JP2006247118A - 防火戸閉鎖装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉動作を繰り返し行っても構成部品が損傷し難く、防火戸の開閉動作を長期間安定して実現する。
【解決手段】防火戸閉鎖装置10は、その主構成として、通電状態に応じてアーム11の固定保持・固定解除を行う電気保持・解除機構12と、防火戸103に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じてアーム11の固定解除を行う手動解除機構13という2種類の機構を備えている。そして、手動解除機構13の備えるアーム11の固定保持力が、電気保持・解除機構12の備えるアーム11の固定保持力よりも小さく設定されている。したがって、外部からの人為的な閉鎖力が加わったときには手動解除機構13が機能して防火戸103が閉鎖され、緊急時の通電の遮断(又は通電)によって電気信号が与えられたときには電気保持・解除機構12が機能することによって防火戸103が閉鎖される。
【選択図】図1A

Description

本発明は、防火戸閉鎖装置に係り、特に、ソレノイドへの通電の遮断(又は通電)もしくは人為的な閉鎖力によって開放状態にある防火戸を閉鎖状態とすることができる防火戸閉鎖装置の改良に関するものである。
ビルや公共施設等の建造物には、火災発生等の緊急時において建造物内の火災や煙の拡大を防止するために、防火戸が設置されている。この種の防火戸には、一般的に防火戸閉鎖装置が設置されており、常には閉鎖方向の力が働く防火戸を固定保持することによって防火戸の開放状態が維持されている。一方、緊急時には防火戸閉鎖装置が有するソレノイドへの通電もしくは人為的な閉鎖力によって防火戸の固定が解除され、防火戸は閉鎖されるように構成されている。
このような従来の防火戸閉鎖装置としては、例えば、下記特許文献1に開示のものが知られている。従来の防火戸閉鎖装置の構造について、図面を用いて説明する。図7は、従来の防火戸閉鎖装置を備える防火戸の全体構成を示した上面図であり、防火戸の取付構造を示している。また、図8は図7の側面図であり、図9は、従来の防火戸閉鎖装置の構造を説明するための要部断面図である。
防火戸103は、戸枠101に対してヒンジ102を介して開閉自在に設置されている。そして、図8においてより詳細に示されるように、従来の防火戸閉鎖装置110は、戸枠101の梁の部分に設置されている。一方、防火戸103の側には防火戸103に対して閉鎖方向の力を及ぼすためのドアクローザ115が設置されている。このドアクローザ115と防火戸閉鎖装置110とがリンク機構112を介してリンク接続されることにより、ドアクローザ115の力が防火戸103に伝達されることになる。
図9に示されるように、防火戸閉鎖装置110は、その内部に摺動自在なスライドフック118を備えている。スライドフック118は、防火戸閉鎖装置110内をスムーズに移動できるように、フックの略中央部分に螺合されるボルト119を介してスライド用コマ120を備えている。また、スライド用コマ120の下端側にはボルト119を介してリンク取付軸121が併設されており、このリンク取付軸121とリンク機構112とが接続されることによって、スライドフック118には、常にドアクローザ115からの力が矢印(β)で示す方向に及ぼされている。なお、図7において図示するリンク機構112は、いわゆるパンタグラフ構造を有しており、ドアクローザ115から及ぼされる駆動力を、リンク取付軸121を介してスムーズにスライドフック118に伝達できるようになっている。
さらに、防火戸閉鎖装置110の内部には、図10及び図11に示されるような係止機構130が設置されている。なお、図10は、従来の防火戸閉鎖装置の内部構造を説明するための上面図であり、図11は、図10のA−A断面を示す縦断面側面図である。
係止機構130は、主な構成として、ソレノイド131を用いて構成される駆動機構と、この駆動機構によって傾動自在とされ、スライドフック118に係り止めされる作動板140とを有している。ソレノイド131は、駆動力を伝達するためのプランジャ132と、このプランジャ132の突出方向とは逆方向にプランジャ132を引き戻すためのプランジャスプリング133とを備えており、ソレノイド131に対する通電によってプランジャ132は突出し、またソレノイド131に対する通電の遮断によってプランジャ132の引き戻しがなされる。
プランジャ132の突出方向には、断面コ字形となる一対のリンク134,135を用いたトグルリンクが設けられており、上側のリンク134の上端はトグルピン136によりリンク軸受板によって防火戸閉鎖装置110の外枠に固定され、また、一対のリンク134,135を連結する中央のトグルピン137の部分には、トグルスプリング138が組み込まれ、図11に示すように、トグルリンクが直線状態となるようにスプリング力を加えている。さらに、上側のリンク134には、プランジャ132の打撃を受ける当接片139が設置されている。
このトグルリンクに続いて作動板140が設置されており、作動板140の外郭形状は舟形に構成されている。この作動板140は、一端側をトグルピン141により軸支されており、他端側には軸ピン142を介して2つのローラ143が設置されている。また、作動板140の取り付けは、取付ねじ144とスプリング145とによって行われており、スプリング145が受容可能なスプリング駆動の範囲内で、作動板140は浮動状態を維持しつつ傾動自在となっている。なお、軸ピン142に設置される2つのローラ143は、作動板140のスムーズな傾動動作を補助するために設置されている。
また、作動板140の上側には支点軸146が分離設置されており、この支点軸146は、ソレノイド131の通電によるプランジャ132の打撃によってトグルリンクが傾動したとき、あるいは外部からの閉鎖力が加わったときに、傾動する作動板140の当接を受けて傾動動作の支点となる役割を担っている。
したがって、プランジャ132が駆動されていないとき、及び、外部から防火戸103に対して閉鎖方向の外力が加えられていないときには、作動板140は略水平位置に保持されるので、作動板140に設けられた軸ピン142はスライドフック118の先端部に形成されたフック溝118aに係止され、防火戸103の開放状態は維持されることになる(図11参照)。
一方、プランジャ132が駆動されて作動板140が傾動したとき、及び、外部から防火戸103に対して閉鎖方向の外力が加えられ、作動板140に設置されるスプリング145のバネ力に抗して作動板140が傾動したときには、作動板140に設けられた軸ピン142はフック溝118aとの係止を解かれるので、スライドフック118は図12に示す矢印(γ)の方向に移動して、防火戸103は閉鎖状態となる(図12参照)。
つまり、従来の防火戸閉鎖装置110は、火災発生等の緊急時においてはソレノイド131の通電によって自動的に防火戸103の閉鎖を行うことができる。また、防火戸103に閉鎖方向の力を加えることによっても防火戸閉鎖装置110による防火戸103の固定を解除することができるので、従来の防火戸閉鎖装置110によれば、人為的にも防火戸103の閉鎖を行うことができるという利点を有している。
実開昭60−47544号公報
しかしながら、従来の防火戸閉鎖装置110は、多くの問題を有するものであった。まず、従来の防火戸閉鎖装置110は、本来緊急時にのみ作動させるものであるにも関わらず、手動による防火戸103の開閉動作にも用いられる構造のため、繰り返し使用によって係止機構130やフック溝118aが損傷し易いという問題があった。このことは、部品取り替え頻度の増加による維持コストの増加や人件費等のメンテナンス費用の増大を招いてしまうものであった。また、フック溝118aの摩耗はスライドフック118の固定保持力の低下をもたらすものであり、防火戸103の開放状態を維持することができなくなってしまうという問題をも有していた。
さらに、防火戸103を手動で繰り返し開閉した場合、従来の防火戸閉鎖装置110にはスライドフック118という摺動動作を行う部材が存在していたので、スライドフック118の外周面と防火戸閉鎖装置110の外枠内周面とが繰り返し摺動によって摩耗され、摩擦係数の増加によるカジリが発生し、防火戸103の開閉動作がスムーズに行えなくなってしまうという問題が存在していた。
本発明は、上述した課題の存在に鑑みて成されたものであって、ソレノイドへの通電もしくは人為的な閉鎖力によって開放状態にある防火戸を閉鎖状態とすることができる防火戸閉鎖装置において、開放・閉鎖動作を繰り返し行ったとしても構成部品が損傷し難く、しかも防火戸の開閉動作を長期間安定して実現することができる防火戸閉鎖装置を提供することを目的とするものである。
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照番号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明に係る防火戸閉鎖装置(10)は、防火戸(103)にドアクローザ(115)を介して回動自在に設置されることによって前記防火戸(103)に対して閉鎖方向の力を及ぼすアーム(11)と接続し、常には前記アーム(11)を固定保持することによって前記防火戸(103)を開放状態とし、前記アーム(11)の固定を解除することによって前記防火戸(103)を閉鎖状態とする防火戸閉鎖装置(10)であって、通電状態に応じて前記アーム(11)の固定保持・固定解除を行う電気保持・解除機構(12)と、前記防火戸(103)に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じて前記アーム(11)の固定解除を行う手動解除機構(13)と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る防火戸閉鎖装置(10)は、前記手動解除機構(13)の備える前記アーム(11)の固定保持力が、前記電気保持・解除機構(12)の備える前記アーム(11)の固定保持力よりも小さいこととすることが好適である。
本発明に係る防火戸閉鎖装置(10)は、防火戸(103)にドアクローザ(115)を介して回動自在に設置されることによって前記防火戸(103)に対して閉鎖方向の力を及ぼすアーム(11)と接続し、常には前記アーム(11)を固定保持することによって前記防火戸(103)を開放状態とし、前記アーム(11)の固定を解除することによって前記防火戸(103)を閉鎖状態とする防火戸閉鎖装置(10)であって、戸枠(101)に設置されるガイドレール(15)と、前記ガイドレール(15)に固定設置され、且つ、通電状態に応じて駆動される電気解除用係止部(142)を備える電気解除用保持機構部(20)と、前記ガイドレール(15)に沿って移動自在に設置され、且つ、手動解除用フック(31)を備える手動解除用フック部(30)と、前記ガイドレール(15)に沿って移動自在に設置され、且つ、前記電気解除用保持機構部(20)と前記手動解除用フック部(30)とを連結可能な係止連結部(40)と、を有し、前記係止連結部(40)は、前記電気解除用係止部(142)に係り止めされる電気解除用フック(42)と、前記手動解除用フック(31)を係り止め可能であり、且つ、前記防火戸(103)に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じて駆動される手動解除用係止部(41a)と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る別の防火戸閉鎖装置(10)は、防火戸(103)にドアクローザ(115)を介して回動自在に設置されることによって前記防火戸(103)に対して閉鎖方向の力を及ぼすアーム(11)と接続し、常には前記アーム(11)を固定保持することによって前記防火戸(103)を開放状態とし、前記アーム(11)の固定を解除することによって前記防火戸(103)を閉鎖状態とする防火戸閉鎖装置(10)であって、戸枠(101)に設置されるガイドレール(15)と、前記ガイドレール(15)に固定設置され、且つ、通電状態に応じて駆動される電気解除用係止部(142)を備える電気解除用保持機構部(20)と、前記ガイドレール(15)に沿って移動自在に設置され、且つ、前記防火戸(103)に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じて駆動される手動解除用係止部(41a)を備える手動解除用保持機構部(70)と、前記ガイドレール(15)に沿って移動自在に設置され、且つ、前記電気解除用保持機構部(20)と前記手動解除用保持機構部(70)とを連結可能なフック連結部(60)と、を有し、前記フック連結部(60)は、前記電気解除用係止部(142)に係り止めされる電気解除用フック(42)と、前記手動解除用係止部(41a)に係り止めされる手動解除用フック(31)と、を備え、さらに、前記手動解除用保持機構部(70)は、前記手動解除用係止部(41a)によって前記手動解除用フック(31)を係り止め可能に構成されていることを特徴とする。
本発明に係る防火戸閉鎖装置(10)においては、前記手動解除用係止部(41a)の備える前記手動解除用フック(31)の係り止め保持力が、前記電気解除用係止部(142)の備える前記電気解除用フック(42)の係り止め保持力よりも小さいこととすることが好適である。
また、本発明に係る防火戸閉鎖装置(10)において、前記手動解除用フック部(30)及び前記係止連結部(40)の少なくとも一方の外周部(33,47)は、樹脂によって構成することができる。
また、本発明に係る別の防火戸閉鎖装置(10)において、前記手動解除用保持機構部(70)及び前記フック連結部(60)の少なくとも一方の外周部(33,47)は、樹脂によって構成することができる。
本発明に係る防火戸閉鎖装置(10)において、前記手動解除用フック(31)は、前記手動解除用係止部(41a)との接触部位に転動体(44)を備えていることとすることができる。
また、本発明に係る防火戸閉鎖装置(10)において、前記手動解除用係止部(41a)は、前記手動解除用フック(31)を係り止めするための保持力を調節自在とする保持力調節機構(45,46)を備えていることとすることができる。
さらに、本発明に係る防火戸閉鎖装置(10)において、前記係止連結部(40)は、前記電気解除用フック(42)と前記手動解除用係止部(41a)との間隔を調節自在とする間隔調節構造(48,49)を備えていることとすることができる。
またさらに、本発明に係る別の防火戸閉鎖装置(10)において、前記フック連結部(60)は、前記電気解除用フック(42)と前記手動解除用フック(31)との間隔を調節自在とする間隔調節構造(48,49)を備えていることとすることができる。
なお上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた発明となり得る。
本発明によれば、開放・閉鎖動作を繰り返し行ったとしても構成部品が損傷し難く、しかも防火戸の開閉動作を長期間安定して実現することができる防火戸閉鎖装置を提供することができる。かかる効果は、特に、通電状態に応じて防火戸の固定保持・固定解除を行うことができる電気保持・解除機構と、防火戸に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じて防火戸の固定解除を行うことができる手動解除機構という2つの機構を備えたことにより実現され、さらには、摺動動作を行う部材に樹脂や転動体を採用することによって、上記効果のさらなる向上を実現することができる。
また、本発明に係る防火戸閉鎖装置は、防火戸の保持力や保持位置を調節することができるので、防火戸を手動閉鎖する際に必要な閉鎖力の大きさや防火戸開放時の開度を調節することができる。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。また、上述の背景技術において説明した部材と同一又は類似する部材については、同一符号を付して説明を省略する。
図1Aは、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置を備える防火戸の全体構成を示した上面図であり、防火戸の取付構造を示している。また、図1Bは、図1Aに示した防火戸の側面図である。
図1A及び図1Bに示すように、防火戸103は戸枠101に対してヒンジ102を介して回動自在に設置されており、一方、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10については、戸枠101内部に埋め込み設置されている。そして、これら防火戸103と防火戸閉鎖装置10とが棒板状のアーム11によってリンク接続されることにより、防火戸103は開閉自在となっている。
また、防火戸103とアーム11とは、ドアクローザ115を介して接続されており、ドアクローザ115が及ぼす閉鎖方向の駆動力によって、防火戸103には、常に閉鎖方向の力が加わるよう構成されている。一方、戸枠101側に設置された本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10は、常にはアーム11を固定保持することによって防火戸103を開放状態とし、火災発生等の緊急時や防火戸103に閉鎖方向の力が加わったときには、アーム11の固定を解除することによって防火戸103を閉鎖状態とすることができるようになっている。
このような機能を有する防火戸閉鎖装置10は、その主構成として、通電状態に応じてアーム11の固定保持・固定解除を行う電気保持・解除機構12(電気解除用保持機構部20及び係止連結部40が備える電気解除用フック42)と、防火戸103に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じてアーム11の固定解除を行う手動解除機構13(係止連結部40が備える係止板41、係止アーム41a及び手動解除用フック部30)という2種類の機構を備えている。そして、手動解除機構13の備えるアーム11の固定保持力が、電気保持・解除機構12の備えるアーム11の固定保持力よりも小さく設定されることにより、防火戸103に対して外部からの人為的な閉鎖力が加わったときには手動解除機構13が機能することによって防火戸103が閉鎖され、緊急時の通電の遮断(又は通電)によって閉鎖動作のトリガーとなる電気信号が与えられたときには電気保持・解除機構12が機能することによって防火戸103が閉鎖されることになる。本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10では、以上のように電気保持・解除機構12と手動解除機構13という2種類の機構を備えることによって、開放・閉鎖動作を繰り返し行ったとしても構成部品が損傷し難く、しかも防火戸の開閉動作を長期間安定して実現することが可能となるのである。以下、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10の具体的な構成について説明する。
図1A及び図1Bに示されるように、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10は、戸枠101内部に設置されるガイドレール15と、このガイドレール15に固定設置され、且つ、通電状態に応じて駆動される電気解除用係止部としての軸ピン142を備える電気解除用保持機構部20と、ガイドレール15に沿って移動自在に設置され、且つ、手動解除用フック31を備える手動解除用フック部30と、ガイドレール15に沿って移動自在に設置され、且つ、電気解除用保持機構部20と手動解除用フック部30とを連結可能な係止連結部40と、を有している。
ガイドレール15は、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10の外郭を形成する金属系材料又は樹脂材料からなる部材であり、装置の動作の基準となる部材である。
図1A及び図1Bにおいて網掛け表示される電気解除用保持機構部20は、背景技術で説明した係止機構130とほぼ同様の構成を有しているので詳細構造の図示を省略するが、ソレノイド131を用いて構成される駆動機構と、この駆動機構によって傾動自在とされる作動板140とを有している。ソレノイド131は、駆動力を伝達するためのプランジャ132と、このプランジャ132の突出方向とは逆方向にプランジャ132を引き戻すためのプランジャスプリング133とを備えている。なお、本実施形態に係る電気解除用保持機構部20では、ソレノイド131に対する通電の遮断によってプランジャ132は突出し、ソレノイド131に対する通電が行われることによってプランジャ132の引き戻しがなされる構成を採用している。この構成は、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10が防火戸103の開閉動作を制御するという安全性を求められる装置であることから採用されるものであり、火災等のトラブルによって通電遮断が発生した場合には、防火戸103を閉鎖するように動作が行われることになる。
不図示の作動板140は、取付ねじ144とスプリング145とによって浮動状態に取り付けられており、プランジャ132の突出・引き戻し動作にしたがって傾動自在となっている。なお、図1Bでは、作動板140に設置される電気解除用係止部としての軸ピン142のみを表示している。
次に、手動解除用フック部30及び係止連結部40について説明する。これら手動解除用フック部30及び係止連結部40については、背景技術で説明した従来の防火戸閉鎖装置110には無い本実施形態特有の構成であるから、図面を用いて詳細に説明する。図2Aは、本実施形態に係る手動解除用フック部及び係止連結部を説明するための要部上面図であり、図2Bは、図2Aで示した本実施形態に係る手動解除用フック部及び係止連結部の側面図である。また、図2Cは、図2Aで示した本実施形態に係る手動解除用フック部及び係止連結部の内部構造を示す要部上面透視図である。
手動解除用フック部30は、ガイドレール15に沿って摺動自在に設置される部材であり、手動解除用フック31を備えている。この手動解除用フック31には、フック溝31aが形成されており、後述する手動解除用係止部としての係止アーム41aを係り止めできるように構成されている。
また、手動解除用フック部30は、図2Bにおいて示されるように、アーム11と接続するためのリンク取付軸32を有しており、このリンク取付軸32とアーム11とが接続されることによって、手動解除用フック部30には、常にドアクローザ115からの力が矢印(α)で示す方向に及ぼされることになる(図1A及び図1B参照)。
一方の係止連結部40は、電気解除用保持機構部20が備える電気解除用係止部としての軸ピン142に係り止めされる電気解除用フック42を備えており、この電気解除用フック42には軸ピン142と確実に係止するためのフック溝42aが形成されている。
また、係止連結部40は、手動解除用係止部としての係止アーム41aを備える係止板41を有している。この係止板41は、左右方向にアームが延在し、この2つのアームを接続するとともに係止板41の設置基準となる部位を備える概略T字状の板状部材である。係止板41の一方のアームは、係止連結部40の本体部とヒンジ43を介して傾動自在に接続する支持アーム41bとして形成されている。
他方に形成される手動解除用係止部としての係止アーム41aには、手動解除用フック31との接触部位に転動体44が設置されており、係止アーム41aと手動解除用フック31とのスムーズな係止・解放動作が実現されている。なお、図示する転動体44はローラであるが、ボールとして構成することもできる。また、転動体44を構成する材料は、金属材料でも良いが、摺動性や耐摩耗性等を考慮して、樹脂によって形成することも好適である。
係止板41の設置基準となる中央の部位には、取付ねじに螺合するナット45とスプリング46が設置されており、係止連結部40本体に対して係止板41は浮動状態で傾動自在となっている。すなわち、係止板41は、スプリング46が受容可能なスプリング駆動の範囲内で傾動自在となっており、この傾動動作はヒンジ43を支点として行われることになる。したがって、係止板41は、スプリング46の弾性力のみを受けている通常の状態にあっては略水平方向に維持されるので係止アーム41aが手動解除用フック31に係り止めされることになり、一方、スプリング46の弾性力に抗する力が加わったときには傾動することによって係止アーム41aと手動解除用フック31の係止状態が解除されることになるのである。
なお、取付ねじに螺合するナット45及びスプリング46については、係止板41を係止連結部40本体に取り付けるという役割の他に、手動解除用フック31に係止される手動解除用係止部としての係止アーム41aの保持力を調節自在とする保持力調節機構としての機能を発揮することが可能である。これは、ナット45の締め付け量に応じてスプリング46の駆動範囲が変化するからであり、ナット45の調節によって、係止アーム41aと手動解除用フック31の係止保持力を変更することができる。
また、ガイドレール15に沿って摺動自在に設置される手動解除用フック部30の外周部33、又は係止連結部40の外周部47は、樹脂によって構成されていることが好適である。このように、手動解除用フック部30及び係止連結部40の少なくとも一方の外周部33,47を樹脂によって構成することにより、従来技術で発生していた摺動面のカジリ発生を防止することが可能となり、防火戸103のスムーズな開閉動作を安定して実現することができる。
なお、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10に採用することができる樹脂としては、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)、ポリイミド(PI)、ポリアミド(PA)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリエステル、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)又はポリエーテルサルホン(PES)の少なくとも1つが含まれる樹脂によって構成することが可能である。そして、これらの内から選択される樹脂単体あるいは複合樹脂を素材とし、手動解除用フック部30及び係止連結部40の外周部33,47や、係止アーム41aに設置される転動体44に用いることができる。
ちなみに、上記樹脂のうち、特に、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)には自己潤滑性があり、固体潤滑としても汎用されていることから、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10の摺動部材として適用することが好適である。これは、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)が、その構造上から非常に低い摩擦係数を有し、さらに、相手摩擦面に移着膜を形成して潤滑性を発揮することになるからである。さらに、耐摩耗性向上のため、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)と炭素材、あるいは、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)と炭素繊維、非晶質炭素、ガラス、セラミック、その他の樹脂との複合材を、外周部33,47や転動体44として使用することも可能である。
さらに、本実施形態に係る係止連結部40には、電気解除用フック42と手動解除用係止部としての係止アーム41aとの間隔を調節自在とする間隔調節構造が採用されている。この間隔調節構造は、係止連結部40の本体側と電気解除用フック42とがボルト48を介して接続されるという構成を採っていることから実現されるものであり、例えば、図3において例示されるように、係止連結部40の本体側と電気解除用フック42との間に金属材料や樹脂等によって形成されるスペーサ49を挟持させることによって実現できる。このような間隔調節構造を用いて電気解除用フック42と係止アーム41aとの間隔を変更することにより、アーム11の固定保持角度が変更されるので、防火戸103の開度を任意に変更することが可能となる。
以上、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10の具体的構成を説明したが、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10のさらなる特徴として、手動解除用係止部としての係止アーム41aの備える手動解除用フック31の係り止め保持力が、電気解除用係止部としての軸ピン142の備える電気解除用フック42の係り止め保持力よりも小さく設定されていることが挙げられる。このような設定とすることによって、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10では、従来技術では得られなかった効果が発揮される。
すなわち、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10は、人為的な閉鎖力が防火戸103に対して加わったときには、図4A及び図4Bにおいて示されるように、係り止め保持力の小さい係止アーム41aが傾動して手動解除用フック31の係止状態が解放され、手動解除用フック部30のみがガイドレール15に沿って摺動してアーム11を回動させ、防火戸103を閉鎖状態とする。
一方、図5A及び図5Bにおいて示されるように、ソレノイド131への通電の遮断(又は通電)によって閉鎖動作のトリガーとなる電気信号が与えられることによりプランジャ132が作動すると、軸ピン142が傾動することによって電気解除用フック42の係止状態が解放され、手動解除用フック部30及び係止連結部40が一緒になってガイドレール15上を摺動し、アーム11を回動して防火戸103を閉鎖状態とするのである。
上述したように、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10では、通電状態に応じてアーム11の固定保持・固定解除を行う電気保持・解除機構12(電気解除用保持機構部20及び係止連結部40が備える電気解除用フック42)と、防火戸103に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じてアーム11の固定解除を行う手動解除機構13(係止連結部40が備える係止板41、係止アーム41a及び手動解除用フック部30)という2種類の機構を状況に応じて使い分けているので、開放・閉鎖動作を繰り返し行ったとしても構成部品が損傷し難く、しかも防火戸103の開閉動作を長期間安定して実現することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
すなわち、上述した実施形態では、電気解除用保持機構部20と手動解除用フック部30とを連結する係止連結部40を、電気解除用フック42及び手動解除用係止部としての係止アーム41aを備えるように構成し、それぞれ電気解除用フック42は電気解除用係止部としての軸ピン142に係り止めされ、手動解除用係止部としての係止アーム41aは手動解除用フック部30が備える手動解除用フック31を係り止めするように構成した。
しかしながら、本発明の形態は上述のものに限られず、例えば、図6において示されるように、手動解除用係止部としての係止アーム41aの設置位置と手動解除用フック31の設置位置とを入れ替えることが可能である。ここで、図6は、本実施形態に係る防火戸閉鎖装置10の多様な形態の一例を示すものであり、先に図2Cで示した手動解除用フック部30及び係止連結部40を、フック連結部60及び手動解除用保持機構部70によって形成した場合の内部構造を示す要部上面透視図である。
図6に示す変形例は、上述した手動解除用フック部30と係止連結部40とを、フック連結部60と手動解除用保持機構部70とによって構成したものである。そして、手動解除用保持機構部70は、ガイドレール15に沿って移動自在に設置されるとともに手動解除用フック31を係り止め可能であり、且つ、防火戸103に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じて駆動される手動解除用係止部としての係止アーム41aを備えるように構成されている。一方、フック連結部60は、ガイドレール15に沿って移動自在に設置され、且つ、電気解除用保持機構部20と手動解除用保持機構部70とを連結可能なように構成される部材である。
このような構成を採用すれば、ガイドレール15の中間位置に設置されるフック連結部60は、電気解除用係止部としての軸ピン142に係り止めされる電気解除用フック42と、手動解除用係止部としての係止アーム41aに係り止めされる手動解除用フック31という駆動機構を持たない部材によって構成され、駆動機構を有する電気解除用保持機構部20と手動解除用保持機構部70とがガイドレール15の端位置に設置されることになるので、メンテナンス性が向上する。また、電気解除用保持機構部20と手動解除用保持機構部70とを別々にメンテナンスすることによって、防火戸103を開放した状態のままでメンテナンス作業を行うことが可能となる。
その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態に係る防火戸閉鎖装置を備える防火戸の全体構成を示した上面図であり、防火戸の取付構造を示している。 図1Aに示した防火戸の側面図である。 本実施形態に係る手動解除用フック部及び係止連結部を説明するための要部上面図である。 図2Aで示した本実施形態に係る手動解除用フック部及び係止連結部の側面図である。 図2Aで示した本実施形態に係る手動解除用フック部及び係止連結部の内部構造を示す要部上面透視図である。 本実施形態に係る係止連結部が備える間隔調節構造を例示する図である。 本実施形態に係る防火戸閉鎖装置に対して人為的な閉鎖力が加わった場合の防火戸閉鎖装置の動作を示す上面図である。 図4Aに示した本実施形態に係る防火戸閉鎖装置の側面図である。 本実施形態に係る防火戸閉鎖装置に対して電気的な信号が発信された場合における防火戸閉鎖装置の動作を示す上面図である。 図5Aに示した本実施形態に係る防火戸閉鎖装置の側面図である。 本実施形態に係る防火戸閉鎖装置の多様な形態の一例を示すものであり、図2Cで示した手動解除用フック部及び係止連結部を、フック連結部及び手動解除用保持機構部によって形成した場合の内部構造を示す要部上面透視図である。 従来の防火戸閉鎖装置を備える防火戸の全体構成を示した上面図であり、防火戸の取付構造を示している。 図7の側面図である。 従来の防火戸閉鎖装置の構造を説明するための要部断面図である。 従来の防火戸閉鎖装置の内部構造を説明するための上面図である。 図10のA−A断面を示す縦断面側面図である。 図11で示した従来の防火戸閉鎖装置が備える作動板が傾動した状態を示す縦断面側面図である。
符号の説明
10,110 防火戸閉鎖装置、11 アーム、12 電気保持・解除機構、13 手動解除機構、15 ガイドレール、20 電気解除用保持機構部、30 手動解除用フック部、31 手動解除用フック、31a,42a,118a フック溝、32,121 リンク取付軸、33,47 外周部、40 係止連結部、41 係止板、41a 係止アーム、41b 支持アーム、42 電気解除用フック、43,102 ヒンジ、44 転動体、45 ナット、46,145 スプリング、48 ボルト、49 スペーサ、60 フック連結部、70 手動解除用保持機構部、101 戸枠、103 防火戸、112 リンク機構、115 ドアクローザ、118 スライドフック、119 ボルト、120 スライド用コマ、130 係止機構、131 ソレノイド、132 プランジャ、133 プランジャスプリング、134,135 リンク、136,137,141 トグルピン、138 トグルスプリング、139 当接片、140 作動板、142 軸ピン、143 ローラ、144取付ねじ、146 支点軸。

Claims (11)

  1. 防火戸にドアクローザを介して回動自在に設置されることによって前記防火戸に対して閉鎖方向の力を及ぼすアームと接続し、
    常には前記アームを固定保持することによって前記防火戸を開放状態とし、
    前記アームの固定を解除することによって前記防火戸を閉鎖状態とする防火戸閉鎖装置であって、
    通電状態に応じて前記アームの固定保持・固定解除を行う電気保持・解除機構と、
    前記防火戸に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じて前記アームの固定解除を行う手動解除機構と、
    を備えることを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  2. 請求項1に記載の防火戸閉鎖装置において、
    前記手動解除機構の備える前記アームの固定保持力が、前記電気保持・解除機構の備える前記アームの固定保持力よりも小さいことを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  3. 防火戸にドアクローザを介して回動自在に設置されることによって前記防火戸に対して閉鎖方向の力を及ぼすアームと接続し、
    常には前記アームを固定保持することによって前記防火戸を開放状態とし、
    前記アームの固定を解除することによって前記防火戸を閉鎖状態とする防火戸閉鎖装置であって、
    戸枠に設置されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに固定設置され、且つ、通電状態に応じて駆動される電気解除用係止部を備える電気解除用保持機構部と、
    前記ガイドレールに沿って移動自在に設置され、且つ、手動解除用フックを備える手動解除用フック部と、
    前記ガイドレールに沿って移動自在に設置され、且つ、前記電気解除用保持機構部と前記手動解除用フック部とを連結可能な係止連結部と、
    を有し、
    前記係止連結部は、
    前記電気解除用係止部に係り止めされる電気解除用フックと、
    前記手動解除用フックを係り止め可能であり、且つ、前記防火戸に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じて駆動される手動解除用係止部と、
    を有することを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  4. 防火戸にドアクローザを介して回動自在に設置されることによって前記防火戸に対して閉鎖方向の力を及ぼすアームと接続し、
    常には前記アームを固定保持することによって前記防火戸を開放状態とし、
    前記アームの固定を解除することによって前記防火戸を閉鎖状態とする防火戸閉鎖装置であって、
    戸枠に設置されるガイドレールと、
    前記ガイドレールに固定設置され、且つ、通電状態に応じて駆動される電気解除用係止部を備える電気解除用保持機構部と、
    前記ガイドレールに沿って移動自在に設置され、且つ、前記防火戸に加えられる防火戸閉鎖方向の外力に応じて駆動される手動解除用係止部を備える手動解除用保持機構部と、
    前記ガイドレールに沿って移動自在に設置され、且つ、前記電気解除用保持機構部と前記手動解除用保持機構部とを連結可能なフック連結部と、
    を有し、
    前記フック連結部は、
    前記電気解除用係止部に係り止めされる電気解除用フックと、
    前記手動解除用係止部に係り止めされる手動解除用フックと、
    を備え、さらに、
    前記手動解除用保持機構部は、前記手動解除用係止部によって前記手動解除用フックを係り止め可能に構成されていることを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  5. 請求項3又は4に記載の防火戸閉鎖装置において、
    前記手動解除用係止部の備える前記手動解除用フックの係り止め保持力が、前記電気解除用係止部の備える前記電気解除用フックの係り止め保持力よりも小さいことを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  6. 請求項3又は5に記載の防火戸閉鎖装置において、
    前記手動解除用フック部及び前記係止連結部の少なくとも一方の外周部は、樹脂によって構成されていることを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  7. 請求4又は5に記載の防火戸閉鎖装置において、
    前記手動解除用保持機構部及び前記フック連結部の少なくとも一方の外周部は、樹脂によって構成されていることを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  8. 請求項3〜7のいずれか1項に記載の防火戸閉鎖装置において、
    前記手動解除用フックは、前記手動解除用係止部との接触部位に転動体を備えていることを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  9. 請求項3〜8のいずれか1項に記載の防火戸閉鎖装置において、
    前記手動解除用係止部は、前記手動解除用フックを係り止めするための保持力を調節自在とする保持力調節機構を備えていることを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  10. 請求項3に記載の防火戸閉鎖装置において、
    前記係止連結部は、前記電気解除用フックと前記手動解除用係止部との間隔を調節自在とする間隔調節構造を備えていることを特徴とする防火戸閉鎖装置。
  11. 請求項4に記載の防火戸閉鎖装置において、
    前記フック連結部は、前記電気解除用フックと前記手動解除用フックとの間隔を調節自在とする間隔調節構造を備えていることを特徴とする防火戸閉鎖装置。
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