受け溝37aに収納されるようにパチンコ球43に対する球受け溝37aの大きさ(直径、開口径および深さ)が設定されているとともに、球受け溝37aに収納されているパチンコ球43と当接するストッパー45は、パチンコ球43のうち非収納部分と当接するように、遊技球供給口36b1からの長さおよび形状が決められている。
パチンコ球43が球受け溝37aに収納状態になった時のパチンコ球43の上端(極点)43tの描く軌跡Lはストッパー45と交わるので、スプロケット37を逆方向に回転させると、パチンコ球43は、球受け溝37aのうち順方向側の収納面37a1を押圧する。当該押圧により、ストッパー45と、パチンコ球43と、収納面37a1を介したスプロケット37とは一体化され、もってストッパー45は、パチンコ球43と掛止状態となる。
したがって、ストッパー45は、パチンコ球43を介して、スプロケット37の逆方向への回転を阻止する。他方、パチンコ球43が球受け溝37aに入っている状態で、スプロケット37が順方向に回転すると、その時のパチンコ球43の上端(極点)43tの描く軌跡Lが遊技球供給口36b1と交わらないようになっている(図5および図6参照)。そのために遊技球供給口36b1におけるストッパー45の形成されていない箇所は、ストッパー45よりも相対的に上方に位置する。
換言すれば、ストッパー45は、遊技球供給口36b1の一部に設けられているとともに、遊技球供給口36b1における当該ストッパー45が形成されていない箇所よりも相対的に下方に突出した舌片状となっている。
またストッパー45の先端は幾分内側に湾曲している(図5および図6参照)。
なお、電源投入後、所定期間(例えば1秒以内)経過するとスプロケット37は自動的に順方向に回転するようにスプロケット駆動モータ42に流れる電流の向きが自動的に逆方向に流れ、その結果スプロケット37が順方向に回転するようになっている。電源投入後、所定時間経過後に自動的に電流の流れが止まりかつ逆方向に流れる技術は、それ自体周知であるから説明を省略する。
スプロケット37が順方向に回転すると、スプロケット37は、その回転方向における位置が、スプロケット37の球受け溝37a内に一旦収容したパチンコ球43をこれが倒立J字状通路36cへ向けて離すタイミングになったときに、自然落下によって放出する(図6参照)。
詳しくは、入賞口4b,4f,4gの賞球検知センサ215,216,218をパチンコ球43が通過すると、入力インターフェイス21a経由で主制御装置21に入賞信号が送られる。
主制御装置21は、入賞口4b,4f,4g毎に対応した賞球検知センサ215,216,218からの作動信号を球払出制御装置25に送信する。
球払出制御装置25はその作動信号が入力されるとスプロケット駆動モータ42を駆動して、スプロケット37を図4〜図6における時計回り方向(順方向)に回転させる。そして当該順方向における所定位置に至ると、前記球収納凹部からパチンコ球が自然落下によって排出される。ここで所定位置とは、スプロケット37が当該所定位置に来たならば、パチンコ球を確実に放出する位置をいう。
パチンコ球43は倒立J字状通路36cの先端に設けられた払出検知センサ307を通過後、受け皿302に払出される。
パチンコ球43の払出数は、主制御装置21からの指示に応じた規定数であり、払出検知センサ307によるパチンコ球43の検出数が主制御装置21からの指示に応じた球数に至ると、球払出制御装置25は、スプロケット駆動モータ42への駆動命令を停止し、スプロケット37を停止する。なお、既述のように、電源が投入されることでスプロケット37は初期位置に設定されるので、電源投入後、パチンコ遊技機1に外力が加わらない限り、スプロケット37の初期位置がずれることはない。
また、貸球の場合、球払出制御装置25に図示しない球貸制御装置から貸球信号が送られる。球払出制御装置25は貸球信号を受信するとスプロケット駆動モータ42に駆動を命令し、貸球に応じたスプロケット37の回転を行う。
賞球の球払出制御の場合と同様、パチンコ球43は倒立J字状通路36cの先端に設けられた払出検知センサ307を通過後、受け皿302に払出される。
払出検知センサ307によるパチンコ球43の検出数が主制御装置21からの指示に応じた貸球数に至ると、球払出制御装置25は、スプロケット駆動モータ42の駆動命令を終了する。
このようなパチンコ遊技機1によれば、電源が投入されると、球払出装置305の作動制御手段である主制御装置21および球払出制御装置25により、スプロケット37が逆方向に回転され、球受け溝37aに収納されているパチンコ球43がストッパー45に当接されてその回転が阻止されるまで回転する。そして、当該回転が阻止されている状態にスプロケット37があるときが、スプロケット37が初期位置にある状態であり、当該初期状態にスプロケット37を置くには電源の投入だけでよい。
換言すれば、電源を投入するだけでスプロケット37はその位置検出がなされたと同じになる。したがって、スプロケット37の位置を検出するためにこれまで必要であったフォトセンサを不要にできる。また、初期位置にスプロケット37があるとき、スプロケット37が一回当たりにパチンコ球樋(球通路)36から取得するパチンコ球43の数は所定数(1個)のみとなるので、スプロケット37が、初期位置を起点として作動しかつ順方向における所定位置に来たならば、スプロケット37からはスプロケット37が初期位置で一回当たりに取得した所定数のみのパチンコ球43が確実に受け皿に向けて払い出せる。
また電源が投入されることでスプロケット37は初期位置に設定されるから、当該電源投入後、パチンコ遊技機1に外力が加わらない限り、スプロケット37の初期位置がずれることがないため、初期位置でスプロケット37がパチンコ球樋36から受け取ったパチンコ球43は、所定位置で倒立J字状通路36cに確実に放出される。よって、初期位置から所定位置にスプロケット37を至らしめることを連続すれば、パチンコ球43の払出数を当該実行回数に比例して計数できる。
したがって、払出し実行時には、規定数のパチンコ球43を確実かつ連続して受け皿に供給できる。この結果、フォトセンサを不要にして部品点数を削減しても、パチンコ球43の払出し精度を維持し、かつパチンコ球43を連続して払い出せる。
そして、従来のようにパチンコ球43の払出しにあたり、スプロケット37を一時停止させ、その際にパチンコ球43の自重と慣性によって非連続にパチンコ球43を放出して
いた場合と異なり、連続してパチンコ球43を放出できるので、受け皿302に流下するパチンコ球43の欠球を防止できる。この結果、欠球により打球ができず、入賞の機会を逸するという事態を招来することもない。
尚、本発明は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係るパチンコ遊技機の外観を示す斜視図である。 図1のパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。 図1のパチンコ遊技機の制御装置を示すブロック図である。 パチンコ遊技機の遊技盤の裏側に配置された球通路の要部拡大図である。 図4の部分拡大図であり、パチンコ球が初期位置に置かれた状態を示す図である。 パチンコ球がスプロケットから排出されている状態を示す図である。 従来技術を説明するための図であって、パチンコ遊技機の遊技盤の裏側に配置された球通路の一例を示す図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 外枠
3 本体枠
4 遊技盤
4a 特別図柄表示装置
4b 始動入賞口
4c 保留球ランプ
4d 盤面ランプ
4f 通常入賞口
4g 大入賞口
4h 風車
4i スルーチャッカ
5 ガラス扉
6 下扉
7 報知用ランプ
8 スピーカ
10 操作ハンドル
20 制御装置
21 主制御装置(作動制御手段)
21a 入力インターフェイス
21b 出力インターフェイス
22 図柄制御装置
23 ランプ制御装置
24 音声制御装置
25 球払出制御装置(作動制御手段)
26 発射制御装置
30 電源装置(作動用電源)
36 パチンコ球樋(球通路)
36a 直線的部分
36b 逆S字形状部分
36b1 遊技球供給口
37 スプロケット
37a1 球受け溝のうち順方向側の収納面
37a 球受け溝(球収納凹部)
42 スプロケット駆動モータ
43 パチンコ球
45 ストッパー
215 始動入賞球検知センサ
216 大入賞球検知センサ
217 継続球検知センサ
218 小入賞球検知センサ
219 パチンコ球発射検知センサ
221 CPU
231 CPU
241 CPU
224 ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ
244 サウンドプロセッサ
261 発射装置
300 球通路
301 貯留タンク
302 受け皿
303 パチンコ球整列タンク
304 球切れセンサ
305 球払出装置(球払出手段)
307 払出検知センサ
L パチンコ球の上端(極点)の軌跡

Claims (2)

  1. 遊技機の作動用電源と、
    遊技球を貯留する貯留タンクと、
    遊技球が打ち出される遊技領域を有する遊技盤の裏側に配置された球通路と、
    この球通路を経由して前記貯留タンクから供給されて来た遊技球を初期位置で一つずつ収納する球収納凹部が外周面に複数形成されると共に、当該球収納凹部に収納された遊技球を払い出すために順方向に回転され、当該順方向における所定位置に至ると、前記球収納凹部から遊技球が自然落下によって排出される球払出手段と、
    この球払出手段の作動制御を行う作動制御手段とを有し、
    前記作動制御手段は、前記電源の投入時に前記球払出手段を前記順方向に対して逆方向に回転させ、
    前記球通路のうち前記球払出手段に対する遊技球供給口には、前記球払出手段が前記逆方向に回転すると前記球払出手段の前記球収納凹部に収納されている遊技球と当接する当接部を有し、
    この当接部は、前記球払出手段の前記球収納凹部に収納されている遊技球に当接すると前記遊技球と掛止状態となり、当該掛止状態の遊技球を介して、前記球払出手段の逆方向への回転を阻止することを特徴とする遊技機。
  2. 前記当接部は、前記遊技球供給口の一部に設けられているとともに、前記遊技球供給口における当該当接部以外の箇所よりも相対的に下方に突出していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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