JP2006244559A - プリントコイル基板の取り付け位置調整方法および、その装置 - Google Patents

プリントコイル基板の取り付け位置調整方法および、その装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006244559A
JP2006244559A JP2005055939A JP2005055939A JP2006244559A JP 2006244559 A JP2006244559 A JP 2006244559A JP 2005055939 A JP2005055939 A JP 2005055939A JP 2005055939 A JP2005055939 A JP 2005055939A JP 2006244559 A JP2006244559 A JP 2006244559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
coil
board
printed
printed coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005055939A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomofumi Kitazawa
智文 北澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005055939A priority Critical patent/JP2006244559A/ja
Publication of JP2006244559A publication Critical patent/JP2006244559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】プリントコイル基板を被取り付け部材の所定位置に、簡便・高精度に位置合わせして取り付けする。
【解決手段】基板10の外形11の一部を外形位置基準11A、基板10のコイルパターン12の一部をコイルパターン位置基準12Aとして、この位置基準12Aに対する位置基準11Aの位置ズレ量を測定し、この位置ズレ量を相殺するように、マイクロメータヘッドを用いて位置基準11Aをずらし、被取り付け部材21に対する位置基準11Aの位置を調整する。この場合、コイルパターン12と被取り付け部材との位置関係が、基板の外形11に関係なく正しくなるようにする。
【選択図】図16

Description

本発明は、光ピックアップ装置に配備される対物レンズ駆動装置などを構成するプリントコイル基板を、取り付け相手部材の所定位置に取り付けるための、プリントコイル基板取り付け位置調整方法に関する。また本発明は、このようなプリントコイル基板の取り付け位置調整装置、これらの取り付け位置調整技術を適用してなる駆動装置および対物レンズ駆動装置ならびに、この対物レンズ駆動装置を備えた光ピックアップ装置および光ディスクドライブ装置に関するものである。
光ディスクドライブ装置では、光ディスクの記録膜に光スポットを形成して情報の記録、再生、あるいは消去を行う。上記光スポットは、対物レンズによって光源からの光束を集光させることによって形成される。光ディスクは円盤体であって、これに反りや偏心があると、回転中に記録膜が径方向や、径方向に対し直交する方向に振動してしまう。そこで、光スポットを上記記録膜に追従させるために、対物レンズを光軸方向と、光軸方向に対し直交する方向とに微動調整するためのアクチュエータとして、対物レンズ駆動装置が必要となる。
従来の対物レンズ駆動装置(図略)では一般に、対物レンズはボビンに保持され、このボビンに一端が固定された板ばねにより、対物レンズが光軸方向に移動可能に支持されている。上記板ばねの他端はアームに固定され、このアームは所定の軸によって回転自在にベースに支持されている。上記ボビンには、フォーカスコイル(フォーカシングコイル)が巻回されており、さらに偏平型に巻かれたトラックコイル(トラッキングコイル)が貼着されている。また、永久磁石とヨークとで構成される磁気回路によって、上記フォーカスコイルに通電することにより光軸方向への、また上記トラックコイルに通電することで、光軸に対し直交方向への駆動力がそれぞれ生じる。このように対物レンズ駆動装置は、対物レンズ、対物レンズの保持部材、フォーカスコイル、トラックコイル、磁気回路(磁路)等により構成される。
一方、最近では小型モータとして、一層薄型のものが要求されるようになってきており、この要求を満たすために、駆動用のプリントコイル、モータの回転速度検知に用いられる周波数発生器用コイルおよび、回転子位置検出用コイルを、それぞれいわゆる印刷配線技術を用いて所定枚数の絶縁基板上に作製した後、表裏両面に絶縁被覆層を形成し、それらを貼り合わせて一体化したものをプリントコイルユニットとしてモータに組み込むことが行われている。
ところで従来、対物レンズ駆動装置に関する発明として、下記特許文献1,2に開示されたものがある。特許文献1の発明は、可動部へのコイル取り付けを、取り付け位置精度を維持したまま容易に行うことができる、光ピックアップ装置用のアクチュエータを提供することを目的としている。またその構成では、アクチュエータの可動部材に、フォーカシングコイルおよびトラッキングコイルがプリントされたプリントコイルが嵌着されている。プリントコイルは1枚の絶縁可撓性シートからなり、中心に切り込みが設けられ、これを中心として周囲にフォーカシングコイルおよびトラッキングコイルがそれぞれ表裏に位置決めされてプリントされており、切り込みを中心として折り込みを設けることによって連続する周囲を有する円筒状に形成されている。
特許文献2に記載された発明は、フォーカス方向に対物レンズが動作しても、対物レンズが光ディスクに対して傾きにくい対物レンズ駆動装置を提供することを目的としている。またその構成では、支持ホルダに弾性支持部材を介して連結された対物レンズが配置されている可動部の支持中心と、マグネットおよびヨークから構成される磁気回路との、光ディスク半径方向の位置関係が調整可能な構造となっている。これにより、各部品の単品精度およびそれらの組み立て精度が多少ラフであっても、それらによって生じる悪影響を吸収し、対物レンズがフォーカシング方向に動作しても光ディスクの半径方向に傾きにくい対物レンズ駆動装置が実現できるとしている。このように特許文献2の発明は、磁石に対する可動部の位置調整に関するものである。
一方、プリントコイルユニットに関する発明として、下記特許文献3に開示されたものがある。この発明は、簡単・確実に芯ずれを検査することができる、芯ずれ検出パターン付きのアクチュエータ用プリントコイルユニットを提供することを目的としている。このプリントコイルユニットは、コイルパターン(プリントコイルパターン)と、打ち抜き外形がずれたときに該打ち抜きによって切断される芯ずれ検出パターンとを備え、該芯ずれ検出パターンを前記コイルパターンに電気的に導通させた構造となっている。このプリントコイルユニットによれば、芯ずれ検査に際して、芯ずれパターンが電気的に導通しているコイルと、検査用電極との間の絶縁が保たれているか否かを検査するだけでよいという効果がある。
上記した対物レンズ駆動装置などの駆動手段を構成するコイルは、被覆導線を巻回して作るのが一般的であるが、コイルの軽量化や、取り扱いの簡便化を狙って、渦巻き状パターンを基板上に形成したプリントコイルが使われることがある。
たとえば、図1や図2に示す対物レンズ駆動装置100ように、(1)被覆導線を巻回して作ったコイル(トラッキングコイル102およびフォーカスコイル103)をレンズ枠101に接着したり、(2)レンズ枠にボビン部を設け、そこに被覆導線を巻きつけたりしていた。図1は対物レンズ駆動装置の全体斜視図、図2は図1の装置から磁石を取り除いた状態の斜視図である。
また、可動部の軽量化や組み立て作業性の改善のために、従来の巻き線で作られたコイル(図2)の代わりに、図3のようなプリントコイル基板110を使い、図4のようにレンズ枠101に取り付けることが行われている。図3において符号111は外形(基板110の輪郭線)、112はコイルパターンである。また、図5のような巻き線コイル201を並べて配置した回転モータ200においても、図6のようなプリントコイル基板210を、巻き線コイル201に代えて採用したものが出てきている。
上記図3は従来から対物レンズ駆動装置の構成に使用されているプリントコイル基板の正面図、図4は図3のプリントコイル基板を備えた、従来の対物レンズ駆動装置を示す全体斜視図、図5は巻き線コイルを並べて構成された回転モータの従来例を示す分解斜視図、図6は従来から回転モータの構成に使用されてきた、プリントコイル基板を示す正面図である。
しかし、図3に示したプリントコイル基板110は図7のように、複数のコイルパターン112を大きなシート状基板110Aに作り込み、打ち抜き型で打ち抜いて一つ一つの小さなプリントコイル基板(以下、基板と略記することがある)として製造される。
そのため図8のように、コイルパターン112(以下、パターンと略記することがある)と外形(基板外形)111のズレ(両者間のズレ)がないようにプリントコイル基板を打ち抜きたいが、図9のように、パターンと外形にズレが生じてしまうものもある。また、図10は正しく打ち抜かれた、回転モータ用のプリントコイル基板210を示しているが、図11のように基板の中心とコイルパターンの中心がずれてしまうことがある。そのため、打ち抜き工程でパターンを切断しないように、コイルパターン212の最外周と基板外形211の間にマージンを設けているが、コイルパターン212と外形211の位置ズレは、ある程度許容せざるをえないのが現状である。
プリントコイル基板が、外形(穴なども含む)基準で位置決めされた場合、基板外形とパターンにズレがあると、コイルパターンは、所望の位置から外れた位置に配置されることになる。そのため、磁気回路中に配置して駆動力を発生させる場合に、充分な推力を発生させることができなかったり、不要な推力が発生したりする不具合が生じる。回転モータの場合は回転速度にムラが生じ、安定的な回転駆動力が得られなくなる。
特に図12のように多極着磁した場合、コイルを横切る磁束密度の分布は図13のようになり、着磁境界付近(図14のハッチング部分)は位置がずれると、磁束密度が大きく変化するので、このような磁石の傍にコイルが配置される対物レンズ駆動装置の場合、コイルと磁石の間に僅かな位置ズレがあっても、発生推力が大きく変化することや、部分的ではあるものの、駆動させたい方向とは逆の向きの力が発生してしまうことがありえる。また、フォーカスコイルの発生推力が右側と左側で大きく異なると、許容範囲を越えたレンズチルトが発生する原因となる。駆動装置以外でも、誘導起電力を利用したセンサの場合、設計上のコイル位置と実際のコイルパターン位置がずれていると、正しく測定することができない。
一方、下記特許文献1〜3に記載の発明では、それぞれ以下の問題点がある。
特許文献1では、折り曲げて円筒状にした可撓性プリントコイル基板をフランジ部に押し当ててフォーカス方向の位置決めを行い、切り欠き部と突起部が嵌合することにより、軸周りの回転を抑えている。コイル基板の位置決めを行う方法を述べているが、外形に対してパターンがずれている場合は、前述のような不具合が生じる。特に、コイルの位置ズレに敏感なアクチュエータ構成の場合は、必要な機能を満たせない可能性がある。
また、特許文献2のように可動部と磁石の位置関係が調整できるようになっていても、サスペンションワイヤに対してコイルパターンがずれていれば、磁石とコイルの位置関係を合わせても、駆動力の発生中心と支持中心がずれるために、ラジアル方向にチルトが発生してしまう。ただし、サスペンションワイヤとコイルの位置関係が正しく調整されていれば、可動部と磁石の位置関係を調整することで、チルトの抑制効果がある。
さらに、特許文献3に記載された発明によれば、打ち抜きが正確でないためコイルパターンと外形の位置ズレが生じているプリントコイル基板は、打ち抜きの際にパターンが切断されてしまうから、このような基板は導通検査で選別・排除することができる。しかし、厳しい位置精度が要求された場合には、歩留まりが悪くなり、コストアップの要因となる。
特開平9−69233号公報 特開平11−134679号公報 特開平11−136910号公報
本発明は、従来技術の上記事情に鑑みなされたもので、各請求項に係る発明は、それぞれ以下の問題点を解決することにある。
(1)請求項1に係る発明(プリントコイル基板の取り付け位置調整方法)が解決しようとする問題点:プリントコイル基板の外形と、コイルパターンの位置関係がずれているにもかかわらず、プリントコイル基板の外形基準で位置決めしてプリントコイル基板を取り付けた場合、コイルパターンは所望の位置に配置されない。
(2)請求項2の発明(プリントコイル基板の取り付け位置調整方法)が解決しようとする問題点:請求項1の発明によれば、取り付け位置調整方法・装置を簡便なものにすることができるが、パターンと外形の測定誤差により、取り付け位置調整の精度が低下する可能性がある。
(3)請求項3の発明(プリントコイル基板の取り付け位置調整方法)が解決しようとする問題点:請求項2の方法は、プリントコイル基板を取り付ける部材が確実に所定位置にセットされることが前提なので、ガタがある状態でセットされた場合、パターンがずれたままコイル基板が取り付けられる可能性がある。
(4)請求項4の発明(プリントコイル基板の取り付け位置調整装置)が解決しようとする問題点:個別のプリントコイル基板のパターンずれに応じて取り付け位置を調整する場合に、取り付け位置の調整手段が必要となる。
(5)請求項5の発明(駆動装置)が解決しようとする問題点:磁気回路中にプリントコイル基板を配置して駆動力を発生させる駆動装置では、プリントコイルのパターンが正しい位置に配置されていないと、所望の推力特性を得ることができなくなる可能性がある。
(6)請求項6の発明(駆動装置)が解決しようとする問題点:
パターン位置ズレ量の検出と、コイル基板の当て面位置の調整までを自動で行おうとした場合に、撮像手段によってコイルパターンを画像データとして取り込み、パターン認識によって、自動でパターン位置の検出や調整を行うことが考えられる。
しかし、一般に、コイルパターンは同じ線幅、同じピッチで並んでいるので、例えば、図15の符号Aの部分を検出しなくてはならないのに、符号Bの部分を誤って検出することがありえる。このような誤った検出を防ぐには、コイルパターンの渦巻きの一番外側や内側などの隣接するパターンがないところを、パターンの位置基準として探すようにすればよいが、測定するパターンが確実に一番外側や内側であることを確認するために、広い範囲の画像を取り込んでパターン認識処理しなくてはならない。そのため撮像部が大型化するので、コストアップになる。また、パターン認識のための画像処理が煩雑になる。図15は、打ち抜きによりプリントコイル基板を製造する(図7)場合において、パターン位置を自動で検出・調整するときの問題点説明図である。
(7)請求項7の発明(駆動装置)が解決しようとする問題点:位置を検出するべきパターンが緑色で半透明のレジストで覆われた場合、全くパターンが見えなくなるわけではないが、パターンのある部分と無い部分での輝度や色の差が小さくなるので、パターンを検出し難くなってしまう。
(8)請求項8の発明(駆動装置)が解決しようとする問題点:コイルパターンの各層の貼り合わせで、層ごとにパターンの位置ズレが発生するので、他の層のパターンずれがある場合、表面から見えるパターンでのみ位置合わせをしても、プリントコイル基板の位置として、最良にならない場合がありえる。
(9)請求項9の発明(駆動装置)が解決しようとする問題点:コイルを取り付ける部材側基準とコイル基板側取り付け基準パターンとの間に段差があり、測定方向からの距離がずれていると、それぞれの位置で焦点合わせを行う工程が増えるため、調整・確認に時間がかかってしまう。
(10)請求項10の発明(対物レンズ駆動装置)が解決しようとする問題点:対物レンズ駆動装置の推力発生源にプリントコイルを使う場合、コイルパターンが磁気回路に対し、正しい位置に配置されていないと、充分な推力を得られないことがありえる。また、サスペンションワイヤに対して正しい位置に配置されていないと、発生推力と支持中心がずれるため対物レンズに、意図しないチルトが発生する場合がある。
(11)請求項11の発明(光ピックアップ装置)、請求項12の発明(光ディスクドライブ装置)が解決しようとする問題点:性能が確保されていない対物レンズ駆動装置を組み込んでも、光ピックアップ、光ディスクドライブとしての性能を確保することができない。
請求項1に係る発明(図16〜図22)は、渦巻き状のコイルパターン(導電パターン)をプリント基板に形成してなるプリントコイル基板を、被取り付け部材(プリントコイル基板保持部材)の所望位置に取り付ける際の取り付け位置調整方法であって、コイルパターン12の一部をコイルパターン位置基準12A、プリントコイル基板10の外形11の一部を外形位置基準11Aとして、コイルパターン位置基準12Aに対する外形位置基準11Aの位置ズレ量を測定し、該位置ズレ量を相殺するように外形位置基準11Aをずらして、被取り付け部材21に対する外形位置基準11Aの位置を調整することを特徴とするプリントコイル基板の取り付け位置調整方法である。
請求項2に係る発明(図23〜図25)は、渦巻き状のコイルパターン(導電パターン)をプリント基板に形成してなるプリントコイル基板を、被取り付け部材の所望位置に取り付ける際の取り付け位置調整方法であって、コイルパターン12の一部をコイルパターン位置基準12Aとし、該コイルパターン位置基準12Aの位置合わせを行うための目標となる位置合わせマーク52(位置調整基準)を取り付け位置調整装置に設け、コイルパターン位置基準12Aを、位置合わせマーク52(位置調整基準)に合致させることを特徴とするプリントコイル基板の取り付け位置調整方法である。
請求項3に係る発明(図26〜図28)は、渦巻き状のコイルパターン(導電パターン)をプリント基板に形成してなるプリントコイル基板を、被取り付け部材の所望位置に取り付ける際の取り付け位置調整方法であって、コイルパターン12の一部をコイルパターン位置基準12Aとし、被取り付け部材21に取り付け位置基準21bを設け、該取り付け位置基準21bに対するコイルパターン位置基準12Aの位置を調整することを特徴とするプリントコイル基板の取り付け位置調整方法である。
請求項4に係る発明(図29〜図31)は、渦巻き状のコイルパターン(導電パターン)をプリント基板に形成してなるプリントコイル基板を、被取り付け部材の所望位置に取り付けるための取り付け位置調整装置であって、プリントコイル基板10を保持する基板ホルダ61(図29)と、被取り付け部材21を保持する被取り付け部材保持部材(図29等では図略)と、コイルパターン位置基準12Aを検出するコイルパターン位置基準検出手段(図29,30では撮像部62)と、基板ホルダ61および、前記被取り付け部材保持部材に対するプリントコイル基板の位置を調整する位置調整手段(図略)と、プリントコイル基板10の端面を基板ホルダ61に押し当てるためのプリントコイル基板押し当て手段と、を備えており、請求項1〜3のいずれかに記載の方法により、基板ホルダ61に対するプリントコイル基板10の位置を調整することを特徴とするプリントコイル基板の取り付け位置調整装置である。
請求項5に係る発明は(図4参照)は、磁場を発生させる磁気回路発生手段と、該磁気回路発生手段中に生じた磁束を横切る位置に配置されたプリントコイル基板と、該プリントコイル基板を保持するプリントコイル基板保持部材(例えば、図29の被取り付け部材21、図4のレンズ枠101(可動部))と、前記プリントコイル基板へ給電する給電手段とを備え、前記プリントコイル基板に電流を流すことにより駆動力を発生させるようにした駆動装置において、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板の取り付け位置調整を、請求項1〜3のいずれかに記載の方法により行ったことを特徴とする駆動装置である。
請求項6に係る発明(図32参照)は、コイルパターンであると見分けることができる位置検出パターン10Bをプリントコイル基板10に、かつコイルパターン12とは別に設け、位置検出パターン10Bを用いて、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板の取り付け位置調整を行ったことを特徴とする請求項5に記載の駆動装置である。
請求項7に係る発明(図34参照)は、プリントコイル基板10に設けられた位置検出パターン10Bを露出させた状態で、または該位置検出パターン10Bを無色透明の材料で覆った状態で、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板10の取り付け位置調整を行ったことを特徴とする請求項6に記載の駆動装置である。
請求項8に係る発明(図35)は、内側層に位置検出パターン(位置ズレ検出パターン)10E,10Fを設けるとともに、これらの位置検出パターンを確認するための穴10C,10Dを基板に設けたプリントコイル基板10を用いて、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板10の取り付け位置調整を行ったことを特徴とする請求項6に記載の駆動装置である。
請求項9に係る発明(図38、図39)は、被取り付け部材21に、プリントコイル基板10の取り付け位置基準21bを設けるとともに、該取り付け位置基準21bの表面が、プリントコイル基板10の位置検出パターン10B(図32)と略同一面(面一または、ほぼ面一)となるようにして、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板の取り付け位置調整を行ったことを特徴とする請求項5に記載の駆動装置である。
請求項10に係る発明は、請求項5〜9のいずれかに記載の駆動装置によって、対物レンズを駆動するようにしたことを特徴とする対物レンズ駆動装置である。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の対物レンズ駆動装置を搭載したことを特徴とする光ピックアップ装置である。
請求項12に係る発明は、請求項10に記載の対物レンズ駆動装置を搭載したことを特徴とする光ディスクドライブ装置である。
請求項1の発明に係るプリントコイル基板の取り付け位置調整方法では、プリントコイルを基板外形(プリントコイル基板の外形)に合わせて取り付けるのではなく、コイルパターンの位置に応じて取り付けるので、プリントコイル基板により適正な推力を発生させることができる。コイルパターンと外形の間に多少のズレがあっても、コイルパターン基準に基板の取り付けを行うので、プリントコイル基板の歩留まりを上げることができる。また、基板外形とコイルパターンの位置ズレ精度の要求を下げることができるので、コストダウンが可能となる。
請求項2の発明に係る取り付け位置調整方法では、基板上のコイルパターンと基板外形の間隔を測る請求項1の方法に比べると調整装置は複雑になるが、間隔測定の誤差が乗らないため、より高い位置精度で取り付け調整を行うことができる。
請求項3の発明に係る取り付け位置調整方法では、プリントコイル基板を取り付ける部材の側に位置基準となるものを設けなくてはならないが、プリントコイル基板を取り付ける部材と調整装置のガタや位置ズレの影響が無くなるので、より高精度の位置合わせを行うことができる。
請求項4に係る発明によれば、請求項1から3に記載したプリントコイル基板の取り付け位置調整方法を実施することができる装置が提供される。このため、基板のコイルパターンが正しい位置に配置された製品を得ることができる。
請求項5に係る発明によれば、基板のコイルパターンが、基板を取り付ける相手の部材である被取り付け部材における適正位置に配置されるので、プリントコイル基板で発生する推力のバラツキを抑えることができる。このため、安定した特性の駆動装置を得ることができる。
請求項6に係る発明によれば、パターン認識によって基板上のコイルパターンの位置検出を行う場合に、コイルパターンを位置検出に用いないので、別のラインを誤って検出することがなくなり、位置合わせを正確に行うことができる。
請求項7の発明に係る駆動装置では、位置合わせの目標となる位置検出パターンとベースの判別がしやすくなるので、パターン検出を確実に行うことができる。また、検出マークが傷ついても、コイルパターンを傷つけなければ駆動に影響を与えない。
請求項8に係る発明によれば、層間でパターンの位置ズレが生じていても、それぞれの層のパターン位置ズレに応じて適正な調整量を選択できるので、層間パターンズレの影響を抑制することができる。
請求項9の発明に係る駆動装置によれば、プリントコイル基板表面とコイルを取り付ける部材側の位置基準がほぼ同一面上になるので、顕微鏡や、撮像手段のピント合わせが不要となり、位置調整の時間を短縮することができる。
請求項10の発明に係るレンズ駆動装置では、コイルパターンが正しい位置に配置されているので、推力不足や可動部の不要な傾きの発生を抑えることができる。
請求項11の発明によれば、推力発生性能が安定した光ピックアップ装置が提供される。また、請求項12の発明によれば、性能や信頼性が向上した光ディスクドライブ装置が提供できる。
以下、本発明の実施の形態を、必要に応じ図面をもとに説明する。
[第1の実施の形態(請求項1に係るもの)]
図16は、プリントコイル基板取り付け位置調整方法の基本的概念を示す説明図である。図17は、取り付け相手部材へのプリントコイル基板取り付け位置調整を、マイクロメータヘッドで行う場合の基本的要領を示す説明図である。図18は、図17の要領の具体例を示す説明図である。図19は、取り付け位置調整をマイクロメータヘッドで簡便正確に行うために直線部を設けた、回転モータ用のプリントコイル基板を示す正面図である。図20は、正確に打ち抜かれていないプリントコイル基板の一例を示す正面図である。図21は、マイクロメータヘッドによりプリントコイル基板を、正確に打ち抜く方法の一例を示す説明図である。図22は、マイクロメータヘッドによりプリントコイル基板を、正確に打ち抜く方法の別例を示す説明図である。
プリントコイル基板を取り付ける際の、相手部材に対する位置決め調整を以下の要領で行う。図16のように、拡大鏡や顕微鏡などを覗きながら、外形位置基準部分11A(図16では、基板10の下辺と右辺の交点つまり図中、基板10の右下の頂点をとしている。)とコイルパターン位置基準12Aの間隔(図中の距離a,b)をあらかじめ測定することにより、コイルパターン12に対する外形11のズレを検出する。図17に示す被取り付け部材21つまり、基板10を取り付ける相手の部材に対して、設計値とパターン12のズレを相殺するように位置調整装置を設定し、基板10のコイルパターン12と、被取り付け部材21との位置関係が(基板の外形11に関係なく)正しくなるようにする。
基板10を取り付ける際の位置決め調整は、例えば、図17のようにマイクロメータヘッド31(31A,31B)などで、基板10の外形11の当て面位置を図中、x方向およびy方向(基板10の表面に沿う2次元方向)に移動できるようにする。図17では、被取り付け部材21、例えば、対物レンズ駆動装置の対物レンズ枠などを固定しておき(図中では、固定手段は省略)、マイクロメータヘッド31のスピンドル32の突出し量を調整し、基板10の位置決め基準(パターン12との間隔を測った基板の辺)を押し当てる面の位置調整を行うことで、取り付け位置を決める。被取り付け部材21が、一定位置に保持されていれば、マイクロメータヘッド31の数値により、プリントコイル基板10の外形11とコイルパターン12のズレを相殺する調整を行うことができる。
上記位置決め方法によれば、図18のように被取り付け部材21と基板10の外形11位置がずれていても、コイルパターン12が所定の位置にあるように、基板位置を調整することができる。図18において、符号30はマイクロメータヘッド装置、符号33は該装置の保持部である。なお、図16に示す長方形の基板と違って、回転モータに使う円形のプリントコイル基板のように、基板の機能としては直線部を必要としない場合でも、図19に示すように、パターン位置調整のために、プリントコイル基板40に直線部41を設けるのが有効である。また、マイクロメータヘッドのスピンドル32を直接押し当てることが難しい基板の場合には、別部材(図略)を介して、基板への当て付け面の位置を調整すればよい。
上記コイルパターン12は基板外形11に対して、上下左右にずれるだけではなく、図20に示すように傾いた状態で、プリントコイル基板10が打ち抜かれる場合もありえる。そのため、プリントコイル基板10の取り付け調整の際は上下、左右2方向の位置合わせだけではなく、コイルパターン12の外形11に対する傾きを検出し、この傾きを相殺するように、プリントコイル基板10を傾けて調整し、取り付ける(コイルパターン12を、被取り付け部材21に対し正しく取り付ける)。そのため、コイルパターン12と外形11のズレを測定するときに、パターン12の外形11に対する傾きを測定しておく。パターン12の測定位置を2ヶ所取れば、外形11に対するパターン12の傾きが容易に求められる。
プリントコイル基板を取り付ける際に、コイルパターン12が被取り付け部材21に対し傾いたまま取り付けられることがないように、上記マイクロメータヘッドなどの押し付け部材の傾き量を調整して、プリントコイル基板を取り付ける。そのために、マイクロメータヘッド装置30の保持部33の角度を調整できるようにしておく。この角度(傾き角)は図21において、被取り付け部材21の中心線21a,21bとスピンドル32の中心線L1,L2のなす角度θに等しい。上記保持部33の角度を調整することでスピンドル32の傾き角θを(これがほぼゼロとなるように)調整できるから、スピンドルを基板の当て付け部(端面)に押し当てたときに、コイルパターン12を、被取り付け部材21に対し正しい角度に位置決めする(θ≒0)ことが可能となる。
上記基板の傾き補正方法としては、図22に示すものも有効である。この場合、マイクロメータヘッド装置30として、L型保持部33の一方の部分にマイクロメータヘッド31Aを、他方の部分に2つのヘッド31Bおよび31Cを、それぞれ設けたものを使用する。図22の長方形基板10では、互いに隣接する端面のうち一方に、円弧状に突出する当て付け部分10aを設け、他方の端面に同じく円弧状に突出する2つの当て付け部分10b,10cを設ける。基板の傾き補正に際しては、当て付け部分10aにヘッド31Aを当接させ、当て付け部分10bおよび10cにヘッド31Bおよび31Cを当接させるとともに、ヘッド31Bと31Cとで、L型保持部33からの突出長さを異ならせる。図22の場合は、ヘッド31Cの突き出し長さ(つまり当て付け部分10cに対する押し付け長さ)を、ヘッド31Bの突き出し長さに比べて長くすることで、コイルパターンの傾き補正を行っている。これにより、コイルパターン12を、被取り付け部材21に対し正しい角度に位置決めすることが可能となる。
これまでの説明では、マイクロメータヘッド31のスピンドル32先端面の位置を調整し、このスピンドル先端面をプリントコイル基板10の端面に押し当てることで、被取り付け部材21に対するプリントコイル基板の位置決め(より正確には、被取り付け部材21に対するコイルパターン12の位置決め)を行う例を示したが、別の方法として、顕微鏡や拡大投影機などで、基板の外形位置基準11A(図16)を見ながら、プリントコイル基板の位置決めを行うこともできる。
なお、上記したマイクロメータヘッド自体は周知のもので、一般に移動ステージを精度良く送り移動するための微小位置決め装置に広く応用されている。また、このようなマイクロメータヘッドに関する発明としては、特開平5−185347号公報、特開平7−92283号公報、特開平9−133515号公報等々に開示されたものがある。
以後の説明では、対物レンズ駆動装置用のプリントコイル基板を、該駆動装置を構成する対物レンズ枠に取り付ける例を取り上げるが、本発明は回転モータや、誘導起電力を利用したセンサ装置の組み立てなど、他の用途にも適用可能であって、対物レンズ駆動装置におけるプリントコイル基板の取り付けに限定されるものではない。すなわち本発明は、プリントコイル基板を被取り付け部材に正確に、つまりプリントコイル基板のコイルパターンを被取り付け部材に精度良く取り付ける場合に、広く適用することができるものである。
[第2の実施の形態(請求項2に係るもの)]
図23は、プリントコイル基板取り付け位置調整方法(位置合わせマークを使用)の基本的概念を示す説明図である。図24は図23の方法の一例に係るもので、位置合わせを行う前のプリントコイル基板を示す説明図である。図25は図23の方法の一例に係るもので、位置合わせを行った後のプリントコイル基板を示す説明図である。
本実施形態に係るプリントコイル基板取り付け位置調整方法では、パターン位置基準と外形位置基準(図16)の位置ズレ量を測定して、そのズレ量を相殺するように調整するのではなく、調整装置の基準位置に、基板上のパターン位置の目標値を移動させて調整する。コイルを取り付ける部材は、位置調整装置によって所定の位置・姿勢に保たれるように保持されるものとして、プリントコイル基板のプリントコイルパターンが所定の位置に配置されるように位置を調整する。
例えば、顕微鏡を使って調整する場合、図23のように、接眼レンズを覗いたときに目標位置がコイル基板上に見えるようにする。つまり、接眼マイクロメータを取り付けたときに目盛りが見えるように、コイルパターン12の取り付け基準(位置合わせマーク51,52)を設けておく。図略の基板取り付け装置にプリントコイル基板10を載せて(図24)、基板10を移動させ、図25のように、コイルパターン12の2つの基準部位(この例では、パターンの外側の角部)が、上記位置合わせマーク51,52と重なるように、コイル基板の位置や傾きを調整する。
撮像素子でパターン画像を取り込んで調整する場合は、モニターに位置決めマークが表示されるようにしておけばよい。位置合わせの基準を2つ設け、2つの位置を合わせるように調整すれば、傾きの調整も同時に行える。プリント基板上パターンの所定位置と取り付け装置に設定された位置のズレが無いように調整すれば、別工程でパターンと外形のズレを測定したり、ズレ量や傾きの計算をしたりせずに済み、測定誤差の積み上がり要素を減らすことができる。
上記図ではコイルパターンが目標位置に重なるように基板を移動させる例を説明しているが、請求項6に示すように、コイルパターンとは別の検出用パターンを設け、それが調整装置の目標位置に重なる位置に移動させるようにしてもよい。
[第3の実施の形態(請求項3に係るもの)]
図26は、プリントコイル基板取り付け位置調整方法(位置基準を利用する)の基本的概念を示す斜視図である。図27は図26方法の一具体例を示す正面図、図28は図26方法の別の具体例を示す正面図である。
本実施形態は、被取り付け部材側の調整時に見える位置に位置基準を設け、この位置基準とプリントコイル基板のパターン位置を合わせるものである。図26のように、基板を取り付ける部材(被取り付け部材)21に、かつ基板を取り付けても見える位置に、位置基準(位置基準マーク)21bを設けておく。図26では、角の凹部を被取り付け部材21の位置基準21bとした例を示しているが、線などを彫ったり、表記したりしてもよい。
図27のように被取り付け部材21側の基準(上記凹部の稜線)とコイルパターン12または基板10の位置検出パターンとの距離(図中の符号a,b)が所定値になるように、基板10の位置を調整する。位置基準マーク21bに対して、基板上の測定位置を2ヶ所設ければ、傾きの調整も同時に行うことが可能である。あるいは、位置基準マークを2ヶ所に設け、基板上の一つの測定基準位置とそれぞれのマークとの距離を測定するようにしても傾き調整を行うことが可能である。図ではコイルパターンと位置基準の間隔を調整する例を説明しているが、この場合も、請求項6に示すように、基板上にコイルパターンとは別に検出用パターンを設け、そのパターンと、位置基準マークの間隔を調整するようにしてもよい。
また、基板上に位置調整パターンを設け、被取り付け部材の位置基準にその位置調整パターンの位置を直接合わせるようにしてもよい。例えば、図28のように、基板10側の位置調整パターン10Aと、被取り付け部材21側の位置基準21b(この場合は凹部の陵線)を合わせる。この場合、被取り付け部材21に対してパターンの位置を直接合わせることができるので、長さを測定する必要がない。また、調整時に、基板と被取り付け部材との基準同士が大きく離れていないので、狭い範囲を観察できればよい。そのため、調整精度を上げることができる(狭い範囲を確認できればいいので、その分倍率を上げることができるため)。また、被取り付け部材と基板の位置関係を直接調整することになるため、被取り付け部材と取り付け調整装置の位置ズレ分の積み上がりがなくなり、より精度の高い調整を行うことが可能となる。
以上、請求項1〜3に係るプリントコイル基板取り付け位置調整方法を示したが、調整装置や、被取り付け部材の形状を簡便なものにするには、請求項1に示した方法が適しており、高い位置精度を求めるには、請求項3に示した方法が適している。請求項2は、取り付け精度、調整装置の複雑さの点で請求項1と請求項3の中間になる。基板取り付けの要求位置精度に応じて、請求項1〜3の中から適したものを選べばよい。
[第4の実施の形態(請求項4に係るもの)]
図29は、プリントコイル基板の取り付け位置調整装置および方法を示す斜視図である。図30は図29に示す装置の分解斜視図である。図31は、図30の装置によるプリントコイル基板の位置調整・取り付け方法を示す斜視図である。本実施形態では、請求項1〜3に記載のプリントコイル基板の取り付け位置調整方法で基板の取り付け位置調整を行う。前述の取り付け方法の説明では、取り付け装置の説明も含めて行っているので、ここでは付加的な実施例について説明する。
パターン認識処理により、基板外形とコイルパターンのズレ量を算出する場合には、調整装置として図29に示すものが考えられる。基板取り付け位置調整装置にプリントコイル基板10を保持する基板ホルダ61を設け、該ホルダに取り付けられ撮像部62で、基板10のパターン検出が行われるようにする。図30のように、基板ホルダ61におけるパターン12を読み出す位置には窓61Aを設けておく。また、この基板ホルダ61には、基板10を該基板ホルダの当て付け基準(基準面)61a,61b(図31)に押し当てて固定するロック手段を設ける。このロック手段は、取り付け作業の障害にならないものであれば、特に限定されない(図略)。
上記位置調整方法では、プリントコイル基板10を基板ホルダ61の基準面61a,61bに押し当てて固定するので、図31のように、基板ホルダ61と撮像部62の位置関係が固定されている。このため、撮像部62でパターン12を取り込み、パターン認識処理により所望の測定位置を探すことで、パターンと外形(ホルダの当て付け基準に当て付けている位置)とのズレ量、傾きを算出することができる。これらズレ量および傾きを相殺するように、基板ホルダ61の位置と姿勢を調整する。基板10を、基板ホルダ61で被取り付け部材21に押し当てて固定する。ついで、ロックを解除し、基板を基板ホルダから外す。
ここで示した装置では、基板が基板ホルダにセットされた状態で、基板表面と撮像系の撮影距離は常に一定となるので、撮像部に焦点合わせの機構は不要となる。また、基板の取り付けを接着によって行う場合、接着剤固化時の基板保持までをこれら装置で行うようにして、接着剤が固化した後にもパターンを検出して、位置ズレが生じていないかを確認するようにしてもよい。例えば、接着剤を紫外線硬化型のものにし、セットした状態で接着部に紫外線を照射できるようにする。紫外線照射終了後に、再びパターンの位置の確認を行う。接着剤の塗布ムラがある場合などは、接着剤硬化時の収縮バラツキによって、基板の位置がずれることもありえるので、接着後にも取り付け位置の確認を行う。その時点でズレ量が許容値内に収まっていれば、次工程に送る。またズレ量が大きく許容値から外れていれば、不良品として除外し作業をやり直すか、あるいは廃棄すればよい。このような方法を取れば、接着剤硬化時のコイルパターンのズレを防ぐことができる。
[第5の実施の形態(請求項5に係るもの)]
上記のプリントコイル位置調整方法により、プリントコイル基板を、プリント基板取り付け部に調整して取り付ける。この方法によれば、磁石に対するコイルパターンのズレを無くすか、または小さくすることができるので、駆動装置における発生推力のバラツキを抑えることができ、品質を安定させることが可能となる。
[第6の実施の形態(請求項6に係るもの)]
図32は、プリントコイル基板のパターン位置調整方法(外形に対するコイルパターンの位置合わせ)を示す斜視図である。コイルパターンを撮像し、パターン認識処理によって所定のパターン位置を特定する場合、同じ線幅で同じピッチの線が並んでいるコイルパターンを使うと、所望の位置からずれたパターンを基準に測定してしまう可能性がある(図15でAの位置を検出しなければならないのに、Bの部分を検出してしまうなど)。
これを防ぐために、コイルパターンとは別に、図32のように、コイルパターンと容易に判別できる位置検出パターン(判別用パターン)10Bを配置する。パターン12・外形11間のズレ測定に替えて、上記位置検出パターン10Bと外形11のズレを測定する。あるいは、この位置検出パターンを使って調整装置や、被取り付け部材の位置基準と合わせる。また、検出用パターンを2つ設ければ、コイルパターンの傾き検出を同時に行うことができるので、基板の取り付け位置調整と同時に、コイルパターンの傾き調整をするようにしてもよい。
[第7の実施の形態(請求項7に係るもの)]
図33はコイルパターンの検出が難しいプリントコイル基板の一例を示す説明図である。図34は、コイルパターンの検出を容易にしたプリントコイル基板の一例を示す説明図である。コイルパターンを緑色のレジスト層で覆うと図33のように、位置検出パターン12と、プリントコイル基板10のベースの輝度や色との差が小さくなるため、コイルパターンの検出が難しくなる。
そこで、図34のように、位置検出パターン10B(ズレ検出パターン)の周辺はランド部と同じように、レジスト層で覆わないようにして露出させる。あるいは、少なくとも位置検出パターン10Bの周辺は透明な材料で覆うようにする。こうすれば導体とベースまたは絶縁材との色の差がはっきりするので、パターン検出が行いやすくなる。パターン認識によらず、拡大鏡や顕微鏡で位置確認する場合であっても、コントラストが大きいので、パターンを判別しやすくなる。パターンを覆うものがない場合、パターンを傷つける可能性があるが、コイルパターンではない位置検出パターンが傷ついたとしても、コイルの機能には支障を与えない。パターン処理によって、コイルパターンの位置検出パターンを検出する場合は、位置検出パターンの特徴点を複数設定してパターン位置を判別するようにしておけば、調整前に検出パターンに傷がついていても、検出できなくなる可能性は小さくなる。
[第8の実施の形態(請求項8に係るもの)]
図35は、本実施形態に係るプリントコイル基板の第1の例を示す要部断面図である。図36はプリントコイル基板の第2の例を示す平面図、図37はプリントコイル基板の第3の例を示す要部断面図である。
図35はプリントコイル基板の第1の例を示す要部断面図である。このプリントコイル基板10は、上下一対のレジスト層、上下一対のコイルパターン層および絶縁層を積層して構成したものである。各コイルパターン層にはコイルパターンを設ける。図35に示すように、図面上層側のレジスト層に穴10Cを形成することにより、上層側のコイルパターン層に形成された位置ズレ検出パターン10Eが確認できるようにする。また、下層側のコイルパターン層に形成された位置ズレ検出パターン10Fを覗くための穴10Dを形成する。上記穴10Dは、図36のように、基板10の厚さ方向での奥側に設けられた位置ズレ検出パターン(2層目)10Fを覗ければ問題はないので、上記穴10Dの位置や大きさの精度は要求されない。上記各層の積層によるプリントコイル基板10の作製工程で穴10Dに接着剤が流れ込んでも、接着剤が透明または無色透明であれば、奥層の位置ズレ検出パターン(2層目)10Fの位置を確認することは可能である。
そして、位置ズレ検出パターン(1層目)10Eと、位置ズレ検出パターン(2層目)10Fにより、1層目と2層目のパターン位置ズレを検出し、2つの層のパターンずれに応じて取り付け位置を調整する。単純には、1層目のズレ量と2層目のズレ量の平均に当たる量を相殺するように調整することが考えられる。さらには、単純に平均するのではなく、磁石に近い側の層の位置ズレ量を優先的に少なくするような、重み付けを考慮した調整も考えられる。図では、2層目のパターンズレを検出する方法を例に説明しているが、3層目以上の奥の層についても、同様の検出パターンと穴を備えることにより、位置ズレ検出は可能である。
また、図37のように、表面側の層から2つの層の位置ズレを検出するように、裏面側からも2つの層の位置ズレを検出できるようにしておけば、4層基板であっても、全層の位置ズレを検出することができる。
[第9の実施の形態(請求項9に係るもの)]
図38はプリントコイル基板の取り付け位置調整方法を示す斜視図、図39は図38の要部を示す平面図(上面図)である。請求項3に係る実施形態について説明したように、プリントコイル基板を取り付けるべき相手である被取り付け部材の側に、位置決め基準を設ける場合、被取り付け部材21の位置基準(位置決め基準)21bは、図38に示すように基板10を取り付ける面から突出した形状にして、基板10と位置基準21bとでほぼ面一(ほぼ同一面)とする。この位置基準21bは被取り付け部材21の位置検出用であって、基板の穴や切り欠きに嵌合させたり、面を当て付けたりするものではない。そのため、位置基準21bと基板10の間には、調整代としてガタがなければならない。
位置基準21bの突出量は、図39のように、プリントコイル基板を押し当てたときに、基板表面とほぼ同一面となる高さにする。顕微鏡や撮像手段によって位置関係を取り込んで調整する場合は、基板側の位置調整パターンと、被取り付け部材側の位置基準の高さがずれていると、それぞれの高さに合わせてピントの調整をして位置を確認せねばならないが、高さが揃っているとピント調整を行わず、それぞれの位置の確認が行える。そのため、取り付け位置調整装置にピント調整が不要となり、調整装置を簡便なものにすることができる。また、ピント調整に時間もとられることもないので、作業効率がよくなる。
[第10の実施形態(請求項10に係るもの)]
レンズ枠にプリントコイル基板を取り付け、該基板とその近傍の磁石とでローレンツ力を発生させてレンズを移動させる。このとき、レンズ枠に取り付けられたコイル基板はコイルパターンが正しい位置に配置されているので、推力発生やチルトのバラツキを抑えることができ、不良品の発生を予防することができる。
[第11の実施形態(請求項11に係るもの)]
請求項9に係る実施形態について説明した対物レンズ駆動装置を光ピックアップに搭載する。コイルが磁気回路に対して正しく組みついていれば、電力の損失が少なく推力に変換されるので、ピックアップの熱上昇を抑えることができる。この光ピックアップを光ディスクドライブに組み込んだ場合、光ピックアップは少ない電力で駆動できるので、持ち運びタイプの機器に搭載する場合は電池などを長く持たせることができる。
対物レンズ駆動装置の従来例を示す全体斜視図である。 図1の装置から磁石を取り除いた状態の斜視図である。 従来から対物レンズ駆動装置の構成に使用されてきた、プリントコイル基板の正面図である。 図3のプリントコイル基板を備えた、従来の対物レンズ駆動装置を示す全体斜視図である。 巻き線コイルを並べて作製された回転モータの従来例を示す分解斜視図である。 従来から回転モータの作製に使用されてきた、プリントコイル基板を示す正面図である。 プリントコイル基板の製造方法(打ち抜き)を示す説明図である。 図7の打ち抜きによるプリントコイル基板製造方法における、正常な打ち抜き状態の一例を示す説明図である。 図7の打ち抜きによるプリントコイル基板製造方法における、異常な打ち抜き状態の一例を示す説明図である。 打ち抜きにより製造された回転モータ用のプリントコイル基板であって、正常に打ち抜かれたものを示す説明図である。 打ち抜き状態が異常な、回転モータ用のプリントコイル基板の一例を示す説明図である。 対物レンズ駆動装置における多極着磁パターンの一例を示す説明図である。 対物レンズ駆動装置において図12の着磁パターンを示す場合の、コイルを横切る磁束密度の分布を示す説明図である。 図13の磁束密度分布を示す場合における、着磁境界付近の形態を示す説明図である。 打ち抜きによりプリントコイル基板を製造する(図7)場合において、パターン位置を自動で検出・調整するときの問題点説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る、プリントコイル基板の取り付け位置調整方法の基本的概念を示す説明図である。 取り付け相手部材へのプリントコイル基板の取り付け位置調整を、マイクロメータヘッドで行う場合の基本的要領を示す説明図である。 図17の要領の具体例を示す説明図である。 取り付け位置調整をマイクロメータヘッドで簡便正確に行うために直線部を設けた、回転モータ用のプリントコイル基板を示す正面図である。 正確に打ち抜かれていないプリントコイル基板の一例を示す正面図である。 プリントコイル基板の取り付け位置調整をマイクロメータヘッドで行うことにより、プリントコイル基板を正確に取り付ける方法の一例を示す説明図である。 プリントコイル基板の取り付け位置調整をマイクロメータヘッドで行うことにより、プリントコイル基板を正確に取り付ける方法の別例を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る、プリントコイル基板の取り付け位置調整方法(位置合わせマークを使用)の基本的概念を示す説明図である。 図23の方法の一例に係るもので、位置合わせを行う前のプリントコイル基板を示す説明図である。 図23の方法の一例に係るもので、位置合わせを行った後のプリントコイル基板を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る、プリントコイル基板の取り付け位置調整方法(位置基準を利用する)の基本的概念を示す斜視図である。 図26方法の一具体例を示す正面図である。 図26方法の別の具体例を示す正面図である。 本発明の第4の実施形態に係る、プリントコイル基板の取り付け位置調整装置および取り付け方法を示す斜視図である。 図29に示す装置の分解斜視図である。 図30の装置による、プリントコイル基板の位置調整・取り付け方法を示す斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係る、プリントコイル基板のパターン位置調整方法(外形に対するコイルパターンの位置合わせ)を示す斜視図であるある。 パターンの検出が難しいプリントコイル基板の一例を示す説明図である。 本発明の第7の実施形態に係るもので、パターンの検出を容易にしたプリントコイル基板の一例を示す説明図である。 本発明の第8の実施形態に係るプリントコイル基板の、第1の例を示す要部断面図である。 同じく第8の実施形態に係るプリントコイル基板の、第2の例を示す平面図である。 同じく第8の実施形態に係るプリントコイル基板の、第3の例を示す要部断面図である。 本発明の第9の実施形態に係る、プリントコイル基板の取り付け位置調整方法を示す斜視図である。 図38の要部を示す平面図(上面図)である。
符号の説明
10 プリントコイル基板
10A 位置調整パターン
10B 位置検出パターン(判別用パターン)
10C,10D 穴
10E,10F 位置ズレ検出パターン
10a〜10c 当て付け部分
11 外形
11A 外形位置基準部分
12 コイルパターン
12A コイルパターン位置基準
21 被取り付け部材
21a 中心線
21b 位置基準
30 マイクロメータヘッド装置
31(31A〜31C) マイクロメータヘッド
32 スピンドル
33 保持部
40 プリントコイル基板
41 直線部
51,52 位置合わせマーク
61 基板ホルダ
61A 窓
61a,61b 当て付け基準(基準面)
62 撮像部
100 対物レンズ駆動装置
101 レンズ枠
102 トラッキングコイル
103 フォーカスコイル
110 プリントコイル基板
110A シート状基板
111 外形
112 コイルターン
200 回転モータ
201 巻き線コイル
210 プリントコイル基板
211 外形
212 コイルパターン
L1,L2 中心線
θ 傾き角

Claims (12)

  1. 渦巻き状のコイルパターンをプリント基板に形成してなるプリントコイル基板を、被取り付け部材の所望位置に取り付ける際の取り付け位置調整方法であって、
    前記コイルパターンの一部をコイルパターン位置基準、前記プリントコイル基板の外形の一部を外形位置基準として、前記コイルパターン位置基準に対する前記外形位置基準の位置ズレ量を測定し、
    該位置ズレ量を相殺するように外形位置基準をずらして、前記被取り付け部材に対する外形位置基準の位置を調整することを特徴とするプリントコイル基板の取り付け位置調整方法。
  2. 渦巻き状のコイルパターンをプリント基板に形成してなるプリントコイル基板を、被取り付け部材の所望位置に取り付ける際の取り付け位置調整方法であって、
    前記コイルパターンの一部をコイルパターン位置基準とし、
    該コイルパターン位置基準の位置合わせを行うための目標となる位置合わせマークを、取り付け位置調整装置に設け、
    前記コイルパターン位置基準を、前記位置合わせマークに合致させることを特徴とするプリントコイル基板の取り付け位置調整方法。
  3. 渦巻き状のコイルパターンをプリント基板に形成してなるプリントコイル基板を、被取り付け部材の所望位置に取り付ける際の取り付け位置調整方法であって、
    前記コイルパターンの一部をコイルパターン位置基準とし、
    前記被取り付け部材に取り付け位置基準を設け、
    該取り付け位置基準に対する前記コイルパターン位置基準の位置を調整することを特徴とするプリントコイル基板の取り付け位置調整方法。
  4. 渦巻き状のコイルパターンをプリント基板に形成してなるプリントコイル基板を、被取り付け部材の所望位置に取り付けるための取り付け位置調整装置であって、
    前記プリントコイル基板を保持する基板ホルダと、
    前記被取り付け部材を保持する被取り付け部材保持部材と、
    前記コイルパターン位置基準を検出するコイルパターン位置基準検出手段と、
    前記基板ホルダおよび、前記被取り付け部材保持部材に対するプリントコイル基板の位置を調整する位置調整手段と、
    前記プリントコイル基板の端面を前記基板ホルダに押し当てるための、プリントコイル基板押し当て手段と、を備えており、
    請求項1〜3のいずれかに記載の方法により、前記基板ホルダに対するプリントコイル基板の位置を調整することを特徴とするプリントコイル基板の取り付け位置調整装置。
  5. 磁場を発生させる磁気回路発生手段と、該磁気回路発生手段中に生じた磁束を横切る位置に配置されたプリントコイル基板と、該プリントコイル基板を保持するプリントコイル基板保持部材と、前記プリントコイル基板へ給電する給電手段とを備え、前記プリントコイル基板に電流を流すことにより駆動力を発生させるようにした駆動装置において、
    前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板の取り付け位置調整を、請求項1〜3のいずれかに記載の方法により行ったことを特徴とする駆動装置。
  6. コイルパターンであると見分けることができる位置検出パターンを前記プリントコイル基板に、かつコイルパターンとは別に設け、
    前記位置検出パターンを用いて、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板の取り付け位置調整を行ったことを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  7. 前記プリントコイル基板に設けられた位置検出パターンを露出させた状態で、または該位置検出パターンを無色透明の材料で覆った状態で、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板の取り付け位置調整を行ったことを特徴とする請求項6に記載の駆動装置。
  8. 内側層に位置検出パターンを設けるとともに、これらの位置検出パターンを確認するための穴を基板に設けたプリントコイル基板を用いて、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板の取り付け位置調整を行ったことを特徴とする請求項6に記載の駆動装置。
  9. 前記被取り付け部材に、プリントコイル基板の取り付け位置基準を設けるとともに、該取り付け位置基準の表面が、前記プリントコイル基板の位置検出パターンと略同一面となるようにして、前記プリントコイル基板保持部材に対するプリントコイル基板の取り付け位置調整を行ったことを特徴とする請求項5に記載の駆動装置。
  10. 請求項5〜9のいずれかに記載の駆動装置によって、対物レンズを駆動するようにしたことを特徴とする対物レンズ駆動装置。
  11. 請求項10に記載の対物レンズ駆動装置を搭載したことを特徴とする光ピックアップ装置。
  12. 請求項10に記載の対物レンズ駆動装置を搭載したことを特徴とする光ディスクドライブ装置。
JP2005055939A 2005-03-01 2005-03-01 プリントコイル基板の取り付け位置調整方法および、その装置 Pending JP2006244559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005055939A JP2006244559A (ja) 2005-03-01 2005-03-01 プリントコイル基板の取り付け位置調整方法および、その装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005055939A JP2006244559A (ja) 2005-03-01 2005-03-01 プリントコイル基板の取り付け位置調整方法および、その装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006244559A true JP2006244559A (ja) 2006-09-14

Family

ID=37050825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005055939A Pending JP2006244559A (ja) 2005-03-01 2005-03-01 プリントコイル基板の取り付け位置調整方法および、その装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006244559A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5674060B2 (ja) * 2011-02-09 2015-02-25 上野精機株式会社 電子部品搬送装置及びテーピングユニット

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5674060B2 (ja) * 2011-02-09 2015-02-25 上野精機株式会社 電子部品搬送装置及びテーピングユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8693144B1 (en) Head gimbal assemblies and methods for measuring slider parameters
KR100982858B1 (ko) 회로 기판 유닛 및 브러시리스 모터
JP2007173375A (ja) 複合実装デバイス及びその製造方法
JP2007219251A (ja) レンズ鏡筒、カメラシステム
TWI242203B (en) Objective lens driving device, optical pickup device, and optical information recording and/or reproduction device
JP2011191562A (ja) 駆動モジュール及び電子機器
JP2006244559A (ja) プリントコイル基板の取り付け位置調整方法および、その装置
JP2005006496A (ja) アクチュエータ用極小型モールドコイルデバイス、これを採用した光ピックアップアクチュエータ、光ピックアップ装置、及び光ディスクドライブ
JP2003173556A (ja) 光ヘッド装置
US20070274168A1 (en) Optical pickup
JP3881634B2 (ja) 光ピックアップ装置およびその調整方法
US8004937B2 (en) Optical pickup and optical disk apparatus
US7602565B2 (en) Optical pickup
JP2006244544A (ja) 磁気ディスクドライブ装置とその製造方法
JPH1131369A (ja) Hddヘッド用ジンバル及びヘッド搭載方法
US20060087930A1 (en) Optical disc apparatus
JPH0546919Y2 (ja)
JP4014920B2 (ja) 投影露光装置
US7371488B2 (en) Method of manufacturing magnetic head
JPH08161843A (ja) 浮上型磁気ヘッド装置及びその製造方法
JPH0645927Y2 (ja) レ−ザ−記録装置
JP2006500706A (ja) 光ディスク装置
JPH0717055Y2 (ja) 光走査装置
JPH09231598A (ja) 光学ピックアップ装置
JP2005085299A (ja) 光ディスク装置及びその光ピックアップ調整方法