JP2006244538A - 光ヘッド装置及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長の異なるレーザ光を選択的に用いて対応する規格の記録媒体から情報を再生する際に、安定な再生信号が得られる光ピックアップおよび光ディスク装置を提供する。
【解決手段】この発明の光ディスク装置1は、第1の波長のレーザ光に対応させて規定された回折パターンが与えられた回折格子24を用い、第1の波長とは異なる第2の波長のレーザ光が透過した場合に、その出力信号を、非回折と回折光を加算することにより、RF信号を得る。これにより、後段に設けられる信号処理系に余裕が得られ、記録層の反射率の低い光ディスクや複数の記録層と中間層を有する光ディスクからの信号の再生が安定化される。
【選択図】 図5

Description

この発明は、光学的情報記録媒体すなわち光ディスクに情報を記録し、または記録媒体から情報を再生する光ディスク装置ならびにその光ディスク装置に組み込まれる光ヘッド装置に関する。
レーザ光を用いて非接触で情報が記録可能で、あるいは既に記録されている情報を再生できる光ディスクおよびその光ディスクに情報を記録し、または光ディスクから情報を再生する光ディスク装置(光ディスクドライブ)が実用化されて久しい。なお、CD規格やDVD規格と呼ばれる複数種類の記録密度の光ディスクが既に広く普及している。
近年、青色あるいは青紫色の波長のレーザ光を用いて情報を記録することにより、さらに記録密度が高められた超高密度光ディスク(High density(ハイ デンシティ))DVD(以下、HD DVDと略称する)も既に実用化されようとしている。
なお、光ディスク装置は、光ディスク(記録媒体)の所定の位置に、所定波長のレーザ光を照射する送光系、光ディスクで反射されたレーザ光を検出する受光系、送光系および受光系の動作を制御する機構制御(サーボ)系、送光系に対しては記録すべき情報や消去信号を供給し、受光系により検出された信号から記録されている情報を再生する信号処理系、等を含む。また、送光系および受光系、ならびにサーボ系等が一体化された光ヘッド装置の大きさに対しても、さらなる小型化および軽量化の要求が高い。
ところで、DVD規格の光ディスクやHD DVD規格の光ディスクは、複数の記録層を有する。
さらに、HD−DVD規格の光ディスクの中でも記録可能な光ディスクではDVD規格の記録可能な光ディスクよりも光反射率が低い。また、記録密度の向上に関係して波長の短いレーザ光が用いられることにより、送光系および受光系に用いられる光学素子の透過率が下がる傾向にある。これらに起因して、記録層から反射される反射レーザ光の強度は、例えば広く普及しているCD規格の光ディスクに比較して僅かである。
次に、DVD規格の光ディスクやCD規格の光ディスクなど複数のディスクに対して安定した記録・再生を行うために、光ヘッド装置の対物レンズのフォーカス制御およびトラッキング制御に用いるフォーカスエラー量の検出とトラッキングエラー量の検出に、光ディスクで反射された反射レーザ光を回折格子により回折させて分割した回折成分を用いることが既に広く利用されている。
例えば、特許文献1には、偏光異方性ホログラムを用いて回折させた+1次回折光からフォーカスエラー信号を得るとともに、同回折光のうちの−1次回折光からトラッキングエラー信号を得ることが開示されている。
特開平8−22624号公報
しかしながら、特許文献1に記載された偏光異方性ホログラムを用いる場合には、0次光を信号再生またはフォーカス制御もしくはトラッキング制御に利用することができない。偏光異方性ホログラムには波長依存性が大きいため、光源波長が変わると0次回折効率/±1次回折光率が変化する。このため、HD−DVD規格の光ディスクの記録再生に対して±1次回折効率を最大にする異方性ホログラムを用いる場合でも、光源波長が変動した場合には、±1次回折光率が下がる一方で0次光の回折効率が大きくなるため0次回折光も利用することが望ましい。
さらに、HD−DVD規格の光ディスクだけではなくDVD規格の光ディスクやCD規格の光ディスクなどに対しても±1次光の回折効率が小さくなり、一方で0次光の回折効率が大きくなる。このため、特に複数種類の光ディスクの信号再生またはフォーカス制御もしくはトラッキング制御には±1次回折光だけではなく0次回折光も利用することが望ましい。
HD−DVD規格の光ディスクのように記録層からの反射レーザ光の強度が僅かな光ディスクからの信号の再生を安定となる(再生信号のS/N比が低下する)問題があるが、±1次回折光だけではなく0次回折光も利用することにより、HD−DVD規格の光ディスクだけでなくDVD規格やCD規格の光ディスクに対しても安定な記録・再生が可能になる。
なお、HD DVD規格の光ディスクにおいて情報の記録あるいは再生もしくは消去に用いられるレーザ光の波長は、400〜410nmであり、現時点では、高いS/N比を確保できる信号検出系(光検出器)や信号処理系は、確立されていない。すなわち、検出された反射レーザ光から得られる信号成分の処理に用いられる信号処理回路の設計等も、非常に困難である。
本発明の目的は、反射率の低い記録媒体や複数の記録層を有する記録媒体から安定に、記録情報を再生可能な光ヘッドおよび光ディスク装置を提供することである。
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、記録媒体の記録面で反射された光を捕捉する対物レンズと、前記対物レンズにより捕捉された光を、その光の波長に応じて予め決められている所定の方向に回折させる光回折素子と、前記光回折素子を通過した非回折光を検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第1の光検出器と、前記光回折素子により回折された光を、その回折角度に応じて予め決められた位置で検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第2の光検出器と、前記第1の光検出器からの出力に、前記第2の光検出器からの出力のうち、前記回折光の少なくとも1つの成分に対応する出力を加算して出力する信号出力部と、を有することを特徴とする光ヘッド装置、を提供するものである。
また、この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、記録媒体の記録面で反射された光を捕捉する対物レンズと、第1の波長の光および第1の波長の光とは異なる波長の第2の波長さらに第3の波長の光のそれぞれに対して所定の回折効率を有し、前記対物レンズにより捕捉された光をその光の波長に応じて予め決められている所定の方向に回折させる光回折素子と、前記光回折素子を通過した非回折光を検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第1の光検出器と、前記光回折素子により回折された光を、その回折角度に応じて予め決められた位置で検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第2の光検出器と、前記第1の光検出器からの出力に、前記第2の光検出器からの出力のうち、前記回折光の少なくとも1つの成分に対応する出力を加算して出力する信号出力部と、を有することを特徴とする光ヘッド装置、を提供するものである。
本発明によれば、回折格子の特性に合わせ、分割された反射レーザ光のうちの「0次光」と「+1次回折光」もしくは「0次光」と「+1次回折光」と「−1次回折光」の全てを、RF信号の検出に加算して供給することで、後段に設けられる信号処理系に余裕が得られ、記録層の反射率の低い光ディスクや複数の記録層と中間層を有する光ディスクからの信号の再生が安定化される。また、光ディスク装置としての信頼性も向上される。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態が適用可能な情報記録再生装置(光ディスク装置)の構成の一例を示す。
図1に示す光ディスク装置1は、記録媒体(光ディスク)Dに情報を記録し、あるいは光ディスクに記録されている情報を読み出し、もしくは光ディスクに記録されている情報を消去可能な光ピックアップ装置(光ヘッド装置)11を含む。なお、詳述しないが、光ヘッド装置11に加え、光ヘッド装置11を光ディスクDの記録面に沿って光ヘッド装置を移動させる図示しないヘッド移動機構や光ディスクを所定の速度で回転させるディスクモータ(図示せず)等の機構要素も組み込まれていることはいうまでもない。
光ヘッド装置11は、光源、例えば半導体レーザ素子であるレーザダイオード(LD)21を含む。LD(光源)21から出力されるレーザ光の波長は、例えば400〜410nmで、好ましくは405nmである。
LD(光源)21からのレーザ光は、コリメートレンズ22によりコリメート(平行光化)されるとともに、予め所定の位置に設けられている偏光ビームスプリッタ(PBS)23、光分割素子すなわちホログラム回折素子(HOE)24を順に透過され、集光素子すなわち対物レンズ(OL)25により所定の集束性が与えられる。なお、対物レンズ25は、例えばプラスチック製で、その開口数NAは、例えば0.65である。
対物レンズ25により所定の集束性が与えられたレーザ光は、光ディスクの詳述しないカバー層を透過し、記録層(あるいはその近傍)に集光される(光源21からのレーザ光は、対物レンズ25焦点位置で最小光スポットを呈する)。なお、対物レンズ25は、例えば駆動コイルとマグネットからなる対物レンズ駆動部26により、光ディスクの記録面のトラックに、所定の位置関係に位置される。例えば、周知のフォーカス制御により、対物レンズ25と光ディスクDの記録面との間の距離が対物レンズ25の焦点距離に一致されるよう、対物レンズ25(光ヘッド装置11)が記録面と直交する方向(光軸方向)に移動されることで、レーザ光の最小光スポットが光ディスクDの記録層に集光される。
光ディスクDの記録面で反射された反射レーザ光は、対物レンズ25により捕捉され、対物レンズ25により概ね平行な断面ビーム形状に変換され、偏光ビームスプリッタ23に戻される。
偏光ビームスプリッタ23に戻された反射レーザ光は、図示しない1/4波長板を通過されることにより光ディスクDに向かうレーザ光の偏光の方向と偏光の方向が90度回転されているため、偏光ビームスプリッタ23の詳述しない偏光面で反射される。
偏光ビームスプリッタ23で反射された反射レーザ光は、フォーカスレンズ27によりフォトダイオード(光検出器)28の受光面に結像される。
反射レーザ光は、HOE24を通過される際に、後段に設けられる光検出器28の受光面に予め与えられている検出領域(受光領域)の配列および形状に合わせて、所定の分割数および形状に、分割される。
光検出器28の個々の受光部から出力された電流は、図示しないI/Vアンプにより電圧に変換された後、信号処理部12により、例えばRF(再生)信号、フォーカスエラー信号、およびトラッキングエラー信号等に利用可能に、演算処理される。
なお、RF信号は、コントローラ(主制御部)15の制御により、詳述しないが、所定の信号形式に変換され、もしくは所定のインタフェースにより、例えば一時記憶装置または外部記憶装置等に出力される。
また、信号処理部12の出力のうち対物レンズ25の位置に関する信号、すなわちフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号からは、信号処理部12またはコントローラ15において、対物レンズ25の位置を補正するフォーカス制御信号およびトラッキング制御信号に変換され、レンズ駆動回路13に供給される。
また、信号処理部12の出力のうちのレーザ光の強度に関する信号およびコントローラ15を介して供給される記録データあるいは再生もしくは消去の指示に基づいて、レーザダイオード21から出力されるレーザ光の強度が制御される(LD21に供給される駆動電流の大きさが、逐次、変化される)。
信号処理部12により得られた信号はまた、光ヘッド装置11の対物レンズ25の位置を、対物レンズ25と光ディスクDの記録面との間の距離が対物レンズ25の焦点距離に一致されるよう、光ディスクの記録面を含む面と直交する方向(光軸方向)、および光ディスクの記録面に予め形成されているトラックもしくは記録マーク(列)が延びる方向と直交する方向に、任意に移動させるためのサーボ信号にも利用される。
なお、サーボ信号は、周知のフォーカスエラー(誤差)検出方法に従って、対物レンズ25の焦点位置において所定のサイズをとる光スポットが光ディスクDの記録層上でその所定のサイズとなるよう、対物レンズ25の位置の変化を示すフォーカスエラー信号と、周知のトラックエラー(誤差)検出方法に従って、同光スポットが記録マーク列もしくはトラックの概ね中心に案内されるよう、対物レンズ25の位置の変化を示すトラッキングエラー信号に基づいて、生成される。
すなわち、対物レンズ25は、光ディスクDの図示しない記録層に形成されているトラックまたは記録マーク列の概ね中心に、対物レンズ25により集光された光スポットを、その焦点距離において、記録層に最小の光スポットを提供可能に、制御される。
より詳細には、半導体レーザ(LD)21から発したレーザ光Lは、コリメートレンズ22によりコリメートされる。このレーザ光Lは、直線偏光であり、PBS(偏光ビームスプリッタ)23、ホログラム(HOE)24を透過し、図示しない1/4波長板により偏光面が円偏光に変化(回転)され、対物レンズ25を透過することで所定の集束性が与えられて、光ディスクDの記録面に集光される。
光ディスクDの記録面に集光されたレーザ光Lは、記録面に形成されている記録マーク(ピット列)や、光ディスクの記録面に予め形成されているグルーブ等で(反射あるいは回折され、)光学的に変調される。
光ディスクの記録面で反射あるいは回折した反射レーザ光Rは、対物レンズ25により捕捉されて、出射時に再びほぼ平行化され、図示しない1/4波長板を通過されることで往路に比較して偏光の方向が90度変化されて、ホログラム回折素子(HOE)24に戻される。
ホログラム素子24は、復路の偏光(反射レーザ光R)にのみ作用する偏光パターンが与えられており、反射レーザ光Rを複数光束に分割し、かつ回折成分を所定の方向に偏向させる。分割された反射レーザ光R0(非回折光、以下0次光と呼称する),R1(1次回折光)およびR−1(−1次回折光)は、それぞれのレーザ光を受光可能に設けられている受光領域に向けて偏向される。なお、HOE24は、例えばバイナリ型のパターンが与えられた回折格子である。もちろん、以下に説明するように、ブレーズ型のパターンの回折格子も用いることができる。
このようにして、偏光の方向が往路と90度変化され、所定数に分割された反射レーザ光R0,R1およびR−1は、PBS23の偏光面で反射され、フォーカスレンズ27を介してフォトディテクタ28のそれぞれの受光領域に、集光される。
図2は、図1に示した光ヘッド装置のホログラム回折素子により分割された反射レーザ光と、光検出器の受光面の受光領域との関係を示す。
既に説明したように、ホログラム回折素子(HOE)24は、バイナリ型の回折格子である。従って、ホログラム24を通過した光ビーム(反射レーザ光)は、0次光R0と、1次回折光R1と、−1次回折光R−1に分割される。なお、HOE24は、光ディスクDの半径方向(ラジアル方向)と同ディスクの記録面のトラック(案内溝)あるいは記録マーク列の接線方向(タンジェンシャル方向)のそれぞれの方向に、所定数に分割されている。
HOE24により分割された反射レーザ光R0,R1,R−1は、光検出器28の0次光検出領域28−0、1次回折光検出領域28+1、−1次回折光検出領域28−1のそれぞれに結像される。なお、詳述しないが、1次回折光検出領域28+1は、例えば互いに直交する2本の分割線により区分された検出(受光)領域を有し、例えば周知のナイフエッジ法あるいはダブルナイフエッジ法により、フォーカスエラー信号を得る。また、−1次回折光検出領域28−1は、例えばHOE24による分割数に応じて規定される数(図2の例では1×4)の受光(検出)領域が平行に配列されたもので、例えば周知の位相差法により、トラッキングエラー信号を得る。
それぞれの検出領域からの出力は、図示しないI/V変換器(プリアンプ)により所定レベルまで増幅され、後段の信号処理部12に供給される。
信号処理部12は、フォーカスエラー処理部12fとトラッキングエラー処理部12tとRF検出部12sを有し、フォーカスエラー処理部12fには、1次回折光検出領域28+1からの出力が入力される。同様に、トラッキングエラー処理部12tには、−1次回折光検出領域28−1からの出力が入力される。これに対し、RF検出部12sには、0次光検出領域28−0からの出力と1次回折光検出領域28+1からの出力のそれぞれが入力される。
図3および図4は、図1に示した光ディスク装置においてホログラム回折素子の種類とレーザ素子から出射されるレーザ光の波長と回折効率との関係を示す。
図3は、ホログラム回折素子をバイナリ型とした場合のレーザ光の波長と回折効率との関係を示し、「0次光」のみの場合(曲線a)、「+1次回折光」のみの場合(曲線b)、「0次光に±1次回折光」を加算した場合(曲線c)、のそれぞれにおける回折効率を示している。
図3から明らかなように、回折効率は、『0次光に±1次回折光』を加算した(曲線c)で、最も効率が高いことが認められる。
このように、回折格子をバイナリ型とし、大きな信号レベルが要求されるRF検出系については、0次光と±1次回折光を足し合わせることで、レーザ光の波長変動の影響を受けにくい信号再生系が達成される。
図4は、ホログラム回折素子をブレーズ型とした場合のレーザ光の波長と回折効率との関係を示し、「0次光」のみの場合(曲線a)、「+1次回折光」のみの場合(曲線b)、「0次光に+1次回折光」を加算した場合(曲線c)、のそれぞれにおける回折効率を示している。
図4から明らかなように、回折効率は、『0次光』のみ(曲線a)においては、「0」であるから、「+1次回折光」のみの場合(曲線b)または「0次光に+1次回折光」を加算した場合(曲線c)において、高い回折効率が得られる。
従って、回折格子をバイナリ型とする場合には「0次光と±1次回折光」からRF信号を得ること、および回折格子をブレーズ型とする場合には「1次回折光」もしくは「0次光と+1次回折光」のみからRF信号を得ることが、出力信号とノイズ成分との比すなわちS/N比を高めるために有益である。
次に、図1に示した光ディスク装置を、記録密度の異なる光ディスクへの情報の記録、あるいは情報の再生が可能な複数の波長の光を出射するレーザ素子を有する装置とした例を示す。
図5は、図1に示した光ディスク装置の別の実施の形態の一例を示す。なお、図5に示す光ディスク装置において、図5に示した要素と同一または類似した要素構成には、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。また、図5に示す光ディスク装置は、図1に示した光ディスク装置を、異なる記録密度の光ディスクに情報を記録し、または情報を再生し、もしくは情報を消去可能としたものである。
図5に示す光ディスク装置101は、第1の波長、例えば405nmの波長のレーザ光を出力する第1レーザ素子131、第1の波長とは異なる第2の波長、例えば650nmのレーザ光を出力する第2レーザ素子132、第1および第2のレーザ素子131および132から出力されたレーザ光を、実質的に同一の光路に重ね合わせる光合成素子(ダイクロイックプリズム)133を有する。なお、第1レーザ素子131から出力される光の波長は、例えば400〜410nmであってもよい。また、第2レーザ素子132からのレーザ光の波長は、例えば645〜655nmであってもよい。
第1レーザ素子131および第2レーザ素子132は、ダイクロイックプリズム133とともに、光ヘッド装置111として一体に組み立てられている。
第1レーザ素子131からの波長405nmのレーザ光は、ダイクロイックプリズム133の波長選択膜を通過し、コリメートレンズ22によりコリメートされ、偏光ビームスプリッタ23、ホログラム回折素子24を通って、対物レンズ25に案内される。なお、対物レンズ25により所定の集束性が与えられた波長405nmのレーザ光は、光ディスクの詳述しないカバー層を透過し、トラックピッチが約0.4μmのHD DVD規格の光ディスクへの情報の記録あるいは情報の再生もしくは情報の消去に利用される。
第2レーザ素子132からの波長650nmのレーザ光は、ダイクロイックプリズム133の波長選択膜で反射され、第1レーザ素子131からの波長405nmのレーザ光と同一の光路を通り、コリメートレンズ22によりコリメートされ、偏光ビームスプリッタ23、ホログラム回折素子24を通って、対物レンズ25に案内される。また、対物レンズ25により所定の集束性が与えられた波長650nmのレーザ光は、光ディスクの詳述しないカバー層を透過し、トラックピッチが約0.68μmのDVD規格の光ディスクへの情報の記録あるいは情報の再生もしくは情報の消去に利用される。
光ディスクDの記録面で反射された所定波長の反射レーザ光は、対物レンズ25により捕捉され、対物レンズ25により概ね平行な断面ビーム形状に変換され、偏光ビームスプリッタ23に戻される。
偏光ビームスプリッタ23に戻された反射レーザ光は、その偏光面で反射され、フォーカスレンズ27により光検出器(フォトダイオード)28の受光面に結像される。なお、光検出器28の受光面は、HOE(光回折素子)24を通過されることにより所定個数に分割される反射レーザ光の分割数、および後段の信号処理に合わせて設定された検出領域(受光領域)の配列および形状を有する。すなわち、HOE24には、光検出器28の検出領域の配列および形状に対応して、反射レーザ光を所定の分割数および形状に分割可能な回折パターンが与えられている。
光検出器28の個々の受光部から出力された電流は、図示しないI/Vアンプにより電圧に変換された後、信号処理部12により、例えばRF(再生)信号、フォーカスエラー信号、およびトラッキングエラー信号等に利用可能に、演算処理される。
なお、光検出器28は、図2により既に説明したと同様に、HOE24により分割された反射レーザ光のうちの0次光(非回折光)R0を受光する0次光検出領域28−0,+1次回折光)R1を受光する+1次光検出領域28+1,−1次回折光R−1を受光する−1次光検出領域28−1を有する。
それぞれの検出領域からの出力は、図示しないI/V変換器(プリアンプ)により所定レベルまで増幅され、後段の信号処理部12に供給される。
以下、図3および図4に示したと同様に、図5に示した光ディスク装置においてホログラム回折素子の種類とレーザ素子から出射されるレーザ光の波長と回折効率との関係を示す。この場合、図1に示した光ディスク装置においては、回折素子(ホログラム素子)は1種類のみであるから、波長405nmを基準として設計された回折素子に、波長650nmのレーザ光を通過させる場合について説明する。
図6は、ホログラム回折素子をバイナリ型とした場合のレーザ光の波長(650nm)と回折効率との関係を示し、「0次光」のみの場合(曲線a)、「+1次回折光」のみの場合(曲線b)、「0次光に±1次回折光」を加算した場合(曲線c)、のそれぞれにおける回折効率を示している。
図6に示される通り、波長405nmに対して設計されたバイナリ型回折格子に650nmのレーザ光を通過させた場合であっても、『0次光に±1次回折光』を加算した(曲線c)の場合に、回折効率が最も効率が高いことが認められる。
図7は、ホログラム回折素子をブレーズ型とし、図6と同様に、波長405nmを基準として設計された回折素子に、波長650nmのレーザ光を通過させる場合について場合のレーザ光の波長と回折効率との関係を示し、「0次光」のみの場合(曲線a)、「+1次回折光」のみの場合(曲線b)、「0次光に+1次回折光」を加算した場合(曲線c)、のそれぞれにおける回折効率を示している。
図7から明らかなように、波長405nmを基準として設計された回折素子に、波長650nmのレーザ光を通過させた場合には、『0次光』のみ(曲線a)においても所定レベルの回折効率が得られ、「+1次回折光」のみの場合(曲線b)には、効率が向上することが認められる。従って、「0次光に+1次回折光」を加算した場合(曲線c)において、最も、高い回折効率が得られる。
すなわち、波長405nmのレーザ光に合わせて設計された回折パターンが与えられたブレーズ型格子に波長650nmのレーザ光を通過させた場合であっても、所定レベルの回折効率が得られることが認められる。
図8は、図3および図6に示したバイナリ型回折格子の溝の深さの偏差(深さずれ)と405nmの波長のレーザ光(HD DVD規格向け)および650nmの波長のレーザ光(DVD規格(現行)向け)のそれぞれの回折効率を示している。
図8に示されるとおり、格子パターンの溝の深さの偏差(深さずれ)に対しては、波長405nmのレーザ光の0次光(曲線p)については、その変動がほとんど無く、同405nmのレーザ光の+1次回折光(曲線q)において、概ね20%であることが認められる。また、波長650nmのレーザ光の0次光(曲線r)および+1次回折光(曲線s)においては、いずれも概ね40%であることが認められる。
図9は、図4および図7に示したブレーズ型回折格子の溝の深さの偏差(深さずれ)と405nmの波長のレーザ光(HD DVD規格向け)および650nmの波長のレーザ光(DVD規格(現行)向け)のそれぞれの回折効率を示している。
図9に示されるとおり、格子パターンの溝の深さの偏差(深さずれ)に対しては、波長405nmのレーザ光の0次光(曲線p)については、その変動がほとんど無く、同405nmのレーザ光の+1次回折光(曲線q)において、概ね100%であることが認められる。また、波長650nmのレーザ光の0次光(曲線r)においては、概ね20%であり、同+1次回折光(曲線s)においては、概ね60%に達することが認められる。
なお、図10および図11は、図6ないし図9により説明したDVD規格の光ディスクからの再生信号を「+1次回折光」のみ(曲線m)もしくは「0次光と±1次回折光」の和(曲線n)により得る場合に、波長の変化に対する出力の変動の程度を示している。なお、RF受光量(縦軸)は、基準値からの変動量を示している。
また、図12および図13は、それぞれ、HD DVDを基準とした溝の深さの変化に対する出力の変動の程度を示している。なお、図12および図13においては、波長405nm(HD DVD向け)が曲線uで、波長650nm(DVD向け)の「±1次回折光のみ」が曲線vで、同DVD向けの「±1次回折光と0次光」の合計が曲線wで、それぞれ、示されている。
以上説明したように、光ディスク装置において、ホログラム回折素子を、バイナリ型、あるいはブレーズ型とする場合に、ブレーズ格子は、理論上は、回折効率が1になるが、実際のブレーズ格子は、ステップ(階段)状の擬似ブレーズであることが多く、そのためステップ数が少ないと回折効率が0.7程度になる。この条件を、バイナリ型の回折格子に適用すると、回折効率は、0.8程度に向上されることが認められる。
また、HD DVD規格とDVD規格の両ディスクから情報を再生可能とする場合、HD DVDで最適化した(波長405nmを基準として設計した)ブレーズHOEでは、DVD規格のディスクに対しては、RF信号を、「+1次回折光」のみよりも「0次光+1次回折光」から検出する場合に、より検出用光ビーム(反射レーザ光)の光量を効率よく確保できる(検出光量が高められる)ことが認められる。
また、HD DVDで最適化した(波長405nmを基準として設計した)バイナリ型HOEでは、DVD規格のディスクに対しては、+1次回折光もしくは−1次回折光もしくは+1次回折光と−1次回折光加算のいずれを用いる場合よりも、0次光+±1次回折光とする(「0次光」+「+1次回折光」+「−1次回折光」の全てを合計する)ことがにより、より検出用光ビーム(反射レーザ光)の光量を効率よく確保できる(検出光量が高められる)ことが認められる。
すなわち、計算結果として、バイナリ(0次光と±1次回折光が発生する)のときに、RFとして、±1次回折光のみよりも0次光と±1次回折光をすべて足し合わせた方がよい。また、ブレーズ(0次光+1次光が発生する)のときには、RFとして、+1次光のみよりも0次光と+1次回折光のすべて足し合わせることがこのましい。
例えば、図11に示したように、溝深さが変化したときには、回折格子をブレーズ型とする場合には、HD/DVDのいずれにおいてもRF信号振幅値は、
RF(HD)における「+1次回折光の受光量」を1.0とする場合、
RF(DVD)においては、「同」0.612
であり、
RF(DVD)において、「0次光+1次回折光」とした場合の受光量は、
0.836
となる。
また、HD/DVDのRF信号振幅の変動率は、
RF(HD)において、「+1次回折光」については、−0.0001[1/nm]
であり、
RF(DVD)において、「+1次回折光」については、−0.0042[1/nm]
となる。一方、
RF(DVD)において、「0次光と+1次回折光」とした場合には、0.0007[1/nm]
である。
以上から、DVDのRF信号として「0次光+1次回折光」を「1次光のみ」と比較した場合、
溝深さによるRF変動率が1/4
受光量は1.4倍
となる。
同様に、図13に示したように、波長によるRF変動率も、
波長によるRF変動率が1/6
となる。
また、図11に示したように、溝深さが変化したときには、回折格子をバイナリ型とする場合には、HD/DVDのいずれにおいてもRF信号振幅値は、
RF(HD)における「±1次回折光の受光量」を0.811とする場合、
RF(DVD)においては、「同」0.444
であり、
RF(DVD)において、「0次光と±1次回折光」とした場合の受光量は、
0.896
となる。
また、HD/DVDのRF信号振幅の変動率は、
RF(HD)において、「±1次回折光」については、0.000[1/nm]
であり、
RF(DVD)において、「±1次回折光」については、−0.004[1/nm]
となる。一方、
RF(DVD)において、「0次光と±1次回折光」とした場合には、−0.001[1/nm]
である。
これより、DVDのRF信号として「0次光と±1次回折光」を「±1次回折光」と比較した場合、
溝深さによるRF変動率が1/4
受光量は2倍
となる。
同様に、図13に示したように、波長によるRF変動率も、
波長によるRF変動率が1/9
となる。
以上説明したように、回折格子の特性に合わせ、分割された反射レーザ光のうちの「0次光」と「+1次回折光」もしくは「0次光」と「+1次回折光」と「−1次回折光」の全てを、RF信号の検出に加算して供給することで、光量を大きくするだけではなく光量変動を小さくすることができるため、後段に設けられる信号処理系に余裕が得られ、記録層の反射率の低い光ディスクや複数の記録層と中間層を有する光ディスクからの信号の再生が安定化される。また、光ディスク装置としての信頼性も向上される。
なお、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々な変形もしくは変更が可能である。また、個々の実施の形態は、可能な限り適宜組み合わせて実施されてもよく、その場合、組み合わせによる効果が得られる。
本発明が適用可能な光ディスク装置の一例を示す概略図。 図1に示した光ディスク装置の光ヘッド装置における光分割素子と光検出器との結像関係およびRF出力信号の組み合わせの一例を示す概略図。 図1に示した光ヘッド装置におけるレーザ素子からのレーザ光の波長と回折効率(バイナリ型)の関係を説明する概略図。 図1に示した光ヘッド装置におけるレーザ素子からのレーザ光の波長と回折効率(ブレーズ型)の関係を説明する概略図。 図1に示した光ディスク装置の別の実施の形態の一例を示す概略図。 図3に示した回折格子を図5に示した光ディスク装置に適用した場合のレーザ光の波長と回折効率(バイナリ型)の関係を説明する概略図。 図4に示した回折格子を図5に示した光ディスク装置に適用した場合のレーザ光の波長と回折効率(ブレーズ型)の関係を説明する概略図。 図3に示した回折格子を図5に示した光ディスク装置に適用した場合の回折格子の溝の深さと回折効率(バイナリ型)の関係を説明する概略図。 図4に示した回折格子を図5に示した光ディスク装置に適用した場合の回折格子の溝の深さと回折効率(ブレーズ型)の関係を説明する概略図。 図3に示した回折格子(バイナリ型)を図5に示した光ディスク装置に適用した場合のRF出力の変化(波長依存)を説明する概略図。 図4に示した回折格子(ブレーズ型)を図5に示した光ディスク装置に適用した場合のRF出力の変化(波長依存)を説明する概略図。 図3に示した回折格子(バイナリ型)を図5に示した光ディスク装置に適用した場合のRF出力の変化(溝の深さ依存)を説明する概略図。 図4に示した回折格子(ブレーズ型)を図5に示した光ディスク装置に適用した場合のRF出力の変化(溝の深さ依存)を説明する概略図。
符号の説明
1…光ディスク装置(情報記録再生装置)、11…光ヘッド(光ピックアップ)装置、12…信号処理部、12s…RF検出部、12f…フォーカスエラー処理部、12t…トラッキングエラー処理部、13…対物レンズ駆動回路、14…レーザドライバ、15…コントローラ、21…(出力光の波長405nmの)光源、22…コリメートレンズ、23…偏光ビームスプリッタ、24…光回折素子(HOE,光分割手段)、25…対物レンズ、26…対物レンズ駆動機構、27…結像レンズ、28…光検出器、28+1…+1次回折光検出部、28−0…0次光検出部、28−1…−1次回折光検出路、131…第1の光源(波長405nm)、132…第2の光源(波長650nm)、133…光結合プリズム、D…光ディスク(記録媒体)。

Claims (8)

  1. 記録媒体の記録面で反射された光を捕捉する対物レンズと、
    前記対物レンズにより捕捉された光を、その光の波長に応じて予め決められている所定の方向に回折させる光回折素子と、
    前記光回折素子を通過した非回折光を検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第1の光検出器と、
    前記光回折素子により回折された光を、その回折角度に応じて予め決められた位置で検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第2の光検出器と、
    前記第1の光検出器からの出力に、前記第2の光検出器からの出力のうち、前記回折光の少なくとも1つの成分に対応する出力を加算して出力する信号出力部と、
    を有することを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記第2の光検出器は、前記第2の光検出器からの前記回折光の全てに対応する出力を加算して出力することを特徴とする請求項1記載の光ヘッド装置。
  3. 記録媒体の記録面で反射された光を捕捉する対物レンズと、
    第1の波長の光および第1の波長の光とは異なる波長の第2の波長さらに第3の波長の光のそれぞれに対して所定の回折効率を有し、前記対物レンズにより捕捉された光をその光の波長に応じて予め決められている所定の方向に回折させる光回折素子と、
    前記光回折素子を通過した非回折光を検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第1の光検出器と、
    前記光回折素子により回折された光を、その回折角度に応じて予め決められた位置で検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第2の光検出器と、
    前記第1の光検出器からの出力に、前記第2の光検出器からの出力のうち、前記回折光の少なくとも1つの成分に対応する出力を加算して出力する信号出力部と、
    を有することを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 前記第2の光検出器は、前記第2の光検出器からの前記回折光の全てに対応する出力を加算して出力することを特徴とする請求項3載の光ヘッド装置。
  5. 前記光回折素子は、非回折光と±1次回折光を生起するバイナリ型であることを特徴とする請求項3または4記載の光ヘッド装置。
  6. 前記光回折素子は、通過する光を非回折光と所定の一方向に+1次回折光を生起するブレーズ型であることを特徴とする請求項3または4記載の光ヘッド装置。
  7. 記録媒体の記録面で反射された光を捕捉する対物レンズと、前記対物レンズにより捕捉された光を、その光の波長に応じて予め決められている所定の方向に回折させる光回折素子と、前記光回折素子を通過した非回折光を検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第1の光検出器と、前記光回折素子により回折された光を、その回折角度に応じて予め決められた位置で検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第2の光検出器と、前記第1の光検出器からの出力に、前記第2の光検出器からの出力のうち、前記回折光の少なくとも1つの成分に対応する出力を加算して出力する信号出力部と、を有することを特徴とする光ヘッド装置と、
    前記信号処理部からの出力から前記記録媒体に記録されている情報を再生する信号処理装置と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
  8. 記録媒体の記録面で反射された光を捕捉する対物レンズと、第1の波長の光および第1の波長の光とは異なる波長の第2の波長さらに第3の波長の光のそれぞれに対して所定の回折効率を有し、前記対物レンズにより捕捉された光をその光の波長に応じて予め決められている所定の方向に回折させる光回折素子と、前記光回折素子を通過した非回折光を検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第1の光検出器と、前記光回折素子により回折された光を、その回折角度に応じて予め決められた位置で検出し、その光強度に対応する大きさの出力信号を生起する第2の光検出器と、前記第1の光検出器からの出力に、前記第2の光検出器からの出力のうち、前記回折光の少なくとも1つの成分に対応する出力を加算して出力する信号出力部と、を有することを特徴とする光ヘッド装置と、
    前記信号処理部からの出力から前記記録媒体に記録されている情報を再生する信号処理装置と、
    を有することを特徴とする光ディスク装置。
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