JP2006246422A - 記録装置および記録方法、再生装置および再生方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 番組の記録や再生を円滑に行えるようにする。
【解決手段】 CPUは、番組を複数のAVファイルに分割して記録するか否かを判定し、分割して記録する場合、分割して記録するAVファイル90−2乃至90−4に、AVファイルの順番を示す識別データ131−2乃至131−4を付与し、複数のAVファイル90−1乃至90−4を、記録メディア37に分割して記録するように記録媒体制御部を制御する。再生時、CPUは、複数のAVファイル90−1乃至90−4を、それぞれの識別データ131−2乃至131−4に示されるAVファイルの順番に従って関連付け、関連付けられた順番に、AVファイル90−1乃至90−4を再生する。本発明は、番組を記録媒体に記録したり再生する記録再生装置に適用することができる。
【選択図】図6
【解決手段】 CPUは、番組を複数のAVファイルに分割して記録するか否かを判定し、分割して記録する場合、分割して記録するAVファイル90−2乃至90−4に、AVファイルの順番を示す識別データ131−2乃至131−4を付与し、複数のAVファイル90−1乃至90−4を、記録メディア37に分割して記録するように記録媒体制御部を制御する。再生時、CPUは、複数のAVファイル90−1乃至90−4を、それぞれの識別データ131−2乃至131−4に示されるAVファイルの順番に従って関連付け、関連付けられた順番に、AVファイル90−1乃至90−4を再生する。本発明は、番組を記録媒体に記録したり再生する記録再生装置に適用することができる。
【選択図】図6
Description
本発明は、記録装置および記録方法、再生装置および再生方法、並びにプログラムに関し、特に、番組の記録や再生を円滑に行うことができるようにした記録装置および記録方法、再生装置および再生方法、並びにプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、記録(録画)したコンテンツ(番組)を携帯端末に転送する記録装置が開示されている。
このような記録装置は、転送された番組を再生する携帯端末の能力を考慮して、番組を録画している。
例えば、記録装置は、転送先の携帯端末がデコード処理用に確保できるメモリサイズの制約を考慮して、一度に連続して録画する時間に制限時間を設けている。
しかしながら、録画したい1つの番組の放送時間が、一度に連続して録画する制限時間を超える場合、ユーザは、1つの番組の録画予約にも拘わらず、録画の設定を複数回に渡って行う必要があり、録画の設定が面倒であるという課題があった。
また、複数回に渡って1つの番組の録画予約が行われた場合、録画により記録されるファイルが複数となり、ユーザは、1つの番組を再生するのに、複数のファイルを順次選択し、再生を指令する必要があり、再生の指令が面倒であるという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、番組の記録や再生を円滑に行うことができるようにするものである。
本発明の記録装置は、所定の条件に基づいて、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定手段と、判定手段により番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与手段と、複数の動画像ファイルを記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御手段とを備えることを特徴とする。
付与手段は、判定手段により番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルのうちの先頭の動画像ファイルを除く動画像ファイルのそれぞれに、識別データを付与するものとすることができる。
判定手段は、記録媒体に記録する動画像ファイルの記録時間が所定の制限時間を超えた場合に、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定するものとすることができる。
判定手段は、記録媒体に記録する動画像ファイルのデータ量が所定の閾値を超えた場合に、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定するものとすることができる。
判定手段は、動画像ファイルを記録しているときに、番組のコピーの制限される状態が変化する場合、コピーの制限される状態が変化する箇所で、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定し、付与手段は、分割して記録する複数の動画像ファイルに付与する識別データに、コピーを制限するデータをさらに含めるものとすることができる。
付与手段は、分割して記録する複数の動画像ファイルに付与する識別データに、番組を放送する放送局を示すデータ、番組のタイトルを示すデータ、および動画像ファイルの記録日時を示すデータをさらに含めるものとすることができる。
条件を設定する設定手段をさらに備え、判定手段は、設定手段により設定された条件に基づいて、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定するものとすることができる。
記録媒体に記録された複数の動画像ファイルを再生する再生手段と、識別データが付与されている複数の動画像ファイルを、それぞれの識別データに示される動画像ファイルの順番に従って関連付ける関連付け手段とをさらに備え、再生手段は、関連付け手段により関連付けられた複数の動画像ファイルの順番に、動画像ファイルを再生するものとすることができる。
本発明の記録方法は、所定の条件に基づいて、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与ステップと、複数の動画像ファイルを記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、所定の条件に基づいて、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理により番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与ステップと、複数の動画像ファイルを記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
第1の本発明においては、所定の条件に基づいて、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かが判定され、番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データが付与され、複数の動画像ファイルが記録媒体に分割して記録される。
本発明の再生装置は、分割された複数の動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の動画像ファイルを関連付ける関連付け手段と、関連付け手段により関連付けられた複数の動画像ファイルの順番に、動画像ファイルを再生する再生手段とを備えることを特徴とする。
本発明の再生方法は、分割された複数の動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の動画像ファイルを関連付ける関連付けステップと、関連付けステップの処理により関連付けられた複数の動画像ファイルの順番に、動画像ファイルを再生する再生ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、分割された複数の動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の動画像ファイルを関連付ける関連付けステップと、関連付けステップの処理により関連付けられた複数の動画像ファイルの順番に、動画像ファイルを再生する再生ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
第2の本発明においては、分割された複数の動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の動画像ファイルが関連付けられ、関連付けられた複数の動画像ファイルの順番に、動画像ファイルが再生される。
第1の本発明によれば、番組の記録や再生を円滑に行うことができる。特に、第1の本発明によれば、番組を複数の動画像ファイルに分割し、記録することができる。
第2の本発明によれば、番組の記録や再生を円滑に行うことができる。特に、第2の本発明によれば、分割された複数の動画像ファイルを、関連付けて再生することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が、本明細書に記載されていることを確認するためのものである。したがって、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものでもない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載の記録装置は、
番組を動画像ファイルとして記録媒体(例えば、図1の記録メディア37)に記録する記録装置(例えば、図1の記録再生装置11)であって、
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定手段(例えば、図4のステップS18の処理を実行する図2の計時部73)と、
前記判定手段により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与手段(例えば、図5のステップS24の処理を実行する図2の識別データ付与部74)と、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御手段(例えば、図4のステップS12,または図5のステップS22の処理を実行する図1の記録媒体制御部36)とを備えることを特徴とする。
番組を動画像ファイルとして記録媒体(例えば、図1の記録メディア37)に記録する記録装置(例えば、図1の記録再生装置11)であって、
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定手段(例えば、図4のステップS18の処理を実行する図2の計時部73)と、
前記判定手段により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与手段(例えば、図5のステップS24の処理を実行する図2の識別データ付与部74)と、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御手段(例えば、図4のステップS12,または図5のステップS22の処理を実行する図1の記録媒体制御部36)とを備えることを特徴とする。
請求項5に記載の記録装置は、
前記判定手段は、動画像ファイルを記録しているときに、前記番組のコピーの制限される状態が変化する場合(例えば、図15の例の場合)、コピーの制限される状態が変化する箇所で、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定し、
前記付与手段は、分割して記録する複数の動画像ファイルに付与する前記識別データに、コピーを制限するデータ(例えば、図15のAVファイル381−1および381−2のコピー可、コピー不可のデータ)をさらに含めることを特徴とする。
前記判定手段は、動画像ファイルを記録しているときに、前記番組のコピーの制限される状態が変化する場合(例えば、図15の例の場合)、コピーの制限される状態が変化する箇所で、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定し、
前記付与手段は、分割して記録する複数の動画像ファイルに付与する前記識別データに、コピーを制限するデータ(例えば、図15のAVファイル381−1および381−2のコピー可、コピー不可のデータ)をさらに含めることを特徴とする。
請求項6に記載の記録装置の前記付与手段は、分割して記録する複数の動画像ファイルに付与する前記識別データに、前記番組を放送する放送局を示すデータ(例えば、図10のチャンネル181)、前記番組のタイトルを示すデータ(例えば、図10の番組タイトル182)、および前記動画像ファイルの記録日時を示すデータ(例えば、図10の記録日時183)をさらに含めることを特徴とする。
請求項7に記載の記録装置は、
前記条件を設定する設定手段(例えば、図2の主制御部71)をさらに備え、
前記判定手段(例えば、図2の主制御部71)は、前記設定手段により設定された前記条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定することを特徴とする。
前記条件を設定する設定手段(例えば、図2の主制御部71)をさらに備え、
前記判定手段(例えば、図2の主制御部71)は、前記設定手段により設定された前記条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定することを特徴とする。
請求項8に記載の記録装置は、
前記記録媒体に記録された複数の前記動画像ファイルを再生する再生手段(例えば、図7のステップS47の処理を実行する図1の記録媒体制御部36)と、
前記識別データが付与されている複数の前記動画像ファイルを、それぞれの前記識別データに示される前記動画像ファイルの順番に従って関連付ける関連付け手段(例えば、図7のステップS43の処理を実行する図2の関連付け処理部75)とをさらに備え、
前記再生手段は、前記関連付け手段により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生することを特徴とする。
前記記録媒体に記録された複数の前記動画像ファイルを再生する再生手段(例えば、図7のステップS47の処理を実行する図1の記録媒体制御部36)と、
前記識別データが付与されている複数の前記動画像ファイルを、それぞれの前記識別データに示される前記動画像ファイルの順番に従って関連付ける関連付け手段(例えば、図7のステップS43の処理を実行する図2の関連付け処理部75)とをさらに備え、
前記再生手段は、前記関連付け手段により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生することを特徴とする。
請求項9に記載の記録方法は、
番組を動画像ファイルとして記録媒体(例えば、図1の記録メディア37)に記録する記録装置(例えば、図1の記録再生装置11)の記録方法であって、
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定ステップ(例えば、図4のステップS18)と、
前記判定ステップの処理により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与ステップ(例えば、図5のステップS24)と、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御ステップ(例えば、図4のステップS12,または図5のステップS22)とを含むことを特徴とする。
番組を動画像ファイルとして記録媒体(例えば、図1の記録メディア37)に記録する記録装置(例えば、図1の記録再生装置11)の記録方法であって、
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定ステップ(例えば、図4のステップS18)と、
前記判定ステップの処理により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与ステップ(例えば、図5のステップS24)と、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御ステップ(例えば、図4のステップS12,または図5のステップS22)とを含むことを特徴とする。
請求項10に記載のプログラムは、
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定ステップ(例えば、図4のステップS18)と、
前記判定ステップの処理により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与ステップ(例えば、図5のステップS24)と、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御ステップ(例えば、図4のステップS12,または図5のステップS22)とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定ステップ(例えば、図4のステップS18)と、
前記判定ステップの処理により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与ステップ(例えば、図5のステップS24)と、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御ステップ(例えば、図4のステップS12,または図5のステップS22)とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項11に記載の再生装置は、
複数の動画像ファイルに分割されて記録媒体(例えば、図1の記録メディア37)に記録された番組を再生する再生装置(例えば、図17の再生装置451)であって、
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付け手段(例えば、図7のステップS43の処理を実行する図2の関連付け処理部75)と、
前記関連付け手段により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生手段(例えば、図7のステップS47の処理を実行する図1の記録媒体制御部36)とを備えることを特徴とする。
複数の動画像ファイルに分割されて記録媒体(例えば、図1の記録メディア37)に記録された番組を再生する再生装置(例えば、図17の再生装置451)であって、
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付け手段(例えば、図7のステップS43の処理を実行する図2の関連付け処理部75)と、
前記関連付け手段により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生手段(例えば、図7のステップS47の処理を実行する図1の記録媒体制御部36)とを備えることを特徴とする。
請求項12に記載の再生方法は、
複数の動画像ファイルに分割されて記録媒体(例えば、図1の記録メディア37)に記録された番組を再生する再生装置(例えば、図17の再生装置451)の再生方法であって、
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付けステップ(例えば、図7のステップS43)と、
前記関連付けステップの処理により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生ステップ(例えば、図7のステップS47)とを含むことを特徴とする。
複数の動画像ファイルに分割されて記録媒体(例えば、図1の記録メディア37)に記録された番組を再生する再生装置(例えば、図17の再生装置451)の再生方法であって、
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付けステップ(例えば、図7のステップS43)と、
前記関連付けステップの処理により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生ステップ(例えば、図7のステップS47)とを含むことを特徴とする。
請求項13に記載のプログラムは、
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付けステップ(例えば、図7のステップS43)と、
前記関連付けステップの処理により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生ステップ(例えば、図7のステップS47)とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付けステップ(例えば、図7のステップS43)と、
前記関連付けステップの処理により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生ステップ(例えば、図7のステップS47)とを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以下、図を参照して、本発明を適用した一実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した記録再生装置11の構成例を示すブロック図である。この記録再生装置11は、画像データと音声データを少なくとも含む番組(コンテンツ)を、記録メディア37に記録したり、記録メディア37に記録されている番組を再生したりする装置である。
この記録再生装置11には、映像信号入力部21、A/D(Analog/Digital)変換部22、映像信号処理部23、データバス24、音声信号入力部25、A/D変換部26、音声信号処理部27、CPU(Central Processing Unit)28、、操作入力部29、RAM(Random Access Memory)30、エンコーダ31、表示制御部32、表示部33、音声出力制御部34、音声出力部35、記録媒体制御部36、記録メディア37、およびデコーダ38が設けられている。
データバス24に接続される映像信号処理部23、音声信号処理部27、CPU28、RAM30、エンコーダ31、表示制御部32、音声出力制御部34、記録媒体制御部36、およびデコーダ38の各部は、それぞれデータバス24を介するデータの授受が可能とされている。
映像信号入力部21は、映像信号の入力を受け付ける。例えば、映像信号入力部21は、放送された番組に含まれる映像信号の入力を受け付ける。映像信号入力部21は、受け付けた映像信号(アナログの映像信号)を、A/D変換部22に供給する。A/D変換部22は、映像信号をA/D変換し、これを映像信号処理部23に供給する。具体的には、A/D変換部22は、供給されてきたアナログの映像信号を、ディジタルの映像信号に変換し、ディジタルの映像信号を、映像信号処理部23に供給する。映像信号処理部23は、所定のタイミングで映像信号を取り込む。
なお、映像信号入力部21へ入力される映像信号から、A/D変換部22からの出力となる映像信号までの変換において、各信号には同期信号が含まれており、変換された信号にあわせて同期信号も変換され、各信号の一部として出力される。
また、音声信号入力部25は、音声信号の入力を受け付ける。例えば、音声信号入力部25は、放送された番組に含まれる音声信号の入力を受け付ける。音声信号入力部25は、受け付けた音声信号(アナログの音声信号)を、A/D変換部26に供給する。A/D変換部26は、音声信号をA/D変換し、これを音声信号処理部27に供給する。具体的には、A/D変換部26は、供給されてきたアナログの音声信号を、ディジタルの音声信号に変換し、ディジタルの音声信号を、音声信号処理部27に供給する。音声信号処理部27は、所定のタイミングで音声信号を取り込む。
CPU28は、データバス24を介して接続される各部を制御する。例えば、CPU28は、画像データおよび音声データを少なくとも含むAVファイルを、記録メディア37に記録させるよう各部を制御したり、記録メディア37に記録されたAVファイルを再生するよう各部を制御したりする。記録メディア37は、例えば、メモリスティック(商標)などの媒体とされる。
操作入力部29は、ユーザからの指令を受け付け、これをCPU28に通知する。例えば、操作入力部29は、ユーザからの番組の録画(記録)を開始する指令や、ユーザからの番組の録画(記録)を停止する指令を受け付け、この指令をCPU28に通知する。
RAM30は、データバス24を介して供給されてきた各種のデータを記憶する。エンコーダ31は、データバス24を介するCPU28からの制御に基づいて、画像データや音声データを所定のフォーマットに基づいてエンコードする。例えば、エンコーダ31は、RAM30に記憶された画像データと音声データを、データバス24を介して取り込み、MPEG(Moving Picture Expert Group)4の規格に基づいて動画ファイル(AVファイル)のフォーマットにエンコードする。エンコーダ31は、エンコードして得られたAVファイルデータ(動画ファイルデータ)を、RAM30に供給する。
表示制御部32は、CPU28からの制御に基づいて、表示部33への表示を制御する。表示部33は、表示制御部32からの制御に基づいて、画像を表示する。表示部33は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)とされる。
音声出力制御部34は、データバス24を介するCPU28からの制御に基づいて、音声出力部35への音声の出力を制御する。音声出力部35は、音声出力制御部34からの制御に基づいて、音声を出力する。音声出力部35は、例えば、スピーカとされる。
記録媒体制御部36は、CPU28からの制御に基づいて、記録メディア37への記録を制御したり、記録メディア37からの再生を制御したりする。
デコーダ38は、CPU28からの制御に基づいて、RAM30に展開されているAVファイルデータを、データバス24を介して取り込み、デコードすることで、画像データと音声データを取得(復元)する。例えば、デコーダ38は、RAM30に展開されているMPEG4の規格に基づいてエンコードされているAVファイルフォーマットのAVファイルデータをデコードし、画像データと音声データとを取得する。デコーダ38は、取得した画像データと音声データとを、データバス24を介してRAM30に供給する。
次に、図1の記録再生装置11の動作の例を説明する。最初に記録(録画)を行う場合の動作の例について説明する。
映像信号入力部21は、放送された番組に含まれる映像信号の入力を受け付け、受け付けた映像信号(アナログの映像信号)を、A/D変換部22に供給する。A/D変換部22は、供給されてきたアナログの映像信号を、ディジタルの映像信号に変換し、ディジタルの映像信号を、映像信号処理部23に供給する。また、音声信号入力部25は、放送された番組に含まれる音声信号の入力を受け付け、受け付けた音声信号(アナログの音声信号)を、A/D変換部26に供給する。A/D変換部26は、供給されてきたアナログの音声信号を、ディジタルの音声信号に変換し、ディジタルの音声信号を、音声信号処理部27に供給する。
操作入力部29への番組の録画(記録)の開始の指令がCPU28により検出されると、CPU28は、データバス24を介して、映像信号処理部23と音声信号処理部27に各種の処理を実行させ、その処理により得られた画像データと音声データとをRAM30に一時記憶させる。具体的には、映像信号処理部23は、A/D変換部22から供給されてきた映像信号に含まれる同期信号をトリガとして、供給されてきた映像信号を、CPU28の指定するタイミングでフレームまたはフィールド単位(所定の画像単位)で取り込み、画像データとして、データバス24を介してRAM30に供給する。また、同時に音声信号処理部27は、A/D変換部26から供給されてきた音声信号を、CPU28の指定するサンプリング周期で取り込み、音声データとして、データバス24を介してRAM30に供給する。RAM30は、映像信号処理部23からデータバス24を介して供給されてきた画像データと、音声信号処理部27からデータバス24を介して供給されてきた音声データとを記憶する。
エンコーダ31は、CPU28からの制御に基づいて、RAM30に記憶された画像データと音声データを、データバス24を介して取り込み、MPEG(Moving Picture Expert Group)4の規格に基づいてAVファイルのフォーマットにエンコードする。そして、エンコーダ31は、エンコードした結果得たAVファイルデータを、データバス24を介してRAM30に格納する。また、エンコーダ31は、AVファイルデータを構成する画像および音声データの配置情報等を示すデータを同時に生成し、RAM30に格納する。CPU28は、RAM30に格納されたAVファイルデータが一定のサイズに達すると、記録媒体制御部36を制御し、記録メディア37へAVファイルデータを書き込ませる。
この記録メディア37へのAVファイルデータの書き込みは、ユーザからの番組の録画(記録)の停止の指令が操作入力部29に入力されるまで繰り返し実行される。CPU28は、操作入力部29に、録画の停止の指令が入力された場合、記録媒体制御部36に対して、まだ書き込まれていないAVファイルデータの書き込みと、エンコード中に生成されたAVファイルデータを構成する画像および音声データの配置情報等を示すデータの書き込みを行わせ、記録メディア37への書き込みを終了させる処理(ファイルのクローズ)を行う。これによりAVファイル(番組ファイル)が生成され、記録メディア37に記録されたことになる。
このとき、ユーザから録画を停止する指令が操作入力部29に入力される前に、録画開始時から一定の時間(所定の制限時間)が経過した場合、CPU28は、録画の停止を各部に指令し、一旦AVファイルをクローズして、AVファイルF(1)を生成する。AVファイルF1(1)の生成後、ユーザから録画を停止する指令が操作入力部29にまだ入力されていない場合には、CPU28は、再び、番組の録画を再開する。そして、次に、録画されたAVファイルを、AVファイルF(2)とする。具体的には、ユーザから録画を停止する指令が操作入力部29に入力されない状態で、録画開始時から一定の時間が経過した場合、CPU28は、そのAVファイルをクローズして、番組を分割したファイルであるAVファイルF(1)として記録させ、その続きのAVファイルデータの録画を開始する。そして、続きのAVファイルデータの記録を開始してから、ユーザから録画を停止する指令が操作入力部29に入力されない状態で、さらに一定の時間が経過した場合、CPU28は、録画の停止を各部に指令し、一旦AVファイルをクローズしてAVファイルF(2)を生成する。この処理は、操作入力部29に、ユーザから録画の停止の指令が入力されるまで繰り返し実行される。
このようにして、ユーザの1回の録画を開始する指令に対して、番組が、複数のAVファイルF(n)(n=1,2,3,・・・)に分割されて記録される。すなわち、ユーザの1回の録画の指令に対して、録画開始からの時間の経過に伴って、1つの番組が複数のAVファイルに分割されて記録メディア37に記録される。
なお、AVファイルF(n)の括弧の中に付されている値「n」はそのAVファイルFnがn番目に分割されて生成されたAVファイルであることを示している。また、AVファイルF(n)には、そのAVファイルFnがn番目に分割されたファイルであることを識別する識別データが付与(付加)されている。すなわち、CPU28は、AVファイルF(n)を生成する場合に、そのAVファイルF(n)に、n番目に分割されたファイルであることを示す識別データを付与する。
次に、再生を行う場合の動作の例について説明する。
最初に、CPU28は、記録媒体制御部36を制御して、記録メディア37に再生対象となるAVファイルが記録されているか否かを確認する。再生対象となるAVファイルが記録メディア37に記録されている場合、CPU28は、再生対象となるAVファイルに、識別データが付与されているかを確認し、識別データが付与されている場合には、識別データが付与されているAVファイルを、その識別データに示される順番に従って関連付けする。具体的には、CPU28は、AVファイルF(m−1)とAVファイルF(m)(mは、2以上の自然数)とを順次関連づけする。具体的には、CPU28は、AVファイルF(1)、AVファイルF(2)、AVファイルF(3)、・・・、AVファイルF(n)の順番となるように、各AVファイルを関連付けする。また、CPU28は、関連付けした複数のAVファイルを1つの番組と見なす。
そして、CPU28は、表示制御部32を制御して、表示部33に、番組を選択するための番組選択画面を表示させる。CPU28は、例えば、AVファイルに識別データが付与されていない場合には、その1つのAVファイルを1つの番組とし、複数のAVファイル(識別データが付与されているAVファイル)が関連付けされている場合には、その関連付けされた複数のAVファイルを1つの番組として、番組を選択する番組選択画面を表示させる。
ユーザにより、表示部33に表示された番組の再生を指令する操作が操作入力部29に入力されると、CPU28は、再生する番組(1つのAVファイルまたは複数の関連付けされたAVファイル)を選択する。CPU28は、記録メディア37から再生する番組のAVファイルを、記録媒体制御部36を制御して読み出させ、これを、データバス24を介してRAM30に転送する。このとき、再生が指令された番組が、複数の関連付けされたAVファイルから構成される場合、CPU28は、先頭のAVファイルF(m)(mはn以上の任意の自然数、例えば、AVファイルF(1))を、記録媒体制御部36を制御して読み出させ、RAM30に転送し、展開する。
デコーダ38は、CPU28からの制御に基づいて、RAM30に展開されているAVファイルデータと、AVファイルデータを構成する画像および音声データの配置情報等のデータとを、データバス24を介して取り込み、デコードすることで画像データと音声データを取得(復元)する。デコーダ38は、取得した画像データと音声データとを、データバス24を介してRAM30に格納させる。復元された画像データと音声データとは、AVファイルデータを構成する画像および音声データの配置情報等のデータに基づき、CPU28からの制御による所定のタイミングでRAM30から読み出され、画像データは表示制御部32に供給され、音声データは、音声出力制御部34に供給される。表示制御部32は、供給された画像データを、表示部33が表示可能な信号に変換し、変換した信号に基づく画像を表示部33に表示させる。また、音声出力制御部34は、供給された音声データを、音声出力部35が出力可能な信号に変換し、変換した信号に基づく音声を、音声出力部35から出力させる。
そして、RAM30に読み出されたAVファイルの再生が終了した場合、関連付けされているAVファイルがある場合、すなわち、再生の指令がなされた番組が複数のAVファイルにより構成されており、まだ全てのAVファイルを再生し終えていない場合、CPU28は、続きのAVファイルF(m+1)(例えば、AVファイルF(2))をRAM30に読み出し、そのAVファイルF(m+1)の再生を開始する。
このように、再生を行う機器(この例の場合は、同じ記録再生装置11である)の制約に伴って、一度に録画する番組のAVファイルの容量に制限を設けている場合であっても、番組を、複数のAVファイルに分割して記録するようにし、各AVファイルに識別データを付与するようにしたので、ユーザは、1回の録画の指令だけで番組を録画することができる。
また、再生時には、分割されたAVファイルを関連付けし、1つの番組として連続して再生するようにしたので、再生が一旦中断されることなく、1つの番組として再生することができる。
図2は、図1のCPU28の機能的構成例を示すブロック図である。
図2のCPU28には、主制御部71、残量判定部72、計時部73、識別データ付与部74、および関連付け処理部75が設けられており、CPU28の内部では、それぞれデータの授受が可能である。
主制御部71は、CPU28にデータバス24を介して接続される各部を制御したり、データバス24を介して接続される各部により実行された処理結果を取得したりする。また、主制御部71は、残量判定部72、計時部73、識別データ付与部74、および関連付け処理部75の各部に処理を実行させたり、各部により実行された処理結果に基づいて、所定の処理を実行したりする。
残量判定部72は、データバス24および記録媒体制御部36(図1)を介して、記録メディア37の記録容量の残量を判定する。例えば、残量判定部72は、記録メディア37に、まだ記憶容量が残っているか否かを判定する。
計時部73は、時刻を計時する。例えば、計時部73は、1つのAVファイルに含まれるAVファイルデータの記録メディア37への記録が開始されてからの時間を計時する。
識別データ付与部74は、記録するAVファイルが、分割されたAVファイルであることと、分割されたAVファイルの順番とを示す識別データを、AVファイルデータに付与する。識別データ付与部74は、例えば、1つの番組を、複数のAVファイルに分けて記録するような場合に、識別データをAVファイルデータに付与する。
関連付け処理部75は、記録メディア37に記録された複数のAVファイルのうち、識別データが付与されているAVファイルについて、それぞれに付与されている識別データに示される順番に従って、複数のAVファイルを関連付けする。
ここで、識別データが付与されるAVファイルの簡単なデータ構造の例を、図3を参照して説明する。
図3に示されるように、AVファイル90には、ヘッダ領域91、AVファイルデータ領域92、およびその他のデータ領域93が設けられている。ヘッダ領域91には、AVファイルに関するデータ(例えば、番組のメタデータなど)が書き込まれる。本実施の形態においては、ヘッダ領域91に、識別データ101(識別データ付与部74により付与される識別データ)が書き込まれる。AVファイルデータ領域92には、画像データと音声データを少なくとも含むAVファイルデータが書き込まれる。例えば、AVファイルデータ領域92には、実際に放送されている番組(音声と動画像)の実データが書き込まれる。その他のデータ領域93には、AVファイルを構成する画像および音声データの配置情報等のデータが書き込まれる。このように、AVファイル90が分割されたことを示すとともに、複数の分割されたAVファイルのうちの順番を示す識別データ101は、AVファイル90のヘッダ領域91に書き込まれる。
次に、図4と図5のフローチャートを参照して、図1(および図2)の記録再生装置11における録画処理(記録処理)について説明する。なお、この処理は、記録再生装置1の電源がオンされた場合に開始される。
ステップS11において、CPU28は、ユーザにより録画開始が指令されたか否かを判定し、録画開始が指令されるまで処理を待機する。具体的には、CPU28の主制御部71は、ユーザによる録画開始の指令が操作入力部29に入力されたか否かを判定し、録画開始の指令が入力されるまで処理を待機する。
ステップS11において、ユーザにより録画開始が指令されたと判定された場合、処理はステップS12に進み、CPU28は、録画を開始する。このとき、例えば、映像信号入力部21に入力された映像信号が、A/D変換部22によりA/D変換され、ディジタルの映像信号が映像信号処理部23に供給されているとともに、音声信号入力部25に入力された音声信号が、A/D変換部26によりA/D変換され、ディジタルの音声信号が音声信号処理部27に供給されているので、CPU28の主制御部71は、データバス24を介して映像信号処理部23と音声信号処理部27に各種の処理を実行させ、その処理により得られた画像データと音声データをRAM30に一時記憶させる。具体的には、CPU28の主制御部71は、映像信号処理部23に、映像信号に含まれる同期信号をトリガとして、映像信号を指定するタイミングによりフレームまたはフィールド単位(所定の画像単位)で取り込ませ、画像データとして、データバス24を介してRAM30に記憶させる。また、同時にCPU28は、音声信号処理部27に、指定するサンプリング周期により音声信号を取り込ませ、音声データとして、データバス24を介してRAM30に記憶させる。さらに、CPU28の主制御部71は、RAM30に記憶された画像データを音声データとをエンコーダ31にエンコードさせ、エンコードされた結果のAVファイルデータを、データバス24を介して再びRAM30に格納させる。同時に、CPU28の主制御部71は、AVファイルデータを構成する画像および音声データの配置情報等を示すデータを同時に生成し、RAM30に格納する。そして、CPU28の主制御部71は、RAM30に格納されたAVファイルデータが一定のサイズに達すると、記録媒体制御部36を制御して、記録メディア37へAVファイルデータを書き込ませる。具体的には、記録メディア37上において、上述した図3のAVファイルデータ領域92にAVファイルデータが書き込まれる。このようにして、記録メディア37へのAVファイルデータの書き込み(録画)が開始される。なお、このとき、CPU28の計時部73は、録画が開始されてから(記録メディア37にAVファイルデータが書き込まれ始めてから)の時間の計時を開始する。また、実際には、ヘッダ領域91に、識別データ101(図3)以外のデータ(メタデータ)も書き込まれるが、本発明とは直接関係がないため、その説明は省略する。
ステップS13において、CPU28の識別データ付与部74は、m=1とする。このmの値は、1度の記録(録画)処理で複数のAVファイルに分けて記録する場合の、記録するAVファイルの順番を示す値である。すなわち、分割したAVファイルを複数記録する場合に、そのAVファイルの順番を示す値がmで示される。
ステップS14において、CPU28は、データバス24と記録媒体制御部36を介して、記録メディア37にAVファイルデータを記録するための残量(記憶領域)がまだあるか否かを判定する。残量があると判定された場合、処理はステップS15に進み、CPU28は、ユーザにより録画停止が指令されたか否かを判定する。具体的には、CPU28の主制御部71は、ユーザによる録画停止の指令が操作入力部29に入力されたか否かを判定する。
ステップS14において残量がないと判定された場合、またはステップS15において録画停止が指令されたと判定された場合、処理はステップS16に進む。ステップS16において、CPU28は録画を停止する。例えば、CPU28の主制御部71は、データバス24を介して各部に録画の停止を指令する。これにより、映像信号処理部23、音声信号処理部27、RAM30、エンコーダ31、および記録媒体制御部36による録画(記録)処理は停止される。なお、記録メディア37に残量がないと判定された場合、残量がないことをユーザに通知する画面を表示部33に表示させるようにしてもよい。
ステップS17において、CPU28は、AVファイルをクローズする。これにより、1つのAVファイルの記録(録画)が完了したことになる。具体的には、CPU28の主制御部71は、AVファイルデータを、1つのAVファイルとして完結するために、まだ書き込まれていないデータを記録メディア37に書き込ませるよう記録媒体制御部36を制御する。例えば、CPU28の主制御部71は、図3のその他のデータ領域93に、AVファイルデータを構成する画像および音声の配置情報等のデータ書き込ませるよう制御する。これにより、1つのAVファイル(AVファイル90)が記録メディア37に書き込まれたことになる。その後、処理は終了される。
一方、ステップS15において、録画停止が指令されていないと判定された場合、処理はステップS18に進み、CPU28の計時部73は、このAVファイルの記録を開始してから所定の制限時間が経過したか否かを判定する。1回目のステップS18の処理では、CPU28の計時部73は、ステップS12の処理で録画が開始されてから、所定の制限時間が経過したか否かを判定する。この所定の制限時間は、AVファイルを再生する各種の再生装置が再生可能な条件(例えば、メモリサイズなどの条件)によって、記録再生装置11にあらかじめ設定されている。例えば、所定の制限時間は2時間(放送される番組2時間分)とされる。この場合、1回目のステップS15の処理においては、CPU28の計時部73は、ステップS12の処理で録画が開始されてから2時間が経過したか否かを判定する。なお、2回目以降の処理では、(分割された)次のAVファイルのAVファイルデータの記録メディア37への書き込みを開始してからの時間(例えば、後述するステップS22の処理の後からの時間)が、所定の制限時間を超えたか否かが判定される。また、この処理は、番組を複数のAVファイルに分割するか否かを判定する処理と等価である。
ステップS18において、制限時間が経過していないと判定された場合、処理はステップS14に戻り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、記録メディア37にデータを記録する残量がある状態であって、録画の停止が指令されていない状態で、AVファイルデータの記録時間(このAVファイルの記録を開始してからの記録時間)が、一定の制限時間だけ経過するまで録画が続けられる。
ステップS18において、このAVファイルの記録を開始してから所定の制限時間が経過したと判定された場合、処理はステップS19に進み、CPU28は録画を停止する。例えば、CPU28の主制御部71は、データバス24を介して各部に録画の停止を指令する。これにより、映像信号処理部23、音声信号処理部27、RAM30、エンコーダ31、および記録媒体制御部36による録画(記録)処理は停止される。
ステップS20において、CPU28は、AVファイルをクローズする(処理の詳細は、ステップS17と同様)。これにより、1つのAVファイルの記録(録画)が完了したことになる。1回目のステップS20の処理では、一度の録画の指令により分割されて記録されるAVファイルのうち、1番目のAVファイルの記録が完了したことになる。なお、このとき、記録されるAVファイルには、識別データが付与されていない。これにより、例えば、図6のAVファイル90−1に示されるようなAVファイルが記録メディア37に記録されたことになる。
図6のAVファイル90−1は、1回目のステップS20までの処理により記録されたAVファイルを示している。すなわち、1回目のステップS20までの処理では、識別データが付与されていないAVファイル90−1が記録メディア37に記録されている。図6のAVファイル90−1には、ヘッダ121−1、AVファイルデータ122−1、その他のデータ123−1が含まれている。ここで、ヘッダ121−1、AVファイルデータ122−1、および、その他のデータ123−1は、図3のヘッダ領域91、AVファイルデータ領域92、およびその他のデータ領域93にそれぞれ対応している(以下のAVファイル90−2乃至90−4も同様)。
ステップS21において、CPU28は、ユーザにより録画停止が指令されたか否かを判定する。具体的には、CPU28の主制御部71は、ユーザによる録画停止の指令が操作入力部29に入力されたか否かを判定する。
ステップS21において、録画停止が指令されていないと判定された場合、処理はステップS22に進み、CPU28は、次のファイルへの録画を開始する。具体的には、ステップS21までの処理により、いままで記録していたAVファイルデータのAVファイル(AVファイルデータ122−1のAVファイル90−1)がクローズされたので、CPU28の主制御部71は、次のAVファイル(AVファイル90−2)へのAVファイルデータの記録を開始する。また、CPU28の計時部73は、いままで計時していた値をクリア(消去)し、次のAVファイルへのAVファイルデータの記録を開始してからの時間の計時を開始する。1回目のステップS22の処理では、CPU28の主制御部71は、2番目のAVファイルのAVファイルデータの記録(録画)を開始する。録画開始についての処理の詳細は、上述した図4のステップS12の処理と同様であるので、その説明は省略する。図6の例の場合、AVファイル90−2のAVファイルデータ122−2の書き込みが開始される。
ステップS23において、CPU28の識別データ付与部74は、m=m+1とする。1回目のステップS23の処理では、上述した図4のステップS13の処理でm=1とされているので、CPU28の識別データ付与部74は、m=1+1=2とする。すなわち、CPU28の識別データ付与部74は、1度の記録(録画)処理で、複数のAVファイルに分けて記録する場合の、いまAVファイルデータを記録しているAVファイルの順番を示す値mを2とする。
ステップS24において、CPU28の識別データ付与部74は、m回目情報を、識別データとして付与する。1回目のステップS24の処理の場合、図6のAVファイル90−2のヘッダ121−2に、分割されて記録されるAVファイルがm回目に記録されるものであることを示す情報(m番目のAVファイルであることを示す情報)が、識別データ131−2として書き込まれる。これにより、1度の記録処理で、番組が複数のAVファイルに分割されて記録される場合、2番目以降に記録されるAVファイルには、識別データが付与されることになる。なお、このとき、識別データが付与されない先頭のAVファイルの識別をより容易とするために、2番目のAVファイルの識別データの中に、先頭のAVファイルのファイル名やファイルに関連する情報を含ませるようにしてもよい。このように、AVファイルのヘッダに識別データが記録されている場合、そのAVファイルが分割されたファイルであることとを示していることになる。また、AVファイルのヘッダの識別データに基づいて、分割されたAVファイルの順番を確認することができる。
ステップS24の処理の後、処理はステップS14に戻り、それ以降の処理が繰り返される。具体的には、ステップS14で、記録メディア37にAVファイルデータを記録するための残量(データ領域)がまだあるか否かが判定され、残量があるとされた場合、ステップS15で、ユーザにより録画停止が指令されたか否かが判定される。録画停止が指令されていないと判定された場合、ステップS18で、このAVファイルの記録を開始してから所定の制限時間が経過したか否かが判定される。2回目のステップS18の処理では、ステップS22の処理で次のAVファイルへのAVファイルデータの書き込み(録画)が開始されてから所定の制限時間が経過したか否かが判定される。このように、一度の記録処理により記録される番組が、複数のAVファイルに分割されて記録される場合には、いま記録されているAVファイルの記録(録画)が開始されてからの時間が制限時間を超えたか否かが判定される。
このステップS18で、制限時間が経過したと判定された場合、2番目のAVファイルもクローズする必要があるので、処理はステップS19に進み、録画が停止され、ステップS20で、AVファイルがクローズされる。これにより、図6の例の場合、AVファイル90−2の記録が完了されたことになる。そして、2回目のステップS21で、録画停止が指令されていない場合、処理はステップS22に進み、次のAVファイルへのAVファイルデータの記録(録画)が開始され、これとともに、CPU28の計時部73による計時が開始され、ステップS23でm=m+1、すなわちm=2+1=3とされ、ステップS24で、3回目情報が、識別データとして、新たに録画が開始されたAVファイルデータに付与される。このような処理が繰り返し実行されることで、図6のAVファイル90−3とAVファイル90−4が記録される。
一方、ステップS21において、録画停止が指令されたと判定された場合、既に録画は停止され(ステップS19)、クローズ処理も行われた後(ステップS20)であるので、処理は終了される。例えば、ステップS20の処理が1回のみ行なわれた場合に、ステップS21の処理でYESと判定されたとき、記録メディア37には、図6のAVファイル90−1のみが記録されたことになる。すなわち、1回の記録(録画)処理により、1つのAVファイル(分割されていないAVファイル)が記録されたことになる。また、例えば、図5のステップS24などの処理が3回実行された場合に、ステップS21の処理でYESと判定されたとき、記録メディア37には、図6に示されるように、AVファイル90−1乃至90−4が記録されたことになる。
図4と図5の処理によれば、ユーザにより録画開始が指令された場合(ステップS11)、録画の制限時間を超えたときには、番組を複数のAVファイルに分割して記録メディア37に記録するようにしたので、ユーザは、1回の録画開始の指令だけで、制限時間を超えた番組を録画することができる。
また、1つの番組を、複数のAVファイルに分割して記録する場合に、2番目以降に記録されるAVファイルに、そのファイルが分割されていることと、そのファイルの順番とを示す識別データを付与するようにしたので、分割されたファイルの順番を容易に識別することができる。
次に、図7のフローチャートを参照して、図1(と図2)の記録再生装置11における再生処理について説明する。なお、この処理は、図4と図5の処理の後に実行される処理である。すなわち、この処理は、記録メディア37に、1つの録画処理で分割されたAVファイルが記録されている場合に実行される処理である。また、この処理は、ユーザが番組の再生を指令するために、再生する番組を選択するための番組選択画面の表示を指令したとき開始される。
ステップS41において、CPU28の主制御部71は、再生対象となるファイルを検索する。具体的には、CPU28の主制御部71は、データバス24を介して記録媒体制御部36を制御し、記録メディア37に記録されているファイルの中から、再生対象となるファイルを検索する。例えば、CPU28の主制御部71は、記録メディア37に記録されているファイルの中から、MPEG4の形式でエンコードされたAVファイル(すなわち、図4と図5の処理で記録メディア37に記録されたAVファイル)を検索する。CPU28の主制御部71は、例えば、図6のAVファイル90−1乃至90−4を検索結果として得る。
ステップS42において、CPU28の関連付け処理部75は、再生対象となるファイルの中に、識別データが付与されているAVファイルがあるか否かを判定する。例えば、CPU28の関連付け処理部75は、検索結果として得られた複数のAVファイルのうち、識別データが付与されているAVファイルがあるか否かを判定する。識別データが付与されているAVファイルは、番組が分割されたAVファイルであることを示している。なお、分割されたAVファイルであっても、1番目に記録されたAVファイルである場合には、図4と図5の処理の場合、識別データが付与されていない。図6の例の場合、AVファイル90−2乃至90−4のそれぞれに識別データ131−2乃至131−4が付与されているので、CPU28の関連付け処理部75はYESと判定する。
ステップS42において、識別データが付与されているAVファイルがあると判定された場合、処理はステップS43に進み、CPU28の関連付け処理部75は、分割されているAVファイルを関連付けする。CPU28の関連付け処理部75は、AVファイルF(m−1)とAVファイルF(m)(mは、2以上の自然数)とを順次関連付けする。例えば、図6に示されるようなAVファイル90−1乃至90−4が記録メディア37に記録されていた場合、CPU28の関連付け処理部75は、AVファイル90−2乃至90−4を関連付けする。そして、AVファイル90−2乃至90−4に書き込まれている番組(AVファイルデータ)に関連するデータ(例えば、ヘッダに書き込まれている番組のタイトルや、放送日時などの番組のメタデータ)に基づいて、AVファイル90−1をさらに関連付けする。なお、AVファイル90−2の識別データに、AVファイル90−1を関連付けするためのデータが含まれている場合には、CPU28の関連付け処理部75は、AVファイル90−2の識別データに基づいて、AVファイル90−2とAVファイル90−1とを関連付ける。このとき、CPU28の関連付け処理部75は、AVファイル90−1、AVファイル90−2、AVファイル90−3、およびAVファイル90−4の順番に、すなわち、識別データに含まれるAVファイルの順番(分割番号)に従って、AVファイルを並べて関連付けする。これにより、AVファイル90−1乃至90−4が、録画(記録)された順番に関連付けされたことになる。CPU28の関連付け処理部75は、これらの関連付けした複数のAVファイルを1つの番組(再生単位)と見なす。
ステップS42の処理で識別データが付与されているAVファイルがないと判定された場合、番組は複数のAVファイルに分割されて記録されているわけではないため、ステップS43の処理(AVファイルの関連付け処理)はスキップされる。
ステップS42において識別データが付与されているAVファイルがないと判定された場合、または、ステップS43の処理の後、処理はステップS44に進む。ステップS44において、CPU28は、データバス24を介して表示制御部32を制御し、表示部33に、再生する番組を選択するための番組選択画面を表示させる。このとき、関連付け処理部75により関連付けされた複数のAVファイルは1つの番組と見なされ、関連付けされていないAVファイルもまた1つの番組と見なされる。表示部33は、表示制御部32からの制御に基づいて、例えば、図8に示されるような番組選択画面を表示する。図8において、表示部33には、「再生する番組を選択して下さい」という説明とともに、番組Aまたは番組Bを選択するための画像が表示されている。ここで、番組Aは、4つのAVファイル141−1乃至141−4により構成されており、番組Bは、2つのAVファイル142−1および142−2により構成されている。すなわち、番組Aは、上述したステップS43の処理により関連付けられて1つの番組として見なされたAVファイル141−1乃至141−4であり、番組Bもまた、ステップS43の処理により関連付けられて1つの番組として見なされたAVファイル142−1および142−2である。ユーザは、表示部33に表示されている番組選択画面を見て、番組Aまたは番組Bを、再生する番組として選択する。
なお、図8の例では、番組が複数のAVファイルに分割されていることを示すようにしているが、図9に示されるように、番組が複数のAVファイルに分割されていることを示さないようにしてもよい。図9の例の場合、表示部33には、「再生する番組を選択して下さい」という説明とともに、番組Aまたは番組Bを選択するための画像が表示されている。図9のような表示では、ユーザは、番組Aまたは番組Bが複数のAVファイルにまたがって記録されていることを意識しないで済むという利点がある。一方、図8のような表示では、ユーザは、番組Aまたは番組Bが複数のAVファイルにまたがって記録されていることを知ることができるという利点がある。この図8と図9の番組選択画面は、適宜、ユーザの操作により切り換え可能な構成としてもよい。ユーザは、図8または図9の番組選択画面を見て、再生する番組を選択するとともに、再生の開始を指令する。
ステップS45において、CPU28の主制御部71は、ユーザにより番組の選択とともに再生の開始が指令されたか否かを判定し、番組の選択とともに再生の開始が指令されるまで待機する。例えば、CPU28の主制御部71は、操作入力部29に、図8または図9に表示された番組を選択する操作とともに、再生の開始を指令する操作が、ユーザにより入力されたか否を判定し、それらの操作が入力されるまで処理を待機する。
ステップS45において、番組の選択とともに再生の開始が指令されたと判定された場合、処理はステップS46に進み、CPU28の主制御部71は、再生するAVファイルを指定する。例えば、図8や図9の番組選択画面において、番組Aが選択された場合について説明する。番組Aは、実際には、図8に示されるように、AVファイル141−1乃至141−4により構成されており、AVファイル141−1乃至141−4の順番に関連付けられている。そのため、CPU28の主制御部71は、番組Aの先頭(1番目)のAVファイル141−1を、再生するAVファイルとして指定する。
ステップS47において、CPU28の主制御部71は、ステップS46の処理で指定したAVファイルの再生を開始する。例えば、CPU28の主制御部71は、記録メディア37から再生する番組として選択された番組AのAVファイル141−1を、記録媒体制御部36を制御して読み出させ、これを、データバス24を介してRAM30に転送する。デコーダ38は、CPU28の主制御部71からの制御に基づいて、RAM30に展開されているAVファイル141−1のAVファイルデータを、データバス24を介して取り込み、デコードすることで、画像データと音声データを取得(復元)する。デコーダ38は、取得した画像データと音声データとを、データバス24を介してRAM30に格納させる。復元された画像データと音声データは、AVファイルデータを構成する画像および音声データの配置情報等のデータに基づき、CPU28からの制御による所定のタイミングでRAM30から読み出され、画像データは表示制御部32に供給され、音声データは、音声出力制御部34に供給される。表示制御部32は、供給された画像データを、表示部33が表示可能な信号に変換し、変換した信号に基づく画像を表示部33に表示させる。また、音声出力制御部34は、供給された音声データを、音声出力部35が出力可能な信号に変換し、変換した信号に基づく音声を、音声出力部35から出力させる。このようにして、再生が開始される。
ステップS48において、CPU28の主制御部71は、再生しているAVファイルの終端まで再生したか否かを判定し、再生し終えるまで待機する。例えば、CPU28の主制御部71は、再生している番組AのAVファイル141−1のAVファイルデータの再生が終了したか否かを判定し、再生が終了するまで待機する。
ステップS48において、再生しているAVファイルの終端まで再生したと判定された場合、処理はステップS49に進み、CPU28の主制御部71は、続いて再生するAVファイルがあるか否かを判定する。例えば、CPU28の主制御部71は、再生する番組として選択された番組が、1つのAVファイルのみに記録されている場合、すなわち、番組が分割されていない場合(番組が1つのAVファイルで記録された場合)、続いて再生するAVファイルはないと判定する。また例えば、番組AのAVファイル141−1の終端まで再生がし終えている場合、まだ番組Aには、再生していないAVファイル141−2乃至141−4が残っているので、CPU28の主制御部71は、続いて再生するAVファイルがあると判定する。このように、CPU28の主制御部71は、続いて再生するAVファイルとして、いままで再生されていたAVファイルが、(ステップS43の処理により)他のAVファイルに関連付けられているか否かにより、続いて再生するAVファイルがあるか否かを判定する。
ステップS49において、続いて再生するAVファイルがあると判定された場合、ステップS50において、CPU28の主制御部71は、次に再生するAVファイルを指定する。再生する番組として番組Aが選択された後の1回目のステップS50の処理では、1回目のステップS47でAVファイル141−1が再生されたので、CPU28の主制御部71は、次に再生するAVファイルとしてAVファイル141−2を指定する。
その後、処理はステップS47に戻り、それ以降の処理が繰り返される。具体的には、2回目のステップS47でAVファイル141−2の再生が開始され、ステップS48でAVファイル141−2の終端まで再生したと判定された場合、ステップS49で、続いて再生するAVファイルがあると判定され、2回目のステップS50では、次に再生されるAVファイルとしてAVファイル141−3が指定される。そして、3回目のステップS47でAVファイル141−3の再生が開始される。このようにして、AVファイル141−4の再生が終了するまで処理が繰り返される。
そして、ステップS48の処理でAVファイル141−4の再生が終了したと判定された場合、もう再生するAVファイルはないので(もう関連付けられているAVファイルはないので)、次のステップS49では、続いて再生するAVファイルがないと判定され、処理はステップS51に進む。
ステップS51において、CPU28は再生を終了する。例えば、CPU28の主制御部71は、データバス24を介して各部(表示制御部32、音声出力制御部34、記録媒体制御部36、およびデコーダ38など)を制御し、再生処理を終了させる。その後、処理は終了される。
図7の処理により、番組が複数のAVファイルに分割されている場合であっても、識別データに基づいてAVファイルを関連付けし、1つの番組として連続して再生するようにしたので、再生が一旦中断されることなく、1つの番組として再生することができる。
また、ユーザは、再生する番組を選択するだけで、複数に分割されたAVファイルを選択する必要がないので、簡単な操作で再生を指令することができる。
なお、以上の例では、番組が複数のAVファイルに分割されて記録される場合、先頭(1番目)のAVファイルに識別データを付さないようにしたが、番組が複数のAVファイルに分割される場合には、先頭のAVファイルに、m=1を示す識別データを付与するようにしてもよい。このようにした場合、識別データが付されるAVファイルは、全て分割されたものであることを、記録再生装置11が容易かつ迅速に識別することができる。また、記録処理(図4と図5)において、AVファイルの順番による識別データの付与についての場合分けをする必要がなくなる。
また、以上の例では、識別データ101(図3)に、番組が複数のAVファイルに分割される場合の順番(分割番号)を含めるようにしたが、図10に示されるように、識別データ101に、分割番号171の他に、番組関連データ172をさらに加えるようにしてもよい。図10の例の場合、番組関連データ171には、チャンネル181、番組タイトル182、および記録日時183が含まれる。チャンネル181は、その番組が放送されている放送局(チャンネル)を示し、番組タイトル182は、その番組のタイトル(番組名)を示し、記録日時183は、その番組が放送された日時を示している。なお、番組関連データ172として、図10に示した、チャンネル181、番組タイトル182、および記録日時183の他に、さらに他のデータを含めるようにしてもよい。
図10に示されるように、識別データ101に、番組関連データ171を含める場合であって、先頭のAVファイルにも識別データが付与される場合の例を、図11を参照して説明する。
図11において、図中1段目は、番組の放送開始から終了までを示しており、2段目には、記録再生装置11における録画動作が示されている。また、横軸は時刻tとされている。なお、この録画動作の処理の流れは、図4と図5を用いて上述したものと同様である。
具体的には、時刻t0において、番組の放送が開始されると、図中2段目のAVファイルF(1)の録画が開始され、録画最大時間(制限時間)Tが経過すると、時刻t1において、AVファイルF(1)がクローズされ、図中下段のAVファイル191−1の記録が完了する。すなわち、図中2段目のAVファイルF(1)は、図中下段のAVファイル191−1に対応する、実際のAVファイルを示している(以下同様)。
また、時刻t1において、図中2段目のAVファイルF(2)の録画が開始され、録画最大時間(制限時間)Tが経過すると、時刻t2において、AVファイルF(2)がクローズされ、図中下段のAVファイル191−2の記録が完了する。また、同時にAVファイルF(3)の録画が開始され、録画最大時間(制限時間)Tが経過すると、時刻t3において、AVファイルF(3)がクローズされ、図中下段のAVファイル191−3の記録が完了する。そして、同時にAVファイルF(4)の録画が開始され、録画する番組の放送が終了した時刻t4において、ファイルF(4)がクローズされ、図中下段のAVファイル191−4の記録が完了する。
このとき、各AVファイル191−1乃至191−4には、それぞれヘッダ201−1乃至201−4、AVファイルデータ202−1乃至202−4、その他のデータ203−1乃至203−4が含まれている。また、各ヘッダ201−1乃至201−4には、それぞれ識別データ211−1乃至211−4が含まれている。識別データ211−1のmの値は1であり、識別データ211−2のmの値は2であり、識別データ211−3のmの値は3であり、識別データ211−4のmの値は4である。
このように、放送される番組を録画する場合に、1度の番組の録画の指令で、記録再生装置11が4つのAVファイル191−1乃至191−4に分割して記録メディア37に記録するので、ユーザは、録画の指令を簡単に行うことができる。また、ユーザは、1度に連続して録画する時間の制限を意識せずに番組の録画を指令することができる。
なお、ユーザが録画を指定した番組が、何らかの事情により、番組の途中に他の番組を挟んだ場合、記録再生装置11が番組を複数のAVファイルに分割して記録するようにしてもよい。すなわち、連続して放送される番組が、連続して再生されない場合であっても、複数のAVファイルに分割して記録するようにしてもよい。すなわち、番組を複数のAVファイルに分割する条件は、制限時間(録画最大時間)だけに限らず、番組の中断などであってもよい。この場合の例を図12を参照して説明する。なお、この録画動作の処理の流れは、図4と図5に示される処理と基本的に同様である。ただし、図4のステップS18の処理で、「番組が中断されたか否か」の判定がCPU28の主制御部71によってさらに行われるとともに、図5のステップS22の処理の前に「番組が再開されたか否か」の判定がCPU28の主制御部71によってさらに行われる。
図12の1段目は、ユーザにより録画予約された番組の放送予定時刻を示しており、放送予定時刻はt10からt13とされている。図12の2段目は、実際の録画する番組の放送時間を示しており、時刻t11から時刻t12の間、他の番組が放送されている(意図しない番組が放送されている)。図12の3段目は、記録再生装置11が実行する録画動作を示している。
時刻t10において、番組の放送が開始されると、図中3段目のAVファイルF(1)の録画が開始され、時刻t11において番組が中断されると(図中2段目)、記録再生装置11はこれを検出し(例えば、放送される番組のメタデータなどにより番組の中断を検出し)、ファイルF(1)をクローズし、図中下段のAVファイル231−1の記録を完了させる。そして、時刻t12において番組の放送が再開されると、記録再生装置11はこれを検出し(例えば、放送される番組のメタデータなどにより番組の中断を検出し)、図中3段目のAVファイルF(2)の録画を開始する。そして、時刻t14において、番組の放送が終了すると、記録再生装置11はこれを検出し(例えば、放送予定時間から、中断された時間を減算したり、放送される番組のメタデータなどにより番組の終了を検出し)、ファイルF(2)をクローズし、図中下段のAVファイル231−2の記録を完了させる。このように、番組の変更などに応じて、番組を複数のAVファイルにわけて記録するようにしてもよい。これにより、再生時には、AVファイル231−1と231−2とが関連付けられるので、実際の放送ではとぎれた番組であっても、連続して再生することができる。
なお、図12において、記録再生装置11が録画動作を行っていない時間、すなわち、時刻t11から時刻t12の間に、他の番組を録画することも可能である。このようにした場合、例えば、図13に示されるように、もともと録画が予約されていた番組AのAVファイル231−1および231−2の他に、時刻t11から時刻t12の間に放送された番組BのAVファイル251が記録される。ここで、AVファイル231−1および231−2と、AVファイル251とは、識別データのタイトルやチャンネルが異なるものとされている。
さらに、図11までの例では、連続して放送される番組を複数のAVファイルに分割して記録する場合について説明したが、例えば、ドラマなどのように、シリーズ番組として録画されるAVファイルを、識別データを用いて関連付けるようにしてもよい。この場合の例を、図14を参照して説明する。
図14において、ユーザにより、番組(ドラマ)のシリーズ1話からシリーズn話までの録画が予約されたとする。記録再生装置11は、予約録画時に、番組がシリーズで予約されたことを、例えば、EPG(Electronic Program Guide)などにより検出する(同じチャンネルで同じ曜日の同じ時間帯に録画予約された場合に、これをシリーズとして検出するようにしてもよい)。なお、この録画動作の処理の流れは、図4と図5に示される処理と基本的に同様である。ただし、図4のステップS18の処理で、「シリーズものの番組であるか否か」の判定がCPU28の主制御部71によってさらに行われるとともに、図5のステップS22の処理の前に「シリーズものの番組として録画した番組と同じシリーズの続きの番組であるか否か」の判定がCPU28の主制御部71によってさらに行われる。
図中1段目に示されるように、シリーズ1話が放送されると、記録再生装置11は、図中2段目に示されるように、AVファイルF(1)の録画を行ない、図中下段に示されるように、AVファイル330−1の記録を完了させる。また、シリーズ2話が放送されると、記録再生装置11は、AVファイルF(2)の録画を行ない、図中下段に示されるように、AVファイル330−2の記録を完了させる。このような処理が、シリーズn話(最終話)の録画が完了されるまで繰り返され、結果として、AVファイル330−1乃至330−nが記録メディア37に記録される。このとき、図中下段に示されるように、AVファイル330−1乃至330−nのそれぞれには、識別データが含まれているとともに、各識別データには、分割番号が含まれている。これにより、識別データに基づいて、放送された順番にAVファイルを並べて再生することが可能となるので、ユーザは、一度の再生の指令で、1つのシリーズの複数の番組の連続再生を指令することができる。すなわち、同じシリーズの、複数の番組を1つの再生単位としてまとめることが可能となる。
なお、コピー制御情報が放送される番組に付与されている場合に、分割するように分割条件を設けてもよい。例えば、ユーザにより録画が指令された番組に、コピー制御情報(コピーを禁止したり、許可したりする情報)などが付与されており、かつ、番組の中でコピー制御情報によるコピーの制限される状態が変化する場合の例を、図15を参照して説明する。すなわち、コピーが制限され、制限される状態が変化する番組を録画する場合の例を、図15を参照して説明する。
図15の1段目は、ユーザにより録画が指令された番組の放送時刻を示しており、図15の2段目は、その番組のコピー制御情報を示している。すなわち、時刻t20から時刻t21においては、コピーFreeであるが(コピー制限が設けられていないが)、時刻t21から時刻t23においては、コピーNeverとされており(コピー禁止とされており)、時刻t23から時刻t24においては、コピーOnceとされている(コピーは1回のみ許可とされている)。
時刻t20において、番組の放送が開始されると、図中3段目のAVファイルF(1)の録画が開始され、時刻t21においてコピーが禁止されると記録再生装置11はこれを検出し(例えば、放送されている番組のコピー制御情報に基づいてコピーが禁止されていることを検出し)、ファイルF(1)をクローズし、図中下段のAVファイル381−1の記録を完了させる。このとき、記録再生装置11は、AVファイル381−1に示されるように、識別データに、コピーが可能であることを示すデータを付与する。そして、時刻t23において、コピーの禁止の制限が解除されると、図中3段目のAVファイルF(2)の録画が開始され、時刻t24において番組の放送が終了すると、記録再生装置11はファイルF(2)をクローズし、図中下段のAVファイル381−2の記録を完了させる。このとき、AVファイル381−2は、既に記録メディア37へのコピーを1回行ってしまったため、これ以上コピーを行うことができない。そのため、記録再生装置11は、AVファイル381−2に示されるように、識別データに、コピー禁止であることを示すデータを付与する。このように、コピー制御情報の変化に伴って、AVファイルを分割することができる。また、このような場合であっても、AVファイル381−1とAVファイル381−2とを関連付けることが可能であるので、2つのAVファイルを、連続して再生することができる。
さらに、このように、AVファイルデータを記録しているときに、番組のコピーの制限される状態が変化する場合に、コピーの制限される状態が変化する箇所で、番組を複数のAVファイルに分割して記録するようにし、分割して記録する複数のAVファイルに付与する識別データに、コピーを制限するデータをさらに含めるようにしたので、番組の中においてコピーが制御されていない箇所を、AVファイルに記録することができる。
なお、以上の例においては、記録処理(図4と図5)および再生処理(図7)の両方を実行する記録再生装置11(図1)について説明したが、記録処理(図4と図5)のみを実行する記録装置と、再生処理(図7)のみを実行する再生装置とを別々に設けるようにしてもよい。
記録処理のみを実行する記録装置の場合、その構成例は、図16に示されるようになる。図16の記録装置401において、図中、図1と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は繰り返しになるので省略する。図16を図1と比較すると明らかなように、図16は、図1から音声出力制御部34、音声出力部35、およびデコーダ38を削除したものとされている。なお、図16において、表示部33は、再生するAVファイルを表示するためではなく、ユーザが番組の録画を指令するための画面などを表示するために用いられるものである。また、図16におけるCPU28の機能的構成例は、上述した図2の機能的構成例を示すブロックから、関連付け処理部75を削除したものとされる。記録装置401は、上述した図4と図5の処理を実行することで、記録メディア37に、番組を複数のAVファイルに分割して記録する。
また、再生処理のみを実行する再生装置の場合、その構成例は、図17に示されるようになる。図17の再生装置451において、図中、図1と対応する部分については同一の符号を付してあり、その説明は繰り返しになるので省略する。図17を図1と比較すると明らかなように、図17は、図1から映像信号入力部21、A/D変換部22、映像信号処理部23、音声信号入力部25、A/D変換部26、音声信号処理部27、およびエンコーダ31を削除したものとされている。なお、図17におけるCPU28の機能的構成例は、上述した図2の機能的構成例を示すブロックから、残量判定部72、計時部73、および識別データ付与部74を削除したものとされる。再生装置451は、上述した図7の処理を実行することで、記録メディア37に記録されている、分割されて記録された複数のAVファイルを関連付けて、1つの再生単位として連続して再生することができる。
以上のように、番組を、所定の条件に基づいて、複数のAVファイルに分割して記録するようにしたので、番組の記録や再生を円滑に行うことができる。
例えば、再生装置側の制約に伴う、1度の録画処理における制限時間が設定されている場合、その制限時間を超える録画操作に対しても、記録再生装置11側で、複数のAVファイルに分けて記録するので、ユーザの操作を煩雑にすることなく、所望する番組を録画することができる。
また、再生時には、分割して記録した複数のAVファイルを、識別データに基づいて順番に関連付けるようにしたので、再生が一時中断されることを回避することができる。
さらに、記録再生装置11は、1つのAVファイルへの書き込み(録画)が開始されてからの経過時間が最大録画時間(制限時間)を超えた場合に、一旦録画を停止し(図4のステップS19)、その続きを別のAVファイルとして録画を再開する(例えば、図5のステップS22)ことで、ユーザは、機器の最大録画可能時間の制限を意識せずに、一度の録画操作で所望の番組をAVファイルとして記録メディア37に記録させることが可能となり、機器のシステム的な制約により、ユーザの意図しないタイミングで録画が終了してしまうなどの問題を防止することができる。
また、記録再生装置11は、再生時に、分割されて記録されたAVファイルの存在を、識別データに基づいて検出し、連続して再生するようにしたので、ユーザに、再生されている番組のAVファイルが分割されて成り立っていることや、関連するAVファイルが複数存在することなどを意識させずに再生することができる。
さらに、再生装置側の制約を考えて、所定の条件のもと、番組を複数のAVファイルに分割して記録するようにしたので、再生装置は、再生に必要な情報としてあらかじめメモリに取り込む情報量が、自分自身の能力を超えることもなく、また、必要な情報量が再生用に使用可能なメモリ容量を超えてしまうなどの再生不能な状態とならずに、円滑に再生を行うことができる。また、同じAVファイルを再生対象とする他の再生装置との再生互換性を確保することもできる。例えば、図4や図5の処理により記録メディア37に記録された、番組が分割された複数のAVファイルを、図7の処理を実行しない再生装置が再生する場合、識別データが読み込まれないので(または識別データはプライベートデータとして無視されるので)、単に、複数のAVファイルの中から、再生するAVファイルが選択されて再生される。この場合、関連付けや連続再生は行われないが、対応していない再生装置であっても、十分に再生を行うことができる。
なお、再生時において、分割されたAVファイル(例えば、AVファイルF(m))の再生終了後(図7のステップS48でYESと判定された場合)、続きのAVファイル(例えば、AVファイルF(m+1))が存在する場合、ステップS50の処理を経て、記録再生装置11が自動的に続きのAVファイル(例えば、AVファイルF(m+1))を再生するようにしたが、ユーザに、続きのAVファイルがあることを通知して、AVファイル(例えば、AVファイルF(m+1))の再生を、続けて行うか否かを確認するようにしてもよい。この場合、図7のステップS49でYESと判定された後に、ユーザに、続きのAVファイルを再生するか否かを指令させ、続きのAVファイルを再生すると指令された場合には、処理をステップS50に進め、続きのAVファイルを再生しないと指令された場合には、処理をステップS51に進めるようにする。
なお、以上の例では、AVファイルの一部に、分割を識別するための識別データを付与するようにしたが、単純にファイル名やフォルダ名を使用して分割情報を付与するようにしてもよい。
なお、AVファイルの分割のタイミングは、AVファイルの記録時間が所定の制限時間を超えた場合(図4のステップS18の判定)に限らず、エンコーダがエンコードしたデータの累計が一定のファイルサイズを超過した場合を分割条件としてもよい。すなわち、1つのAVファイルに含めるAVファイルデータのデータ量が所定の閾値を超えた場合に、複数のAVファイルに分割すると判定するようにしてもよい。また、記録メディア37の残量不足や、無信号状態(映像信号入力部21や音声信号入力部25へ入力される信号状態)の検出などを、分割条件に含めるようにしてもよい。
また、将来的にシステムやメモリ制約等により、更に厳しい再生条件を持った再生装置が発売された場合にも対応できるように、録画中のAVファイルの分割条件を、ユーザが変更可能な構成としてもよい。この場合、例えば、図1の操作入力部29がユーザからの条件の設定を受け付け、CPU28の主制御部71が、ユーザにより設定された条件に基づいて、番組を複数のAVファイルに分割するか否かを判定する。
なお、以上の例では、番組が、画像データと音声データからなるAVファイルデータを含むAVファイルにより構成されるようにしたが、少なくとも画像データ(動画像データ)を含む動画像ファイルにより番組が構成されるようにしてもよい。
また、以上の例では、AVファイルを記録するメディアを記録メディア37としたが、各種のデータを記録することが可能な記録媒体であれば、どのようなものであってもよい。
さらに、以上の例では、MPEG4の符号化方式に基づいてエンコードされたAVファイルについて説明したが、符号化方式はMPEG4に限定されず、画像データや音声データを符号化する方式であれば、他の符号化方式であってもよい。
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、上述した処理は、図18に示されるようなパーソナルコンピュータ500により実行される。
図18において、CPU501は、ROM502に記憶されているプログラム、または、記憶部508からRAM503にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM503にはまた、CPU501が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
CPU501、ROM502、およびRAM503は、内部バス504を介して相互に接続されている。この内部バス504にはまた、入出力インターフェース505も接続されている。
入出力インターフェース505には、キーボード、マウスなどよりなる入力部506、CRT,LCDなどよりなるディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部507、ハードディスクなどより構成される記憶部508、並びに、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部509が接続されている。通信部509は、電話回線やCATVを含む各種のネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インターフェース505にはまた、必要に応じてドライブ510が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどによりなるリムーバブルメディア521が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部508にインストールされる。
一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図18に示されるように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されているリムーバブルメディア521よりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM502や記憶部508が含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、コンピュータプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
11 記録再生装置, 28 CPU, 30 RAM, 31 エンコーダ, 36 記録媒体制御部, 37 記録メディア, 38 デコーダ, 71 主制御部, 72 残量判定部, 73 計時部, 74 識別データ付与部, 75 関連付け処理部, 90 AVファイル, 101 識別データ
Claims (13)
- 番組を動画像ファイルとして記録媒体に記録する記録装置において、
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与手段と、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御手段と
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記付与手段は、前記判定手段により前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルのうちの先頭の動画像ファイルを除く動画像ファイルのそれぞれに、前記識別データを付与する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記判定手段は、前記記録媒体に記録する前記動画像ファイルの記録時間が所定の制限時間を超えた場合に、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記判定手段は、前記記録媒体に記録する前記動画像ファイルのデータ量が所定の閾値を超えた場合に、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記判定手段は、動画像ファイルを記録しているときに、前記番組のコピーの制限される状態が変化する場合、コピーの制限される状態が変化する箇所で、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録すると判定し、
前記付与手段は、分割して記録する複数の動画像ファイルに付与する前記識別データに、コピーを制限するデータをさらに含める
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記付与手段は、分割して記録する複数の動画像ファイルに付与する前記識別データに、前記番組を放送する放送局を示すデータ、前記番組のタイトルを示すデータ、および前記動画像ファイルの記録日時を示すデータをさらに含める
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記条件を設定する設定手段をさらに備え、
前記判定手段は、前記設定手段により設定された前記条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記記録媒体に記録された複数の前記動画像ファイルを再生する再生手段と、
前記識別データが付与されている複数の前記動画像ファイルを、それぞれの前記識別データに示される前記動画像ファイルの順番に従って関連付ける関連付け手段とをさらに備え、
前記再生手段は、前記関連付け手段により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 番組を動画像ファイルとして記録媒体に記録する記録装置の記録方法において、
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの処理により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与ステップと、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御ステップと
を含むことを特徴とする記録方法。 - 番組を動画像ファイルとして記録媒体に記録する処理を実行するプログラムであって、
所定の条件に基づいて、前記番組を複数の動画像ファイルに分割して記録するか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップの処理により前記番組を複数の前記動画像ファイルに分割して記録すると判定された場合、分割して記録する複数の動画像ファイルに、動画像ファイルの順番を示す識別データを付与する付与ステップと、
複数の前記動画像ファイルを前記記録媒体に分割して記録するよう制御する記録制御ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。 - 複数の動画像ファイルに分割されて記録媒体に記録された番組を再生する再生装置において、
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付け手段と、
前記関連付け手段により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生手段と
を備えることを特徴とする再生装置。 - 複数の動画像ファイルに分割されて記録媒体に記録された番組を再生する再生装置の再生方法において、
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付けステップと、
前記関連付けステップの処理により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生ステップと
を含むことを特徴とする再生方法。 - 複数の動画像ファイルに分割されて記録媒体に記録された番組を再生するプログラムであって、
分割された複数の前記動画像ファイルに付与されている、動画像ファイルの順番を示す識別データに従って、複数の前記動画像ファイルを関連付ける関連付けステップと、
前記関連付けステップの処理により関連付けられた複数の前記動画像ファイルの順番に、前記動画像ファイルを再生する再生ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005145396A JP2006246422A (ja) | 2005-02-03 | 2005-05-18 | 記録装置および記録方法、再生装置および再生方法、並びにプログラム |
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JP2010028338A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Panasonic Corp | 撮像装置 |
JP2012038375A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Canon Inc | 記録装置 |
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-
2005
- 2005-05-18 JP JP2005145396A patent/JP2006246422A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010028338A (ja) * | 2008-07-17 | 2010-02-04 | Panasonic Corp | 撮像装置 |
JP2012038375A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Canon Inc | 記録装置 |
US8731375B2 (en) | 2010-08-05 | 2014-05-20 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus |
JP2015039065A (ja) * | 2010-12-22 | 2015-02-26 | 株式会社東芝 | 番組再生装置、映像表示装置、番組再生方法 |
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