JP2006246384A - デコードプログラム、デコード方法およびデコーダ - Google Patents

デコードプログラム、デコード方法およびデコーダ Download PDF

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Abstract

【課題】監視対象の画像を切り替える際に静止画が表示されることを防ぐこと。
【解決手段】データ振分部110が動画の切替指示を受信すると、切替先の動画のデータの受信を開始するとともに、切替前の動画のデータも引き続き受信し、切替前の動画のデータを渡しているデータ受信部120とは別のデータ受信部120に切替先の動画のデータを渡し、切替先の動画のデータの受け取りを開始したデータ受信部120がIピクチャのデータを受信したか否かを判定し、Iピクチャのデータを受信するとデータバッファ130に格納を開始して所定の時間経過後に動画表示部140に対してデータバッファ130の切替を指示する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコードプログラム、デコード方法およびデコーダに関し、特に、動画の切替の際に、切替先の動画表示が可能になるまで切替を待ち、表示が静止画となることを防ぐことができるデコードプログラム、デコード方法およびデコーダに関するものである。
複数の場所の動画像を用いて遠隔地から複数の場所を監視する画像監視システムでは、各動画をエンコーダによりMPEGデータに変換し、IPネットワークを経由してデコーダに送信する。そして、デコーダは、複数のエンコーダから送られてくるMPEGデータのうち一つの動画についてのMPEGデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示している。
ここで、デコーダが受信するMPEGデータを構成するフレームには、3つの種類がある(例えば、特許文献1参照。)。図7は、MPEGデータを構成するフレームの種類を示す図である。同図に示すように、MPEGデータを構成するフレームには、Iピクチャ、BピクチャおよびPピクチャと呼ばれる3種類のフレームがある。
Iピクチャは、他のピクチャなしで単独で復号可能なフレームであり、Pピクチャは、過去のフレームから一方向のフレーム間予測を行い、差分を符号化したものである。また、Bピクチャは、過去と未来の2つのフレームから二方向のフレーム間予測を行い、差分を符号化したものである。
特開平9−186967号公報
しかしながら、従来の画像監視システムでは、動画を切り替える場合に、まず表示してきた動画を停止し、切替先の動画のデータの受信を開始して画像を表示するため、表示してきた動画の停止から切替先の動画の表示までモニタ上に静止画が表示されるという問題がある。
具体的には、MPEGではIピクチャなしではMPEGデータの復号ができないため、表示してきた動画の停止から切替先のIピクチャのデータ受信までの時間と受信したIピクチャのデータから動画を生成して表示するまでの時間を加えた時間だけモニタ上に静止画が表示される。
例えば、Iピクチャのデータの受信間隔を500ミリ秒とすると、最悪の場合には、モニタ上に500ミリ秒以上静止画が表示されることになり、3秒周期で画像の切替を行う場合には静止画が表示されている時間が長く監視業務に支障をきたすことになる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、動画の切替の際に、切替先の動画表示が可能になるまで切替を待ち、表示が静止画となることを防ぐことができるデコードプログラム、デコード方法およびデコーダを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係るデコードプログラムは、符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコードプログラムであって、表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定手順と、前記データ判定手順により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定し、単独で復号可能なデータを受信したと判定した場合に、復号して表示するデータをその単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替えるよう構成したので、切替後に短時間で切替先の動画を表示することができる。
また、請求項2の発明に係るデコードプログラムは、請求項1の発明において、前記動画表示手順は、前記受信した単独で復号可能なデータを用いて動画を表示するためのデータのバッファリングに必要な遅延時間の経過後に、復号して表示するデータを切替先の動画のデータに切り替えることを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、受信した単独で復号可能なデータを用いて動画を表示するためのデータのバッファリングに必要な遅延時間の経過後に、復号して表示するデータを切替先の動画のデータに切り替えるよう構成したので、切替後に直ちに切替先の動画を表示することができる。
また、請求項3の発明に係るデコードプログラムは、請求項1または2の発明において、前記符号化されて送信されてくるデータはMPEGデータであり、前記データ判定手順により受信したか否かを判定される単独で復号可能なデータは、Iピクチャであることを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、符号化されて送信されてくるデータはMPEGデータであり、受信したか否かを判定する単独で復号可能なデータはIピクチャであるよう構成したので、Iピクチャを用いて直ちに復号して動画を表示することができる。
また、請求項4の発明に係るデコード方法は、符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコード方法であって、表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定工程と、前記データ判定工程により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定し、単独で復号可能なデータを受信したと判定した場合に、復号して表示するデータをその単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替えるよう構成したので、切替後に短時間で切替先の動画を表示することができる。
また、請求項5の発明に係るデコーダは、符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコーダであって、表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定手段と、前記データ判定手段により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定し、単独で復号可能なデータを受信したと判定した場合に、復号して表示するデータをその単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替えるよう構成したので、切替後に短時間で切替先の動画を表示することができる。
請求項1、4および5の発明によれば、切替後に短時間で切替先の動画を表示するので、表示が静止画になる時間を短縮することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、切替後に直ちに切替先の動画を表示するので、表示が静止画となることを防ぐことができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、Iピクチャを用いて直ちに復号して動画を表示するので、表示が静止画になる時間を短縮することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るデコードプログラム、デコード方法およびデコーダの好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る画像監視システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施例に係る画像監視システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この画像監視システムは、カメラA〜Dにそれぞれ接続された4台のエンコーダA〜Dと、サーバ20と、モニタ30を備えたデコーダ100と、画像編集装置200とがIPネットワーク10に接続されて構成される。
なお、ここでは説明の便宜上、4台のエンコーダ、1台のデコーダ100および1台の画像編集装置200のみを示したが、この画像監視システムでは、より多くのエンコーダ、デコーダおよび画像編集装置がIPネットワーク10に接続される。また、サーバ20、デコーダ100および画像編集装置200はLAN11経由でIPネットワーク10に接続される。
エンコーダA〜Dは、それぞれカメラA〜Dによって撮影された映像をMPEGデータに符号化し、IPネットワーク10を介してデコーダ100および画像編集装置200に送信する装置である。
デコーダ100は、エンコーダA〜Dから送られてくるMPEGデータを復号してモニタ30上に動画を表示する装置である。ここで、デコーダ100は、カメラA〜Dの画像を一定周期で切り替えてモニタ30上に順に表示する。
図2は、デコーダ100による動画切替方式を説明するための説明図である。同図(a)は、従来のデコーダによる動画切替方式を示し、同図(b)は、本実施例に係るデコーダ100による動画切替方式を示す。
同図(a)に示すように、従来のデコーダは、カメラAの動画表示からカメラBの動画表示に切り替える場合に、カメラAの動画表示を停止してカメラBのデータ受信を開始し、カメラBのデータを受信すると動画を生成して表示する。したがって、カメラBの動画が表示されるまで、カメラAの静止画がモニタ30上に表示される。
一方、同図(b)に示すように、本実施例に係るデコーダ100は、カメラAの動画表示からカメラBの動画表示に切り替える場合に、カメラBの動画表示が可能になるまでカメラAの動画を表示し、カメラBの動画表示が可能になった時点でカメラBの動画表示に切り替える。したがって、カメラBの動画が表示されるまで、カメラAの静止画がモニタ30上に表示されることを防ぐことができる。
このように、本実施例に係るデコーダ100は、動画の切替を行う場合に、二つの動画のデータを並行してデコードし、切替先の動画表示が可能になった時点で切替先の動画に表示を切り替えることによって、静止画が表示されることを防ぐことができる。
サーバ20は、デコーダ100に対してモニタ30に表示する画像を指示するコンピュータである。デコーダ100は、このサーバ20の指示に基づいてカメラA〜Dの画像を切り替えてモニタ30上に表示する。また、このサーバ20は、画像編集装置200に対して編集する画像を指示する。
画像編集装置200は、エンコーダA〜Dから送られてくるMPEGデータを受信し、カメラA〜Dの画像を一つずつ順番に表示するMPEGデータをサーバ20の指示に基づいて作成する装置であり、作成したMPEGデータを他のデコーダに転送する。
次に、本実施例に係るデコーダ100の構成について説明する。図3は、本実施例に係るデコーダ100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このデコーダ100は、データ振分部110と、二つのデータ受信部120と、二つのデータバッファ130と、動画表示部140とを有する。
データ振分部110は、IPネットワーク10を介してエンコーダA〜Dから送られてくるMPEGデータの中から、サーバ20から送られてくる動画切替指示で指定されたエンコーダから送られてくるMPEGデータを選択して受信する処理部であり、受信したMPEGデータをいずれかのデータ受信部120に渡す。
このデータ振分部110は、サーバ20から動画切替指示を受信した場合に、切替先の動画のMPEGデータの受信を開始するとともに、動画切替指示前に受信していた切替前の動画のMPEGデータの受信およびデータ受信部120への引き渡しも引き続き行う。そして、切替前の動画のMPEGデータを渡していたデータ受信部120とは別のデータ受信部120に、受信開始を通知し、新たに受信を開始した切替先の動画のMPEGデータを渡す。
また、このデータ振分部110は、切替先の動画のMPEGデータを渡すデータ受信部120から受信停止指示を受け取ると、切替前の動画のMPEGデータの受信を停止するとともに、切替前の動画のMPEGデータを渡していたデータ受信部120に受信終了を通知する。
このデータ振分部110が、サーバ20から動画切替指示を受信した場合に、並行して二つの動画に関するMPEGデータを受信し、それぞれの動画に関するMPEGデータを別のデータ受信部120に渡すことによって、切替前の動画の継続表示と切替先の動画の生成を並行して行うことができる。
二つのデータ受信部120は、それぞれ、接続するデータバッファ130にデータ振分部110から受け取ったMPEGデータを格納する処理部である。ただし、これらのデータ受信部120は、データ振分部110からMPEGデータの受け取りを開始した場合に、Iピクチャのデータを受け取るまではデータを廃棄し、Iピクチャのデータからデータバッファ130にMPEGデータの格納を開始する。
また、これらのデータ受信部120は、Iピクチャのデータを受け取ると、動画表示部140に対して、データバッファ130の切替を指示するとともに、データ振分部110に対して他のデータ受信部120に渡しているMPEGデータの受信を停止するように指示する。
各データ受信部120は、受信処理部121と、切替遅延部122と、バッファ切替指示部123と、処理終了指示部124とを有する。
受信処理部121は、データ振分部110からMPEGデータの受け取りを開始すると、受け取ったMPEGデータがIピクチャのデータであるか否かを判定し、Iピクチャのデータを受け取るまではデータを廃棄し、Iピクチャのデータを受け取ると、切替遅延部122にIピクチャの受信を通知するとともに、データバッファ130へのMPEGデータの格納を開始する処理部である。
切替遅延部122は、受信処理部121からIピクチャの受信を通知されると、受信したIピクチャに基づいて動画の表示が可能になるまでの時間だけ待った後に、バッファ切替指示部123および処理終了指示部124にIピクチャの受信を通知する処理部である。Iピクチャを受信した場合でも動画の表示が直ちに可能となるわけではなく、ある程度のデータのバッファリングなどの時間が必要である。そこで、この切替遅延部122は、Iピクチャの受信後に所定の時間だけ動画の切替を遅延させる役割を有する。
この切替遅延部122が、Iピクチャの受信後所定の時間だけ動画の切替を遅延させることによって、Iピクチャ受信後に直ちに動画の切替を行った場合に生じる静止画の表示を防ぐことができる。
バッファ切替指示部123は、切替遅延部122からのIピクチャ受信通知に基づいて動画表示部140に対して入力バッファの切替を指示する処理部である。すなわち、別のデータ受信部120によってMPEGデータが格納されているデータバッファ130から自分の属するデータ受信部120がMPEGデータの格納を開始したデータバッファ130へ入力の切替を指示する処理部である。
処理終了指示部124は、切替遅延部122からのIピクチャ受信通知に基づいてデータ振分部110に対して、別のデータ受信部120によって処理が行われているMPEGデータ、すなわち動画切替指示以前から受信されているMPEGデータの受信を終了するように指示する処理部である。
二つのデータバッファ130は、それぞれ、接続するデータ受信部120によってMPEGデータが格納されるバッファである。これらのデータバッファ130に格納されたMPEGデータのうちいずれかのMPEGデータが動画表示部140によって読み出される。
動画表示部140は、二つのうちのいずれかのデータバッファ130からMPEGデータを読み出し、復号して表示する処理部である。この動画表示部140は、バッファ切替指示部123からバッファ切替指示を受け取ると、バッファ切替を指示したデータ受信部120がMPEGデータを格納するデータバッファ130へ入力バッファを切り替える。
この動画表示部140が、バッファ切替指示部123からバッファ切替指示を受け取った時点で入力バッファを切り替えることによって、切替先の動画を直ちに表示できる時点で入力バッファを切り替えることができ、動画を切り替える際にモニタ30上に静止画が表示されることを防ぐことができる。
次に、画像編集装置200の構成について説明する。図4は、画像編集装置200の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、画像編集装置200の中で図3に示したデコーダ100の各部と同様の役割を果たす機能部については同一符号を付すこととしてその詳細な説明を省略する。
図4に示すように、この画像編集装置200は、図3に示したデコーダ100の動画表示部140の代わりに編集部240を有する。編集部240は、二つのうちのいずれかのデータバッファ130からMPEGデータを読み出し、一つのMPEGデータとして編集して他のデコーダなどに転送する処理部である。
この編集部240は、バッファ切替指示部123からバッファ切替指示を受け取ると、バッファ切替を指示したデータ受信部120がMPEGデータを格納するデータバッファ130へ入力バッファを切り替える。
この編集部240が、バッファ切替指示部123からバッファ切替指示を受け取って入力バッファを切り替えてMPEGデータを編集し、他のデコーダに送信することによって、他のデコーダは受信したMPEGデータを復号して表示するだけで複数のカメラで撮影された映像を順に切り替えて表示することができる。
次に、図3に示したデータ受信部120の処理手順について説明する。図5は、図3に示したデータ受信部120の処理手順を示すフローチャートである。図5に示すように、このデータ受信部120は、受信処理部121が、データ振分部110からデータ受信開始の通知を受け付け(ステップS101)、データバッファ130やIピクチャ受信フラグなどの初期化を行う(ステップS102)。ここで、Iピクチャ受信フラグとは、Iピクチャを受信したか否かを示すフラグであり、初期値は「未受信」である。
そして、受信処理部121は、データ振分部110からデータを受け取り(ステップS103)、受け取ったデータが受信終了指示であるか否かを判定する(ステップS104)。その結果、受け取ったデータが受信終了指示である場合には、処理を終了する。
一方、受け取ったデータが受信終了指示でない場合には、Iピクチャ受信フラグを用いてIピクチャを受信済か否かを判定し(ステップS105)、Iピクチャ受信済の場合には、受け取ったデータをデータバッファ130へ格納し(ステップS106)、ステップS103に戻って次のデータを受信する。
また、Iピクチャ受信済でない場合には、受け取ったデータがIピクチャのデータであるか否かを判定し(ステップS107)、Iピクチャのデータでない場合には、受け取ったデータに対して処理を行うことなくステップS103に戻って次のデータを受信する。
一方、受け取ったデータがIピクチャのデータである場合には、受信処理部121は、Iピクチャ受信フラグを「受信済」に設定し(ステップS108)、受信したデータをデータバッファ130に格納する(ステップS109)。また、受信処理部121は、切替遅延部122にIピクチャの受信を通知し、通知を受けた切替遅延部122が所定の時間だけ待つ(ステップS110)。
そして、切替遅延部122が所定の時間待った後にバッファ切替指示部123および処理終了指示部124に対してIピクチャの受信を通知すると、バッファ切替指示部123が動画表示部140にデータバッファ130の切替を指示し(ステップS111)、処理終了指示部124がデータ振分部110に切替前のMPEGデータの受信の終了を指示する(ステップS112)。
このように、受信処理部121がIピクチャのデータを受信したか否かを判定し、Iピクチャのデータを受信すると切替遅延部122が所定の時間待った後にバッファ切替指示部123に対してIピクチャの受信を通知し、通知を受けたバッファ切替指示部123が動画表示部140にデータバッファ130の切替を指示することによって、動画表示部140は、データバッファ130の切替と同時に動画を表示することができる。
上述してきたように、本実施例では、データ振分部110がサーバ20から動画の切替指示を受信すると、切替先の動画のデータの受信を開始するとともに、切替前の動画のデータも引き続き受信し、切替前の動画のデータを渡しているデータ受信部120とは別のデータ受信部120に切替先の動画のデータを渡し、切替先の動画のデータの受け取りを開始したデータ受信部120がIピクチャのデータを受信したか否かを判定し、Iピクチャのデータを受信するとデータバッファ130に格納を開始して所定の時間経過後に動画表示部140に対してデータバッファ130の切替を指示することとしたので、動画表示部140はデータバッファ130の切替後にIピクチャの受信やデータのバッファリングを待つことなくMPEGデータを復号することができ、動画切替時にモニタ30に静止画が表示されることを防ぐことができる。
なお、本実施例では、デコーダ100と画像編集装置200が異なる装置である場合について説明したが、デコーダ100の動画表示部140が入力するデータを転送する編集部をデコーダ100に設けることによって、画像編集装置200の機能をデコーダ100に付加することもできる。
また、本実施例では、デコーダについて説明したが、デコーダが有する構成をソフトウェアによって実現することで、同様の機能を有するデコードプログラムを得ることができる。そこで、このデコードプログラムを実行するコンピュータについて説明する。
図6は、本実施例に係るデコードプログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このコンピュータ300は、RAM310と、CPU320と、HDD330と、LANインタフェース340と、入出力インタフェース350と、DVDドライブ360とを有する。
RAM310は、プログラムやプログラムの実行途中結果などを記憶するメモリであり、CPU320は、RAM310からプログラムを読み出して実行する中央処理装置である。
HDD330は、プログラムやデータを格納するディスク装置であり、LANインタフェース340は、コンピュータ300をLAN11経由でサーバ20、IPネットワーク10、画像編集装置200および他のコンピュータに接続するためのインタフェースである。
入出力インタフェース350は、マウスやキーボードなどの入力装置およびモニタ30を接続するためのインタフェースであり、DVDドライブ360は、DVDの読み書きを行う装置である。
そして、このコンピュータ300において実行されるデコードプログラム311は、DVDに記憶され、DVDドライブ360によってDVDから読み出されてコンピュータ300にインストールされる。
あるいは、このデコードプログラム311は、LANインタフェース340を介して接続された他のコンピュータシステムのデータベースなどに記憶され、これらのデータベースから読み出されてコンピュータ300にインストールされる。
そして、インストールされたデコードプログラム311は、HDD330に記憶され、RAM310に読み出されてCPU320によってデコードプロセス321として実行される。
(付記1)符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコードプログラムであって、
表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定手順と、
前記データ判定手順により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするデコードプログラム。
(付記2)前記動画表示手順は、前記受信した単独で復号可能なデータを用いて動画を表示するためのデータのバッファリングに必要な遅延時間の経過後に、復号して表示するデータを切替先の動画のデータに切り替えることを特徴とする付記1に記載のデコードプログラム。
(付記3)前記符号化されて送信されてくるデータはMPEGデータであり、前記データ判定手順により受信したか否かを判定される単独で復号可能なデータは、Iピクチャであることを特徴とする付記1または2に記載のデコードプログラム。
(付記4)前記動画表示手順が複数の動画のデータから順に選択したデータを一つの動画のデータとして他のデコーダに転送するデータ転送手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記1、2または3に記載のデコードプログラム。
(付記5)符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを選択することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデータを作成する動画編集プログラムであって、
選択するデータを切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定手順と、
前記データ判定手順により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、選択するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画選択手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする動画編集プログラム。
(付記6)前記動画選択手順は、前記受信した単独で復号可能なデータを用いて動画を表示するためのデータのバッファリングに必要な遅延時間の経過後に、選択するデータを切替先の動画のデータに切り替えることを特徴とする付記5に記載の動画編集プログラム。
(付記7)前記符号化されて送信されてくるデータはMPEGデータであり、前記データ判定手順により受信したか否かを判定される単独で復号可能なデータは、Iピクチャであることを特徴とする付記5または6に記載の動画編集プログラム。
(付記8)符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコード方法であって、
表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定工程と、
前記データ判定工程により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示工程と、
を含んだことを特徴とするデコード方法。
(付記9)符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコーダであって、
表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定手段と、
前記データ判定手段により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示手段と、
を備えたことを特徴とするデコーダ。
以上のように、本発明に係るデコードプログラム、デコード方法およびデコーダは、動画を用いた監視システムに有用であり、特に、多数の場所に設置されたカメラにより撮影された動画を順にモニタに表示して監視する場合に適している。
本実施例に係る画像監視システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。 デコーダによる動画切替方式を説明するための説明図である。 本実施例に係るデコーダの構成を示す機能ブロック図である。 画像編集装置の構成を示す機能ブロック図である。 図3に示したデータ受信部の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例に係るデコードプログラムを実行するコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。 MPEGデータを構成するフレームの種類を示す図である。
符号の説明
10 IPネットワーク
11 LAN
20 サーバ
30 モニタ
100 デコーダ
110 データ振分部
120 データ受信部
121 受信処理部
122 切替遅延部
123 バッファ切替指示部
124 処理終了指示部
130 データバッファ
140 動画表示部
200 画像編集装置
240 編集部
300 コンピュータ
310 RAM
311 デコードプログラム
320 CPU
321 デコードプロセス
330 HDD
340 LANインタフェース
350 入出力インタフェース
360 DVDドライブ

Claims (5)

  1. 符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコードプログラムであって、
    表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定手順と、
    前記データ判定手順により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするデコードプログラム。
  2. 前記動画表示手順は、前記受信した単独で復号可能なデータを用いて動画を表示するためのデータのバッファリングに必要な遅延時間の経過後に、復号して表示するデータを切替先の動画のデータに切り替えることを特徴とする請求項1に記載のデコードプログラム。
  3. 前記符号化されて送信されてくるデータはMPEGデータであり、前記データ判定手順により受信したか否かを判定される単独で復号可能なデータは、Iピクチャであることを特徴とする請求項1または2に記載のデコードプログラム。
  4. 符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコード方法であって、
    表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定工程と、
    前記データ判定工程により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示工程と、
    を含んだことを特徴とするデコード方法。
  5. 符号化されて送信されてくる複数の動画のデータの中から一つの動画についてのデータだけを復号して表示することを複数の動画に対して順に行うことによって複数の動画を順に切り替えて表示するデコーダであって、
    表示する動画を切り替える際に、切替先の動画のデータについて単独で復号可能なデータを受信したか否かを判定するデータ判定手段と、
    前記データ判定手段により単独で復号可能なデータを受信したと判定された場合に、復号して表示するデータを該受信した単独で復号可能なデータを先頭とする切替先の動画のデータに切り替える動画表示手段と、
    を備えたことを特徴とするデコーダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016225758A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 キヤノン株式会社 表示制御装置、表示制御方法及びプログラム
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