JP2006246217A

JP2006246217A - 携帯端末システム

Info

Publication number: JP2006246217A
Application number: JP2005061207A
Authority: JP
Inventors: Toshiyuki Omori; 俊行大森; Tetsushi Kuroda; 哲史黒田
Original assignee: Pentax Corp
Current assignee: Pentax Corp
Priority date: 2005-03-04
Filing date: 2005-03-04
Publication date: 2006-09-14

Abstract

【課題】複数台の携帯端末を利用する場合にも、データ通信等の作業が容易な携帯端末システムを提供すること。
【解決手段】クレードル１０は、３列×２行で６台のデジタルカメラ２０を収納できるように構成されている。デジタルカメラ２０を収納する収納部１１の底面には、収納されたデジタルカメラ２０のバッテリーに接続される充電端子１１ａと、メモリに接続されるデータ入出力端子１１ｂとを備えている。充電端子１１ａは、電源コード１２に接続され、データ入出力端子１１ｂは、ＵＳＢケーブル１３に接続され、それぞれ外部電源及び外部のＰＣに接続される。液晶表示パネル２３は、デジタルカメラ２０をクレードル１０の収納部１１に収納した際に上面に向く位置に設けられており、クレードル１０への収納時には、収納時に必要な情報が液晶表示パネル２３に表示される。
【選択図】図１

Description

本発明は、デジタルカメラやＰＤＡ等の携帯端末と、携帯端末のバッテリーを充電し、携帯端末とパーソナルコンピュータ(ＰＣ)との間のデータ送受信のインターフェイスの機能を持つクレードルとから構成される携帯端末システムに関する。

携帯端末のクレードルは、例えば特許文献１に開示されている。この文献に開示されるクレードルは、携帯端末を置くための斜面の片側に、携帯端末との間で赤外線通信を行うための赤外送受光部が設けられ、背面にＵＳＢ接続端子とＲＳ２３２Ｃ接続端子が設けられている。
特開２００１−１４２８３７号公報図１、段落００１７，００１８

しかしながら、上述した特許文献１に記載されたクレードルは、一台の携帯端末を収納するのみであるため、例えば学校や企業等で同一型の携帯端末を複数利用する現場でも、ＰＣと接続したクレードルに携帯端末を順次接続して携帯端末とＰＣとのデータ送受信を一台ずつ実行する必要があり、作業が繁雑である。

本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、複数台の携帯端末を利用する場合にも、データ通信等の作業が容易な携帯端末システムを提供することを目的とする。

本発明にかかる携帯端末システムは、上記の目的を達成させるため、各部を駆動するバッテリー、データを記憶するメモリ、情報を表示する表示パネル、メモリ及び表示パネルを制御する制御回路を備える携帯端末と、携帯端末を表示パネルが見える状態で収納する収納部を複数有し、各収納部には、収納された携帯端末のバッテリーに接続される充電端子と、メモリに接続されるデータ入出力端子とを備え、外部電源により電力を各充電端子に給電すると共に、外部接続された制御装置によりデータ入出力端子を介してメモリのデータを読み書き可能にするクレードルとを備え、携帯端末の制御回路は、クレードルへの収納時には、収納時に固有の情報を表示パネルに表示させることを特徴とする。

また、クレードルの収納部に、携帯端末を収納した状態で保持する機能を持たせ、クレードルの外面に取り付けられた取っ手を持つことにより、携帯端末を収納した状態で持ち運びが可能にしてもよい。さらに、クレードルは、複数台を接続可能に構成してもよい。

本発明によれば、一台のクレードルに複数の携帯端末を収納することができるため、学校や企業等で複数台の携帯端末を利用する場合、従来のように携帯端末を一台ごとに順次クレードルに接続する場合と比較して、複数台の携帯端末と一台のＰＣとの間でデータ送受信を行うことができ、作業が容易となる。

また、クレードルの収納部に携帯端末を保持する機能を持たせた場合には、携帯端末をクレードルに収納した状態で容易に移動することができる。

以下、本発明にかかる携帯端末システムの実施形態として、二つの実施例を説明する。何れの実施例も、携帯端末としてデジタルカメラを用い、実施例１は１台のクレードルに６台のデジタルカメラを収納可能な構成、実施例２は１台のクレードルに３台のデジタルカメラを収納可能とすると共に、複数のクレードルを連結可能に構成している。

図１は、実施例１にかかるクレードルにデジタルカメラを５台収納した状態を示す平面図、図２は、図１のII-II線に沿う断面図、図３は、図１を矢印III方向から見た上面図、図４は、図１を矢印IV方向から見た下面図である。

これらの図に示されるように、クレードル１０は、矩形の平面形状を有し、３列×２行で６台のデジタルカメラ２０を収納できるように構成されている。デジタルカメラ２０を収納する収納部１１は、デジタルカメラ２０の形状に合わせて平面形状はほぼ矩形の穴として形成され、その底面には、収納されたデジタルカメラ２０のバッテリーに接続される充電端子１１ａと、メモリに接続されるデータ入出力端子(ＵＳＢ端子)１１ｂとを備えている。図ではデジタルカメラ２０が収納されているため隠れているが、他の収納部も同様に構成されている。このように、クレードル１０は、デジタルカメラ２０を縦方向に収納するので、比較的小さいスペースで効率よく複数のデジタルカメラ２０を収納することができる。

収納部１１内の充電端子１１ａは、電源コード１２(図３参照)に接続され、この電源コード１２を外部電源に接続することにより、充電端子１１ａに電力が供給される。また、各収納部１１内のデータ入出力端子１１ｂは、それぞれ内部で並列に接続されてＵＳＢケーブル１３(図３参照)に接続されている。このＵＳＢケーブル１３を外部のＰＣ(制御装置)に接続し、ＰＣにインストールされた管理ソフトウェアを実行することにより、データ入出力端子１１ｂを介して各デジタルカメラ２０のメモリのデータを読み書き可能となる。

収納部１１は、図２に示すように、デジタルカメラ２０がその長手方向の３／４程度挿入される程度の深さを持ち、かつ、デジタルカメラ２０の挿入時及び取り出し時に所定の摺動抵抗を持つように内径が定められているため、デジタルカメラ２０を収納した状態で保持する機能を有する。

クレードル１０の上面には、取っ手１４が取り付けられており、下面には４つの脚(突起)１５が形成されている。上記のように、収納部１１は、デジタルカメラ２０を収納した状態で保持する機能を有するため、収納部１１にデジタルカメラ２０を収納した状態で取っ手１４を持ってクレードル１０を持ち運んでも、デジタルカメラ２０はクレードル１０から外れることなく、収納した状態のまま移動させることができる。

次に、デジタルカメラ２０の構成について説明する。実施例の携帯端末システムに用いられるデジタルカメラ２０の信号処理系は、図５に示すように、全体を制御するカメラコントローラ(制御回路の機能を含む)２１を中心に、画像信号を得る撮影系、撮影された画像を記憶する画像メモリ２２、各種の情報を表示する液晶表示パネル２３、各部を駆動するバッテリー３０、そして、操作、設定に利用される各種のスイッチとから構成されている。

撮影系は、撮影レンズ２４により形成された被写体像を撮影するＣＣＤイメージセンサから成る撮像素子２５と、カメラコントローラ２１からの指令に基づいて撮像素子２５を駆動するＣＣＤドライバ２６と、撮像素子２５から出力される画像信号を処理してカメラコントローラ２１に送る画像信号処理回路２７とを備える。

スイッチ群は、カメラの主電源をオン・オフする電源スイッチ２８、撮影の際にオンされるレリーズスイッチ２９を備えている。なお、実際にはモード設定や各種の操作に必要な他のスイッチが設けられているが、ここでは説明を省略する。

液晶表示パネル２３は、図１及び図６に示すように、デジタルカメラ２０をクレードル１０の収納部１１に収納した際に上面に向く位置に設けられている。デジタルカメラ２０のカメラコントローラ２１は、クレードル１０への収納時には、収納時に固有の情報を液晶表示パネル２３に表示させる。例えば、バッテリー３０への充電中には「充電中」の表示がなされ、充電が完了すると、図６(Ａ)に示すように、「充電完了」を表示する。また、画像メモリ２２とのデータ送受信中には、図６(Ｂ)に示すように、「接続中」を表示する。このように、クレードル１０への収納時には、収納時に固有の情報を表示することにより、収納された個々のデジタルカメラの状態を同時に的確に把握することができる。

図７は、実施例２にかかるクレードルを２台連結し、デジタルカメラを５台収納した状態を示す平面図、図８は、図７のVIII-VIII線に沿う断面図、図９は、図７を矢印IX方向から見た上面図、図１０は、図７を矢印X方向から見た下面図、図１１は、図７を矢印XI方向から見た側面図である。

実施例２のクレードル４０は、実施例１のクレードル１０を半分に分割したものと等価であり、１台のクレードル４０に３台のデジタルカメラ２０を収納することができる。デジタルカメラ２０を収納する収納部４１は、平面形状はほぼ矩形の穴として形成され、その底面には、収納されたデジタルカメラ２０のバッテリーに接続される充電端子４１ａと、メモリに接続されるデータ入出力端子(ＵＳＢ端子)４１ｂとを備えている。他の収納部も同様である。収納されるデジタルカメラ２０は、実施例１で説明したものと同一である。

収納部４１内の充電端子４１ａは、電源コード４２(図９参照)に接続され、この電源コード４２を外部電源に接続することにより、充電端子４１ａに電力が供給される。また、データ入出力端子４１ｂは、ＵＳＢケーブル４３(図９参照)に接続され、このＵＳＢケーブル４３を外部のＰＣ等の制御装置に接続することにより、データ入出力端子４１ｂを介してメモリのデータを読み書き可能となる。なお、収納部４１は、実施例１と同様に、デジタルカメラ２０を収納した状態で保持する機能を有する。

クレードル４０には、係合ピン４４が側面には片面に２本ずつ(図７参照)、下面にも２本(図１０参照)、合計で６本設けられている。図７及び図１１に示すように、両側面において、一方のクレードル４０の係合ピン４４と他方のクレードル４０の係合ピン４４とに合体ベルト４５を架け渡すことにより、２台のクレードル４０を連結することができる。同様にして、３台以上のクレードル４０を連結することもできる。なお、合体ベルト４５は、１台のクレードル４０に対して２本ずつ用意しておき、使用しない合体ベルト４５は、図７、図１０及び図１１に示すように、１台のクレードルの側面の係合ピン４４と下面の係合ピン４５とに架け渡して収納しておく。

一方のクレードル４０の上面には、取っ手４６が取り付けられている。また、各クレードル４０の下面には４つの脚(突起)４７が形成されている。上記のように、収納部４１は、デジタルカメラ２０を収納した状態で保持する機能を有し、かつ、２台のクレードル４０は合体ベルト４５により連結されているため、収納部４１にデジタルカメラ２０を収納した状態で取っ手４６を持って２台のクレードル４０を一緒に持ち運ぶことができる。

なお、デジタルカメラ２０を収納部４１に複数台収納した際には、実施例１と同様、収納時に固有の情報が各デジタルカメラ２０の液晶表示パネル２３にそれぞれ、同時に表示される。

実施例１にかかるクレードルにデジタルカメラを５台収納した状態を示す平面図である。図１のII-II線に沿う断面図である。図１を矢印III方向から見た上面図である。図１を矢印IV方向から見た下面図である。実施例のデジタルカメラの信号処理系を示すブロック図である。実施例のデジタルカメラの液晶表示パネルの表示例を示す説明図である。実施例２にかかるクレードルを２台連結し、デジタルカメラを５台収納した状態を示す平面図である。図７のVIII-VIII線に沿う断面図である。図７を矢印IX方向から見た上面図である。図７を矢印X方向から見た下面図である。図７を矢印XI方向から見た側面図である。

符号の説明

１０，４０クレードル
１１，４１収納部
１１ａ，４１ａ充電端子
１１ｂ，４１ｂデータ入出力端子
１２，４２電源コード
１３，４３ＵＳＢケーブル
１４，４６取っ手
２０デジタルカメラ
２１カメラコントローラ
２２画像メモリ
２３液晶表示パネル
３０バッテリー

Claims

各部を駆動するバッテリー、データを記憶するメモリ、情報を表示する表示パネル、前記メモリ及び表示パネルを制御する制御回路を備える携帯端末と、
前記携帯端末を前記表示パネルが見える状態で収納する収納部を複数有し、各収納部には、収納された携帯端末のバッテリーに接続される充電端子と、前記メモリに接続されるデータ入出力端子とを備え、外部電源により電力を各充電端子に給電すると共に、外部接続された制御装置により前記データ入出力端子を介して前記メモリのデータを読み書き可能にするクレードルとを備え、
前記携帯端末の制御回路は、前記クレードルへの収納時には、収納時に固有の情報を前記表示パネルに表示させることを特徴とする携帯端末システム。
前記クレードルの収納部は、前記携帯端末を収納した状態で保持する機能を有し、前記クレードルの外面に取り付けられた取っ手を持つことにより、前記携帯端末を収納した状態で持ち運びが可能なことを特徴とする請求項１に記載の携帯端末システム。
前記クレードルは、複数台を接続可能に構成されていることを特徴とする請求項１または２に記載の携帯端末システム。